JPH067674Y2 - 拡声装置 - Google Patents
拡声装置Info
- Publication number
- JPH067674Y2 JPH067674Y2 JP8145185U JP8145185U JPH067674Y2 JP H067674 Y2 JPH067674 Y2 JP H067674Y2 JP 8145185 U JP8145185 U JP 8145185U JP 8145185 U JP8145185 U JP 8145185U JP H067674 Y2 JPH067674 Y2 JP H067674Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power amplifier
- output
- frequency band
- low frequency
- amplifier
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的: [産業上の利用分野] この考案は拡声装置に関し、特に低音域を拡張して増強
する分野において利用される。
する分野において利用される。
[従来技術] 第3図はオーディオの分野において用されていた低音域
増強型の拡声装置のブロック図を示す。この拡声装置
は、前段に低周波帯域増幅器1を設け、この低周波帯域
増幅器1の出力を、SEPP−OTL方式の回路を備え
た増幅器2とスピーカシステム4とを接続する拡声装置
に、更に、2組のSEPP−OTL回路3a,3bを逆
相で駆動し、それぞれの出力点間に低音用のスピーカシ
ステム5を接続する方式の所謂BTL回路方式の拡声装
置を追加して低音域の拡張及び増強を計ったものであ
る。
増強型の拡声装置のブロック図を示す。この拡声装置
は、前段に低周波帯域増幅器1を設け、この低周波帯域
増幅器1の出力を、SEPP−OTL方式の回路を備え
た増幅器2とスピーカシステム4とを接続する拡声装置
に、更に、2組のSEPP−OTL回路3a,3bを逆
相で駆動し、それぞれの出力点間に低音用のスピーカシ
ステム5を接続する方式の所謂BTL回路方式の拡声装
置を追加して低音域の拡張及び増強を計ったものであ
る。
[考案が解決しようとする問題点] このような従来の低音域増強型の拡声装置は、低音域の
拡張及び増強は計り得るが、2台の増幅器2,3を必要
とし、観点を換れば、3台のSEPP−OTL回路方式
の増幅器2,3a,3bを必要とすることになり高価な
ものとなる。延いては、一般大衆向けのものとなり難い
欠点があった。
拡張及び増強は計り得るが、2台の増幅器2,3を必要
とし、観点を換れば、3台のSEPP−OTL回路方式
の増幅器2,3a,3bを必要とすることになり高価な
ものとなる。延いては、一般大衆向けのものとなり難い
欠点があった。
この考案は叙上の点に鑑みてなされたものであって、安
価に低音域を拡張及び増強できる低音域増強型の拡声装
置を提供せんとしてなされたものである。
価に低音域を拡張及び増強できる低音域増強型の拡声装
置を提供せんとしてなされたものである。
考案の構成: この考案は、第1図のブロック図で示すごとく、モノラ
ル信号又はステレオ信号のLチャンネル若しくはRチャ
ンネルの信号(以下オーディオ入力信号という)の低周
波成分を増幅する低周波帯域増幅器10と当該低周波帯
域増幅器10の出力を電力増幅する第1電力増幅器11
と、前記低周波帯域増幅器10の出力を低周波帯域で略
180°、高周波帯域で略0°となる特性に位相推移す
る移相器23と、この移相器23の出力を電力増幅する
第2電力増幅器22と前記第1電力増幅器21出力端に
接続された第1出力端子21hと前記第2電力増幅器2
2出力端に接続された第2出力端子22hを有する増幅
装置20と、低音再生用スピーカ32と中高音再生用ス
ピーカ31とを有するスピーカ装置30を具備し、前記
中高音再生用スピーカ31の一方の入力端が前記第1出
力端子21hに、他方の入力端がアース21eにそれぞ
れ接続されており、前記低音再生用スピーカ32の一方
の入力端が前記第1出力端子21hに、他方の入力端が
前記第2出力端子22hにそれぞれ接続されている拡声
装置である。
ル信号又はステレオ信号のLチャンネル若しくはRチャ
ンネルの信号(以下オーディオ入力信号という)の低周
波成分を増幅する低周波帯域増幅器10と当該低周波帯
域増幅器10の出力を電力増幅する第1電力増幅器11
と、前記低周波帯域増幅器10の出力を低周波帯域で略
180°、高周波帯域で略0°となる特性に位相推移す
る移相器23と、この移相器23の出力を電力増幅する
第2電力増幅器22と前記第1電力増幅器21出力端に
接続された第1出力端子21hと前記第2電力増幅器2
2出力端に接続された第2出力端子22hを有する増幅
装置20と、低音再生用スピーカ32と中高音再生用ス
ピーカ31とを有するスピーカ装置30を具備し、前記
中高音再生用スピーカ31の一方の入力端が前記第1出
力端子21hに、他方の入力端がアース21eにそれぞ
れ接続されており、前記低音再生用スピーカ32の一方
の入力端が前記第1出力端子21hに、他方の入力端が
