JPH0677558A - 磁気センサ装置 - Google Patents
磁気センサ装置Info
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- JPH0677558A JPH0677558A JP4229859A JP22985992A JPH0677558A JP H0677558 A JPH0677558 A JP H0677558A JP 4229859 A JP4229859 A JP 4229859A JP 22985992 A JP22985992 A JP 22985992A JP H0677558 A JPH0677558 A JP H0677558A
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- 230000005389 magnetism Effects 0.000 abstract description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 3
- 230000003068 static effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 1
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 出力電圧の温度ドリフトをキャンセルする。
０Ｈｚの磁気からでも検出可能とする。 【構成】 予め磁気抵抗素子対２の温度に対応した中点
電圧をメモリ６に書き込んでおく。磁気の検出時は、温
度センサ４で得た温度をアドレスとしてメモリ６に与え
て、その温度に応じた電圧を読み出し、基準電圧Ｖｒと
する。差動増幅回路３は、中点電圧Ｖｄと基準電圧Ｖｄ
の差に応じた出力電圧Ｖｏを発生する。 【効果】 磁性歯車などの低回転や静止を広い温度範囲
で正確に検出でき、位置決め制御などの用途に好適に使
用することが出来る。
０Ｈｚの磁気からでも検出可能とする。 【構成】 予め磁気抵抗素子対２の温度に対応した中点
電圧をメモリ６に書き込んでおく。磁気の検出時は、温
度センサ４で得た温度をアドレスとしてメモリ６に与え
て、その温度に応じた電圧を読み出し、基準電圧Ｖｒと
する。差動増幅回路３は、中点電圧Ｖｄと基準電圧Ｖｄ
の差に応じた出力電圧Ｖｏを発生する。 【効果】 磁性歯車などの低回転や静止を広い温度範囲
で正確に検出でき、位置決め制御などの用途に好適に使
用することが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気センサ装置に関
し、さらに詳しくは、出力電圧の温度ドリフトがなく且
つ０Ｈｚの磁気から検出可能な磁気センサ装置に関す
る。
し、さらに詳しくは、出力電圧の温度ドリフトがなく且
つ０Ｈｚの磁気から検出可能な磁気センサ装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図５は、従来の磁気センサ装置の一例の
全体構成図である。この磁気センサ装置５１は、センサ
ブロック６０と信号処理回路ブロック７０とからなる。
センサブロック６０は、２個の磁気抵抗素子２ａ，２ｂ
を直列接続した磁気抵抗素子対２を有している。信号処
理回路ブロック７０は、コンデンサＣと、増幅回路５３
とを有している。
全体構成図である。この磁気センサ装置５１は、センサ
ブロック６０と信号処理回路ブロック７０とからなる。
センサブロック６０は、２個の磁気抵抗素子２ａ，２ｂ
を直列接続した磁気抵抗素子対２を有している。信号処
理回路ブロック７０は、コンデンサＣと、増幅回路５３
とを有している。
【０００３】一般に２個の磁気抵抗素子２ａ，２ｂの温
度特性は一致しないので、温度により中点電圧Ｖｄが変
動する。しかし、温度変動は非常に低周波なので、コン
デンサＣでカットされてしまうから、出力電圧Ｖｏは温
度ドリフトしない。
度特性は一致しないので、温度により中点電圧Ｖｄが変
動する。しかし、温度変動は非常に低周波なので、コン
デンサＣでカットされてしまうから、出力電圧Ｖｏは温
度ドリフトしない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁気センサ
装置５１では、中点電圧Ｖｄの温度変動をコンデンサＣ
でカットしているので、低周波および０Ｈｚの磁気を検
出できない。このため、例えば磁性歯車やプラスチック
磁石の低回転（低周波）や静止（０Ｈｚ）を検出でき
ず、位置決め制御などの用途に使用することが出来ない
問題点がある。そこで、この発明の目的は、出力電圧の
温度ドリフトがなく且つ０Ｈｚの磁気から検出可能な磁
気センサ装置を提供することにある。
装置５１では、中点電圧Ｖｄの温度変動をコンデンサＣ
でカットしているので、低周波および０Ｈｚの磁気を検
