JPH0675572A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

Info

Publication number
JPH0675572A
JPH0675572A JP4004229A JP422992A JPH0675572A JP H0675572 A JPH0675572 A JP H0675572A JP 4004229 A JP4004229 A JP 4004229A JP 422992 A JP422992 A JP 422992A JP H0675572 A JPH0675572 A JP H0675572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
tone color
tone
switch
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4004229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2541063B2 (ja
Inventor
Shiro Sugiyama
四郎 杉山
Takahiro Kizaki
高宏 木崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP4004229A priority Critical patent/JP2541063B2/ja
Publication of JPH0675572A publication Critical patent/JPH0675572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541063B2 publication Critical patent/JP2541063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍵域分割や各鍵域への音色割り当てを極めて
容易に行うことができる電子楽器を実現する。 【構成】 音色選択手段により音色操作子の設定操作に
応じて少なくとも第1および第2の音色を選択してお
き、分割モード設定操作子が操作されつつ、第1の押鍵
操作がなされた場合、鍵域分割手段がこの第1の押鍵位
置を境に鍵盤を分割する。そして、第1の押鍵操作中
に、第1の押鍵位置より高音側の鍵域もしくは低音側の
鍵域を押鍵する第2の押鍵操作がなされると、音色割り
当て手段がこの第2の押鍵位置に対応した鍵域側へ第1
および第2の音色のいずれか一方を割り当てる。この結
果、鍵域分割や各鍵域への音色割り当てを極めて容易に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】この発明は、例えば、電子ピアノ等の鍵盤
を備えた電子楽器に係り、特に、鍵域を分割すると共
に、分割した各鍵域にそれぞれ異なる音色を割り当てる
ことができる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年では、鍵域を分割
し、これの一方を伴奏演奏用鍵域、他方をメロディ演奏
用鍵域とし、この分割した各鍵域にそれぞれ所定の音色
を割り当てることができる電子楽器が各種実用化されて
いる。
【0003】この種の電子楽器では、例えば、2つにグ
ループ分けされた複数の音色スイッチがパネル面に配設
されており、各グループの音色スイッチが同時に操作さ
れた場合に鍵域を2分割する分割モードに移行する。そ
して、この分割モードにおいて、鍵盤の所定のキーが押
鍵されると、この押鍵されたキーを境に上側鍵域と下側
鍵域とに2分割し、これらに選択された音色が各々割り
当てられるようになっている。なお、こうした電子楽器
については、特開平1−182895号公報に開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電子楽器においては、各グループの音色スイッチが
同時に操作された場合に分割モードに移行するようにな
っている。このため、分割された各鍵域に各々割り当て
られる音色は、各グループの中から1つしか選択するこ
とができない。
【0005】すなわち、この電子楽器では、複数の音色
スイッチを備えているものの、鍵域分割後には、各鍵域
に対して具備している各種音色を自由に割り振ることが
できないという問題がある。しかも、一旦、各鍵域にそ
れぞれ音色を割り当てた状態で、これを互いに入れ替え
るといったことができず、再び最初から設定し直さなけ
ればならないという操作上の煩わしさも生じていた。結
局、従来の鍵域分割する電子楽器では、音色設定に自由
度がなく、その設定においても良好な操作性に欠けてい
た。この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、
鍵域分割や各鍵域への音色割り当てを極めて容易に行う
ことができる電子楽器を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、鍵盤を複数
の鍵域に分割する鍵域分割モードを有し、該分割モード
により分割された鍵域別に異なる音色を割り当てて発音
動作する電子楽器において、各種音色を設定する複数の
音色操作子を備え、該音色操作子の設定操作に応じて少
なくとも第1および第2の音色を選択する音色選択手段
と、前記鍵域分割モードを設定する分割モード設定操作
子と、前記分割モード設定操作子が操作されつつ、第1
の押鍵操作がなされた場合、この第1の押鍵位置を境に
前記鍵盤を分割する鍵域分割手段と、前記第1の押鍵操
作中に、前記第1の押鍵位置より高音側の鍵域もしくは
低音側の鍵域を押鍵する第2の押鍵操作がなされた場
合、この第2の押鍵位置に対応した鍵域側へ前記第1お
よび第2の音色のいずれか一方を割り当てる音色割り当
て手段とを具備することを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、音色選択手段により音色操
作子の設定操作に応じて少なくとも第1および第2の音
色を選択しておき、分割モード設定操作子が操作されつ
つ、第1の押鍵操作がなされた場合、鍵域分割手段がこ
の第1の押鍵位置を境に鍵盤を分割する。そして、第1
の押鍵操作中に、第1の押鍵位置より高音側の鍵域もし
くは低音側の鍵域を押鍵する第2の押鍵操作がなされる
と、音色割り当て手段がこの第2の押鍵位置に対応した
鍵域側へ第1および第2の音色のいずれか一方を割り当
てる。これにより、鍵域分割ポイントの設定および鍵域
間での音色入れ替えが鍵盤操作で可能になる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 A.全体構成 図1はこの発明の一実施例による電子楽器の全体構成を
示す図である。この図において、1は押鍵検出回路等を
備えた鍵盤であり、押離鍵操作に応じたキーオン/オフ
信号やキーコード、あるいは押鍵強度に対応したタッチ
データ等の押鍵情報を発生する。2は外部のMIDI楽
