JP4869620B2 - 熱風炉送風システム - Google Patents

熱風炉送風システム Download PDF

Info

Publication number
JP4869620B2
JP4869620B2 JP2005113770A JP2005113770A JP4869620B2 JP 4869620 B2 JP4869620 B2 JP 4869620B2 JP 2005113770 A JP2005113770 A JP 2005113770A JP 2005113770 A JP2005113770 A JP 2005113770A JP 4869620 B2 JP4869620 B2 JP 4869620B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
hot
flow rate
hot stove
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005113770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006291293A (ja
Inventor
俊司 松本
治幸 遠山
茂治 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2005113770A priority Critical patent/JP4869620B2/ja
Publication of JP2006291293A publication Critical patent/JP2006291293A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4869620B2 publication Critical patent/JP4869620B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、製鉄工場に配設された高炉の熱風炉を通過する送風流量を高精度に計測できる熱風炉送風システムに関するものである。
高炉の熱風炉は、送風機から送られてきた空気を熱して高炉へ送るためのものである。また、複数の熱風炉を切替えて送風することで、高温の熱風を高炉に送ることができる。
図6は、従来の熱風炉送風システムの一例の概略構成を示す模式図である。
従来の熱風炉送風システムは、図6に示すように、4基の熱風炉1,2,3,4と、4基の熱風炉1,2,3,4へ空気を供給するための送風部5と、送風部5に接続された送風本管部6と、送風本管部6に分岐部を介して接続され、4基の熱風炉1,2,3,4へ気体を導くための送風支管部7と、4基の熱風炉1,2,3,4から高炉へ熱せられた気体を導くための熱風送風管部8とを備えている。
また、4基の熱風炉1,2,3,4の前後には、送風部5から送られる空気を切替えるための送風弁12と熱風弁13がそれぞれ配設されており、送風弁12の上流側には、送風部5から送られる空気量を調整するための送風バタ弁11がそれぞれ配設されている。
また、送風本管部6には、送風部5から送られる空気の流量を測定するための送風本管流量計21が配設されており、送風支管部7には、4基の熱風炉1,2,3,4を通過する空気の流量を測定するための送風支管流量計31,32,33,34がそれぞれ配設されている。
さらに、送風本管流量計21および送風支管流量計31,32,33,34には、各流量計で発生する信号を処理するためのデータ処理部14が接続されている。
このような構成からなる従来の熱風炉送風システムでは、送風部5から送られてきた空気が送風本管流量計21を通過して、4基の熱風炉1,2,3,4で熱風とされた後に、熱風送風菅部8を通過して高炉に送られる。
熱風炉を運転する際に、1つの熱風炉を通して熱風を高炉へ送ること(シングル送風)もできるが、2つの熱風炉を通して熱風を高炉へ送ること(パラレル送風)もできる。シングル送風の場合は、送風本管部6の空気流量を正確に測定することにより、熱風炉を通過する空気量を測定することができる。一方、パラレル送風の場合は、2つの熱風炉を通過する空気量の配分を調整することができるため、送風支管部7の空気流量を正確に測定することにより、熱風炉に蓄熱された熱を効率良く放熱することが可能となる。
熱風炉における送風の気体流量測定では、送風本管部6および送風支管部7の配管の径が大きいため、通常の場合、オリフィス式流量計やアニューバ式流量計を選定するしかない。
しかし、熱風炉の送風本管部6や送風支管部7にオリフィス式流量計やアニューバ式流量計を配設すると、測定部が詰まるおそれがあり、パージ機構、測定部を保守するための装置、および保守デッキが必要となる。さらに、装置を設置した後に測定部が詰まるため、測定部の清掃が必要となるなど、保守に大変手間が掛かるとともに保守コストが上昇するという問題があった。
さらに、各熱風炉入口の送風支管部7は配管径が大きく、かつ直管の長さが短いため、送風支管部7の空気流量を精度よく測定することは難しかった。
なお、特許文献1(特開昭56−38410号公報)には、上述した例と同様に、送風支管流量計を各熱風炉の入口の送風支管部7に取り付けて、その測定データを使用する方法が記載されている。
図7は、従来の熱風炉送風システムの他の例の概略構成を示す模式図である。
従来の熱風炉送風システムの他の例は、4基の熱風炉1,2,3,4と、4基の熱風炉1,2,3,4へ空気を供給するための送風部5と、送風部5に接続された送風本管部6と、送風本管部6に分岐部を介して接続され、4基の熱風炉1,2,3,4へ気体を導くための送風支管部7と、4基の熱風炉1,2,3,4から高炉へ熱せられた気体を導くための熱風送風管部8とを備えている。
また、4基の熱風炉の前後には、送風部5から送られる空気を切替えるための送風弁12と熱風弁13とがそれぞれ配設されており、送風弁12の上流側には、送風部5から送られる空気量を調整するための送風バタ弁11がそれぞれ配設されている。
さらに、送風本管部6には、送風部5から送られる空気の流量を測定するための送風本管流量計21が配設されており、送風本管流量計21には、送風本管流量計21で発生する信号を処理するためのデータ処理部14が接続されている。
このような構成からなる熱風炉の殆どは、送風支管部7の配管径が大きく、かつ直管の長さが短いため、空気流量を正確に測定できないことから、送風本管流量計21のみを設け、送風支管流量計は設けられていなかった。
上述したように、従来の熱風炉送風システムでは、各熱風炉の入口に配設された送風支管部7において空気流量を精度よく測定することは難しかった。
特開昭56−38410号公報
本発明は、上述した事情に鑑みて提案されたもので、複数の熱風炉で構成される熱風炉送風システムにおいて、各送風支管部における空気流量を高精度に測定することができる熱風炉送風システムを提供することを目的とする。
本発明の熱風炉送風システムは、上述した課題を解決するため、以下の特徴を有してい
る。
すなわち、本発明の熱風炉送風システムは、製鉄工場の高炉へ熱風を供給する熱風炉送風システムにおいて、シングル送風またはパラレル送風される複数の熱風炉と、該複数の熱風炉へ気体を供給する送風部と、該送風部に接続された送風本管部と、該送風本管部に分岐部を介して接続され、前記各熱風炉へ気体を導く送風支管部と、前記複数の熱風炉から高炉へ熱せられた気体を導く熱風送風管部と、前記送風本管部において、前記送風部と前記分岐部との間、および相異なる前記分岐部間に配設された挿入型熱式マスフローメータからなる、気体の流量を測定する複数の気体流量計と、前記気体流量計それぞれで測定された値を、送風本管部における測定流量と補正流量との関係を示す送風本管流量補正折れ線に基づいて補正して気体流量計それぞれを通過する気体流量を求め、次に、前記各熱風炉の送風状態に基づいて、該求められた気体流量、または該気体流量それぞれの差分を求めて前記各熱風炉へ供給される気体の流量を算出するデータ処理部と、を具備し、該データ処理部は、前記送風部と前記分岐部との間に配設された気体流量計で測定された気体流量f0を基準にし、相異なる前記分岐部間に配設された気体流量計それぞれについて、シングル送風またはパラレル送風される各熱風炉の送風状態に応じた送風管路に基づき、各気体流量計の収集したデータを比較して補正することにより、前記送風本管流量補正折れ線を導出することを特徴とするものである。
本発明の熱風炉送風システムによれば、以下のような効果を得ることができる。
本発明の熱風炉送風システムでは、熱風炉に配設する気体流量計として挿入型熱式マスフローメータを用いることにより、気体流量計を容易に取り付けることができるとともに、空気流量を容易に測定することができる。
また、熱風炉の送風本管部に気体流量計を配設し、送風本管部の気体流量に対して流量補正を行うことにより、従来の熱風炉送風システムと比較して、各熱風炉の送風支管の気体流量を正確に測定することができる。
以下、図面を参照して、本発明の熱風炉送風システムの実施形態を説明する。
本発明の熱風炉送風システムは、図2に示すように、熱風炉の送風の気体流量計として、挿入型熱式マスフローメータを用いている。挿入型熱式マスフローメータは、小型であるため取り付けが簡単であるとともに、パージ機構等の補助装置が不要である。さらに、温圧補正をする必要もない。
熱風炉を4基とした場合には、図1に示すように、送風本管流量計21,41,42,43は、4基の熱風炉1,2,3,4の入口に配設した送風支管部7に取り付けるのではなく、送風本管部6に取り付けている。このため、従来の熱風炉送風システムにおいて気体流量計を設置していた箇所と比較して、直管の長さを確保することができ、計測の精度を向上することができた。
また、送風本管流量計21,41,42,43を送風本管部6に取り付けているので、流量補正が可能となり、流量計測を向上することができた。
