JPH0677827A - A/d変換器評価装置 - Google Patents

A/d変換器評価装置

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JPH0677827A
JPH0677827A JP19114992A JP19114992A JPH0677827A JP H0677827 A JPH0677827 A JP H0677827A JP 19114992 A JP19114992 A JP 19114992A JP 19114992 A JP19114992 A JP 19114992A JP H0677827 A JPH0677827 A JP H0677827A
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JP19114992A
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Inventor
Mamoru Mukai
衛 向井
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ASAMA EREKURAFUTO KK
Takamisawa Cybernetics Co Ltd
Original Assignee
ASAMA EREKURAFUTO KK
Takamisawa Cybernetics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汎用性のあるA/D変換器評価装置を提供す
る。 【構成】 被測定A/D変換器の動作に必要な制御信号
と出力される変換データを測定することとし、制御信号
が入力されると、被測定A/D変換器の制御信号形式や
変換データ出力形式を示す特徴データと制御信号とを比
較することで同期を取りながら制御信号と変換データを
入力するようにした。被測定A/D変換器の種類毎に特
徴データを予め保持しておき、被測定A/D変換器の種
類を指定して測定を開始するだけで、指定した被測定A
/D変換器との同期を取って測定のための入力を行う構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、A/D変換器のスタテ
ィック特性及びダイナミック特性等の測定及び評価を行
うためのA/D変換器評価装置に関し、特に、電子機器
に組込まれた状態のA/D変換器の特性評価をも特別な
ツールを必要とせずに実施することができるようにした
汎用性を有するA/D変換器評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル信号処理技術の発展に
伴って、A/D変換器を内蔵する電子機器が急増してお
り、これらの電子機器の性能がA/D変換器の特性に左
右されることから、A/D変換器のスタティック特性及
びダイナミック特性等の測定及び評価を行うためのA/
D変換器評価装置の必要性が高まってきている。
【0003】従来は、半導体メーカー等が専用のA/D
変換器評価装置を所有しており、単品のA/D変換器を
A/D変換器評価装置に装着することによって製品出荷
前の特性試験等を行う場合があるが、あくまでも商品と
しての特定品種のA/D変換器を単品で評価するに止ま
っている。したがって、例えば、A/D変換器を購入し
て使用するユーザー等が自己開発等した電子機器に一体
に組込まれて特有の使われ方をしているA/D変換器を
評価することができるような汎用性のあるA/D変換器
評価装置は開発されていなかった。
【0004】そこで、ユーザー等は、自己の電子機器に
のみ適用される専用測定ツールを自己開発して使用して
いるのが現状であり、測定すべき電子機器の仕様が変わ
ればその度に仕様変更に応じた他の専用測定ツールを開
発しなければならないという煩雑さがあった。
【0005】このような専用測定ツールの従来の一般的
構成を述れば、電子機器に組込まれているA/D変換器
のアナログ入力端子又は電子機器内の所定の端子に発生
する電圧を測定する高精度の直流電圧計と、該A/D変
換器が出力する変換データを読取るマイクロコンピュー
タ等を内蔵した測定用デジタル回路とを備え、上記直流
電圧計の計測値とデジタル回路の読取り値との一致性等
を比較・評価することによって特性の良否を判断するよ
うにしていた。このような測定ツールは、高分解能の特
性評価を必要とせず、又、スタティック特性のみを測定
