JPH0675918U - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents
自動車用ウエザストリップInfo
- Publication number
- JPH0675918U JPH0675918U JP1805293U JP1805293U JPH0675918U JP H0675918 U JPH0675918 U JP H0675918U JP 1805293 U JP1805293 U JP 1805293U JP 1805293 U JP1805293 U JP 1805293U JP H0675918 U JPH0675918 U JP H0675918U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- weather strip
- mold forming
- seal
- ribs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】十分なシール性能を確保することが可能で、し
かも、コストアップ及び作業性の低下を防止することの
可能な自動車用ウエザストリップを提供する。 【構成】型成形部5には肉抜き部10が形成され、肉抜
き部10の意匠面側はシール部11となっている。ドア
パネル15のシール部11に対応する位置にはドアウエ
ザストリップ16が取着されている。型成形部5のシー
ル部11側における肉抜き部10の内部には、2本のリ
ブ18,19がドアウエザストリップ16の当接する部
分を挟むようにして、型成形部5の長さ方向に延びてい
る。ドア6の閉時において、シール部11及びドアウエ
ザストリップ16の相互の弾性圧接により、両者間がシ
ールされる。シール部11の幅が広い場合であっても、
ドア6の閉時におけるドアウエザストリップ16からの
応力の一部は、リブ18,19によって支持され、シー
ル部11が全体的に変形されることがない。
かも、コストアップ及び作業性の低下を防止することの
可能な自動車用ウエザストリップを提供する。 【構成】型成形部5には肉抜き部10が形成され、肉抜
き部10の意匠面側はシール部11となっている。ドア
パネル15のシール部11に対応する位置にはドアウエ
ザストリップ16が取着されている。型成形部5のシー
ル部11側における肉抜き部10の内部には、2本のリ
ブ18,19がドアウエザストリップ16の当接する部
分を挟むようにして、型成形部5の長さ方向に延びてい
る。ドア6の閉時において、シール部11及びドアウエ
ザストリップ16の相互の弾性圧接により、両者間がシ
ールされる。シール部11の幅が広い場合であっても、
ドア6の閉時におけるドアウエザストリップ16からの
応力の一部は、リブ18,19によって支持され、シー
ル部11が全体的に変形されることがない。
Description
【0001】
本考案は自動車用ウエザストリップに係り、詳しくは、押出成形部と、同押出 成形部の一端部に形成された型成形部とを備えた自動車用ウエザストリップに関 するものである。
【0002】
従来より、例えばハードトップ車等の車両本体のドア開口部周縁には、ウエザ ストリップが装着されている。このウエザストリップは、押出成形部と型成形部 とを備えている。前記押出成形部は、いずれの部位においてもほぼ同一の断面形 状を有している。一方、型成形部は、ウエザストリップの屈曲部や端部等に位置 するものであって、金型により形成され、前記押出成形部の端部に対して接合さ れている。
【0003】 図5に示すように、例えば型成形部31の1つは、車両本体32のドア開口部 周縁の下部(フロントピラー下部)に取着される。この型成形部31には、ゴム の厚肉化に伴うヒケの発生を防止するための肉抜き部33が形成され、意匠面側 (図の下側)は、シール部34となっている。前記型成形部31の非意匠面側に は透孔35が形成されている。一方、車両本体32にも透孔36が形成され、こ れら透孔35,36が相対した状態でクリップ37が嵌め込まれ、型成形部31 が車両本体32に対して取着される。
【0004】 また、ドア38の、前記型成形部31に対応する位置には、ドアウエザストリ ップ39が取着されている。そして、ドア38の閉時においては、該ドアウエザ ストリップ39及び型成形部31のシール部34が相互に弾性圧接されることに より、両者間がシールされる。その結果、車両本体32とドア38との間がシー ルされる。
【0005】
しかしながら、上記従来技術では、型成形部31の幅が他の部分に比べて大き い場合がある。特に、フロントピラー下部においては、シール代を確保するため に、型成形部31の幅が大きいものとなる。かかる場合には、シール部34の幅 、すなわち、肉抜き部33の幅が増大することとなっていた。そのため、シール 部34における剛性が低いものとなり、該シール部34が全体的に変形されてし まうおそれがあった。その結果、シール部34におけるシール性が低下するおそ れがある。
【0006】 これに対し、上記のシール性の低下を防止するための方策として、シール部3 4側の肉抜き部33内部に、スポンジ等を挿入したり、接着したりすることが考 えられる。この方策により、シール部34のある程度の剛性の確保が図られる。 ところが、このような場合には、別部品が必要であることから、その分コストの 上昇を招くおそれがあり、しかも、スポンジ等の装着に手間がかかることから、 作業性の面でも問題があった。
【0007】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は十分 なシール性能を確保することが可能で、しかも、コストアップ及び作業性の低下 を防止することの可能な自動車用ウエザストリップを提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するため、本考案では、押出成形法により成形され、主として ドアガラス又はドアフレームが当接可能な押出成形部と、前記押出成形部の一端 部に、金型により接合形成され、シール部及び肉抜き部を有し、主としてドアパ ネルに装着されたドアウエザストリップが前記シール部に当接可能な型成形部と を備え、車両本体のドア開口部周縁に取着された自動車用ウエザストリップであ って、前記型成形部の前記シール部の前記肉抜き部内部に、前記型成形部の長さ 方向に、前記ドアウエザストリップの当接する部分を挟むようにして、少なくと も2本のリブを一体的に形成したことをその要旨としている。
