JPH062395Y2 - 拡声装置 - Google Patents
拡声装置Info
- Publication number
- JPH062395Y2 JPH062395Y2 JP8144985U JP8144985U JPH062395Y2 JP H062395 Y2 JPH062395 Y2 JP H062395Y2 JP 8144985 U JP8144985 U JP 8144985U JP 8144985 U JP8144985 U JP 8144985U JP H062395 Y2 JPH062395 Y2 JP H062395Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power amplifier
- output terminal
- speaker
- terminal
- input
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的: [産業上の利用分野] この考案は拡声装置に関し、特に低音域を拡張する分野
において利用される。
において利用される。
[従来技術] 第3図はオーディオの分野において用されていた低音域
増強型の拡声装置のブロック図を示す。この拡声装置
は、SEPP−OTL方式の回路を備えた増幅器1とス
ピーカシステム3とを接続する拡声装置に、更に、2組
のSEPP−OTL回路2a,2bを逆相で駆動し、そ
れぞれの出力点間に低音用のスピーカシステム4を接続
する方式の所謂BTL回路方式の拡声装置を追加して低
音域の拡張を計ったものである。
増強型の拡声装置のブロック図を示す。この拡声装置
は、SEPP−OTL方式の回路を備えた増幅器1とス
ピーカシステム3とを接続する拡声装置に、更に、2組
のSEPP−OTL回路2a,2bを逆相で駆動し、そ
れぞれの出力点間に低音用のスピーカシステム4を接続
する方式の所謂BTL回路方式の拡声装置を追加して低
音域の拡張を計ったものである。
[考案が解決しようとする問題点] このような従来の低音域増強型の拡声装置は、低音域の
拡張を計り得るが、2台の増幅器1,2を必要とし、観
点を換れば、3台のSEPP−OTL回路方式の増幅器
1,2a,2bを必要とすることになり高価なものとな
る。延いては、一般大衆向けのものとなり難い欠点があ
った。
拡張を計り得るが、2台の増幅器1,2を必要とし、観
点を換れば、3台のSEPP−OTL回路方式の増幅器
1,2a,2bを必要とすることになり高価なものとな
る。延いては、一般大衆向けのものとなり難い欠点があ
った。
この考案は叙上の点に鑑みてなされたものであって、安
価に低音域を拡張できる拡声装置を提供せんとしてなさ
れたものである。
価に低音域を拡張できる拡声装置を提供せんとしてなさ
れたものである。
考案の構成: この考案は、第1図のブロック図で示すごとく、モノラ
ル信号又はステレオ信号のLチャンネル若しくはRチャ
ンネルの信号(以下オーディオ入力信号という)を電力
増幅する第1電力増幅器11と、前記オーディオ入力信
号を低周波帯域で略180°、高周波帯域で略0°とな
る特性に位相推移する移相器13と、この移相器13の
出力を電力増幅する第2電力増幅器12と前記第1電力
増幅器11出力端に接続された第1出力端子11hと前
記第2電力増幅器12出力端に接続された第2出力端子
12hを有する増幅装置10と、低音再生用スピーカ2
2と中高音再生用スピーカ21とを有するスピーカ装置
20を具備し、前記中高音再生用スピーカ21の一方の
入力端が前記第1出力端子11hに、他方の入力端がア
ース11eにそれぞれ接続されており、前記低音再生用
スピーカ22の一方の入力端が前記第1出力端子11h
に、他方の入力端が前記第2出力端子12hにぞれぞれ
接続されている拡声装置である。
ル信号又はステレオ信号のLチャンネル若しくはRチャ
ンネルの信号(以下オーディオ入力信号という)を電力
増幅する第1電力増幅器11と、前記オーディオ入力信
号を低周波帯域で略180°、高周波帯域で略0°とな
る特性に位相推移する移相器13と、この移相器13の
出力を電力増幅する第2電力増幅器12と前記第1電力
増幅器11出力端に接続された第1出力端子11hと前
記第2電力増幅器12出力端に接続された第2出力端子
12hを有する増幅装置10と、低音再生用スピーカ2
2と中高音再生用スピーカ21とを有するスピーカ装置
20を具備し、前記中高音再生用スピーカ21の一方の
入力端が前記第1出力端子11hに、他方の入力端がア
ース11eにそれぞれ接続されており、前記低音再生用
スピーカ22の一方の入力端が前記第1出力端子11h
に、他方の入力端が前記第2出力端子12hにぞれぞれ
接続されている拡声装置である。
[実施例] 第1図はこの考案の実施例の回路ブロック図を示す。第
1図において、第1電力増幅器11と第2電力増幅器1
2は同一構成の電力増幅器であり、第1電力増幅器11
と第2電力増幅器12とは同相に駆動する関係になって
いる。移相器13は、その伝達関数T(s)は、R1=
R2のとき、 T(s)=(sC1R3−1)/(sC1R3+1)……
(1) となる。この移相器13の増幅度は1(=0dB)とな
り、位相角ψは、 ψ=180°−2tan−1(ωC1R3)………
(2) とあらわすことができて、第2図に示す如く、 (I)ω→小のとき、ψ→180° (II)ωC3R8=1のとき、ψ=90° (III)ω→大のとき、ψ→0° となる。スピーカ装置20は中高音再生用スピーカ21
と低音再生用スピーカ22とからなっている。そして、
中高音再生用スピーカ21の一方の入力端(+)が第1
出力端子11h(ホット側端子)に他方の入力端(−)
が第1電力増幅器11のアース側端子11eにそれぞれ
接続されており、低音再生用スピーカ22の一方の入力
端(+)が第1出力端子11h(ホット側端子)に、他
方の入力端(−)が第2出力端子12h(ホット側端
子)にそれぞれ接続されている。
1図において、第1電力増幅器11と第2電力増幅器1
2は同一構成の電力増幅器であり、第1電力増幅器11
と第2電力増幅器12とは同相に駆動する関係になって
いる。移相器13は、その伝達関数T(s)は、R1=
R2のとき、 T(s)=(sC1R3−1)/(sC1R3+1)……
(1) となる。この移相器13の増幅度は1(=0dB)とな
り、位相角ψは、 ψ=180°−2tan−1(ωC1R3)………
