JPH067693B2 - 多機能性を有するディジタル手法を用いたテレビジョン試験信号発生装置 - Google Patents

多機能性を有するディジタル手法を用いたテレビジョン試験信号発生装置

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JPH067693B2
JPH067693B2 JP11877188A JP11877188A JPH067693B2 JP H067693 B2 JPH067693 B2 JP H067693B2 JP 11877188 A JP11877188 A JP 11877188A JP 11877188 A JP11877188 A JP 11877188A JP H067693 B2 JPH067693 B2 JP H067693B2
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television
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隆夫 荒井
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は多機能性を有するディジタル手法を用いたテ
レビジョン試験信号発生装置に係り、特に、テレビジョ
ンシステムの伝送路及び関連する装置を試験するための
試験テレビ信号を発生するテレビ信号発生装置に関す
る。
[従来の技術] テレビジョン画像情報の伝送路やテレビジョンセットお
よびビデオテープレコーダの各構成回路等が正常に動作
することを試験する場合、予め定められた信号波形を有
する試験用のテレビ信号を各被試験部材に印加して、例
えばテレビジョンセットにおけるブラウン管に正常な試
験画像が表示されることを確認する。
このような試験用のテレビ信号は国際規格(CCIR)
や米国内規(FCC)等の種々の公的組織が基準となる
信号波形を定義して、その使用を勧告している。
周知のように、例えばNTSC方式の525本の走査線
(ライン)からなる一つのTV画面を構成するテレビ信
号は、第20図に示すように、大きく別けて垂直同期区
間と映像ライン区間とに分割される。さらに垂直同期区
間は3H長さを有する等価パルスの前期間、3Hの垂直
同期パルス期間、3Hの等価パルスの後期間およびブラ
ックバースト期間で構成され、映像ライン区間は水平同
期信号1で区切られた映像信号2で構成されている。
そして、等価パルス、垂直同期パルスおよびブラックバ
ースト(カラーバースト信号)はそれぞれ第21図A,
B,Cに示す波形となる。また、1映像ライン区間分の
映像信号2は、この映像信号2をCCIRに定義された
ゴンボジット信号とすれば、第21図Dに示すように、
複数のエレメント3から形成されており、各エレメント
3の形状がそれぞれ規定されている。
このような試験テレビ信号を発生するテレビ信号発生装
置は高度な信号発生精度が要求される。アナログ回路素
子を用いた信号発生装置であれば、回路規模が大きくな
るのみならず、出力信号の安定性が得られないので、デ
ィジタル技術を用いたテレビジョン試験信号発生装置が
開発されている。
第22図はデジタル技術を用いた従来のテレビジョン試
験信号発生装置の概略構成を示すブロック図である。図
中4はテレビ信号のライン区間を構成の単位とした、複
数信号波形をそれぞれ時間軸でサンプリング(例えば1
ラインを3640等分)した場合の各波高値(データ値)を
10ビットのディジタル値に変換した状態で格納したR
OMであり、ROM4の各行に1ライン分のブラックバ
ーストデータ、等価パルスデータ、垂直パルスデータ、
試験信号データ等のデータ値が格納されている。すなわ
ち、各データ値の格納位置を示すアドレスのうち上位ア
ドレスは1〜525の各ラインを示し、下位アドレスは
各波形の各時間軸位置を示す。垂直走査アドレスカウン
タ5はライン周波数(約15kHz)と同期したクロッ
クで更新され、この垂直走査アドレスカウンタ5の出力
は、ROM6中の各波形出力指定メモリ6a,6b,6
cのアドレスを変えることにより出力データ値を指定す
る。各波形出力指定メモリ6a〜6cには各ライン毎に
第21図に示すどの波形をどのライン位置に出力するか
のROM4の上位アドレス情報が記憶されている。この
例によると3種類の出力手順が記憶されている。そし
て、垂直走査アドレスカウンタ5の出力値が更新される
度に出力すべきラインを指定する情報、すなわちROM
4の読出しデータ値の上位アドレス値をROMセレクタ
7へ送出する。ROMセレクタ7は走査盤8から入力さ
れた波形選択信号によって指定された一つの波形出力指
定メモリ6a〜6cからの上位アドレスのみをROM4
へ送出する。ROM4の送出すべきラインデータが上位
アドレスにて指定されると、1ライン・アドレスカウン
タ9が例えばライン周波数の3640倍(副搬送波周波数fs
の約16倍)、すなわち約57MHzで前記指定された
ラインデータの下位アドレスを順次指定していく。その
結果、指定されたラインデータの波形を構成する各時間
軸位置の波高値が順次出力され、D/A変換器10へ入
力される。しかして、D/A変換器10から走査盤8に
て指定された1TV画面(フレーム)分のテレビ信号が
出力される。
このようにROM4内に、試験テレビ信号を構成する各
信号波形を一定周波数でサンプリングされた各時間軸位
置の各波高値をディジタル値で格納しておくことによ
り、出力された試験テレビ信号の電気的安定性を大幅に
向上できる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、第22図のように構成されたテレビジョ
ン試験信号発生装置においてもまだ次のような問題があ
った。前述したように1ライン分の信号波形は3640等分
され、各波高値は10ビットで表示されているので、1
ラインのデータは10ビット×3640ワードとなる。ま
た、第21図A,B,Cの3種類の信号は必ず必要であ
るので、出力したい映像信号2の種類数をNとすると、
ROM4の必要とする記憶容量は 10ビット×3.6kワード×(3+N) となる。
例えば出力したい映像信号2の種類Nが100種類であ
れば、第20図の垂直同期区間を省略すると、全部の記
憶容量は100×3.6kW×10bitとなる。これを2
