JPH0676686U - ガス等を搬送するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率良くガス等を搬送する。 【構成】 ブレードが、周囲領域において、等しく離間
しており、本質的に円錐形状の部材によって相互に接続
されており、ブレードの各々が、プロペラーの吸引側に
おいて、円錐形状の部材の内側に配置されており、孔を
形成し、プロペラーの推進側において、周囲方向におい
て最も近い該円錐形状の部材の外側に配置されていて、
該円錐形状の部材の内側及び外側においてガス等を搬送
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本発明はガス等を搬送するための装置に関する。

【０００２】

【従来技術及びその課題】

垂直壁に対して向けられたジェット流が時間当り多量のそれ自身の容積をその 周囲から吸収し、それを共搬し、そしてそれを壁に沿って導くという事実を使用 している装置から熱を除去する方法が公知である。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は、ジェット流に対して比較的小さい圧縮機出力によって、それにもか かわらず比較的大きな冷却効果を達成されることができるという特定の利点を提 供する。

【０００４】 本考案は例えば異なる流れ（ガス、煙霧、蒸気、滴下できる液体、媒体等）が 、例えば、食品の燻製のために、バーナーに空気を供給するために、調理場等か ら吸収によってガスを除去するために、結合されなければならないときに混合方 法のために、この原理を使用している。

【０００５】 本考案はまた今まで公知であった方法と異なる方法で壁に対して向けられたジ ェット流の流れパターンの実現化に向けられている。これは例えば外方又は内方 へリカルガイドパネル、ロータブレード、又は推進翼を有している円錐形のプロ ペラーによって可能である。ある距離においてジェットから放射する空気流が流 れに対して垂直に立っているバッフルプレートに当たるとき、この流れの偏向は 空気がバッフル表面に沿って流れている間行なわれる。この比較的少ない空気流 （一次流れ）は周囲の領域から比較的多量の二次流れを奪いとる。この二次流れ は初めに壁に沿って進行する流れを有していないが、しかしラムポイント（ｒａ ｍ ｐｏｉｎｔ）の方の方向に強い流れ速度成分を示す。この事実は媒体の流れ の混合のために今や広く使用されることができ、しかもそれはまた比較的多量の 熱をバッフル領域にデポジットするために、又はその熱をそこから除去するため に、あるいは機械又は室の内部から空気を運ぶために、それぞれ有用である。特 に重要なのは厨房内の吸込みフード（ｓｕｃｌｉｏｎ ｈｏｏｄ）のための使用 である、というのはここで小さな比較的遅く回転し、且つ静かなプロペラーによ って多量の空気及び蒸気を吸い出すことが可能である。

【０００６】

【実施例】

図１において、実質的に円錐状のプロペラー１０より成る本考案による装置が 示されている。プロペラーは壁内の開口内に配置されており、バッフルプレート １１が壁表面から特定の距離において開口の上方に設けられている。

【０００７】 プロペラー１０が回転すると、ガスはそれぞれ壁面又はバッフルプレートの下 の空間から吸入されて、そしてバッフルプレード１１上に向けられる。そこから ガスは壁面とバッフルプレートとの間の空間を経て外側に向けられる。

【０００８】 図１において、流れの実質的な部分がそれぞれラムポイント（ｒａｍ ｐｏｉ ｎｔ）又はプロペラー１０の軸線の方に直接引かれるのを示している流れライン が示されている。

【０００９】 図２において、プロペラー１０はバッフルプレート１１のすぐ前方に示されて おり、このバッフルプレート１１は同時に部屋に部屋の壁面である。またここで は流れラインはガスがどのようにして部屋の内部から吸込まれそして壁に沿って 導かれるかを示している。

【００１０】 図３において、調理場の排気フードに関連した本考案による装置の利用を示し ている。

【００１１】 再びプロペラー１０はバッフルプレート１１のすぐ前方に配置されている。本 例ではケーシングによって囲まれた固定表面が含まれている。下方端においてケ ーシング１４は解放デザインに作られており、従って蒸気及びガスは開口を通っ て入り、そして煙突又はパイプ通路を通って上方に運び去られる。プロペラー１ ０のための駆動手段は図示されていないが、プロペラー１０はその軸線の回りに 回転される。特殊なものとして、例えば吸収材料より成っている交換可能な環状 のプレート１３がバッフルプレート１１に固定されている。従って蒸気又はガス がプロペラー１０によって吸い込まれると、例えば油脂滴、ほこり等のガス中の いかなる懸濁粒子もプレート１３上にとられるので、流れ内の圧力損失を意味す る排気フィルターは必要としない。