器(図示略)と接続してMIDI信号を授受するMID
Iインタフェースである。
【0009】3はこの電子楽器のパネル面に配設される
各種パネルスイッチである。このパネルスイッチ3は、
例えば、図2に示すように、各種の音色を設定する音色
スイッチVSW1〜VSW5や、演奏モードを設定する
モードスイッチDUAL,SPLIT、あるいはタッチ
変換テーブル(後述する)を選択するセットスイッチS
ET1,SET2などが配設されている。こうしたパネ
ルスイッチ3は、それぞれ操作に対応した各種スイッチ
信号を発生するように構成されている。
【0010】ここで、上記モードスイッチDUALは、
音色スイッチにより選択した2つの音色データを用い、
2音色を同時に発音するデュアルモードを指定するスイ
ッチである。また、モードスイッチSPLITは、鍵盤
1中の所定の鍵を境に2分割した鍵域にそれぞれ選択し
た音色を割り当てて発音するスプリットモードを指定す
るスイッチである。なお、これら両モードスイッチが操
作されない場合には、全鍵域を単音色で発音するノーマ
ルモードとなる。したがって、この実施例では、演奏モ
ードとして、ノーマル、デュアル、およびスプリットの
3つの演奏モードが定義されている。なお、これら各演
奏モードの動作については後述する。
【0011】なお、上述した各演奏モードには、音色選
択に際し、次のような関係がある。すなわち、ノーマル
モードでは1種類の音色データを指定でき、これが「メ
インボイス」となる。また、デュアルモードおよびスプ
リットモードでは、2種類の音色データを指定でき、そ
の内、先に選択される音色が「メインボイス」、他方が
「サブボイス」となる。
【0012】4はLED(発光ダイオード)等から構成
される表示器である。表示器4は、図2に示すように、
7セグメントLEDで英数字を表示する表示部NDと、
パネルスイッチ3の操作に応じてオン/オフ状態を表す
LED1〜LED7とから構成されている。ここで、表
示部NDには、上述した「メインボイス」あるいは「サ
ブボイス」の音色番号や、鍵域分割時に設定するスプリ
ットキー(後述する)の音名が表示される。また、これ
らLED1〜7は、上述した音色スイッチVSW1〜V
SW5、モードスイッチDUAL,SPLITおよびセ
ットスイッチSET1,SET2のオン/オフ状態に対
応して点灯/消灯する。なお、これらスイッチは、トグ
ル的にオンオフ変化するものであって、オフ状態で押下
されるとオン状態になり、さらに押下するとオフ状態と
なる。また、各スイッチの押下状態を操作者が維持、す
なわち、スイッチを押し続けていることも検出される。
【0013】5はシステムバスを介して供給される各種
データに基づいて各部を制御するCPUであり、その動
作については後述する。また、このCPU5は、図示さ
れていないタイマクロック発生回路から10msec毎
に供給されるタイマ割込み信号に基づきタイマ割込み処
理(後述する)を実行する。6はCPU5にロードされ
る各種制御プログラムや、音色データおよびタッチ変換
テーブルなどのプリセットデータが記憶されるROMで
ある。すなわち、このROM6は、図3(a)に示すよ
うに、記憶エリアE1には、上記制御プログラムが記憶
され、記憶エリアE2には前述した音色スイッチVSW
1〜VSW5に各々対応した音色データVOICE1〜
VOICE5が記憶されている。また、記憶エリアE3
には、4種類のタッチ変換テーブルTTBL1〜TTB
L4が記憶されている。
【0014】このタッチ変換テーブルTTBL1〜TT
BL4とは、押鍵強度に応じて生成されるタッチデータ
に所望のタッチ特性を付与して出力するデータテーブル
である。これらタッチ変換テーブルTTBL1〜TTB
L4は、前述したセットスイッチSET1,SET2の
いずれか一方を押下しつつ、音色スイッチVSW1〜V
SW4で選択されるようになっている。すなわち、音色
スイッチVSW1〜VSW4がそれぞれタッチ変換テー
ブルTTBL1〜TTBL4に対応している。
【0015】なお、こうしたタッチ変換テーブルの選択
は、タッチ変換機能と称され、該機能はセットスイッチ
SET1(あるいはSET2)を押下しつつ音色スイッ
チVSW5を押下するとオフ状態に設定され、その機能
が解除される。ここで、セットスイッチSET1を押下
しつつ選択したタッチ変換テーブルの出力は、楽音発生
部8の音源に供給される。一方、セットスイッチSET
2を押下しつつ選択したタッチ変換テーブルの出力は、
MIDIインタフェース2を介して接続される外部音源
に供給される。
【0016】このようにして選択されるタッチ変換テー
ブルTTBL1〜TTBL4は、図3(b)に示す態様
でタッチ特性を付与する変換データが格納されている。
すなわち、先頭の読み出しアドレスから順次128段階
のタッチ強度に対応した変換データTOUCH−0〜1
27が記憶されている。これにより、押鍵強度に応じた
タッチデータを読み出しアドレスとし、読み出された変
換データが出力されるようになっている。
【0017】次に、再び図1を参照し、実施例の構成に
ついて説明する。7はCPU5のワークエリアとして使
用されると共に、各種のレジスタデータが一時記憶され
るRAMである。このRAM7は、図4に示すように、
各種レジスタデータが格納される記憶エリアREと、イ
ベントデータが書き込まれるバッファエリアBE1と、
MIDI送信データが書き込まれる送信バッファエリア
BE2とを有している。なお、これら各エリアRE,B
E1,BE2に書き込まれるデータの内容については、
後述する。8は例えば、周知の波形メモリ読み出し方式
により構成される楽音発生部であり、システムバスから
供給される押鍵情報(キーオン/オフ、キーコードおよ
びタッチデータ)や音色データに基づいて楽音合成し、
この結果得られる楽音信号Wを出力する。9はサウンド
システムであり、楽音信号Wに対してノイズ除去や効果
音等を付与するフィルタリングを施した後、これを増幅
してスピーカSPから発音させる。
【0018】B.実施例の動作 次に、上記構成による実施例の動作について図5〜図1
7を参照し、説明する。なお、ここでは、最初に実施例
の概略動作としてCPU5において実行されるメインル
ーチンについて示した後、前述した各演奏モードにおい
て実行される各種ルーチンの動作について説明する。
【0019】(1)概略動作(メインルーチンの動作) この実施例に電源が投入されると、CPU5はROM6
から制御プログラムをロードした後、図5に示すメイン
ルーチンを起動し、該ルーチンのステップSa1に処理
を進める。まず、CPU5の処理がステップSa1に進
むと、前述したRAM7に格納される各種レジスタや、
周辺回路の初期設定となる各種変数の初期設定がなさ
れ、次のステップSa2に進む。ステップSa2では、
鍵盤1の押離鍵状態を検出すると共に、パネルスイッチ
3のキー操作を検出するキースイッチスキャン処理が行
われ、次のステップSa3に進む。
【0020】ステップSa3では、MIDI処理が行わ
れる。このMIDI処理とは、前述したMIDIインタ
