JPH0676706U - パネル用リテーナ - Google Patents

パネル用リテーナ

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JPH0676706U
JPH0676706U JP1639393U JP1639393U JPH0676706U JP H0676706 U JPH0676706 U JP H0676706U JP 1639393 U JP1639393 U JP 1639393U JP 1639393 U JP1639393 U JP 1639393U JP H0676706 U JPH0676706 U JP H0676706U
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retainer
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wheel
piece
attached
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JP1639393U
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一浩 浅越
康秀 成田
功 鷲見
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Togo Seisakusho Corp
Tokai Rika Co Ltd
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Togo Seisakusho Corp
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル部材に対する不要な回転を防止し、被
取付部材の装着を確実化する。 【構成】 被取付部材を装着可能なリテーナ本体1と、
パネル部材の角形取付孔21に係着可能な一対の脚片7
と、その両脚片7の間において取付孔21の口縁に当接
可能な回り止め片10とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被取付部材をパネル部材に取り付けるためのパネル用リテーナに関 する。
【0002】
【従来の技術】
パネル用リテーナとしては、例えば車両用ホイールキャップの取付装置に用い られるリテーナがある。その取付装置についてその分解斜視図を示した図4を参 照して述べる。 パネル部材に相当する鋼板製ホイール20には、一円周上において等間隔で適 数個の取付孔21が形成されている。図は4個のハブ孔22をもつホイール20 が示されており、そのハブ孔22の間に取付孔21が設定されている。この取付 孔21はほぼ四角形状をなしている。また被取付部材に相当する装飾を目的とし たフルホイールキャップ30には、その裏面において前記取付孔21に対応する 取付片31が突出されている。この各取付片31は先端に係止ピン32を有して いる。
【0003】 本リテーナは、ホイール20に取り付けられかつホイールキャップ30を装着 するもので、その従来例が図5に示されている。なお図5(a)は斜視図、(b )はその取付状態を示す一部破断正面図である。 リテーナ本体1は、金属製ばね板材によって形成されており、ホイール20の 取付面に面する取付板2と、その取付板2上に立ち上がる係止板3と、前記取付 板2の一端(図示左端)よりほぼU字状をなすように延出するばね片4とを備え ている。前記係止板3には、ほぼV字状をなしかつその一方上端(図示右上端) が上方開口されるとともに他方上端が有底状に形成された係止溝5が形成されて いる。
【0004】 前記取付板2には、左右一対の脚片7が切り起こし加工によって左右対称状に 形成されている。なおこの脚片7を含む取付部が図6に示されている。なお図6 (a)は取付前の斜視図、(b)は取付後の断面図である。 各脚片7は、ほぼくの字状に形成されており、その脚片7の中央折曲部には上 端が外側方に突出する係止爪8が切り起こし加工によって形成されている。
【0005】 前記リテーナを用いて、前記ホイール20にホイールキャップ30を取り付け る場合には、まずホイール20の各取付孔21にリテーナの両脚片7を押し込む ことによって係着する。このとき両脚片7は、取付孔21に押し込まれるに伴い その孔の対向する直線状口縁にて弾性変形させられていき、係止爪8がその口縁 を通過することによりその弾性復元力によって拡開し同口縁に係止する(図5( b)および図6(b)参照)。
【0006】 次に、前記ホイール20にホイールキャップ30を被せるようにしてそのキャ ップの各取付片31の係止ピン32を当該リテーナの係止溝5に係入させる(図 5(b)の二点鎖線L1 参照)。続いて、ホイールキャップ30をリテーナのば ね片4の弾性に抗して押しつけながら回動させてからその押しつけを解除するこ とにより、前記係止ピン32が係止溝5に沿ってほぼV字状の軌跡を描きながら 移動し、前記ばね片4の弾性力によって係止溝5の有底側端部に係止される(図 5(b)の二点鎖線L2 参照)。 上記によってホイールキャップ30の取り付けが完了する。なおホイールキャ ップ30は、取り付け時の逆の手順によってリテーナから取り外すことができる 。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記リテーナにおいては、ホイール20の取付孔21を四角形状の角孔に形成 することによって、その取付孔21に対する回転が一応防止される。しかしなが ら前記ホイール20のように板厚が厚いものにおいては、取付孔21の加工上、 そのコーナ部分につけられるRが大きくなり、いわば小判形に近い角孔となって いる。
【0008】 従って、取付孔21に対する脚片7の適正な取付状態は、図7(a)の平断面 図に示されるように各脚片7が取付孔21の対向する直線状口縁と平行をなす状 態である。ところが前記取付孔21のコーナ部分のRが大きいために、ホイール キャップ取付前のリテーナ本体1に外力が作用すると図7(b)の平断面図に示 されるように各脚片7が取付孔21のコーナ部分に移動することで、リテーナに 不要な回転を生じ易くひいてはホイールキャップ30の装着不能を招くおそれが ある。
