JPH0675682A - 文字入力装置およびその方法 - Google Patents

文字入力装置およびその方法

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JPH0675682A
JPH0675682A JP4228906A JP22890692A JPH0675682A JP H0675682 A JPH0675682 A JP H0675682A JP 4228906 A JP4228906 A JP 4228906A JP 22890692 A JP22890692 A JP 22890692A JP H0675682 A JPH0675682 A JP H0675682A
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JP
Japan
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input
mode
character
unit
storage unit
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JP4228906A
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English (en)
Inventor
Masaki Mukai
雅樹 向井
Yoshio Nakano
善夫 中埜
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力された所定の文字等に応じて入力モード
が自動的に切り替わるため、モード切り替えキーやその
操作が不必要な文字入力装置を提供する。 【構成】 モード切り替え情報記憶部102は文字入力
部101により入力される文字等に応じて移行すべき入
力モードの識別子を記憶しておく。判定部103は入力
された文字と上述のモード切り替え情報記憶部102の
記憶内容とから所定の手順で定まる入力モードを表す識
別子をモード切り替え部105へ出力し、且つ入力され
た文字を全て文字出力部106に出力する。モード記憶
部104は現在の入力モードを記憶し、モード切り替え
部105は判定部103が出力する入力モードの識別子
をモード記憶部104に記憶させる。文字出力部106
は入力された文字をモード記憶部104が記憶している
入力モードにて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサや日
本語エディタ、特に日本語と英数字等の混在した文書用
の文字入力装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、日本語と英数字等の混在した文書
をワードプロセッサや計算機上で動作する日本語エディ
タ等で記述する場合、日本語を入力するためのモードと
英数字を入力するためのモードとのモード切り替えは、
その切り替え用キー(ボタン)を押下することによって
なされている。更に、文書処理システムLaTeX (ラテッ
ク、Leslie Lamport著,Edgr Cooke,倉沢良一監訳:文
書処理システムLaTeX,株式会社アスキー,1990年等参
照)を日本語化した日本語LaTeX による日本語の整形文
書を作成する場合にも、文書作成者が日本語エディタ等
によって記述すべき文書は、その多くが日本語からなる
印字すべき文字と、レイアウト、フォント、文字サイズ
等を指示するための多くが’\’(バックスラッシュ)
で始まる英字(厳密には、数字及びアルファベットであ
るが、C言語、フォートラン、アルゴル等のプログラム
若しくはコンピュータ関係の諸言語、コマンド等は英語
を基本としていること、また本明細書では「英字モー
ド」という用語を使用することのため、本明細書では
「英字」と言う。)からなるコマンドの混在したもので
あるが、この際にも、日本語を入力するためのモードと
英字および' \' 等を入力するためのモードの切り替え
をモード切り替えキーによって行っていた。
【0003】例えば、図14に示す箇条書きで印刷され
るべき整形文書を日本語LaTeX によって作成するために
は、文書作成者は日本語エディタ等によって、図15に
概念的に示す文書を入力する必要がある。本図において
1501および1505は、すべて’
\’,’{’,’}’,あるいは英字で構成される行、
1502は’\’と英字からなる文字列”\item”、空
白、および日本語文字からなる文字列”あいうえお”で
構成される行、1503は’\’と英字からなる文字
列”\item”、空白、および日本語文字からなる文字
列”かきくけこ”で構成される行、1504は’\’と
英字からなる文字列”\item”、空白、および日本語文
字からなる文字列”さしすせそ”で構成される行であ
る。さて、ここで図14の文書を入力するためには、文
字等そのもののキーによる入力と併せて英字および’
\',’{',' }',空白等を入力するための英字モードと
日本語を入力するための日本語モードという2つのモー
ドの切り替えを行うことのできるモード切り替えキーを
用いて、もし、行1501の入力前が日本語モードであ
った場合には、行1501の入力前に英字モードに、行
1502の空白の入力後に日本語モードに、行1503
の’\’の入力前に英字モードに、行1503の空白の
入力後に日本語モードに、行1504の’\’の入力前
に英字モードに、行1504の空白の入力後に日本語モ
ードに、行1505の’\’の入力前に英字モードに、
それぞれモード切り替えキーの押下によってモードの切
り替えを行うことが必要である。
【0004】以上の他、日本文章の入力においては操作
者の好みにより「かな文字」の入力と「アルファベッ
ト」による入力が入力モード切り換えキーの押下により
選択されたり、また我国においては需要が少ないもの
の、ドイツ語における「ウムラウト」、ロシア文字や朝
鮮文字の入力機能を有する文字入力装置においては、そ
れぞれ固有のモード切り換えキーが必要とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、文字そのものの入力のみならず、モード
切り替えのための専用キーの押下操作を多数回行わねば
ならない。さらに、ワードプロセッサ等のキーボードに
モード切り替えキーという特殊なキーを備える必要があ
り、このため、キーボードの製造コストが増加し、また
キーボードを設置するために大きなスペースが、ひいて
は大きな机、極端な場合には大きなオフィススペースま
でが必要である。また、通常のキーの位置の変更が生じ
る場合にはユーザがキーの位置を覚えるのに手間がかか
る等の二次的問題まで生じていた。
【0006】特に、C言語等各種のプログラミング言語
においては、プログラミング言語としての英字と説明文
としての日本語の切り替えが一定の手順に従って煩雑に
なされることが多い上に、各プログラミング言語特有の
記号、例えば、C言語ならばコメントの前後の‘/*’
と‘*/’とが多数あるため、この二次的問題点は重要
となる。
【0007】以上の他、各企業においては年金計算、給
料計算等のため数字からなる従業員番号、漢字を主とす
る従業員の姓名、T11.3.10、S21.6.18
等のアルファベットと数字からなる生年月日についての
記号、所属部門や職種を表す各種文字(英字、日本字に
限定されない)等のリスト等が作成されるが、これらの
場合においても、日本字は全角、英字は半角、しかも単
語等の位置や字数は記入欄の制約等もありほぼ一定等、
一定の手順ではあるがモード切り替えが煩雑となるため
その作成にあたり同様の問題点が生じている。
【0008】以上の他、大学受験用の英語の参考書等に
おいても、英文とその翻訳文、すなわち日本文との切り
換えがほぼ一定の規則にしたがって、例えば交互に記載
され、また英文は四角のカッコ内に示される等の規則に
したがってでなされる。また、科学技術、特に数学や記
号論理学あるいは化学関係(化学、薬学等)においても
日本文中に各種の記号や化学式、数式がほぼ一定の規則
にしたがって、そして煩雑に現れる。このため、それら
の作成にあたってはかかるモード切り替えの必要性、そ
してこれに伴う上述の不都合が生じる。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
のであり、あらかじめモード切り替えの契機となる文字
等とその文字等が入力された際にこれに対応して自動的
に移行するモードをあらかじめ登録しておくことによ
り、モード切り替えキー操作回数の減少、さらにはこの
特殊なキーそのものが不必要という文字入力装置及びそ
の方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明においては、文字入力部と、モー
ド切り替え情報記憶部と、判定部と、モード記憶部と、
モード切り替え部と、文字出力部とを備え、前記文字入
力部は文字を入力した後前記文字を前記判定部に出力
し、前記モード切り替え情報記憶部は特定の文字と前記
文字入力部への前記特定の文字の入力に伴って移行すべ
き入力モードを表す識別子とを対応づけて記憶し、前記
判定部は前記文字入力部から入力される文字と前記モー
ド切り替え情報記憶部が記憶する特定の文字とを比較し
て、一致するものがあれば前記特定の文字に対応づけて
記憶されている移行すべき入力モードを表す識別子を前
記モード切り替え部に出力し、あわせて前記文字入力部
から入力された文字を比較結果の如何にかかわらずその
まま前記文字出力部に出力し、前記モード記憶部は現在
の入力モードを表す識別子を記憶し、前記モード切り替
え部は前記判定部が出力する入力モードを表す識別子を
それまで記憶していた識別子に代えて現在の入力モード
を表す識別子として前記モード記憶部に記憶させ、前記
文字出力部は前記判定部から入力される文字を前記モー
ド記憶部が記憶する入力モードを表す識別子に応じたモ
ードで出力することを特徴とする文字入力装置としてい
る。
【0011】請求項2の発明においては、文字入力部
と、特定の文字と前記特定の文字により定まる入力モー
ドを表す識別子とを対応づけて記憶するモード切り替え
情報記憶部と、判定部と、現在の入力モードを表す識別
子を記憶するモード記憶部と、モード切り替え部と、文
字出力部とを備えた文字入力装置において、前記文字入
力部が文字を入力する文字入力ステップと、前記判定部
が前記文字入力ステップが入力する文字と前記モード切
り替え情報記憶部が記憶する特定の文字とを比較し、一
致するものがあれば前記特定の文字に対応づけて記憶さ
れている移行すべき入力モードを表す識別子を前記モー
ド切り替え部に出力し、あわせて前記文字入力ステップ
により入力された文字を比較結果の如何にかかわらずそ
のまま前記文字出力部に出力する判定ステップと、前記
モード切り替え部が前記判定部が出力したモードを表す
識別子をそれまで記憶していた識別子に代えて現在の入
力モードを表す識別子として前記モード記憶部に記憶さ
せるモード切り替えステップと、前記文字出力部が前記
判定ステップで入力された文字を前記モード記憶部が記
憶する入力モードを表す識別子に応じたモードで出力す
る文字出力ステップとを有していることを特徴とする文
字入力方法としている。
【0012】請求項3の発明においては、判定部は、文
字の入力があった時点に代えて、前記文字の入力後さら
に所定数の文字の入力があった時点で、入力モードを表
す識別子をモード切り替え部に出力することを特徴とす
る請求項1記載の文字入力装置としている。請求項4の
発明においては、判定ステップは、文字の入力があった
時点に代えて、前記文字の入力後さらに所定数の文字の
入力があった時点で、入力モードを表す識別子をモード
切り替え部に出力することを特徴とする請求項2記載の
文字入力方法としている。
【0013】請求項5の発明においては、文字入力部
と、モード切り替え情報記憶部と、判定部と、モード記
憶部と、モード切り替え部と、文字出力部とを備え、前
記文字入力部は文字を入力した後前記文字を前記判定部
に出力し、前記モード切り替え情報記憶部は特定の文字
と入力モードの系列と前記入力モードの系列が表す履歴
のもとでの前記文字入力部への前記特定の文字の入力に
伴って移行すべき入力モードを表す識別子とを対応づけ
て記憶し、前記モード記憶部は現在の入力モードを表す
識別子と現在までの入力モードの履歴とを記憶し、前記
判定部は前記文字入力部から入力される文字と前記モー
ド記憶部が記憶する現在までの入力モードの履歴との組
と前記モード切り替え情報記憶部が記憶する特定の文字
と前記特定の文字に対応づけて記憶されている入力モー
ドの系列との組とを比較して、一致するものがあれば前
記特定の文字と前記入力モードの系列との組に対応づけ
て記憶されている移行すべき入力モードを表す識別子を
前記モード切り替え部に出力し、あわせて前記文字入力
部から入力された文字を比較結果の如何にかかわらずそ
のまま前記文字出力部に出力し、前記モード切り替え部
は前記判定部が出力する入力モードを表す識別子をそれ
まで記憶していた識別子に代えて現在の入力モードを表
す識別子として前記モード記憶部に記憶させ、前記文字
出力部は前記判定部から入力される文字を前記モード記
憶部が記憶する入力モードを表す識別子に応じたモード
で出力することを特徴とする文字入力装置としている。
【0014】請求項6の発明においては、文字入力部
と、特定の文字と入力モードの系列と入力モードを表す
識別子とを対応づけて記憶するモード切り替え情報記憶
部と、判定部と、現在の入力モードを表す識別子と現在
までの入力モードの履歴とを記憶するモード記憶部と、
モード切り替え部と、文字出力部とを備えた文字入力装
置において、前記文字入力部が文字を入力する文字入力
ステップと、前記判定部が前記文字入力ステップが入力
する文字と前記モード記憶部が記憶する現在までの入力
モードの履歴との組と前記モード切り替え情報記憶部が
記憶する特定の文字と前記特定の文字に対応づけて記憶
されている入力モードの系列との組とを比較して、一致
するものがあれば前記特定の文字と前記入力モードの系
列との組に対応づけて記憶されている移行すべき入力モ
ードを表す識別子を前記モード切り替え部に出力し、あ
わせて前記文字入力ステップが入力した文字を比較結果
の如何にかかわらずそのまま前記文字出力部に出力する
判定ステップと、前記モード切り替え部が前記判定部が
出力したモードを表す識別子をそれまで記憶していた識
別子に代えて現在の入力モードを表す識別子として前記
モード記憶部に記憶させるモード切り替えステップと、
前記文字出力部が前記判定ステップで入力された文字を
前記モード記憶部が記憶する入力モードを表す識別子に
応じたモードで出力する文字出力ステップとを有してい
ることを特徴とする文字入力方法としている。
【0015】請求項7の発明においては、判定部は、文
字の入力があった時点に代えて、前記文字の入力後さら
に所定数の文字の入力があった時点で、入力モードを表
す識別子をモード切り替え部に出力することを特徴とす
る請求項5記載の文字入力装置としている。請求項8の
発明においては、判定ステップは、文字の入力があった
時点に代えて、前記文字の入力後さらに所定数の文字の