フェース2を介してMIDI信号を授受するものであ
り、例えば、上記ステップSa2で検出した押離鍵操作
に基づいて生成されるノートオン/オフ、あるいはノー
トコード、タッチデータ等のキーイベントをMIDI信
号として送信する。なお、この場合、MIDI信号は、
RAM7の送信バッファエリアBE2(図4参照)から
読み出される。
【0021】次いで、ステップSa4に進むと、設定表
示処理がなされる。この設定表示処理では、パネルスイ
ッチ3のキー操作、すなわち、音色スイッチVSW1〜
VSW5による音色設定や、モードスイッチDUAL,
SPLITによる演奏モードの設定、あるいはセットス
イッチSET1,SET2によるタッチ変換テーブルの
設定などが表示器4に表示され、次のステップSa5に
進む。
【0022】ステップSa5では、押離鍵操作に応じた
キーオン(発音)/キーオフ(消音)処理がなされ、こ
れら発音或いは消音処理が終了すると、ステップSa2
に戻り、上述した動作が繰り返される。このように、メ
インルーチンにあっては、イニシャライズ後、演奏者の
押離鍵操作あるいはパネルスイッチ操作を検出し、これ
に対応したMIDI処理、設定処理および発音処理が繰
り返されるようになっている。
【0023】(2)各種ルーチンの動作 次に、上述したメインルーチンを形成する各種ルーチン
を各演奏モードの動作に対応させて順次説明する。
【0024】a.ノーマルモード この場合、電源投入と共に演奏モードが一意的にノーマ
ルモードとして設定される。このノーマルモードにおい
ては、1種類の音色を設定でき、これに基づく全鍵域単
音色発音が行われる。まず、演奏に先立って、例えば、
演奏者がピアノ音の音色を指定する音色スイッチVSW
1を選択すると、前述したメインルーチンのステップS
a2(図5参照)でこのスイッチイベントが検出され
る。
【0025】次いで、このスイッチイベントが検出され
ると、ステップSa4の設定表示処理が実行される。こ
れによりCPU5は、図6に示す設定表示処理ルーチン
を起動する。この場合、設定表示処理ルーチンでは、音
色設定のみがなされるので、ステップSb5の音色設定
処理が起動され、図7に示す音色設定ルーチンのステッ
プSc1に処理が進む。
【0026】ステップSc1では、音色スイッチVSW
1〜VSW5のオンイベントが有るか否かを判断する。
この場合、音色スイッチVSW1が操作されているの
で、判断結果は「YES」となり、次のステップSc2
に進む。ステップSc2では、モードスイッチSPLI
Tがオフ状態、すなわち、後述するスプリットモード下
に有るか否かを判断する。ここでは、ノーマルモード下
にあるので、判断結果は「YES」となり、ステップS
c3に進む。
【0027】なお、音色スイッチVSW1〜VSW5の
オンイベントでない場合には、ステップSc1の判断結
果が「NO」となり、ステップSc13に進む。ステッ
プSc13では、全音色スイッチVSW1〜VSW5が
オフ状態にあるか否かを判断し、オフ状態である時には
判断結果が「YES」となり、ステップSc14に進
む。次いで、ステップSc14では、後述するレジスタ
FLG2のフラグ値を「0」にセットしてこのルーチン
を完了し、一方、オフ状態にない時には判断結果が「N
O」になり、このルーチンを完了する。
【0028】ステップSc3では、レジスタFLG2の
フラグ値が「0」であるか否かを判断する。ここで、レ
ジスタFLGは、2音色の設定が完了している場合に
「0」がセットされるフラグである。そして、ここで
は、電源投入後の初期設定であり、フラグ値は「0」で
あるので、この判断結果は「YES」となり、ステップ
Sc4に進む。
【0029】ステップSc4に進むと、操作された音色
スイッチ、すなわち、この例では、音色スイッチVSW
1が操作されたことで、ピアノ音の音色が前述した「メ
インボイス」となり、このピアノ音の音色番号がレジス
タMAINVにセットされると共に、当該レジスタMA
INVから読み出された音色番号が7セグメントLED
で構成された表示部NDに表示される。これにより、演
奏者は選択した音色がピアノ音であることを確認でき
る。
【0030】次いで、ステップSc5に進むと、対応音
色LEDが点灯され、この場合、音色スイッチVSW1
の上部に配設されるLED3が点灯し、オン状態となっ
ていることを表示する。次に、ステップSc6に進む
と、レジスタDUALFLGが「1」であるか否かを判
断する。このレジスタDUALFLGには、演奏モード
がデュアルモードとなっている時に「1」がセットされ
る。したがって、ここでは、ノーマルモードであるか
ら、判断結果は「NO」となり、このルーチンが完了す
る。一方、後述するデュアルモードである場合、すなわ
ち、レジスタDUALFLGのフラグ値が「1」の場合
には、判断結果が「YES」となり、次のステップSc
7に進む。そして、ステップSc7では、上述したレジ
スタFLG2に「1」をセットし、このルーチンを完了
し、メインルーチンへ復帰する。
【0031】こうして「メインボイス」の設定が完了し
た時点で、演奏者による押離鍵操作が行われると、キー
イベントが検出され、メインルーチンのステップSa5
において発音処理がなされる。この発音処理が起動され
ると、CPU5の処理は図8に示す発音処理ルーチンの
ステップSd1に進む。ステップSd1では、キーイベ
ントの有無を判断し、この場合、キーベント有りとして
判断結果が「YES」となり、ステップSd2に進む。
ステップSd2では、発音チャンネル割り当て処理がな
され、例えば、同時発音チャンネルが全て発音中にある
場合には、最も減衰の進んだチャンネルを新たな発音チ
ャンネルとして割り当てるなどの処理が行われる。ま
た、デュアルモードにおいては、2つの発音チャンネル
が確保される。
【0032】次いで、発音チャンネルの割り当てがなさ
れると、ステップSd3に進み、検出したキーイベント
がキーオンであるか否かを判断する。ここで、離鍵操作
である場合には、判断結果が「NO」となり、ステップ
Sd4でキーオフ処理が行われる。一方、押鍵操作であ
る場合には、ステップSd3の判断結果が「YES」と
なり、ステップSd5に進む。
【0033】ステップSd5では、レジスタKEYTB
Lが「0」であるか否かを判断する。このレジスタKE
YTBLとは、前述したタッチ変換機能を用いるか否か
を表すフラグ値を格納するものであって、「0」が格納
されている場合には、タッチ変換機能を用いず、一方、
「1」が格納されている場合には、タッチ変換テーブル
によるタッチデータが変換される。なお、タッチ変換機
能の動作については後述する。そして、この場合には、
タッチ変換テーブルを選択していないので、判断結果は
「YES」となり、ステップSd6に進む。
【0034】ステップSd6では、押鍵強度に応じたタ
ッチデータTCHをレジスタTCHONにセットし、次
のステップSd7(図9参照)に進む。ステップSd7
では、レジスタSPLITFLGが「0」であるか否か
を判断する。このレジスタSPLITFLGには、スプ
リットモードであることを表すフラグ値がセットされる
ものであり、「1」がセットされている場合に演奏モー
ドがスプリットモードであることを表す。したがって、
この場合、ノーマルモードであるから、判断結果は「Y
ES」となり、次のステップSd8へ進む。
【0035】次いで、ステップSd8では、レジスタM
AINVに記憶されている「メインボイス」の音色番号
に対応する音色データをROM6から読み出し、これを
ステップSc2において決定した発音チャンネルへ転送
する。この例では、「メインボイス」は音色データVO
ICE1、すなわち、ピアノ音が発音チャンネルへ転送
される。そして、ステップSd9に進むと、押鍵操作に
対応したキーコードKC、レジスタTCHONにセット
されたタッチデータおよびキーオン信号Konを音源の
割り当てられた発音チャンネルに送出し、発音させる。
続いて、ステップSd10に進むと、レジスタDUAL
FLGのフラグが「1」であるか否かを判断する。ここ
では、ノーマルモードであるから、判断結果が「NO」
となり、この発音処理ルーチンを完了し、メインルーチ
ンに復帰する。
【0036】以上のように、この実施例がノーマルモー
ド下にある場合には、演奏に先立って所望の音色をメイ
ンボイスとして設定し、この後に演奏操作することで、
設定された単音色の楽音が発音されることになる。
【0037】b.デュアルモード この場合、演奏者がパネル面に配設されるモードスイッ
チDUAL(図2)を操作すると、キースイッチスキャ
ン処理(ステップSa2)により当該操作が検出され、
続いて、ステップSa4の設定表示処理が実行される。
これによりCPU5は、設定表示処理ルーチン(図6参
照)を起動し、ステップSb1に進む。そして、ステッ
プSb1に進むと、デュアルスイッチ処理ルーチンが起
動され、図10のステップSe1に進む。
【0038】まず、ステップSe1では、モードスイッ
チDUALの操作により生じたオンイベントであるか否
かを判断する。この場合、モードスイッチDUALが操
作されているので、判断結果は「YES」となり、次の
ステップSe2に進む。ステップSe2では、レジスタ
DUALFLGのフラグ値が「0」であるか否か、すな
わち、既にモードスイッチDUALが操作されているか
否かを判断している。ここで、既に該スイッチDUAL
が操作され、デュアルモード下にある場合には、判断結
果が「NO」となり、ステップSe3〜Se5に進み、
デュアルモードが解除され、上述したノーマルモードへ
遷移する。
【0039】すなわち、ステップSe3では、レジスタ
DUALFLGのフラグ値を「0」とし、ステップSe
4では、パネル面に配設されたLED1(図2参照)を
消灯する。そして、ステップSe5では、「メインボイ
ス」に対応する音色表示用のLED3〜7のいずれかを
点灯させる。このように、モードスイッチDUALは、
トグルスイッチ的に動作するものであり、オン状態から
操作されると、オフ状態となってノーマルモードに移行
する。また、デュアルモードからノーマルモードに移行
すると、デュアルモード時に選択されていた「メインボ
イス」がそのままノーマルモードの「メインボイス」と
して設定されるようになっている。
【0040】一方、上述したステップSe2の判断結果
が「YES」の場合、つまり、ノーマルモードからデュ
アルモードに設定された場合には、ステップSe6に進
む。ステップSe6では、レジスタDUALFLGのフ
ラグ値が「1」となり、続いて、ステップSe7では、
LED1(図2参照)を点灯させる。次いで、ステップ
Se9〜Se10では、前モードが後述するスプリット
モードである場合を考慮して、これを解除する処理がな
される。
【0041】すなわち、ステップSe8に進むと、レジ
スタSPLITFLGのフラグ値を「0」にセットし、
スプリットモードでないことを表し、続いて、ステップ
Se9では、パネル面に配設されたLED2(図2参
照)を消灯するようにしている。ステップSe10で
は、レジスタSPLTON,SFLG1,FLG1の値
をそれぞれ「0」とし、スプリットモード状態をクリア
する。なお、これらレジスタSPLTON,SFLG
1,FLG1の値が意味するところは、後述する。
【0042】このようにして、デュアルモードに設定さ
れた状態で、演奏者が音色スイッチVSW1〜VSW5
の内から、「メインボイス」と「サブボイス」とを順次
選択すると、ステップSe11に進み、これらスイッチ
操作に対応した音色表示用のLEDが点灯する。これに
より、このデュアルスイッチ処理ルーチンが完了し、メ
インルーチンへ復帰する。
【0043】次に、メインルーチンに戻ったCPU5の
処理は、演奏者の音色スイッチ操作に基づき、音色設定
処理ルーチン(図7参照)に進む。ここで、上述したよ
うに、デュアルモードに設定された状態において、例え
ば、演奏者が最初に音色スイッチVSW2を操作する
と、前述したように、ステップSc1〜Sc7を介して
該スイッチVSW2の音色が「メインボイス」として割
り当てられる。続いて、例えば、演奏者が音色スイッチ
VSW2を押したままで、音色スイッチVSW3を操作
すると、この音色設定処理ルーチンのステップSc3の
判断結果が「NO」となり、ステップSc8に進む。
【0044】ステップSc8では、メインボイスを指定
したスイッチがオン状態のまま(押されたまま)である
かを判断する。ここで、該スイッチが押されたままでな
い(離された)場合には、「NO」となり、ステップS
c4に進み、新たなメインボイスの指定があったものと
して以後の処理を行う。したがって、この場合、スイッ
チVSW2が押されたままなので、判断結果は「YE
S」となり、次のステップSc9へ進む。ステップSc
9では、「メインボイス」と異なる番号の音色スイッチ
が操作されたか否かを判断する。そして、この場合も、
異なる番号の音色スイッチVSW3が操作されているか
ら、判断結果は「YES」となり、ステップSc10に
進む。
【0045】そして、ステップSc10〜Sc11で
は、2回目に操作された音色スイッチVSW3が「サブ
ボイス」として設定される。すなわち、ステップSc1
0では、選択された音色番号をレジスタSUBVにセッ
トし、続いて、ステップSc11では、「サブボイス」
に選択された音色スイッチVSW3に対応するLED5
(図2参照)を点灯する。次いで、ステップSc12に
進むと、2音色設定が完了した旨を表すように、レジス
タFLG2のフラグ値を「0」とし、このルーチンを完
了する。
【0046】こうして「メインボイス」と「サブボイ
ス」との設定が完了した時点で、演奏者による押離鍵操
作が行われると、キーイベントが検出され、メインルー
チンのステップSa5において発音処理がなされる。す
なわち、前述した発音処理ルーチンのステップSd1〜
Sd9(図8および図9参照)を介して「メインボイ
ス」の音色、すなわち、上記の例では音色スイッチVS
W2によって選択される音色に従った発音がなされる。
【0047】次いで、ステップSd10に進むと、レジ
スタDUALFLGのフラグ値が「1」であるか否かが
判断され、この場合、デュアルモードであるから判断結
果が「YES」となり、ステップSd11へ進む。ステ
ップSd11では、レジスタSUBVに記憶されている
「サブボイス」の音色番号に対応する音色データをRO
M6から読み出し、これを前述したステップSd2にお
いて決定した発音チャンネルへ転送する。この例では、
音色データVOICE3が発音チャンネルへ転送される
ことになる。そして、ステップSd12に進むと、押鍵
操作に対応したキーコードKCの音高を、レジスタTC
HONにセットされたタッチデータおよびキーオン信号
Konを音源の割り当てられた発音チャンネルに送出
し、発音させた後、この発音処理ルーチンを完了し、メ
インルーチンに復帰する。
【0048】このように、実施例がデュアルモード下に
ある場合には、演奏に先立って、所望の2音色をそれぞ
れ「メインボイス」、「サブボイス」として設定し、こ
の後に演奏操作することで、これら2音色同時発音によ
る楽音が形成される。
【0049】c.スプリットモード この場合、演奏者がパネル面に配設されるモードスイッ
チSPLIT(図2参照)を操作すると、キースイッチ
スキャン処理(ステップSa2)により当該操作が検出
され、続いて、ステップSa4の設定表示処理が実行さ
れる。これによりCPU5は、設定表示処理ルーチン
(図6参照)を起動し、ステップSb2に進む。そし
て、ステップSb2に進むと、図11に示すスプリット
スイッチ処理ルーチンが起動され、ステップSf1に進
む。
【0050】スプリットスイッチ処理は、基本的には、
モードスイッチSPLTが押されることによってスプリ
ットモードへの移行および解除を行うルーチンである。
ステップSf1では、レジスタSFLG1にセットされ
るフラグ値が「0」であるか否かを判断する。このレジ
スタSFLG1のフラグ値は、スプリットスイッチ処理
ルーチンにおける内部フラグであり、初期値は「0」で
ある。そして、初期値状態では、レジスタSFLG1=
「0」であるから、ここでの判断結果は「YES」とな
り、次のステップSf2に進む。
【0051】ステップSf2では、モードスイッチSP
LITの操作がオンイベントであるか否かを判断する。
ここで、オンイベントでない時には、このルーチンを完
了する。一方、オンイベントである場合には、判断結果
が「YES」となり、ステップSf3へ進む。ステップ
Sf3では、上述したように、レジスタSFLG1のフ
ラグ値を「1」として、一旦、このルーチンを完了し、
設定表示処理ルーチン(図6参照)へ復帰する。
【0052】こうしてレジスタSFLG1に「1」がセ
ットされた状態で、再びCPU5の処理がスプリットス
イッチ処理ルーチンに戻ってくる。そして、この時に
は、前述したステップSf1の判断結果が「NO」とな
り、ステップSf4に進む。ステップSf4では、レジ
スタSPLITFLGのフラグ値が「0」であるか否か
を判断する。そして、この場合、スプリットモードにな
っていないので、判断結果は「YES」となり、次のス
テップSf5に進む。
【0053】ステップSf5では、レジスタSPLTP
の内容、すなわち、後述する鍵域分割時の分割ポイント
となる鍵のキーコード(以下、これをスプリットキーと
称す)を読み出し、これを表示部ND(図2参照)に表
示する。次に、ステップSf6に進むと、レジスタTI
M3ONにフラグ値「1」をセットする。このフラグ値
は、後述する3秒間タイマのスタートフラグとなる。次
いで、ステップSf7〜Sf8では、モードスイッチS
PLITに対応して配設されたLED2を点灯させると
共に、レジスタSPLITFLGのフラグ値を「1」に
セットする。これにより、スプリットモードに設定され
ることになる。
【0054】次いで、ステップSf9では、上述したレ
ジスタSFLG1のフラグ値を「0」にセットし、次の
ステップSf10に進む。ステップSf10では、前モ
ードが前述したデュアルモードである場合を考慮して、
レジスタDUALFLGのフラグ値を「0」とすると共
に、LED1(図2参照)を消灯する。そして、ステッ
プSf11では、レジスタMAIV,SUBVに各々記
憶されている音色番号、すなわち、前述したデュアルモ
ードにおいて設定された「メインボイス」および「サブ
ボイス」に各々対応するLEDを点灯させ、このルーチ
ンを完了し、設定表示処理ルーチン(図6参照)へ復帰
する。
【0055】そして、CPU5の処理が設定表示処理ル
ーチンに戻ると、スプリットモードに設定されたこと
で、ステップSb3の判断結果が「YES」となり、次
のステップSb4へ進む。ステップSb4に進むと、図
12に示すスプリットポイント設定ルーチンが起動さ
れ、これによりCPU5の処理がステップSg1に進
む。なお、このスプリットポイント設定処理とは、前述
したスプリットキーを決めるためのものである。
【0056】まず、ステップSg1では、モードスイッ
チSPLITがオン状態に設定されているか否かを判断
する。そして、ここでは、オン状態に設定されているの
で、判断結果は「YES」となり、次のステップSg2
に進む。ステップSg2では、レジスタFLG1にセッ
トされるフラグ値が「1」であるか否かを判断する。こ
のレジスタFLG1には、スプリットキーが定められて
いる場合に「1」がセットされ、定められていない場合
に「0」がセットされる。したがって、この場合には、
まだスプリットキーを定めていないので、判断結果が
「YES」となり、次のステップSg3へ進む。
【0057】ステップSg3では、押鍵操作の有無が判
断される。ここで、例えば、演奏者が鍵域分割点となる
キー(スプリットキー)を押鍵すると、このステップS
g3での判断結果が「YES」となり、次のステップS
g4に進む。そして、ステップSg4では、この押鍵に
対応したキーコードKCをレジスタSPLTPに書込
む。これにより、スプリットキーが定まる。次いで、ス
テップSg5では、このレジスタSPLTPに記憶され
たスプリットキーの音名が表示部ND(図2参照)に表
示される。この表示部NDには、例えば、スプリットキ
ーの音名として「C3」が表示されるようになってい
る。
【0058】次に、ステップSg6に進むと、レジスタ
TIM3ONにフラグ値として「1」をセットする。こ
のレジスタTIM3ONは、後述する割込み処理により
機能する3秒間タイマをスタートさせるためのフラグ値
がセットされるものであって、「1」が書込まれた時点
から3秒間タイマが起動する。そして、ステップSg7
〜Sg8に進むと、前述したデュアルモードにて設定し
ておいた「メインボイス」および「サブボイス」がそれ
ぞれスプリットキーで分割された右鍵域と左鍵域に割り
当てられる。すなわち、ステップSg7では、レジスタ
SUBVに格納されている音色番号がレジスタLVにセ
ットされ、「サブボイス」が左鍵域(低音側)に割り当
てられる。そして、ステップSg8では、レジスタMA
INVに格納されている音色番号がレジスタRVにセッ