(2) とあらわすことができて、第2図に示す如く、 (I)ω→小のとき、ψ→180° (II)ωC3R8=1のとき、ψ=90° (III)ω→大のとき、ψ→0° となる。スピーカ装置20は中高音再生用スピーカ21
と低音再生用スピーカ22とからなっている。そして、
中高音再生用スピーカ21の一方の入力端(+)が第1
出力端子11h(ホット側端子)に他方の入力端(−)
が第1電力増幅器11のアース側端子11eにそれぞれ
接続されており、低音再生用スピーカ22の一方の入力
端(+)が第1出力端子11h(ホット側端子)に、他
方の入力端(−)が第2出力端子12h(ホット側端
子)にそれぞれ接続されている。
オーディオ入力信号は、第1電力増幅器11で電力増幅
されて中高音再生用スピーカ21を駆動すると共に、移
相器13で低周波数帯の信号が略180°、高周波数帯
域の信号は略0°位相推移し、第2電力増幅器12によ
り電力増幅するので、第1電力増幅器11の出力の第1
出力端子(ホット側)11hと第2電力増幅器12の第
2出力端子(ホット側端子)12h間には、低周波帯域
の信号で第1電力増幅器11の出力と同一レベルで高周
波帯域に移るに従って零レベルになる特性に電力増幅さ
れた出力信号を得て低音再生用スピーカ22を駆動する
ことになる。
されて中高音再生用スピーカ21を駆動すると共に、移
相器13で低周波数帯の信号が略180°、高周波数帯
域の信号は略0°位相推移し、第2電力増幅器12によ
り電力増幅するので、第1電力増幅器11の出力の第1
出力端子(ホット側)11hと第2電力増幅器12の第
2出力端子(ホット側端子)12h間には、低周波帯域
の信号で第1電力増幅器11の出力と同一レベルで高周
波帯域に移るに従って零レベルになる特性に電力増幅さ
れた出力信号を得て低音再生用スピーカ22を駆動する
ことになる。
このようなこの考案の実施例の拡声装置は、第1電力増
幅器11の第1出力端子11hと第2電力増幅器12の
第2出力端子12h間の出力が低音再生用スピーカ22
に供給されて低音域を拡張することができる。
幅器11の第1出力端子11hと第2電力増幅器12の
第2出力端子12h間の出力が低音再生用スピーカ22
に供給されて低音域を拡張することができる。
考案の効果: この考案の拡声装置は、低音域を拡張できる共に、中高
音再生用スピーカ21と低音再生用スピーカ22の2個
を駆動する電力増幅器としてSEPP−OTL回路方式
のものが2台分で足りることになり、安価なものとな
る。
音再生用スピーカ21と低音再生用スピーカ22の2個
を駆動する電力増幅器としてSEPP−OTL回路方式
のものが2台分で足りることになり、安価なものとな
る。
第1図はこの考案を説明する回路ブロック図、第2図は
移相器13の位相推移特性図、第3図は従来例を説明す
るブロック図、である。 10…増幅装置、11…第1電力増幅器、12…第2電
力増幅器、13…移相器、20…スピーカ装置、21…
中高音再生用スピーカ、22…低音再生用スピーカ、A
1…演算増幅器、C1、C2…コンデンサ、R1、
R2、R3…抵抗器。
移相器13の位相推移特性図、第3図は従来例を説明す
るブロック図、である。 10…増幅装置、11…第1電力増幅器、12…第2電
力増幅器、13…移相器、20…スピーカ装置、21…
中高音再生用スピーカ、22…低音再生用スピーカ、A
1…演算増幅器、C1、C2…コンデンサ、R1、
R2、R3…抵抗器。
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号が印加される入力端子と前記入力
端子に接続された第1電力増幅器(11)と前記入力端
子に接続され、低周波帯域で略180°、高周波帯域で
略0°の移相特性を有する移相器(13)と、当該移相
器(13)に接続された第2電力増幅器(12)と前記
第1電力増幅器(11)出力端に接続された第1出力端
子(11h)と前記第2電力増幅器(12)出力端に接
続された第2出力端子(12h)とを有する増幅装置
(10)と、低音再生用スピーカ(22)と中高音再生
用スピーカ(21)とを有するスピーカ装置(20)を
具備し、前記中高音再生用スピーカ(21)の一方の入
力端が前記第1出力端子(11h)に他方の入力端がア
ースにそれぞれ接続されており、前記低音再生用スピー
カ(22)の一方の入力端が前記第1出力端子(11
h)に他方の入力端が前記第2出力端子(12h)にそ
れぞれ接続されていることを特徴とする拡声装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8144985U JPH062395Y2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 拡声装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8144985U JPH062395Y2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 拡声装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61197792U JPS61197792U (ja) | 1986-12-10 |
JPH062395Y2 true JPH062395Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=30628240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8144985U Expired - Lifetime JPH062395Y2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 拡声装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062395Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-29 JP JP8144985U patent/JPH062395Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61197792U (ja) | 1986-12-10 |
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