JP2799713B2 - Muse―ntsc変換方式 - Google Patents

Muse―ntsc変換方式

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JP2799713B2
JP2799713B2 JP63242605A JP24260588A JP2799713B2 JP 2799713 B2 JP2799713 B2 JP 2799713B2 JP 63242605 A JP63242605 A JP 63242605A JP 24260588 A JP24260588 A JP 24260588A JP 2799713 B2 JP2799713 B2 JP 2799713B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハイビジョン信号を圧縮して作ったMUSE信
号を現用のNTSC用受像機で受像できるようにするための
MUSE−NTSC変換方式に関するものである。
〔従来の技術〕
いよいよ、高品位テレビ(HDTV)、所謂ハイビジョン
の衛星放送が近づいてきている。ハイビジョン信号の放
送局用スタジオ規格では走査線数1125本、フィールド周
波数60.00Hz、赤(R)、緑(G)、青(B)信号帯域
が各30M Hzである。このハイビジョン信号を周波数変調
により衛星放送の1チャンネル(27M Hz)で伝送するに
は、ベースバンド信号帯域幅を約8M Hzに帯域圧縮しな
ければならない。このための帯域圧縮方式がMUSEであ
る。
MUSEエンコーダにおいては、帯域幅各30M Hzであるハ
イビジョンの赤(R)、緑(G)、青(B)信号をそれ
ぞれ帯域制限してからサンプリング周波数48.6M HzでA/
D変換してデジタル化した後、マトリクス回路でR,G,B信
号を輝度(Y)信号と2つの色差(R−YとB−Y)信
号に変換する。2つの色差信号を線順次色(C)信号に
した後、Y信号とC信号のそれぞれについて画像の動き
領域と静止領域で信号処理を変えてデータ圧縮する。デ
ータ圧縮した後のサンプリング周波数は16.2M Hzにな
る。これをD/A変換してアナログに戻す。これがMUSE信
号で帯域幅は8.1M Hzである。
第8図はMUSE方式において1フレーム内に割り当てら
れる信号を示す。同図において、1125本のラインの各々
は480のサンプリング点からなり、全てのラインのサン
プリングNo.1〜No.11には、水平同期信号(HD)が割り
当てられている。そして、ラインNo.1及びNo.2にはVIT
(vertical interval test)信号及びフレーム・パルス
#1,#2が、ラインNo.43〜No.558とラインNo.605〜No.
1120のサンプルNo.12〜No.105には色差(C)信号が、
ラインNo.47〜No.562とラインNo.609〜No.1124のサンプ
ルNo.107〜No.480にはY信号が、ラインNo.559〜No.568
とラインNo.1121〜No.1125のサンプルNo.12〜No.106に
はコントロール信号が、ラインNo.563及びNo.1125のサ
ンプルNo.107〜No.480にはクランプ・レベルが、そして
ラインNo.3〜No.42とNo.565〜No.604のサンプルNo.12〜
No.480とラインNo.43〜No.46とNo.559〜No.608のサンプ
ルNo.106〜No.480には音声/付加情報がそれぞれ割り当
てられている。
上記フレーム・パルスは垂直同期のために、VIT信号
は伝送路の歪を検出するために、水平同期信号はその波
形がライン毎に反転しており、サンプル周波数発生のた
めに又はサンプリングクロック発生のためのPLL位相誤
差検出のために利用される。コントロール信号はMUSE信
号をデコードする際に使用する信号で、エンコーダ側で
の信号処理の内容に応じた信号となっている、色(C)
信号は、2つの色差信号を1走査線(ライン)ごとに間
引き、1ランイン目にR−Y信号、2ライン目にB−Y
信号、3ライン目にR−Y信号が交互に現れるようにし
た、所謂線順次色(C)信号で、そのサンプリング・パ
ターンは第9図に示すようになっている。同図はR−Y
信号のみを示し、B−Y信号のサンプリング・パターン
も同じであるが、2ラインずれている。