する場合には簡易な手段と言える。
【0006】しかし、分解能、分解精度、周波数応答特
性、雑音特性等のダイナミック特性を評価する場合に
は、更に高度の測定ツールの開発技術が要求される。こ
れに対処するためには、電子機器に組込まれているA/
D変換器のアナログ入力端子又は電子機器内の所定の端
子に発生する電圧を高精度の直流電圧計で測定すると共
に、該A/D変換器のデジタル出力をマイクロコンピュ
ータ等を内蔵した測定用デジタル回路で読取り、上記直
流電圧計の計測値と測定用デジタル回路の読取り値との
一致性等を有効ビット数の範囲内で比較・評価すること
によってスタティック特性を評価し、更に、電圧及び周
波数設定精度の優れた信号発生器を用いて、許容振幅及
び規定周波数範囲内の適宜の正弦波信号等をA/D変換
器のアナログ入力端子等に供給して、A/D変換された
デジタル出力をマイクロコンピュータ等を適用した測定
用デジタル回路で読取り、更に、デジタル高速フーリエ
変換(DFFT)演算を行うことによってスペクトラム
を求め、このスペクトラム分布に基いてダイナミック特
性を評価するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、スタティック特性は比較的簡単な回路構成の測定ツ
ール等を適用することができるが、他方のダイナミック
特性を測定するための測定ツールは、例えば、A/D変
換器特有の仕様と上記測定用デジタル回路に内蔵されて
いるマイクロコンピュータの仕様との整合性をとる等の
ための専用インターフェースを開発したり、種類の異な
るA/D変換器の最大スパン(入力信号の最大振幅)に
対応した上記DFFT演算を行うことができる測定用デ
ジタル回路を開発する必要がある等、回路設計者や保守
管理者等のユーザーにとって大きな負担となっていた。
【0008】本発明は、このような従来の解決すべき課
題に鑑みて成されたものであり、A/D変換器を、種類
に関わらず且つ電子機器に組み付けられたものであって
も、高精度且つ簡易に測定評価することができる汎用性
を有するA/D変換器評価装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】被測定A/D変換器の種
類に対応する特徴データを予め保持する手段と、被測定
A/D変換器を動作させるための制御信号を測定データ
として入力するコントロールバッファ手段と、被測定A
/D変換器の変換データを測定データとして入力するデ
ータバッファ手段と、被測定A/D変換器を動作させる
ための制御信号を入力し、該制御信号と上記特徴データ
を比較することによって被測定A/D変換器の動作と同
期を取り、上記コントロールバッファ手段とデータバッ
ファ手段による測定データの入力タイミングを逐次設定
するタイミング制御手段と、上記コントロールバッファ
手段とデータバッファ手段に逐次入力された測定データ
を保持する記憶手段と、該記憶手段に保持された測定デ
ータを所定のデータ形式に変換し、該変換された測定デ
ータについて所定の演算を行う信号制御手段とを少なく
とも備える構成とした。
【0010】
【作用】かかる構成によると、タイミング制御手段が上
記特徴データに基づいて被測定A/D変換器の動作に同
期することとなり、更に、タイミング制御手段によって
上記コントロールバッファ手段とデータバッファ手段の
測定データの入力タイミングが被測定A/D変換器の動
作に同期することとなるので、被測定A/D変換器の測
定が可能となる。そして、被測定A/D変換器の種類に
応じた特徴データによってかかる同期が取られるので、
被測定A/D変換器の種類を問わず測定が可能となり、
極めて汎用性に富んでいる。
【0011】
【実施例】以下、本発明によるA/D変換器評価装置の
一実施例を図面と共に説明する。
【0012】まず、外観構造を図1に基いて説明する
と、箱型で携帯可能な大きさの装置本体2の一側端は操
作パネル部4となっており、後述するデジタル信号制御
回路22がデジタル高速フーリエ変換(DFFT)によ
り求めたスペクトラム等を表示するための液晶ディスプ
レー6と、ユーザーが各種の測定条件を設定するための
操作ボタンやスイッチ類等が設けられている。
【0013】装置本体2の他端には、後述するデータサ
ンプリング同期回路36に接続されている多ピンコネク
タ(図示せず)を介して測定用プローブユニット8が着
脱可能に連結されるようになっている。即ち、測定用プ
ローブユニット8は、装置本体2の他端に設けられてい