56K(32.768kW×8bit)のROM素子を用いると、
14個のROM素子が必要となる。このように多大の記
憶素子が必要となり、製造費が上昇する。
また、各映像信号2には、輝度信号成分(Y成分)と色
信号成分(C成分)と同期信号成分(SYNC)とが含
まれ、テレビジョンセット内で各成分が分離されて検出
されるが、これ等の各成分を合成した映像信号2の波形
全体の各波高値(データ値)が10bitで集約され、そ
の情報がD/A変換器10でアナログ値に変換されるの
で、D/A変換器10における十分な分解能が得られな
い。したがって、不十分な分解能でD/A変換された試
験テレビ信号波形の振幅直線性が低下する。その結果、
それ以降の信号処理過程において大きな量子化誤差が含
まれる問題がある。
また、D/A変換器10の非直線性が試験テレビ信号波
形の位相直線性を低下させる問題もある。
このように、上述した従来のディジタル手法を用いるテ
レビジョン試験信号発生装置は、主としてROMを波形
メモリとして用いていることによるメモリ容量の問題と
それに付随する問題とを有している。さらに、上述の装
置は、後述するビデオシステムの発展により、さらに解
決されなければならない問題としての多機能化に不適で
あるという問題を有している。
近時の映像メデアの高品質化を実現するための現実的な
プログラムとしてIDTV,EDTV,HDTVとそれ
ぞれ具体的な手順が定着し,IDTVは既に実用化され
ている。
また、それらの動きとは別に機器のインターフェースを
現状のコンポジット信号からY/C分離信号に置き替え
ることにより映像信号の広帯域化、クロスカラー、ドッ
ト妨害の除去等の効果を引き出し、鮮明な画像を提供す
るホームビデオ機器も商品化されている。
このような画質改善動向の中で、特に現行のTVシステ
ムにさまざまな信号処理技術を施すことにより高画質化
を図ることは極めて現実的で重要なテーマである。
すなわち、このようなテーマにフレキシブルに対応でき
る多機能型のTV(ビデオ)信号発生器がディジタルテ
クニックを駆使して実現されることが要求されている。
しかるに、次に述べるように、波形メモリを用いるテク
ニックでは、それが限界付けられてしまう。
ディジタル技術を応用した信号発生器の基本的な考え方
は、ROMまたはRAMにあらかじめ記憶されている波
形データをD/A変換したのち出力信号とするものであ
る。前者は出力波形を変更したり、ユーザーがオペレー
ションの一環として自由に波形を作成したりすることは
不可能である。後者はそれが可能であるが複雑なTV波
形を作成することは内部の実現手段、操作性、作成ずみ
波形のバックアップ方法などが問題となり一方向として
それらの作業を外部コンピュータに任せ、自体は単なる
メモリー手段と出力手段に限定する考え方がある。しか
し、この場合はスタンドアロンタイプとしての条件を欠
いてしまう。
そこで、この発明は多機能性を有するディジタル手法を
用いたテレビジョン試験信号発生装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明によるテレビジョ
ン試験信号発生装置は、生成すべきテレビジョン試験信
号に含まれる少なくとも1ライン分の輝度信号波形を提
示する多項式を構成する複数の関数および該各関数を定
義するための複数のパラメータ値とを記憶する第1のメ
モリ手段と、上記生成すべきテレビジョン試験信号に含
まれる少なくとも1ライン分の色信号波形を提示する多
項式を構成する複数の関数および該各関数を定義するた
めの複数のパラメータ値とを記憶する第2のメモリ手段
と、上記生成すべきテレビジョン試験信号に含まれる少
なくとも1ライン分の同期信号波形を提示する多項式を
構成する複数の関数および該各関数を定義するための複
数のパラメータ値とを記憶する第3のメモリ手段と、上
記輝度信号波形の各時間軸位置の波高値を算出するため
に、上記第1のメモリ手段からの上記輝度信号波形に関
する各関数およびパラメータ値の出力を受ける第1の展
開手段と、上記色信号波形の各時間軸位置の波高値を算
出するために、上記第2のメモリ手段からの上記色信号
波形に関する各関数およびパラメータ値の出力を受ける
第2の展開手段と、上記同期信号波形の各時間軸位置の
波高値を算出するために、上記第3のメモリ手段からの
上記同期信号波形に関する各関数およびパラメータ値の
出力を受ける第3の展開手段と、上記輝度信号波形の各
時間軸位置の波高値を上記テレビジョン信号の少なくと
も1ライン分について記憶するために、上記第1の展開
手段からの出力を受ける第4のメモリ手段と、上記色信
号波形の各時間軸位置の波高値を上記テレビジョン信号
の少なくとも1ライン分について記憶するために、上記
第2の展開手段からの出力を受ける第5のメモリ手段
と、上記同期信号波形の各時間位置の波高値を上記テレ
ビジョン信号の少なくとも1ライン分について記憶する
ために、上記第3の展開手段からの出力を受ける第6の
メモリ手段とを具備する。
[作 用] 上記のように構成されたテレビジョン試験信号装置にお
いて、第1乃至第3のメモリはそれぞれ生成すべきテレ
ビジョン試験信号に含まれる少なくとも1ライン分の輝
度信号波形、色信号波形および同期信号波形を提示する
各多項式を構成する各複数の関数および該各複数の関数
を定義するための各複数のパラメータ値とを記憶する。
第1乃至第3の展開部はそれぞれ上記各信号波形の各時
間位置の各波高値を算出するために、上記第1乃至第3
のメモリからの各信号波形に関する各関数および各パラ
メータ値の出力を受ける。第4乃至第6のメモリはそれ
ぞれ上記各信号波形の各時間軸位置の各波高値を上記テ
レビジョン信号の少なくとも1ライン分について記憶す
るために、上記第1乃至第3の展開部からの各出力を受
ける。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。
まず、第2図乃至第5図および表1と表2を用いて本発
明の動作原理を説明する。第2図に示すように、垂直同
期区間と映像ライン区間とからなる試験テレビ信号11
の信号波形は輝度信号12と色信号13と同期信号14
の各信号波形に分解できる。第3図は試験テレビ信号1
1のうち映像ライン区間における水平同期信号1で区切
られた1ライン分の映像信号2部分の波形を拡大した図
