JPH0677193U - シーズヒーターの取付構造 - Google Patents
シーズヒーターの取付構造Info
- Publication number
- JPH0677193U JPH0677193U JP2290393U JP2290393U JPH0677193U JP H0677193 U JPH0677193 U JP H0677193U JP 2290393 U JP2290393 U JP 2290393U JP 2290393 U JP2290393 U JP 2290393U JP H0677193 U JPH0677193 U JP H0677193U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- piece
- terminal
- mounting
- pipe
- Prior art date
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- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒ−タ−本体を金属製の取付体に二重絶縁構
造で確実に固定できるようにしたシ−ズヒ−タ−の取付
構造を提供する。 【構成】 金属製の取付体(8)に貫通孔(11)を形成
し、この貫通孔(11)の両端に内方部片(12)と外方部片(1
3)を嵌める。この内方部片(12)と外方部片(13)は、電気
絶縁材料で作られている。ヒ−タ−本体(1)の金属パ
イプ(2)内に設けられたヒ−タ−線(3)と、このヒ
−タ−線に連結する端子(6)は、上記パイプ(2)内
に充填された電気絶縁粉末(4)により固定されてい
る。上記ヒ−タ−本体(1)は、パイプ端を上記内方部
片(12)に当てた状態で上記端子(6)を上記貫通孔を通
して上記外方部片(13)の外側に突出させ、該端子(6)
に取付ナット(19)をねじ込むことにより、取付体(8)
に取付けられる。
造で確実に固定できるようにしたシ−ズヒ−タ−の取付
構造を提供する。 【構成】 金属製の取付体(8)に貫通孔(11)を形成
し、この貫通孔(11)の両端に内方部片(12)と外方部片(1
3)を嵌める。この内方部片(12)と外方部片(13)は、電気
絶縁材料で作られている。ヒ−タ−本体(1)の金属パ
イプ(2)内に設けられたヒ−タ−線(3)と、このヒ
−タ−線に連結する端子(6)は、上記パイプ(2)内
に充填された電気絶縁粉末(4)により固定されてい
る。上記ヒ−タ−本体(1)は、パイプ端を上記内方部
片(12)に当てた状態で上記端子(6)を上記貫通孔を通
して上記外方部片(13)の外側に突出させ、該端子(6)
に取付ナット(19)をねじ込むことにより、取付体(8)
に取付けられる。
Description
【0001】
本考案はシ−ズヒ−タ−の取付構造に関し、特に電気絶縁不良を生じないよう にした二重絶縁構造を有するシ−ズヒ−タ−の取付構造に係るものである。
【0002】
シ−ズヒ−タ−は、金属パイプ内にヒ−タ−線を挿入し該パイプ内に電気絶縁 粉末を充填して該パイプとヒ−タ−線を絶縁し、該パイプの口元部に上記絶縁粉 末を防湿するようシ−リング材を詰めてヒ−タ−本体を形成し、通常は該本体を ほぼU字状等に折曲げてパイプ端を金属製の取付フランジ等の取付体に差し込み 、該パイプ端の外周を溶接して取付体に固定してあり、空気,アルゴン,窒素そ の他の気体を加熱する空焼き用ヒ−タ−や各種の液体の加熱に使用する浸漬用ヒ −タ−が知られている。
【0003】 上記構成によりヒ−タ−線や該ヒ−タ−線に連結した端子は、上記金属パイプ や金属製の取付体から絶縁されているが、上記シ−リング材が劣化したり、上記 絶縁粉末中に含まれた空気の呼吸作用による吸湿や結露、温度の過上昇等の原因 で絶縁粉末の電気絶縁抵抗値が低下し、上記金属パイプを伝わって取付体に漏え い電流が流れる事故が発生することがあった。
【0004】
本考案はそのような絶縁不良を生ぜずにヒ−タ−本体を金属製の取付体に固定 できるようにした二重絶縁構造を有するシ−ズヒ−タ−の取付構造を提供するこ とを目的とする。
【0005】
本考案によれば、取付体に形成した貫通孔の両端縁に電気絶縁性を有する内方 部片と外方部片を嵌着し、該内方部片にヒ−タ−本体のパイプ端を当接すると共 に上記内方部片及び貫通孔を通して該ヒ−タ−本体の端子を上記外方部片の外側 に突出させ、該突出端の端子を締着することにより上記ヒ−タ−本体を取付体に 固定したことを特徴とするシ−ズヒ−タ−の取付構造が提供され、上記目的が達 成される。