る上記の多ピンコネクタに着脱可能に連結されるケーブ
ル10と、ケーブル10の先端に接続されるインターフ
ェースユニット12と、インターフェースユニット12
から延設されたコネクタピン群14で構成されている。
ここで、ケーブル10は多数配線を有するフラットケー
ブル等が適用され、データサンプリング同期回路36と
インターフェースユニット12との間で多チャンネルの
データ転送を行うようになっている。又、この実施例で
は、図2中の符号A〜E,D0〜D15,GNDで示され
るように、コネクタピン群14は22本のコネクタピン
から成っており、被測定A/D変換器16の制御入力端
子と変換データを出力するデータ出力端子等に接続させ
易くするためのフック機構等が夫々の先端部に設けられ
ている。尚、上記符号付けされた各コネクタピンを14
A 〜14E ,14D0〜14D15 ,14GND として以下に
説明する。
【0014】更に、装置本体2の他端に設けられたRS
232C規格等の接続端子を介してパーソナルコンピュ
ータ等の外部機器18を接続することができるようにな
っている。
【0015】次に装置本体2の内部回路の構成を図2に
基いて説明する。
【0016】内部回路は、信号処理部20とアナログ信
号処理部34を備え、信号処理部20は、デジタル信号
制御回路(例えば、モトローラ社製デジタルシグナルプ
ロセッサ、製品番号M56001等のIC及び付属素子
で構成される)22と、読出し専用メモリ(ROM)2
6、ランダムアクセスメモリ(RAM)28、操作パネ
ル部4に設けられた液晶ディスプレー6及び操作ボタン
等の間でデータの授受を行うための操作パネルインター
フェース回路30、外部機器18の間でデータの授受を
行うためのRS232C規格のインターフェース回路3
2、データサンプリング同期回路36等を有し、夫々、
データバスとアドレスバス及びコントロールバス(以
下、単にバスという)24を介して相互に接続されてい
る。又、バス24にはアナログ信号処理部34も接続さ
れている。
【0017】更に、デジタル信号制御回路22にはRO
M38とRAM40が接続され、ROM38には、デジ
タル信号制御回路22の動作用プログラムと、DFFT
演算を行うための所定の演算プログラムと、被測定A/
D変換器の種類毎の特徴データを予め記憶している。こ
こで、被測定A/D変換器の種類の違いによって、その
A/D変換器の動作制御を行うための制御信号の形式の
違いと、最大スパンに対応する変換データのビット数の
違い、変換データのビット配列の違い、複数分割して変
換データを出力したり、変換データをシリアル又はパラ
レル出力する等の様々な出力形式の違いがあるので、こ
れらの制御信号の形式と変換データの出力形式の情報を
被測定A/D変換器の種類毎に特徴データとしてROM
38に予め記憶している。尚、これらの特徴データは市
場に出回っているカタログデータ等に基いて作成され
る。一方、RAM40は、DFFT演算を行う際に被演
算データや演算途中のデータを格納したり、演算結果の
スペクトラムデータを格納する等に用いられる。
【0018】ROM26は、デジタル信号制御回路22
が装置全体の動作を制御するためのシステムプログラム
が予め記憶されている。RAM28は、測定時に被測定
A/D変換器から入力される変換データを記憶するため
にある。そして、低雑音スイッチング電源回路42が商
用交流電源から所定電圧の駆動電源を発生して装置全体
に供給するようになっている。
【0019】次に、測定用プローブユニット8の回路構
成を説明する。まず、インターフェースユニット12の
構成を図3に基いて述べると、コネクタピン14A 〜1
E,14D0〜14D15 ,14GND が一対一に対応して
接続される高抵抗RA 〜RE,RD0〜RD15 ,RGND
有し、図示するように、高抵抗RGND を除く他の高抵抗
A 〜RE ,RD0〜RD15 の出力側接点が、不要な高周
波ノイズを除去するための高域除去フィルタ44A 〜4
E ,44D0〜44D15 を介して比較器46A〜4
E ,46D0〜46D15 の非反転入力接点に接続されて
いる。
【0020】一方、高抵抗RGND の出力側接点がグラン
ドレベル検出回路48に接続され、グランドレベル検出
回路48の出力接点が基準電圧発生回路50に接続さ
れ、基準電圧発生回路50の出力接点が比較器46A
46E ,46D0〜46D15 の反転入力端子に接続されて
いる。