【0009】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的はパネル部材に対する不要な回転を防止し、被取付部材の装着を確実化する ことのできるパネル用リテーナを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案は、被取付部材を装着可能なリテーナ本体と、パネ ル部材の角形取付孔に係着可能な一対の脚片と、その両脚片の間において前記取 付孔の口縁に当接可能な回り止め片とを備えている。
【0011】
【作用】
前記手段によれば、パネル部材の取付孔に脚片が係着された状態において、被 取付部材の未装着のリテーナ本体に外力が作用したとしても、前記脚片の間にお いて取付孔の口縁に当接する回り止め片によってそのリテーナ本体の不要な回転 が阻止される。従って、リテーナ本体の取付位置が適正位置に保持される結果、 その本体に対する被取付部材の装着が確実に行える。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。なお本例は、従来例のリテー ナをもとに変更を加えたものであるからその変更部分について詳述することにし 、従来例と同一構成と考えられる部分には図面に同一符号を付して重複する説明 は省略する。 本例のリテーナが図1(a)に斜視図で示され、また同(b)にその取付状態 が一部を破断した正面図で示されている。またその脚片7を含む取付部が図2( a)に取付前の斜視図で示され、また同(b)に取付後の断面図で示され、また 同(c)に(b)のA−A線断面図が示され、また同(d)に(b)のB−B線 断面図が示されている。
【0013】 図1及び図2に示されるように、リテーナ本体1の取付板2には、ほぼくの字 状をした前後一対の回り止め片10が切り起こし加工によって前後対称状に形成 されている。この回り止め片10は、両脚片7の間のほぼ中間位置において前後 に配置されており、かつ前記取付孔21の前後の直線状口縁に平行する適当な横 幅を備えている。
【0014】 前記リテーナは、従来と同様の手順によってホイール20に取り付けられる。 このとき一対の回り止め片10は、ホイール20の取付孔21に押し込まれるに 伴いその孔の前後に対向する直線状口縁にて弾性変形させられていき、その弾性 力によって当該口縁に当接する(図2(c)および(d)参照)。
【0015】 前記リテーナによると、図1(b)及び図2(b)〜(d)に示されるように ホイール20の取付孔21に脚片7が係着された状態において、ホイールキャッ プ30の未装着のリテーナ本体1に外力が作用したとしても、前記脚片7の間の おいて取付孔21の当該口縁に当接している回り止め片10によってそのリテー ナ本体1の不要な回転が阻止される。従って、リテーナ本体1の取付位置が適正 位置に保持される結果、その本体に対するホイールキャップ30の装着を確実に なし得る。
【0016】 なお回り止め片10は、その回り止め片10及び取付孔21の寸法精度が確保 される場合には、図3に断面図で示されるように取付孔21の口縁に面し、当該 口縁に弾性力が作用しない直線状突片に形成してもよい。また実施例では回り止 め片10をリテーナ本体1の取付板2から突出させたが、これに限らず、例えば 脚片7の側縁から側方へ延出させることも考えられる。 また実施例では車両用ホイールキャップの取付装置に用いられるリテーナを例 示したが、ホイール以外のパネル部材に取り付けられかつホイールキャップ以外 の被取付部材を装着する各種のリテーナに流用することが可能である。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、パネル部材に対するリテーナ本体の不要な回転を防止するこ とができるので、リテーナ本体に被取付部材を確実に装着することが可能となる 。このことは、例えば鋼板製ホイールのようにパネル部材の板厚が大きい等の理 由からリテーナ用取付孔がコーナ部分につけるRが大きい角孔となる場合におい て、その取付孔に取り付けるリテーナとして有益なる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のリテーナを示す説明図である。
【図2】脚片を含む取付部を示す説明図である。
【図3】回り止め片の変更例を示す断面図である。
【図4】車両用ホイールキャップの取付装置を示す分解
斜視図である。
【図5】従来例を示す説明図である。
【図6】脚片を含む取付部を示す説明図である。
【図7】取付孔に対する脚片の取付状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 リテーナ本体 7 脚片 10 回り止め片 20 ホイール(パネル部材) 21 取付孔 30 ホイールキャップ(被取付部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鷲見 功 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部材を装着可能なリテーナ本体
    と、パネル部材の角形取付孔に係着可能な一対の脚片
    と、その両脚片の間において前記取付孔の口縁に当接可
    能な回り止め片とを備えるパネル用リテーナ。
JP1993016393U 1993-04-02 1993-04-02 パネル用リテーナ Expired - Lifetime JP2581066Y2 (ja)

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JP1993016393U JP2581066Y2 (ja) 1993-04-02 1993-04-02 パネル用リテーナ

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