JP3710228B2 - ヘルドフレーム - Google Patents

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    • D03C9/00Healds; Heald frames
    • D03C9/06Heald frames
    • D03C9/0608Construction of frame parts
    • D03C9/0616Horizontal upper or lower rods
    • D03C9/0633Heald bars or their connection to other frame parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、織機に取付けて使用するヘルドフレームの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘルドフレームは、上下のフレームステーブと、左右のサイドステーとを4角に枠組みして構成される。そして、通常は、このフレームステーブと平行にヘルドバーを配し、両者間を適当な間隔でミドルフックによって懸架支持する方式で組み立てられる。この方式の他、ライダレス形では、フレームステーブに足が延び出していて、この足に直接、ヘルドバーが取付けられる。このいずれの形式でも、従来のフレームステーブは、全て全体が剛体で構成されている。即ち、アルミニウム合金やFRPなどの一体成形体であったり、アルミニウムとFRPとの結合体であったりするが、全て柔軟性を有さない剛体製である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のフレームステーブは全体が剛体製である為、織機運転時に衝撃的振動が起るという問題がある。特に、最近の織機は高速化されている為、フレームステーブが上下、左右、あるいは前後方向に衝撃的に振動する。そして、この結果、ヘルド切れを招く他、ヘルドバーとヘルドとの嵌結合部に磨耗が発生し、かつ、大きな騒音が出る。その上、特にウォータージェット方式の場合には、この衝撃的振動に伴って、フレームステーブのハンガー取付溝などに応力集中が生ずると共に、応力腐蝕が進行し、フレームステーブの破損事故を招くことにもなる。
【0004】
本発明はこのような点に鑑み、織機運転時におけるフレームステーブの衝撃的振動を大幅に抑制できるヘルドフレームを提供せんとするものである。更に、本発明は織製時における毛羽立ちや織ムラを防止し、また、ヘルド切れや、フレームステーブの破損などの事故を防止できるヘルドフレームを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のヘルドフレームの技術的手段は、上下のフレームステーブと、左右のサイドステーとで枠組みされてなるヘルドフレームに於いて、フレームステーブの内方縁に挟持部が設けられ、この挟持部に弾性材製のダンパが装着され、更にこのダンパにヘルドバー懸架部材が取付けられるようになっており、また、挟持部2の付根位置の内面に、ダンパの逃げの為の空隙7が形成されていることにある。
【0006】
また、挟持部を、屈曲開閉可能な2枚の挟持片で構成し、この挟持片でダンパを挟み付けて結合するようにしてもよい。更に、挟持片の付根位置に、屈曲開閉を容易にする為の凹溝を設けてもよい。また、ダンパの内部に、インサートを埋設してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のヘルドフレームの実施の形態を、図面の実施例に基ずいて説明する。第1実施例が図1〜図4に示されており、1はフレームステーブである。ヘルドフレームは、このフレームステーブ1が上下に配され、また、左右にはサイドステー(図示せず)が配されて、4角に枠組みして構成される。このフレームステーブ1は、実施例ではアルミニウム合金製の押し出し成形品であるが、CFRPやGFRP製とすることも可能である。また、複数の材料を上下に、あるいは表裏に結合したものとすることも可能である。なお、図では、片側だけしか示していないが、上下両側が同じ構造になっている。
【0008】
フレームステーブ1の内方縁(図では下方縁)には挟持部2が設けられていて、この挟持部2にはダンパ10が取付けられる。この挟持部2には、ダンパの取付作業を容易にし、ダンパの作用を高め、また抜け出し防止力を増強する為の種々の構成が施されている。先ず、図3、図4に詳細に示されているように、挟持部2は2枚の挟持片3からなり、この挟持片3の付根位置には、その外面に小さな凹溝4が形成されていて、挟持片3の屈曲開閉の容易化が図られている。即ち、実施例での、ダンパ10の装着作業は、先ず両挟持片3を、図4のように両側に開き、これにダンパ10を嵌め込み、次に挟持片3を両側から押圧して、カシメ止めする方式で行う。従って、凹溝4の存在により、この際のカシメ止めが容易になるのである。
【0009】
また、両挟持片3の内面には、ダンパの抜け止め作用を高める為、凸部5が設けられ、かつ、この凸部5の表面に鋸歯状の凹凸6が形成されている。更に、挟持片3の内面の付根部には、空隙7が形成されていて、大きな外力が作用した場合には、ダンパ10がこの空隙7に入って逃げれるようにし、ダンパ10の緩衝作用の向上を図っている。また、応力集中を排する為、フレームステーブ1の各隅角部は全て丸味を持たせた形状になっている。
【0010】
ダンパ10は、ウレタンなどの軟質合成樹脂や合成ゴムなどの弾性材で作られている。ダンパ10の弾性硬度を変化させると、振動の減衰効果が変るので、実施に際しては、運転試験の結果に基ずいて、最も減衰効果の高い硬度のものを選択して使用するのが好ましい。このダンパ10の芯部にはインサート11が埋設されている。このインサート11は、ダンパの強度を高める他、ダンパの横揺れを防止し、かつ、減衰効果を変える作用をする。インサート11の素材としては、硬質合成樹脂製の成形品、CFRP製やGFRP製の板材、アルミニウムなど金属板などが適当である。また、インサート11の形状は、図示の平板状のものに限定されず、自由である。ただし、ダンパ本体だけで強度が充分な場合には、このインサート11を使用する必要はない。