【0006】
以下実施例と共に説明する。 図においては空焼用のシ−ズヒ−タ−を示してあり、ヒ−タ−本体(1)は、 公知のように、ステンレス鋼,銅等の金属パイプ(2)内にヒ−タ−線(3)を 入れ、該ヒ−タ−線を該パイプの中心に位置させるようにしながら該パイプ内に 酸化マグネシウム等の電気絶縁粉末(4)を充填し、該絶縁粉末(4)の充填率 を高めるためにスエ−ジ加工により上記パイプを減径した後、シリコン,エポキ シ等のシ−リング材(5)を口元部に詰めてある。上記加工により、上記絶縁粉 末(4)はつき固められたようになるので、上記ヒ−タ−線(3)及び該ヒ−タ −線の端部に連結した端子(6)は周囲からしっかりと押え込まれ、該端子(6 )を引張っても上記パイプ(2)から簡単に抜け出すおそれはない。
【0007】 上記のように上記端子(6)は、該端子部分のみを保持して上記ヒ−タ−本体 (1)を支えることができる程度の保持力で上記パイプ(2)内に固定されてい るが、さらに強固に固定されるよう上記端子(6)の内端側の外周にねじを形成 したり、凹凸を設けて粗面に形成したり、該端子の内端側の絶縁粉末に埋め込ま れる部分の長さを従来より長く形成したりすることができる。なお、該端子(6 )の外端側には、後記するナットをねじ着するためのねじ(7)を形成してある 。
【0008】 上記ヒ−タ−本体は、略U字状その他の適宜な形状に折曲げられ、金属製の取 付体(8)に取付けられる。該取付体は、図においては、ねじ(9)を有し加熱 すべき容器(10)の取付部にねじ着するようにしてあるが、機器の構造, 種類等に よりフランジ式その他の種々の形状, 構造に構成することができ、中央部には上 記ヒ−タ−本体(1)の端子(6)を挿通させるための貫通孔(11)を形成してあ る(図2)。
【0009】 上記貫通孔(11)の両端縁には内方部片(12)と外方部片(13)が嵌着している。該 内方部片(12)と外方部片(13)は、図においてはテフロン等のフッ素系樹脂で形成 されているが、セラミックその他の耐熱性, 電気絶縁性を有する材料で形成する ことができ、上記ヒ−タ−本体(1)の端子(6)が挿通する孔(14),(15)をそ れぞれ有し、側面に形成した径小の係合部(16),(17)を上記貫通孔(11)の端縁に 係合させることにより、上記内方部片(12)と外方部片(13)の上記挿通孔(14),(1 5)の軸心を一致させるようにしてある。
【0010】 上記内方部片(12)と外方部片(13)の間において、上記端子(6)の外周を被う よう耐熱性,電気絶縁性を有する保護管(18)を設けてある。図において、該保護 管(18)は熱収縮性を有するシリコンパイプで形成してあるが、テフロンパイプや セラミックパイプ等の熱収縮性を有しない同効の材料で形成してもよい。なお、 上記内方部片(12)若しくは外方部片(13)と一体的に保護管を形成したり、該保護 管を設けないようにすることもできる。
【0011】 而して、図2に示すように、ヒ−タ−本体(1)の金属パイプ(2)のパイプ 端を内方部片(12)に当接させた状態で上記端子(6)を内方部片(12),貫通孔(1 1)及び外方部片(13)に通しその先端を外方部片(13)の外側に突出させ、該突出端 の端子(6)に適宜ワッシャ等を介して取付ナット(19)をねじ込み、該端子を締 着することにより上記ヒ−タ−本体(1)を取付体(8)に固定する。なお、上 記端子(6)への配線(図示略)は、上記取付ナット(19)の外側にねじ着したナ ット(20)を用いて連結すればよい。
【0012】 図3は他の実施例を示し、上記内方部片(12)に当接するパイプ端に嵌着するよ う径小の係合部(21)を内方部片(12)の側方に形成したもので、ヒーター本体の保 持が確実になり、かつ該係合部(21)とパイプ(2)の嵌合を気密にすることによ り上記シ−リング材(5)や絶縁粉末(4)の劣化等を一層防止することができ る。
【0013】
本考案は上記のように構成され、取付体の貫通孔の両端に電気絶縁性を有する 内方部片と外方部片を嵌着し、ヒ−タ−本体のパイプ端を内方部片に当接させた 状態で端子を取付体に貫挿し、外方部片の外側に突出した端子を締着するように したので、上記取付体とヒ−タ−本体のパイプは内方部片により電気絶縁され、 絶縁粉末の絶縁抵抗値が低下しても漏えい電流が取付体に流れるおそれがなく、 安心して使用でき、上記パイプ端や内方部片等を充分にシ−ルすることにより空 焼用以外の低圧、高圧用の浸漬用ヒ−タ−としての使用可能性もある。