である。この映像信号2は前述したCCIRに定義され
たコンポジット波形を有する。したがって、映像信号波
形を構成する各波形エレメント3の形状を決定する、波
高値(レベル値)l、幅W、開始位置Ps、中心位置P
c、立上り時間Sr、立下り時間Sf、オフセット値S
u、周波数Fr、位相Ph等の各値は予め定められてい
る。
したがって、試験テレビ信号11を分解した輝度信号1
2、色信号13、同期信号14の各波形を決定する上記
各パラメータ値も一定値に定まる。
第4図は分解された輝度信号12を〜の10個の関
数からなる多項式に展開する手順を説明するための図で
ある。この輝度信号波形は立上り関数(RISE)と立
下り関数(FALL)およびsin関数(SIN)の
3種類のそれぞれ各時間区間で定義される関数で表現す
ることが可能ある。例えば輝度信号波形の台形の先頭の
エレメント3aの左辺は立上り関数で近似でき、右辺は
立下り関数で近似できる。なお、上辺は補間式にて自動
的に連結される。また、2番目及び3番目の各エレメン
ト3b,3cはsin関数にて近似される。最後の段階
状のエレメント3dは5個の立上り関数と1個の立下り
関数で近似できる。なお、各エレメント間も前記補間式
にて自動的に連結される。この補間式は各信号波形に共
通であるので、多項式に含まれるず、この多項式の値を
実際に算出するときに自動的に計算される。また、図示
した多項式の先頭位置および最終位置に実際の計算値に
は影響しない(開始符号)および(終了符号)が付され
ている。
立上り関数(RISE)は図示するように、立上り時間
Sr[T]、中心位置Pc[μSEC]、波高値(レベ
ル値)l[IRE]、オフセット値Su[IRE]の各
パラメータ値の関数となる。同様に立下り関数(FAL
L)はSf,Pc,l,Suの各パラメータ値の関数と
なり、sin関数(SIN)はSr,Pc,l,Su
の各パラメータ値の関数となる。
第5図は実施例の輝度信号12には使用されないが、他
の色信号13および同期信号14に使用される各関数を
示す図である。図示するように色信号13に使用される
sin関数(SIN)はSr、開始位置Ps[μSE
C]、位相Ph[deg]、l、Su、周波数Fr[MH
z]、幅W[μSEC]の各パラメータ値の関数とな
る。同様にバースト関数(BUST)および位置関数
(POIT)が図示する各パラメータ値の関数となる。
その他に、1ライン分のデータ値を送出する時にメモリ
上の格納番地を指定する場合に使用されるフィル関数
(FILL)が開始位置St[ライン番地]、停止位置
Sp[ライン番地]、yB[輝度メモリ番地]、cB
[色メモリ番地]で定義されている。
以上説明したように各関数はそれぞれ複数のパラメータ
値で表現できるが、実際に各関数の関数値を算出する場
合は、表1および表2に示した変換式および実行式を用
いて算出する。例えば立上り関数(RISE)は7個の
変換式でhad〜setの7個の中間パラメータ値を算出し
て、これらの中間パラメータ値を前記実行式に代入して
関数値を算出する。なお、実行式f(x)のxは各波形
の横軸、すなわち時間を示す。
表1および表2の変換式および実行式を用いて、第4図
の輝度信号波形の多項式を構成する。
RISEからRALLまでの10個の関数の時間軸
上のx位置における各関数値f(x)を算出する。しか
して、それぞれの時間区間で求められた各関数値を連結
することによって輝度信号波形のx位置における波高値
(データ値)が得られる。
このような手法にて、輝度信号12,色信号13、同期
信号14の同一位置xにおける各波高値を算出して、加
算すれば元の試験テレビ信号波形全体のx位置における
波高値が得られる。そして、x値を順次更新していくと
1ライン分の試験テレビ信号が得られる。
第1図は上述した動作原理で試験テレビ信号を作成する
テレビ信号発生装置を示すブロック構成図である。RO
M又はRAM等の記憶素子で形成された輝度成分メモリ
15には、輝度信号12の第4図に示す多項式を構成す
る各関数および各パラメータ値が記憶され、色成分メモ
リ16には色信号13の多項式を構成する各関数および
各パラメータ値が記憶され、同期成分メモリ17には同
期信号14の多項式を構成する各関数および各パラメー
タ値が記憶されている。さらに、ライン送出順序メモリ
18には、各信号12,13,14の各1ライン毎の送
出順序を作成するためのライン送出順序関数およびこの
関数値を得るためのラインパラメータ値が記憶されてい
る。
波形情報メモリ19には、第6図に示すように、このテ
レビ信号発生装置で出力しようとする試験テレビ信号波
形の波形番号毎に、輝度(Y)多項式の関数の数Ynお
よび輝度成分メモリ15の格納ポインタYp、色(C)
多項式の関数の数Cnおよび色成分メモリ16の格納ポ
インタCp、同期(SYNC)多項式の関数の数Snお
よび同期成分メモリ17の格納ポインタSp、ライン送
出順序多項式の関数の数Lnおよびライン送出順序メモ
リ18の格納ポインタLp等が記憶されている。ちなみ
に、前記コンポジット波形の波形番号は[1]である。
例えば、マイクロプロセッサのプログラム処理手順とし
て示される条件入力部20は、外部から試験テレビ信号
の波形番号が入力されると、波形情報メモリ19から該
当波形番号の各多項式の各関数の数Yn,Cn,Sn,
Lnおよび各格納ポインタYp,Cp,Sp,Lpをそ
れぞれ輝度成分展開部21、色成分展開部22,同期成
分展開部23、ライン送出順序展開部24へ送出する。
マイクロプロセッサのプログラム処理手順として示され
た輝度成分展開部21は輝度成分メモリ15から条件入
力部20にて指定された格納ポインタYpの輝度(Y)
多項式および各パラメータ値を読出して、前述した手法
にて輝度信号波形の各時間軸位置xにおける波高値(デ
ータ値)を例えば10bit表示で算出する。
なお、各時間軸位置xの間隔は1ラインを3640等分した
値に設定されている。すなわち、一つの波高値は副搬送
波周波数fsの16倍の周波数(≒57MHz)でサンプ
リングされた値である。
算出結果は輝度成分データメモリ25の輝度成分展開部
21を介して条件入力部20から指定された格納番地に
格納される。この輝度成分データメモリ25は、最大1
6種類の1ライン分の輝度信号波形のデータを記憶でき
る容量を有している。
