JPH0677311U - 面実装型多層基板 - Google Patents

面実装型多層基板

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JPH0677311U
JPH0677311U JP2088093U JP2088093U JPH0677311U JP H0677311 U JPH0677311 U JP H0677311U JP 2088093 U JP2088093 U JP 2088093U JP 2088093 U JP2088093 U JP 2088093U JP H0677311 U JPH0677311 U JP H0677311U
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JP
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layer
grooves
multilayer substrate
substrate
conductor layer
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JP2088093U
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Inventor
健二 吉森
達也 今泉
雅夫 五十嵐
光由 伊藤
Original Assignee
太陽誘電株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘電体共振器を有する多層基板をマザー基板
に対して強固に固着する。 【構成】 多層基板3の最下層25の側面に複数の溝3
9〜41を設ける。この溝39〜41に接続端子導体層
33を延在させる。多層基板3の最下層25の上の主体
層3aには最下層25の溝39〜41よりも大きい溝4
4を設ける。これにより、最下層25に突出部42、4
3が生じる。溝39〜41及び突出部42、43は半田
の付着性を良くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、TEMモード誘電体共振器を使用した高周波フィルタに好適な面実 装型多層基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板上に第1及び第2の誘電体共振器を配置し、入力端子と第1の誘電体共振 器との間に入力結合キャパシタンスを設け、出力端子と第2の誘電体共振器との 間に出力結合キャパシタンスを設け、第1及び第2の誘電体共振器の相互間に相 互結合用キャパシタンスを設けた構成のフィルタは公知である。 また、本件出願人は、入力結合キャパシタンス、出力結合キャパシタンス、相 互結合キャパシタンスを多層基板で構成することを提案した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、多層基板が小さい場合には、これを面実装方法でマザー基板(回路 基板)に固着する際に、固着不良が発生することがあった。
【0004】 そこで、本考案の目的は、回路基板に対する固着を良好に達成することができ る面実装型多層基板を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、表面に接続導体層を有する回路基板に対 して導電性接合材で固着するための面実装型多層基板において、前記多層基板の 表面から裏面に向って延びる複数の溝が前記多層基板の側面の少なくとも裏面近 傍に設けられており、前記複数の溝の間に突出部が生じており、前記複数の溝の 壁面に接続端子導体層が延在していることを特徴とする面実装型多層基板に係わ るものである。 なお、上記目的を達成するために溝に棚状部分を設けることができる。
【0006】
【考案の作用及び効果】
請求項1の考案によれば、複数の溝によって凹凸が生じ、多層基板の側面の接 続端子導体層に対する半田等の導電性接合材の付着性即ち乗りが良くなり、回路 基板に多層基板を確実に固着することができる。 また、請求項2の考案によれば、回路基板の導体層の上から棚状部分の上に延 びるように半田等の導電性接合材を十分に付着させることが可能になり、回路基 板に対する多層基板の固着を確実に達成することができる。
【0007】
【実施例】
次に、図1〜図9を参照して本考案の実施例に係わるTEMモード誘電体共振 器を使用した高周波バンドパスフィルタを説明する。
