JPH067671Y2 - 拡声装置 - Google Patents
拡声装置Info
- Publication number
- JPH067671Y2 JPH067671Y2 JP6997285U JP6997285U JPH067671Y2 JP H067671 Y2 JPH067671 Y2 JP H067671Y2 JP 6997285 U JP6997285 U JP 6997285U JP 6997285 U JP6997285 U JP 6997285U JP H067671 Y2 JPH067671 Y2 JP H067671Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- low
- power amplifier
- input
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的： ［産業上の利用分野］ この考案は拡声装置に関し、特に低音域を拡張して増強
する分野において利用される。
する分野において利用される。
［従来技術］ 第２図はオーディオの分野において用いられていた低音
域拡張型の拡声装置のブロック図を示す。この拡声装置
は、ＳＥＰＰ−ＯＴＬ方式の回路を備えた増幅器１とス
ピーカシステム３とを接続する拡声装置に、更に、２組
のＳＥＰＰ−ＯＴＬ回路２ａ，２ｂを逆相で駆動し、そ
れぞれの出力点間に低音用のスピーカシステム４を接続
する方式の所謂ＢＴＬ回路方式の拡声装置を追加して低
音域の拡張を計ったものである。
域拡張型の拡声装置のブロック図を示す。この拡声装置
は、ＳＥＰＰ−ＯＴＬ方式の回路を備えた増幅器１とス
ピーカシステム３とを接続する拡声装置に、更に、２組
のＳＥＰＰ−ＯＴＬ回路２ａ，２ｂを逆相で駆動し、そ
れぞれの出力点間に低音用のスピーカシステム４を接続
する方式の所謂ＢＴＬ回路方式の拡声装置を追加して低
音域の拡張を計ったものである。
［考案が解決しようとする問題点］ このような従来の拡声装置は、低音域の拡張は計り得る
が、２台の増幅器１，２を必要とし、観点を換れば、３
台のＳＥＰＰ−ＯＴＬ回路方式の増幅器（１，２ａ，２
ｂ）を必要とすることになり高価なものとなる。
が、２台の増幅器１，２を必要とし、観点を換れば、３
台のＳＥＰＰ−ＯＴＬ回路方式の増幅器（１，２ａ，２
ｂ）を必要とすることになり高価なものとなる。
この考案は叙上の点に鑑みてなされたものであって、安
価に低音域を拡張および増強できる拡声装置を提供せん
としてなされたものである。
価に低音域を拡張および増強できる拡声装置を提供せん
としてなされたものである。
考案の構成： この考案は、第１図のブロック図で示すごとく、モノラ
ル信号又はステレオ信号のＬチャンネル若しくはＲチャ
ンネルの入力信号が印加される入力端子と当該入力端子
に接続された第１電力増幅器と前記入力端子に接続され
前記入力信号の低周波信号成分を増幅する低周波帯域増
幅器と当該低周波帯域増幅器出力に接続された位相反転
器と当該位相反転器出力に接続された第２電力増幅器と
前記第１電力増幅器出力に接続された第１出力端子と前
記第２電力増幅器出力に接続された第２出力端子とを有
する電力増幅装置と、低音用スピーカと中高音用スピー
カとローパスフィルタとを具備し、前記中高音用スピー
カの一方の入力端が前記第１出力端子に他方の入力端が
アースにそれぞれ接続されており、前記低音用スピーカ
の一方の入力端が前記ローパスフィルタを介して第１出
力端子に他方の入力端が前記ローパスフィルタを介して
前記第２出力端子にそれぞれ接続されている拡声装置で
ある。
ル信号又はステレオ信号のＬチャンネル若しくはＲチャ
ンネルの入力信号が印加される入力端子と当該入力端子
に接続された第１電力増幅器と前記入力端子に接続され
前記入力信号の低周波信号成分を増幅する低周波帯域増
幅器と当該低周波帯域増幅器出力に接続された位相反転
器と当該位相反転器出力に接続された第２電力増幅器と
前記第１電力増幅器出力に接続された第１出力端子と前
記第２電力増幅器出力に接続された第２出力端子とを有
する電力増幅装置と、低音用スピーカと中高音用スピー
カとローパスフィルタとを具備し、前記中高音用スピー
カの一方の入力端が前記第１出力端子に他方の入力端が
アースにそれぞれ接続されており、前記低音用スピーカ
の一方の入力端が前記ローパスフィルタを介して第１出
力端子に他方の入力端が前記ローパスフィルタを介して
前記第２出力端子にそれぞれ接続されている拡声装置で
ある。
［実施例］ 第１図はこの考案の実施例の回路ブロック図を示す。第
１図において、低周波帯域増幅器１４は演算増幅器Ａの
帰還抵抗に固定抵抗Ｒ３と可変抵抗ＶＲを用いて、可変
抵抗ＶＲの中点とアース間にコンデンサＣ１とＲ４と半
導体インダクタンスＬ１との直列接続のインピーダンス
素子を接続して低域の或る所定の帯域の増幅度を可変で
きるようにしてある。ローパスフィルタ２０はコイルＬ
２とコンデンサＣ２からなり、その遮断特性は適宜に決
定する。スピーカ装置３０は中高音用スピーカ３１と低
音用スピーカ３２を含むものである。第１電力増幅器１
１と第２電力増幅器１２とは入力間で正相、または逆相
の電力増幅器であって、第２電力増幅器１２を通る入力
信号は位相反転器１３によって位相が１８０度反転する
ことになる。尚、第１電力増幅器１１の入出力間が正相
で、第２電力増幅器１２の入出力間が逆相の場合は、位
相反転器１３が第２電力増幅器１２に含まれたことにな
る。
１図において、低周波帯域増幅器１４は演算増幅器Ａの
帰還抵抗に固定抵抗Ｒ３と可変抵抗ＶＲを用いて、可変