同様に色成分展開部22および同期成分展開部23は色
成分メモリ16および同期成分メモリ17から条件入力
部20にて指定された色(C)多項式と各パラメータ
値、同期(SYNC)多項式と各パラメータ値を読出し
て、それぞれ色信号波形の各波高値、同期信号波形の各
波高値を算出して、算出結果を色成分データメモリ26
および同期成分データメモリ27へ送出する。
ライン送出順序展開部24は、条件入力部20にて指定
されたライン多項式と各パラメータ値をライン送出順序
メモリ18から読出して、演算を実行して、1ライン毎
のラインデータの送出順序の情報を次のデータ選択メモ
リ28へ設定する。
データ選択メモリ28は[262.5(ライン)×4(4フ
イールドで一巡するタイミングになっているため)×2
(0.5H単位で設定されなければならないため)]のワ
ード長さを有し、データ選択メモリ更新カウンタ29か
ら、0.5H毎に更新されるカウント値が入力される度
に、先に設定されたラインデータの送出順序に従って、
各成分データメモリ25,26,27の1ライン分の各
波高値(データ値)の上位アドレスの読出し番地を指定
していく。データメモリ更新カウンタ30は副搬送波周
波数fsの16倍の周波数(≒57MHz)で更新されるカ
ウント値を各成分データメモリ25,26,27へ送出
する。したがって、各成分データメモリ25,26,2
7は、データ選択メモリ28にて指定されたラインデー
タを構成する信号波形の各波高値を周波数(≒57MH
z)で送出する。
各成分データメモリ25,26,27から順次送出され
るディジタルの各波高値はそれぞれD/A変換器31,
32,33へ入力される。その結果、各D/A変換器3
1,32,33からそれぞれ第2図および第3図に示し
たアナログの輝度信号12、色信号13、同期信号14
が出力される。これ等のアナログ信号12,13,14
は次の波形合成部としての波形合成器34で合成され、
一つの試験テレビ信号11となる。
次に、前記条件入力部20の実際のプログラム処理動作
を第7図の流れ図を用いて説明する。外部から波形番号
が入力されると、波形情報メモリ19から該当波形番号
の前述した各多項式の各波形情報を得る。そして、S1
にて輝度(Y)多項式の関数の数Ynが0でなければ、
関数の数Yn、格納ポインタPn、展開結果を格納する
輝度成分データメモリ25の格納番地を輝度成分展開部
21へ送出して、S2にてこの輝度成分展開部21に輝
度成分の展開処理を実行させる。S2において輝度成分
の展開処理が終了した場合又は最初から輝度信号12の
多項式が設定されていなかった場合は、S3へ進み、波
形情報から色信号13の多項式の関数の数Cnを調べ
る。
S3以降で色信号13に対する輝度信号12の処理と同
様の処理が終了すると、、S4以降にて、同期信号14
に対する同じく輝度信号12の処理と同様の処理を実行
する。
輝度信号12,色信号13、同期信号14に対する一連
の処理が終了すると、S5にて、波形情報からライン多
項式の格納ポインタLpおよび各展開結果が格納されて
いる輝度成分データメモリ25、色成分データメモリ2
6、同期成分データメモリ27の各格納番地をライン送
出順序展開部24へ送出する。その後、S6にてライン
送出展開処理を実行させる。
第8図は第7図のS2にて輝度成分展開部21が実行す
る輝度成分展開処理を示す流れ図である。流れ図が開始
されると、条件入力部20にて指定された輝度成分メモ
リ15の格納ポインタYpからYn個の関数および各パ
ラメータ値を読出して輝度(Y)多項式を得る。そし
て、S7にてこの輝度多項式を構成する1項分の関数を
読出す。読出した関数が開始符号であれば、時間軸の次
のx値を示すxnおよび次の波高値を示すynをそれぞれ0
に初期設定する。そして、S7へ戻り次の関数を読取
る。読取った関数が立上り関数(RISE)であれば、
S8にてこの関数値を求めるRISE展開処理を実行す
る。そして、展開処理が終了すると、再びS7へ戻り次
の関数を読出しその関数の展開処理を実行する。
このように輝度多項式を構成する各関数の展開処理を順
次実行してゆき、終了符号に到達すると、S9にてxnが
最終値の3639に達していない場合は、S10にて補間処
理を実行したのち、また、達していればそのまま輝度多
項式の全部の関数の数Ynの処理が終了したことを確認
して、この輝度成分展開処理を終了する。
第9図は第8図におけるS8のRISE展開処理を示す
流れ図である。流れ図が開始されると表1に示した変換
式の各中間パラメータ値を算出する。次に、算出された
中間パラメータ値startがxnに達していれば、補間処理
を実行したのち、また、達していなければそのままx値
をstart値に設定する。そして、S11にて表1の関数
値f(x)を算出し、算出されたf(x)値、すなわち
時間軸位置xにおける波高値を指定された輝度成分デー
タメモリ25の格納番地へ格納する。そして、x値を1
だけ増加して、増加後のx値が算出された中間パラメー
タ値stopを越えていないことを確認ののち、S11へ戻
り増加後のx値に対する関数値f(x)を算出する。
S12にてx値がstop値を越えると、xnを(stop+1)
に設定し、ynを(set+amp)に設定する。
また、第10図は第8図における補間処理を示す流れ図
である。流れ図が開始されると、傾きを示す△yを算出
する。
△y=(set−yn)/(start−xn) 次にx値をxnに設定したのち、S13にて、図示する補
間式にて補間値f(x)を算出する。算出した補間値f
(x)、すなわちx位置における波高値を輝度成分デー
タメモリ25の指定された格納番地へ格納する。そし
て、x値を1だけ増加し、増加後のx値が(start−
1)を越えていなければ、S13にて再度補間値f
(x)の計算を実行し、(start−1)を越えると、こ
の補間処理を終了する。
第11図は第7図におけるS6のライン送出展開処理を
示す流れ図である。まず、RAMメモリ上にブラックバ
ースト波形を4フィールド分描く。次にS14にて1フ
ィールド分のラインデータの作成処理を実行する。そし
て、S14にて作成された1フィールド分のラインデー
タを2,3,4フィールドに複写する。
第12図は第11図におけるS14の1フィールド分の
ラインデータ作成処理を示す流れ図である。流れ図が開