入力があった時点で、入力モードを表す識別子をモード
切り替え部に出力することを特徴とする請求項6記載の
文字入力方法としている。
【0016】請求項9の発明においては、モード切り替
え情報記憶部は特定の文字と文字入力部への前記特定の
文字の入力に伴って移行すべき入力モードを表す識別子
とに代えて特定の文字の系列と前記文字入力部からの前
記特定の文字の系列の入力に伴って移行すべき入力モー
ドを表す識別子とを対応づけて記憶し、判定部は前記文
字入力部から入力される文字と前記モード切り替え情報
記憶部が記憶する特定の文字とを比較して一致するもの
があれば前記特定の文字に対応づけて記憶されている移
行すべき入力モードを表す識別子をモード切り替え部に
出力するのに代えて、前記文字入力部から入力される文
字の系列と前記モード切り替え情報記憶部が記憶する特
定の文字の系列とを比較し、一致するものがあれば前記
特定の文字の系列に対応づけて記憶されている移行すべ
き入力モードを表す識別子を前記モード切り替え部に出
力することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置と
している。
【0017】請求項10の発明においては、判定部は文
字入力部から入力される文字の系列とモード切り替え情
報記憶部が記憶する特定の文字の系列とが一致した場合
には、前記の文字の系列が入力された時点に代えて前記
文字の系列の入力後さらに所定数の文字が入力された時
点で前記特定の文字の系列に対応づけて記憶されている
移行すべき入力モードを表す識別子をモード切り替え部
に出力することを特徴とする請求項9記載の文字入力装
置としている。
【0018】請求項11の発明においては、モード切り
替え情報記憶部は特定の文字と入力モードの系列と前記
入力モードの系列が表す履歴のもとでの文字入力部への
前記特定の文字の入力に伴って移行すべき入力モードを
表す識別子とに代えて、特定の文字の系列と入力モード
の系列と前記入力モードの系列が表す履歴のもとでの前
記文字入力部への前記特定の文字の系列の入力に伴って
移行すべき入力モードを表す識別子とを対応づけて記憶
し、判定部は前記文字入力部から入力される文字とモー
ド記憶部が記憶する現在までの入力モードの履歴との組
と前記モード切り替え情報記憶部が記憶する特定の文字
と前記特定の文字に対応づけて記憶されている入力モー
ドの系列との組とを比較して一致するものがあれば前記
特定の文字に対応づけて記憶されている移行すべき入力
モードを表す識別子を前記モード切り替え部に出力する
のに代えて、前記文字入力部から入力される文字の系列
と前記モード記憶部が記憶する現在までの入力モードの
履歴との組と前記モード切り替え情報記憶部が記憶する
特定の文字の系列と前記特定の文字の系列に対応づけて
記憶されている入力モードの系列との組とを比較して一
致するものがあれば前記特定の文字の系列と前記入力モ
ードの系列との組に対応づけて記憶されている移行すべ
き入力モードを表す識別子を前記モード切り替え部に出
力することを特徴とする請求項5記載の文字入力装置と
している。
【0019】請求項12の発明においては、判定部は、
文字入力部から入力される文字の系列とモード記憶部が
記憶する現在までの入力モードの履歴との組とモード切
り替え情報記憶部が記憶する特定の文字の系列と前記特
定の文字の系列に対応づけて記憶されている入力モード
の系列との組とを比較して一致するものがあれば、その
時点で前記特定の文字の系列と前記入力モードの系列と
の組に対応づけて記憶されている移行すべき入力モード
を表す識別子を前記モード切り替え部に出力するのに代
えて、前記時点からさらの所定数の文字の入力の入力が
あった時点で前記特定の文字の系列と前記入力モードの
系列との組に対応づけて記憶されている移行すべき入力
モードを表す識別子を前記モード切り替え部に出力する
ことを特徴とする請求項11記載の文字入力装置として
いる。
【0020】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
文字入力部が操作者等により文字が入力された後、前記
文字を判定部に出力する。判定部は前記文字入力部から
入力される文字と前記モード切り替え情報レコードの記
憶する特定の文字とを比較し、両者が一致する場合には
この特定の文字に対応して記憶されている移行すべきあ
る入力モードを表す識別子をモード切り替え部に出力
し、併せてこの比較結果の如何に拘わらず文字入力部か
ら入力された文字をそのまま文字出力部に出力する。
【0021】モード記憶部は、現在の入力モードを表す
識別子を記憶する。モード切り替え部は、前記判定部が
出力する入力モードを表す識別子を、前記モード記憶部
に記憶すべき現在の入力モードとして記憶させる。文字
出力部は、判定部から出力される文字をモード記憶部が
記憶している識別子に相応したモードで出力する。
【0022】請求項2の発明においては、上記請求項1
の発明と同じ手順で、入力された文字の出力が記憶され
ている各モードに応じてなされる。請求項3の発明にお
いては、請求項1の発明において、前記判定部が特定の
文字の入力があった後更に所定数の文字が入力された時
にはじめて、前記特定の文字に相応したモードの識別子
を出力する。このため、特定の文字から所定数後に入力
された文字から前記特定の文字に相応したモードでの文
字の出力がなされる。
【0023】請求項4の発明においては、上記請求項3
の発明と同じ手順で、すなわち請求項2の発明と比較し
た場合には、特定の文字から所定数後に入力された文字
から前記特定の文字に相応したモードでの入力された文
字の出力がなされる。請求項5の発明においては、請求
項1の発明において、前記判定部の出力すべき識別子の
決定は入力された文字のみならず、モード記憶部の記憶
する所定の入力モードの履歴も判定材料とされる。
【0024】請求項6の発明においては、請求項2の発
明において、判定ステップにおける出力すべき識別子の
決定は入力された文字のみならず、モード記憶部の記憶
する所定の入力モードの履歴も判定材料とされる。請求
項7の発明においては、請求項1の発明において、判定
部からの入力モードを表す識別子の出力の決定は、入力
された文字のみならず、モード記憶部の記憶する所定の
入力モードの履歴も判定材料とされ、更に前記識別子の
出力は当該特定の文字の入力された時でなく更に所定数
の文字が入力された時である。
【0025】請求項8の発明においては、請求項7の発
明と同じ手順で、判定ステップにおける出力すべき識別
子の決定は、入力された文字のみならず、モード記憶部
の記憶する所定の入力モードの履歴も判定材料とされ、
さらに、前記識別子の出力は当該特定の文字の入力され
た時ではなく更に所定数の文字が入力された時に行われ
る。
【0026】請求項9の発明においては、請求項1の発
明における特定の文字がモード切り替えに果たす役割を
特定の文字の系列が果たす。請求項10の発明において
は、請求項3の発明における特定の文字がモード切り替
えに果たす役割を特定の文字の系列が果たす。請求項1
1の発明においては、請求項5の発明における特定の文
字がモード切り替えに果たす役割を特定の文字の系列が
果たす。
【0027】請求項12の発明においては、請求項7の
発明における特定の文字がモード切り替えに果たす役割
を特定の文字の系列が果たす。
【0028】
【実施例】以下、各請求項の発明を、相応した実施例に
基づき説明するが、各実施例のブロック構成及び動作
(機能)の具体的内容の説明に先立ち、各実施例の実現
可能性につき少し説明を加えておく。まず純ハード面で
あるが、本願発明に係る文字入力装置は基本的にはワー
ドプロセッサとかわらない。すなわち、文字入力部はC
RT及びキーボードよりなり、モード記憶部等の各記憶
部はROM及びRAM、より具体的には高速半導体メモ
リー及びフロッピーディスク等よりなり、判定部等の判
定動作及び記憶している情報の呼び出しの際における判
定等に係る部分は内蔵のマイクロコンピュータ等の制御
によりなされ、文字出力部はCRT及び印刷部によりな
る。また、基本的なプログラムはROMに、操作者の入
力する文字等はRAMに記憶され、オプションとしての
各種モードの適切な発揮のため、必要なプログラムを記
憶したフロッピーディスクの装備が可能となっている。
判定部の判定作用をなす部分はハード的なものであれソ
フト的なものであれ基本は内蔵するマイクロコンピュー
タ等による電気信号に変換しての比較であり、モード切
り替え部の切り替えも内蔵するマイクロコンピュータ等
による切り替えである。そして、基本的なプログラムは
ROM内にいわばハードと一体となって若しくはハード
の一部として組み込まれている。この基本的なプログラ
ムとは、本願発明に直結するものでは例えば操作者によ
る特定の文字や、この特定に文字の入力に応じて切り替
わるモードやその文字の入力後何文字入力された時点で
モード切り替えがなされるかの指定に必要なプログラム
である。
【0029】文字出力部は、CRT、プリンター、外部
のCPUや磁気ディスク等への出力部であり、例えばC
RTへの表示やプリンターへの印字は、ワードプロセッ
サにおける表示モードに従っての文字の表示、ワードプ
ロセッサ用印字機における表示モードに従っての文字の
印字と同じである。ただし、勿論本願発明は単なるワー
ドプロセッサのみを念頭においてなされたものではな
く、企業はもとより印刷業や製本業における本格的な文
字入力をも念頭においている。
【0030】次に純ソフト面について記す。本願発明の
実現のためには、入力部から入力された文字とモード切
り替え情報記憶部に記憶されている特定の文字若しくは
文字の系列との比較がなしえることが不可欠であるが、
これはワードプロセッサにおける改行記号や改頁記号の
認識、チェックや訂正等をなすため操作者により作成さ
れた文章中の特定の文字若しくは文字列(単語)をCR
T上に点滅表示させること、一度の操作によって特定の
単語を他の単語に変更すること、磁気カード式の鍵によ
る扉の開閉等と原理若しくは基本的動作は同じである。
すなわち、入力された文字をいったん電磁気的な信号に
変換した上で、同じく電磁気的に記憶している特定の文
字の相応する信号と電磁気的に比較して行う。
【0031】また、同じく特定の文字若しくは文字列と
これらに対応するモード識別子の対応、そしてこれに伴
う出力は、いわゆる辞書、すなわちワードプロセッサや
自動翻訳装置における入力された‘こめ’等のかな文字
や‘彼’等の日本語に対応して‘米’等の漢字や‘h
e’等の外国語が出力されるのと同じ原理である。ただ
し、モード識別子の種類は単語の数に比較してずっと少
ないため、照合すべき辞書の内容的、プログラム的な面
はずっと簡単なものとしている。ただし、単語等に代え
て、印字モードそのものを切り換えることとなるため、
呼び出される内容は基本的には印字モードに相応したプ
ログラムとなるため、ずっと複雑である。また、呼び出
されたプログラムのモードによって、入力された文字を
表示、印字等することとなるため動作も複雑となる。し
かし、これも類似技術としては、例えばファクシミリ送
信において、操作者の所定の切り換えボタンの押し下げ
による指示ではあるが、送信すべき文書の種類に応じて
極細字、細字、写真、淡め、濃め等各種モードの切り換
えがなされているがごとく、プログラム技術及びマイク
ロコンピュータの演算速度の向上した今日においては、
何等の困難もない。
【0032】更にまた、各種モードに応じたプログラム
の本文字入力装置への登録は、基本的にはパソコンをワ
ードプロセッサ等として使用するに際して、「一太
郎」、「花子」(共に商標名)等の用途に応じた市販の
プログラムを記憶させるのと同じであり、何等困難性は
ない。次に、請求項3等の発明に係る作用、機能発揮の
前提技術、すなわち特定の文字等の入力があった後更に
その後所定数の文字の入力があった時点でモード切り替
えを行うことは、特定の文字の入力を契機として起動す
る入力文字数の計数手段をプログラム的に設けることに
よりなし得る。そして、これはワードプロセッサ等にお
ける一行当りの文字数の管理、改行記号等に採用されて
いる技術と同じであるため、何等問題なく実現しえる。
【0033】次に、例えばモード切り替えが文字’a’
入力後8文字後からと文字’b’入力後10文字後から
なされることとされており、一方入力すべき文章の都
合、例えば単語の’about’の入力があった場合に
は、’ab’の入力が済んだ状態では’a’入力後の8
文字と’b’入力後の10文字の双方を数えることとな
るが、これは今日ハード面、ソフト面から何の問題もな
くなしえる。またその際、’a’から8文字入力後所定
のモードに切り替わった場合に、’b’を入力後10文
字入力があればモードが更に切り替わるという命令を生
かしたままにしておくか否かは、操作者による入力する
文章等に応じての別途の選択命令によることとする等も
何等問題なく実現しえる。また同じく、入力する文章の
都合で、意図せざるモード切り換えが発生した場合若し
くは発生しかねない場合には、操作者による別途の命令
で対処することも、学習能力を有するワードプロセッサ
におけるそれが災いしての意図せざる漢字の出力表示の
際における修正等と基本的には同じであり、何等困難な
ことではない。
【0034】さて、以下の各実施例で入力の対象となる
文字や文字列の例として多く採用しているC言語である
が、これは、例えば脇英世著 講談社刊 「パソコンC
言語入門」、 B. W.カーニハン, D. M. リッチー著,
石田晴久訳:プログラミング言語C第2版,共立出版株
式会社,1989年、 CQ出版社刊 「トランジスタ技術
SPECIAL No14」、CQ出版社刊 「インタ
ーフェース1990年3月号」「同4月号」等国内外の
専門書はもとより、技術関係のいわば文庫本や月刊雑誌
等にまで記載されている周知のプログラム言語であり、
またC言語のプログラムを機械語のプログラムに変換す
るCコンパイラ等関連技術も同じく周知である。
【0035】このため、本明細書においては、かかるい
わば周知の技術の動作の原理やそのプログラム、構成要
素、文字列等の具体的意味等についてのこれ以上詳細な
説明は省略する。次に、重要な用語について定義してお
く。「文字」には、‘a’や‘1’等の単一の文字や数
字はもとより‘<’、‘/’等の記号、更には必要に応
じての空白‘ ’は勿論のこと、操作者によるワードプ
ロセッサとしての本文字入力装置に対する改行指令のた
めのボタンの押下、カーソル移動指命のための指示、従
ってCRTへの表示や用紙への印字に際しては必ずしも
可視的に示されないものは勿論、文字の種類を問わず半
角文字、値の如何を問わず全角の数字あるいは上添え字
や下添え字等入力される不特定の種類の文字のいわば大
きさや位置をも含む概念である。
【0036】「文字の系列」とは、これら文字の単なる
組み合わせやC言語における“/*”、フォートランに
おける“Call”等各プログラミング言語において特
有の意味を有する語句をも含む。「モード」とは、文字
の表記方法であり、日本語モードひとつをとっても日本
語ワードプロセッサと同じくカタカナ表字、かな表字、
かな漢字併用表字、更には活字体でなく筆記体的な表字
