JP2002061044A - 織機の低騒音ヘドルフレーム用多部品型横材 - Google Patents

織機の低騒音ヘドルフレーム用多部品型横材

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JP2002061044A
JP2002061044A JP2001206360A JP2001206360A JP2002061044A JP 2002061044 A JP2002061044 A JP 2002061044A JP 2001206360 A JP2001206360 A JP 2001206360A JP 2001206360 A JP2001206360 A JP 2001206360A JP 2002061044 A JP2002061044 A JP 2002061044A
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マグリ エツィオ
Eugenio Sarzilla
サルジッラ エウジェニオ
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    • D03WEAVING
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    • D03WEAVING
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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 織機のヘドルフレームを形成するための新し
いタイプの横材を提供する。 【解決手段】 箱状の構造を有する厚い外側部分(1,2)
および、ヘドル支持レール(8)を固定する薄く固い内側
部分を具える、織機のヘドルフレーム用横材である。外
側部分(1)は、これと分離かつ別体となっている内側部
分(2)の結合端部を収容する空洞(5)を具え、これら二つ
の部分(1,2)はプラスチック材料製の二つの輪郭形成さ
れた帯材(3,4)によって一体に位置決め固定され、これ
ら帯材は、それぞれ弾性を有するものと硬質のものであ
り、また内側部分(2)の前記結合端部の各側部に配置さ
れる。輪郭形成された帯材(4)は外側部分(1)の空洞(5)
内部に設けたボス(7)とスナップ係合するのに適してお
り、前記部分(1,2)間の安定かつ強固な結合を許容す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機のヘドルフレ
ーム製造に用いる多部品型横材、特に、高速織機のため
の低騒音かつ低コストのヘドルフレームに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】当業者には既に公知のように、ヘドルフ
レームは織機に用いられる装置であり、織面に直角な垂
直面または水平面で織機装置により駆動されて往復運動
することによって、所定の織りパターンに従う織糸の組
の移動を得るためのものである。ヘドルフレームの移動
は、横糸の挿入と同期し、その振幅は、全てのフレーム
で一定となる、杼口(shed)の角度方向の開口部が得られ
るように、筬(reed)の筬打ち点(the beating-up point)
と当該ヘドルフレームとの間の距離に比例する。
【0003】ヘドルフレームは、フレームの往復運動の
ためのガイドを形成する二つの側部と、鋼または他の材
料製の細いロッド(すなわちヘドル)を取り付けた二つ
の交差部によって形成され、前記各ヘドルは一つまたは
それ以上の織糸を支持する。フレーム構造を得るため
に、側部および交差部は、動作中に発生し得るあらゆる
変形をも防ぐべく、フレームの四箇所の隅部が完璧に強
固なものとなるように、直角で一体に固定され、同時
に、各動作において所望の数のヘドルを挿入もしくは引
き出すことを可能とするために容易に分解できるように
なっている。
【0004】現代の織機の改良された性能により、特に
動作速度が上昇すると、往復運動およびそれによるヘド