始されると、S15にてライ送出順序メモリ18から読
出された第5図の複数のフィル関数(FILL)で構成
されたライン多項式から1項分のフィル関数(FIL
L)を読出す。次にS16にて、データ選択メモリ28
のアドレスAlを開始位置Stのパラメータ値に設定す
る。そして、条件入力手段20にて指定された輝度成分
データメモリ25の格納番地および色成分データメモリ
26の格納番地をデータ選択メモリ28のアドレスAl
に格納する。そして、アドレスAlを1だけ増加する。
S17にて増加後のアドレスAlが停止位置Spのパラ
メータ値を越えていなければ、S16へ戻り、各格納番
地を更新後のアドレスAlへ格納する。停止位置Spを
越えるとS15で次のフィル関数(FILL)を読出し
て、このフィル関数(FILL)に対する処理を開始す
る。
S18にて多項式を構成する全部のフィル関数(FIL
L)に対する処理が終了すると、この1フィールド分の
ラインデータの作成処理を終了する。
以上で第2図の映像ライン区間における試験テレビ信号
11の作成処理が終了する。
なお、垂直同期区間の信号作成処理はNTSC方式のす
べての試験テレビ信号に共通しているので、電源投入と
同時にROMに格納された制御プログラムおよび関数、
パラメータ値により自動的に作成される。
このように構成されたテレビ信号発生装置において、輝
度成分メモリ15、色成分メモリ16、同期成分メモリ
17、ライン送出順序メモリ18にこのテレビ信号発生
装置で出力したい各試験テレビ信号11に含まれる輝度
信号12、色信号13、同期信号14の各多項式の各関
数および各パラメータ値およびライン送出順序の関数、
パラメータ値を設定しておく。さらに、波形情報メモリ
19に波形番号に対応する各成分メモリ15,16,1
7およびライン送出順序メモリ18の格納ポインタを設
定しておく。
しかるのち、このテレビ信号発生装置で出力したい試験
テレビ信号の波形番号を条件入力手段20へ印加する
と、波形合成器34から指定された波形番号の試験テレ
ビ信号11が出力される。
このように構成されたテレビ信号発生装置であれば、各
成分メモリ15,16,17には、実際の波形データで
なく、試験テレビ信号11を分解した輝度信号12、色
信号13、同期信号14の各多項式を構成する複数の関
数と複数のパラメータ値が記憶されているのみである。
実際の波形は使用目的によりその都度毎に異なるため、
使用目的に必要な数だけ各多項式を波形に展開して各デ
ータ成分メモリ25,26,27に記憶させ、それ等を
波形合成して出力する。その結果、実際の波形を記憶す
る各成分データメモリ25,26,27は全ての試験波
形数分のデータを記憶する必要なく、それぞれの使用目
的を規定した十数個のラインデータを格納できればよ
い。したがって、装置全体の必要とする記憶容量を大幅
に低減できる。
例えば第3図に示す1フィールド(1ライン)分のコン
ポジットの試験テレビ信号11を得る場合、第22図に
示した従来装置であれば、前述したように3640ワード必
要であった。この実施例装置においては、輝度信号12
の成分が第4図に示すように12の関数の多項式で示さ
れるので(9ワード×12)となり、同様に色信号13
の成分が5個の関数からなる多項式で示されるので(6
ワード×5)となり、同期信号14の成分が4個の関数
からなる多項式で示されるので(9ワード×4)とな
る。したがって、合計は174ワードとなり、記憶容量を
大幅に減少できることが確認された。
表3は出力しようとする試験テレビ信号の種類数Nとそ
の場合に必要とする記憶容量とを従来装置と実施例装置
との比較で示すものであり、垂直同期区間は省略されて
いる。表3から明らかなように、実用範囲で記憶容量を
大幅に低減できることが理解できる。
また、輝度信号12、色信号13、同期信号14毎に最
大波高値を10bitで表現できるので、これ等を合成し
て得られた試験テレビ信号11の振幅直線性および位相
直線性は、従来の最終試験テレビ信号の波高値を10bi
tに設定する場合に比較して、大幅に改善されることに
なる。特に、第1図の実施例のように、各成分データメ
モリ25,26,27から出力されたディジタルの信号
波形を各D/A変換器31,32,33でアナログ波形
に変換した後に波形合成器34で一つの試験テレビ信号
11に合成すれば、振幅直線性および位相直線性をさら
に向上できる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。第13図Aに示すように、輝度成分データメモリ2
5、色成分データメモリ26、同期成分データメモリ2
7から出力される各信号波形に対応するディジタルの各
波高値(データ値)を波形合成部としてのディジタル加
算器35で各時間軸位置x毎に加算して、ディジタル表
示された試験テレビ信号を出力するようにしてもよい。
このようにアナログ信号の他にディジタルの試験テレビ
信号をも送出することによって、被測定装置の試験結果
をコンピュータで解析する場合に、基準となる試験テレ
ビ信号を入力するためのA/D変換器を省略できる。
第13図Aに破線で示したように、D/A変換器31−
33およびディジタル加算器35に通す前のY,C,S
YNC成分の各ディジタル出力信号をそれぞれ分離的に
出力するようにしてもよい。
さらに、Y/C分離TVシステムに適応させるために
は、第13図Bに示したように、YおよびSYNC成分
を第1の合成器341で合成すると共に、この第1の合成
器341のY+SYNC出力とC成分とを第2の合成器342
で合成するように構成する。この場合、第2の合成器34
2からのY+C+SYNC成分を含むコンポジット信号
が出力されると共に、第1の合成器341からのY+SY
NC成分を含む信号が出力される。さらに、これらとは
分離されたC成分のみの信号が出力される。従って、ユ
ーザはY/C分離TVシステムに使用するときはY+S
YNC成分を含む信号とC成分のみの信号とを選択して
やればよい。
なお、以上の説明はY成分とSYNC成分とをそれぞれ
独立させた回路系で処理する場合であったが、第13B
図中に破線の枠で囲んで示したように両者を実質的に一
体として処理する構成としてもよい。
第14図は本発明の他の実施例に係わるテレビ信号発生
装置の概略構成を示すブロック図である。第1図の実施
