JPH0677657U - 衛生カーペット - Google Patents
衛生カーペットInfo
- Publication number
- JPH0677657U JPH0677657U JP1835493U JP1835493U JPH0677657U JP H0677657 U JPH0677657 U JP H0677657U JP 1835493 U JP1835493 U JP 1835493U JP 1835493 U JP1835493 U JP 1835493U JP H0677657 U JPH0677657 U JP H0677657U
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- JP
- Japan
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- base
- carpet
- repellent
- base cloth
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- Pending
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- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
- Carpets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】洗濯しても薬剤が容易に流れ去ってしまわず、
人体に直接薬剤が接触せず、さまざまなカーペットにも
容易に装着でき、ダニ等の不快害虫には直接薬剤が触れ
て効果を発揮する。 【構成】基布2と、その基布2に植設された多数本のパ
イル糸3と、前記基布2の裏面に形成された裏打ち材と
してのラテックス4とからタフテッドカーペット1が形
成される。忌避剤を含んだ綿糸5はパイル糸3の根元に
基布2側、すなわち、タフテッドカーペット1の表側か
らニードルパンチにて固定されている。そして、このフ
ェルト状の繊維、または、不織布5によりパイル糸3の
基端側からパイル糸3の高さの中程まで薬剤含入層6が
形成されている。
人体に直接薬剤が接触せず、さまざまなカーペットにも
容易に装着でき、ダニ等の不快害虫には直接薬剤が触れ
て効果を発揮する。 【構成】基布2と、その基布2に植設された多数本のパ
イル糸3と、前記基布2の裏面に形成された裏打ち材と
してのラテックス4とからタフテッドカーペット1が形
成される。忌避剤を含んだ綿糸5はパイル糸3の根元に
基布2側、すなわち、タフテッドカーペット1の表側か
らニードルパンチにて固定されている。そして、このフ
ェルト状の繊維、または、不織布5によりパイル糸3の
基端側からパイル糸3の高さの中程まで薬剤含入層6が
形成されている。
Description
【0001】
本考案は、カーペット、マット、タイルカーペット等に忌避剤、抗菌剤、防臭 剤加工剤等を含有せしめた衛生カーペットに関するものである。
【0002】
従来から不快害虫等を忌避させるためにカーペットに対して忌避剤を施す種々 の処理が行われている。例えば、下記(1)〜(3)のものがある。 (1)カーペットの基布自体に忌避剤を塗布する。 (2)パイルに忌避剤を含んだ物質にてコーティング加工を行う。 (3)カーペットの裏打ち材に忌避剤を混合する。
【0003】
ところが、従来の技術(1)の例ではカーペットを洗濯すると容易に忌避剤が 流れてしまうという問題点があった。
【0004】 また、従来の技術(2)の例では、忌避剤に人体が直接触れることになるとい う問題点があった。 また、従来の技術(3)の例では、裏打ち材にはさまざまな種類があり、さま ざまな裏打ち材に対応して忌避剤を混合する方法を確立する必要がある。また、 小ロット生産の場合にはコスト高になるという問題点がある。また、たとえダニ には潜り込むという性格があっても、薬剤は基布を通してダニに作用するので、 その作用は間接的であって直接的でないという問題点がある。
【0005】 そこで本考案の目的は、洗濯しても薬剤が容易に流れ去ってしまわず、人体に 直接薬剤が接触せず、さまざまなカーペットにも容易に装着でき、ダニ等の不快 害虫には直接薬剤が触れて効果を発揮することができる衛生カーペットを提供す ることにある。
【0006】
上記問題点を解決するために本考案の請求項1では、基布上に耐不快害虫用の 忌避薬剤を含ませた繊維からなる薬剤含入層を形成し、その基布に対してパイル 糸を植設してパイル糸を綿状層より突出させたことを要旨とする。
【0007】 また、請求項2では、基布とその基布に植設されたパイル糸を備えたカーペッ トにおいて、忌避剤等の機能薬剤を混合した繊維等から構成される基布を形成し たことを要旨とする。
【0008】
このように構成された本考案は、耐不快害虫用の忌避薬剤を含んだ繊維でパイ ル糸の根元あたりに薬剤含入層を作る。また、忌避剤等の機能薬剤を含んだ繊維 で構成される基布によりカーペットを形成する。
【0009】
以下、本考案を具体化した第一実施例を図に基づいて説明する。 図1に示すように、カーペット1は、基布2とその基布2に植設された繊維と しての多数本のパイル糸3と、前記基布2の裏面に形成されたパイル糸抜け止め 用の裏打ち材としてのラテックス4とからなる、いわゆるタフテッドカーペット である。これら各部を構成する材料や形態は、一般的に用いられている物であれ ば特に限定を受けない。例えば、基布2の形態としては、不織布、織布のいずれ でもよい。また、パイル糸3の形態としては、カットパイル、ループパイル、そ れら両者を組み合わせたハイカット・ローループパイル等が挙げられる。(図1 はカットパイルを例示)。パイル糸3は紡績糸であってもフィラメント糸であっ てもよい。基布2やパイル糸3を構成する材料としては、ポリアミド繊維等の合 成樹脂繊維以外にも天然繊維を用いることもできる。
【0010】 前記基布2上には薬剤含入層6が形成されている。薬剤含入層6を構成する綿 はポリプロピレン系繊維からなりこの繊維には忌避剤としての防ダニ剤含有のポ リプロピレン・マスターペレット(アルカマイトMPーPP(大阪化成株式会社 製))が繊維形成時に混合されている。