以下、本発明の熱風炉送風システムに関して、具体的な実施例を用いて詳細に説明する。なお、上述した従来の熱風送風システムの構成部材とほぼ同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して説明を行う。
図1は、実施例1に係る熱風炉送風システムの概略構成を示す模式図、図2は、実施例1に係る熱風炉送風システムに用いる挿入型熱式マスフローメータの概略構成を示す模式図、図3は、送風支管部における気体流量の算出手順を示すフローチャート、図4は、送風本管部における気体流量の補正手順を示すフローチャート、図5は、送風本管部における測定流量と補正流量との関係を示す説明図である。
図2に示すように、実施例1に係る熱風炉送風システムに用いる挿入型熱式マスフローメータ51は、周囲の温度を測定する周囲温度センサ52と、周囲温度センサ52で計測した温度と常に一定温度差となるように制御するための流速センサ(ヒータ)53とを備えている。
まず、挿入型熱式マスフローメータ51における測定原理を説明する。
流速センサ(ヒータ)53の温度が周囲温度に対して常に一定温度差となるように制御すると、流速センサ(ヒータ)53から奪われる熱量は質量流量と相関があるため、加熱電力量から質量流量を求めることができる。したがって、挿入型熱式マスフローメータ51では温圧補正が不要となる。
次に、挿入型熱式マスフローメータ51を配管に取り付ける方法を説明する。
図2に示すように、配管54にタップ(図示せず)を設け、タップから挿入型熱式マスフローメータ51を差し込むことで、配管54に対して挿入型熱式マスフローメータ51を取り付けることができる。
このように、実施例1に係る熱風炉送風システムでは、配管54に対して挿入型熱式マスフローメータ51を容易に取り付けることができるとともに、容易に取り外すことができるため、容易に保守作業を行うことができる。また、測定部が詰まることがないため、パージ機構なども不要である。したがって、従来の熱風炉送風システムと比較して、送風本管部の気体流量および送風支管部の気体流量を簡単に計測することができる。
次に、熱風炉の送風支管部における気体流量を測定するための気体流量計の配置、および送風支管部における気体流量の算出について説明する。
実施例1に係る熱風炉送風システムは、図1に示すように、4基の熱風炉1,2,3,4と、4基の熱風炉1,2,3,4へ空気を供給する送ための送風部5と、送風部5に接続された送風本管部6と、送風本管部6に分岐部を介して接続され、4基の熱風炉1,2,3,4へ気体を導くための送風支管部7と、4基の熱風炉1,2,3,4から高炉へ熱せられた気体を導くための熱風送風管部8とを備えている。
また、4基の熱風炉1,2,3,4の前後には、送風部5から送られる空気を切替えるための送風弁12と熱風弁13がそれぞれ配設されており、送風弁12の上流側には、送風部5から送られる空気量を調整するための送風バタ弁11がそれぞれ配設されている。
また、送風本管部6には、送風部5から送られる空気の流量を測定するための送風本管流量計21と、4基の熱風炉1,2,3,4を通過する空気の流量を測定するための送風本管流量計41,42,43がそれぞれ配設されている。
さらに、送風本管流量計21,41,42,43には、各流量計で発生する信号を処理するためのデータ処理部14が接続されている。
なお、図1に示す熱風炉送風システムでは、4基の熱風炉を用いているが、熱風炉の数は2基以上あればよい。
実施例1に係る熱風炉送風システムでは、4基の熱風炉1,2,3,4の前後にそれぞれ配設された送風弁12と熱風弁13とを開閉することにより、各熱風炉1,2,3,4に空気を送ることができる。
熱風炉1,2,3,4の運転方法として、1基ずつ送風を行うシングル送風と、2基ずつ送風を行うパラレル送風とがある。特に、パラレル送風では、送風弁12の手前に配設された送風バタ弁11を用いて、それぞれの熱風炉1,2,3,4に送る空気量を調整することができる。
送風本管流量計21は、送風部5の出口付近に位置する送風本管部6に設置されている。また、送風本管流量計41は、送風本管部6と熱風炉1との分岐点以降で熱風炉2の分岐点前に位置する送風本管部6に設置されている。同様に、送風本管流量計42は、熱風炉2の分岐点以降で熱風炉3の分岐点前の送風本管部6に設置されている。さらに、送風本管流量計43は、熱風炉3の分岐点以降に位置する送風本管部6に設置されている。
実施例1に係る熱風炉送風システムでは、送風本管流量計21,41,42,43からの信号をデータ処理部14に取り込み、4基の熱風炉1,2,3,4を通過する送風支管流量の算出を行う。
次に、図3を参照して、送風支管部における気体流量の算出手順について説明する。なお、図3において、各ステップには「S」およびこれに続く連続番号を付してある。
