JPH0675925A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0675925A
JPH0675925A JP4230164A JP23016492A JPH0675925A JP H0675925 A JPH0675925 A JP H0675925A JP 4230164 A JP4230164 A JP 4230164A JP 23016492 A JP23016492 A JP 23016492A JP H0675925 A JPH0675925 A JP H0675925A
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    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • G06F15/163Interprocessor communication
    • G06F15/17Interprocessor communication using an input/output type connection, e.g. channel, I/O port

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バスに接続されたプロセッサが持つレジスタ
に対し、外部からデータを書込む際の待ち時間を短縮
し、全体の処理時間の短縮を図る。 【構成】 プリプロセッサ102の命令実行部201
は、ホストCPUから起動されると、種々のパラメータ
を算出し、描画プロセッサ104の命令実行部301が
処理実行中か否かに拘らず、第1のレジスタ群303に
対して結果の値を転送する。その後、描画プロセッサビ
ジー信号505が”0”になるのを待って命令実行部3
01を起動する。その時、ロード信号506の指示によ
り、第1のレジスタ群303の各レジスタの内容が第2
のレジスタ群304内の対応するレジスタに同時に転送
される。命令実行部301は、第2のレジスタ群304
の更新された値を用いて所定の処理を実行する。これに
より、描画プロセッサ104の命令実行部301が休止
状態になるのを待つことなく、プリプロセッサ102か
ら描画プロセッサ104へのデータ転送ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に関し、特
に、2つのプロセッサ間のレジスタ内容転送の方法を改
善した情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図形の描画を含む処理を行う情報処理装
置においては、図形描画を高速に実行する描画専用のコ
ントローラを接続して利用すれば、図形描画の時間が短
縮される。また、ホストCPUによる図形描画以外の処
理と、描画用コントローラによる図形描画処理を並列に
動作させることができるため、さらに全体の性能の向上
が見込める。
【0003】上記の描画用コントローラは、座標−アド
レス変換などの描画の前処理を行うプリプロセッサと、
画像用のメモリに対して実際の描画を行う描画プロセッ
サとを備えている。そして描画用コントローラ内でこれ
らが並列してパイプライン処理を行うことにより、さら
に図形描画の高速化を図ることができる。このような描
画用コントローラを用いた構成の場合、描画用コントロ
ーラに所望の図形を描画させるために、ホストCPU
は、図形の図形の位置・サイズ・線種などを指定するパ
ラメータをプリプロセッサ内のレジスタに転送した後、
直線描画、円描画等とのコマンドをプリプロセッサに対
して発行する。
【0004】プリプロセッサはホストCPUから発行さ
れた上記描画コマンドに基づき、そのコマンドに対応し
た処理を行う。そしてプリプロセッサは描画プロセッサ
に処理を移す前に、算出した種々のパラメータを描画プ
ロセッサに渡す必要がある。例えば、直線をDDA(D
igital Differencial Analy
zer)アルゴリズムを用いて描画するときは、描画開
始アドレス、直線の長さ、DDAの誤差項、線種等のパ
ラメータをプリプロセッサが計算して、描画プロセッサ
に渡す。そのため、プリプロセッサは、内部に持つレジ
スタの内容を描画プロセッサのレジスタに対して転送
し、その後に描画プロセッサを起動する。
【0005】ところで従来は、プリプロセッサは、描画
プロセッサが直前に発行されたコマンドに対応する処理
を終えるまで待ってから、次に描画プロセッサが必要と
するパラメータを転送するという方法を行っていた。描
画プロセッサが直前に発行されたコマンドを実行してい
る途中で、プリプロセッサが描画プロセッサのレジスタ
の内容を書き変えてしまうと、正しい描画結果が得られ
ないためである。
【0006】この方法を、図5および図6を用いて説明
する。この情報処理装置は、図5に示すように、バス1
01、プリプロセッサ102、バス103、描画プロセ