色(C)信号とY信号は4ラインずれていて、これら
の対応関係を示すと、下表のようになる。
なお、ハイビジョンの規格は現在のテレビジョン方式
のNTSCの規格(米国、日本)と全く異なる。このため、
ハイビジョン放送を現在のNSTCテレビ受像機で視聴する
ことができない。このとき、NTSC受像機側にアダプター
を設けて方式変換を行えば、ハイビジョン番組をNTSC受
像機で視聴することができる。勿論、画質は現在のNTSC
方式並みになる。
ところで、ハイビジョンの主要規格とNTSCの規格を比
較すると、最も差のあるのは水平走査線数で、次にアス
ペクト比であり、上記方式変換を行うには、走査線数と
アスペクト比を変換する必要がある。
上記変換方式の1つとして、走査線数をハイビジョン
の1125本からNTSCの525本に変換すると共に、第10図に
示すように、ハイビジョンのアスペクト比16:9の画像の
両端をカットして取り除いて、アスペクト比を4:3にし
ておいてNTSCに変換するものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の変換方式における走査線数の変換で
は、ハイビジョンの走査線数15本を7本に変換すること
になる。この変換を行うに当たって垂直フィルタを使用
し、1125本の走査線をその7倍の7875本(1125と525と
の最小公倍数)の走査線に変換し、この7875本の走査線
から7本の走査線おきに1本の走査線を抜き出して525
本の走査線を得るようにするが、回路が非常に複雑で高
価になるという問題がある。
また、上記アスペクト比の処理を行うと、ハイビジョ
ン画像の左右がカットされて捨てられるため、画像全部
を見ることができず、ハイビジョンで意図した構図の画
像が得られなくなるという問題がある。
よって本発明は、ハイビジョンで意図した構図の画像
を簡単な走査線数変換で得ることのできるMUSE−NTSC変
換方式を提供することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明により成されたMUSE−
NTSC変換方式は、MUSE信号の3ラインから1ラインの信
号を生成する信号生成手段を備え、 該信号生成手段により生成した1ラインの信号を90サ
ンプルの色信号と360サンプルの輝度信号の合計450サン
プルの信号から構成し、該信号をNTSC信号として出力す
ることを特徴とする。
〔作 用〕
ところで、ハイビジョンにおける走査線数は1125本で
あるのに対して、NTSCにおける走査線数は525本であ
る。一方、ハイビジョンにおけるアスペクト比は16:9で
あるのに対して、NTSCでは4:3(=12:9)である。
ハイビジョンとNTSCとの走査線数の比は1125:525=1
5:7、画面長辺寸法の比は4:3である。よって、NTSC画面
の長辺を一杯に利用してハイビジョン画像を出そうとし
た場合、走査線数を1125×7/15×3/4=1125×7/20=39
3.75にすればよい。しかし、このようにした場合、1125
本の走査線から20本毎に7本の走査線を取り出さなけれ
ばならず、従来と同様に複雑な回路を必要とする。
この点、本発明では、7/20を近似的に7/21=1/3と
し、ハイビジョンの3ラインから1ラインを生成するよ
うにしているので、簡単にライン数の変換が行える。ま
た、このライン数の変換により、ハイビジョン信号をNT
SC画面の長辺を一杯に利用して、ハイビジョン画像の全
体を映し出すことができるので、ハイビジョンで意図し
た構図の画像を得ることのできる。
更に、トータル480のサンプリングポイントを有するM
USE信号を、C信号について90サンプリングポイント、
Y信号について360サンプリングポイント(90:360=1:
4)の合計450個のサンプリングポイントに変換すること
によって、NTSC信号用のクロックとして、(1125×48
0)/(525×450)=16/7=32.4M Hz/X なる式で表される周波数、すなわち のクロックが使用でき、このクロックはMUSE信号のクロ
ックから容易に得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明によるMUSE−NTSC変換方式の一実施例
を示すブロック図であり、同図において、1はBSアンテ
ナで受信されるBSチューナを通って得られたMUSEベース
