JPH0677223A - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置

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JPH0677223A
JPH0677223A JP27643391A JP27643391A JPH0677223A JP H0677223 A JPH0677223 A JP H0677223A JP 27643391 A JP27643391 A JP 27643391A JP 27643391 A JP27643391 A JP 27643391A JP H0677223 A JPH0677223 A JP H0677223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor film
film
wiring
resin
insulating film
Prior art date
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Pending
Application number
JP27643391A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Furuichi
充寛 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0677223A publication Critical patent/JPH0677223A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂封止型半導体装置において、樹脂で生じ
る応力が原因とされる配線の信頼性低下を防止する。 【構成】 半導体チップ11の周辺部に配設された配線
用導体膜18の隣接する位置に下層側ダミー用導体膜1
6を形成し、この下層側ダミー用導体膜16で形成され
る段差で配線用導体膜18の側部を覆う。この段差によ
って配線用導体膜18及びその保護用絶縁膜23に加え
られる応力を緩和し、保護用絶縁膜23のクラックや配
線用導体膜18のスライドの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂封止型半導体装置に
関し、特に半導体装置の周辺部における配線用導体膜の
応力を緩和して配線の信頼性を高めた配線構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の樹脂封止型半導体装置
は、図4(a)及び(b)に夫々平面図とD−D線拡大
断面図を示すように、半導体チップ11の一主面にフィ
ールド酸化膜12及び半導体素子領域13を形成し、第
1の層間絶縁膜14を介してアルミニウム等の第1の配
線用導体膜15を形成し、更に第2の層間絶縁膜17を
介してアルミニウム等の第2の配線用導体膜18をボン
ディングパッド部20を含めて形成する。又、この上を
リンシリケートガラス、シリコンナイトライド膜等の保
護用絶縁膜23で覆った後、ボンディングパッド部20
のみをエッチングして露出させる構造となっていた。2
1はコンタクトホール、22はスルーホールである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の樹脂封止型
半導体装置は、例えば+150 ℃〜−65℃の温度サイクル
試験を行った場合、樹脂の伸び縮みにより応力が発生
し、特に半導体装置周辺の四隅には大きい応力が加わ
る。このため、図4(a)のように半導体チップの角部
に第2の配線用導体膜18が配置された場合には、図4
(b)に示した矢印のように導体膜18の段差部に直接
応力が加わり、保護用絶縁膜23にクラックが発生した
りクラックの進行により第2の配線用導体膜18のスラ
イド(移動)が発生する等、配線の信頼性を低下させる
様な問題点があった。
【0004】更に、クラックの発生が進行すると、第1
及び第2の配線用導体膜15,18の交差部(図4
(a)のE部)における第2の層間絶縁膜17にクラッ
クが発生し、電源線として使用される第2の配線用導体
膜18の内側の導体膜と、グランド線として使用される
外側の導体膜とが第1の配線用導体膜15を介してショ
ートしてしまうという問題点があった。本発明の目的
は、樹脂で生じる応力が原因とされる配線の信頼性低下
を防止した半導体装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体チップの周辺部に配設された配線用導体膜の隣接
する位置に下層側ダミー用導体膜を形成し、この下層側
ダミー用導体膜で形成される段差で配線用導体膜の側部
を覆うように構成する。
【0006】
【作用】本発明によれば、下層側ダミー用導体膜で形成
される段差によって配線用導体膜の側部を覆うことで、
配線用導体膜及びその保護用絶縁膜に加えられる応力を
段差によって緩和し、クラックやスライドの発生を防止
する。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)及び(b)は本発明の第1の実施例の半
導体チップ角部の平面図及びそのA−A線拡大断面図で
ある。半導体チップ11の一主面に膜厚 1.0μmのフィ
ールド酸化膜12及び半導体素子領域13を形成し、こ
の上に膜厚 1.0μmのリンシリケートガラス膜等の第1
の層間絶縁膜14を介して膜厚 0.5μmのアルミニウム
等の第1の配線用導体膜15及び下層側ダミー用導体膜
16を形成する。この場合、下層側ダミー用導体膜16
は、後工程で製造される第2の配線用導体膜18の隣接
する位置に形成する。
【0008】この上に膜厚 1.0μmのプラズマ酸化膜等
の第2の層間絶縁膜17を介して膜厚 1.0μmのアルミ
ニウム等の第2の配線用導体膜18及びダミー用導体膜
19をボンディングパッド部20を含めて形成する。更
に、この上に膜厚 1.0μmのリンシリケートガラス、シ
リコンナイトライド膜等の保護用絶縁膜23を被覆した
後、ボンディングパッド部20のみをエッチングして露
出させている。尚、21はコンタクトホール、22はス
ルーホールである。
【0009】この構成によれば、半導体チップの周辺部
に配置される第2の配線用導体膜18の隣接する位置に
下層側ダミー用導体膜16が形成され、更にこの下層側
ダミー用導体膜16によって生じた段差の部分にダミー
用導体膜19が形成されることにより、前記第2の配線
用導体膜18は段差の底部に位置され、その側部は段差
によって覆われることになる。これにより、樹脂からの
応力は直接ダミー用導体膜19に加えられるようにな
り、第2の配線用導体膜18を覆う保護用絶縁膜23に