出できない。このため、例えば磁性歯車やプラスチック
磁石の低回転（低周波）や静止（０Ｈｚ）を検出でき
ず、位置決め制御などの用途に使用することが出来ない
問題点がある。そこで、この発明の目的は、出力電圧の
温度ドリフトがなく且つ０Ｈｚの磁気から検出可能な磁
気センサ装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明による磁気セン
サ装置は、２個の磁気抵抗素子を直列接続した磁気抵抗
素子対と、その磁気抵抗素子対の「温度−中点電圧」特
性を「アドレス−データ」として格納したメモリと、前
記磁気抵抗素子対の温度を測定する温度測定回路と、そ
の測定した温度を前記メモリのアドレスに変換し前記メ
モリに入力する温度／アドレス変換回路と、前記メモリ
が出力するデータを基準電圧に変換して出力するデータ
／基準電圧変換回路と、その基準電圧と前記磁気抵抗素
子対の中点電圧の差を増幅し出力する差動増幅回路とを
具備したことを構成上の特徴とするものである。
サ装置は、２個の磁気抵抗素子を直列接続した磁気抵抗
素子対と、その磁気抵抗素子対の「温度−中点電圧」特
性を「アドレス−データ」として格納したメモリと、前
記磁気抵抗素子対の温度を測定する温度測定回路と、そ
の測定した温度を前記メモリのアドレスに変換し前記メ
モリに入力する温度／アドレス変換回路と、前記メモリ
が出力するデータを基準電圧に変換して出力するデータ
／基準電圧変換回路と、その基準電圧と前記磁気抵抗素
子対の中点電圧の差を増幅し出力する差動増幅回路とを
具備したことを構成上の特徴とするものである。
【０００６】
【作用】この発明の磁気センサ装置では、予め磁気抵抗
素子対の中点電圧の温度特性をメモリに格納しておき、
磁気を検出する時にはその時の温度に対する中点電圧を
メモリから読み出してこれを基準電圧とし、その基準電
圧と中点電圧の差を増幅して出力電圧とする。このた
め、磁気抵抗素子対の中点電圧の温度変動を、広い温度
範囲に渡って高精度に補償できる。また、コンデンサを
用いないから、低周波および０Ｈｚの磁気も検出でき
る。
素子対の中点電圧の温度特性をメモリに格納しておき、
磁気を検出する時にはその時の温度に対する中点電圧を
メモリから読み出してこれを基準電圧とし、その基準電
圧と中点電圧の差を増幅して出力電圧とする。このた
め、磁気抵抗素子対の中点電圧の温度変動を、広い温度
範囲に渡って高精度に補償できる。また、コンデンサを
用いないから、低周波および０Ｈｚの磁気も検出でき
る。
【０００７】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
【０００８】図１は、この発明による磁気センサ装置の
一実施例の全体構成図である。この磁気センサ装置１
は、センサブロック１０と信号処理回路ブロック２０と
からなる。センサブロック１０は、２個の磁気抵抗素子
２ａ，２ｂを直列接続した磁気抵抗素子対２と、サーミ
スタの如き温度センサ４とを有している。信号処理回路
ブロック２０は、差動増幅回路３と、Ａ／Ｄ変換器５
と、メモリ６と、Ｄ／Ａ変換器７とを有している。
一実施例の全体構成図である。この磁気センサ装置１
は、センサブロック１０と信号処理回路ブロック２０と
からなる。センサブロック１０は、２個の磁気抵抗素子
２ａ，２ｂを直列接続した磁気抵抗素子対２と、サーミ
スタの如き温度センサ４とを有している。信号処理回路
ブロック２０は、差動増幅回路３と、Ａ／Ｄ変換器５
と、メモリ６と、Ｄ／Ａ変換器７とを有している。
【０００９】メモリ６には、磁気抵抗素子対２の「温度
−中点電圧」特性を「アドレス−データ」として格納し
ている。図２は、磁気抵抗素子対２の「温度−中点電
圧」特性を「アドレス−データ」として格納するための
手順のフロー図である。ステップＳＴ１では、ユーザ
は、磁気抵抗素子対２の動作温度範囲を決定する。例え
ば、−１０℃〜＋４１℃と決定する。ステップＳＴ２で
は、前記動作温度範囲における温度センサ４の電圧Ｖｔ
の変化範囲をアドレス空間に均等に割り付ける。ステッ
プＳＴ３では、あるアドレスに割り付けた温度センサ４
の電圧Ｖｔに対応する温度における中点電圧Ｖｄに相当
する値を、メモリ６のそのアドレスにデータとして格納
する。
−中点電圧」特性を「アドレス−データ」として格納し
ている。図２は、磁気抵抗素子対２の「温度−中点電
圧」特性を「アドレス−データ」として格納するための
手順のフロー図である。ステップＳＴ１では、ユーザ
は、磁気抵抗素子対２の動作温度範囲を決定する。例え
ば、−１０℃〜＋４１℃と決定する。ステップＳＴ２で
は、前記動作温度範囲における温度センサ４の電圧Ｖｔ
の変化範囲をアドレス空間に均等に割り付ける。ステッ
プＳＴ３では、あるアドレスに割り付けた温度センサ４
の電圧Ｖｔに対応する温度における中点電圧Ｖｄに相当