等種々のものが存在し、また採用可能である。また、本
願発明はワードプロセッサに限定されないため、文字の
大きさ、濃淡等複雑なものの切り替えも対象としている
のは勿論である。
【0037】以下の実施例において示すのは、あくまで
も一例である。 (第1実施例)図1は請求項1及び請求項2の発明に係
る文字入力装置の一実施例のブロック図である。本図に
おいて、101は文字入力部、102はモード切り替え
情報記憶部、103は判定部、104はモード記憶部、
105はモード切り替え部、106は文字出力部であ
る。ここで、モード切り替え情報記憶部102は図16
に概念的に示す情報を記憶する。本図16において、
「文字」および「モード」で示される欄には、それぞれ
入力される文字が比較される特定の文字およびその特定
の文字の入力を契機として切り替えられるべき入力モー
ドを示す識別子を格納している。また、1601および
1602はモード切り替え情報レコードであり、それぞ
れ1601は文字'<TAB>' (タブ,ここに'<TAB>' とは
キーボードにある領域指定用のキーを押すことを意味
し、'<' 、'T' 、'A' 、'B' 、及び'>' の5種のキーを
順に押すのではない。印字の都合で'<TAB>' と表示した
ものである。そして、このことは、後にでてくる'<RET
>' 、'<SPC>' についても同様である。)が入力された
場合に識別子「英字モード」が表す入力モードに移行す
ることを、1602は文字'<RET>' (改行(RETurn),が
入力された場合に識別子「日本語モード」が表す入力モ
ードに移行することを表現している。
【0038】なお、如何なる文字が入力された場合に、
如何なるモードに切り替わるかは、入力すべき文章の種
類に応じて定められる。既述のごとく、本明細書では主
に「C言語」で表記された文章の入力を実施例として採
用しているため、これに相応して'<TAB>' 等を選択した
までのことである。そして、このことは他の実施例でも
同様である。
【0039】以上のように構成された本実施例における
文字入力装置について、以下に図17に示すフローチャ
ートを用いて各ステップごとにその動作を説明する。 (ステップ1701)文字入力部101が文字、例えば
文字C1(ここに”C1”とは、アルファベットのCと
数字の1という意味ではなく、英字か日本字か空白か記
号かを問わずともかく何かある文字(Character) 1字と
いう意味であり、’1’は第1実施例であるため付した
ものである。以下の第二、第三実施例等における”C
2”、”C3”等も同様である。)を入力し、(ステッ
プ1702)に進む。
【0040】(ステップ1702)判定部1702が文
字C1を保持するモード切り替え情報レコードをモード
切り替え情報記憶部102から検索し、(ステップ17
03)に進む。 (ステップ1703)上記(ステップ1702)の検索
によって例えばモード切り替え情報レコードR1が検索
されたならば、判定部103が文字C1を文字出力部1
06に、モード切り替え情報レコードR1に含まれる入
力モードを示す識別子例えば識別子I1(ここに”I
1”とは、判定された入力モードを示す識別子(Identif
ier)を文字で表記する都合上かかるごとく示したもので
あり、実際には何か電気的な信号である。なお、数字の
1は第1実施例であるため付したものである。そしてこ
れらのことは後に説明する各実施例における”I
2”、”I3”、…等においても同じである。)をモー
ド切り替え部105にそれぞれ出力し、(ステップ17
04)に進む。逆に、モード切り替え情報レコードが検
索されなかったならば、文字C1を文字出力部106に
出力し、(ステップ1705)に進む。
【0041】(ステップ1704)モード切り替え部1
05がモード記憶部104に入力モードを示す識別子I
1を記憶させ、(ステップ1705)に進む。 (ステップ1705)文字出力部106がモード記憶部
104が記憶する識別子を用いて決定される方法で文字
C1を出力し、(ステップ1701)に進む。以上のよ
うに動作する本実施例の文字入力装置のより具体的な動
作の一部を以下に説明する。
【0042】以下の各動作は(1−1)から(1−4)
の順に進んだ後、引き続き、(2−1)から(2−4)
の順に進むものとする。なお、以下の動作例では、モー
ド切り替え情報記憶部102の内容は図16の概念図で
示すものとし、また、モード記憶部104が識別子「日
本語モード」を記憶しているとき、文字出力部106は
文字をローマ字入力された日本語とみなして出力し、モ
ード記憶部104が識別子「英字モード」を記憶してい
るとき、文字出力部106は文字を英数字および'-','
}' 等の記号として出力するものとする。さらに、以
下の動作の開始前モード記憶部104は入力モードを表
す識別子「日本語モード」を記憶しており、文字出力部
106はまだ文字を出力していないものとする。ここ
で、文字入力部101が図18の概念図で示される文字
の系列を入力することを考える。図18の各行に含まれ
る文字列"<TAB>" は適当な位置までカーソルを進めるた
めの文字「タブ」を、文字列"<RET>" は次の行の先頭に
カーソルを進めるための文字「改行」をそれぞれ表すも
のとし、これらはいずれの入力モードにおいても同様の
出力を行うものとする。また図18の概念図における改
行は本発明の要旨に係るモード切り替えに対しては何等
意味を持たない(作用をなさない)ものとする。
【0043】(1−1)文字入力部101が行1801
の文字の系列"namae" を入力する。この系列に含まれる
いずれの文字もモード切り替え情報記憶部102に含ま
れない(図16参照)ので、文字出力部106はこれら
の文字をすべてモード記憶部104が記憶している「日
本語モード」で出力する。したがって、この場合、系
列"namae" をローマ字入力された日本語とみなし”なま
え”が出力される。
【0044】(1−2)文字入力部101が行1801
の文字'<TAB>' を入力する。文字'<TAB>' はモード切り
替え情報記憶部102に含まれるので、モード切り替え
部105が文字'<TAB>' を含むモード切り替え情報レコ
ードの移行すべき入力モードを示す識別子「英字モー
ド」(図16のレコード1601参照)をモード記憶部
104に記憶させた後、文字出力部106が文字'<TAB
>' をモード記憶部104が記憶している「英字モー
ド」で出力する。
【0045】(1−3)文字入力部101が行1801
の文字の系列"Phone" を入力する。この系列に含まれる
いずれの文字もモード切り替え情報記憶部102に含ま
れない(図16参照)ので、文字出力部106はこれら
の文字をすべてモード記憶部104が記憶している「英
字モード」で出力する。したがって、この場合、系列"P
hone" がそのまま出力される。
【0046】(1−4)文字入力部101が行1801
の文字'<RET>' を入力する。文字'<RET>' はモード切り
替え情報記憶部102のモード切り替え情報レコードに
含まれるので、モード切り替え部105が文字'<RET>'
を含むモード切り替え情報レコードの移行すべき入力モ
ードを示す識別子「日本語モード」(図16のレコード
1602参照)をモード記憶部104に記憶させた後、
文字出力部106が文字'<RET>' をモード記憶部104
が記憶している「日本語モード」で出力する。
【0047】以上、(1−1)から(1−4)の処理が
終了した後の出力の様子を図19に示す。このときカー
ソルは図19の行1902の先頭にある。なお、この場
合、入力された文字'<TAB>' 、'<RET>' は印字、表字さ
れるべき本来の意味の文字でなく、文字入力装置を作用
させるための命令であるため、可視的に出力はされてい
ない。
【0048】(2−1)文字入力部101が行1802
の文字の系列"yamadatarou" を入力する。この系列に含
まれるいずれの文字もモード切り替え情報記憶部102
に含まれない(図16参照)ので、文字出力部106は
これらの文字をすべてモード記憶部104が記憶してい
る「日本語モード」で出力する。したがって、この場
合、系列"yamadatarou" をローマ字入力された日本語と
みなし”やまだたろう”が出力される。
【0049】(2−2)文字入力部101が行1802
の文字'<TAB>' を入力する。文字'<TAB>' はモード切り
替え情報記憶部102に含まれるので、モード切り替え
部105が文字'<TAB>' を含むモード切り替え情報レコ
ードの移行すべき入力モードを示す識別子「英字モー
ド」(図16のレコード1601参照)をモード記憶部
104に記憶させた後、文字出力部106が文字'<TAB
>' をモード記憶部104が記憶している「英字モー
ド」で出力する。
【0050】(2−3)文字入力部101が行1802
の文字の系列"03-3123-4567"を入力する。この系列に含
まれるいずれの文字もモード切り替え情報記憶部102
に含まれない(図16参照)ので、文字出力部106は
これらの文字をすべてモード記憶部104が記憶してい
る「英字モード」で出力する。したがって、この場合、
系列"03-3123-4567"がそのまま出力される。
【0051】(2−4)文字入力部101が行1802
の文字'<RET>' を入力する。文字'<RET>' はモード切り
替え情報記憶部102に含まれるので、モード切り替え
部105が文字'<RET>' を含むモード切り替え情報レコ
ードの移行すべき入力モードを示す識別子「日本語モー
ド」(図16のレコード1602参照)をモード記憶部
104に記憶させた後、文字出力部106が文字'<RET
>' をモード記憶部104が記憶している「日本語モー
ド」で出力する。
【0052】以上、(1−1)から(1−4)の処理に
引き続き、(2−1)から(2−4)の処理が終了した
後の出力の様子を図20に示す。このときカーソルは図
20の行2003の先頭にある。以下、同様に図18の
行1803および行1804の文字の系列を入力し、図
18の文字の系列全体の入力が終了した時点での出力の
様子を図21に示す。 (第2実施例)図2は請求項3及び請求項4の発明に係
る文字入力装置の一実施例のブロック図である。本図に
おいて、101、104、105および106は先の第
1実施例と同一であるため同一の番号を付してある。2
02はモード切り替え情報記憶部、203は判定部、2
07は次モード記憶部、208は判定制御部である。こ
こで、モード切り替え情報記憶部202は図4に概念的
に示す構造の情報を、次モード記憶部207は図5に概
念的に示す構造の情報をそれぞれ記憶するものとする。
図4において、「文字」、「モード」、および「文字
数」で示される欄はそれぞれ、入力される文字の比較の
対象となるモード切り替えに関係する特定の文字、その
特定の文字の入力を契機として切り替えられるべき入力
モードを示す識別子、およびその文字が入力された後何
文字入力されたときに入力モードを切り替えるかを表す
整数を格納している。また、401、402および40
3はモード切り替え情報レコードであり、それぞれ、4
01は文字’\’が入力された後0文字入力されたと
き、つまり文字’\’が入力された直後に、識別子「英
字モード」が示す入力モードに移行することを、402
は文字'<SPC>' (空白)が入力された後1文字入力され
たとき、つまり文字'<SPC>' が入力され次の文字が入力
された直後に識別子「日本語モード」が示す入力モード
に移行することを、403は文字’}’が入力された後
1文字入力されたとき、つまり文字' }' が入力され次
の文字が入力された直後に、識別子「日本語モード」が
示す入力モードに移行することを意味している。なお、
この自然数たる1は入力すべき文章の性質に応じて適宜
選択可能なのは勿論である。図5において、「モード」
および「カウンタ」で示される欄はそれぞれ、入力モー
ドを示す識別子及びあと何文字入力されたときにその入
力モードに切り替えるのかを表す整数を格納している。
また、501、502および503は次モード情報レコ
ードであり、それぞれ、501は、あと3文字入力され
ると識別子「日本語モード」が示す入力モードに移行す
ることを、502は、あと1文字入力されると識別子
「英字モード」が示す入力モードに移行することを、5
03は、あと0文字入力されると、つまり次の文字が入
力される前に識別子「日本語モード」が示す入力モード
に移行することを、それぞれ表現する。
【0053】以上のように構成された本第2実施例にお
ける文字入力装置の文字入力方法について、以下図3の
フローチャートを用いて各ステップごとに説明する。 (ステップ301)[文字入力ステップ] 文字入力部101が文字、例えば文字C2を入力し、
(ステップ302)に進む。
【0054】(ステップ302)[次モード候補設定ス
テップ] 判定制御部208がモード切り替え情報記憶部202か
ら文字C2を含むモード切り替え情報レコードを検索す
る。続いて、判定制御部208が検索によって得られた
モード切り替え情報レコードについて、含まれる入力モ
ードを表す識別子と整数とを保持する次モード情報レコ
ードを次モード記憶部207に追加し、(ステップ30
3)に進む。
【0055】(ステップ303)[次モード設定ステッ
プ] 判定制御部208が次モード記憶部207からまず最初
に整数0を保持する次モード情報レコードを検索する。
続いて、判定制御部208が検索によって得られたすべ
ての次モード情報レコードのうち最初に検索された次モ
ード情報レコード、例えば次モード情報レコードR2が
保持する入力モードを示す識別子例えば識別子I2をモ
ード記憶部104に記憶させることをモード切り替え部
105に促し、モード切り替え部105が識別子I2を
モード記憶部104に記憶させる。また、先の検索によ
って得られたすべての次モード情報レコードを次モード
記憶部207から削除する。以上の処理の後、(ステッ
プ304)に進む。
【0056】 (ステップ304)[カウンタ設定ステップ]判定制御
部208が次モード記憶部207の記憶するすべての次
モード情報レコードから整数を1減じた後、(ステップ
305)に進む。 (ステップ305)[文字出力ステップ] 文字出力部106が文字C2をモード記憶部104の内
容を用いて決定される方法で出力し、(ステップ30
1)に進む。
【0057】次に、以上の動作をより具体的に説明す
る。本動作は(1−1)から(1−10)の順に進んだ
後、引き続き、(2−1)から(2−12)の順に進む
ものとする。以下の動作例ではモード切り替え情報記憶
部202の内容は図4に概念的で示されるものとし、そ
の意味は先に説明した通りである。また、図4における
識別子「日本語モード」および識別子「英字モード」の
意味は先の第1実施例と同じである。
【0058】ここで、図15に概念的に示す文書を出力
する場合を考える。ここに図15は、図14に示す箇条
書きの整形文書を日本語LaTeX を用いて作成するために
本文字入力装置の操作が文字入力部に対して記述すべき
文書である。なお、本実施例においては、実施例にて示
す最初の動作の開始直前にモード記憶部104が記憶し
ている識別子の種別は問わない。すなわち、記憶してい
る識別子はモード切り換えに無関係である。しかし、こ
こでは一応第1実施例と同じく「日本語モード」である
とし、文字出力部106は図15における行1501の
直前の行まで出力を終了しているものとする。また次モ
ード記憶部207は次モード情報レコードを1レコード
も記憶していないものとする。
【0059】以下の動作の説明においては、次モード記
憶部207およびモード記憶部104の内容を概念的に
表す図22を随時参照する。本図22において、レコー
ド2201からレコード2211は、それぞれ以下の各
動作におけるある時点の次モード記憶部207およびモ
ード記憶部104の内容を表すものである。図22の各
欄の意味であるが、例えば、最上段のレコード2201
には、次モード記憶部207には次モード情報レコード
が記憶されておらず、モード記憶部104には識別子
「日本語モード」が記憶されていることを示す。また、
例えば、レコード2202は、次モード記憶部207に
は次モード情報レコード22021が記憶されており、
モード記憶部104には識別子「日本語モード」が記憶
されていることを示す。次モード情報レコード2202
1は、次の文字が入力される前に識別子「英字モード」
が表す入力モードに移行することを意味している。さら
に、例えば、レコード2204は、次モード記憶部20
7には次モード情報レコード22041が記憶されてお
り、モード記憶部104には識別子「英字モード」が記
憶されていることを示す。次モード情報レコード220
41は、あと1文字入力されたとき識別子「日本語モー
ド」が表す入力モードに移行することを意味している。
以下の動作の開始前の次モード記憶部207の内容およ
びモード記憶部104の内容をレコード2201に示
す。
【0060】(1−1)文字入力部101が文字’\’
を入力する。文字’\’はモード切り替え情報記憶部2
02に含まれるので(図4のレコード401参照)、判
定制御部208は文字’\’に対応する入力モードを表
す識別子「英字モード」および整数0を保持する次モー
ド情報レコードを次モード情報記憶部207に追加す
る。この時点での次モード情報記憶部207とモード記
憶部104の内容を図22のレコード2202に示す。
【0061】(1−2)判定制御部208が次モード記
憶部207から整数0を保持する次モード情報レコード
を検索する。この場合、次モード情報レコード2202
1がそれに相当するので、これに含まれる入力モードを
表す識別子「英字モード」をモード記憶部104に記憶
させることをモード切り替え部105に促し、モード切
り替え部105は識別子「英字モード」をモード記憶部
104に記憶させる。さらに次モード情報レコード22
021を次モード記憶部207から削除する。この時点
での次モード情報記憶部207とモード記憶部104の
内容を図22のレコード2203に示す。
【0062】(1−3)文字出力部106が文字’\’
をモード記憶部104が記憶している「英字モード」で
出力する。 (1−4)文字入力部101が文字の系列"begin{item
ize"を入力する。この系列に含まれるいずれの文字もモ
ード切り替え情報記憶部202に含まれておらず(図4
参照)、また次モード記憶部207も次モード情報レコ
ードを記憶していないので、次モード記憶部207およ
びモード記憶部104には何の変更も行われずに文字出
力部106は入力された文字をすべてモード記憶部10
4が記憶している「英字モード」で出力する。
【0063】(1−5)文字入力部101が文字’}’
を入力する。文字’}’はモード切り替え情報記憶部2
02に含まれる(図4のレコード403参照)ので、判
定制御部208は文字’}’に対応する入力モードを表
す識別子「日本語モード」および整数1を保持する次モ
ード情報レコードを次モード情報記憶部207に追加す
る。この時点での次モード情報記憶部207とモード記
憶部104の内容を図22のレコード2204に示す。
【0064】(1−6)判定制御部208が次モード記
憶部207のすべての次モード情報レコードが保持する
整数から1を減じる。この場合、レコード22041が
保持する整数1を整数0にする。この時点での次モード
情報記憶部207とモード記憶部104の内容を図22
のレコード2205に示す。 (1−7)文字出力部106が文字’}’をモード記憶
部104が記憶している「英字モード」で出力する。
【0065】(1−8)文字入力部101が文字'<RET
>' (改行)を入力する。文字'<RET>' はモード切り替
え情報記憶部202に含まれていないの00図4参
照)、判定制御部208は次モード記憶部207への新
たな次モード情報レコードの追加は行わない。 (1−9)判定制御部208が次モード記憶部207か
ら整数0を保持する次モード情報レコードを検索する。
この場合、次モード情報レコード22051がそれに相
当するので、これに含まれる入力モードを表す識別子
「日本語モード」をモード記憶部104に記憶させるこ
とをモード切り替え部105に促し、モード切り替え部
105は識別子「日本語モード」をモード記憶部104
に記憶させる。さらに次モード情報レコード22051
を次モード記憶部207から削除する。この時点での次
モード情報記憶部207とモード記憶部104の内容を
図22のレコード2206に示す。
【0066】(1−10)文字出力部106が文字'<RE
T>' をモード記憶部104が記憶している「日本語モー
ド」で出力する。文字'<RET>' は、入力モードにかかわ
らずカーソルを次の行の先頭に移動する。 以上、(1−1)から(1−10)の処理で、図15の
行1501に示される行が出力され、(1−10)の終
了時点でカーソルは行1501の次の行の先頭にある。
【0067】(2−1)文字入力部101が文字’\’
を入力する。文字’\’はモード切り替え情報記憶部2
02に含まれるので(図4のレコード401参照)、判
定制御部208は文字’\’に対応する入力モードを表
す識別子「英字モード」および整数0を保持する次モー
ド情報レコードを次モード情報記憶部207に追加す
る。この時点での次モード情報記憶部207とモード記
憶部104の内容を図22のレコード2207に示す。
【0068】(2−2)判定制御部208が次モード記
憶部207から整数0を保持する次モード情報レコード
を検索する。この場合、次モード情報レコード2207
1がそれに相当するので、これに含まれる入力モードを
表す識別子「英字モード」をモード記憶部104に記憶
させることをモード切り替え部105に促し、モード切
り替え部105は識別子「英字モード」をモード記憶部
104に記憶させる。さらに次モード情報レコード22
071を次モード記憶部207から削除する。この時点
での次モード情報記憶部207とモード記憶部104の
内容を図22のレコード2208に示す。
【0069】(2−3)文字出力部106が文字’\’
をモード記憶部104が記憶している「英字モード」で
出力する。 (2−4)文字入力部101が文字の系列"item"を入力
する。この系列に含まれるいずれの文字もモード切り替
え情報記憶部202に含まれておらず(図4参照)、ま
た次モード記憶部207も次モード情報レコードを記憶
していないので、次モード記憶部207およびモード記
憶部104には何の変更も行われずに文字出力部106
は入力された文字をすべてモード記憶部104が記憶し
ている「英字モード」で出力する。
【0070】(2−5)文字入力部101が文字'<SPC
>' (空白)を入力する。文字'<SPC>' はモード切り替
え情報記憶部202に含まれる(図4のレコード402
参照)ので、判定制御部208は文字'<SPC>' に対応す
る入力モードを表す識別子「日本語モード」および整数
1を保持する次モード情報レコードを次モード情報記憶
部207に追加する。この時点での次モード情報記憶部
207とモード記憶部104の内容を図22のレコード
2209に示す。
【0071】(2−6)判定制御部208が次モード記
憶部207のすべての次モード情報レコードが保持する
整数を1減じる。この場合、レコード22091の保持
する整数1を整数0にする。この時点での次モード情報
記憶部207とモード記憶部104の内容を図22のレ
コード2210に示す。 (2−7)文字出力部106が文字'<SPC>' をモード記
憶部104が記憶している「英字モード」で出力する。
【0072】(2−8)文字入力部101が文字'a' を
入力する。文字'a' はモード切り替え情報記憶部202
に含まれないので(図4参照)、判定制御部208は次
モード記憶部207への新たな次モード情報レコードの
追加は行わない。 (2−9)判定制御部208が次モード記憶部207か
ら整数0を保持する次モード情報レコードを検索する。
この場合、次モード情報レコード22101がそれに相
当するので、これに含まれる入力モードを表す識別子
「日本語モード」をモード記憶部104に記憶させるこ
とをモード切り替え部105に促し、モード切り替え部
105は識別子「日本語モード」をモード記憶部104
に記憶させる。さらに次モード情報レコード22101
を次モード記憶部207から削除する。この時点での次
モード情報記憶部207とモード記憶部104の内容を
図22のレコード2211に示す。
【0073】(2−10)文字出力部106が文字'a'
をモード記憶部104が記憶している「日本語モード」
で出力する。つまり、’あ’を出力する。 (2−11)文字入力部101が文字の系列"iueo"を入
力する。この系列に含まれるいずれの文字もモード切り
替え情報記憶部202に含まれておらず(図4参照)、
また次モード記憶部207も次モード情報レコードを記
憶していないので、次モード記憶部207およびモード
記憶部104には何の変更も行われずに文字出力部10
6は入力された文字をすべてモード記憶部104が記憶
している「日本語モード」で出力する。つまり、”いう
えお”を出力する。
【0074】(2−12)文字入力部101が文字'<RE
T>' (改行)を入力する。文字'<RET>' はモード切り替
え情報記憶部202に含まれておらず(図4参照)、次
モード記憶部207も何も記憶していないので、文字出
力部106が文字'<RET>' を入力モード「日本語モー
ド」で出力する。 以上、(2−1)から(2−12)の処理で、図15の
行1502に示される行が出力され、(2−12)の終
了時点でカーソルは行1502の次の行の先頭にある。
【0075】以下、同様にして、文字入力部101が文
字の系列”\item<SPC>kakikukeko<RET>\item<SPC>sas
hisuseso<RET>\end{itemize }”を入力することによ
り、文字出力部106が図15の行1503、1504
および1505を出力する。 (第3実施例)図10は請求項5及び請求項6の発明に
係る文字入力装置の一実施例のブロック図である。本図
において、101は文字入力部、1002はモード切り
替え情報記憶部、1003は判定部、1004はモード
記憶部、1005はモード切り替え部、1006は文字
出力部である。ここで、モード切り替え情報記憶部10
02は図12に概念的に示される構造の情報を、モード
記憶部1004は図13に概念的に示される構造の情報
をそれぞれ記憶しているものとする。図12において、
「文字」、「モード履歴」および「モード」で示される
欄はそれぞれ、入力される文字と比較されるモード切り
換えに関係する特定の文字、所定の入力モードの履歴と
して直前の入力モードを表す識別子、および「モード履
歴」の欄の識別子で表現される入力モードの履歴の状態
で「文字」の欄の文字が入力されたときに切り替えられ
るべき入力モードを表す識別子を格納している。また、
1201、1202、1203および1204はモード
切り替え情報レコードであり、1201は文字';' が入
力されたときにそれまでの入力モードの履歴が何であっ
ても、識別子「日本語モード」が表す入力モードに移行
することを、1202は文字'<RET>' (改行)が入力さ
れたときにそれまでの(というよりも、本実施例では直
前の)入力モードの履歴が何であっても、識別子「英字
モード」が表す入力モードに移行することを、1203
は文字'<SPC>' (空白)が入力されたときにそれまでの
入力モードの履歴が識別子「日本語モード」で表される
ものであった場合、つまりそのときの入力モードが識別
子「日本語モード」で表されるものであった場合、識別
子「一時英字モード」が表す入力モードに移行すること
を、1204は文字'<SPC>' (空白)が入力されたとき
にそれまでの入力モードの履歴が識別子「一時英字モー
ド」で表されるものであった場合、つまりそのときの入
力モードが識別子「一時英字モード」で表されるもので
あった場合、識別子「日本語モード」が表す入力モード
に移行することを、それぞれ表す。図13はある時点で
のモード記憶部1004の内容を表現しており、この時
点までの入力モードの履歴が「英字モード」→「日本語
モード」→「一時英字モード」→「日本語モード」とい
うものであり、この時点での入力モードは識別子「日本
語モード」で表されるものであることを表現している。
【0076】以上のように構成された本第3実施例の文
字入力装置の文字入力方法について、以下に図11に示
すフローチャートを用いて各ステップごとに説明する。 (ステップ1101)[文字入力ステップ] 文字入力部101が文字例えば文字C3を入力し、(ス
テップ1102)に進む。
【0077】(ステップ1102)[次モード設定ステ
ップ] 判定部1003が文字C3とモード記憶部1004が記
憶する入力モードを表す識別子の系列とを共に保持する
モード切り替え情報レコードをモード切り替え情報記憶
部1002から検索し、検索されたモード切り替え情報
レコードが保持する入力モードを表す識別子例えば識別
子I3をモード記憶部1004が記憶する入力モードを
示す識別子の系列の末尾に追加することをモード切り替
え部1005に促し、モード切り替え部1005が識別
子I3をモード記憶部1004が記憶する入力モードを
示す識別子の系列の末尾に追加し、(ステップ110
3)に進む。
【0078】(ステップ1103)[文字出力ステッ
プ] 文字出力部1006が文字C4をモード記憶部1004
が記憶する現在の入力モードにしたがって出力し、(ス
テップ1101)に進む。以上のように動作する本第3
実施例の文字入力装置の動作を以下により具体的に説明
する。本動作例において、動作はそれぞれ(1−1)か
ら(1−3)、(2−1)から(2−11)、および
(3−1)から(3−7)の順に進むものとする。以下
の動作例ではモード切り替え情報記憶部1002の内容
は図12の概念図で示すものとし、その意味は先に説明
した通りである。また、文字出力部1006は現在の入
力モードが識別子「日本語モード」で表されるときはア
ルファベットについてはこれをローマ字入力された日本
語とみなして出力しそれ以外の文字についてはそのまま
出力し、現在の入力モードが識別子「英字モード」ある
いは「一時英字モード」で示されるときは文字を英数字
および'-',' }' 等の記号として出力するものとする。
【0079】ここで、図26の概念図に示す文書を出力