ッサ104、メモリ105を備えている。プリプロセッ
サ102内には、命令実行部201、リードライト制御
部202、マルチプレクサ203〜206、レジスタ群
207が備えられている。また描画プロセッサ104内
には、命令実行部301、リードライト制御部302、
レジスタ群304、マルチプレクサ305〜308が備
えられている。
【0007】図6は、上記情報処理装置における従来の
プリプロセッサ102の処理を表わす流れ図である。ま
ず、外部のホストCPUは、プリプロセッサビジー信号
(PPBSY)405を参照する。プリプロセッサ10
2の命令実行部201がビジー状態であれば、即ちプリ
プロセッサビジー信号405が“1”である間は、ウェ
イトする。そして、ビジー状態が解除されると、外部か
らプリプロセッサ102内のレジスタ群207内のレジ
スタに、図形の座標・属性等、図形を定義するパラメー
タを転送する。必要な値の設定が終わると、レジスタ群
207中のコマンドレジスタ(図示せず)にコマンドコ
ードを転送することにより、プリプロセッサ102の命
令実行部201を起動する。命令実行部201は処理を
開始し、実際に図形を描画する画像用メモリ上のアドレ
ス等、描画プロセッサが必要とするパラメータを計算
し、結果をそれぞれレジスタ群207内の作業用レジス
タに格納しておく(S21)。
【0008】命令実行部201は、パラメータの算出が
完了すると、描画プロセッサビジー信号(PPBSY)
505を参照して、描画プロセッサ104の命令実行部
301がビジー状態であれば、即ち描画プロセッサビジ
ー信号505が“1”である間は、ウェイトする(S2
2)。そして、ビジー状態が解除されてから、レジスタ
群207内の作業用レジスタに格納しておいたパラメー
タを、描画プロセッサ104のレジスタ群304内の対
応するレジスタに順次転送する(S23)。リードライ
ト制御部202が、アドレス406の値に従って、描画
プロセッサ104へのデータの転送であることを識別す
る。
【0009】ここで、外部から発行されたひとつの描画
コマンドに対するプリプロセッサ102の処理は終了す
る。そして、プリプロセッサ102は描画プロセッサの
レジスタ群304内にあるコマンドレジスタ(図示せ
ず)にコマンドコードを書き込むことにより、描画プロ
セッサ104の命令実行部301を起動する(S2
4)。描画プロセッサ104はその後、メモリ105に
対して描画処理を実行する。命令実行部301がレジス
タ群304への入出力を行うか、メモリ105への入出
力を行うかは、アドレス507の値によって、リードラ
イト制御部302が選択する。
【0010】以上に述べたように、プリプロセッサは、
パラメータ計算を描画プロセッサの処理と平行して行う
が、計算結果は作業用レジスタにためておき、描画プロ
セッサ処理が終了してから結果を描画プロセッサに対し
て転送していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の情
報処理装置において、プリプロセッサは、連続して描画
コマンドが発行されたとき、描画プロセッサが直前に発
行されたコマンドの処理を終了するのを待ち合わせてか
ら、描画プロセッサに対してパラメータを転送してい
た。しかしながら、パラメータを転送している期間はプ
リプロセッサのみが動作して描画プロセッサは休止状態
であり、このため2プロセッサによる並列処理が可能な
構成のメリットが生かされていない。そしてそれ故、連
続して描画コマンドを実行したときには、描画プロセッ
サの休止時間が長く、従って全体の処理に時間がかかっ
てしまうという問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
プロセッサと第2のプロセッサの2つのプロセッサがバ
スで接続された情報処理装置において、前記第2のプロ
セッサは、命令実行部と、少なくともひとつのレジスタ
を含み前記第1のプロセッサからのアクセスが可能な第
1のレジスタ群と、前記第1のレジスタ群の各レジスタ
に対応するレジスタを含み前記第2のプロセッサの命令
実行部のみが読み書き可能な第2のレジスタ群と、前記
第1のレジスタ群内の各レジスタの内容を前記第2のレ
ジスタ群内の対応する各レジスタに同時に転送する転送
手段とを備え、前記第2のプロセッサの命令実行部が一
連の処理の実行を始める前に、前記転送手段によって、
前記第1のレジスタ群内の各レジスタの値を前記第2の
レジスタ群に転送することを特徴とする情報処理装置が
得られる。
【0013】
【作用】上記のように転送手段によって第2のプロセッ
サの命令実行部が一連の処理の実行を始める前に第1の
レジスタ群内の各レジスタの値を第2のレジスタ群に転
送することにより、第2のプロセッサの命令実行部が休
止状態になるのを待つことなしに、第1のプロセッサか
ら第2のプロセッサへのデータ転送ができる。この結
果、第2のプロセッサが持つレジスタに対して外部から
