JPH0676870B2 - 排ガス冷却装置の排ガス配管 - Google Patents

排ガス冷却装置の排ガス配管

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JPH0676870B2
JPH0676870B2 JP1290471A JP29047189A JPH0676870B2 JP H0676870 B2 JPH0676870 B2 JP H0676870B2 JP 1290471 A JP1290471 A JP 1290471A JP 29047189 A JP29047189 A JP 29047189A JP H0676870 B2 JPH0676870 B2 JP H0676870B2
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靖志 池上
弘道 前川
久 石川
仁志 金沢
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動力炉・核燃料開発事業団
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、加熱処理設備の排ガス出口部に設置する排ガ
ス冷却装置の排ガス配管に関するものである。更に詳し
く述べると、排ガス冷却装置の下流側の排ガス配管を二
重管構造の熱交換部とし、排ガス冷却装置に供給する冷
却ガスを高温排ガスによって加熱するように構成した装
置に関するものである。
この技術は、高レベル放射性廃液のガラス溶融炉、放射
性廃棄物溶融炉、放射性廃棄物焼却炉、その他一般産業
における各種加熱処理設備等で用いる排ガス冷却装置に
利用できる。
[従来の技術] ガラス溶融炉等の高温で運転する処理設備から発生する
排ガスには粉塵等が多量に含まれており、そのままでは
排ガス配管の内壁に付着して該配管を閉塞する可能性が
大きい。このため各種加熱処理設備の排ガス出口部に排
ガス冷却装置を設置し、それによって粉塵の付着を防止
することが行われている。冷却した排ガスは排ガス配管
によって排ガス処理装置に送り必要な処理を行う。
従来の排ガス冷却装置の一例を第3図に示す。この排ガ
ス冷却装置10は、高温排ガスが流通する排ガス流通管
(内管)12と、それを取り囲む外管14を有し、前記内管
12の管壁に冷却ガス吹出し孔16を形成し、排ガス流通管
12と外管14とで区切られる円筒状の空間18と連通するよ
うに、外管16に冷却ガス供給配管20を接続してなる。こ
こで冷却ガス吹出し孔16は、冷却ガスが高温排ガスの流
れ方向に吹き出すような向きに多数形成する。
冷却ガス供給配管20には冷却ガス供給設備22が接続され
ている。
ところで高温排ガスの冷却を行う場合には、排ガス成分
の凝縮・析出を防止するために、冷却ガス温度を常に13
0℃以上の適正な値に維持する必要がある。このため冷
却ガス供給配管20の中途に流量調節弁26及び電気ヒータ
等の加熱装置28を設置すると共に、該冷却ガス供給配管
20を流れる冷却ガスの温度と流量を温度計30及び流量計
32で測定し、それらの測定データを制御装置34へ送って
流量調節弁26及び加熱装置28の動作を制御している。
このようにして排ガス冷却装置10へ適切な温度及び流量
の冷却ガスを供給し、その冷却ガスは冷却ガス吹出し孔
16から排ガス流通管12の内壁に沿って吹き出す。これに
よって排ガス流通管12内を流通する高温排ガスを冷却す
ると共に、排ガス流通管12の内壁に沿って冷却ガスの薄
い層を形成して粉塵の付着を防止する。そして排ガス
は、排ガス配管36を通って排ガス処理装置へ送られる。
[発明が解決しようとする課題] 排ガス冷却装置に供給する冷却ガスを適正な温度に保つ
ために、上記のように従来技術では電気ヒータ等の専用
の加熱装置を別に設けなければならず、そのため加熱装
置や制御装置、電源等が必要となるし、運転コストもか
かる欠点があった。
本発明の目的は、冷却ガス供給設備の簡易化並びに省力
化を図り、また排ガス配管下流側の機器への熱負荷を軽
減し機器の長寿命化を図ることができるようにした排ガ
ス冷却装置の排ガス配管を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 従来の排ガス配管は、排ガスを下流の排ガス処理装置へ
送ることだけを目的としているため単管が使用されてい
た。本発明は排ガス配管内を高温の排ガスが流通するこ
とに着目し、前記排ガス配管を二重管構造にして熱交換
部を形成することにより前記の目的を達成しようとする
ものである。
本発明は、排ガス流通管の管壁に冷却ガス吹出し孔を多
数形成し、排ガス流通管内壁に沿って冷却ガスを吹き出
すことにより高温排ガスを冷却する装置の下流側に連結
する排ガス配管である。
そして本発明の特徴は、排ガス配管を、前記排ガス流通
管に連通し高温排ガスの流路となる内管と、それを取り
囲む外管とによる二重管構造として熱交換部を形成し、
該外管に冷却ガス入口管を接続すると共に、該外管と内
管との間の空間と前記排ガス流通管の外側空間とを連通
するように構成している。
従って本発明では従来技術のような電気ヒータ等の外部
加熱装置を設ける必要はない。
[作用] 冷却ガスは熱交換部を形成している内管と外管との間の
空間に入り、内管内部を流通する高温排ガスとの間での
熱交換により加熱される。加熱温度は、冷却ガスの供給
流量、熱交換部の形状や寸法、冷却ガス入口管の接続位
置、排ガス温度などによって変わり、前記流量によって
制御できる。130℃以上の適正な温度に加熱されたガス
は排ガス冷却装置に入り、冷却ガス吹出し孔を通って吹