【0011】
ダンパ10には両側に、凸状の結合部12、13が設けられている。そして、この内の一方の結合部12が挟持部2に嵌め込まれる。この為、結合部12の外面形状は、挟持部2の内面形状に符合させてある。また、他方の結合部13にはヘルドバー懸架部材20が装着される。なお、第1実施例では、ダンパ10は長尺体で、フレームステーブ1のほぼ全長に互って設けられる。
【0012】
ヘルドバー懸架部材20は、第1実施例では、フックハンガー21とミドルフック22とからなる。このフックハンガー21及びミドルフック22の構造は、従来と同じで、いずれも合成樹脂成形品であり、両者は着脱自在で、図2に示されるように用いられる。なお、図2に於いて、30はヘルドバー、31はヘルドである。このフックハンガー21とミドルフック22は、通常10cm程度の適当な間隔で取付けられ、ヘルドバー30を適正状態に懸架支持する。
【0013】
第2実施例が図5に示されている。この第2実施例では懸架部材20は、懸架条材23と、フックハンガー21及びミドルフック22とからなる。ここで用いられている懸架条材23はレール状で、長尺であり、フレームステーブ1のほぼ全長に互って設けられる。この懸架条材23には両側に結合部24、25が設けられていて、一方の結合部24は、ダンパ10の結合部13と嵌結合し、他方の結合部25にはフックハンガー21が取付けられる。なお、この懸架条材の結合部24にも、挟持部2と同様の凹溝26や空隙が設けられている。
【0014】
第2実施例では、長尺の懸架条材23を用いているので、ダンパ10は第1実施例のような長尺にする必要はなく、短尺のものを複数個にすることも可能で、フレームステーブ1の挟持部2と懸架条材23との間を適当な間隔で連結支持するようにしてもよい。図6には第3実施例が示されている。この第3実施例では、懸架条材23とフックハンガー21との結合構造が、第2実施例とは雌雄逆形状になっている。
【0015】
図7には第4実施例が、また、図8には第5実施例が示されている。この第4、5実施例は、いわゆるライダレス形で、ここではヘルドバー懸架部材20は懸架条材23だけからなり、フックハンガーなどは用いない。この懸架条材23には延出状に足27が設けられていて、この足27にヘルドバー30が直接固着される。
【0016】
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実施可能である。特に、フレームステーブの材質や形状、挟持部2の形状、ダンパ10の素材や形状、ヘルドバー懸架部材20の形式、インサートの材質や形状などは自由である。
【0017】
【発明の効果】
本発明のヘルドフレームでは、フレームステーブとヘルドバーとの間に、弾性材製のダンパが介在するので、運転時の衝撃的振動が、このダンパによって吸収され、大幅に抑制される。この結果、ヘルドの揺れが低減し、織製時の毛羽立ちや織ムラを防止できる他、運転時の騒音が少なくなる。更に、ヘルドバーが大きな振動を起こさなくなる為、ヘルド切れが防止され、かつ、ヘルドバーやヘルドの、結合部での激しい磨耗がなくなる。また、フレームステーブの衝撃的な振動がなくなるので、ハンガー取付溝などに生ずる応力集中がなくなり、応力腐蝕割れなどのフレームステーブ破損事故を防止できる。更に、本発明では、挟持部の付根位置の内面に空隙が存在するので、大きな外力が作用した時には、ダンパがこの空隙に入り込んで逃げることが可能となり、この結果、ダンパの緩衝作用を一層高めることができる。また、本発明では、構造が簡単で、廉価に製造でき、その上、耐久性に富むなどの実用上の利益がある。
【0018】
請求項2のものでは、2枚の挟持片でダンパを挟み付けて結合する形式であるから、フレームステーブへのタンパの装着が簡単で、組立作業が容易になる。
【0019】
請求項3のものでは、凹溝があるので、挟持片の屈曲開閉が容易で、ダンパ装着時のカシメ作業が簡単になり、かつ、ダンパを強圧状態で保持できるようになり、ダンパの不用意な抜け出しを防止できる。
【0020】
請求項4のものでは、空隙が存在するので、大きな外力が作用した時には、ダンパがこの空隙に入り込んで逃げることが可能となり、この結果、ダンパの緩衝作用を一層高めることができる。
【0021】
請求項のものでは、ダンパにインサートが埋設されているので、ダンパの強度が増し、大きな外力が作用した際のダンパの破損を防止できる他、ダンパの横揺れを防ぎ、また、ダンパの減衰作用のコントロールができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図。
【図2】取付状態の正面図。
【図3】要部の拡大断面図。
【図4】挟持片を開いた状態の断面図。
【図5】第2実施例の断面図。
【図6】第3実施例の断面図。
【図7】第4実施例の断面図。
【図8】第5実施例の断面図。
【符号の説明】
1 フレームステーブ
2 挟持部
3 挟持片
4 凹溝
5 凸部
6 鋸歯凹凸
7 空隙
10 ダンパ
11 インサート
12、13 結合部
20 ヘルドバー懸架部材
21 フックハンガー
22 ミドルフック
23 懸架条材
24、25 結合部
26 凹溝
27 足

Claims (4)

  1. 上下のフレームステーブと、左右のサイドステーとで枠組みされてなるヘルドフレームに於いて、フレームステーブの内方縁に挟持部が設けられ、この挟持部に弾性材製のダンパが装着され、更にこのダンパにヘルドバー懸架部材が取付けられるようになっており、また、挟持部2の付根位置の内面に、ダンパの逃げの為の空隙7が形成されているヘルドフレーム。
  2. 挟持部2が屈曲開閉可能な2枚の挟持片3からなり、この挟持片3でダンパ10の結合部12を挟み付けて、結合固定するようになっている請求項1記載のヘルドフレーム。
  3. 挟持片3の付根位置の外面に、屈曲開閉を容易にする為の凹溝4が設けられている請求項2のヘルドフレーム。
  4. ダンパ10の内部に、インサート11が埋設されている請求項1記載のヘルドフレーム。
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