JPS6318937Y2 - - Google Patents

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JPS6318937Y2
JPS6318937Y2 JP10916179U JP10916179U JPS6318937Y2 JP S6318937 Y2 JPS6318937 Y2 JP S6318937Y2 JP 10916179 U JP10916179 U JP 10916179U JP 10916179 U JP10916179 U JP 10916179U JP S6318937 Y2 JPS6318937 Y2 JP S6318937Y2
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magnetoelectric
magnetic
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voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、検出感度を向上するとともに、磁
電変換素子の温度補償を行ない、安定した検出信
号を得るようにした磁気検出器に関する。
一般に、2個の磁気抵抗素子を差動接続して1
個の磁気検出機能を有する磁電変換素子を構成
し、この磁電変換素子を磁気的にバイアスし、鉄
製歯車の歯のように周期的に配列された磁性体の
相対移動量等を検出する磁気検出器は、機械系の
制御用センサとして広く実用化されている。しか
し、この場合、1個の磁電変換素子だけでは、歯
車等の回転方向の識別まで行なえない欠点があ
る。
そこで、従来、2個の磁電変換素子を用い、歯
車の回転方向等磁性体の移動方向を識別可能にし
た磁気検出器が提案されている。すなわち、第1
図a,bに示すように、磁気抵抗素子ペレツト1
に磁気的にバイアスされた4個の磁気抵抗素子
2,3,4,5を磁性体の移動方向に並列に、か
つ等間隔に配列するとともに、磁気抵抗素子4,
2および磁気抵抗素子5,3をそれぞれ差動接続
して磁電変換素子MR1,MR2を構成し、両磁
電変換素子MR1,MR2を並列接続するととも
に、この並列回路の両端に直流電圧Eを印加し、
各磁電変換素子MR1,MR2のそれぞれの出力
端子K1,K2を2個の差動増幅器6,7のそれぞ
れの一方の入力端子に接続するとともに、磁電変
換素子MR1,MR2に並列接続された2個の抵
抗R,Rの直列回路の出力端子K3、すなわち両
抵抗R,Rの接続点を、各差動増幅器6,7の他
方の入力端子に接続している。
そして、第2図aに示すように、4個の磁気抵
抗素子2,3,4,5に対して磁性体8をA→B
→Cのように右方向に移動すると、磁性体8の移
動による磁束の変化により各磁気抵抗素子2,
3,4,5の抵抗値が変化され、各磁電変換素子
MR1,MR2の出力端子K1,K2には、同図bに
示すような正弦波状の出力電圧E1,E2が出力さ
れる。この両出力電圧E1,E2には、方向識別可
能なたとえば90゜の位相差を得ることができ、こ
の2つの出力はそれぞれ各差動増幅器6,7によ
り増幅され、差動増幅器6,7の各出力端子6′,
7′よりパルス信号がそれぞれ出力され、信号処
理される。したがつて、この位相差を有する2つ
のパルス信号により、磁性体8の計数および磁性
体8の進行方向の識別を可能にすることができ
る。
ところで、前述の磁気抵抗素子2,3,4,5
は温度依存性が非常に大きいため、磁気検出器の
検出能力においては温度特性がもつとも大きな要
因になるものである。この磁気抵抗素子2,3,
4,5は、それぞれ差動接続されることによりあ
る程度の温度補償が行なわれるが、製造公差等に
起因する厳密な温度補償は不可能な状態である。
たとえば、1つの磁電変換素子MR1において、
両磁気抵抗素子2,4が全く均質に作製されてお
れば、磁性体8の接近がない場合、出力端子K1
からの出力電圧E1はE/2になり、たとえ周囲
温度が変化しても、両磁気抵抗素子2,4の温度
依存性が等しいため、温度補償され、出力電圧
E1が変化することはなく、磁性体8の検出過程
における出力電圧E1はE/2を中心に変動し、
安定したパルス信号を得ることになる。
しかし、実際には、磁気抵抗素子2,4を全く
均質に作製することは不可能であるため、出力端
子K1の出力電圧E1はE/2にならず、さらに、
両磁気抵抗素子2,4の温度依存性もそれぞれ異
なるため、磁性体8の検出過程における出力電圧
E1は、両磁気抵抗素子2,4の温度に依存する
電圧をδTとすると、E/2+δTを中心に変動す
ることになる。したがつて、従来の磁気検出器で
は、両抵抗R,R間の出力端子K3の電圧E/2
を基準にした両出力電圧E1,E2の変動を各差動
増幅器6,7により増幅するいわゆる直流増幅回
路を用いるため、温度に依存する電圧δTがその
まま増幅されることになり、温度変化により電圧
δTが大きくなると、検出器の信号処理が不可能
になる欠点がある。さらに、この検出器の検出感
度は、出力端子K3の電圧E/2を基準にし、そ
れぞれE1−E/2,E2−E/2で表わされるた
め、出力電圧E1,E2の変動幅を大きくすれば、
その感度を向上することができるが、磁気抵抗素
子2,3,4,5の抵抗値は、その物理的要因に
より限定されるため、出力電圧E1,E2の変動幅
は制限されることになり、さらに、前述のよう
に、温度変化により電圧δTが変化されると、検
出感度がより低下される欠点がある。
この考案は、以上の点に留意し、3個の磁電変
換素子を備え、検出感度を向上するとともに、温
度補償を行なうようにしたものであり、つぎにこ
の考案を、その1実施例を示した第3図以下の図
面とともに詳細に説明する。
これらの図面において、9は磁気抵抗素子ペレ
ツト、10ないし15は磁気抵抗素子ペレツト9
上に後述の磁性体の移動方向に順次配列され磁気
的にバイアスされた磁気抵抗素子であり、磁気抵
抗素子11,10、磁気抵抗素子13,12、磁
気抵抗素子15,14のそれぞれの差動接続によ
り磁気検出機能を有する磁電変換素子M1,M