【0021】ここで、コネクタピン14A 〜14E は、
被測定A/D変換器の動作を制御するために被測定電子
機器で発生される制御信号を測定するために使用され、
測定の際には、例えば被測定A/D変換器の制御信号入
力端子等に接続される。一方、コネクタピン14D0〜1
D15 は、被測定A/D変換器の変換データを測定する
ために使用され、測定の際には、例えば被測定A/D変
換器の変換データ出力端子等に接続される。コネクタピ
ン14GND は被測定A/D変換器のグランドに接続され
る。このように、コネクタピン14A 〜14E ,14D0
〜14D15 ,14GND の用途が決められている。
【0022】そして、コネクタピン14A 〜14E ,1
D0〜14D15 ,14GND を被測定A/D変換器の上記
所定の端子等に接続して、被測定電子機器及びこれに内
蔵されている被測定A/D変換器を動作させた状態で測
定を行うと、コネクタピン14GND に接続されているグ
ランドレベル検出回路48が、被測定A/D変換器のグ
ランドレベルと装置本体2のグランドレベルとの電位差
を計測し、基準電圧発生回路50がこの電位差(即ち、
オフセット電位)を補償した基準電圧VREF を発生し、
比較器46A 〜46E ,46D0〜46D15 が、コネクタ
ピン14A 〜14E ,14D0〜14D15 及び高域除去フ
ィルタ44A 〜44E ,44D0〜44D15 を介して入力
される夫々の測定データを基準電圧VREF に基いて2値
化することにより波形整形を行う。即ち、グランドレベ
ル検出回路48と基準電圧発生回路50は、被測定A/
D変換器のグランドレベルとA/D変換器評価装置のグ
ランドレベルとの差分を補償するための補償手段として
機能する。尚、この実施例では、基準電圧VREF をTT
Lレベルに設定することによって、TTLレベルの信号
処理を行うようになっている。
【0023】次に、データサンプリング同期回路36の
構成を説明すると、インターフェースユニット12の比
較器46A 〜46E の出力接点QA 〜QE がケーブル1
0及び前記多ピンコネクタの所定の配線経路を介してコ
ントロールバッファ回路52及びタイミング制御回路5
4の入力接点PA 〜PE に接続され、比較器46D0〜4
D15 の出力接点QD0〜QD15 がケーブル10及び前記
多ピンコネクタの他の所定配線経路を介してデータバッ
ファ回路56の入力接点PD0〜PD15 に接続されてい
る。
【0024】ここで、コントロールバッファ回路52
は、入力接点PA 〜PE を介して入力される制御信号に
関する測定データを、タイミング制御回路54からのス
トローブ信号ST1に同期して並列にラッチしてバス2
4へ並列に出力するフリップフロップ回路を内蔵し、デ
ータバッファ回路56は、入力接点PD0〜PD15 を介し
て入力される変換データに関する測定データを、タイミ
ング制御回路54からのストローブ信号ST2に同期し
て並列にラッチしてバス24へ並列に出力するフリップ
フロップ回路を内蔵している。
【0025】タイミング制御回路54は、入力接点PA
〜PE を介して入力される制御信号に関する測定データ
からストローブ信号ST1,ST2を発生する機能と、
制御信号に関する測定データを受信したことをデジタル
信号制御回路22へ知らせるための割込み信号IRQを
発生する機能を有する。即ち、タイミング制御回路54
は、ユーザーが被測定A/D変換器の種類を操作パネル
4から指定して測定開始の指示を行うと、デジタル信号
制御回路22からバス24を介して転送されてくる被測
定A/D変換器固有の特徴データCNTを内部レジスタ
(図示せず)に保持し、この特徴データCNTと入力接
点PA 〜PE から入力される測定データとを比較するこ
とによって被測定A/D変換の動作タイミングと同期を
とって割込み信号IRQを出力し、更に、被測定A/D
変換の制御信号の発生タイミングに同期したストローブ
信号ST1を発生することによって制御信号に関する測
定データをコントロールバッファ回路52に保持させる
と共に、変換データの発生タイミングに同期したストロ
ーブ信号ST2を発生することによって変換データに関
する測定データをデータバッファ回路56に保持させ
る。そして、コントロールバッファ回路52とデータバ
ッファ回路56は、ストローブ信号ST1,ST2が発
生する毎に新規の測定データを保持してバス24へ出力
し、デジタル信号制御回路22が、割込み信号IRQに
同期した指定タイミングでこれらの測定データをRAM