する値を、メモリ６のそのアドレスにデータとして格納
する。
【００１０】図３は、メモリ６の内容を示す概念図であ
る。この例では、メモリ６はアドレス８ビット，データ
８ビットとしている。量子化誤差のため、異なる温度で
同じアドレスになったり，異なる中点電圧で同じデータ
になる場合もある。
る。この例では、メモリ６はアドレス８ビット，データ
８ビットとしている。量子化誤差のため、異なる温度で
同じアドレスになったり，異なる中点電圧で同じデータ
になる場合もある。
【００１１】次に、この磁気センサ装置１の動作を説明
する。磁気抵抗素子対２は、磁気と温度とに応じた中点
電圧Ｖｄを出力する。この中点電圧Ｖｄは、差動増幅回
路３の第１の入力端子に入力される。一方、温度センサ
４は、温度に応じた電圧Ｖｔを出力する。この電圧Ｖｔ
は、Ａ／Ｄコンバータ５によりデジタル値に変換され、
メモリ６にアドレスＡｄとして入力される。そこで、メ
モリ６からは、アドレスＡｄに対応したデータＤａが出
力される。このデータＤａは、Ｄ／Ａコンバータ７によ
りアナログ量の基準電圧Ｖｒに変換され、差動増幅回路
３の第２の入力端子に入力される。差動増幅回路３は、
中点電圧Ｖｄと基準電圧Ｖｒの差に応じた出力電圧Ｖｏ
を発生する。
する。磁気抵抗素子対２は、磁気と温度とに応じた中点
電圧Ｖｄを出力する。この中点電圧Ｖｄは、差動増幅回
路３の第１の入力端子に入力される。一方、温度センサ
４は、温度に応じた電圧Ｖｔを出力する。この電圧Ｖｔ
は、Ａ／Ｄコンバータ５によりデジタル値に変換され、
メモリ６にアドレスＡｄとして入力される。そこで、メ
モリ６からは、アドレスＡｄに対応したデータＤａが出
力される。このデータＤａは、Ｄ／Ａコンバータ７によ
りアナログ量の基準電圧Ｖｒに変換され、差動増幅回路
３の第２の入力端子に入力される。差動増幅回路３は、
中点電圧Ｖｄと基準電圧Ｖｒの差に応じた出力電圧Ｖｏ
を発生する。
【００１２】ここで、中点電圧Ｖｄは磁気と温度とに応
じた電圧であり、基準電圧Ｖｒは温度に応じた電圧であ
るから、出力電圧Ｖｏは、磁気のみに応じた電圧とな
る。すなわち、出力電圧Ｖｏは、温度ドリフトしない。
そして、コンデンサを用いていないから、低周波および
０Ｈｚの磁気も検出できるようになる。
じた電圧であり、基準電圧Ｖｒは温度に応じた電圧であ
るから、出力電圧Ｖｏは、磁気のみに応じた電圧とな
る。すなわち、出力電圧Ｖｏは、温度ドリフトしない。
そして、コンデンサを用いていないから、低周波および
０Ｈｚの磁気も検出できるようになる。
【００１３】
【発明の効果】この発明の磁気センサ装置によれば、出
力電圧の温度ドリフトがなくなると共に０Ｈｚの磁気か
ら検出可能となる。従って、磁性歯車やプラスチック磁
石の低回転や静止を広い温度範囲で正確に検出でき、位
置決め制御などの用途に好適に使用することが出来る。
力電圧の温度ドリフトがなくなると共に０Ｈｚの磁気か
ら検出可能となる。従って、磁性歯車やプラスチック磁
石の低回転や静止を広い温度範囲で正確に検出でき、位
置決め制御などの用途に好適に使用することが出来る。
【図１】この発明の磁気センサ装置の全体構成図であ
る。
る。
【図２】メモリへのデータの格納手順を示すフロー図で
ある。
ある。
【図３】メモリの内容の概念図である。
【図４】従来の磁気センサ装置の全体構成図である。
１ 磁気センサ装置 ２ 磁気抵抗素子対 ２ａ，２ｂ 磁気抵抗素子 ３ 差動増幅回路 ４ 温度センサ ５ Ａ／Ｄ変換器 ６ メモリ ７ Ｄ／Ａ変換器
Claims (1)
- 【請求項１】 ２個の磁気抵抗素子を直列接続した磁気
抵抗素子対と、その磁気抵抗素子対の「温度−中点電
圧」特性を「アドレス−データ」として格納したメモリ
と、前記磁気抵抗素子対の温度を測定する温度測定回路
と、その測定した温度を前記メモリのアドレスに変換し
前記メモリに入力する温度／アドレス変換回路と、前記
メモリが出力するデータを基準電圧に変換して出力する
データ／基準電圧変換回路と、その基準電圧と前記磁気
抵抗素子対の中点電圧の差を増幅し出力する差動増幅回
路とを具備したことを特徴とする磁気センサ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4229859A JP2869910B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 磁気センサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4229859A JP2869910B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 磁気センサ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0677558A true JPH0677558A (ja) | 1994-03-18 |