【0009】
上記の構成によれば、車両本体のドア開口部周縁に対し、押出成形部の一端部 に、金型により接合形成された型成形部が取着される。ドアの閉時において、型 成形部のシール部には、主としてドアパネルに装着されたドアウエザストリップ が当接する。そして、ドアウエザストリップ及び型成形部のシール部の相互の弾 性圧接により、両者間がシールされ、ひいては、車両本体とドアとの間がシール される。
【0010】 本考案では、型成形部のシール部の肉抜き部内部に、型成形部の長さ方向に、 ドアウエザストリップの当接する部分を挟むようにして、少なくとも2本のリブ が一体的に形成されている。このため、型成形部のシール部の幅が広い場合であ っても、上記少なくとも2本のリブによって剛性が確保される。すなわち、別部 材を用いなくともドアウエザストリップからの応力の一部は、リブによって支持 されることになり、シール部がその応力によって全体的に変形されてしまうこと がなくなる。
【0011】
以下、本考案を具体化した実施例を図1〜4に基づいて説明する。 図2に示すように、車両本体1の側部に形成されたドア開口部2の、特に上部 周縁に沿った箇所には、ウエザストリップ3が取着されている。ウエザストリッ プ3は、押出成形部4と型成形部5とを備えている。押出成形部4は、ウエザス トリップ3の主として直線状部分に該当し、いずれの部分においても同一の断面 形状を有している。この押出成形部4には、主としてドア6のドアフレーム7( サッシュレス車においてはドアガラス8)が当接するようになっている。また、 型成形部5は、ウエザストリップ3の主としてコーナー部及び端末部に該当し、 前記押出成形部4の一端面に対して連続的に金型成形により形成されている。
【0012】 次に、本実施例の特徴部分、すなわち、図2のα部分について詳細に説明する 。図3に示すように、α部分、つまり、フロントピラー9の下部に設けられる部 分において、ウエザストリップ3の押出成形部4の下端部には、型成形部5の1 つが連続的に形成されている。図4に示すように、型成形部5は、車両本体1の ドア開口部2に則して取着されている。この型成形部5には、肉抜き部10が形 成されている。そして、この肉抜き部10によって、ゴムの厚肉化に伴うヒケの 発生が未然に防止されるようになっている。また、肉抜き部10の意匠面側(図 の下側)は、シール部11となっている。さらに、前記肉抜き部10の非意匠面 側には、透孔12が形成されている。一方、車両本体1にも透孔13が形成され 、これら透孔12,13が相対した状態でクリップ14が嵌め込まれている。こ のクリップ14により、型成形部5が車両本体1に対して取着されている。
【0013】 また、ドア6の大部分を構成するドアパネル15の前記シール部11に対応す る位置には、ドアウエザストリップ16が取着されている。そして、ドア6の閉 時においては、該ドアウエザストリップ16及び型成形部5のシール部11が相 互に弾性圧接されることにより、両者間がシールされるようになっている(図1 参照)。なお、ドアパネル15おいて、前記ドアウエザストリップ16の上部に は、ドアミラーブラケット17が設けられている(図3参照)。
【0014】 さて、本実施例において、型成形部5のシール部11側における肉抜き部10 の内部には、2本のリブ18,19が一体的に形成されている。これらのリブ1 8,19は、前記ドアウエザストリップ16の当接する部分を挟むようにして、 型成形部5の長さ方向に延びている。
【0015】 次に、本実施例の作用について説明する。 図1に示すように、ドア6の閉時において、型成形部5のシール部11には、 主として前記ドアウエザストリップ16が当接する。そして、ドアウエザストリ ップ16及び型成形部5のシール部11の相互の弾性圧接により、両者間がシー ルされ、ひいては、車両本体1とドア6との間がシールされる。
【0016】 ここで、前記型成形部5は、そのシール代を確保するために、下側ほどシール 部11の幅が大きく形成される傾向にある。かかる場合、肉抜き部10の幅が増 大することから、シール部11の剛性が損なわれる可能性がある。しかし、本実 施例では、型成形部5のシール部11側における肉抜き部10の内部には、2本 のリブ18,19が形成されている。しかも、これらのリブ18,19は、型成 形部5の長さ方向に延びるように、かつ、ドアウエザストリップ16の当接する 部分を挟むようにして形成されている。このため、型成形部5のシール部11の 幅が広い場合であっても、上記2本のリブ18,19によって剛性が確保される 。すなわち、ドア6の閉時におけるドアウエザストリップ16からの応力の一部 は、リブ18,19によって支持されることになる。従って、シール部11がそ の応力によって全体的に変形されてしまうことがなく、主として両リブ18,1 9間においてシール部11が比較的小さく撓むこととなる。その結果、十分なシ ール性能を確保することできる。
【0017】 また、本実施例では、別途スポンジ等の部材を要していた従来技術とは異なり 、何ら別部材を用いる必要がない。そのため、その分だけコストの低減を図るこ とができ、また、別部材の装着に伴う作業性の低下を未然に防止することができ る。
【0018】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな い範囲で例えば以下のように構成してもよい。 (1)前記実施例では、リブ18,19の本数が2本の場合に具体化したが、 型成形部5の長さ方向に、ドアウエザストリップ16の当接する部分を挟むよう にして形成されたものが少なくとも2本あれば、3本以上であってもよい。また 、リブ18,19の断面形状は、シール部11に所定の剛性が付与されるもので あれば、例えば三角形状、半円形状等、いかなるものであってもよい。
【0019】 (2)前記実施例では、フロントピラー9に取着される型成形部5に具体化し たが、例えばセンターピラーに取着される型成形部に具体化してもよい。
