JPH0677103B2 - ソフト・フオ−カス・レンズ - Google Patents

ソフト・フオ−カス・レンズ

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JPH0677103B2
JPH0677103B2 JP20132086A JP20132086A JPH0677103B2 JP H0677103 B2 JPH0677103 B2 JP H0677103B2 JP 20132086 A JP20132086 A JP 20132086A JP 20132086 A JP20132086 A JP 20132086A JP H0677103 B2 JPH0677103 B2 JP H0677103B2
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JP
Japan
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lens
convex
soft focus
concave
focus lens
Prior art date
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JP20132086A
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JPS6358313A (ja
Inventor
栄一 高野
Original Assignee
株式会社コプテイツク
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、写真機等に於いて使用されるソフト・フォー
カス・レンズに関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種のソフト・フォーカス・レンズは、物体側
より順に、絞り、凹レンズと凸レンズとを貼り合せて構
成されるメニスカスレンズを配置したものであり、球
面収差がアンダーに大きく残って美しいソフト効果をも
ち、且つ深い焦点深度を有するものであり、像面湾
曲、非点収差、コマ収差、色収差、等が良好に補
正され、更には周辺光量が充分に存在する、と云った
条件を満たすものであるため、これ等が相俟って極めて
美麗な芸術写真の撮影を可能にするものであった。
しかしながら、従来のソフト・フォーカス・レンズは、
その使用画角は±16.7度程度までであって、例えば画角
が±23度にまで達してしまうと、大きな非点収差、像面
湾曲が発生してしまい、画面の周辺部の歪みが甚だしく
なってしまって性能の劣る望ましくない結果となってい
た。
「発明が解決しようとする問題点」 従来の上記ソフト・フォーカス・レンズに於ける具体的
な数値を示すならば、凸レンズに屈曲率が約1.5程度の
ものが使用され、凹レンズにこれよりも屈折率がほぼ0.
1高い約1.6程度のものを使用して組合わされていた。
このような構成では、像面湾曲を示すペッツバール和が
0.6以上となり、画角を大きくすると像面湾曲が大きく
なり、また非点収差も発生して、良好な性能を画面周辺
部に於いて得ることはできなかった。凹レンズの屈折率
が凸レンズの屈折率よりも高いままで凸レンズの屈折率
を1.8以上に上げると、ペッツバール和が0.45以下にな
るので、この数値自体は使用目的に合致するものとなる
が、画面隅部では焦点距離の3.5%にも達する非点隔差
が発生してしまい、使用に耐えられるものではなかっ
た。
このような現像が生じてしまう原因は、凹レンズの屈曲
率は凸レンズの屈折率よりも常に高ければならないとす
る従来からの常識に拘泥していた結果に他ならない。
本発明は、上述した従来の問題点を解消するべく発生さ
れたソフト・フォーカス・レンズであって、上記非点隔
差の補正を可能にし、もって画面周辺部に於いても良好
な性能を発揮させることのできるようにすることを目的
とする。
「問題点を解決するための手段及び作用」 以下、本発明の構成を、本発明の実施例を示す図面に基
づいて説明する。
本発明のソフト・フォーカス・レンズは、物体側より順
に、絞り1、及び凹レンズである第一のレンズ3と凸レ
ンズである第二のレンズ4とを貼り合せて構成されるメ
ニスカスレンズ2を配置した構成であって、前記した第
二のレンズ4のd線に対する屈折率をN凸、前記第一の
レンズ3のd線に対する屈折率をN凹とするときに、 N凸>1.6 N凸−N凹>0.05 の条件を満足させるものである。
即ち、凹レンズである第一のレンズ3の屈折率N凹を凸
レンズである第二のレンズ4の屈折率N凸よりも0.05以
下にすれば、非点隔差の補正を可能にするものである。
「実施例」 第1図は、本発明のソフト・フォーカス・レンズの一実
施例を示す断面図、第2図は、その収差図であり、また
第3図は、本発明の他の実施例を示す断面図、第4図
は、その収差図である。
以下に各実施例の諸元を示す。但し、は絞り、R1、R2
R3は、物体側より順にメニスカスレンズ2のレンズ面を
表す。
第1実施例 焦点距離;52.3 画角;±22.5° ベッツバール和;0.385 画面隅部の非点隔差;0.48 N凸=1.71300>1.6 N凸−N凹=0.1203>0.05 第2実施例 焦点距離;52.3 画角;±22.5° ベッツバール和;0.309 画面隅部の非点隔差;0.90 N凸=1.88300>1.6 N凸−N凹=0.121>0.05 上記した実施例に付記したベッツバール和と共に第2
図、第4図の収差図は、本発明の目的を充分に果してい
ることを示唆している。
「効果」 本発明は、以上説明したような構成となっており、作用
する。
従って、写真機等に於いて使用されるソフト・フォーカ
ス・レンズにあって、使用画角を±16.7度以上にとるこ
とが可能であり、像面湾曲、非点収差、非点隔差を補正
して良好な性能を画面周辺部に於いて得ることができ、
従来のソフト・フォーカス・レンズと同様に、球面収差
がアンダーに大きく残って美しいソフト効果をもち、且
つ深い焦点深度を有し、コマ収差、色収差、等をも良好
に補正し、更には周辺光量が充分に存在する、等によっ
て極めて美麗な芸術写真の撮影が可能になる等、多くの
優れた作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のソフト・フォーカス・レンズの一実
施例を示す断面図である。 第2図は、第1図の収差図である。 第3図は、本発明の他の実施例を示す断面図である。 第4図は、第3図の収差図である。 符号の説明 1;絞り、2;メニスカスレンズ、3;第一のレンズ、4;第二
のレンズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、絞り(1)、凹レンズで
    ある第一のレンズ(3)と、凸レンズである第二のレン
    ズ(4)とを貼り合せて構成されるメニスカスレンズ
    (2)を配置したソフト・フォーカス・レンズに於い
    て、前記第二のレンズ(4)のd線に対する屈折率をN
    凸、前記第一のレンズ(3)のd線に対する屈折率をN
    凹とするとき、 N凸>1.6 N凸−N凹>0.05 の条件を満足することを特徴とするソフト・フォーカス
    ・レンズ。
JP20132086A 1986-08-29 1986-08-29 ソフト・フオ−カス・レンズ Expired - Lifetime JPH0677103B2 (ja)

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