| JP2869910B2 JP2869910B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=16898816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4229859A Expired - Lifetime JP2869910B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 磁気センサ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2869910B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7053607B2 (en) | 2002-11-29 | 2006-05-30 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor, and method of compensating temperature-dependent characteristic of magnetic sensor |
| CN104699141A (zh) * | 2013-12-03 | 2015-06-10 | 日本电产三协株式会社 | 传感器装置以及利用传感器装置控制温度的方法 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4229859A patent/JP2869910B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7053607B2 (en) | 2002-11-29 | 2006-05-30 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor, and method of compensating temperature-dependent characteristic of magnetic sensor |
| US7262598B2 (en) | 2002-11-29 | 2007-08-28 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor, and method of compensating temperature-dependent characteristic of magnetic sensor |
| US7268545B2 (en) | 2002-11-29 | 2007-09-11 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor, and method of compensating temperature-dependent characteristic of magnetic sensor |
| US7372260B2 (en) | 2002-11-29 | 2008-05-13 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor, and method of compensating temperature-dependent characteristic of magnetic sensor |
| US7573262B2 (en) | 2002-11-29 | 2009-08-11 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor, and method of compensating temperature-dependent characteristic of magnetic sensor |
| EP2226644A1 (en) | 2002-11-29 | 2010-09-08 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor for obtaining data regarding temperature characteristic of the same |
| CN104699141A (zh) * | 2013-12-03 | 2015-06-10 | 日本电产三协株式会社 | 传感器装置以及利用传感器装置控制温度的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2869910B2 (ja) | 1999-03-10 |
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