直接応力が加えられることはなくなる。
【0010】又、この時ダミー用導体膜19の幅を狭く
形成すると、ダミー用導体膜19の変形によって応力を
吸収するため、大きい応力を受けた場合でも保護用絶縁
膜23のクラックの発生や第2の配線用導体膜18のス
ライド等を防止することができる。因に、実際に形成さ
れるダミー用導体膜19の幅と、保護される第2の配線
用導体膜18との間隔は、導体膜がアルミニウムの場
合、各々5μm,3〜5μm程度が適当で効果も大き
い。
【0011】図2(a)及び(b)は本発明の第2の実
施例の半導体チップ角部の平面図、及びそのB−B線拡
大断面図である。半導体チップ11の一主面に膜厚 1.0
μmのフィールド酸化膜12及び半導体素子領域13を
形成する。この時、MOSトランジスタのゲート等に使
用される例えば膜厚 0.4μmのポリシリコンなどの下層
側ダミー用導体膜24を含めて形成する。この下層側ダ
ミー用導体膜24は後工程で形成する第2の配線用導体
膜18に隣接する位置に設けることは第1実施例と同じ
である。そして、この上に第1の層間絶縁膜14を形成
し、その上に順次導体膜と絶縁膜を形成する工程は、前
記図1の実施例と同じである。尚、この場合下層側ダミ
ー用導体膜16は前記下層側ダミー用導体膜24の上に
形成する。
【0012】この実施例においては、下層側ダミー用導
体膜24,16の2層により段差を形成し、この段差を
図1の実施例よりも大きくすることでその底部に位置す
る第2の配線用導体膜18への樹脂による応力の影響を
更に減少させることができる。又、この実施例ではダミ
ー用導体膜19を複数本設けており、これにより応力を
一層緩和することができる。
【0013】図3(a)及び(b)は本発明の第3の実
施例の半導体チップ角部の平面図及びそのC−C線拡大
断面図である。この構造では、図2の実施例と同様に下
層側ダミー用導体膜24を形成した後、膜厚 1.0μmの
リンシリケートガラス膜等の層間絶縁膜25を形成し、
この上に膜厚 1.0μmのアルミニウム等の配線用導体膜
18A及びダミー用導体膜19をボンディングパッド部
20を含めて形成する。更に、この上に保護用絶縁膜2
3を形成することは前記各実施例と同じである。
【0014】この実施例は、1層配線構造の半導体チッ
プに適用したものであり、1層配線構造であってもMO
Sトランジスタのゲート等に使用されるポリシリコン等
の一部を利用して下層側ダミー導体膜24を形成し、こ
れによって生じる段差を用いて配線用導体膜18Aを囲
むことで、保護用絶縁膜23に直接応力を受けることを
無くし、絶縁膜23のクラックの発生や導体膜18Aの
スライドの発生を防止することができる。尚、前記各実
施例はチップの隅部について説明しているが、15mm□を
越える様な大チップを樹脂封止した場合には、チップの
周辺部においても同様の問題が生じるため、本発明をチ
ップ辺周辺部においても同様に適用できることは言うま
でもない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、半導体チ
ップの周辺部に配設された配線用導体膜の側部を下層側
ダミー用導体膜によって生じる段差によって覆うように
構成しているので、配線用導体膜を覆う保護用絶縁膜が
樹脂からの応力を直接受けることがなくなり、保護用絶
縁膜のクラックや配線用導体膜のスライド及び層間ショ
ートが防止でき、配線の信頼性を著しく向上させる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、(a)は半導体チ
ップの角部の平面図、(b)はそのA−A線拡大断面図
である。
【図2】本発明の第2実施例を示し、(a)は半導体チ
ップの角部の平面図、(b)はそのB−B線拡大断面図
である。
【図3】本発明の第3実施例を示し、(a)は半導体チ
ップの角部の平面図、(b)はそのC−C線拡大断面図
である。
【図4】従来の半導体装置を示し、(a)は半導体チッ
プの角部の平面図、(b)はそのD−D線拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
11 半導体チップ 12 フィールド酸化膜 14 第1の層間絶縁膜 15 第1の配線用導体膜 16 下層側ダミー用導体膜 17 第2の層間絶縁膜 18,18A 第2の配線用導体膜 19 ダミー用導体膜 20 ボンディングパッド部 21 コンタクトホール 22 スルーホール 23 保護用絶縁膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺部に配線用導体膜が配設された半導
    体チップを樹脂で封止してなる半導体装置において、前
    記配線用導体膜の隣接する位置に下層側ダミー用導体膜
    を形成し、この下層側ダミー用導体膜で形成される段差
    で前記配線用導体膜の側部を覆うようにしたことを特徴
    とする樹脂封止型半導体装置。
JP27643391A 1991-09-30 1991-09-30 樹脂封止型半導体装置 Pending JPH0677223A (ja)

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JP27643391A JPH0677223A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 樹脂封止型半導体装置

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JPH0677223A true JPH0677223A (ja) 1994-03-18

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JP27643391A Pending JPH0677223A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 樹脂封止型半導体装置

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JP (1) JPH0677223A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659202A (en) * 1996-01-26 1997-08-19 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor device with a pair of dummy electrodes below an inner lead

Cited By (1)

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