前記第2出力端子22hにそれぞれ接続されている拡声
装置である。
[実施例] 第1図はこの考案の実施例の回路ブロック図を示す。第
1図において、低周波帯域増幅器10は演算増幅器A1
の帰還抵抗に固定抵抗R3と可変抵抗VR1を用いて、
可変抵抗VR1の中点とアース間にコンデンサC1とR
4と半導体インダクタススL1との直列接続のインピー
ダンス素子を接続して低域の或る所定の帯域の増幅度を
可変できるようにしてある。第2電力増幅器22は第1
電力増幅器21と同一構成で第1電力増幅器21と第2
電力増幅器22とは同相に駆動する関係になっている。
移相器23は、その伝達関数T(s)が、R6=R7の
とき、 T(s)=(sC3R8−1)/(sC3R8 +1)‥‥‥‥‥‥‥(1) となる。この移相器23の増幅度は1(=0dB)とな
り、位相角ψは、 ψ=180°−2tan−1(ωC3R8)‥‥‥‥‥
‥‥(2) とあらわすことができて、第2図に示す如く、 (I)ω→小のとき、ψ→180° (II)ωC3R8=1のとき、ψ=90° (III)ω→大のとき、ψ→0° となる。スピーカ装置30は中高音再生用スピーカ31
と低音再生用スピーカ32とからなっている。そして、
中高音用スピーカ31の一方の入力端(+)が第1出力
端子21h(ホット側端子)に他方の入力端(−)が第
1電力増幅器21のアース側端子21eにそれぞれ接続
されており、低音用スピーカ32の一方の入力端(+)
が第1出力端子21h(ホット側端子)に、他方の入力
端(−)が第2出力端子22h(ホット側端子)にそれ
ぞれ接続されている。
1図において、低周波帯域増幅器10は演算増幅器A1
の帰還抵抗に固定抵抗R3と可変抵抗VR1を用いて、
可変抵抗VR1の中点とアース間にコンデンサC1とR
4と半導体インダクタススL1との直列接続のインピー
ダンス素子を接続して低域の或る所定の帯域の増幅度を
可変できるようにしてある。第2電力増幅器22は第1
電力増幅器21と同一構成で第1電力増幅器21と第2
電力増幅器22とは同相に駆動する関係になっている。
移相器23は、その伝達関数T(s)が、R6=R7の
とき、 T(s)=(sC3R8−1)/(sC3R8 +1)‥‥‥‥‥‥‥(1) となる。この移相器23の増幅度は1(=0dB)とな
り、位相角ψは、 ψ=180°−2tan−1(ωC3R8)‥‥‥‥‥
‥‥(2) とあらわすことができて、第2図に示す如く、 (I)ω→小のとき、ψ→180° (II)ωC3R8=1のとき、ψ=90° (III)ω→大のとき、ψ→0° となる。スピーカ装置30は中高音再生用スピーカ31
と低音再生用スピーカ32とからなっている。そして、
中高音用スピーカ31の一方の入力端(+)が第1出力
端子21h(ホット側端子)に他方の入力端(−)が第
1電力増幅器21のアース側端子21eにそれぞれ接続
されており、低音用スピーカ32の一方の入力端(+)
が第1出力端子21h(ホット側端子)に、他方の入力
端(−)が第2出力端子22h(ホット側端子)にそれ
ぞれ接続されている。
オーディオ入力信号は、低周波帯域増幅器10で所定の
低域周波数帯が増幅され、次いで第1電3増幅器21で
電力増幅されて中高音再生用スピーカ31を駆動すると
共に、移相器23で低周波数帯の信号が略180°、高
周波数帯域の信号は略0°位相推移し、第2電力増幅器
22により電力増幅されるので、第1電力増幅器21の
出力の第1出力端子(ホット側)21hと第2電力増幅
器22の出力端子(ホット側端子)22h間には、低周
波帯域の信号で第1電力増幅器21の出力と同一レベル
で高周波帯域に移るに従って零レベルになる特性に電力
増幅された出力信号を得て低音再生用スピーカ32を駆
動することになる。
低域周波数帯が増幅され、次いで第1電3増幅器21で
電力増幅されて中高音再生用スピーカ31を駆動すると
共に、移相器23で低周波数帯の信号が略180°、高
周波数帯域の信号は略0°位相推移し、第2電力増幅器
22により電力増幅されるので、第1電力増幅器21の
出力の第1出力端子(ホット側)21hと第2電力増幅
器22の出力端子(ホット側端子)22h間には、低周
波帯域の信号で第1電力増幅器21の出力と同一レベル
で高周波帯域に移るに従って零レベルになる特性に電力
増幅された出力信号を得て低音再生用スピーカ32を駆
動することになる。
このようなこの考案の実施例の拡声装置は、低周波帯域
増幅器10により低音域を増強でき、更に第1電力増幅
器21の出力の第1出力端子21hと第2電力増幅器2
2の出力の第2出力端子22h間の出力が低音再生用ス
ピーカ32に供給されて低音域を拡張および増強でき
る。この際に、第1電力増幅器21の出力端子21h,
21e間の出力信号の振幅は第1電力増幅器21のクリ
ップレベルVcまで増強でき、第1電力増幅器21の第
1出力端子21hと第2電力増幅器22の出力の第2出
力端子22h間の出力信号の振幅は、第1電力増幅器2
1のクリップレベルVcと第2電力増幅器21のクリッ
プレベル(=Vc)より定まるクリップレベルVcまで
増強できる。
増幅器10により低音域を増強でき、更に第1電力増幅
器21の出力の第1出力端子21hと第2電力増幅器2