【0008】 このバンドパスフィルタは図1に示すように第1及び第2の誘電体共振器1、 2と、キャパシタンス(コンデンサ)のための導体層及びグランド導体層等を有 する多層基板3との組み合わせによって構成されている。第1及び第2の誘電体 共振器1、2は、図1〜図3から明らかなように比誘電率が約88の柱状又は円 筒状磁器から成る第1及び第2の誘電体4、5と、第1及び第2の共振孔6、7 内に設けられた第1及び第2の内導体8、9と、誘電体4、5の外周面10、1 1に設けられた外導体12、13とから成る。なお、第1及び第2の内導体8、 9に連続的に第1及び第2の接続導体14、15が設けられている。これ等の第 1及び第2の接続導体14、15は誘電体4、5の一方の端面を通って外周面1 0、11まで延在している。また、第1及び第2の誘電体4、5の他方の端面上 には第1及び第2の内導体8、9を第1及び第2の外導体12、13に接続する ための第1及び第2の短絡導体16、17が設けられている。第1及び第2の誘 電体共振器1、2は実質的に同一に構成されているので、図3に第1の誘電体共 振器1のみを詳しく示し、第2の誘電体共振器2の詳しい図示は省略する。なお 、内導体8、9と、外導体12、13と、接続導体14、15と、短絡導体16 、17は夫々銀ペーストを塗布して焼き付けた導電体膜から成り、図1では厚み を省略して説明的に示されている。
【0009】 このバンドパスフィルタを得るために同軸型TEMモード誘電体共振器1、2 には、図9のように入力結合キャパシタンスCa と出力結合キャパシタンスCb と相互結合キャパシタンスCc とが接続される。入力結合キャパシタンスCa は 信号入力端子T1 と第1の共振器1の一端との間に接続され、出力結合キャパシ タンスCb は第2の共振器2の一端と出力端子T2 との間に接続され、相互結合 キャパシタンスCc は第1及び第2の共振器1、2の一端の相互間に接続されて いる。第1及び第2の共振器1、2の他端即ち外導体12、13はグランドに接 続されている。
【0010】 第1及び第2の共振器1、2を取付けるため及びキャパシタンスCa 、Cb 、 Cc を設けるための多層基板3は図3及び図4〜図8に示すように構成されてい る。即ち、多層基板3は図2で破線で区分して示すように5つの層21、22、 23、24、25を有し、この表面26上には図4に示すようにグランド導体層 27と第1及び第2の接続導体層28、29とが設けられている。グランド導体 層27は第1及び第2の共振器1、2の外導体12、13に対応する部分を有し 、更に表面26の多くの部分を覆うように形成され、ここには図2に示すように 半田30によって第1及び第2の共振器1、2の外導体12、13が夫々固着さ れている。第1及び第2の接続導体層28、29は第1及び第2の共振器1、. 2の第1及び第2の接続導体14、15に対応するように配置され、これ等が半 田(図示せず)で夫々固着されている。多層基板3の裏面31には図7に示すよ うにグランド導体層(接地電極ランド)32と、第1及び第2の接続導体層(入 出力電極ランド)33、34とが設けられている。なお、図1、図4、図6及び 図7では各導体層32、33、34が厚みを省略して示され、他の部分と区別す るためにこれ等に点々が付けられている。
【0011】 多層基板3の内部には、図2に示すようにキャパシタンスCa 、Cb 、Cc 用 の導体層35、36、37、38、39、40が設けられ、更にこれ等を接続す る導体層(図示せず)及びヴィアホールとこの導体(図示せず)が設けられ、図 9に示す回路が形成されている。図7における第1及び第2の接続端子導体層3 3、34は図9の端子T1 、T2 に対応し、ここには図2のキャパシタンス用導 体層36、37がヴィアホール導体を介して接続されている。図2のキャパシタ ンス用導体層35は図4の表面26上の第1の接続導体層28にヴィアホール導 体を介して接続されていると共に図2のキャパシタンス用導体層39に接続され ている。図2のキャパシタンス用導体層37は図4の第2の接続導体層29にヴ ィアホール導体を介して接続されていると共に図2のキャパシタンス用導体層4 0に接続されている。
【0012】 多層基板3は第1〜第5の誘電体層21〜25を得るためのグリーンシート( 未焼成磁器シート)に導電性ペーストを所定パターンに夫々塗布して積層し、焼 成したものであり、焼成後においては第1〜第5の誘電体層21〜25は一体化 されているが、ここでは説明の都合上第5の層25を図6及び図7に分離して示 す。なお、第1〜第4の層21〜24をまとめて主体層3aと言い、第5の層2 5を補助層と言うことにする。
【0013】 補助層25には図6及び図7に示すように第1、第2、第3及び第4の端子部 35、36、37、38が設けられている。第1及び第2の端子部35、36は 第1及び第2の接続端子導体層33、34が設けられた部分であり、第3及び第 4の端子部37、38はグランド導体層32が延在している部分である。4つの 端子部35、36は実質的に同一構造であるので、第1の端子部35を次に詳し く説明し、第2〜第4の端子部36〜38の説明は省略する。