ルフレームの往復運動を達成する主要部の重量を低減さ
せることが特に重要となる。これは、ヘドルフレーム
が、動作中での往復運動および脈動の特性から、結果と
して生じる疲労に耐えることを可能にすることを保証す
るためである。
【0005】それゆえ、従来技術により種々の解決策が
提案されている。これらの提案は、軽量特性と機械的な
ひずみに対する抵抗との間のより良い妥協を達成しよう
と試みられたものであり、従来の鉄を基材とする金属材
料に加え、あるいはこれに代えてアルミニウム、軽合
金、膨張性プラスチック、複合材料およびその類似物を
使用するもので、これらについては、後に本発明に関す
る横材の構造を特に言及する際に簡単に図示することと
する。
【0006】公知の横材は、全て、類似の一般的な形状
を有し、相対的に厚い、箱状の外側部分−必要な強度と
適切な撓みおよび捩り剛性の提供と、さらには側部材を
固定するための領域の形成を意図するもの−および、薄
く固い内側部分−ヘドル支持部材の形成を意図するもの
−を具え、内側部分は、通常外側部分の一方の側から突
出するラグの形を取るものであり、自由端には、しばし
ば金属部分の形を取るヘドル支持レールが設けられてい
る。
【0007】第一の従来型の横材は、軽量で、二つの部
分がアルミニウムまたは他の軽合金の単一の押出成型品
によって形成されるものである。この形式の横材は、低
速度または中速度用のヘドルフレームの形成に用いた場
合には優れた結果をもたらす一方、高速度の織機、例え
ば空気式織機(air looms)においては寿命が短い。横材
に対する高い疲労応力は、こうした形式の織機におい
て、実際に横材の、特に外側の箱状部分と薄く固い内側
部分との間の接続領域での変形または破損をもたらす。
【0008】したがって、これまでに多数の他形式の横
材が提案されており、これらの横材は特別な工程で組み
立てられた異なる材料の組み合わせから製造され、その
目的は、等しい重量、もしくは等しく軽量で、より大き
な構造的な抵抗力を正確に保証することにある。この新
規な構造的設計を提供する横材は、異なる同種のカテゴ
リーに分けることができ、このカテゴリーは、特に以下
のものを含む。第一のカテゴリーでは、横材が炭素繊維
シートで形成されたフレームを具え、このフレームは膨
張性ポリウレタンもしくはハニカム構造から作られるコ
アの接着によって組み立てられる(例えば、欧州特許出
願公開第770,722号参照)。第二のカテゴリーでは、横
材が、薄い、レーザ溶接されたシート状金属で作られた
シェル構造によって形成されたフレームを具え、このフ
レームは膨張性ポリウレタンもしくはハニカム構造から
作られるコアの周りに組み立てられる(イタリア特許出
願MI98A002853参照)。そして第三のカテゴリーでは、
横材が"poltrudes"として知られている新規な材料を用
いて作られ、この材料は、エポキシ樹脂または他の合成
材料を層状の炭素繊維マトリクス上への押出を含む工程
によって得られるものである。
【0009】上で簡単に述べた異なるカテゴリーからの
横材を用いて形成した、全ての現行世代のフレームは、
繰り返し応力に対するフレームの抵抗力の注目すべき上
昇を達成し、それによって、これと並行して、これらフ
レームを、その破壊、あるいは他の欠点を生じる事無く
使用できる、織機の最大速度上昇の可能性をも達成す
る。
【0010】さらに、これらフレームは、確かに、特別
な材料を使用し、製造工程が複雑であるため、非常に製
造コストが高く、この事が市場への広がりに大きな影響
を与えることとなり、しかも完全に欠点の無いものとは
ならない。これらフレームを特徴付ける非常に高い構造
上の剛性は、事実、振動に対する固有の構造的な減衰の
程度を低くするものとなり、そのため、基本的にこうし
た形式のヘドルフレームの騒音レベルは、従来のアルミ
ニウム押出成型フレームのそれよりも明らかに高いもの
となる。この関連において、ヘドルフレームの騒音は、
本質的に、ヘドルが横材のレールにかなり大きな遊びを
有して挿入されていると言う事実によるものである。こ
れは、織機を操作する者が保守作業または製品の変更の