データを書込む際の待ち時間が短縮される。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下に本発明の第1の実施例を図面を用い
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例における図
形描画装置の構成を示すブロック図である。図1に示す
ように、本実施例は、外部とプリプロセッサ12を接続
するバス101と、描画前処理を行うプリプロセッサ1
02と、プリプロセッサと描画プロセッサを接続するバ
ス103と、描画処理を行う描画プロセッサ104と、
図形描画用のメモリ105とを備えている。
【0015】プリプロセッサ102内には、命令実行部
201と、命令実行部201から出力されるリード信号
408とライト信号409をマルチプレクサ205,2
06に送るかバス103に送るかを判定するリードライ
ト制御部202と、バス101から入力されるアドレス
401と命令実行部201から入力されるアドレス40
6をマルチプレクスするマルチプレクサ203と、バス
101から入力されるデータ402と命令実行部201
から入力されるデータ407をマルチプレクスするマル
チプレクサ204と、バス101から入力されるリード
信号403と命令実行部201から入力されるライト信
号408をマルチプレクスするマルチプレクサ205
と、バス101から入力されるライト信号404と命令
実行部201から入力されるライト信号409をマルチ
プレクスするマルチプレクサ206と、描画パラメータ
を格納するレジスタ群207とを備えている。
【0016】また描画プロセッサ内には、命令実行部3
01と、命令実行部301から出力されるリード信号5
08とライト信号509をマルチプレクサ304,30
5に送るかメモリ105に送るかを決定するリードライ
ト制御部302と、バス103とのデータの入出力を行
う第1のレジスタ群303と、描画プロセッサが描画処
理に利用する第2のレジスタ群306とを備えている。
【0017】さらにこの実施例の情報処理装置において
以上のような信号の流れがある。バス101からプリプ
ロセッサ102には、アドレス401、データ402、
リード信号403、ライト信号404とが入力される。
命令実行部201からバス101には、プリプロセッサ
ビジー信号(PPBSY)405が出力される。命令実
行部201からマルチプレクサ203,204には、ア
ドレス406、データ407が入力される。命令実行部
201からリードライト制御部202には、リード信号
408、ライト信号409が入力される。リードライト
制御部207からマルチプレクサ205,206には、
リード信号410、ライト信号411がそれぞれ入力さ
れる。マルチプレクサ203〜206からレジスタ群2
07には、アドレス412、データ413、リード信号
414、ライト信号415が入力される。
【0018】命令実行部201からバス103には、ア
ドレス416、データ417が入力される。リードライ
ト制御部207からバス103には、リード信号41
8、ライト信号419が入力される。バス103から描
画プロセッサ104には、アドレス501、データ50
2、リード信号503、ライト信号504が入力され
る。命令実行部301からバス103には、描画プロセ
ッサビジー信号505が入力される。命令実行部301
から第1のレジスタ群303には、ロード信号506が
入力される。命令実行部301から第2のレジスタ群3
04には、アドレス507、データ508が入力され
る。命令実行部301からリードライト制御部302に
は、リード信号509、ライト信号510が入力され
る。リードライト制御部302から第2のレジスタ群3
04には、リード信号511、ライト信号512が入力
される。命令実行部301からメモリ105には、アド
レス513、データ514が入力される。リードライト
制御部302からメモリ105には、リード信号51
5、ライト信号516が入力される。
【0019】また図1において、プリプロセッサ102
のレジスタ群207内のレジスタに対しては、バス10
1から入力されるアドレス401、データ402、リー
ド信号403、ライト信号404、並びに命令実行部2
01から入力されるアドレス406、データ407、リ
ード信号408、ライト信号409を、マルチプレクサ
203〜206によってマルチプレクサしてアクセスが
行なわれる。プリプロセッサビジー信号405が、マル
チプレクサ203〜206に入力する選択信号となる。
そして、プリプロセッサビジー信号405がアクティブ
な期間は、命令実行部201からの入力がレジスタ群に
与えられ、またインアクティブな期間は外部からの入力
がレジスタ群207に与えられる。
【0020】描画プロセッサ104の第1のレジスタ群
303内のレジスタに対しては、バス103から入力さ
れるアドレス501、データ502、リード信号50
3、ライト信号504が、そのまま利用されてアクセス