例と同一部分には同一符号が付してある。
この実施例においては、関数パラメータ入力部36が付
加されている。この関数パラメータ入力部36は、操作
盤等を介して外部から各多項式を構成する各関数とその
各パラメータ値が入力されると、輝度成分メモリ15お
よび色成分メモリ16に対し、指定された関数とその各
パラメータ値を作成する。なお、この場合、輝度成分メ
モリ15および色成分メモリ16は書替え可能なRAM
素子で形成されている。
このように関数パラメータ入力部36にて輝度成分メモ
リ15および色成分メモリ16に対し関数とその各パラ
メータ値を設定したのち、前述した通常の手段で波形番
号を条件入力部20へ入力すると、新規に設定された関
数とその各パラメータ値に対応する試験テレビ信号が得
られる。
したがって、このテレビ信号発生器の操作者が出力され
る試験テレビ信号波形を自由に作成、変更できるので、
使用目的に応じた応用範囲の広い、使い勝手のよいテレ
ビ信号発生装置とすることができる。
また、信号波形を自由に設定できるので、各成分メモリ
15,16,17に予め設定しておく試験テレビ信号の
信号波形数Nを最小限に抑制することによって、さらに
記憶容量を低減できる。
第15図は本発明のさらに別の実施例に係わるテレビ信
号発生装置の概略構成を示すブロック図である。第1図
と同一部分には同一符号が付してある。
この実施例においては、RAM等の記憶素子で構成され
たパラメータ変換テーブル37とマイクロプロセッサの
プログラム処理手順で示されるエレメント入力部38が
付加されている。
パラメータ変換テーブル37内には、第16図に示すよ
うに試験テレビ信号波形の各エレメント3a〜3dの各
レベル値を任意に設定する場合に、その各設定レベル毎
に、該当エレメント3a〜3dのレベル値が設定値にな
るような値の各対応パラメータ値を得るパラメータ変換
式が格納されている。また、波形情報メモリ19には、
第6図に示すように、各波形番号毎に、パラメータ変換
テーブル37内に設定された変更レベル値の数ln、格
納ポインタlp、およびパラメータ変換式の格納ポイン
タPpが記憶されている。
そして、エレメント入力手段28は、第17図の流れ図
を実行するようにプログラム構成されている。すなわ
ち、外部から波形番号およびエレメントを特定する情報
と共に、エレメントレベルの変更値(設定値)が入力さ
れると、パラメータ変換テーブル37の該当パラメータ
変換式を用いて、各応答パラメータ値を算出する。そし
て、輝度成分メモリ15、色成分メモリ16、同期成分
メモリ17の該当波形番号の該当パラメータ値を対応パ
ラメータ値へ書替える。その後、条件入力部20へ該当
波形番号を送出する。
しかして、条件入力部20は、エレメント入力部38か
ら受領した波形番号の波形情報を波形情報メモリ19か
ら読出して、試験テレビ信号の作成処理を開始する。
このように構成されたテレビ信号発生装置であれば、例
えば第16図に示すように、試験テレビ信号波形を構成
する先頭エレメント3aのエレメントレベルを100IR
Eから95IREへ変更する場合、波形番号と先頭エレメ
ント3aを指定する情報とともに、[95]の数字を入
力するのみで、該当エレメント3aのレベルが点数で示
す95IREへ変化する。したがって、エレメントレベル
を変更するために、多数のパラメータ値を算出して、そ
れ等を変更パラメータ値として入力する必要がない。し
たがって、エレメントレベルを簡単な操作で自由に設定
でき、操作性を大幅に向上できる。
第18図は本発明のさらに別の実施例に係わるテレビ信
号発生装置の概略構成を示すブロック図である。第1図
と同一部分には同一符号が付してある。
この実施例においては、各ラインとこのラインに出力さ
れる試験テレビ信号を指定する指定走査入力部39と送
出順序制御部としての走査制御メモリ40とが付加され
ている。
指定走査入力部39は走査盤等を介して外部から走査し
たい波形番号とその波形の出力期間を示す第5図に示す
フィル関数(FILL)のパラメータ値である開始位置
Stと停止位置Spが入力されると、RAM等で形成さ
れた走査制御メモリ40に格納する。また、指定走査入
力部39は走査制御メモリ40に格納した波形番号を条
件入力部20へ送出するとともに、開始位置Stと停止
位置Spとからなる出力期間情報をライン送出順序展開
部24へ送出する。
しかして、走査制御メモリ40から波形番号を受領した
条件入力部20は、試験テレビ信号波形の作成処理を、
前述した第7図乃至第12図の流れ図に従って実行す
る。
この実施例においては、第12図の1フィールド分のラ
インデータ作成処理の代りに第19図に示す1フィール
ド分のラインデータ作成処理を実行する。第19図の流
れ図において、S15,S16,S17,S18の各処
理は第12図の処理と同じである。
S16にてデータ選択メモリ28のアドレスAlを開始
位置Stに設定したのち、輝度成分データメモリ25の
格納番地および色成分データメモリ26の格納番地と走
査制御メモリ40から入力された出力期間との論理積を
とり、各格納番地が出力期間に含まれる場合のみ、上記
各格納番地をデータ選択メモリ28のAlアドレスへ格
納する。そして、アドレスAlを1だけ増加する。すな
わち、この処理によって、指定された出力期間の輝度信
号波形の各波高値および色信号波形の各波高値のみが輝
度成分データメモリ25および色成分データメモリ26
を介して各D/A変換器31,32へ送出される。その
結果、指定した期間の試験テレビ信号11が波形合成器
34から出力される。
このように構成されたテレビ信号発生装置であれば、指
定走査入力部39に対して、出力したい試験テレビ信号
波形の波形番号と、その波形を出力したい出力期間(開
始位置St、停止位置Sp)とを入力すると、指定され
た区間に指定された波形が出力される。したがって、T
V画面上の特定ラインに特定の信号を任意に割付けるこ
とが可能となる。その結果、操作者にとってさらに操作
性を向上できる。
例えば、TV画面上の垂直軸方向の分解能の評価がより
簡単に実施可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のテレビ信号発生装置によれ
ば、試験テレビ信号波形をY,C,SYNCの複数の信
号波形に分解し、その各信号波形を複数の関数とパラメ