する場合を考える。以下の動作の開始前モード記憶部1
004は識別子「英字モード」のみからなる識別子の系
列を記憶しており、文字出力部1006はまだ文字を出
力していないものとする。以下の動作の説明において
は、モード記憶部1004の内容を表現する図27の概
念図を随時参照する。本図27においてレコード270
1からレコード2703は、それぞれ以下の動作中のあ
る時点におけるモード記憶部1004の内容を示す。各
レコードの意味は図13におけるものと同様である。以
下の動作の開始前のモード記憶部1004の内容をレコ
ード2701に示す。
【0080】(1−1)文字入力部101が文字'(' を
入力する。 (1−2)判定部1003が文字'(' およびモード記憶
部1004が記憶する識別子の系列を共に保持するモー
ド切り替え情報レコードをモード切り替え情報記憶部1
002から検索する。この場合、該当するものは存在し
ない。 (1−3)文字出力部1006が文字'(' をモード記憶
部1004が記憶している入力モードの系列のうち現在
の入力モード「英字モード」で出力する。
【0081】(1−1)から(1−3)と同様にして、
引き続き文字の系列"defun<SPC>func0<SPC>(arg1)<TAB>
<TAB>" が入力されたときの出力は、図26の行260
1の文字';' の直前までであり、このときのモード記憶
部1004の内容は図24のレコード2701のままで
ある。引き続き以下のような動作を行う。
【0082】(2−1)文字入力部101が文字';' を
入力する。 (2−2)判定部1003が文字';' およびモード記憶
部1004が記憶する識別子の系列を共に保持するモー
ド切り替え情報レコードをモード切り替え情報記憶部1
002から検索する。モード切り替え情報レコード12
01は、文字入力部が入力した文字が';' であればこれ
までの入力モードの履歴がいかなるものであっても検索
されるから、この場合、モード切り替え情報レコード1
201が検索され、判定部1003がモード切り替え情
報レコード1201が保持する入力モードを示す識別子
「日本語モード」をモード記憶部1004が記憶する識
別子の系列の末尾に追加することをモード切り替え部1
005に促す。
【0083】(2−3)モード切り替え部1005が識
別子「日本語モード」をモード記憶部1004が記憶す
る識別子の系列の末尾に追加する。この時点でのモード
記憶部1004の内容を図27のレコード2702に示
す。 (2−4)文字出力部1006が文字';' をモード記憶
部1004が記憶している入力モードの系列のうち現在
の入力モード「日本語モード」で出力する。
【0084】(2−6)文字入力部101が文字'<TAB
>' を入力する。 (2−7)判定部1003が文字'<TAB>' およびモード
記憶部1004が記憶する識別子の系列を共に保持する
モード切り替え情報レコードをモード切り替え情報記憶
部1002から検索する。この場合、該当するものは存
在しない。 (2−8)文字出力部1006が文字'<TAB>' をモード
記憶部1004が記憶している入力モードの系列のうち
現在の入力モード「日本語モード」で出力する。
【0085】(2−9)文字入力部101が文字'k' を
入力する。 (2−10)判定部1003が文字'k' およびモード記
憶部1004が記憶する識別子の系列を共に保持するモ
ード切り替え情報レコードをモード切り替え情報記憶部
1002から検索する。この場合、該当するものは存在
しない。 (2−11)文字出力部1006が文字'k' をモード記
憶部1004が記憶している入力モードの系列のうち現
在の入力モード「日本語モード」で出力する。
【0086】引き続き、同様に文字の系列"ansuu" を入
力したときまでの出力が図26の行2601の文字’
う’までであり、このときのモード記憶部1004の内
容は図24のレコード2702のままである。引き続き
以下のような動作を行う。 (3−1)文字入力部101が文字'<SPC>' (空白)を
入力する。 (3−2)判定部1003が文字'<SPC>' およびモード
記憶部1004が記憶する識別子の系列を共に保持する
モード切り替え情報レコードをモード切り替え情報記憶
部1002から検索する。モード切り替え情報レコード
1203は、入力された文字が'<SPC>' であり、それま
での入力モードの系列が識別子「日本語モード」で示さ
れる入力モード、つまり、そのときの入力モードが識別
子「日本語モード」で示されるものであれば検索される
から、この場合、モード切り替え情報レコード1203
が検索され、判定部1003がモード切り替え情報レコ
ード1203の保持する入力モードを示す識別子「一時
英字モード」をモード記憶部1004が記憶する識別子
の系列の末尾に追加することをモード切り替え部100
5に促す。
【0087】(3−3)モード切り替え部1005が識
別子「一時英字モード」をモード記憶部1004が保持
する識別子の系列の末尾に追加する。この時点でのモー
ド記憶部1004の内容を図27のレコード2703に
示す。 (3−4)文字出力部1006が文字'<SPC>' をモード
記憶部1004が記憶している入力モードの系列のうち
現在の入力モード「一時英字モード」で出力する。
【0088】(3−5)文字入力部101が文字'f' を
入力する。 (3−6)判定部1003が文字'f' およびモード記憶
部1004が記憶する識別子の系列を共に保持するモー
ド切り替え情報レコードをモード切り替え情報記憶部1
002から検索する。この場合、該当するものは存在し
ない。 (3−7)文字出力部1006が文字'f' をモード記憶
部1004が記憶している入力モードの系列のうち現在
の入力モード「一時英字モード」で出力する。
【0089】引き続き、同様に文字の系列"unc0"を入力
したときまでの出力が図26の行2601の文字列 "か
んすう func0" の文字'0' までであり、このときのモー
ド記憶部1004の内容は図27のレコード2703の
ままである。以下同様にして文字の系列"<SPC>noteigi<
RET><TAB>(cons<SPC>(func1<SPC>arg1)<RET><TAB><TAB>
(func2<SPC>arg1)))" を入力することによって図26に
示す出力が得られる。
【0090】図26に示す出力を得るために入力された
文字の系列をまとめると図28の概念図に示すものとな
る。本図において改行は意味を持たない。図28の文字
の系列が入力される過程で、行2801の文字';' が入
力されたとき「日本語モード」に、行2801の文字の
系列"kansuu"の直後の'<SPC>' が入力されたとき「一時
英字モード」に、行2801の文字の系列"noteigi" の
直前の'<SPC>' が入力されたとき「日本語モード」に、
行2801の文字'<RET>' が入力されたとき「英字モー
ド」に、それぞれ入力モードが自動的に切り替わること
になる。 (第4実施例)本実施例は前記第2及び第3実施例の組
み合わせであるため、その内容の説明は簡単にする。
【0091】図35は請求項7及び請求項8の発明に係
る文字入力装置の一実施例のブロック図である。本図に
おいて、101は文字入力部、3502はモード切り替
え情報記憶部、3503は判定部、1004はモード記
憶部、1005はモード切り替え部、1006は文字出
力部、207は次モード記憶部、3508は判定制御部
である。ここで、モード切り替え情報記憶部3502は
図37に概念的に示される構造の情報を、モード記憶部
1004は図13に概念的に示される構造の情報を、次
モード記憶部207は図5に概念的に示される構造の情
報を、それぞれ記憶するものとする。図37において、
「文字」、「モード履歴」、「モード」、および「文字
数」で示される欄は各々、モード切り換えに関係するそ
して入力される文字が比較される特定の文字、所定の入
力モードの履歴として直前の入力モードを表す識別子の
うち以降のモード切り換えに関係するモード履歴、「文
字」の欄の文字が入力されたときに切り替えられるべき
入力モードを表す識別子、「文字」の欄の文字が入力さ
れた後何文字入力されたときに「モード」の欄の識別子
が表す入力モードに切り替えるのかを表す整数をそれぞ
れ格納している。3701、3702および3703は
それぞれモード切り替え情報レコードである。
【0092】以上のように構成された本第4実施例の文
字入力装置の入力方法について、以下に図36に示すフ
ローチャートを用いて各ステップごとに説明する。 (ステップ3601)[文字入力ステップ] 文字入力部101が文字例えば文字C4を入力し、(ス
テップ3602)に進む。
【0093】(ステップ3602)[次モード候補設定
ステップ] 判定制御部3508がモード切り替え情報記憶部350
2から文字C4およびモード記憶部1004が記憶する
識別子の系列に一致する系列を含むモード切り替え情報
レコードを検索する。続いて、判定制御部3508が検
索によって得られたすべてのモード切り替え情報レコー
ドについて、それぞれに含まれる入力モードを表す識別
子と整数とを保持する次モード情報レコードを次モード
記憶部207に追加し、(ステップ3603)に進む。
【0094】(ステップ3603)[次モード設定ステ
ップ] 判定制御部3508が次モード記憶部207から整数0
を保持する次モード情報レコードを検索する。続いて、
判定制御部3508が検索によって得られたすべての次
モード情報レコードのうち最初に検索された次モード情
報レコード例えば次モード情報レコードR4が保持する
入力モードを表す識別子例えば識別子I4をモード記憶
部1004が記憶する識別子の系列の末尾に追加するこ
とをモード切り替え部1005に促し、モード切り替え
部1005が識別子I4をモード記憶部1004の記憶
する識別子の系列の末尾に追加する。また、先の検索に
よって得られたすべての次モード情報レコードを次モー
ド記憶部207から削除する。以上の処理の後、(ステ
ップ3604)に進む。
【0095】(ステップ3604)[カウンタ設定ステ
ップ] 判定制御部3508が次モード記憶部207が記憶する
すべての次モード情報レコードの整数を1減じた後、
(ステップ3605)に進む。 (ステップ3605)[文字出力ステップ] 文字出力部1006が文字C4をモード記憶部1004
の内容を用いて決定される方法で出力し、(ステップ3
601)に進む。
【0096】これにより、請求項7及び請求項8の発明
に係る動作がなされる。 (第5実施例)図6は請求項9の発明に係る文字入力装
置の一実施例のブロック図である。本図において、10
1、104、105および106は第1実施例のものと
同じであるため、同一の番号を付す。602はモード切
り替え情報記憶部、603は判定部、607は入力系列
記憶部、608は判定制御部である。ここで、モード切
り替え情報記憶部602は図8に概念的に示される構造
の情報を、入力系列記憶部607は図9に概念的に示さ
れる構造の情報をそれぞれ記憶しているものとする。図
8において、「文字系列」および「モード」で示される
欄はそれぞれ、入力される文字の系列がモード切り換え
の有無の判定のため比較される特定の文字の系列、およ
びその文字の系列の入力に伴って切り替えられるべき入
力モードを表す識別子を格納している。また、801お
よび802はモード切り替え情報レコードであり、80
1は文字の系列"/*"が入力され文字出力部106によっ
て出力された後、識別子「日本語モード」が表す入力モ
ードに移行することを、802は文字の系列"*/"が入力
され文字出力部106によって出力された後、識別子
「英字モード」が表す入力モードに移行することを、そ
れぞれ表現する。図9は入力系列記憶部607が文字の
系列"xy"および"y" (厳密には"y" は文字'y' )を記憶
していることを意味する。なお、かかる記憶構造として
いるのは、以下に示す手順で特定の文字の系列が入力さ
れたか否かを判断するためである。
【0097】以上のように構成された本第5実施例の文
字入力装置の文字入力方法について、以下図7に示すフ
ローチャートを用いて各ステップごとに説明する。 (ステップ701)[文字入力ステップ] 文字入力部101が文字、例えば文字C5を入力し、
(ステップ702)に進む。
【0098】(ステップ702)[入力系列設定ステッ
プ] 判定制御部608が文字C5を入力系列記憶部607が
記憶するすべての文字の系列の末尾に付加し、また文字
C5のみからなる文字の系列を入力系列記憶部607に
追加し、(ステップ703)に進む。 (ステップ703)[次モード設定ステップ] 判定制御部608がモード切り替え情報記憶部602か
ら入力系列記憶部607が記憶するいずれかの文字の系
列に一致する文字の系列を保持するモード切り替え情報
レコードを検索し、検索されたモード切り替え情報レコ
ードが保持する入力モードを表す識別子例えば識別子I
5をモード記憶部104に記憶させることをモード切り
替え部105に促し、モード切り替え部105が識別子
I5をモード記憶部104に記憶させ、(ステップ70
4)に進む。
【0099】(ステップ704)[文字系列削除ステッ
プ] 判定制御部608が(ステップ703)における検索で
一致した文字の系列およびモード切り替え情報記憶部6
02が記憶するいずれのモード切り替え情報レコードに
含まれる文字の系列にも前方一致しない文字の系列を入
力系列記憶部607から削除し、(ステップ705)に
進む。
【0100】(ステップ705)[文字出力ステップ] 文字出力部106が文字C5をモード記憶部104の内
容を用いて決定される方法で出力し、(ステップ70
1)に進む。次に、以上の動作をより具体的に説明す
る。動作は(1−1)から(1−5)、(2−1)から
(2−10)、および(3−1)から(3−10)の順
にそれぞれ進むものとする。以下の動作例ではモード切
り替え情報記憶部602の内容は図8に概念的に示すも
のとし、その意味は先に説明した通りである。また、識
別子「日本語モード」および識別子「英字モード」の意
味は、モード記憶部104が識別子「日本語モード」を
記憶しているとき、文字出力部106はアルファベット
についてはローマ字入力された日本語とみなして出力
し、アルファベット以外の文字についてはそのまま出力
する。また、モード記憶部104が識別子「英字モー
ド」を記憶しているとき、文字出力部104はアルファ
ベットを含めてすべての文字をそのまま出力するものと
する。
【0101】ここで、図23の概念図に示すC言語で記
載された文書を出力したい場合を考える。以下の動作の
開始前、モード記憶部104の記憶する識別子は「英字
モード」であるとし、文字出力部106は文字を出力し
ていないものとする。また入力系列記憶部607は文字
の系列を1つも記憶していないものとする。
【0102】以下の動作の説明においては、入力系列記
憶部607およびモード記憶部104の内容を概念的に
示す図24を随時参照する。図24においてレコード2
401からレコード2410は、それぞれ以下の動作中
のある時点における入力系列記憶部607およびモード
記憶部104の内容を示す。図24において、例えば、