バンド信号が入力される入力端子であり、該入力端子1
に入力された信号はLPF2を通った後、A/D変換器3にお
いてMUSEの再サンプリング周波数16.2M Hzでデジタルに
変換される。4は第1のPLL回路であり、該回路4は上
記A/D変換器3の出力信号から抽出した同期検出信号に
ロックして16.2M Hz及び32.4M Hzのサンプリング信号を
発生する。5はA/D変換器3によりデジタル化されたMUS
E信号の3ラインから1ラインの信号を生成する信号生
成回路であり、該信号生成回路5により生成した信号は
D/A変換器6によりアナログに変換されてNTSC信号とし
て出力される。上記第1のPLL回路4が発生する周波数1
6.2M Hzなるサンプリング信号は、上記A/D変換器3及び
第2のPLL回路7に、32.4M Hzのサンプリング信号は信
号生成回路5にそれぞれ供給されている。第2のPLL回
路7は、16.2M Hzのサンプリング信号に基づいて14.175
M Hz及び7.0875M Hzのサンプリング信号を発生し、これ
を信号生成回路5及びD/A変換器6にそれぞれ供給して
いる。
以上の構成において、走査線数1125本のMUSE信号は走
査線数が375本に低減されるため、走査線数525本のNTSC
受像機にハイビジョン画像を映し出すと、第6図に示す
ような画面が得られる。また、前記信号生成回路5に周
波数16.2M Hzのサンプリング信号を供給しているため、
該回路5が生成する信号として、1ラインが90サンプル
の色差信号と360サンプルの輝度信号からなり、合計450
サンプルのNTSC信号が得られる。
第2図は上記信号生成回路5の一例を示すブロック図
であり、同図において、10は上記A/D変換器3において
サンプリング周波数16.2M HzでA/D変換されデジタル化
されたMUSE信号が入力される入力端子である。12a〜12c
は書込(W)制御入力及び読出(R)制御入力をそれぞ
れ有する1ラインメモリであり、各々はW制御入力への
書込(W)制御信号の印加に応じてその入力に供給され
ている信号をMUSE信号1ライン分取り込み記憶し、R制
御入力への読出(R)制御信号に印加に応じて記憶して
いる信号を出力する。14a及び14bは常時記憶動作してい
る1ラインメモリであり、その入力に供給される信号を
MUSE信号1ライン分順次取り込み記憶すると共に1ライ
ン前の信号を順次出力する。
上記入力端子10に入力されるMUSE信号は1ラインメモ
リ12aと1ラインメモリ14aとの入力に供給され、1ライ
ンメモリ14aの出力は1ラインメモリ12bと1ラインメモ
リ14bとの入力に供給され、そして、1ラインメモリ14b
の出力は1ラインメモリ12cに供給されている。上記1
ラインメモリ12a〜12c及び14a,14bは連続する3ライン
分のMUSE信号を3ラインごとに記憶するライン記憶手段
を構成している。
1ラインメモリ12a及び12cの出力信号は加算器16の各
入力に供給され、ここで加算された後、1/2乗算器18を
介して位相合わせ用ディレー回路20aの入力に供給され
ている。1ラインメモリ12bの出力信号は位相合わせ用
ディレー回路20bの入力に供給されている。位相合わせ
用ディレー回路20a及び20bは制御(C)入力を有し、該
C入力に印加される制御信号に基づいて、MUSEエンコー
ダにおけるライン間オフセット・サンプリングによって
生じる位相のずれを合わせるように動作し、このために
サンプリング周波数(fs)16.2M Hzの倍の32.4M Hzで動
作している。ディレー回路20a及び20bの出力信号は加算
器22の各入力に供給され、ここで加算された後、1/2乗
算器24を介してセレクタ26の第1の入力に供給されてい
る。
上述した加算器16,22、1/2乗算器18,24、ディレー回
路20a及び20bは、最初に読出した上記ライン記憶手段に
記憶している3ライン分のMUSE信号中のY信号に基づい
て1ライン分のY信号を生成するY信号生成回路を構成
している。
上記1ラインメモリ12aの出力信号はラインメモリ30a
の入力と加算器32の一方の入力に供給され、1ラインメ
モリ12bの出力信号はラインメモリ30bの入力と位相合わ
せ用ディレー回路34aの入力とに供給されて、そして1
ラインメモリ12cの出力信号は位相合わせ用ディレー回