以下の説明において、送風本管流量計21を通過する空気量を送風本管流量f0とし、送風本管流量計41を通過する空気量を送風本管流量f1とし、送風本管流量計42を通過する空気量を送風本管流量f2とし、送風本管流量計43を通過する空気量を送風本管流量f3とする。また、熱風炉1を通過する空気量を送風支管流量f21とし、熱風炉2を通過する空気量を送風支管流量f22とし、熱風炉3を通過する空気量を送風支管流量f23とし、熱風炉4を通過する空気量を送風支管流量f24とする。
送風支管部における気体流量を算出するには、図3に示すように、まず、ステップ61において、熱風炉1および熱風炉2が送風状態であるか否かを判断し、熱風炉1および熱風炉2が送風状態である場合にはステップ62に進み、熱風炉1および熱風炉2が送風状態でない場合にはステップ63に進む。
ステップ62では、熱風炉1を通過する送風支管流量f21、および熱風炉2を通過する送風支管流量f22を、以下の計算式(1),(2)により求める。
f21=f0−f1 ・・・ (1)
f22=f1 ・・・ (2)
ステップ63では、熱風炉2および熱風炉3が送風状態であるか否かを判断し、熱風炉2および熱風炉3が送風状態である場合にはステップ64に進み、熱風炉2および熱風炉3が送風状態でない場合にはステップ65に進む。
ステップ64では、熱風炉2を通過する送風支管流量f22、および熱風炉3を通過する送風支管流量f23を、以下の計算式(3),(4)により求める。
f22=f1−f2 ・・・ (3)
f23=f2 ・・・ (4)
ステップ65では、熱風炉3および熱風炉4が送風状態であるか否かを判断し、熱風炉3および熱風炉4が送風状態である場合にはステップ66に進み、熱風炉3および熱風炉4が送風状態でない場合にはステップ67に進む。
ステップ66では、熱風炉3を通過する送風支管流量f23、および熱風炉4を通過する送風支管流量f24を、以下の計算式(5),(6)により求める。
f23=f2−f3 ・・・ (5)
f24=f3 ・・・ (6)
ステップ67では、熱風炉1および熱風炉4が送風状態であるか否かを判断し、熱風炉1および熱風炉4が送風状態である場合にはステップ68に進み、熱風炉1および熱風炉4が送風状態でない場合には処理を終了する。
ステップ68では、熱風炉1を通過する送風支管流量f21、および熱風炉4を通過する送風支管流量f24を、以下の計算式(7),(8)により求める。
f21=f0−f3 ・・・ (7)
f24=f3 ・・・ (8)
実施例1に係る熱風炉送風システムでは、熱風炉1から熱風炉4を順番に切り替えているが、その他の順番で熱風炉を切り替えて送風を行う場合にも、前述した考え方を応用することができる。
また、図示しないが、実施例1に係る熱風炉送風システムは、送風本管部6から分岐して熱風送風菅部8に冷風を送るための配管、遮断弁、調節弁を備えており、必要に応じて、前述した計算式により求めた送風支管流量から、所定の空気流量を差し引いて送風支管流量を求めることができる。
次に、図4を参照して、送風本管部における気体流量の補正手順を説明する。なお、図4において、各ステップには「S」およびこれに続く連続番号を付してある。
送風本管部における測定流量と補正流量とは、図5に示すような関係がある。したがって、送風本管流量(f1、f2、f3)を補正するには、それぞれに図5に示す送風本管流量補正折れ線を用いて、送風本管流量計41,42,43から出力される送風本管流量(f1、f2、f3)の信号をX軸とし、補正した送風本管流量をY軸として、送風本管流量を補正することができる。
また、送風本管流量計21から出力される送風本管流量f0は、直管の長さが充分にあるため正確に計測できると判断し、これを基準に送風本管流量(f1、f2、f3)を補正する。
送風本管部における気体流量を補正するには、図4 に示すように、まず、ステップ81において、熱風炉1および熱風炉2が送風状態であるか否かを判断し、熱風炉1および熱風炉2が送風状態である場合にはステップ82に進み、熱風炉1および熱風炉2が送風状態でない場合にはステップ85に進む。
ステップ82では、送風本管流量f2と送風本管流量f3のデータを収集し、ステップ83に進む。
ステップ83では、ステップ82で収集したデータがf2=f3=0となっているか否かを判断し、f2=f3=0でない場合にはステップ84に進み、f2=f3=0である場合には補正を行わずに処理を終了する。
ステップ84では、図5に示す補正曲線に基づいてf2およびf3の値を補正し、処理を終了する。
ステップ85では、熱風炉2および熱風炉3が送風状態であるか否かを判断し、熱風炉2および熱風炉3が送風状態である場合にはステップ86に進み、熱風炉2および熱風炉3が送風状態でない場合にはステップ89に進む。
ステップ86では、送風本管流量f0、送風本管流量f1、および送風本管流量f3のデータを収集し、ステップ87に進む。
ステップ87では、ステップ86で収集したデータがf0=f1、f3=0であるか否かを判断し、f0=f1、f3=0でない場合にはテップ88に進み、f0=f1、f3=0である場合には補正を行わずに処理を終了する。