ータ形式で記憶している。したがって、たとえ試験映像
信号の種類数が増大したとしても記憶容量が大幅に増加
することはないので、装置全体の製造費を低減できる。
また、作成された試験テレビ信号の振幅直線性および位
相直線性を向上でき、精度の高い試験テレビ信号が得ら
れる。
また、本発明の最も顕著な特徴としては、関数とその各
パラメータ値を入力することによって、種々の試験テレ
ビ信号波形を任意に作成、変更できるので、装置の適用
範囲を大幅に拡大する如くした多機能性を発揮すること
が可能となる点である。
さらに、信号波形のエレメントレベル値を変更する場合
に、直接エレメントレベル値を入力するのみで、出力信
号波形のエレメントレベル値が自動的に変化するので、
操作性を大幅に向上できる。
さらに、特定のライン上に特定の信号波形を任意に割付
けることが可能であるので、装置の用途をさらに拡大で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わるテレビ信号発生装置
の概略構成を示すブロック図、第2図乃至第5図は本発
明の動作原理を説明するための図であり、第2図A−D
および第3図A−Dは波形図、第4図および第5図A−
Dは波形と関数との関係を示す図、第6図は実施例装置
の記憶内容を示す図、第7図乃至第12図は実施例装置
の動作を示す流れ図、第13図A,B、第14図、第1
5図および第18図はそれぞれ本発明の他の実施例に係
わるテレビ信号発生装置の概略構成を示すブロック図、
第16図は第15図の実施例装置の動作を説明するため
の波形図、第17図は第15図の実施例装置の動作を示
す流れ図、第19図は第18図の実施例装置の動作を示
す流れ図、第20図および第21図は一般的な試験テレ
ビ信号を示す波形図、第22図は従来のテレビ信号発生
装置の概略構成を示すブロック図である。 2…映像信号、3…エレメント、11…試験テレビ信
号、12…輝度信号、13…色信号、14…同期信号、
15…輝度成分メモリ、16…色成分メモリ、17…同
期成分メモリ、18…ライン送出順序メモリ、19…波
形情報メモリ、20…条件入力部、21…輝度成分展開
部、22…色成分展開部、23…同期成分展開部、24
…ライン送出順序展開部、25…輝度成分データメモ
リ、26…色成分データメモリ、27…同期成分データ
メモリ、28…データ選択メモリ、31,32,33…
D/A変換器、34…波形合成器、35…ディジタル加
算器、36…関数パラメータ入力部、37…パラメータ
変換テーブル、38…エレメントレベル入力部、39…
指定走査入力部、40…走査制御メモリ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生成すべきテレビジョン試験信号に含まれ
    る少なくとも1ライン分の輝度信号波形を提示する多項
    式を構成する複数の関数および該各関数を定義するため
    の複数のパラメータ値とを記憶する第1のメモリ手段
    と、 上記生成すべきテレビジョン試験信号に含まれる少なく
    とも1ライン分の色信号波形を提示する多項式を構成す
    る複数の関数および該各関数を定義するための複数のパ
    ラメータ値とを記憶する第2のメモリ手段と、 上記生成すべきテレビジョン試験信号に含まれる少なく
    とも1ライン分の同期信号波形を提示する多項式を構成
    する複数の関数および該各関数を定義するための複数の
    パラメータ値とを記憶する第3のメモリ手段と、 上記輝度信号波形の各時間軸位置の波高値を算出するた
    めに、上記第1のメモリ手段からの上記輝度信号波形に
    関する各関数およびパラメータ値の出力を受ける第1の
    展開手段と、 上記色信号波形の各時間軸位置の波高値を算出するため
    に、上記第2のメモリ手段からの上記色信号波形に関す
    る各関数およびパラメータ値の出力を受ける第2の展開
    手段と、 上記同期信号波形の各時間軸位置の波高値を算出するた
    めに、上記第3のメモリ手段からの上記同期信号波形に
    関する各関数およびパラメータ値の出力を受ける第3の
    展開手段と、 上記輝度信号波形の各時間軸位置の波高値を上記テレビ
    ジョン信号の少なくとも1ライン分について記憶するた
    めに、上記第1の展開手段からの出力を受ける第4のメ
    モリ手段と、 上記色信号波形の各時間軸位置の波高値を上記テレビジ
    ョン信号の少なくとも1ライン分について記憶するため
    に、上記第2の展開手段からの出力を受ける第5のメモ
    リ手段と、 上記同期信号波形の各時間位置の波高値を上記テレビジ
    ョン信号の少なくとも1ライン分について記憶するため
    に、上記第3の展開手段からの出力を受ける第6のメモ
    リ手段とを具備したテレビジョン試験信号発生装置。
  2. 【請求項2】上記生成すべきテレビジョン試験信号に含
    まれる上記各波形信号を提示する上記各多項式のための
    複数の波形情報を記憶する波形情報メモリ手段と、 外部から上記生成すべきテレビジョン試験信号を同定化
    する波形番号入力を受けて、該波形番号入力に対応する
    所定の波形情報を上記波形情報メモリ手段から読出すと
    共に、該所定の波形情報に対応する上記各関数および各
    パラメータ値を上記第1乃至第3のメモリ手段から読出
    すために上記第1乃至第3の展開手段に供給する条件入
    力手段とをさらに具備した請求項1記載のテレビジョン
    試験信号発生装置。
  3. 【請求項3】上記第4乃至第6のメモリ手段に記憶され
    る上記各波形信号の各波高値に関して各1ライン毎の送
    出順序関数およびこの関数を定義するための複数のパラ
    メータ値を記憶するライン送出順序メモリ手段と、 上記条件入力手段を介して上記波形情報メモリ手段から
    読出されるライン送出順序に関する波形情報を受けて、
    該波形情報に対応する上記各関数および各パラメータ値
    を上記ライン送出順序メモリ手段から読出すと共に、少
    なくとも0.5ラインごとのラインデータの送出順序情
    報を得るための演算を行なうライン送出順序展開手段
    と、 上記ライン送出順序展開手段からの上記少なくとも0.