き出し高温排ガスを冷却する。これによって排ガス成分
の凝縮・析出を防止できる。冷却した排ガスは排ガス配
管を通って排ガス冷却装置に送られる。
[実施例] 第1図は本発明を用いた排ガス冷却装置の一実施例を示
す説明図である。排ガス冷却装置40は、基本的には従来
の排ガス冷却装置10と類似の構造である。つまり冷却ガ
ス吹出し孔16を多数形成した排ガス流通管(内管)12
と、その外側を取り囲む外管14とを備え、排ガス流通管
12と外管14との間の空間18に導入した冷却ガスが冷却ガ
ス吹出し孔16を通って排ガス流通管12の内壁に沿って吹
き出し、その内部を流通する高温排ガスを冷却する構造
である。但し、外管14には冷却ガス供給配管は接続され
ていない。この点は従来技術と異なる。
さて、本発明が従来技術と顕著に相違する点は、その排
ガス冷却装置40の下流側に連結する排ガス配管42の構造
である。この排ガス配管42は、前記排ガス流通管12と連
通し高温の排ガスの流路となる内管46と、それを取り囲
む外管46の二重管構造をなしている。この実施例では、
内管44と外管16とはそれぞれ前記排ガス流通管12及び外
管14と同じ口径の管であり、フランジ部48により連結さ
れている。従って、内管44と外管46との間の空間と直接
(別の配管を介することなく)連通している。更に本発
明では外管46に冷却ガス入口管50を接続する。冷却ガス
入口管50にはガス供給設備22を接続すると共に、流量調
節弁26を設ける。冷却ガス入口管50を流れるガス流量は
流量計32で計測され、その計測データは制御装置52に送
られる。そして該制御装置52により流量調節弁26の動作
を制御する。内管46の他端は排ガス処理装置54に接続さ
れる。
本発明を高レベル放射性廃液のガラス溶融炉に適用した
例を第2図に示す。ガラス溶融炉60は、1000℃以上に加
熱した高温ガラス62を内蔵し、その高温ガラス62の上に
ガラス原料及び廃液64を供給して溶融する装置である。
ガラス溶融炉60は高温で廃液を処理することから、発生
する排ガスは0.1g/Nm3程度の高濃度の粉塵を含み、排ガ
ス温度は運転条件により200〜1000℃程度まで変化す
る。排ガスはその出口部に設けた排ガス冷却装置40で冷
却され、排ガス配管42を通って排ガス処理装置54に導か
れ、そこで除塵・洗浄される。
ガス供給設備22からの冷却ガスは冷却ガス入口管50を通
って排ガス配管42の内管44と外管46との間の空間に入
る。この時の流量は流量計32で測定され、その測定デー
タが制御装置52に送られ、それに基づき流量調節弁26を
調節することにより流量制御が行われる。冷却ガス入口
管50から排ガス配管42の内管44と外管46との間の空間に
入った冷却ガスは、その空間を通る過程で内管44の内部
を流通する高温の排ガスと熱交換し、加熱されて排ガス
冷却装置40に至る。これによって排ガス成分の凝縮・析
出を防止できる適正な温度になる。そして排ガス流通管
12に形成されている冷却ガス吹出し孔16から排ガス流通
管12の内部に吹き出し、高温の排ガスを冷却する。
このようにして本発明によれば冷却ガス供給設備22から
の冷却ガスは、電気ヒータ等の特別な加熱装置を必要と
せずに所定の温度に加熱することができる。
[発明の効果] 本発明は上記のように従来単管であった排ガス配管を二
重管構造としてその内管と外管との間に冷却ガスを導入
し熱交換を行わせて所定温度に加熱するように構成した
から、従来必要であった電気ヒータやガス配管、計測装
置、制御装置、電源等が不要となり、構造が簡素化し、
また加熱のために必要な電力も不要となり、建設コスト
及び運転コストを低減できる。また外部加熱源を用いず
に排ガス配管での熱交換によりガスを加熱できるため、
下流側の排ガス処理装置への熱負荷(排ガスの冷却)を
少なくでき、それに伴い機器は長寿命化する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いた排ガス冷却装置の一実施例を示
す説明図、第2図はそれを高レベル放射性廃液のガラス
溶融炉に適用した例を示す説明図、第3図は従来技術の
一例を示す説明図である。 12……排ガス流通管、14……外管、16……冷却ガス吹出
し孔、40……排ガス冷却装置、42……排ガス配管、44…
…内管、46……外管、50……冷却ガス入口管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金沢 仁志 茨城県那珂郡東海村大字村松4番地33 動 力炉・核燃料開発事業団東海事業所内 (56)参考文献 実開 昭57−114231(JP,U) 特公 昭55−9634(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排ガス流通管の管壁に冷却ガス吹出し孔を
    多数形成し、排ガス流通管内壁に沿って冷却ガスを吹き
    出すことにより高温排ガスを冷却する排ガス冷却装置の
    下流側に連結する排ガス配管において、前記排ガス流通
    管に直結し高温排ガスの流路となる内管と、それを取り
    囲む外管とによる二重管構造の熱交換部を形成し、該外
    管に冷却ガス入口管を接続すると共に、該外管と内管と
    の間の空間と前記排ガス流通管の外側空間とを直接連通
    して、排ガスとの熱交換により加熱したガスを冷却ガス
    として排ガス冷却装置に供給することを特徴とする排ガ
    ス冷却装置の排ガス配管。
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