路34bの入力に供給されている。上記ラインメモリ30aの
出力信号は位相合わせ用ディレー回路34cの入力に供給
され、ラインメモリ30bの出力信号は上記加算器32の他
方の入力に供給されている。加算器32の出力信号は1/2
乗算器36を介して位相合わせ用ディレー回路34dの入力
に供給されている。上記位相合わせ用ディレー回路34a
〜34dは上記ディレー回路20a及び20bと同じように動作
する。
上記ラインメモリ30a及び30bは、上述したMUSE信号の
1ライン分のC信号を記憶するだけの記憶容量を有する
と共に、書込/読出(W/R)制御入力を有し、該W/R制御
入力にW/R制御信号が印加されると、その入力に供給さ
れている信号を順次取り込み記憶すると共に、それまで
記憶していた信号を順次出力する。
上記ディレー回路34a及び34cの出力信号は加算器38a
の両入力にそれぞれ供給され、該加算器38aの出力信号
は1/2乗算器40aを介してセレクタ42aの入力に供給され
ている。ディレー回路34b及び34dの出力信号は加算器38
bの両入力にそれぞれ供給され、該加算器38bの出力信号
は1/2乗算器40bを介してセレクタ42bに供給されてい
る。
セレクタ42a及び42bは制御(C)入力を有し、該C入
力に印加される制御信号により、その出力信号を上記セ
レクタ26の第2,第3の入力、又はSRAMにより構成された
色差信号メモリ44の入力に選択的に供給する。色差信号
メモリ44はその入力に供給される信号を記憶し、該記憶
内容を上記セレクタ26の第3の入力に供給する。
上述したラインメモリ30a,30b、加算器32,38a,38b、
ディレー回路34a〜34d、1/2乗算器36,40a,40b、セレク
タ42a,42b及び色差信号メモリ44は、2回目以降に読出
した上記ライン記憶手段に現在記憶している3ライン分
のMUSE信号中のC信号と、上記ライン記憶手段に直前に
記憶していた3ライン分のMUSE信号の内の後続の2ライ
ン分のMUSE信号中のC信号とに基づいて、上記Y信号生
成回路が次に生成するY信号に対応する2つの色差信号
を生成する色差信号生成回路を構成している。
上記セレクタ26は制御(C)入力を有し、該C入力に
印加される制御信号により、その第1〜第3の入力に供
給される信号を選択してSRAMにより構成されているい1
フィールドメモリ46の入力に供給する。1フィールドメ
モリ46は、書込(W)アドレス発生回路48a及び読出
(R)アドレス発生回路48bがそれぞれ発生する書込
(W)アドレス及び読出(R)アドレスにより指定され
た記憶位置への信号の書込み及び該記憶位置からの信号
の読出しが行われるようになっている。Wアドレスは3
2.4M Hzで発生されて、フィールドメモリ46に供給され
るY信号及び色差信号の全てを所定の位置に記憶され
る。
一方、フィールドメモリ46に記憶されたY信号及び色
差信号を走査線数525本のNTSC信号として読出す場合、
Y信号及び色差信号のサンプリングポイントを1:4なる
関係となるように読出す。このとき、Y信号のサンプリ
ングポイントの数が出来るだけ多くなるようにすると、
色差信号90サンプリングポイント、Y信号360サンプリ
ングポイント、合計450サンプリングポイント分読出す
ことが好ましい。このような読出を行うには、読出クロ
ック周波数は14.175M Hzとなり、このクロックでRアド
レスを発生すればよい。この14.175M Hzは書込時の32.4
M Hzの7/16の周波数であり、簡単な構成の回路により3
2.4M Hzの信号に基づいて発生することができる。
上記1フィールドメモリ46は、上記Y信号生成手段に
より生成したY信号と上記色差信号生成手段により生成
した色差信号とを1フィールド分順次記憶するフィール
ド記憶手段を構成している。この1フィールドメモリ46
から上記タイミングで読出された信号は、Y信号用1ラ
インメモリ50a、(B−Y)信号用1ラインメモリ50b及
び(R−Y)信号用1ラインメモリ50cに一時記憶され
た後、該ラインメモリ50a〜50cから読出されてNTSC信号
として出力される。
上記1ラインメモリ12a〜12c及びラインメモリ30a,30
bを書込制御、読出制御する上述したW制御信号、R制
御信号及びW/R制御信号は、第3図に示すようなタイミ
ングで制御信号発生回路52により発生される。W制御信