ためにヘドル組立体全体もしくは一部をしばしば移動さ
せなければならないことを助けるためのものであるが、
この事が、ヘドルの、このヘドルを固定する二本のレー
ルのいずれか一方に対する連続的な打撃をもたらすこと
となり、この打撃はフレームの往復運動の間に発生し、
フレームの騒音を確実に生じさせる結果となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ本発明の目的
は、ヘドルフレームを形成するための新しいタイプの横
材を提供することにあり、この横材は、前述した現用世
代のフレームの特徴となっている高コストおよび騒音の
問題を発生すること無しに、高速の織機における前記フ
レームの使用を許容する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
る、以下のような織機のヘドルフレーム用横材によって
達成される。すなわち、この横材は、箱状の構造を有す
る厚い外側部分および、ヘドル支持レールを固定する、
薄く固い内側部分を具え、前記外側部分および前記内側
部分が、分離した個々の部分として形成され、前記外側
部分および内側部分は一つまたはそれ以上の要素によっ
て位置決めされて連結固定し、前記要素は軟質材料また
は高い機械的ヒステリシスを有する材料から製造され、
前記各部分の間に配置されることを特徴とする。
【0013】本発明の特徴的な性質によれば、前記分離
した個々の部分が金属材料製または複合材料製、例えば
上述した種々の形式のものであり、前記部分が、ヘドル
を通過する縦糸によって加えられる荷重に対して、大き
な変形を受けること無く耐える適切な剛性を有すること
がもたらされる。
【0014】本発明の特徴的な性質によれば、前記外側
部分は、前記内側部分の結合端部を収容するための少な
くとも一つの空洞を具える。
【0015】本発明の他の特徴的な性質によれば、前記
軟質材料または高い機械的ヒステリシスを有する材料か
ら製造される要素が、適切な機械的特性を有するプラス
チック材料の、二つの輪郭形成された帯材から構成さ
れ、これら帯材が前記外側部分と結合する前記内側部分
の結合端部の両側に配置され、それによって前記部分間
のいかなる直接的な接触をも防ぐ。
【0016】本発明のさらなる特徴的な性質によれば、
前記プラスチック材料製の輪郭形成された帯材が、弾性
プラスチック材料製で、かつ内側部分の結合端部を部分
的に覆う、輪郭形成された帯材と、硬質プラスチック材
料製で、かつ前記内側部分と前記外側部分との間で押し
込み嵌合され、前記弾性材料製の輪郭形成された帯材を
押圧する、輪郭形成された帯材とを具え、外側部分のリ
ブとスナップ式に係合する。
【0017】
【発明の実施の形態】しかしながら、本発明の独特な特
徴および利点は、添付図面を参照して図示される好適な
実施形態についての以下の記述によって、より明確に現
れることとなるであろう。
【0018】図より明確に理解できるように、本発明に
係る横材Tは、箱状の構造−好ましくはアルミニウムま
たは軽合金の、矩形断面を有する閉じた押出成型品また
は一部が複合材料製−で横材の外側部分を形成する部分
1および、図では雷文形状を有し、横材の内側部分を形
成する薄く固い部分2−好ましくは鋼製−から構成され
る。部分2は、明らかに、複合材料、特に炭素繊維を基
材とした材料から製造することとしても良く、部分1お
よび部分2に不可欠な脚部は、軽量化が必要であること
に加えて、へドルを通過する縦糸によって加えられる荷
重に対して、大きな変形を受けること無しに耐える適切
な剛性を有する。ここおよび以下において、横材部分の
「外側」または「内側」について言及する時は、これは
仕上げ後のへドルフレーム、すなわち二つの断面部分お
よび二つの側面部分に関して占められる部分に言及する
ことを意図するものである。
【0019】部分1および部分2は押し込み嵌合によっ
て、二つの特別な輪郭形状を有する帯材の挿入と共に一
体に組み立てられ、これら帯材は、部分2においてヘド
ルによって加えられる振動に対する減衰効果を示す、軟
質材料あるいは高い機械的ヒステリシスを有する材料か