抵抗ＶＲの中点とアース間にコンデンサＣ１とＲ４と半
導体インダクタンスＬ１との直列接続のインピーダンス
素子を接続して低域の或る所定の帯域の増幅度を可変で
きるようにしてある。ローパスフィルタ２０はコイルＬ
２とコンデンサＣ２からなり、その遮断特性は適宜に決
定する。スピーカ装置３０は中高音用スピーカ３１と低
音用スピーカ３２を含むものである。第１電力増幅器１
１と第２電力増幅器１２とは入力間で正相、または逆相
の電力増幅器であって、第２電力増幅器１２を通る入力
信号は位相反転器１３によって位相が１８０度反転する
ことになる。尚、第１電力増幅器１１の入出力間が正相
で、第２電力増幅器１２の入出力間が逆相の場合は、位
相反転器１３が第２電力増幅器１２に含まれたことにな
る。
そして、中高音用スピーカ３１の一方の入力端（＋）が
第１出力端子１１ａ（ホット側端子）に他方の入力端
（−）が第１電力増幅器１１のアース側端子１１ｂにそ
れぞれ接続されており、低音用スピーカ３２の一方の入
力端（＋）がローパスフィルタ２０を介して第１出力端
子１１ａ（ホット側端子）に、他方の入力端（−）がロ
ーパスフィルタ２０を介して第２出力端子１２ａ（ホッ
ト側端子）にそれぞれ接続されている。
第１出力端子１１ａ（ホット側端子）に他方の入力端
（−）が第１電力増幅器１１のアース側端子１１ｂにそ
れぞれ接続されており、低音用スピーカ３２の一方の入
力端（＋）がローパスフィルタ２０を介して第１出力端
子１１ａ（ホット側端子）に、他方の入力端（−）がロ
ーパスフィルタ２０を介して第２出力端子１２ａ（ホッ
ト側端子）にそれぞれ接続されている。
このようなこの考案の実施例の拡声装置は、低音域を、
低周波帯域増幅器１４により増強でき、第１電力増幅器
１１の出力の第１出力端子１１ａと第２電力増幅器１２
の出力の第２出力端子１２ａ間の出力がローパスフィル
タ２０を介して低音用スピーカ３２に供給されて低音域
を拡張および増強できる。しかも、低域信号と高域信号
とが同時に入力すると、第１電力増幅器１１の入力信号
が第２電力増幅器１２の入力レベルより低いレベルとな
り、第１電力増幅器１１の出力信号は波形歪を生ぜず従
って中高音用スピーカ３１から再生する音に歪を生じな
いし、第１電力増幅器１１の出力の第１出力端子１１ａ
と第２電力増幅器１２の出力の第２出力端子１２ａ間の
出力信号がローパスフィルタ２０で高域成分を遮断して
低音用スピーカ３２に供給され、この低音用スピーカ３
２からは混変調歪を伴った高域信号は再生されなくな
り、低域信号のみ再生することになる。
低周波帯域増幅器１４により増強でき、第１電力増幅器
１１の出力の第１出力端子１１ａと第２電力増幅器１２
の出力の第２出力端子１２ａ間の出力がローパスフィル
タ２０を介して低音用スピーカ３２に供給されて低音域
を拡張および増強できる。しかも、低域信号と高域信号
とが同時に入力すると、第１電力増幅器１１の入力信号
が第２電力増幅器１２の入力レベルより低いレベルとな
り、第１電力増幅器１１の出力信号は波形歪を生ぜず従
って中高音用スピーカ３１から再生する音に歪を生じな
いし、第１電力増幅器１１の出力の第１出力端子１１ａ
と第２電力増幅器１２の出力の第２出力端子１２ａ間の
出力信号がローパスフィルタ２０で高域成分を遮断して
低音用スピーカ３２に供給され、この低音用スピーカ３
２からは混変調歪を伴った高域信号は再生されなくな
り、低域信号のみ再生することになる。
即ち、低域信号の振幅がクリップレベルＶｃまでのとき
は低音域を拡張および増強でき、しかも中高音用スピー
カ３１及び低音用スピーカ３２の再生音に歪を生じない
ことになり、延いては低域信号の再生音圧レベルの拡大
を計ることができる。
は低音域を拡張および増強でき、しかも中高音用スピー
カ３１及び低音用スピーカ３２の再生音に歪を生じない
ことになり、延いては低域信号の再生音圧レベルの拡大
を計ることができる。
考案の効果： この考案の拡声装置は、低音域を拡張および増強できる
と共に、中高音用スピーカ３１、低音用スピーカ３２を
駆動する増幅器としてＳＥＰＰ−ＯＴＬ回路方式のもの
が２台で足りることになり、安価なものとなる。しか
も、低域信号のみの場合は勿論のこと低域信号と高域信
号とが同時に入力する場合に高域信号の再生音に歪を生
じないで、低域信号が第１電力増幅器１１のクリップレ
ベルと第２電力増幅器１２のクリップレベルとより定ま
るクリップレベルＶｃまで振幅の拡大を計り得て、歪の
ない再生音にすることができる。
と共に、中高音用スピーカ３１、低音用スピーカ３２を
駆動する増幅器としてＳＥＰＰ−ＯＴＬ回路方式のもの
が２台で足りることになり、安価なものとなる。しか
も、低域信号のみの場合は勿論のこと低域信号と高域信
号とが同時に入力する場合に高域信号の再生音に歪を生
じないで、低域信号が第１電力増幅器１１のクリップレ
ベルと第２電力増幅器１２のクリップレベルとより定ま
るクリップレベルＶｃまで振幅の拡大を計り得て、歪の
ない再生音にすることができる。
第１図はこの考案を説明するブロック図、第２図は従来
例を説明するブロック図、である。 １０……電力増幅装置、１１……第１電力増幅器、１２
……第２電力増幅器、１３……位相反転器、１４……低
周波帯域増幅器、２０……ローパスフィルタ、３０……
スピーカ装置、３１……中高音用スピーカ、３２……低
音用スピーカ。
例を説明するブロック図、である。 １０……電力増幅装置、１１……第１電力増幅器、１２
……第２電力増幅器、１３……位相反転器、１４……低
周波帯域増幅器、２０……ローパスフィルタ、３０……
スピーカ装置、３１……中高音用スピーカ、３２……低
音用スピーカ。
Claims (1)