号は3H毎に一度1H期間立上り、この立上り期間の間、1
ラインメモリ12a〜12cにその入力に供給されている信号
が書込まれる。R制御信号は上記W制御信号の立上りの
直後に立上り、該R制御信号が印加される1ラインメモ
リ12a〜12cは、W制御信号の印加により書込まれた信号
を書込まれた順に出力する。このR制御信号は1H期間立
ち上がった後一度立ち下がり、再度略1/2期間立ち上が
るようになっている。W/R制御信号は上記R制御信号と
略同一のタイミングで発生され、この信号が印加される
ラインメモリ30a及び30bは、その入力に供給されている
信号を取り込み記憶すると共にそれまで記憶していた信
号を順次出力する。以上により、1ラインメモリ12a〜1
2cには、相前後する3ライン分の信号が記憶され、1ラ
インメモリ12aに最新のライン、1ラインメモリ12bに1
つ前のライン、そして1ラインメモリ12cに2つ前のラ
インがそれぞれ記憶される。1ラインメモリ12a〜12c
は、そこに記憶された信号を制御信号発生回路52が次に
W制御信号を発生する迄保持し、また上記記憶動作の最
中に制御信号発生回路52が発生するR制御信号の印加に
応じて既に記憶した信号分から順次読出されるようにな
っている。
上記制御信号発生回路52は、連続する3ライン分のMU
SE信号を3ラインごとに記憶する上記ライン記憶手段の
書込手段としての他、該ライン記憶手段に記憶している
MUSE信号を複数回読出す読出手段としても働いている。
第4図は第2のPLL回路7の構成例を示し、第1のPLL
回路4が発生する16.2M Hzサンプル周波数信号がこれを
16分周する1/16分周回路7aに供給されている。該1/16分
周回路7aはその出力信号を位相比較器7bの一方の入力に
供給する。位相比較器7bはその出力信号を電圧制御発振
器(VCO)7cに発振制御信号として供給している。VCO7c
はその出力信号を7分周する1/7分周回路7dを介して位
相比較器7bの他方の入力に供給している。以上の構成に
より、VCO7cは7.0875M Hzのサンプル周波数信号を発生
する。VCO7cが発生するこのサンプル周波数信号を2逓
倍することにより、14.175M Hzのサンプル周波数信号も
簡単に発生することができる。
上述した構成において、以下その動作を説明する。
今、入力端子10に第8図に示したMUSE信号のラインN
o.45が入力されているとすると、該No.の信号は1ライ
ンメモリ14aに記憶される。続いて、入力端子10にNo.46
の信号が入力されたとすると、該No.46の信号は1ライ
ンメモリ14aに記憶され、それまで1ラインメモリ14aに
記憶されていたNo.45の信号は1ラインメモリ14bに記憶
されるようになる。そして、入力端子10にNo.47の信号
が入力されるタイミングになると、制御信号発生回路52
がW制御信号とR制御信号を相前後して発生し、これを
1ラインメモリ12a〜12cのW制御入力に印加する。この
ことによって、1ラインメモリ12a〜12cには、MUSE信号
のNo.47、No.46、No.45の信号が取り込まれ記憶される
と共に、該記憶された信号が順次読出される。この時、
1ラインメモリ12a〜12cに記憶されるMUSE信号は、上記
表から明らかなように、それぞれ3Y,7(R−Y)、2Y,6
(B−Y)、1Y,5(R−Y)である。今回の記憶の前に
は、1ラインメモリ12a〜12cには、Y信号は記憶されて
おらず、4(B−Y)、3(R−Y)及び2(B−Y)
のみがそれぞれ記憶されていたことになる。
上記読出しにより12ラインメモリ12a〜12cの出力に得
られるY信号の1Yと3Yは、加算器16で加算された後1/2
乗算器18で2分の1にされて、一方の入力に2Yが入力さ
れている加算器22の他方の入力に供給され、加算器22の
出力は1/2乗算器24により2分の1にされてセレクタ26
の第1の入力に供給される。すなわち、1ラインメモリ
12a〜12cに上述のような3ライン分の信号が記憶された
とき、これらの3ラインから(1Y+2×2Y+3Y)/4なる
1本のY信号、2′Yが生成される。
ラインメモリ30a,30bは、1ラインメモリ12a,12bが前
回記憶していたC信号、4(B−Y),3(R−Y)をそ
れぞれ記憶している。これらのC信号は、1ラインメモ