トされ、「メインボイス」が右鍵域(高音側)に割り当
てられる。
【0059】こうしてスプリットモードにおけるスプリ
ットキーの設定と、各鍵域への音色割り当てがなされる
と、ステップSg9に進み、上述したレジスタFLG1
のフラグ値を「1」とする。さらに、ステップSg10
に進むと、レジスタSPLTONにフラグ値「1」を書
き込み、スプリットモードがオン状態となっている旨を
表し、このルーチンを完了する。
【0060】次に、このスプリットモード下において演
奏者による押離鍵操作がなされると、前述した発音処理
ルーチン(図8および図9)において、発音チャンネル
割り当てや、タッチデータTCHの生成がなされる。そ
して、CPU5の処理が当該処理ルーチンのステップS
d7に進むと、この場合、レジスタSPLITFLGの
フラグ値が「1」であるから、ここでの判断結果が「N
O」となり、ステップSd13に進む。ステップSd1
3では、押鍵されたキーコードKCが上述したレジスタ
SPLTPに記憶されるスプリットキー以上であるか否
かを判断する。
【0061】ここで、キーコードKCがスプリットキー
以上である場合には、判断結果が「YES」となり、ス
テップSd14に進む。そして、この場合、右鍵域が押
鍵されたとして、レジスタRVに格納されている「メイ
ンボイス」の音色番号を参照して対応する音色データを
ROM7から読み出し、これを割り当てられた発音チャ
ンネルへ転送する。一方、そうでない場合には、判断結
果が「NO」となり、ステップSd15に進む。この場
合、左鍵域が押鍵されたとして、レジスタLVに格納さ
れている「サブボイス」の音色番号を参照して対応する
音色データをROM7から読み出し、これを割り当てら
れた発音チャンネルへ転送する。そして、以後、前述し
たステップSd9〜Sd12を介することによって、右
鍵域押鍵時には「メインボイス」による発音処理がなさ
れ、左鍵域押鍵時には「サブボイス」 による発音処理
がなされる。
【0062】ところで、これまでの説明では、デュアル
モードで設定しておいた「メインボイス」と「サブボイ
ス」とを用いた発音処理である。そこで、次には、この
スプリットモードでなされる音色設定動作について示
す。この場合、まず、演奏者によって音色スイッチVS
W1〜VSW5のいずれかが操作されると、前述した音
色設定ルーチン(図7参照)が起動され、ステップSc
1〜Sc7を介して「メインボイス」の音色が選択され
る。
【0063】一方、「サブボイス」の音色を選択する場
合には、モードスイッチSPLITを押下しつつ、音色
スイッチを操作する。すなわち、前述したステップSc
2においては、モードスイッチSPLITがオフ状態で
ある否かを判断するが、モードスイッチSPLITを押
下する間はオン状態にあるため、判断結果が「NO」と
なり、ステップSc15に進む。ステップSc15で
は、レジスタSPLITFLGのフラグ値が「1」であ
るか否かを判断する。そして、ここでは、当該フラグ値
は「1」であり、この判断結果は「YES」となり、ス
テップSc16に進む。ステップSc16では、選択し
た音色スイッチに対応した音色番号がレジスタSUBV
に格納され、続いて、ステップSc17では、この選択
した音色スイッチに対応して配設されているLED(図
2参照)を点灯させる。
【0064】このように、スプリットモードにおいて
は、単に音色スイッチを操作することによって指定され
た音色が「メインボイス」としてレジスタMAINVに
登録される。これに対し、「サブボイス」の登録は、モ
ードスイッチSPLITを押下しながら操作した音色ス
イッチにより指定されるようになっている。
【0065】次に、上述したスプリットキーの変更操作
および鍵域間の音色入れ替え操作について説明する。こ
の場合、前述したステップSg1〜Sg10を介してス
プリットキーの設定がなされる。すなわち、演奏者がモ
ードスイッチSPLITを押下してオン状態を保ちつつ
押鍵操作を行うと、その押鍵されたキーが新たなスプリ
ットキーとして設定される。このように、スプリットキ
ーは、演奏者がモードスイッチSPLITを押下しつつ
第1の押鍵操作を行うことによって設定される。なお、
このスプリットキーの設定動作は、スプリットモード下
にある場合のみならず、他の演奏モード下にある時でも
有効となる。
【0066】こうして、第1の押鍵操作に基づきスプリ
ットキーが設定されると、一旦、スプリットポイント処
理ルーチンが完了し、続いて、モードスイッチSPLI
Tが押下されていると、再び当該ルーチンが起動され
る。そして、この場合には、レジスタFLG1のフラグ
値は「1」であるから、ステップSg2の判断結果が
「NO」となり、CPU5の処理はステップSg11に
進む。ステップSg11に進むと、全鍵がオフ状態にあ
るか否かを判断する。ここで、全鍵がオフ状態にある場
合、つまり、後述する第2の押鍵操作が行われない時に
は、ステップSg12〜Sg13に進み、レジスタFL
G1およびレジスタSPLTONの両フラグ値をそれぞ
れ「0」にセットし、このルーチンをリセットする。
【0067】一方、演奏者によって第2の押鍵操作がな
されると、ステップSg14に進む。ステップSg14
では、レジスタSPLTPに記憶されているキーコード
と同じ押鍵が有るか否かを判断する。すなわち、演奏者
がモードスイッチSPLITをオンしながら第1の押鍵
操作を続けているか否かを判断する。ここで、異なる押
鍵である場合には、後述する音色入れ替え操作ではない
として判断結果が「NO」となり、このルーチンを完了
する。
【0068】これに対し、引続き、第1の押鍵操作が行
われている場合には、次のステップSg15へ進む。ス
テップSg15では、演奏者による第2の押鍵操作が有
るか否かを判断する。第2の押鍵操作がなされると、こ
の判断結果が「YES」となり、次のステップSg16
に進む。ステップSg16では、この第2の押鍵操作に
応じたキーコードKCがレジスタSPLTPに記憶され
ているものより大きいかあるいは等しいかを判断する。
【0069】ここで、KC≧SPLTPなる場合、つま
り、スプリットキーより右側に位置するキーが押鍵(第
2の押鍵)された時には、判断結果が「YES」とな
り、ステップSg17〜Sg20の処理が行われる。こ
のステップSg17〜Sg20では、「サブボイス」の
音色を左鍵域に割り当て、「メインボイス」の音色を右
鍵域に割り当てる。そして、さらに、右鍵域側(高音
側)に「メインボイス」が割り当てられたことを表すた
め、表示器ND(図2参照)のLED(発光素子)DO
TLを消灯、DOTRを点灯させる。そして、この後、
レジスタSPLTONのフラグ値を「1」にセットして
このルーチンを完了する。
【0070】一方、スプリットキーより左側に位置する
キーが押鍵(第2の押鍵)された時には、このステップ
Sg16の判断結果が「NO」 になり、ステップSg
21〜Sg24に進む。このステップSg21〜Sg2
4では、「メインボイス」の音色を左鍵域に割り当て、
「サブボイス」の音色を右鍵域に割り当てる。そして、