される。第2のレジスタ群304のレジスタに対して
は、命令実行部301が、アドレス507、データ50
8、リード信号509、ライト信号510によってアク
セスが行なわれる。
【0021】第1のレジスタ群303と第2のレジスタ
群304は、同サイズのレジスタを同数含んでいる。そ
して、第1のレジスタ群303の各レジスタの内容は、
命令実行部301からロード信号506による指示を受
けたとき、第2のレジスタ群304内の対応するレジス
タに全て同時に転送される。
【0022】プリプロセッサ102の命令実行部201
から、レジスタ群207に対してアクセスを行うか、バ
ス103を通じて描画プロセッサ104のレジスタ群3
06に対してアクセスを行うかについては、リードライ
ト制御部202が制御を行う。即ち、リードライト制御
部202によって、命令実行部201から出力されるリ
ード信号408とライト信号409を、アドレス406
の値に従って、マルチプレクサ205,206に送る
か、バス103に送るかが決定される。
【0023】同様に、描画プロセッサ104の命令実行
部301から、第2のレジスタ群304を対してアクセ
スを行うか、メモリ105に対してアクセスを行うかに
ついては、リードライト制御部302が制御を行う。即
ち、この場合も上記と同様にリードライト制御部302
によって、命令実行部301から出力されるリード信号
509とライト信号510を、アドレス507の値に従
って、第2のレジスタ群304に送るか、メモリ105
に送るかが決定される。
【0024】以下に、図1、図2を参照して、この第1
の実施例の情報処理装置における処理の流れを説明す
る。尚、図2はこの実施例におけるプリプロセッサ10
2の処理を表す流れ図である。まず、外部のホストCP
Uは、プリプロセッサビジー信号405を参照して、プ
リプロセッサ102の命令実行部201がビジー状態で
あれば、ウェイトする。そして、ビジー状態が解除され
てから、プリプロセッサ102内のレジスタ群207内
のレジスタに、描画すべき図形を定義するパラメータを
転送する。プリプロセッサビジー信号405はインアク
ティブになっているので、マルチプレクサ203〜20
6からの出力であるアドレス412、データ413、リ
ード信号414およびライト信号415は、外部から、
即ちバス101から入力されたものである。
【0025】必要なパラメータの設定が終わると、ホス
トCPUは、レジスタ群207内のコマンドレジスタ
(図示せず)にコマンドコードを書き込む。これによ
り、プリプロセッサ102の命令実行部201が起動さ
れ、処理を開始する。プリプロセッサ102の起動後
は、ビジー信号405がアクティブとなるため、命令実
行部201から入力されたアドレス406、データ40
7、リード信号408、ライト信号409が、マルチプ
レクサ203〜206を通じてレジスタ群207に与え
られる。プリプロセッサ102は、レジスタ群207内
のレジスタを利用して、描画プロセッサ104が必要と
するさまざまなパラメータを算出する処理を行う。1パ
ラメータの算出が終わるごとに、結果の値を描画プロセ
ッサ104の第1のレジスタ群303内の所定のレジス
タに転送する(S11)。このとき、描画プロセッサビ
ジー信号505の値にかかわらず転送が行われる。
【0026】プリプロセッサ102は、描画前処理を終
了すると、描画プロセッサビジー信号505を参照し
て、命令実行部301がビジー状態であればウェイトす
る(S12)。そして、ビジー状態が解除されると、描
画プロセッサ104の第1のレジスタ群303内のコマ
ンドレジスタ(図示せず)にコマンドコードを書き込む
ことにより、命令実行部301を起動し(S13)、処
理を終了する。
【0027】描画プロセッサ104内では、命令実行部
301が起動されたタイミングで、ロード信号506の
指示によって、第1のレジスタ群303内の各レジスタ
の値が、第2のレジスタ群304内の対応するレジスタ
に転送される。その後、命令実行部301は、レジスタ
群304内のレジスタに新たにロードされた値を利用し
て、メモリ105に対し描画処理を実行する。
【0028】以上のような情報処理装置の動作を示すタ
イミング図が図3である。図3に示すように、描画プロ
セッサ104の処理の途中で、プリプロセッサ102か
ら描画プロセッサ104内のレジスタへのパラメータ転
送が可能である。
【0029】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。この第2の実施例の情報処理装置の
全体の構成は第1の実施例と同様であり、即ち第2の実
外部とプリプロセッサ102を接続するバス101と、
描画前処理を行うプリプロセッサ102と、プリプロセ
ッサ102と描画プロセッサ104を接続するバス10
3と、描画処理を行う描画プロセッサ104と、図形描
画用のメモリ105とを備えている。但し、第1の実施
例では、描画プロセッサ104のレジスタを二重化した
が、第2の実施例では、プリプロセッサ102のレジス
タを二重化する。プリプロセッサ102の構成を第1の
実施例における描画プロセッサ104の構成と同じにす
ることにより、外部CPUは、プリプロセッサ102が
処理実行中か否かにかかわらず、パラメータの転送を実
行する。
【0030】第2の実施例の情報処理装置における動作
を示すタイミング図を図4に示した。図4から明らかな
通り、プリプロセッサ102の処理の途中で、ホストC
PUからのプリプロセッサ102内のレジスタへのパラ
メータ転送が可能である。
【0031】以上説明した第1の実施例の情報処理装置
では、描画プロセッサの処理実行中に、プリプロセッサ
からのパラメータ転送を受け付けることが可能になる。
また第2の実施例の情報処理装置では、プリプロセッサ
の処理実行中に、ホストCPUからのパラメータ転送を
受け付けることが可能になる。このため、第1、第2の
実施例の情報処理装置によれば、プリプロセッサあるい
は描画プロセッサの休止期間を短縮し、全体としての実
行時間を短縮することができる。
【0032】以下、同じ長さの直線を毎回属性を変えな
がら100本連続して描画する場合を例にとり、本発明
の第1、第2の実施例の情報処理装置の効果を説明す
る。まず、ホストCPUがひとつのパラメータを転送す
るのにかかる時間は200ナノ秒である。従って、2点
のXY座標(X1,Y1,X2,Y2)、描画色、描画
時に適用する論理演算の種類、メモリ上の線種データの
長さの7つのパラメータを送るのに要する時間は、20
0ナノ秒×7=1.4マイクロ秒である。更に、コマン
ドコードの転送に0.2マイクロ秒かかるので、CPU
処理は1.6マイクロ秒となる。
【0033】1回の直線描画コマンドのプリプロセッサ
処理に46ステップかかり、そのうち15ステップが描
画プロセッサへのパラメータ転送であり、1ステップが
描画プロセッサへのコマンド転送である。そしてプリプ
ロセッサの動作周波数が10メガヘルツの時、1ステッ
プ100ナノ秒で実行できるので、46ステップの処理
を行うのに要する時間は、100ナノ秒×46ステップ
=4.6マイクロ秒であり、描画プロセッサへパラメー
タを転送するのにかかる時間は、100ナノ秒×15ス
テップ=1.5マイクロ秒である。
【0034】まず、描画プロセッサ処理が比較的長く、
6.2マイクロ秒かかる場合について説明する。従来例
におけるホストCPU、プリプロセッサ、描画プロセッ
サの動作のタイミングを図7に示す。描画プロセッサが
1コマンドの処理を完了してから次のコマンドの処理を
開始するまでの休止期間は、プリプロセッサが描画プロ
セッサにパラメータを転送するのに要する1.5マイク
ロ秒に、コマンド転送に要する0.1マイクロ秒を加え
た時間であり、1.5+0.1=.6マイクロ秒とな
る。そして、最初の直線を描画するのにかかかる時間
は、1.6+4.6+6.2=12.4マイクロ秒であ
り、残りの99本についてはそれぞれ1回の描画プロセ
ッサ休止時間と描画プロセッサ処理時間を加えた1.6
+6.2=7.8マイクロ秒である。従って、上記の1
00本の直線を描画するのに要する時間は、12.6+
7.8×99=784.6(マイクロ秒)となる。
【0035】一方、第1の実施例の情報処理装置におけ
る動作のタイミングを図3に示す。第1の実施例におい
て上記の100本の直線を描画する場合、プリプロセッ
サ処理が1コマンドの処理を完了してから次のコマンド
の処理を開始するまでの休止期間は0.1マイクロ秒と
短縮される。そこで、従来例と比べ、全体の処理時間が
(1.6−0.1)×99=148.5(マイクロ秒)
減少する。よって、実際にかかる時間は、784.6−
148.5=636.1(マイクロ秒)となり、従来例
と比べて処理時間が81パーセントに減少する。これ
は、プリプロセッサと描画プロセッサが並列に処理を行
う期間が増えた結果、全体としての実行時間が短縮され
ることによるものである。
【0036】以上は、描画プロセッサの処理時間がプリ
プロセッサの処理時間より長い場合の例である。ところ
が、プリプロセッサの処理が描画のプロセッサ処理より
も長い時間を要する場合には、第1の実施例の構成で
は、図形描画の連続実行時間を短縮することができな
い。このような場合には、第2の実施例の構成が有効と
なる。そこで以下に、描画する直線の長さが短く、描画
プロセッサ処理の時間が3.0マイクロ秒で、他の条件
は上記と同様であった場合について次に説明する。
【0037】この場合における、従来例のホストCP
U、プリプロセッサ、描画プロセッサの動作のタイミン
グを図8に示す。最後の1本の直線を除き、描画プロセ
ッサの処理時間は、ホストCPUまたはプリプロセッサ
の処理時間に隠れるので、前記の100本の直線を描画
するのに要する時間は、(1.6+4.6)×100+
3.0=623.0(マイクロ秒)となる。尚、プリプ
ロセッサが1コマンドの処理を完了してから次のコマン