【0011】 また、防臭剤としてはたとえば、ゼオンクリーン(日本ゼオン株式会社製)が 上げられる。 この忌避剤を含んだ繊維としてのフェルト状の繊維層、または、不織布5を図 1に示すようにパイル糸3の根元に基布2側、すなわち、カーペット1の表側か らニードルパンチにて固定されることにより、薬剤含入層6が形成される。そし て、このフェルト状の繊維層、または、不織布5により形成された薬剤含入層6 はパイル糸3の基端側からパイル糸3の高さの中程までとされている。
【0012】 以上のように構成されたカーペット1は、カーペット1を洗濯しても忌避剤は フェルト状の繊維層、または、不織布5の中に混合されており薬剤含入層6が基 布2に固定されているため容易に流れ去ってしまうことはない。また、忌避剤を 含んだ薬剤含入層6はパイル糸3の根元辺りに設けられているので、忌避剤を含 んだ薬剤含入層6が直接人体に触れることはない。また、カーペットに後から忌 避剤を含んだフェルト状の繊維層、または、不織布5を固定するため、さまざま な種類のカーペットにこの忌避剤を含んだフェルト状の繊維層、または、不織布 5により容易に薬剤含入層6を設けることができる。また、ダニ等の潜り込む性 格のある不快害虫はパイル糸3の下へ潜り込んでくるので、直接忌避剤を含んだ 薬剤含入層6に触れることになり、直接忌避剤を作用させることができる。
【0013】 次に、本考案を具体化した第二実施例ついて説明する。 この実施例では薬剤含入層6が省略されるかわりに第一実施例の忌避剤を混合 した繊維をフェルト状の繊維層、または、この繊維を糸にして織布、不織布を設 け、それを基布9として使用されている。
【0014】 すなわち、図2に示すように、この実施例のカーペット7は、前記基布9とそ の基布9に植設された繊維としての多数本のパイル糸8と、前記基布9の裏面に 形成されたパイル糸抜け止め用の裏打ち材としてのラテックス10とからなる、 いわゆるタフテッドカーペットである。
【0015】 従って、カーペット7を洗濯しても忌避剤は綿糸5の中に混合されているので 容易に流れ去ってしまうことはない。また、パイル糸8が基布9に植設されてい るので、忌避剤を含んだ基布9が直接人体に触れることはない。また、ダニ等の 潜り込む性格のある不快害虫はパイル糸8の下へ潜り込んでくるので、直接忌避 剤を含んだ基布9に触れることになり、直接忌避剤を作用させることができる。
【0016】 なお、この考案は前記実施例に限定されるものではなく、例えば、以下のよう にこの考案の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。
【0017】
以上詳述したように、この考案によれば洗濯しても薬剤が容易に流れ去ってし まわず、人体に直接薬剤が接触せず、さまざまな裏打ち材にも容易に装着でき、 ダニ等の不快害虫には直接薬剤が触れて効果を発揮することができるという優れ た効果がある。
【図1】本考案の第一実施例の断面図である。
【図2】本考案の第二実施例の断面図である。
2…基布、3…パイル糸、5…繊維としてのフェルト状
の繊維層、または、不織布、6…薬剤含入層、8…パイ
ル糸、9…基布。
の繊維層、または、不織布、6…薬剤含入層、8…パイ
ル糸、9…基布。
Claims (2)
- 【請求項1】基布(2)上に耐不快害虫用の忌避薬剤を
含ませた繊維からなる薬剤含入層(6)を形成し、その
基布(2)に対してパイル糸(3)を植設してパイル糸
(3)を綿状層より突出させたことを特徴とする衛生カ
ーペット。 - 【請求項2】基布(9)とその基布(9)に植設された
パイル糸(8)を備えたカーペットにおいて、 忌避剤等の機能薬剤を混合した繊維(5)等から構成さ
れる基布(9)を形成したことを特徴とする衛生カーペ
ット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1835493U JPH0677657U (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 衛生カーペット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1835493U JPH0677657U (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 衛生カーペット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677657U true JPH0677657U (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=11969356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1835493U Pending JPH0677657U (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 衛生カーペット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677657U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60119910A (ja) * | 1983-12-02 | 1985-06-27 | カネボウ株式会社 | 防虫性カ−ペット |
JPH02302212A (ja) * | 1989-05-16 | 1990-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 防虫・消臭カーペット |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP1835493U patent/JPH0677657U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60119910A (ja) * | 1983-12-02 | 1985-06-27 | カネボウ株式会社 | 防虫性カ−ペット |
JPH02302212A (ja) * | 1989-05-16 | 1990-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 防虫・消臭カーペット |
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