2,M3が構成され、各磁電変換素子M1,M
2,M3のそれぞれの一端が直流電源の出力端子
に接続されるとともにそれぞれの他端が接地さ
れ、磁電変換素子M1,M2,M3のそれぞれの
両端に直流電圧V0が印加される。N1,N2,N3
磁気抵抗素子11,10、磁気抵抗素子13,1
2、磁気抵抗素子15,14の各接続点に設けら
れた各磁電変換素子M1,M2,M3の出力端
子、16,17は差動増幅器であり、磁電変換素
子M1,M2の各出力端子N1,N2がそれぞれ差
動増幅器16,17の一方の入力端子(−)に接
続されるとともに、磁電変換素子M3の出力端子
N3が各差動増幅器16,17の他方の入力端子
(+)に接続されている。16′,17′は、各差
動増幅器16,17の出力端子、18は鉄製歯車
の等間隔に配列された磁性体である。
そして、第4図aに示すように、磁性体18
を、磁気抵抗素子10ないし15に対して右方向
に、A′→B′→C′のように順次移動すると、磁性
体18の移動に伴なう磁束の変化により、各磁気
抵抗素子10ないし15の抵抗値が順次変化さ
れ、各磁電変換素子M1,M2,M3の出力端子
N1,N2,N3には、同図bに示すような正弦波状
の出力電圧V1,V2,V3が出力される。このとき
の各差動増幅器16,17に加わる入力電圧は、
電圧V3を基準とした電圧V1,V2の変動電圧であ
るため、それぞれV1−V3,V2−V3となる。ここ
で、同図より明らかなように、(V1−V3)max>
(V1−V0/2)max,(V2−V3)max>(V2
V0/2)maxであるため、入力電圧の変動幅が
上昇され、検出感度が向上される。
また、各磁気抵抗素子10ないし15は同一材
料で形成されるとともに、同一ペレツト9上に設
けられるため、ほぼ均質なものとなり、各磁電変
換素子M1,M2,M3より温度に依存する電圧
δT′が差動増幅器16,17に入力されたとして
も、それぞれの磁電変換素子M1,M2からの温
度依存電圧δT′が磁電変換素子M3からの温度依
存電圧δT′により打消されることになり、従来の
ような温度依存性のある直流成分がなくなり、検
出信号が温度変化に左右されることがなく、安定
した検出動作を行なうことになる。
なお、前記実施例では、3個の磁電変換素子M
1,M2,M3を用い、2個の磁電変換素子M
1,M2により2つの検出出力を得て方向識別を
可能にしたが、磁電変換素子および差動増幅器の
数をさらに増加すれば、磁性体17の検出個数を
増加することができ、歯車の回転方向、回転角度
等をより精度よく検出できることは明白である。
以上のように、この考案の磁気検出器は、2個
の磁気抵抗素子を差動接続して1個の磁気検出機
能を有し磁気的にバイアスされた磁電変換素子に
より磁性体を検出するようにした磁気検出器にお
いて、2個の磁電変換素子の各出力端子をそれぞ
れ2個の差動増幅器の一方の入力端子に接続する
とともに、他の1個の磁電変換素子の出力端子を
前記両差動増幅器の他方の入力端子に接続すると
いう技術的手段を講じている。
したがつて、この考案によると、前記他の1個
の磁電変換素子の出力を基準にした2個の磁電変
換素子の出力の変動を両差動増幅器によりそれぞ
れ増幅することができるため、検出感度を向上す
ることができるとともに、十分な温度補償を行な
うことができ、安定した検出信号を得ることがで
き、この考案は高感度でかつ温度特性のすぐれた
磁気検出器を提供することができる。
なお、前述の磁電変換素子をたとえば4個用
い、2個の磁電変換素子の各出力端子をそれぞれ
2個の差動増幅器の一方の入力端子に接続すると
ともに、他の2個の磁電変換素子の各出力端子を
各差動増幅器の他方の入力端子にそれぞれ接続
し、他の2個の磁電変換素子の各出力電圧を各差
動増幅器の基準電圧として用いれば、検出信号を
より安定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の磁気検出器を示
し、第1図aは構成図、同図bは結線図、第2図
aは動作原理図、同図bは磁性体の位置と出力電
圧との関係図、第3図以下の図面はこの考案の磁
気検出器の1実施例を示し、第3図aは構成図、
同図bは結線図、第4図aは動作原理図、同図b
は磁性体の位置と出力電圧との関係図である。 10,11,12,13,14,15……磁気
抵抗素子、M1,M2,M3……磁電変換素子、
N1,N2,N3……出力端子、16,17……差動
増幅器、18……磁性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2個の磁気抵抗素子を差動接続して1個の磁気
    検出機能を有し磁気的にバイアスされた磁電変換
    素子により磁性体を検出するようにした磁気検出
    器において、2個の磁電変換素子の各出力端子を
    それぞれ2個の差動増幅器の一方の入力端子に接
    続するとともに、他の1個の磁電変換素子の出力
    端子を前記両差動増幅器の他方の入力端子に接続
    した磁気検出器。
JP10916179U 1979-08-08 1979-08-08 Expired JPS6318937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10916179U JPS6318937Y2 (ja) 1979-08-08 1979-08-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10916179U JPS6318937Y2 (ja) 1979-08-08 1979-08-08

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Publication Number Publication Date
JPS5627683U JPS5627683U (ja) 1981-03-14
JPS6318937Y2 true JPS6318937Y2 (ja) 1988-05-27

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