リ12a〜12cの2回目の読出し時にW/R制御信号が印加さ
れると読出され、加算器32において3(R−Y)と7
(R−Y)とが加算され、これが1/2乗算器36により2
分の1にされて加算器38bの一方の入力に供給される。
加算器38bの他方の入力には、1ランインメモリ12cから
読出された5(R−Y)が供給されているので、加算器
38bの出力には、〔3(R−Y)+7(R−Y)〕/2と
5(R−Y)とを加算したものが得られ、これは1/2乗
算器4bにより2分の1にされた後セレクタ42bの入力に
供給される。すなわち、上述のような3ライン分の信号
が1ラインメモリ12a〜12cに記憶されているとき、これ
らの3ラインの内の2ラインの信号と前回記憶していた
1ラインの信号とにより、〔3(R−Y)+2×5(R
−Y)+7(R−Y)〕/4なる一方の色差信号、5′
(R−Y)が生成される。
一方、加算器38aにおいては4(B−Y)と6(B−
Y)とが加算され、この加算器38aの出力が1/2乗算器40
aにより2分の1にされた後セレクタ42aに供給される。
すなわち、1ラインメモリ12a〜12cに記憶されていると
き、これらの3ラインの内の1ラインの信号と前回記憶
していた1ラインの信号とにより〔4(B−Y)+6
(B−Y)〕/2なる他方の色差信号、5′(B−Y)が
生成される。
上記色差信号5′(R−Y),5′(B−Y)は1ライ
ンメモリ12a〜12cの2回目の読出時に同時に得られるの
で、これらがそれぞれ供給されているセレクタ42b及び4
2aは、これらの色差信号の一方、例えば(R−Y)をセ
レクタ26に供給し、他方、(B−Y)を色差信号メモリ
44に供給するように制御信号により出力を切り換えられ
る。
セレクタ26は1ラインメモリ12a〜12cの1回目の読出
時にその第1の入力に供給されるY信号を入力して、こ
れを1フィールドメモリ46に供給してその所定の位置に
記憶させる。そして、1ラインメモリ12a〜12cの2回目
の読出時にその第2の入力に供給される一方の色差信号
を入力して、これを1フィールドメモリ46に供給してそ
の所定の位置に記憶させる。その後、色差信号メモリ44
の読出により第3の入力に供給されるそこに記憶されて
いた他方の色差信号を入力して、これを1フィールドメ
モリ46に供給してその所定の位置に記憶させる。
次のR制御信号に基づいて1ラインメモリ12a〜12cに
記憶される信号は、10(B−Y),6Y、9(R−Y),5Y
及び8(B−Y),4Yである。このような信号が1ライ
ンメモリ12a〜12cに記憶されているとき、セレクタ26の
第1の入力には、〔4Y+2×5Y+6Y)〕/4=5′Yなる
Y信号が、セレクタ42aの入力には、〔7(R−Y)+
9(R−Y)〕/2=8′(R−Y)なる色差信号が、そ
してセレクタ42bの入力には、〔6(B−Y)+2×8
(R−Y)〕+10(B−Y)〕/4=8′(B−Y)なる
色差信号がそれぞれ供給される。この場合は、上述の場
合とは逆に、セレクタ42aの出力をセレクタ26に、セレ
クタ42bの出力を色差信号メモリ44にそれぞれ供給する
ようにセレクタ42a及び42bが切り換えられる。
以下、上述したと同様の動作を繰り返すことにより、
フィールドメモリ46には、第5図に示すような形でY信
号及び色差信号が記憶されるようになる。同図から明ら
かなように、2′Yの後に次のY信号である5′Yに対
応する2つの色差信号5′(R−Y)及び5′(B−
Y)が記憶され、その後に5′YというようにY信号と
色差信号とがライン順に対になって順番に記憶されるよ
うになる。
上記1フィールドメモリ46に記憶された信号は順番に
読出することによって、同図に示すようにNTSC受像機に
直ちに利用することができる形のNTSC信号が得られ、し
かも読出クロックが24.175MHzとなっていて、MUSE信号
のC信号すなわち2つの色差信号について合わせて90サ
ンプリングポイント、Y信号について360サンプリング
ポイント(90:360=1:4)の合計450個のサンプリングポ
イントのNTSC信号が得られる。
上記Y信号生成手段が生成したY信号は、MUSE信号の
Y信号3ラインから1ラインを生成したものであるの
で、第6図に示すように、アスペクト比4:3のNTSC受像
機の画面中にアスペクト比16:9のハイビジョン画像の全