さらに、レジスタSPLTPに記憶されているキーコー
ドから「1」を引き、ステップSg20を経てこのルー
チンを完了する。なお、このステップSg23におい
て、レジスタSPLTPに記憶されているキーコードか
ら「1」減じているのは、スプリットキーが「メインボ
イス」に含まれるので、該キーコードを半音下げるよう
にしている。
【0071】以上のように、モードスイッチSPLIT
をオンしながら第1の押鍵を行うと、鍵域を分割するス
プリットキーが定まり、これに続いて第2の押鍵を行う
と鍵域間の音色入れ替えがなされる。すなわち、スプリ
ットキーより右側(高音側)で第2の押鍵がなされた時
には右鍵域が「メインボイス」、左鍵域が「サブボイ
ス」となり、一方、スプリットキーより左側(低音側)
で第2の押鍵がなされると、これと反対の音色が割り当
てられる。また、こうした音色の入れ替え動作は、表示
器NDのLEDの点灯状態で表示されるようになってい
る。
【0072】ところで、前述したように、スプリットキ
ーが設定された時には、3秒間タイマが起動し、これに
より該スプリットキーの音名が表示部NDに3秒間表示
されるようになっている。以下では、この3秒間タイマ
を実現するタイマ割込み処理ルーチンの動作について説
明する。まず、CPU5は外部から10msec毎に供
給されるタイマ割込み信号を受けると、図13に示すタ
イマ割込み処理ルーチンを起動し、ステップSi1に進
む。ステップSi1では、レジスタTIM3ONのフラ
グ値が「1」であるか否かを判断する。このフラグ値
は、スプリットキーが設定された時点でセットされるも
のであって、前述したステップSf6(図11参照)お
よびステップSg6(図12参照)にてセットされる。
【0073】ここで、当該フラグ値が「1」となってい
ない場合には、ステップSi2へ進み、その他のタイマ
割込み処理がなされてこのルーチンを完了する。一方、
フラグ値が「1」となっている場合には、判断結果が
「YES」となり、次のステップSi3に進む。ステッ
プSi3では、レジスタTIM3FLGのフラグ値が
「0」であるか否かを判断する。このレジスタTIM3
FLGには、3秒間タイマが起動した場合にフラグ値
「1」がセットされ、起動していない場合には「0」が
セットされる。
【0074】そして、このフラグ値が「0」である場合
には、判断結果が「YES」となり、次のステップSi
4に進む。一方、既に3秒間タイマが起動中にある時に
は、この判断結果が「NO」となり、後述するステップ
Si6に進む。次いで、ステップSi4に進むと、レジ
スタTIM3CNTに「300」(3秒に相当する値)
をセットし、続いて、ステップSi5では、レジスタT
IM3FLGのフラグ値を「1」とし、3秒間タイマを
起動する。
【0075】こうして3秒間タイマが起動した状態にお
いて、次のタイマ割込み信号が来ると、ステップSi3
の判断結果が「NO」となり、ステップSi6に進む。
ステップSi6では、レジスタTIM3CNTの設定値
を1デクリメントする。次いで、ステップSi7では、
このデクリメントされた値が「0」、すなわち3秒間経
過したか否かを判断する。ここで、3秒間経過していな
い場合には、判断結果が「NO」となり、このルーチン
を完了する。一方、3秒間経過した時には、判断結果が
「YES」となり、ステップSi8に進む。
【0076】ステップSi8に進むと、レジスタMAI
NVに書き込まれている「メインボイス」の音色番号を
7セグメントLEDによって構成された表示部NDに表
示する。そして、この後にステップSi9〜Si10に
進み、レジスタTIM3ON,TIM3FLGの両フラ
グ値を「0」にセットし、このルーチンを完了する。
【0077】次に、このスプリットモードを終了する場
合の動作について説明する。前述したスプリットスイッ
チ処理ルーチン(図11参照)において、スプリットモ
ード中(SPLITFLG=1)にモードスイッチSP
LITを押すと、ステップSf1,Sf2,Sf3でレ
ジスタSFLG=1となり、再びこのルーチンに戻って
くると、ステップSf1からステップSf4に進むが、
この場合、ステップSf4での判断結果が「NO」とな
り、ステップSf12に進む。ステップSf12では、
モードスイッチSPLITがオフ状態に設定されている
か否かを判断する。そして、ここではオフ状態に設定さ
れていれば、判断結果が「YES」となり、ステップS
f13に進む。
【0078】ステップSf13では、レジスタSPLT
ONのフラグ値が「0」となっているか、すなわち、前
述したスプリットポイント処理ルーチン(図12参照)
がリセットされているか否かを判断する。この場合、リ
セットされているので、判断結果は「YES」となり、
次のステップSf14に進む。次いで、ステップSf1
4では、レジスタSPLITFLGのフラグ値を「0」
とし、続いて、ステップSf15では、モードスイッチ
SPLITに対応して配設されるLED2(図2参照)
を消灯する。
【0079】次に、ステップSf16に進むと、レジス
タSPLTONのフラグ値を「0」とし、さらに、ステ
ップSf17ではレジスタSFLG1のフラグ値を
「0」にセットし、ステップSf18に進む。ステップ
Sf18では、レジスタMAINVに記憶されている音
色番号に対応した音色LEDのみを点灯する。このよう
に、スプリットモードがオフされると、前述したノーマ
ルモードに遷移し、全鍵域「メインボイス」による単音
発音となる。
【0080】d.タッチ変換/内部音源駆動 次に、本実施例においてなされるタッチ変換機能につい
て説明する。なお、ここでは、図14に示すように、押
鍵強度に応じたタッチデータTCHに所望のタッチ特性
を付与した後、これを内部音源(楽音発生部8)に供給
する態様について示す。
【0081】この場合、演奏者が所定の演奏モード下に
おいて、セットスイッチSET1(図2参照)を押しな
がら、例えば、音色スイッチVSW1を操作すると、こ
うしたスイッチ動作が検出され、CPU5の処理が図6
に示す設定表示処理ルーチンのステップSb6に進む。
そして、ステップSb6に進むと、CPU5の処理は、
図15に示すベロシティテーブル選択設定処理ルーチン
が起動され、ステップSj1に進む。
【0082】まず、ステップSj1では、音色スイッチ
VSW1〜VSW5のいずれかのオンイベントであるか
否かを判断する。この場合、音色スイッチVSW1が操
作されているから、判断結果が「YES」となり、次の
ステップSj2に進む。ステップSj2に進むと、オン
状態に設定された音色スイッチの番号が「VSW5」で
あるか否かを判断する。ここでは、音色スイッチVSW
5がオンされていないので、判断結果が「NO」とな
り、ステップSj3に進む。なお、この音色スイッチV
SW5が操作される場合とは、前述したように、タッチ
変換機能を解除する際の動作になる。
【0083】次いで、ステップSj3では、セットスイ
ッチSET1がオン状態になっているか否かを判断す
る。この場合、セットスイッチSET1が押下されてい