【図1】本考案の一実施例を示す一部を断面した側面
図。
図。
【図2】取付部分の拡大断面図。
【図3】他の実施例を示す拡大断面図。
1 ヒ−タ−本体 2 金属パイプ 3 ヒ−タ−線 4 電気絶縁粉末 5 シ−リング材 6 端子 11 貫通孔 12 内方部片 13 外方部片 18 保護管 19 取付ナット
Claims (3)
- 【請求項1】 取付体に形成した貫通孔の両端縁に電気
絶縁性を有する内方部片と外方部片を嵌着し、該内方部
片にヒ−タ−本体のパイプ端を当接すると共に該内方部
片及び上記貫通孔を通して上記ヒ−タ−本体の端子を上
記外方部片の外側に突出させ、突出端の該端子を締着し
て上記ヒ−タ−本体を取付体に固定したことを特徴とす
るシ−ズヒ−タ−の取付構造。 - 【請求項2】 上記内方部片と外方部片間において上記
端子の外周には電気絶縁性を有する保護管が設けられて
いる請求項1に記載のシ−ズヒ−タ−の取付構造。 - 【請求項3】 上記ヒ−タ−本体のパイプ端は上記内方
部片に嵌着している請求項1又は2に記載のシ−ズヒ−
タ−の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290393U JPH0677193U (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | シーズヒーターの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290393U JPH0677193U (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | シーズヒーターの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677193U true JPH0677193U (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=12095607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2290393U Pending JPH0677193U (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | シーズヒーターの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677193U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07235368A (ja) * | 1994-02-24 | 1995-09-05 | Sakaguchi Dennetsu Kk | シーズヒーター取付装置 |
JP2018530868A (ja) * | 2015-09-09 | 2018-10-18 | ワットロー・エレクトリック・マニュファクチャリング・カンパニー | 高温管状ヒーター |
KR102245457B1 (ko) * | 2020-05-22 | 2021-04-28 | (주)블루오션코리아 | 세라믹관 발열체 및 이를 이용한 원적외선 히터 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP2290393U patent/JPH0677193U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07235368A (ja) * | 1994-02-24 | 1995-09-05 | Sakaguchi Dennetsu Kk | シーズヒーター取付装置 |
JP2018530868A (ja) * | 2015-09-09 | 2018-10-18 | ワットロー・エレクトリック・マニュファクチャリング・カンパニー | 高温管状ヒーター |
JP2021132043A (ja) * | 2015-09-09 | 2021-09-09 | ワットロー・エレクトリック・マニュファクチャリング・カンパニー | 高温管状ヒーター |
KR102245457B1 (ko) * | 2020-05-22 | 2021-04-28 | (주)블루오션코리아 | 세라믹관 발열체 및 이를 이용한 원적외선 히터 |
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