ステップ88では、図5に示す補正曲線に基づいてf1およびf3の値を補正し、処理を終了する。
ステップ89では、熱風炉3および熱風炉4が送風状態であるか否かを判断し、熱風炉3および熱風炉4が送風状態である場合にはステップ90に進み、熱風炉3および熱風炉4が送風状態でない場合にはステップ93に進む。
ステップ90では、送風本管流量f0、送風本管流量f1、および送風本管流量f2のデータを収集し、ステップ91に進む。
ステップ91では、ステップ90で収集したデータがf0=f1=f2であるか否かを判断し、f0=f1=f2でない場合にはステップ92に進み、f0=f1=f2である場合には補正を行わずに処理を終了する。
ステップ92では、図5に示す補正曲線に基づいてf1およびf2の値を補正し、処理を終了する。
ステップ93では、熱風炉1および熱風炉4が送風状態であるか否かを判断し、熱風炉1および熱風炉4が送風状態である場合にはステップ94に進み、熱風炉1および熱風炉4が送風状態でない場合には処理を終了する。
ステップ94では、送風本管流量f1、送風本管流量f2、および送風本管流量f3のデータを収集し、ステップ95に進む。
ステップ95では、ステップ94で収集したデータがf1=f2=f3でなければ、ステップ96に進み、f1=f2=f3であれば、補正をしないで処理を終了する。
ステップ96では、図5に示す補正曲線に基づいてf1、f2、およびf3の値を補正し、処理を終了する。
上述した送風本管流量の補正処理は、パラレル送風の場合に限って説明しているが、シングル送風の場合には、対応する補正曲線データを用いて送風本管流量(f1、f2、f3)の補正を行うことができる。
本発明の実施例1に係る熱風炉送風システムの概略構成を示す模式図。 本発明の実施例1に係る熱風炉送風システムに用いる挿入型熱式マスフローメータの概略構成を示す模式図。 送風支管部における気体流量の算出手順を示すフローチャート。 送風本管部における気体流量の補正手順を示すフローチャート。 送風本管部における測定流量と補正流量との関係を示す説明図。 従来の熱風炉送風システムの概略構成を示す模式図。 従来の熱風炉送風システムの他の例の概略構成を示す模式図。
符号の説明
1,2,3,4 熱風炉
5 送風部
6 送風本管部
7 送風支管部
8 熱風送風管部
11 送風バタ弁
12 送風弁
13 熱風弁
14 データ処理部
21,41,42,43 送風本管流量計
31,32,33,34 送風支管流量計
51 挿入型熱式マスフローメータ
52 周囲温度センサ
53 流速センサ(ヒータ)
54 配管

Claims (1)

  1. 製鉄工場の高炉へ熱風を供給する熱風炉送風システムにおいて、
    シングル送風またはパラレル送風される複数の熱風炉と、
    該複数の熱風炉へ気体を供給する送風部と、
    該送風部に接続された送風本管部と、
    該送風本管部に分岐部を介して接続され、前記各熱風炉へ気体を導く送風支管部と、
    前記複数の熱風炉から高炉へ熱せられた気体を導く熱風送風管部と、
    前記送風本管部において、前記送風部と前記分岐部との間、および相異なる前記分岐部間に配設された挿入型熱式マスフローメータからなる、気体の流量を測定する複数の気体流量計と、
    前記気体流量計それぞれで測定された値を、送風本管部における測定流量と補正流量との関係を示す送風本管流量補正折れ線に基づいて補正して気体流量計それぞれを通過する気体流量を求め、次に、前記各熱風炉の送風状態に基づいて、該求められた気体流量、または該気体流量それぞれの差分を求めて前記各熱風炉へ供給される気体の流量を算出するデータ処理部と、を具備し、
    該データ処理部は、前記送風部と前記分岐部との間に配設された気体流量計で測定された気体流量f0を基準にし、相異なる前記分岐部間に配設された気体流量計それぞれについて、シングル送風またはパラレル送風される各熱風炉の送風状態に応じた送風管路に基づき、各気体流量計の収集したデータを比較して補正することにより、前記送風本管流量補正折れ線を導出することを特徴とする熱風炉送風システム。
JP2005113770A 2005-04-11 2005-04-11 熱風炉送風システム Active JP4869620B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005113770A JP4869620B2 (ja) 2005-04-11 2005-04-11 熱風炉送風システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005113770A JP4869620B2 (ja) 2005-04-11 2005-04-11 熱風炉送風システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006291293A JP2006291293A (ja) 2006-10-26