最上段のレコード2401は、入力系列記憶部607に
は文字の系列が記憶されておらず、モード記憶部104
には識別子「英字モード」が記憶されていることを示
す。また、レコード2402は、入力系列記憶部607
には文字系列"m"が記憶されており、モード記憶部10
4には識別子「英字モード」が記憶されていることを示
す。さらに、レコード2407には、入力系列記憶部6
07には文字系列"/*"及び文字系列"*" が記憶されてお
り、モード記憶部104には識別子「日本語モード」が
記憶されていることを示す。以下の動作の開始前の入力
系列記憶部607の内容およびモード記憶部104の内
容をレコード2401に示す。
【0103】(1−1)文字入力部101が文字'm' を
入力する。 (1−2)判定制御部608が文字'm' のみからなる文
字系列を入力系列記憶部607に追加する。この時点で
の入力系列記憶部607とモード記憶部104の内容を
図24のレコード2402に示す。 (1−3)判定制御部608が入力系列記憶部607が
記憶するいずれかの文字の系列に一致する文字の系列を
保持するモード切り替え情報レコードをモード切り替え
情報記憶部602から検索する。この場合、該当するも
のは存在しない。
【0104】(1−4)判定制御部608がモード切り
替え情報記憶部602のいずれのモード切り替え情報レ
コードに含まれる文字の系列にも前方一致しない文字の
系列"m" を入力系列記憶部607から削除する。この時
点での入力系列記憶部607とモード記憶部104の内
容を図24のレコード2403に示す。 (1−5)文字出力部106が文字'm' をモード記憶部
104が記憶している「英字モード」で出力する。
【0105】(1−1)から(1−5)と同様にして、
引き続き文字の系列"ain()<SPC> {<TAB><TAB><TAB>"が
入力されたときの出力は、図23の行2301の文字
列"/*"の直前までであり、このときの入力系列記憶部6
07とモード記憶部104の内容を図24のレコード2
404に示す。引き続き以下のような動作を行う。
【0106】(2−1)文字入力部101が文字'/' を
入力する。 (2−2)判定制御部608が文字'/' のみからなる文
字系列を入力系列記憶部607に追加する。この時点で
の入力系列記憶部607とモード記憶部104の内容を
図24のレコード2405に示す。 (2−3)判定制御部608が入力系列記憶部607が
記憶するいずれかの文字の系列に一致する文字の系列を
保持するモード切り替え情報レコードをモード切り替え
情報記憶部602から検索する。この場合、該当するも
のは存在しない。
【0107】(2−4)モード切り替え情報記憶部60
2のいずれのモード切り替え情報レコードに含まれる文
字の系列にも前方一致しない文字の系列は入力系列記憶
部607に存在しないため、判定制御部608は入力系
列記憶部607からの文字の系列の削除は行わない。 (2−5)文字出力部106が文字'/' をモード記憶部
104が記憶している「英字モード」で出力する。
【0108】(2−6)文字入力部101が文字'*' を
入力する。 (2−7)判定制御部608が入力系列記憶部607が
記憶する文字の系列"/" の末尾に文字'*' を付加し、さ
らに文字'*' のみからなる文字系列を入力系列記憶部6
07に追加する。この時点での入力系列記憶部607と
モード記憶部104の内容を図24のレコード2406
に示す。
【0109】(2−8)判定制御部608がモード切り
替え情報記憶部602から入力系列記憶部607が記憶
する文字の系列"/*"に一致する文字の系列を保持するモ
ード切り替え情報レコード801に含まれる入力モード
を示す識別子「日本語モード」をモード記憶部104に
記憶させることをモード切り替え部105に促し、モー
ド切り替え部105が識別子「日本語モード」をモード
記憶部104に記憶させる。この時点での入力系列記憶
部607とモード記憶部104の内容を図24のレコー
ド2407に示す。
【0110】(2−9)判定制御部608がモード切り
替え情報記憶部602のモード切り替え情報レコード8
01に含まれる文字の系列に一致する文字の系列"/*"を
入力系列記憶部607から削除する。この時点での入力
系列記憶部607とモード記憶部104の内容を図24
のレコード2408に示す。 (2−10)文字出力部106が文字'*' をモード記憶
部104が記憶している「日本語モード」で出力する。
【0111】同様にして、引き続き文字'<TAB>' が入力
された時点での入力系列記憶部607とモード記憶部1
04の内容を図24のレコード2409に示す。引き続
き以下のような動作を行う。 (3−1)文字入力部101が文字'p' を入力する。 (3−2)判定制御部608が文字'p' のみからなる文
字系列を入力系列記憶部607に追加する。この時点で
の入力系列記憶部607とモード記憶部104の内容を
図24のレコード2410に示す。
【0112】(3−3)判定制御部608が入力系列記
憶部607が記憶するいずれかの文字の系列に一致する
文字の系列を保持するモード切り替え情報レコードをモ
ード切り替え情報記憶部602から検索する。この場
合、該当するものは存在しない。 (3−4)判定制御部608がモード切り替え情報記憶
部602のいずれのモード切り替え情報レコードに含ま
れる文字の系列にも前方一致しない文字の系列"p" を入
力系列記憶部607から削除する。この時点での入力系
列記憶部607とモード記憶部104の内容を図24の
レコード2411に示す。
【0113】(3−5)文字出力部106が文字'p' を
モード記憶部104が記憶している「日本語モード」で
出力する。 (3−6)文字入力部101が文字'u' を入力する。 (3−7)判定制御部608が文字'u' のみからなる文
字系列を入力系列記憶部607に追加する。この時点で
の入力系列記憶部607とモード記憶部104の内容を
図24のレコード2412に示す。
【0114】(3−8)判定制御部608が入力系列記
憶部607が記憶するいずれかの文字の系列に一致する
文字の系列を保持するモード切り替え情報レコードをモ
ード切り替え情報記憶部602から検索する。この場
合、該当するものは存在しない。 (3−9)判定制御部608がモード切り替え情報記憶
部602のいずれのモード切り替え情報レコードに含ま
れる文字の系列にも前方一致しない文字の系列"u" を入
力系列記憶部607から削除する。この時点での入力系
列記憶部607とモード記憶部104の内容を図24の
レコード2413に示す。
【0115】(3−10)文字出力部106が文字'u'
をモード記憶部104が記憶している「日本語モード」
で出力する。 (3−10)の動作まで終了した時点における出力は、
図23の行2301の文字 'ぷ' までである。 以下同様にして、文字の系列"roguramunorei<TAB>*/<RE
T><TAB>printf("This<SPC>is<SPC>a<SPC>pen.\n");<TA
B>/*<TAB>saishonogyou<TAB>*/<RET><TAB>printf ("Tha
t<SPC>is<SPC>a<SPC>book. \n");<TAB>/*<TAB>saigono
gyou<TAB>*/<RET> }" を入力することによって図23
に示す出力が得られる。
【0116】図23に示す出力を得るために入力された
文字の系列をまとめると図25の概念図に示すものとな
る。図25において改行は意味を持たない。図25の文
字の系列が入力される過程で、行2501の系列"/*"が
入力されたとき「日本語モード」に、行2501の系
列"*/"が入力されたとき「英字モード」に、行2502
の系列"/*"が入力されたとき「日本語モード」に、行2
502の系列"*/"が入力されたとき「英字モード」に、
行2503の系列"/*"が入力されたとき「日本語モー
ド」に、行2503の系列"*/"が入力されたとき「英字
モード」に、それぞれ入力モードが自動的に切り替わる
ことになる。 (第6実施例)図32は請求項10の発明に係る文字入
力装置の一実施例のブロック図である。本図において、
101は文字入力部、3202はモード切り替え情報記
憶部、3203は判定部、104はモード記憶部、10
5はモード切り替え部、106は文字出力部、607は
入力系列記憶部、207は次モード記憶部、3208は
判定制御部である。ここで、モード切り替え情報記憶部
3202は図34に概念的に示される構造の情報を、入
力系列記憶部607は図9に概念的に示される構造の情
報を、次モード記憶部207は図5に概念的に示される
構造の情報を、それぞれ記憶するものとする。図34に
おいて、「文字系列」、「モード」、および「文字数」
で示される欄は、入力される文字の系列、「文字系列」
の欄の文字の系列が入力されたときに切り替えられるべ
き入力モードを表す識別子、「文字系列」の欄の文字の
系列が入力された後何文字入力されたときに「モード」
の欄の識別子が表す入力モードに切り替えるのかを表す
整数をそれぞれ格納している。3401、3402およ
び3403はそれぞれモード切り替え情報レコードであ
る。
【0117】次に、以上のように構成された本第6実施
例の文字入力装置の入力方法について、以下に図33に
示すフローチャートを用いて各ステップ毎に説明する。 (ステップ3301)[文字入力ステップ] 文字入力部101が文字例えば文字C6を入力し、(ス
テップ3302)に進む。
【0118】(ステップ3302)[入力系列設定ステ
ップ] 判定制御部3208が文字C6を入力系列記憶部607
が記憶するすべての文字の系列の末尾に付加し、また文
字C6のみからなる文字の系列を入力系列記憶部607
に追加し、(ステップ3303)に進む。 (ステップ3303)[次モード候補設定ステップ] 判定制御部3208がモード切り替え情報記憶部320
2から入力系列記憶部607が記憶するいずれかの文字
の系列と同一のモード切り替え情報レコードを検索す
る。続いて、判定制御部3208が最初に検索されたモ
ード切り替え情報レコードに含まれる入力モードを表す
識別子と整数とを保持する次モード情報レコードを次モ
ード記憶部207に追加し、(ステップ3304)に進
む。
【0119】(ステップ3304)[文字系列削除ステ
ップ] 判定制御部3208がモード切り替え情報記憶部320
2が記憶するいずれかのモード切り替え情報レコードが
保持する文字の系列およびモード切り替え情報記憶部3
202の記憶するいずれのモード切り替え情報レコード
が保持する文字の系列にも前方一致しない文字の系列を
入力系列記憶部607から削除し、(ステップ330
5)に進む。
【0120】(ステップ3305)[次モード設定ステ
ップ] 判定制御部3208が次モード記憶部207から整数0
を保持する次モード情報レコードを検索する。続いて、
判定制御部3208が検索によって得られたすべての次
モード情報レコードのうち最初に検索された次モード情
報レコード例えば次モード情報レコードR6が保持する
入力モードを表す識別子例えばI6をモード記憶部10
4が記憶する識別子の系列の末尾に追加することをモー
ド切り替え部105に促し、モード切り替え部105が
識別子I6をモード記憶部104が記憶する識別子の系
列の末尾に追加する。また、先の検索によって得られた
すべての次モード情報レコードを次モード記憶部207
から削除する。以上の処理の後、(ステップ3306)
に進む。
【0121】(ステップ3306)[カウンタ設定ステ
ップ] 判定制御部3208が次モード記憶部207が記憶する
すべての次モード情報レコードの整数を1減じた後、
(ステップ3307)に進む。 (ステップ3307)[文字出力ステップ] 文字出力部106が文字C6をモード記憶部104の内
容に従って出力し、(ステップ3301)に進む。 (第7実施例)本実施例も、その基本的動作は先の第5
及び第6実施例と同じであるため、その内容は簡単なも
のとする。
【0122】図38は請求項11の発明に係る文字入力
装置の一実施例のブロック図である。本図において、1
01は文字入力部、3802はモード切り替え情報記憶
部、3803は判定部、1004はモード記憶部、10
05はモード切り替え部、1006は文字出力部、60
7は入力系列記憶部、3808は判定制御部である。こ
こで、モード切り替え情報記憶部3802は図40に概
念的に示される構造の情報を、モード記憶部1004は
図13に概念的に示される構造の情報を、入力系列記憶
部607は図9に概念的に示される構造の情報を、それ
ぞれ記憶するものとする。図40において、「文字系
列」、「モード履歴」、および「モード」で示される欄
は各々、入力される文字系列の比較の対象となる入力モ
ードの切り替えに関係する特定の文字の系列、入力モー
ドの識別子の履歴、および「モード履歴」の欄の識別子
で表現される入力モードの履歴を持って「文字系列」の
欄の文字が入力されたときに切り替えられるべき入力モ
ードを表す識別子を格納している。4001、4002
および4003はそれぞれモード切り替え情報レコード
である。
【0123】以上のように構成された本第7実施例の文
字入力装置の入力方法について、図39に示すフローチ
ャートを用いて各ステップごとに説明する。 (ステップ3901)[文字入力ステップ] 文字入力部101が文字例えば文字C7を入力し、(ス
テップ3902)に進む。
【0124】(ステップ3902)[入力系列設定ステ
ップ] 判定制御部3808が文字C7を入力系列記憶部607
が記憶するすべての文字の系列の末尾に付加し、また文
字C7のみからなる文字の系列を入力系列記憶部607
に追加し、(ステップ3903)に進む。 (ステップ3903)[次モード設定ステップ] 判定制御部3808がモード切り替え情報記憶部380
2から入力系列記憶部607が記憶するいずれかの文字
の系列に一致する文字の系列およびモード記憶部100
4が記憶する識別子の系列に一致する系列を共に保持す
るモード切り替え情報レコードを検索し、検索されたモ
ード切り替え情報レコードが保持する入力モードを表す
識別子例えば識別子I7をモード記憶部1004が記憶
する識別子の系列の末尾に追加することをモード切り替
え部1005に促し、モード切り替え部1005が識別
子I7をモード記憶部1004が記憶する識別子の系列
の末尾に追加し、(ステップ3904)に進む。
【0125】(ステップ3904)[文字系列削除ステ
ップ] 判定制御部3808がモード切り替え情報記憶部380
2が記憶するいずれかのモード切り替え情報レコードが
保持する文字の系列およびモード切り替え情報記憶部3
802が記憶するいずれのモード切り替え情報レコード
が保持する文字の系列にも前方一致しない文字の系列を
入力系列記憶部607から削除し、(ステップ390
5)に進む。
【0126】(ステップ3905)[文字出力ステッ
プ] 文字出力部1006が文字C7をモード記憶部1004
が記憶する現在の入力モードにしたがって出力し、もと
の(ステップ3901)に戻る。 (第8実施例)本実施例も先の第7実施例と同じく、簡
単に説明する。
【0127】図29は請求項12の発明に係る文字入力
装置の一実施例のブロック図である。本図において、1