ら製造される。これら特別な輪郭形状を有する帯材は、
一成分型または二成分型の適切なプラスチック材料か
ら、本来公知の押出成型または射出成型を用いて製造さ
れる。好ましくは、特別な輪郭形状を有する帯材3は弾
性を有するプラスチック材料から製造し、特別な輪郭形
状を有する帯材4は硬質プラスチック材料から製造す
る。これら特別な輪郭形状を有する帯材3および帯材4に
適した具体的な材料は、それぞれ、例えばゴムおよびポ
リエチレンである。
【0020】部分1と部分2との間の完全に安定した結合
と、同時に、その極めて速い組み立てを得るため、部分
1は、部分2との結合が生じる側に、部分2の結合端を収
容する空洞5を有する。空洞5は部分1の二つの対向する
延長部に加え、部分1の箱状領域を規定する端部壁1fに
よって形成される。特に安定した押し込み嵌合式の結合
を提供するために、前記延長部は、空洞5内部に向かう
側面に、それぞれ、係合歯6および把持ボス7を具える。
【0021】前述したように、部分2は平坦な金属シー
トから輪郭形成することによって形成することが望まし
く、部分1と結合する外端部は長手方向に窪み2aを具
え、この窪みの形状は、空洞5の歯6と正確に係合し、ま
た上述した輪郭形成された弾性プラスチック材料製の帯
材3を挿入できるように十分な大きさの隙間が明らかに
残るようなものとなっている。歯6と係合する箇所と反
対側の箇所において、輪郭形成された帯材3は、図では
特にポケット状の形状を有して帯材自身の上に折り畳ま
れ、その後、歯6および反対側にある第一の部分に向か
って方向付けられている部分2の両側部を覆うように、
部分2の結合端部上に取り付けられる。
【0022】部分2と部分1との間の結合は、硬質プラス
チック材料製の輪郭形成された帯材4によって完成さ
れ、帯材4は通常楔形断面の終端部を有し、先細となっ
ている領域において、ボス7に向かって溝4sが方向付け
られている。輪郭形成された帯材4は、実際に、輪郭形
成された帯材3で占められる領域と反対側の領域におい
て、溝4sがボス7とスナップ係合するまで部分1と部分2
との間に挿入され、4sがボス7とスナップ係合する位置
で固定されて、空洞5の反対側の壁に抗して部分2の結合
端部およびその周りに配置された輪郭形成された帯材3
を押圧する。これによって、部分2の窪み2aと部分1の歯
6との間に遊びの無い結合が、輪郭形成された帯材3の適
切な押圧と共に保証され、この結合の完璧な安定が保証
される。
【0023】本発明に係る横材の組み立ては、容易で迅
速であり、またいかなる特殊な工具も必要としない。種
々の組み立て工程を図3〜図5に示す。第一の工程の間
(図3参照)、輪郭形成された帯材3は、実際に部分2の
結合端部上に取り付けられ、その後部分2は空洞5内へ挿
入される。この操作は輪郭形成された帯材3のポケット
状の形状によって容易なものとなり、これは、窪み2aと
歯6をの係合により、部分2の取り扱い中での部分2に対
する、輪郭形成された帯材3の抜けや位置間違いのいか
なる発生の可能性をも防ぐこととなる。その後、輪郭形
成された帯材4を空洞5内の残りの自由領域内へ完全に挿
入して空洞5の内側を押圧し、それによって輪郭形成さ
れた帯材3への適切な押圧と、部分1のボス7への溝4sの
最終的なスナップ係合(図5参照)が生じることとな
り、それゆえ部分1および部分2の安定した固定と、これ
らの完璧な位置合わせが共に生じることとなる。輪郭形
成された帯材3および帯材4の厚さを正確に決定すること
により、歯6およびボス7双方の領域における部分2の、
遊びの無い固定が事実可能となり、それゆえ部分2の部
分1との所望の位置合わせが保証される。
【0024】最後に、部分1および部分2の組み立て操作
に先立って、薄板8を部分2の端部上の、部分1との接続
部の反対側で、かつ、当該部分自体のリブを配置した領
域に固定し、そのため前期薄板はヘドル支持レールを形
成することとなる。前期板は、ヘドルにより加えられる
打撃に適切に耐えるために、高い表面硬度を有する材
料、例えば鋼のような、あるいは炭素繊維を基材とした
複合材料のような材料から製造されなければならない。