JP4869620B2 true JP4869620B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=37412174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005113770A Active JP4869620B2 (ja) 2005-04-11 2005-04-11 熱風炉送風システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4869620B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101149287B1 (ko) 2009-02-25 2012-05-24 현대제철 주식회사 고로 송풍기 교체 제어 장치 및 그 방법
CN103966378B (zh) * 2014-05-24 2015-12-30 北京首钢国际工程技术有限公司 热风管道三角形柔性大拉杆装置
CN103966379B (zh) * 2014-05-25 2015-08-05 北京首钢国际工程技术有限公司 一种带废风缓冲罐的热风炉废风回收装置
CN106086274B (zh) * 2016-08-24 2017-11-14 安徽马钢重型机械制造有限公司 一种热风炉热风管道稳定系统
CN106676218B (zh) * 2016-08-24 2018-05-11 安徽马钢重型机械制造有限公司 一种高炉单列式热风炉热风管道位移控制系统
CN106337100A (zh) * 2016-10-31 2017-01-18 马鞍山钢铁股份有限公司 一种具有自我补偿功能的热风管道系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125405A (en) * 1974-08-27 1976-03-02 Kawasaki Steel Co Koro no heiretsusofusogyoho
JPH09329478A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Tokyo Gas Co Ltd 整流カバーを有する熱式流量計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006291293A (ja) 2006-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869620B2 (ja) 熱風炉送風システム
DK2726792T3 (en) Method and device for balancing a group of consumers in a fluidtransportsystem
CN107923802B (zh) 用于测量热水供应系统中管道各部位温度的方法
CN101598378B (zh) 空调控制装置和空调控制方法
JP3357460B2 (ja) 比例弁付き燃焼器具およびその比例弁調整装置
JP2004198271A (ja) ダクト内流量計測装置
JP3846188B2 (ja) 熱風炉入側における冷風の湿度制御方法
KR20110071310A (ko) 고로내 송풍용 열풍온도 제어장치
JP2661299B2 (ja) 空気調和機
KR101420652B1 (ko) 가열로의 배열회수 시스템의 배가스 온도 제어 방법
JP2710541B2 (ja) 燃焼制御装置
JP4114545B2 (ja) ガス燃焼装置
JP3852384B2 (ja) ガス燃焼装置
CN114777857B (zh) 一种基于静压的风机风量在线精确测量方法
JP3063514B2 (ja) 圧力センサによる流量測定方法
KR102112549B1 (ko) 채널형 열교환기 튜브 파공 검출장치
JP3534865B2 (ja) 燃焼器の空燃比制御装置
KR0167802B1 (ko) 폐열 열교환기의 송풍제어방법
JP3569583B2 (ja) 異常検知機能付きガス湯沸器
CN117948612A (zh) 炉膛的氧气含量控制系统和方法
JP3064162B2 (ja) ガスメータ
JP2022065370A (ja) 流量制御システム、及びそれを備えた燃焼制御システム
JPS60236033A (ja) 流量制御装置
JPH07119963A (ja) 高炉吹込み用輸送配管の異常部位検知方法
JP2000297959A (ja) 空調制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111116

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4869620

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350