【0020】
以上詳述したように、本考案の自動車用ウエザストリップによれば、十分なシ ール性能を確保することができ、しかも、コストアップ及び作業性の低下を確実 に防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した一実施例におけるウエザス
トリップの型成形部を示す図であって、ドアを閉じた状
態を示す断面図である。
トリップの型成形部を示す図であって、ドアを閉じた状
態を示す断面図である。
【図2】一実施例における車両を示す図であって、ウエ
ザストリップの取着状態を示す斜視図である。
ザストリップの取着状態を示す斜視図である。
【図3】一実施例におけるウエザストリップとドアウエ
ザストリップとの当接関係を示す部分斜視図である。
ザストリップとの当接関係を示す部分斜視図である。
【図4】一実施例におけるウエザストリップの型成形部
を示す図であって、ドアを開いた状態を示す断面図であ
る。
を示す図であって、ドアを開いた状態を示す断面図であ
る。
【図5】従来技術におけるウエザストリップの型成形部
を示す図であって、ドアを閉じた状態を示す断面図であ
る。
を示す図であって、ドアを閉じた状態を示す断面図であ
る。
1…車両本体、2…ドア開口部、4…押出成形部、5…
型成形部、7…ドアフレーム、8…ドアガラス、10…
肉抜き部、11…シール部、15…ドアパネル、16…
ドアウエザストリップ、18,19…リブ。
型成形部、7…ドアフレーム、8…ドアガラス、10…
肉抜き部、11…シール部、15…ドアパネル、16…
ドアウエザストリップ、18,19…リブ。
Claims (1)
- 【請求項1】 押出成形法により成形され、主としてド
アガラス(8)又はドアフレーム(7)が当接可能な押
出成形部(4)と、 前記押出成形部(4)の一端部に、金型により接合形成
され、シール部(11)及び肉抜き部(10)を有し、
主としてドアパネル(15)に装着されたドアウエザス
トリップ(16)が前記シール部(11)に当接可能な
型成形部(5)とを備え、車両本体(1)のドア開口部
(2)周縁に取着された自動車用ウエザストリップであ
って、 前記型成形部(5)の前記シール部(11)の前記肉抜
き部(10)内部に、前記型成形部(5)の長さ方向
に、前記ドアウエザストリップ(16)の当接する部分
を挟むようにして、少なくとも2本のリブ(18,1
9)を一体的に形成したことを特徴とする自動車用ウエ
ザストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993018052U JP2597710Y2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 自動車用ルーフサイドウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993018052U JP2597710Y2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 自動車用ルーフサイドウエザストリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675918U true JPH0675918U (ja) | 1994-10-25 |
JP2597710Y2 JP2597710Y2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=11960934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993018052U Expired - Lifetime JP2597710Y2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 自動車用ルーフサイドウエザストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597710Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002264735A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車のシール構造 |
JP2021172196A (ja) * | 2020-04-23 | 2021-11-01 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車のシール構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55127615U (ja) * | 1979-03-06 | 1980-09-09 |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP1993018052U patent/JP2597710Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55127615U (ja) * | 1979-03-06 | 1980-09-09 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002264735A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車のシール構造 |
JP4590757B2 (ja) * | 2001-03-12 | 2010-12-01 | 豊田合成株式会社 | 自動車のシール構造 |
JP2021172196A (ja) * | 2020-04-23 | 2021-11-01 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車のシール構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597710Y2 (ja) | 1999-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |