JPH0676379U - 騒音防止形ヘルドフレーム - Google Patents

騒音防止形ヘルドフレーム

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Publication number
JPH0676379U
JPH0676379U JP2414093U JP2414093U JPH0676379U JP H0676379 U JPH0676379 U JP H0676379U JP 2414093 U JP2414093 U JP 2414093U JP 2414093 U JP2414093 U JP 2414093U JP H0676379 U JPH0676379 U JP H0676379U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier rod
frame
heald frame
damping plate
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2414093U
Other languages
English (en)
Inventor
洋一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NANKAI INDUSTRIAL CO., LTD.
Original Assignee
NANKAI INDUSTRIAL CO., LTD.
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Filing date
Publication date
Application filed by NANKAI INDUSTRIAL CO., LTD. filed Critical NANKAI INDUSTRIAL CO., LTD.
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Publication of JPH0676379U publication Critical patent/JPH0676379U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 織機運転時のキャリヤロッドの振動を抑制
し、ヘルドフレームから発生する騒音を防止する。 【構成】 ヘルドフレームの上下枠となるフレームステ
ーブ1は、中空の本体部2と、足部3とからなる。足部
3とキャリヤロッド4とは、制振板5を間に挟み込んで
固着されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は織機のヘルドフレーム、特にヘルドの両端を支持するキャリヤロッ ドと、フレームステーブとが一体に固着されてなるライダレス形ヘルドフレーム の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘルドフレームは、上下のフレームステーブと、左右のサイドステーとで4角 に枠組みし、かつ、フレームステーブと平行するように上下2本のキャリヤロッ ドを配した構造であり、その内のライダレス形は、フレームステーブの足にキャ リヤロッドを一体状に固着した形式のものである。また、従来、フレームステー ブの素材には、軽量化の為に一般にアルミニウムが用いられ、また、キャリヤロ ッドにはスチールが用いられている。更に、この両者間の固着は通常、リベット によって行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上の如く、従来のヘルドフレームは、アルミニウム製のフレームステーブに スチール製のキャリヤロッドをリベット止めしただけの構造である為、織機運転 時にはヘルドフレームの上下動に伴って騒音が発生する問題がある。即ち、織機 の運転時に、ヘルドフレームが上下動すると、ヘルドとキャリヤロッドとが激し く衝突し、キャリヤロッドに振動が発生し、この振動がフレームステーブの中空 部に伝わり、共鳴して大きな騒音となるのである。従来、この騒音対策としては 、フレームステーブの中空部に発泡材などを充填する手段が採られているが、そ の消音効果は充分でない。
【0004】 本考案はこのような点に鑑み、キャリヤロッドの振動を押さえ、フレームステ ーブが共鳴しないようにして、騒音防止を図ったヘルドフレームを提供せんとす るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のヘルドフレームの技術的手段は、フレームステーブとキャリヤロッド とが一体状に固着されているライダレス形のヘルドフレームに於いて、キャリヤ ロッドの外面の一部又は全部に制振板を接合させたことにある。
【0006】 また、フレームステーブとキャリヤロッドを、間に制振板を挟み込んで固着す るようにすることも可能である。
【0007】
【作用】
本考案のヘルドフレームは、キャリヤロッドに制振板が付いているので、ヘル ドの衝突によって生ずるキャリヤロッドの振動が抑制され、フレームステーブに 伝わる振動が少なくなり、主として、フレームステーブの中空部で発生する騒音 が防止される。
【0008】 フレームステーブとキャリヤロッドとの間に制振板を挟み込んだものでは、キ ャリヤロッドの振動が抑制される上に、フレームステーブへの振動伝達が阻止さ れるので、騒音防止効果は一層高くなる。
【0009】
【実施例】
本考案のヘルドフレームの実施例を図面について説明する。ヘルドフレームの 上下枠となるフレームステーブ1は、アルミニウム製で、中空の本体部2と、足 部3とからなる。足部3には、スチール製のキャリヤロッド4がリベットなどに よって固着される。