板8の固定は、リベット9またはレーザ溶接10、あるい
は、こうした形式の固定を行うための、既に公知の他の
技術を用いることによって達成することとしても良い。
【0025】上述した横材により、従来の横材と比較し
て顕著な利点が得られる、本発明の所期の目的を全て達
成することが可能となる。特に、横材の種々の部品であ
る、部分1,2および輪郭形成された帯材3,4はいずれも
幅広く利用され、既に市場に広く出回っている低コスト
の材料から製造されることに注目されたい。さらに、横
材の製造工程および組み立て工程は共に極めて単純であ
り、そのため横材全体のコストも非常に低い値を維持す
ることができ、それゆえ本発明の主目的が達成される。
【0026】したがって、本発明に係る横材はまた、そ
の質量が、全体がアルミニウム製押出成型部品からな
り、より最近になって設計された複合材料製の横材より
も僅かに質量が大きな従来型の横材とほぼ等しいと考え
られる。
【0027】コストおよび、質量の低減化に関するこれ
ら優れた結果は、横材の機械的性質および耐久性に負の
影響を及ぼすこと無しに得られる。実際、本発明に係る
横材は、ねじり力に対する優れた抵抗力を有する部分1
と、ヘドルの牽引力と二つの端部側壁によって横材平面
に誘起される撓み力に対する優れた抵抗力を有する部分
2との間での相互作用により、相当な構造上の剛性を有
する。輪郭形成された帯材3,4を形成するプラスチック
材料の存在は、横材全体の剛性に負の影響を及ぼさず、
これら輪郭形成された帯材を特徴付ける薄さの観点か
ら、危険な局所応力が発生する可能性を防ぐ、より小さ
な局所的変形を許容し、それによって横材の長寿命を保
証する。
【0028】最後に、本発明に係る横材はまた、非常に
低騒音レベルであることを特徴とするが、それゆえ、本
発明の目的を達成するものである。ヘドルによって板8
および、それによって鋼製部分2へ与えられる振動およ
び打撃は、実際にはアルミニウム製部分1へは伝達され
ない。なぜならば、こうした振動および打撃は、前記部
分の間に配置した弾性プラスチック材料製の輪郭形成さ
れた帯材3によってかなり減衰されるからである。部分1
の箱状の中空領域内部での、これら振動および打撃のい
かなる共振現象も、それゆえ完全に除去される。なお、
この共振は従来型の横材の、正確に、騒音の最大の音源
となっているものである。
【0029】本発明を、その好適な実施形態を特に参照
して説明したが、本発明の保護範囲はこの実施形態には
限定されるものではなく、本発明によって教示される事
項の中で維持されるものであれば、当業者の能力の範囲
内で、添付のクレームで開示した、全ての可能性のある
変形例へ拡張されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る横材の一部を拡大し
て示す斜視図および断面図であり、図1Aは第一の実施形
態を、図1Bは第二の実施形態を示す。
【図2】 本発明に係る横材を、へドル固定用レール無
しで拡大して示す断面図である。
【図3】 第一の組み立て工程における、横材の二つの
部品間の押し込み嵌合式結合での関係を、より拡大して
示す断面図である。
【図4】 第二の組み立て工程を図3と同様に示す図で
ある。
【図5】 横材の組み立てが完了した状態を図4と同様
に示す図である。
【符号の説明】
1 箱状の部分 2 薄く固い部分 3,4 帯材 5 空洞 6 歯 7 ボス 8 板 9 リベット 10 レーザ溶接
フロントページの続き (72)発明者 エウジェニオ サルジッラ イタリア国 ベルガモ 24025 ガッツァ ニーガ ヴィア クワットロ ノヴェンブ レ 13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状の構造を有する厚い外側部分(1)お
    よび、ヘドル支持レール(8)を固定する薄く固い内側部
    分(2)を具える、織機のヘドルフレーム用横材であっ
    て、 前記外側部分(1)および前記内側部分(2)が、分離した個
    々の部分として形成され、 前記外側部分および内側部分は、一つまたはそれ以上の