【0014】 端子部35は、3つの溝39、40、41と、これ等の間に生じた2つの突出 部42、43を有する。溝39、40、41は補助層25の表面から裏面に向う 方向に延びるように半円状に設けられている。図7に示す裏面31のグランド導 体層32に対して電気的に分離された第1の接続端子導体層33は溝39、40 、41の中に延在し更に図6の表面側にも延在している。
【0015】 主体層3aの側面には第1〜第4の端子部35〜38に対応して表面から裏面 に延びるように半円状の溝44がそれぞれ設けられている。この半円状の溝44 の大きさは図5において2つの突出部42、43が含まれるように設定されてい る。この結果、補助層25が主体層3aの溝44の中に棚状部分のように配置さ れている。
【0016】 共振器1、2を有する多層基板3を回路基板即ちマザー基板46に面実装方法 で固着する時には多層基板3をマザー基板46の上に配置し、半田浸漬方法又は 半田リフロー方法によってマザー基板46の導体層47に半田48によって図8 に示すように固着する。多層基板3の最下層である補助層25の側面は平坦面で なく、3つの溝39、40、41と2つの突出部42、43を有するので、半田 48の付着性即ち乗りが良い。また、補助層25の棚状部分の接続端子導体層3 3の上にも半田48が付着し、多層基板3をマザー基板46に強固に固着するこ とができる。なお、マザー基板46のグランド導体層49に対する多層基板3の グランド導体層32の固着及び多層基板3の第2の接続端子導体層のマザー基板 46に対する固着も同様に行われる。 入出力用の第1第2の端子部35、36とグランド用第3及び第4の端子部3 7、38との間は溝39に隣接して生じる凸部によって分離されているので、マ ザ−基板に半田付けする際に、相互の干渉が少なくなる。この結果、第1及び第 2の端子部35、36と第3及び第4の端子部との間隔を狭くして小形化を達成 することができる。 また、この実施例では多層基板3の表面のグランド導体層27及び接続導体層 28、29が基板3の縁から離れているので、多層基板3をマザ−基板に半田付 けする時に多層基板3の表面側と裏面側との短絡が発生しにくい。
【0017】
【変形例】
本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、例えば次の変形が可能なも のである。 (1) 補助層25の端子部35〜38の溝の数を増減することができる。 (2) 主体層3aの溝44の一部又は全部に導体層を設け、これを主体層3 aを構成する第1〜第4の層21〜24の間の電気的接続に使用することができ る。 (3) 補助層25を主体層3aとは別体とし、これを主体層3aに接着材で 固着することができる。 (4) 第1〜第4の端子部35〜38にスル−ホ−ルを設け、表面側と裏面 側の導体層32、33、34をスル−ホ−ルの導体で強固に接続してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる高周波フィルタを示す
斜視図である。
【図2】図1のフィルタをマザー基板に取付けた状態を
図1の中央縦断面に相当する部分で示す図である。
【図3】図1の誘電体共振器を示す断面図である。
【図4】図1の多層基板を示す斜視図である。
【図5】図4の一部を拡大して示す平面図である。
【図6】図4の補助層の平面図である。
【図7】図4の補助層の底面図である。
【図8】図5のA−A′線拡大断面図である。
【図9】図1の高周波フィルタの等価回路図である。
【符号の説明】
1 第1の誘電体共振器 2 第2の誘電体共振器 3 多層基板 39〜41 溝 42、43 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 光由 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に接続導体層を有する回路基板に対
    して導電性接合材で固着するための面実装型多層基板に
    おいて、 前記多層基板の表面から裏面に向って延びる複数の溝が
    前記多層基板の側面の少なくとも裏面近傍に設けられて
    おり、前記複数の溝の間に突出部が生じており、前記複
    数の溝の壁面に接続端子導体層が延在していることを特
    徴とする面実装型多層基板。
  2. 【請求項2】 表面に接続導体層を有する回路基板に対
    して導電性接合材で固着するための面実装型多層基板に
    おいて、 前記多層基板の表面から裏面に向って延びる溝が前記多
    層基板の側面に設けられており、前記溝の裏面近傍に棚
    状部分が設けられており、前記棚状部分の表面及び裏面
    に接続端子導体層が設けられていることを特徴とする面
    実装型多層基板。
JP2088093U 1993-03-30 1993-03-30 面実装型多層基板 Pending JPH0677311U (ja)

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