    5ライン毎の送出順序情報を受けて、該送出順序情報に
    従った順序で上記第4乃至第6のメモリ手段から外部に
    上記各波形信号の各波高値の少なくとも0.5ライン毎
    のラインデータを送出するためのデータ選択を行なうデ
    ータ選択手段とをさらに具備した請求項2記載のテレビ
    ジョン試験信号発生装置。
  4. 【請求項4】上記第1および第2のメモリ手段に対し、
    上記各関数およびパラメータ値を外部入力に応じた値に
    設定するために結合される関数/パラメータ値入力手段
    をさらに具備した請求項1記載のテレビジョン試験信号
    発生装置。
  5. 【請求項5】上記生成すべきテレビジョン試験信号に含
    まれる各波形信号の有する各波形エレメントの各値に対
    応するパラメータ値を提供するための情報を記憶するパ
    ラメータ変換テーブル手段と、 外部からのエレメント値入力を受けて、上記第1乃至第
    3のメモリ手段に対し、上記各パラメータ値を上記外部
    からのエレメント値入力に応じて上記パラメータ変換テ
    ーブル手段から読出されるパラメータ値に変更するため
    に結合されるエレメント入力手段とをさらに具備した請
    求項1記載のテレビジョン試験信号発生装置。
  6. 【請求項6】外部から走査したい上記いずれかの波形信
    号を同定化する波形番号とそれの出力期間を示す情報と
    の入力を受ける指定走査入力手段と、 上記指定走査入力手段からの上記波形番号および出力期
    間についての各情報を記憶すると共に、上記波形番号の
    情報を上記条件入力手段に供給し且つ上記出力期間の情
    報を上記条件入力手段に供給して上記第1乃至第3の展
    開手段を所定の動作状態に惹起する走査制御メモリ手段
    とをさらに具備した請求項2記載のテレビジョン試験信
    号発生装置。
  7. 【請求項7】上記第1および第3のメモリ手段と、上記
    第1および第3の展開手段と、上記第4および第6のメ
    モリ手段とはそれぞれ上記輝度信号波形および上記同期
    信号波形に対して一体的に処理することを特徴とする請
    求項1記載のテレビジョン試験信号発生装置。
  8. 【請求項8】上記第4乃至第6のメモリ手段からの各出
    力を合成するディジタル合成手段をさらに具備した請求
    項1記載のテレビジョン試験信号発生装置。
  9. 【請求項9】生成すべきテレビジョン試験信号に含まれ
    る少なくとも1ライン分の輝度信号波形を提示する多項
    式を構成する複数の関数および該各関数を定義するため
    の複数のパラメータ値とを記憶する第1のメモリ手段
    と、 上記生成すべきテレビジョン試験信号に含まれる少なく
    とも1ライン分の色信号波形を提示する多項式を構成す
    る複数の関数および該各関数を定義するための複数のパ
    ラメータ値とを記憶する第2のメモリ手段と、 上記生成すべきテレビジョン試験信号に含まれる少なく
    とも1ライン分の同期信号波形を提示する多項式を構成
    する複数の関数および該各関数を定義するための複数の
    パラメータ値とを記憶する第3のメモリ手段と、 上記輝度信号波形の各時間軸位置の波高値を算出するた
    めに、上記第1のメモリ手段からの上記輝度信号波形に
    関する各関数およびパラメータ値の出力を受ける第1の
    展開手段と、 上記色信号波形の各時間軸位置の波高値を算出するため
    に、上記第2のメモリ手段からの上記色信号波形に関す
    る各関数およびパラメータ値の出力を受ける第2の展開
    手段と、 上記同期信号波形の各時間軸位置の波高値を算出するた
    めに、上記第3のメモリ手段からの上記同期信号波形に
    関する各関数およびパラメータ値の出力を受ける第3の
    展開手段と、 上記輝度信号波形の各時間軸位置の波高値を上記テレビ
    ジョン信号の少なくとも1ライン分について記憶するた
    めに、上記第1の展開手段からの出力を受ける第4のメ
    モリ手段と、 上記色信号波形の各時間軸位置の波高値を上記テレビジ
    ョン信号の少なくとも1ライン分について記憶するため
    に、上記第2の展開手段からの出力を受ける第5のメモ
    リ手段と、 上記同期信号波形の各時間位置の波高値を上記テレビジ
    ョン信号の少なくとも1ライン分について記憶するため
    に、上記第3の展開手段からの出力を受ける第6のメモ
    リ手段、 上記第4のメモリ手段からの出力をD/A変換するため
    に結合される第1のD/A変換手段と、 上記第5のメモリ手段からの出力をD/A変換するため
    に結合される第2のD/A変換手段と、 上記第6のメモリ手段からの出力をD/A変換するため
    に結合される第3のD/A変換手段と、 上記第1乃至第3のD/A変換手段からの各出力を合成
    するアナログ合成手段とを具備したテレビジョン試験信
    号発生装置。
  10. 【請求項10】上記アナログ合成手段は上記第1および
    第3のD/A変換手段からの二つの出力を合成する第1
    の合成部と、この第1の合成部からの出力と上記第2の
    D/A変換手段からの出力とを合成する第2の合成部を
    含むことを特徴とする請求項9記載のテレビジョン試験
    信号発生装置。
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