JPH062398Y2 - 拡声装置 - Google Patents

拡声装置

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JPH062398Y2
JPH062398Y2 JP9644285U JP9644285U JPH062398Y2 JP H062398 Y2 JPH062398 Y2 JP H062398Y2 JP 9644285 U JP9644285 U JP 9644285U JP 9644285 U JP9644285 U JP 9644285U JP H062398 Y2 JPH062398 Y2 JP H062398Y2
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JP
Japan
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output
frequency band
low frequency
low
amplifier
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JP9644285U
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JPS625792U (ja
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宏 久米
賢司 中尾
泰輔 林
譲治 笠井
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Onkyo Corp
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Onkyo Corp
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【考案の詳細な説明】 考案の目的: [産業上の利用分野] この考案は拡声装置に関し、特に低音域を拡張して増強
する分野において利用される。
考案の構成: この考案は、第1図のブロック図で示すごとく、モノラ
ル信号又はステレオ信号のLチャンネル若しくはRチャ
ンネルの入力信号(以下オーディオ入力信号という)の
低周波成分を増幅する第1低周波帯域増幅器と、当該低
周波帯域増幅器の出力を電力増幅する第1電力増幅器
と、前記第1低周波帯域増幅器出力の低周波成分を増幅
する第2低周波帯域増幅器と、当該第2低周波帯域増幅
器の出力の高周波成分を遮断するローパスフィルタ回路
と、当該ローパスフィルタ回路出力を2倍した信号から
前記第1低周波帯域増幅器の出力を減算する減算器と、
当該減算器の出力信号の位相を反転する位相反転器と、
当該位相反転器出力を電力増幅する第2電力増幅器と、
前記第1電力増幅器出力に接続された第1出力端子と前
記第2電力増幅器出力に接続された第2出力端子と、低
音用スピーカと中高音用スピーカとを具備し、前記中高
音用スピーカの一方の入力端が前記第1出力端子に他方
の入力端がアースにそれぞれ接続されており、前記低音
用スピーカの一方の入力端が前記第1出力端子に他方の
入力端が前記第2出力端子にそれぞれ接続されている拡
声装置である。
[実施例] 第2図はこの考案の実施例を説明する回路ブロック図を
示す。第2図において、第一低周波帯域増幅器10は、
演算増幅器Aの帰還抵抗に、抵抗Rと可変抵抗VR
を用い、可変抵抗VRの中点とアース間に、コンデ
ンサCとRと半導体インダクタンスLとの直列接
続のインピーダンス素子を接続して低域の或る所定の周
波数帯域の増幅度を可変できるようにしてある。この第
一低周波帯域増幅器10は、 R:R=R:VR に設定し、このとき伝達関数T(s)は、 T(s)=[s+k(ω/Q)s+ω ] /[s+(ω/Q)s+ω ] となる。尚、kは係数、ωは共振角周波数、Qは尖鋭
度であり、 k=[R(R+VR)+γ{(1−γ) VR+R}]/{R(R+VR) +γ(1−γ)VR(R+VR)} 但し、γは可変抵抗VRの最大値にたいする中点とア
ース間の抵抗値の割合をしめす。
第2低周波帯域増幅器25は第1低周波帯域増幅器10
と同様の構成であって、演算増幅器Aの帰還抵抗に、
抵抗Rと可変抵抗VRを用い、可変抵抗VRの中
点とアース間に、コンデンサC、抵抗Rと半導体ン
ダクタンスLとの直列接続のインピーダンス素子を接
続してあり、係数k、共振角周波数ω、尖鋭度Q等を
適宜に変化させたものであって、その伝達関数をT
(s)と記す。
ローパスフィルタ回路24は第一低周波帯域増幅器10
と第二低周波帯域増幅器25の帯域幅を通過し高周波成
分を遮断するフィルタ回路であり、第2図には直列抵抗
11と並列コンデンサCからなる一次のフィルタ回
路を示してあるが高周波成分の遮断特性を良くするには
高次のフィルタ回路を用いることになり、その伝達関数
をH(s)と現す。
減算器23は、演算増幅器Aの出力端子と反転入力端
子間に帰還抵抗R13、非反転入力端子にローパスフィ
ルタ回路24の出力信号が入力し、反転入力端子に、帰
還抵抗R13と同値の入力抵抗R12を介して第一低周
波帯域増幅器10の出力信号が入力する。
スピーカ装置30は中高音用スピーカ31と低音用スピ
ーカ32とからなっている。