01は文字入力部、2902はモード切り替え情報記憶
部、2903は判定部、1004はモード記憶部、10
05はモード切り替え部、1006は文字出力部、60
7は入力系列記憶部、207は次モード記憶部、290
8は判定制御部である。ここで、モード切り替え情報記
憶部2902は図31に概念的に示す構造の情報を、モ
ード記憶部1004は図13に概念的に示す構造の情報
を、それぞれ記憶するものとする。図31において、
「文字系列」、「モード履歴」、「モード」および「文
字数」で示される欄はそれぞれ、入力される文字の系列
の比較対象となるモード切り換えに関係する特定の文字
の系列、入力モードの履歴の手段として今までの入力を
表す識別子の系列、「モード履歴」の欄の識別子で表現
される入力モードの履歴を持って「文字系列」の欄の文
字の系列が入力されたときに切り替えられるべき入力モ
ードを表す識別子、「モード履歴」の欄の識別子で表現
される入力モードの履歴を持って「文字系列」の欄の文
字の系列が入力された後何文字入力されたときに「モー
ド」の欄の識別子が示す入力モードに切り替えるのかを
を表す整数を格納している。3101、3102および
3103はそれぞれモード切り替え情報レコードであ
る。
【0128】以上のように構成された本実施例における
文字入力装置の文字入力方法について、以下図30に示
すフローチャートを用いて各ステップ毎に説明する。 (ステップ3001)[文字入力ステップ] 文字入力部101が文字例えば文字C8を入力し、(ス
テップ3002)に進む。
【0129】(ステップ3002)[入力系列設定ステ
ップ] 判定制御部2908が文字C8を入力系列記憶部607
が記憶する全ての文字の系列の末尾に付加し、また文字
C8のみからなる文字の系列を入力系列記憶部607に
追加し、(ステップ3003)に進む。 (ステップ3003)[次モード候補設定ステップ] 判定制御部2908がモード切り替え情報記憶部290
2から入力系列記憶部607が記憶するいずれかの文字
の系列およびモード記憶部1004が記憶する識別子の
系列と同一の系列を含むモード切り替え情報レコードを
検索する。続いて、判定制御部2908が最初に検索さ
れたモード切り替え情報レコードが保持する入力モード
を表す識別子と整数とを保持する次モード情報レコード
を次モード記憶部207に追加し、(ステップ300
4)に進む。
【0130】(ステップ3004)[文字系列削除ステ
ップ] 判定制御部2908がモード切り替え情報記憶部290
2が記憶するいずれかのモード切り替え情報レコードに
含まれる文字の系列およびモード切り替え情報記憶部2
902の記憶するいずれのモード切り替え情報レコード
が保持する文字の系列にも前方一致しない文字の系列を
入力系列記憶部607から削除し、(ステップ300
5)に進む。
【0131】(ステップ3005)[次モード設定ステ
ップ] 判定制御部2908が次モード記憶部207から整数0
を保持する次モード情報レコードを検索する。続いて、
判定制御部2908が検索によって得られたすべての次
モード情報レコードのうち最初に検索された次モード情
報レコード例えば次モード情報レコードR8が保持する
入力モードを示す識別子例えば識別子I8をモード記憶
部1004が記憶する識別子の系列の末尾に追加するこ
とをモード切り替え部1005に促し、モード切り替え
部1005が識別子I8をモード記憶部1004が記憶
する識別子の系列の末尾に追加する。また、先の検索に
よって得られたすべての次モード情報レコードを次モー
ド記憶部207から削除する。
【0132】以上の処理の後、(ステップ3006)に
進む。 (ステップ3006)[カウンタ設定ステップ] 判定制御部2908が次モード記憶部207が記憶する
すべての次モード情報レコードの整数から1を減じた
後、(ステップ3007)に進む。 (ステップ3007)[文字出力ステップ] 文字出力部1006が文字C5をモード記憶部1004
が記憶する現在の入力モードにしたがって出力し、(ス
テップ3001)に進む。 (各実施例終了)以上本願発明を各請求項に対応させて
実施例にもとづき説明してきたが、本願発明は何も上記
実施例に限定されないのは勿論である。すなわち、例え
ば:第1実施例では入力モードの切り替えを、その切り
替えの契機となる特定の文字の出力の前に行う、すなわ
ち特定の文字は新しい入力モードで表示等されるとした
が、その文字の出力の後に行うとしてもよい。また、本
実施例では「日本語モード」のとき、入力された文字を
ローマ字による日本語とみなし、これを相応する平仮名
で出力することとしているが、これをさらに仮名漢字変
換手段等に入力し適当な仮名漢字交じり文として出力す
る等としてもよい。
【0133】第2実施例では、(ステップ303)にお
いて、次モード記憶部207から整数0を保持する次モ
ード情報レコードを検索し、最初に検索された次モード
情報レコードに含まれる入力モードをモード記憶部10
4に記憶させることとしたが、次モード記憶部207に
最初に格納された次モード情報レコードに含まれる入力
モードをモード記憶部104に記憶させる等としてもよ
い。
【0134】また、(ステップ304)において次モー
ド記憶部の記憶するすべての次モード情報レコードの整
数を1減じた後、(ステップ305)において文字の出
力を行うこととしたが、これらのステップの順序は入れ
替わってもよい。また、モード切り替え情報記憶部20
2の記憶するモード切り替え情報レコードの保持する整
数は0および1しか示さなかったが、これが2以上であ
ってもよい。
【0135】さらに、入力モードの切り替えの契機とな
る文字を含むモード切り替え情報レコードをモード切り
替え情報記憶部202から検索し、検索されたモード切
り替え情報レコードの保持する整数が0のときにも、一
旦次モード記憶部207に記憶させた後、次モード記憶
部207から、保持する整数が0である次モード情報レ
コードを検索し、該当する識別子をモード記憶部104
に記憶させることとしたが、これに換えて、検索された
モード切り替え情報レコードの保持する整数が0のとき
には、次モード記憶部207に記憶させることなしに、
直接その識別子をモード記憶部104に記憶させること
としてもよい。
【0136】第3実施例では、モード切り替え情報記憶
部1002が記憶するモード切り替え情報レコードの保
持する入力モードを示す識別子の系列として1つの識別
子のみとしたが、これが2つ以上の識別子の系列となっ
ていてもよい。第4実施例では、以上の各実施例の変形
例を適宜採用してもよい。第5実施例では、(ステップ
703)において入力モードの切り替えを行った後、
(ステップ705)において文字の出力を行うとした
が、文字の出力を行った後、入力モードの切り替えを行
うようにすることもできる。また、モード切り替え情報
記憶部602が記憶するモード切り替え情報レコードの
保持する文字の系列を"/*"や"*/"のように直接指定した
が、これを例えば、「空白またはタブ」、「数字3個連
続」("123","000" 等)のように、文字の種類およびそ
の個数等によって指定することとしてもよい。
【0137】これは、既述のごとく一覧表の作成等に便
利である。第6から第8実施例では、以上のべた各実施
例の変形例を適宜採用してもよい。更にまた、入力文章
もC言語等に限定されないのは勿論である。その際、例
えば大学受験用の英文とその日本文とが交互に記載され
た英語の参考書においては、単に’。’があれば英語モ
ードに、’.’,’!’又は’?’があれば日本語モー
ドに自動的に切り替わるだけでなく、次の文章は次の行
の行頭から入力されるようになる等付加的な機能を有す
るようになっていてもよい。
【0138】同じく、英和辞典の作成に使用するとき
は、行の終わりでないのに改行記号が入力された場合に
は、英語モードに切り換わると共に辞書の英単語の見出
し位置の配置に応じて、例えば次の行の所定位置に入力
位置が自動的に定まるように構成される等条件に応じて
モード切り換えがなされ、更に次の文字の記入位置も定
まる等の付加機能が設けられていてもよい。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2の
発明によれば、モード切り替え情報記憶部に文字とその
文字の入力に伴って移行すべき入力モードを対応づけて
記憶させ、判定部が入力された文字がモード切り替えを
生じさせるものであるか否かを判定し、そうである場合
には自動的に入力モードを自動的に切り替える機構を設
けたことにより、操作者によるモード切り替えキーの押
下といった余分な操作が減少し、文字入力のため以外の
キー操作をほとんど行うことなく文書作成が可能とな
る。このため、例えば、図18にて示される入力モード
の切り替えは従来技術に係る文字入力装置では合計7回
必要なはずであるが、第1実施例では、そのために文字
入力以外のキーを押下することは必要でない。
【0140】請求項3及び請求項4の発明によれば、モ
ード切り替え情報記憶部が記憶するモード切り替え情報
レコードに、請求項1及び請求項2の発明に係るものに
加えて、更に、何文字か後に入力の切り替えを行うこと
を示す整数を格納し、次モード記憶部には切り替える入
力モードを示す識別子と共に、その後何文字入力される
と切り替えるのかを示す次モード情報レコードを記憶さ
せることにより、入力モードの切り替えの契機となる特
定の文字が入力された後、更に指定された数の文字入力
があった時点で自動的に切り替えがなされる。このた
め、例えば、' \' が入力されたときにはその文字から
入力モードを英字モードに切り替えて出力し、' }' が
入力されたときにはその文字は現在の入力モード、例え
ば英字モードで出力し、次の文字から日本語モードで出
力する、といった柔軟な方法による入力モードの切り替
えが可能となる。このため特に、各種プログラミング言
語によるソースプログラム等の入力が便利となる。
【0141】請求項5及び請求項6の発明によれば、モ
ード切り替え情報記憶部が記憶するモード切り替え情報
レコードに、先の第1の実施例におけるような文字のみ
でなく入力モードを示す識別子の系列の格納を許し、さ
らにモード記憶部に入力モードの履歴を記憶させ、判定
部が切り替えるべき入力モードの決定のためにその履歴
をも利用することとすることにより、文字を入力してい
る文脈により入力モードを切り替えることが可能とな
る。このため、例えば、プログラミング言語を用いたプ
ログラミングの際、日本語のコメント中に空白や引用符
で囲んだアルファベットによる単語を記述する、といっ
たことが入力モードをほとんど意識することなく行うこ
とが可能となる。
【0142】請求項7及び請求項8の発明によれば、モ
ード切り替え情報記憶部が記憶するモード切り替え情報
レコードに、文字、入力モードの履歴、および整数を格
納し、次モード記憶部を設け、モード記憶部に入力モー
ドの履歴を記憶し、判定制御部が次モード記憶部および
モード記憶部の内容を参照して入力モードの切り替えを
行うことにより、入力される文字と入力モードの履歴に
関する条件が成立した後何文字入力したときに入力モー
ドを切り替えるのかという情報を用いた入力モードの切
り替えを行うことができる。このため、先の請求項3か
ら請求項6の発明の応用範囲が広がり、それだけ効果が
増大する。
【0143】請求項9の発明によれば、入力される文字
の系列が指定した文字の系列に一致したときに自動的に
指定した入力モードの切り替えを行うことができる。こ
のため例えば、プログラミング言語C言語によってプロ
グラミングを行うプログラマは、入力モードの切り替え
をほとんど意識することなく、プログラム自体は英字モ
ードで出力し、文字列"/*"および文字列"*/"で囲まれる
コメントは日本語モードで出力する、といったモードの
切り替えが可能となる。すなわち、請求項1及び2の発
明の応用範囲が広がり、それだけその効果が増大する。
【0144】請求項10の発明によれば、指定した文字
の系列が入力された後何文字入力されたときに入力モー
ドを切り替えるのかという情報を用いた入力モードの切
り替えを行うことができる。このため、請求項3及び4
の発明の応用範囲が広がりそれだけその効果が増大す
る。請求項11の発明によれば、入力される文字の系列
と入力モードの履歴に関する条件が成立したときに自動
的に入力モードの切り替えを行うことができる。このた
め請求項5及び6の発明の応用範囲が広がり、またその
効果も増大する。
【0145】請求項12の発明によれば、文字の系列と
入力モードの履歴に関する条件、およびその条件が成立
した後何文字入力されたときに入力モードを切り替える
のかという情報を用いた入力モードの切り替えを行うこ
とができる。このため、請求項7及び8の発明の応用範
囲が広がり、またその効果も増大する。以上説明したよ
うに、本願発明によれば、ワードプロセッサや日本語エ
ディタ等において日本語と英数字等の混在した文書等を
記述するために、日本語を入力するための入力モード、
英数字を入力するためのモードといった各種の入力モー
ドを切り替える必要がある場合、あらかじめモード切り
替えの契機となる文字あるいは文字の系列、およびその
文字あるいは文字の系列が入力されたときに移行すべき
入力モード等を登録しておくことによって、その文字あ
るいは文字の系列が入力されたときに自動的にモードの
切り替えを行うことが可能となる。
【0146】このため各種モードの混在する複雑な文書
作成時におけるキー入力回数の減少、およびモード切り
替えキー等の押下のわずらわしさの軽減等をもたらす。
さらにまた、モード切り替えキーという特殊なキーをわ
ざわざキーボードに設けなくてもよいこととなるため、
その分、キーボードの製造コストを図ることが可能とな
る。また、キーボード設置のためのスペースも節減可能
となる。ユーザによるキーの位置の習得も容易になる。
これらのため、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文字入力装置の第1実施例のブロ
ック図である。
【図2】本発明に係る文字入力装置の第2実施例のブロ
ック図である。
【図3】上記第2実施例の入力方法のフローチャートで
ある。
【図4】上記第2実施例のモード切り替え情報記憶部の
内容の概念図である。
【図5】本発明の第2、第4、第6及び第8実施例の次
モード記憶部の内容の概念図である。
【図6】本発明に係る文字入力装置の第5実施例のブロ
ック図である。
【図7】上記第5実施例の文字入力装置の入力方法のフ
ローチャートである。
【図8】上記第5実施例のモード切り替え情報記憶部の
内容の概念図である。
【図9】本発明の第5、第6、第7及び第8実施例の入
力系列記憶部の内容の概念図である。
【図10】本発明に係る文字入力装置の第3実施例のブ
ロック図である。
【図11】上記第3実施例の文字入力装置の入力方法の
フローチャートである。
【図12】上記第3実施例のモード切り替え情報記憶部
の内容の概念図である。
【図13】本発明の第3、第4、第7及び第8実施例の
モード記憶部の内容の概念図である。
【図14】日本語LaTeX を用いて作成される文書の一例
の概念図である。
【図15】日本語LaTeX を用いて文書を作成する際に記