【００１２】 図３において、参照番号１０１乃至１０６は実験テストによって実証されるこ とができた流れラインを例示している。流れが流れライン１０６の領域に存在す るばかりでなく、ガスが蒸気吸い込みフードの全く遠く離れた領域（流れライン １０１乃至１０３）から吸い込まれるということは重要である。ここでは流れラ イン１０６の領域における流量よりもかなり多いガス量が含まれている。その結 果、吸入システムはそれが今まで可能であったよりもかなり小さく設計されるこ とができる。例えばまた調理場に関して吸込みフードの距離をかなり増加するこ とが可能であり、従ってより大きなヘッドクリアランス（ｈｅａｄ ｃｌｅａｒ ａｎｃｅ）が調理のために提供される。更に、プロペラー１０は蒸気の低音吸入 を許容しながら比較的低速度で運転することができる。

【００１３】 図４及び図５は本考案によるプロペラーの実施態様を示している。このプロペ ラーはその円錐の軸線の周りを回転される実質的に円錐状の構造である。個々の 接合面１、２及び４はプラスチック又は薄いシート金属で作られることができ、 そして適切な整形（ｓｈａｐｉｎｇ）後互に取付けられる。接合面１は本例では 接合面２に対応しているが、これ等は相互に対して１８０度だけずらされている 。相互に連結された面は約４５度に軸線の方に向いた開口３を形成する。従って 吸込んだガスはこれ等の開口３を通って入ることができ、そして実質的に軸線方 向に内方に運ばれて、下方端において排出される（図４）。このプロペラーの本 質的利点は：全プロペラーディスク領域に亘り（内方の流れとして穴の上方、外 方の流れとして接合面２の上方）アンダーカット（ｕｎｄｅｒｃｕｔ）及び運搬 （ｃｏｎｖｅｙａｎｃｅ）なしに射出成形法による製造である。内方の流れは駆 動電動機の冷却を提供する。

【００１４】 推進面（ｐｒｏｐｅｌｌｉｎｇ ｆａｃｅｓ）１及び２は円錐上に適切な配置 の場合には軟い弾性の材料（ゴム）で作られることができる、従ってプロペラー の回転及びそれによって生じた遠心力によって、前記の推進面１および２は幾分 か変形されて、そして空気の所望の輸送を可能にする。この場合に円錐ランナー のための保護格子（ｐｒｏｔｅｃｔｉｖｅ ｇｒｉｄ）は必要がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】吸込みによってガスを除去するための本考案に
よる装置の概略図である。

【図２】ガスの循環及び混合のための本考案による装置
の概略図である。

【図３】調理場のための蒸気吸込みフードの概略図であ
る。

【図４】本考案によるプロペラーの概略図である。

【図５】図４に示されたプロペラーの上から見た図であ
る。

【符号の説明】

１０ プロペラー １１ ブッファプレート １３ プレート １４ ケーシング

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも２つの等しい螺旋ブレード
   （１、２）を備えた円錐形のプロペラーがガス又は液体
   を吸入し、送り出す、ガス、煙霧、蒸気、液体等を搬送
   するための装置において、 該ブレードが、周囲領域において、等しく離間してお
   り、本質的に円錐形状の部材（４）によって相互に接続
   されており、 該ブレード（１、２）の各々が、該プロペラーの吸引側
   において、該円錐形状の部材（４）の内側に配置されて
   おり、孔を形成し、該プロペラーの推進側において、周
   囲方向において最も近い該円錐形状の部材（４）の外側
   に配置されていて、該円錐形状の部材（４）の内側及び
   外側においてガス等を搬送する領域が形成されることを
   特徴とする装置。
2. 【請求項２】 該プロペラー（１０）がバッフルプレー
   ト（１１）に設置されている請求項１記載の装置。