そして、中高音用スピーカ31の一方の入力端子(+)
が第1出力端子21h(ホット側端子)に他方の入力端
(−)が第1電力増幅器21のアース側端子21eにそ
れぞれ接続されており、低音用スピーカ32の一方の入
力端(+)が第1出力端子21h(ホット側端子)に、
他方の入力端(−)が第2出力端子22h(ホット側端
子)にそれぞれ接続されている。
いま、オーディオ入力信号ををe(t)とすると、オー
ディオ入力信号e(t)は、第一低周波帯域増幅器10
で所定の周波数帯域が増幅されて、a点には、 T(s)・e(t) の出力となり、一方は第一電力増幅器21で電力増幅さ
れてb点に、 T(s)・A・e(t) の出力を得て、中高音用スピーカ31を駆動する。他方
は第一低周波帯域増幅器10の出力信号は第二低周波帯
域増幅器25で更に所定の周波数帯域を増幅し、ローパ
スフィルタ回路24で高周波成分を遮断し、減算器23
でローパスフィルタ回路24の出力信号の2倍した値か
ら第一低周波帯域増幅器10の出力信号を減算して、c
点には、 T1(s){2・T2(s)・H(s)−1}×e(t) の出力となり、次いで位相反転器26により位相が反転
されて、その出力は、 T(s){1−2T(s)・Hs)}e(t)とな
る。
そして、第2電力増幅器22により電力増幅され、第2
出力端子22h出力端d点には、 AT(s){1−2T(s)・Hs)}e(t)の
出力となる。
そして、低音用スピーカ32の+入力には、A・T
(s)・e(t)が、−入力にはAT(s){1−2
(s)・Hs)}がそれぞれ入力されるので、低音
用スピーカ32は、2AT(s)T(s)・Hs・
e(t)で駆動されることになる。
すなわち、低音用スピーカ32に低周波帯域の周波数成
分のみが供給されることになる。
低音用スピーカ32は中高音用スピーカ31に較べて低
周波帯域が2・A・T(s)倍になって拡張および増
強され、しかも高周波成分が含まれない信号で駆動され
ることになる。
尚、実施例においては、位相反転器26を別に設けてあ
るが、本位相反転器は低音用スピーカに両入力端の信号
をそれぞれ逆相に入力する目的であるので、減算器に反
転出力が得られる場合若しくは電力増幅器に反転増幅出
力が得られる場合は別に設ける必要が無いこと明らかで
あり、このような構成であっても本願考案を実施するた
めの変更にすぎないものである。
考案の効果: この考案の拡声装置は、低周波帯域を拡張および増強で
き、しかも、低音用スピーカ32を高周波成分が含まれ
ない信号で駆動するので中高音用スピーカ31との高音
における干渉がなくなり佳良な音質となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を説明する回路ブロック図、第2図は
この考案の実施例の回路ブロック図特性図である。 10……第一低周波帯域増幅器、21……第一電力増幅
器、22……第二電力増幅器、23……減算器、24…
…ローパスフィルタ回路、25……第二低周波帯域増幅
器、30……スピーカ装置、31……中高音用スピー
カ、32……低音用スピーカ、A,A,A
,A……それぞれ演算増幅器、C,C
,C,C……それぞれコンデンサ、L,L
……半導体インダクタンス、R,R,R,……,
13……それぞれ抵抗器、VR,VR……可変抵
抗器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ入力信号の低周波成分を増幅す
    る第1低周波帯域増幅器(10)と、当該低周波帯域増
    幅器の出力を電力増幅する第1電力増幅器(21)と、
    前記第1低周波帯域増幅器(10)出力の低周波成分を
    増幅する第2低周波帯域増幅器(25)と、当該第2低
    周波帯域増幅器(25)の出力の高周波成分を遮断する
    ローパスフィルタ回路(24)と、当該ローパスフィル
    タ回路(24)出力を2倍した信号から前記第1低周波
    帯域増幅器(10)の出力を減算する減算器(23)
    と、当該減算器(23)の出力信号の位相を反転する位
    相反転器(26)と、当該位相反転器(26)出力を電
    力増幅する第2電力増幅器(22)と、前記第1電力増
    幅器(21)出力に接続された第1出力端子(21h)
    と前記第2電力増幅器(22)出力に接続された第2出
    力端子(22h)と、低音用スピーカ(32)と中高音
    用スピーカ(31)とを具備し、前記中高音用スピーカ
    (31)の一方の入力端が前記第1出力端子(21h)
    に他方の入力端がアースにそれぞれ接続されており、前
    記低音用スピーカ(32)の一方の入力端が前記第1出
    力端子(21h)に他方の入力端が前記第2出力端子
    (22h)にそれぞれ接続されていることを特徴とする
    拡声装置。
JP9644285U 1985-06-24 1985-06-24 拡声装置 Expired - Lifetime JPH062398Y2 (ja)

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JPS625792U JPS625792U (ja) 1987-01-14
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