述すべき文書の一例の概念図である。
【図16】上記第1実施例のモード切り替え情報記憶部
の内容の概念図である。
【図17】上記第1実施例の文字入力装置の入力方法の
フローチャートである。
【図18】上記第1実施例の入力すべき文字の系列の概
念図である。
【図19】上記第1実施例において、ある文字まで入力
したときの出力の様子の概念図である。
【図20】上記第1実施例において、ある文字まで入力
したときの出力の様子の概念図である。
【図21】上記第1実施例において、すべての文字を入
力したときの出力の様子をの概念図である。
【図22】上記第2実施例の次モード記憶部およびモー
ド記憶部の内容の推移を表す概念図である。
【図23】上記第5実施例における出力すべき文書の概
念図である。
【図24】上記第5実施例における入力系列記憶部およ
びモード記憶部の内容の推移を表す概念図である。
【図25】上記第5実施例における入力すべき文字の系
列を表す概念図である。
【図26】上記第3実施例における出力すべき文書の概
念図である。
【図27】上記第3実施例のモード記憶部の内容の推移
を表す概念図である。
【図28】上記第3実施例の入力すべき文字の系列の概
念図である。
【図29】本発明に係る文字入力装置の第8実施例のブ
ロック図である。
【図30】上記第8実施例の文字入力装置の入力方法の
フローチャートである。
【図31】上記第8実施例のモード切り替え情報記憶部
の内容の概念図である。
【図32】本発明に係る文字入力装置の第6実施例のブ
ロック図である。
【図33】上記第6実施例の文字入力装置の入力方法の
フローチャートである。
【図34】上記第6実施例のモード切り替え情報記憶部
の内容の概念図である。
【図35】本発明に係る文字入力装置の第4実施例のブ
ロック図である。
【図36】上記第4実施例の文字入力装置の入力方法の
フローチャートである。
【図37】上記第4実施例のモード切り替え情報記憶部
の内容の概念図である。
【図38】本発明に係る文字入力装置の第7実施例のブ
ロック図である。
【図39】上記第7実施例の文字入力装置の入力方法の
フローチャートである。
【図40】上記第7実施例のモード切り替え情報記憶部
の内容の概念図である。
【符号の説明】 101 文字入力部 102 モード切り替え情報記憶部 103 判定部 104 モード記憶部 105 モード切り替え部 106 文字出力部 202 モード切り替え情報記憶部 203 判定部 207 次モード記憶部 208 判定制御部 602 モード切り替え情報記憶部 603 判定部 607 入力系列記憶部 608 判定制御部 1002 モード切り替え情報記憶部 1003 判定部 1004 モード記憶部 1005 モード切り替え部 1006 文字出力部 2902 モード切り替え情報記憶部 2903 判定部 2908 判定制御部 3202 モード切り替え情報記憶部 3203 判定部 3208 判定制御部 3502 モード切り替え情報記憶部 3503 判定部 3508 判定制御部 3802 モード切り替え情報記憶部 3803 判定部 3808 判定制御部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字入力部と、モード切り替え情報記憶
    部と、判定部と、モード記憶部と、モード切り替え部
    と、文字出力部とを備え、 前記文字入力部は文字を入力した後前記文字を前記判定
    部に出力し、 前記モード切り替え情報記憶部は特定の文字と前記文字
    入力部への前記特定の文字の入力に伴って移行すべき入
    力モードを表す識別子とを対応づけて記憶し、 前記判定部は前記文字入力部から入力される文字と前記
    モード切り替え情報記憶部が記憶する特定の文字とを比
    較して、一致するものがあれば前記特定の文字に対応づ
    けて記憶されている移行すべき入力モードを表す識別子
    を前記モード切り替え部に出力し、あわせて前記文字入
    力部から入力された文字を比較結果の如何にかかわらず
    そのまま前記文字出力部に出力し、 前記モード記憶部は現在の入力モードを表す識別子を記
    憶し、 前記モード切り替え部は前記判定部が出力する入力モー
    ドを表す識別子をそれまで記憶していた識別子に代えて
    現在の入力モードを表す識別子として前記モード記憶部
    に記憶させ、 前記文字出力部は前記判定部から入力される文字を前記
    モード記憶部が記憶する入力モードを表す識別子に応じ
    たモードで出力することを特徴とする文字入力装置。
  2. 【請求項2】 文字入力部と、特定の文字と前記特定の
    文字により定まる入力モードを表す識別子とを対応づけ
    て記憶するモード切り替え情報記憶部と、判定部と、現
    在の入力モードを表す識別子を記憶するモード記憶部
    と、モード切り替え部と、文字出力部とを備えた文字入
    力装置において、 前記文字入力部が文字を入力する文字入力ステップと、 前記判定部が前記文字入力ステップが入力する文字と前
    記モード切り替え情報記憶部が記憶する特定の文字とを
    比較し、一致するものがあれば前記特定の文字に対応づ
    けて記憶されている移行すべき入力モードを表す識別子
    を前記モード切り替え部に出力し、あわせて前記文字入
    力ステップにより入力された文字を比較結果の如何にか
    かわらずそのまま前記文字出力部に出力する判定ステッ
    プと、 前記モード切り替え部が前記判定部が出力したモードを
    表す識別子をそれまで記憶していた識別子に代えて現在
    の入力モードを表す識別子として前記モード記憶部に記
    憶させるモード切り替えステップと、 前記文字出力部が前記判定ステップで入力された文字を
    前記モード記憶部が記憶する入力モードを表す識別子に
    応じたモードで出力する文字出力ステップとを有してい
    ることを特徴とする文字入力方法。
  3. 【請求項3】 判定部は、文字の入力があった時点に代
    えて、前記文字の入力後さらに所定数の文字の入力があ
    った時点で、入力モードを表す識別子をモード切り替え
    部に出力することを特徴とする請求項1記載の文字入力
    装置。
  4. 【請求項4】 判定ステップは、文字の入力があった時
    点に代えて、前記文字の入力後さらに所定数の文字の入
    力があった時点で、入力モードを表す識別子をモード切
    り替え部に出力することを特徴とする請求項2記載の文
    字入力方法。
  5. 【請求項5】 文字入力部と、モード切り替え情報記憶
    部と、判定部と、モード記憶部と、モード切り替え部
    と、文字出力部とを備え、 前記文字入力部は文字を入力した後前記文字を前記判定
    部に出力し、 前記モード切り替え情報記憶部は特定の文字と入力モー
    ドの系列と前記入力モードの系列が表す履歴のもとでの
    前記文字入力部への前記特定の文字の入力に伴って移行
    すべき入力モードを表す識別子とを対応づけて記憶し、 前記モード記憶部は現在の入力モードを表す識別子と現
    在までの入力モードの履歴とを記憶し、 前記判定部は前記文字入力部から入力される文字と前記
    モード記憶部が記憶する現在までの入力モードの履歴と
    の組と前記モード切り替え情報記憶部が記憶する特定の
    文字と前記特定の文字に対応づけて記憶されている入力
    モードの系列との組とを比較して、一致するものがあれ
    ば前記特定の文字と前記入力モードの系列との組に対応
    づけて記憶されている移行すべき入力モードを表す識別
    子を前記モード切り替え部に出力し、あわせて前記文字
    入力部から入力された文字を比較結果の如何にかかわら
    ずそのまま前記文字出力部に出力し、 前記モード切り替え部は前記判定部が出力する入力モー
    ドを表す識別子をそれまで記憶していた識別子に代えて
    現在の入力モードを表す識別子として前記モード記憶部
    に記憶させ、 前記文字出力部は前記判定部から入力される文字を前記
    モード記憶部が記憶する入力モードを表す識別子に応じ
    たモードで出力することを特徴とする文字入力装置。
  6. 【請求項6】 文字入力部と、特定の文字と入力モード
    の系列と入力モードを表す識別子とを対応づけて記憶す
    るモード切り替え情報記憶部と、判定部と、現在の入力
    モードを表す識別子と現在までの入力モードの履歴とを
    記憶するモード記憶部と、モード切り替え部と、文字出
    力部とを備えた文字入力装置において、 前記文字入力部が文字を入力する文字入力ステップと、 前記判定部が前記文字入力ステップが入力する文字と前
    記モード記憶部が記憶する現在までの入力モードの履歴
    との組と前記モード切り替え情報記憶部が記憶する特定
    の文字と前記特定の文字に対応づけて記憶されている入
    力モードの系列との組とを比較して、一致するものがあ
    れば前記特定の文字と前記入力モードの系列との組に対
    応づけて記憶されている移行すべき入力モードを表す識
    別子を前記モード切り替え部に出力し、あわせて前記文
    字入力ステップが入力した文字を比較結果の如何にかか
    わらずそのまま前記文字出力部に出力する判定ステップ
    と、 前記モード切り替え部が前記判定部が出力したモードを
    表す識別子をそれまで記憶していた識別子に代えて現在
    の入力モードを表す識別子として前記モード記憶部に記
    憶させるモード切り替えステップと、 前記文字出力部が前記判定ステップで入力された文字を
    前記モード記憶部が記憶する入力モードを表す識別子に
    応じたモードで出力する文字出力ステップとを有してい
    ることを特徴とする文字入力方法。
  7. 【請求項7】 判定部は、文字の入力があった時点に代
    えて、前記文字の入力後さらに所定数の文字の入力があ
    った時点で、入力モードを表す識別子をモード切り替え
    部に出力することを特徴とする請求項5記載の文字入力
    装置。
  8. 【請求項8】 判定ステップは、文字の入力があった時
    点に代えて、前記文字の入力後さらに所定数の文字の入
    力があった時点で、入力モードを表す識別子をモード切
    り替え部に出力することを特徴とする請求項6記載の文
    字入力方法。
  9. 【請求項9】 モード切り替え情報記憶部は特定の文字
    と文字入力部への前記特定の文字の入力に伴って移行す
    べき入力モードを表す識別子とに代えて特定の文字の系
    列と前記文字入力部からの前記特定の文字の系列の入力
    に伴って移行すべき入力モードを表す識別子とを対応づ
    けて記憶し、 判定部は前記文字入力部から入力される文字と前記モー
    ド切り替え情報記憶部が記憶する特定の文字とを比較し
    て一致するものがあれば前記特定の文字に対応づけて記
    憶されている移行すべき入力モードを表す識別子をモー
    ド切り替え部に出力するのに代えて、前記文字入力部か
    ら入力される文字の系列と前記モード切り替え情報記憶
    部が記憶する特定の文字の系列とを比較し、一致するも
    のがあれば前記特定の文字の系列に対応づけて記憶され
    ている移行すべき入力モードを表す識別子を前記モード
    切り替え部に出力することを特徴とする請求項1記載の
    文字入力装置。
  10. 【請求項10】 判定部は文字入力部から入力される文
    字の系列とモード切り替え情報記憶部が記憶する特定の
    文字の系列とが一致した場合には、前記の文字の系列が
    入力された時点に代えて前記文字の系列の入力後さらに
    所定数の文字が入力された時点で前記特定の文字の系列
    に対応づけて記憶されている移行すべき入力モードを表
    す識別子をモード切り替え部に出力することを特徴とす
    る請求項9記載の文字入力装置。
  11. 【請求項11】 モード切り替え情報記憶部は特定の文
    字と入力モードの系列と前記入力モードの系列が表す履
    歴のもとでの文字入力部への前記特定の文字の入力に伴
    って移行すべき入力モードを表す識別子とに代えて、特
    定の文字の系列と入力モードの系列と前記入力モードの
    系列が表す履歴のもとでの前記文字入力部への前記特定
    の文字の系列の入力に伴って移行すべき入力モードを表
    す識別子とを対応づけて記憶し、 判定部は前記文字入力部から入力される文字とモード記
    憶部が記憶する現在までの入力モードの履歴との組と前
    記モード切り替え情報記憶部が記憶する特定の文字と前
    記特定の文字に対応づけて記憶されている入力モードの
    系列との組とを比較して一致するものがあれば前記特定
    の文字に対応づけて記憶されている移行すべき入力モー
    ドを表す識別子を前記モード切り替え部に出力するのに
    代えて、前記文字入力部から入力される文字の系列と前
    記モード記憶部が記憶する現在までの入力モードの履歴
    との組と前記モード切り替え情報記憶部が記憶する特定
    の文字の系列と前記特定の文字の系列に対応づけて記憶
    されている入力モードの系列との組とを比較して一致す
    るものがあれば前記特定の文字の系列と前記入力モード
    の系列との組に対応づけて記憶されている移行すべき入
    力モードを表す識別子を前記モード切り替え部に出力す
    ることを特徴とする請求項5記載の文字入力装置。
  12. 【請求項12】 判定部は、文字入力部から入力される
    文字の系列とモード記憶部が記憶する現在までの入力モ
    ードの履歴との組とモード切り替え情報記憶部が記憶す
    る特定の文字の系列と前記特定の文字の系列に対応づけ
    て記憶されている入力モードの系列との組とを比較して
    一致するものがあれば、その時点で前記特定の文字の系
    列と前記入力モードの系列との組に対応づけて記憶され
    ている移行すべき入力モードを表す識別子を前記モード
    切り替え部に出力するのに代えて、前記時点からさらの
    所定数の文字の入力の入力があった時点で前記特定の文
    字の系列と前記入力モードの系列との組に対応づけて記
    憶されている移行すべき入力モードを表す識別子を前記
    モード切り替え部に出力することを特徴とする請求項1
    1記載の文字入力装置。
JP4228906A 1992-08-27 1992-08-27 文字入力装置およびその方法 Pending JPH0675682A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012164270A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Kyocera Corp 携帯電子機器、表示制御方法及び表示制御プログラム

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