体を映し出すことができ、ハイビジョンで意図した構図
の画像をNTSC受像機により受像することができる。ま
た、色差信号生成手段が生成する2つの色差信号は、Y
信号生成手段が次に生成するY信号に対応するものであ
るので、フィールド記憶手段にはY信号とそれに対応す
る23つの色差信号とを隣接して記憶させることが簡単に
できるようになる。このような記憶がフィールド記憶手
段において行われると、フィールド記憶手段を読出して
NTSC信号を形成する際の自由度が高くなり、例えばピク
チャー・イン・ピクチャー、マルチ画面、静止画等の処
理を行うことが可能になる。
なお、上述した実施例では、制御信号発生回路52は第
3図に示すように2回立ち上がるR制御信号を発生して
いるが、第7図に示すように3回立ち上がるR制御信号
を発生するようにしてもよい。このようにした場合、色
差信号メモリ44を省略することができる。しかし、この
変更に関連して、ラインメモリ30a,30bに対する書込
(W)制御信号,読出(R)制御信号を同図に示すよう
に変更する必要がある。すなわち、W制御信号とR制御
信号を独立に印加するようにし、W制御信号は1ライン
メモリ12a〜12bの3回目の読出時にのみ発生するように
している。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、MUSE信号の3ラ
インから1ラインの信号を生成し、これをNTSC信号とし
て出力するようにしているので、簡単にライン数の変換
が行え、またこのライン数の変換により、ハイビジョン
信号をNTSC画面の長辺を一杯に利用して、ハイビジョン
画像の全体を映し出すことができるので、ハイビジョン
で意図した構図の画像を得ることのできる。
更に、MUSE信号のC信号について90サンプリングポイ
ント、Y信号について360サンプリングポイントの合計4
50個のサンプリングポイントに変換することによって、
NTSC信号用のクロックとして、MUSE信号のクロックから
簡単に得ることのできる周波数信号をNTSC信号の生成用
に使用することができるようになっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるMUSE−NTSC変換方式の一実施例を
示すブロック図、 第2図は第1図中の信号生成回路の一例を示すブロック
図、 第3図は第2図中の制御信号発生回路が発生する制御信
号の発生タイミングを示すタイミングチャート図、 第4図は第1図中のPLL回路の構成例を示すブロック
図、 第5図は第2図の信号生成回路により得られるNTSC信号
のフィールドメモリ内の記憶状態を示す説明図、 第6図は本発明の変換方式によりNTSC受像機に映し出さ
れるハイビジョン画像を示す図、 第7図は第2図中の制御信号発生回路が発生する制御信
号の発生タイミングの変形例を示すタイミングチャート
図、 第8図はMUSE方式における1フレーム内の信号の割り当
てを示す図、 第9図はC信号のサンプリング・パターンを示す図であ
る。 第10図は従来の変換方式により得られる画像例を示す図
である。 5……信号生成回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MUSE信号中の輝度信号の3ラインから1ラ
    インの輝度信号を生成すると共に、MUSE信号中の第1色
    差信号の3ラインから1ラインの第1色差信号を生成
    し、第2色差信号の2ラインから1ラインの第2色差信
    号を生成した当該各色差信号と、第1色差信号の2ライ
    ンから1ラインの第1色差信号を生成し、第2色差信号
    の3ラインから1ラインの第2色差信号を生成した当該
    各色差信号を交互に切り換えて生成する信号生成手段
    と、 前記信号生成手段にて生成された輝度信号と第1、第2
    色差信号を順次記憶するメモリを備え、 前記メモリに記憶された輝度信号および第1、第2色差
    信号を、1ラインの信号が90サンプルの第1色差信号ま
    たは第2色差信号と360サンプルの輝度信号の合計450サ
    ンプルの信号として順次読み出し、該信号をNTSC信号と
    して出力することを特徴とするMUSE−NTSC変換方式。
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