- 【請求項１】入力信号が印加される入力端子と当該入力
端子に接続された第１電力増幅器（１１）と前記入力端
子に接続され前記入力信号の低周波信号成分を増幅する
低周波帯域増幅器（１４）と当該低周波帯域増幅器（１
４）出力に接続された位相反転器（１３）と当該位相反
転器（１３）出力に接続された第２電力増幅器（１２）
と前記第１電力増幅器（１１）出力に接続された第１出
力端子（１１ａ）と前記第２電力増幅器（１２）出力に
接続された第２出力端子（１２ａ）とを有する電力増幅
装置（１０）と、低音用スピーカ（３２）と中高音用ス
ピーカ（３１）とローパスフィルタ（２０）とを具備
し、前記中高音用スピーカ（３１）の一方の入力端が前
記第１出力端子（１１ａ）に他方の入力端がアースにそ
れぞれ接続されており、前記低音用スピーカ（３２）の
一方の入力端が前記ローパスフィルタ（２０）を介して
第１出力端子（１１ａ）に他方の入力端が前記ローパス
フィルタ（２０）を介して前記第２出力端子（１２ａ）
にそれぞれ接続されていることを特徴とする拡声装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6997285U JPH067671Y2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 拡声装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6997285U JPH067671Y2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 拡声装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61187191U JPS61187191U (ja) | 1986-11-21 |
| JPH067671Y2 true JPH067671Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=30606153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6997285U Expired - Lifetime JPH067671Y2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 拡声装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067671Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-10 JP JP6997285U patent/JPH067671Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61187191U (ja) | 1986-11-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH067671Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH062393Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH062392Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH067672Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH062391Y2 (ja) | 低音域増強型拡声装置 | |
| JPH062390Y2 (ja) | 低音域増強型拡声装置 | |
| JPH067670Y2 (ja) | 低音域拡張型拡声装置 | |
| JPH067674Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH067673Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH062397Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH067669Y2 (ja) | 低音域拡張型拡声装置 | |
| JPH062394Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH062398Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH062395Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JP3324525B2 (ja) | ３ｄウーハ駆動回路 | |
| JPH067676Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH062396Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH067675Y2 (ja) | 拡声装置 | |
| JPH0390117U (ja) | ||
| JP3292733B2 (ja) | 増幅回路 | |
| JPH0326720Y2 (ja) | ||
| JP2917302B2 (ja) | 低周波回路 | |
| JPH04320199A (ja) | 音響再生装置 | |
| JPH0712134B2 (ja) | スピ−カの増幅回路 | |
| JPH0526845Y2 (ja) |