ドの処理を開始するまでの休止期間は、ホストCPUが
1コマンドについてのパラメータ転送およびコマンド転
送に要する1.6マイクロ秒である。
【0038】次に第2の実施例における動作のタイミン
グを図4に示す。第2の実施例において上記の100本
の直線を描画するとき、プリプロセッサが1コマンドの
処理を完了してから次のコマンドの処理を開始するまで
の休止期間は、ホストCPUがコマンドコードを転送す
るための0.2マイクロ秒である。そこで、従来例と比
べ、全体の処理時間が、(1.6−0.2)×99=1
38.6(マイクロ秒)減少する。従って、100本の
直線の描画にかかる時間は623.0−148.5=4
84.4(マイクロ秒)となり、従来例と比べて処理時
間が78パーセントに減少する。即ち、外部CPUとプ
リプロセッサが並列に処理を行う期間が増えた結果、全
体としての実行時間が短縮される。
【0039】そして、以上の説明から、プリプロセッサ
と描画プロセッサの双方においてレジスタを二重化して
おけば、プリプロセッサ処理時間の方が長い場合、およ
び描画プロセッサ処理時間の方が長い場合のどちらかに
も対応することができることが判る。ところで本発明で
は、レジスタを二重に持たせるためにハードウェア量は
増加する。このため、特に高速化したい処理に関するレ
ジスタのみを二重化して、他のレジスタは従来の方法で
アクセスすることにより、ハードウェア量を抑えること
も可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の通り、本発明の情報処理装置によ
れば、第2のプロセッサの命令実行部が休止状態になる
のを待つことなしに、第1のプロセッサから第2のプロ
セッサへのデータ転送ができる。このため、第2のプロ
セッサが持つレジスタに対して外部からデータを書込む
際の待ち時間が短縮される。即ち、バスに接続されたプ
ロセッサが持つレジスタに対し、外部からデータを書込
む際の待ち時間を短縮して、全体の処理時間の短縮を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の情報処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】第1の実施例におけるプリプロセッサの処理を
示す流れ図である。
【図3】第1の実施例におけるCPU、プリプロセッ
サ、描画プロセッサの動作のタイミングを示す説明図で
ある。
【図4】第2の実施例におけるCPU、プリプロセッ
サ、描画プロセッサの動作のタイミングを示す説明図で
ある。
【図5】従来例における情報処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】従来例におけるプリプロセッサの処理を示す流
れ図である。
【図7】従来例におけるCPU、プリプロセッサ、描画
プロセッサの動作のタイミングを示す説明図である。
【図8】従来例におけるCPU、プリプロセッサ、描画
プロセッサの動作のタイミングを示す説明図である。
【符号の説明】
101,103 バス 102 プリプロセッサ 104 描画プロセッサ 105 メモリ 201,301 命令実行部 202,302 リードライト制御部 203〜206、305〜308 マルチプレクサ 207,303,304 レジスタ群 401,406,412,416,501,507,5
13,517 アドレス 402,407,413,417,502,508,5
14,518 データ 405 プリプロセッサビジー信号 505 描画プロセッサビジー信号 403,408,410,414,418,503,5
09,511,515,519 リード信号 404,409,411,415,419,504,5
10,512,516,520 ライト信号 506 ロード信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のプロセッサと第2のプロセッサの
    2つのプロセッサがバスで接続された情報処理装置にお
    いて、 前記第2のプロセッサは、命令実行部と、少なくともひ
    とつのレジスタを含み前記第1のプロセッサからのアク
    セスが可能な第1のレジスタ群と、前記第1のレジスタ
    群の各レジスタに対応するレジスタを含み前記第2のプ
    ロセッサの命令実行部のみが読み書き可能な第2のレジ
    スタ群と、前記第1のレジスタ群内の各レジスタの内容
    を前記第2のレジスタ群内の対応する各レジスタに同時
    に転送する転送手段とを備え、 前記第2のプロセッサの命令実行部が一連の処理の実行
    を始める前に、前記転送手段によって、前記第1のレジ
    スタ群内の各レジスタの値を前記第2のレジスタ群に転
    送することを特徴とする情報処理装置。
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