【0010】 図1、図2の実施例では、キャリヤロッド4と足部3との間に制振板5を挟み 込んでいる。制振板5とは振動源に貼り付けることによって、振動振幅並びに振 動数を低減させる板状材料のことであり、一般に市販されている制振合金や制振 鋼板などが含まれる。実施例では薄鋼板の片面に合成樹脂製フィルムを貼り付け た構造のものを用いている。従って、この制振板5を用いたことにより、キャリ ヤロッド4に生ずる振動を、制振板5の接合効果によって抑制できる上に、キャ リヤロッド4からフレームステーブ1への振動伝達を制振板5の介在で阻止でき る。
【0011】 図3、図4の実施例では、キャリヤロッド4の前面または背面の凹部に制振板 5を接着方式によって貼付けてある。また、図5、図6の実施例は、キャリヤロ ッド4をフレームステーブの足部3と一体成形し、キャリヤロッド4の外面を制 振板5で被覆したものである。この実施例では制振板5がキャリヤロッド4の外 面補強を兼ねている。また、図5、図6の実施例では、被覆した制振板5の外面 を更に他の金属板で補強カバーすることも可能である。
【0012】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範 囲の記載の範囲内で自由に変形実施可能であり、フレームステーブ1の断面形状 、キャリヤロッド4の断面形状、及び両者の固着方式などは自由であり、更に制 振板5の種類、貼付位置、貼付手段も自由である。
【0013】
【考案の効果】
本考案のヘルドフレームは、キャリヤロッドに制振板が付いているので、キャ リヤロッドの振動が抑制され、フレームステーブに伝わる振動が減少するから、 騒音の発生を防止できる。更に、本考案はキャリヤロッドに制振板を接合すると いう簡単な構造であるから、実施が容易で、かつ、効果的に騒音防止を図ること ができる。
【0014】 請求項2のものでは、キャリヤロッドの振動抑制の他に、フレームステーブへ の振動伝達を阻止できるので、騒音防止効果を一層高めることができる。
【0015】 請求項3のものでは、制振板がキャリヤロッドの凹部に取付けられているので 、邪魔にならず、かつ、効果的な振動抑制が可能である。
【0016】 請求項4のものでは、キャリヤロッドの外面を制振板で覆っているので、振動 抑制効果が大きい上に、制振板がカバーの役目を果たす為、キャリヤロッドをフ レームステーブと一体にアルミニウム製などで作ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヘルドフレームの第1実施例の断面
図。
【図2】第2実施例の断面図。
【図3】第3実施例の断面図。
【図4】第4実施例の断面図。
【図5】第5実施例の断面図。
【図6】第6実施例の断面図。
【符号の説明】
1 フレームステーブ 2 中空の本体部 3 足部 4 キャリヤロッド 5 制振板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームステーブとキャリヤロッドとが
    一体状に固着されているライダレス形のヘルドフレーム
    に於いて、キャリヤロッドの外面の一部又は全部に制振
    板を接合させたことを特徴とする騒音防止形ヘルドフレ
    ーム。
  2. 【請求項2】 フレームステーブとキャリヤロッドと
    を、間に制振板を挟み込んで固着した請求項1記載の騒
    音防止形ヘルドフレーム。
  3. 【請求項3】 キャリヤロッドの凹部に制振板を貼付け
    た請求項1記載の騒音防止形ヘルドフレーム。
  4. 【請求項4】 キャリヤロッドの外面を制振板で被覆し
    た請求項1記載の騒音防止形ヘルドフレーム。
JP2414093U 1993-04-12 1993-04-12 騒音防止形ヘルドフレーム Pending JPH0676379U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2414093U JPH0676379U (ja) 1993-04-12 1993-04-12 騒音防止形ヘルドフレーム

Applications Claiming Priority (1)

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JP2414093U JPH0676379U (ja) 1993-04-12 1993-04-12 騒音防止形ヘルドフレーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0676379U true JPH0676379U (ja) 1994-10-28

Family

ID=12130021

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2414093U Pending JPH0676379U (ja) 1993-04-12 1993-04-12 騒音防止形ヘルドフレーム

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JP (1) JPH0676379U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001040543A (ja) * 1999-07-13 2001-02-13 Grob Horgen Ag 綜絖システム

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