    要素(3,4)によって位置決めされて連結固定し、 前記要素は軟質材料または高い機械的ヒステリシスを有
    する材料から製造され、前記各部分の間に配置されるこ
    とを特徴とする横材。
  2. 【請求項2】 前記分離した個々の部分(1,2)が金属材
    料製または複合材料製である、請求項1記載のヘドルフ
    レーム用横材。
  3. 【請求項3】 前記部分(1,2)が、ヘドルを通過する縦
    糸によって加えられる荷重に対して、大きな変形を受け
    ること無く耐える適切な剛性を有する、請求項2記載の
    ヘドルフレーム用横材。
  4. 【請求項4】 前記外側部分(1)が、前記内側部分(2)の
    結合端部を収容するための少なくとも一つの空洞(5)を
    具える、請求項1〜3のいずれか1項記載のヘドルフレ
    ーム用横材。
  5. 【請求項5】 前記軟質材料または高い機械的ヒステリ
    シスを有する材料から製造される要素が、適切な機械的
    特性を有するプラスチック材料の、二つの輪郭形成され
    た帯材(3,4)から構成され、これら帯材が前記外側部分
    (1)と結合する前記内側部分(2)の結合端部の両側に配置
    され、それによって前記部分(1,2)間のいかなる直接的
    な接触をも防ぐ、請求項4記載のヘドルフレーム用横
    材。
  6. 【請求項6】 前記輪郭形成された帯材(3,4)が、当該
    横材の長さ全体に亘って延在する、請求項5記載のヘド
    ルフレーム用横材。
  7. 【請求項7】 前記プラスチック材料製の輪郭形成され
    た帯材が、弾性プラスチック材料製で、かつ内側部分
    (2)の結合端部を部分的に覆う、輪郭形成された帯材(3)
    と、硬質プラスチック材料製で、かつ前記内側部分(2)
    と前記外側部分(1)との間で押し込み嵌合され、前記弾
    性材料製の輪郭形成された帯材(3)を押圧する、輪郭形
    成された帯材(4)とを具える、請求項5または6記載の
    ヘドルフレーム用横材。
  8. 【請求項8】 係合用の歯(6)および把持用のボス(7)を
    さらに具え、これらがそれぞれ前記外側部分(1)の前記
    収容空洞(5)の対向する内側部に形成され、かつ、少な
    くとも一部が長手方向に延在し、 前記内側部分(2)の結合端部(2a)が、前記歯(6)を遊び無
    しで係合させるための長手方向の窪み(2a)を具え、 この窪みと前記内側部分との間に弾性材料製の輪郭形成
    された帯材(3)が介挿されて配置され、 硬質プラスチック材料製の輪郭形成された帯材(4)が、
    前記把持用のボス(7)とスナップ式に係合するための溝
    (4s)を具える、請求項7記載のヘドルフレーム用横材。
  9. 【請求項9】 前記外側部分(1)がアルミニウムまたは
    軽合金で製造される部分から形成される、請求項1〜8
    のいずれか1項記載のヘドルフレーム用横材。
  10. 【請求項10】 前記内側部分(2)が鋼部分から形成さ
    れる、請求項1〜9のいずれか1項記載のヘドルフレー
    ム用横材。
  11. 【請求項11】 前記内側部分(2)が炭素繊維を基材と
    する材料で製造される部分から形成される、請求項1〜
    10のいずれか1項記載のヘドルフレーム用横材。
  12. 【請求項12】 前記弾性プラスチック材料製の輪郭形
    成された帯材(3)がゴム製である、請求項1〜11のい
    ずれか1項記載のヘドルフレーム用横材。
  13. 【請求項13】 前記硬質プラスチック材料製の輪郭形
    成された帯材(4)がポリエチレン製である、請求項1〜
    11のいずれか1項記載のヘドルフレーム用横材。
JP2001206360A 2000-07-06 2001-07-06 織機の低騒音ヘドルフレーム用多部品型横材 Pending JP2002061044A (ja)

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