28に順次に記憶させるアドレッシング制御を行う。し
たがって、図4に示すようなタイミングでコントロール
バッファ回路52及びデータバッファ回路56による測
定データの授受が行われる。そして、ユーザーが測定終
了を操作パネル4から指示すると、デジタル信号制御回
路22がタイミング制御回路54に対して割込み制御信
号CNTとストローブ信号ST1,ST2の発生を停止
させ、測定を終了するようになっている。
【0026】更に、測定が完了すると、デジタル信号制
御回路22が、ROM40に予め記憶されている被測定
A/D変換器の特徴データに基いて、RAM28の夫々
の測定データを、信号処理可能な所定のデータ形式のデ
ータに編集して再び記憶させ、変換データの出力形式が
A/D変換器の種類によって異なっていても、統一され
たデータ形式の変換データがRAM28に蓄えられるこ
ととなる。
【0027】そして、ユーザーがスペクトラム解析を操
作パネル4から指示すると、デジタル信号制御回路22
が、RAM28の変換データについてDFFT演算し、
これによって得られるスペクトラム分布のデータをRA
M38に記憶させると共に、周波数に対するスペクトラ
ム分布を液晶ディスプレー6に表示させる。尚、表示方
法は、仕様あるいは用途に応じて変更することができる
ようにROM26の表示用プログラムが予め記憶され、
ユーザーが操作パネル12から指定することができるよ
うになっている。
【0028】又、スペクトラム解析だけでなく、RAM
28に蓄えられている変換データを時間軸上のデータと
して液晶ディスプレー6に表示させたり、被測定A/D
変換器の制御信号と変換データとを、測定プローブユニ
ット8で測定したタイミングに合わせて同時に液晶ディ
スプレー6に表示させることにより、ユーザーに被測定
A/D変換器の動作を解析させる等の機能も備えてい
る。
【0029】更に、パーソナルコンピュータ等の外部機
器18からの指示にしたがって、RAM28,38のデ
ータをインターフェース回路32を介して外部機器18
へ転送したり、逆に、外部機器18からこれらのRAM
28,38へデータを転送する等の各種の信号処理を行
うことができる機能を備えている。
【0030】次に、アナログ信号処理部34を説明す
る。図2において、このアナログ信号処理部34は、出
力チャネルと入力チャネルを備え、出力チャネルは、バ
ス24からフォトカプラ58を介して入力されるバイナ
リデータをアナログ信号に変換する18ビットのD/A
変換器60と、該アナログ信号を増幅する出力バッファ
回路62を有し、出力バッファ回路62が発生するアナ
ログ信号を出力プローブ64を介して出力するようにな
っている。一方、入力チャネルは、入力プローブ66を
介して入力されるアナログ信号を増幅する入力バッファ
回路68と、入力バッファ回路68の出力をデジタルの
バイナリデータに変換する18ビットA/D変換器70
と、A/D変換器70から出力されるバイナリデータを
バス24へ転送するフォトカプラ72を有している。
又、信号処理部20とは別電源を備えており、直流電圧
変換器(DC−DCコンバータ)74が、バス24から
フォトカプラ76を介して供給される電圧制御データV
gに対応する電圧を発生して、D/A変換器60と出力
バッファ回路62と入力バッファ回路68とA/D変換
器70に供給する。更に、出力バッファ回路62と入力
バッファ回路68の増幅率が、バス24からフォトカプ
ラ78を介して供給される制御データVsによって可変
調整することができるようになっている。尚、制御デー
タVg,Vsはユーザーが操作パネル4から指定するこ
とができるようになっている。又、D/A変換器60に
供給するバイナリーデータは、外部機器18から供給し
たり、所定のデータをRAM28に格納しておいて操作
パネル4から起動をかけることによって順次に読出して
供給したり、操作パネル4からデジタル信号制御回路2
2へ指定すると適宜の振幅及び周波数の各種波形のアナ
ログ信号を形成することができるデータをデジタル信号
制御回路22が供給するようになっており、夫々選択可
能となっている。一方、A/D変換器70からバス24
を介して入力されるデジタルデータは、デジタル信号制
御回路22によるアドレッシング制御に基いてRAM2
8に格納される。
【0031】尚、このアナログ信号処理部34は、被測
定機器に所望のアナログ信号を供給する信号供給源とし
て使用したり、被測定機器内に発生するアナログ信号を