2の出力の第2出力端子22h間の出力が低音再生用ス
ピーカ32に供給されて低音域を拡張および増強でき
る。この際に、第1電力増幅器21の出力端子21h,
21e間の出力信号の振幅は第1電力増幅器21のクリ
ップレベルVcまで増強でき、第1電力増幅器21の第
1出力端子21hと第2電力増幅器22の出力の第2出
力端子22h間の出力信号の振幅は、第1電力増幅器2
1のクリップレベルVcと第2電力増幅器21のクリッ
プレベル(=Vc)より定まるクリップレベルVcまで
増強できる。
考案の効果: この考案の拡声装置は、低音域を拡張および増強できる
共に、中高音再生用スピーカ31と低音再生用スピーカ
32の2個を駆動する電力増幅器としてSEPP−OT
L回路方式のものが2台分で足りることになり、安価な
ものとなる。
共に、中高音再生用スピーカ31と低音再生用スピーカ
32の2個を駆動する電力増幅器としてSEPP−OT
L回路方式のものが2台分で足りることになり、安価な
ものとなる。
第1図はこの考案を説明する回路ブロック図、第2図は
移相器23の位相推移特性図、第3図は従来例を説明す
るブロック図、である。 10……低周波帯域増幅器、20……電力増幅装置、2
1……第1電力増幅器、22……第2電力増幅器、23
……移相器、30……スピーカシステム、31……第1
スピーカ、32……第2スピーカ、A1,A2……それ
ぞれ演算増幅器、C1,C2,C3,C4……それぞれ
コンデンサ、R1,R2,‥,R8……それぞれ抵抗
器、VR1……可変抵抗器。
移相器23の位相推移特性図、第3図は従来例を説明す
るブロック図、である。 10……低周波帯域増幅器、20……電力増幅装置、2
1……第1電力増幅器、22……第2電力増幅器、23
……移相器、30……スピーカシステム、31……第1
スピーカ、32……第2スピーカ、A1,A2……それ
ぞれ演算増幅器、C1,C2,C3,C4……それぞれ
コンデンサ、R1,R2,‥,R8……それぞれ抵抗
器、VR1……可変抵抗器。
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号が印加される入力端子と前記入力
端子に接続され、前記入力信号の低周波信号成分を増幅
する低周波帯域増幅器(10)と、当該低周波帯域増幅
器(10)に接続された第1電力増幅器(21)と前記
低周波帯域増幅器(10)出力に接続され、低周波帯域
で略180°、高周波帯域で略0°の移相特性を有する
移相器(23)と、当該移相器(23)に接続された第
2電力増幅器(22)と前記第1電力増幅器(21)出
力端に接続された第1出力端子(21h)と前記第2電
力増幅器(22)出力端に接続された第2出力端子(2
2h)とを有する増幅装置(20)と、低音再生用スピ
ーカ(32)と中高音再生用スピーカ(31)とを有す
るスピーカ装置(30)を具備し、前記中高音再生用ス
ピーカ(31)の一方の入力端が前記第1出力端子(2
1h)に他方の入力端がアースにそれぞれ接続されてお
り、前記低音再生用スピーカ(32)の一方の入力端が
前記第1出力端子(21h)に他方の入力端が前記第2
出力端子(22h)にそれぞれ接続されていることを特
徴とする拡声装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8145185U JPH067674Y2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 拡声装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8145185U JPH067674Y2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 拡声装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61197794U JPS61197794U (ja) | 1986-12-10 |
JPH067674Y2 true JPH067674Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=30628244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8145185U Expired - Lifetime JPH067674Y2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 拡声装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067674Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-29 JP JP8145185U patent/JPH067674Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61197794U (ja) | 1986-12-10 |
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