A/D変換して測定する等の一般的な計測に使用するも
のである。これに対して測定プローブユニット8は、被
測定機器内の被測定A/D変換器から出力される変換デ
ータと制御信号をあくまでも受動的に測定するために使
用されるものである。
【0032】次に、かかるA/D変換器評価装置の使用
態様を図5に基いて説明する。尚、本発明に係わる測定
用プローブユニット8を用いる場合を説明する。まず、
装置本体2の電源をオンにした後、ステップ100にお
いて、ユーザーが、測定用プローブユニット8のコネク
タピン14A 〜14E ,14D0〜14D15 を被測定A/
D変換器の所定の制御入力端子と変換データの出力端子
に接続すると共に、コネクタピン14GND を被測定電子
機器のグランド端子に接続する。次に、ステップ110
において、ユーザーが操作パネル4から被測定A/D変
換器の種類と測定項目(例えば、DFFTの演算結果を
表示する等)の指示を行う。このような操作後に測定開
始を指示すると、ステップ120において、デジタル信
号制御回路22が、データサンプリング同期回路36の
タイミング制御回路54に被測定A/D変換器に関連す
る特徴データCNTを転送し、被測定A/D変換器に対
する固有の測定動作を開始する。即ち、ステップ130
において、被測定A/D変換器の制御信号及び変換デー
タに関する測定データを入力し、ユーザーが測定停止を
指示するまで測定データをRAM28に記憶していく。
そして、ステップ140において、測定停止を検出する
と、ステップ150において、デジタル信号制御回路2
2がRAM28の測定データを所定のデータ形式に変換
し、更に、上記測定項目で指定された信号処理を行い、
処理結果を液晶ディスプレー6に表示させる。例えば、
スペクトラム解析によって被測定A/D変換器のダイナ
ミック特性を測定するように指定した場合には、RAM
28の測定データについてDFFT演算を行い、その演
算結果であるスペクトラム分布を液晶ディスプレー6に
表示させる。
【0033】このように、この実施例によれば、被測定
A/D変換器の種類を指定して、そのA/D変換器の制
御信号入力端子と変換データの出力端子に測定プローブ
ユニットを接続するだけで、特性評価のための測定が可
能となることから、極めて簡単な操作で済む。更に、被
測定A/D変換器に対して何等の信号をも供給すること
なく測定が可能となるので、被測定A/D変換器が電子
機器内に組込まれた状態でしかも電子機器の実際の動作
状態での精度の良い測定が可能となる。又、被測定A/
D変換器の種類を指定するだけで特定のA/D変換器か
らの変換データを採取できるので汎用性に富み、従来の
ような専用測定ツールを製作する等の手間を省くことが
可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
測定A/D変換器の種類に対応する特徴データを予め保
持する手段と、被測定A/D変換器を動作させるための
制御信号を測定データとして入力するコントロールバッ
ファ手段と、被測定A/D変換器の変換データを測定デ
ータとして入力するデータバッファ手段と、被測定A/
D変換器を動作させるための制御信号を入力し、該制御
信号と上記特徴データを比較することによって被測定A
/D変換器の動作と同期を取り、上記コントロールバッ
ファ手段とデータバッファ手段による測定データの入力
タイミングを逐次設定するタイミング制御手段と、上記
コントロールバッファ手段とデータバッファ手段に逐次
入力された測定データを保持する記憶手段と、該記憶手
段に保持された測定データを所定のデータ形式に変換
し、該変換された測定データについて所定の演算を行う
信号制御手段とを少なくとも備える構成としたので、タ
イミング制御手段が特徴データに基づいて被測定A/D
変換器の動作に同期することとなり、更に、タイミング
制御手段によって上記コントロールバッファ手段とデー
タバッファ手段の測定データの入力タイミングが被測定
A/D変換器の動作に同期することとなるので、被測定
A/D変換器の測定が可能となる。そして、被測定A/
D変換器の種類に応じた特徴データによってかかる同期
が取られるので、被測定A/D変換器の種類を問わず測
定が可能となり、極めて汎用性に富んだA/D変換器評
価装置を実現することができる。
【0035】更に、被測定A/D変換器に対して何等か
の制御信号等を供給することなく、被測定A/D変換器
又は被測定電子機器で発生される制御信号及び変換デー
タを測定するので、あくまでも受動的に測定することが
できる。したがって、被測定A/D変換器又は被測定電
子機器に対して何等の影響も与えず、実際の動作状態で
の測定・評価を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観構造を示す斜視図であ
る。
【図2】一実施例の回路構成を示すブロック図である。
【図3】測定プローブユニットに設けられているインタ
ーフェースユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】測定プローブユニットが接続されるデータサン
プリング同期回路の構成を示すブロック図である。
【図5】データサンプリング同期回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図6】実施例の使用手順の一例を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
2…装置本体、4…操作パネル、6…液晶ディスプレ
ー、8…測定プローブユニット、10…ケーブル、12
…インターフェースユニット、14…コネクタピン群、
22…デジタル信号制御回路、24…バス、36…デー
タサンプリング同期回路、14A 〜14E ,14D0〜1
D15 ,14GND …コネクタピン、RA 〜RE ,RD0
D15 ,RGND …高抵抗、44A 〜44E ,44D0〜4
D15 …高域除去フィルタ、46A 〜46E ,46D0
46D15 …比較器、48…グランドレベル検出回路、5
0…基準電圧発生回路、52…コントロールバッファ回
路、54…タイミング制御回路、56…データバッファ
回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定A/D変換器の種類に対応する特
    徴データを予め保持する手段と、 被測定A/D変換器を動作させるための制御信号を測定
    データとして入力するコントロールバッファ手段と、 被測定A/D変換器の変換データを測定データとして入
    力するデータバッファ手段と、 被測定A/D変換器を動作させるための制御信号を入力
    し、該制御信号と上記特徴データを比較することによっ
    て被測定A/D変換器の動作と同期を取り、上記コント
    ロールバッファ手段とデータバッファ手段による測定デ
    ータの入力タイミングを逐次設定するタイミング制御手
    段と、 上記コントロールバッファ手段とデータバッファ手段に
    逐次入力された測定データを保持する記憶手段と、 該記憶手段に保持された測定データを所定のデータ形式
    に変換し、該変換された測定データについて所定の演算
    を行う信号制御手段と、 を具備したことを特徴とするA/D変換器評価装置。
  2. 【請求項2】 前記コントロールバッファ手段とデータ
    バッファ手段に入力される測定データに対して、被測定
    A/D変換器のグランドレベルと装置本体のグランドレ
    ベルとの差分を補償する補償手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載のA/D変換器評価装置。
  3. 【請求項3】 被測定A/D変換器の制御信号入力端子
    と変換データの出力端子に装着されるように使用され、
    夫々の入力端子及び出力端子に発生する測定データを前
    記コントロールバッファ手段とデータバッファ手段に転
    送するコネクタピンを具備することを特徴とする請求項
    1記載のA/D変換器評価装置。
  4. 【請求項4】 前記コネクタピンと、前記コントロール
    バッファ手段とデータバッファ手段の間に、測定データ
    中の高域雑音を除去するためのフィルタが設けられてい
    ることを特徴とする請求項2記載のA/D変換器評価装
    置。
  5. 【請求項5】 前記信号制御手段は、前記変換された測
    定データについてデジタル高速フーリエ変換の演算を行
    うことを特徴とする請求項1記載のA/D変換器評価装
    置。
  6. 【請求項6】 更に、前記信号制御手段の演算結果を表
    示するディスプレー手段を備えることを特徴とする請求
    項1記載のA/D変換器評価装置。
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