るので、判断結果が「YES」となり、次のステップS
j4に進む。ステップSj4では、操作された音色スイ
ッチ番号に対応して選択されるタッチ変換テーブル、こ
の例では音色スイッチVSW1に対応するタッチ変換テ
ーブルTTBL1の先頭アドレス値TTBLA0(図3
参照)をレジスタKEYTBLにセットし、このルーチ
ンを完了し、メインルーチンへ復帰する。
【0084】このようにして選択されたタッチ変換テー
ブルTTBL1は、前述した発音処理ルーチン(図8参
照)においてタッチ変換に供せられる。すなわち、例え
ば、いま、演奏者によって押鍵操作がなされると、この
時の押鍵強度に応じたタッチデータTCHが生成され、
続いて発音処理ルーチンが実行される。この発音処理ル
ーチンでは、前述したように、ステップSd1〜Sd3
を経てステップSd5に進み、レジスタKEYTBLの
設定値が「0」であるか否かを判断する。そして、この
場合には、上述したように、レジスタKEYTBLには
タッチ変換テーブルTTBL1の先頭アドレス値TTB
LA0が書き込まれているので、判断結果は「NO」と
なり、ステップSd16に進む。
【0085】ステップSd16に進むと、レジスタKE
YTBLに記憶された先頭アドレス値TTBLA0にタ
ッチデータTCHをオフセットさせ、これをタッチ変換
テーブルTTBL1の読み出しアドレスとして読み出し
を行い、読み出した変換タッチデータTCHONを内部
音源である楽音発生部8に供給する。したがって、この
例では、押鍵操作に応じて生成されたタッチデータTC
Hがタッチ変換テーブルTTBL1によって所定のタッ
チ特性が付与され、所望のタッチの楽音が形成される訳
である。
【0086】なお、こうしたタッチ変換機能を解除する
場合には、上述したように、セットスイッチSET1を
押しながら、音色スイッチVSW5を押下する。これに
より、ベロシティテーブル選択設定処理ルーチン(図1
5参照)のステップSj2における判断結果が「YE
S」となり、ステップSj7に進む。ステップSj7で
は、セットスイッチSET1がオン状態になっているか
否かを判断する。この場合、該スイチSET1が押下さ
れているので、この判断結果は「YES」となり、ステ
ップSj8に進む。そして、ステップSj8では、レジ
スタKEYTBLの設定値を「0」としてリセットし、
タッチ変換機能が解除される。
【0087】e.タッチ変換/MIDI出力 次に、タッチ変換テーブルの出力をMIDIインタフェ
ース2を介して外部音源に供給する態様(図14参照)
について示す。この場合、演奏者が所定の演奏モード下
において、セットスイッチSET2(図2参照)を押し
ながら、例えば、音色スイッチVSW2を操作すると、
こうしたスイッチ動作が検出され、CPU5の処理が上
述したステップSj1〜Sj3に進む。
【0088】そして、ステップSj3では、セットスイ
ッチSET1がオン状態になっているか否かを判断す
る。この場合、オフ状態であるから、判断結果が「N
O」となり、ステップSj5に進む。ステップSj5で
は、セットスイッチSET2がオン状態になっているか
否かを判断し、この場合、オンされているので、ステッ
プSj6に進む。次いで、ステップSj6では、操作さ
れた音色スイッチ番号に対応して選択されるタッチ変換
テーブル、この例では音色スイッチVSW2に対応する
タッチ変換テーブルTTBL2の先頭アドレス値TTB
LA0(図3参照)をレジスタMIDITBLにセット
してこのルーチンを完了し、メインルーチンへ復帰す
る。
【0089】ここで、CPU5の処理がメインルーチン
(図5参照)に復帰し、前述したステップSa3のMI
DI処理が起動されると、図16に示すMIDI処理ル
ーチンのステップSk1に処理が進む。このステップS
k1では、MIDIインタフェース2を介して供給され
るMIDI信号を受信する受信処理が行われる。次い
で、ステップSk2に進むと、キーイベント送信処理ル
ーチンが起動され、これによりCPU5の処理は、図1
7に示すキーイベント送信処理ルーチンのステップSm
1に進む。
【0090】ところで、演奏者の演奏操作に対応したキ
ーイベントは、前述したように、RAM7のイベントバ
ッファエリアBE1に逐次書き込まれている。そして、
このキーイベント送信処理ルーチンでは、該バッファエ
リアBE1からFIFO方式により読み出したキーイベ
ントに対応したMIDI規格の信号を外部MIDI楽器
へ送信する。以下では、こうした処理について説明す
る。
【0091】すなわち、まず、ステップSm1に進む
と、キーイベントが有るか否か判断する。ここで、キー
イベントが有る場合には判断結果が「YES」となり、
次のステップSm2に進む。ステップSm2では、検出
したキーイベントがキーオンであるか否かを判断する。
ここで、キーオンでない場合には、ステップSm3に進
み、キーオフイベントを送信する。
【0092】一方、検出したキーイベントがキーオンで
ある場合には、ステップSm4へ進む。ステップSm4
では、レジスタMIDITBLの内容が「0」であるか
否かを判断する。この場合、前述した一例として、レジ
スタMIDITBLにタッチ変換テーブルTTBLの先
頭アドレス値TTBLA0が書き込まれているので、そ
の判断結果は「YES」となり、ステップSm5に進
む。次いで、ステップSm5では、レジスタMIDIT
BLに記憶された先頭アドレス値TTBLA0にタッチ
データTCHをオフセットさせ、これをタッチ変換テー
ブルTTBL1の読み出しアドレスとして読み出す。そ
して、これに応じて読み出した変換タッチデータをレジ
スタTCHMに書き込み、ステップSm7へ進む。
【0093】これに対し、レジスタMIDITBLの設
定値が「0」の時、すなわち、タッチ変換を行わない場
合には、上述したステップSm4の判断結果が「YE
S」となり、ステップSm6に進み、キーオン時に生成
されるタッチデータTCHをレジスタTCHMにセット
し、ステップSm7に進む。ステップSm7では、キー
オンイベントデータとして、押鍵操作に対応したキーコ
ードKCと、レジスタTCHMにセットされるタッチデ
ータとをそれぞれMIDI情報として送信する。
【0094】これにより、押鍵操作に応じて生成された
タッチデータTCHが、選択されたタッチ変換テーブル
に基づき、所望のタッチ特性が付与された変換タッチデ
ータとしてキーコードKCと共に、外部のMIDI楽器
に送信される。そして、このMIDI出力を行う場合の
タッチ変換機能を解除するには、セットスイッチSET
2を押下しながら音色スイッチVSW5を操作する。こ
の結果、前述したベロシティテーブル選択設定処理ルー
チン(図15参照)のステップSj7における判断結果
が「NO」となり、ステップSj9に進む。ステップS
j9では、セットスイッチSET2がオンされているか
否かを判断する。そして、この場合には、オン状態とな
っているから、判断結果が「YES」となり、ステップ
Sj10に進む。次いで、ステップSj10では、前述
したレジスタMIDITBLの設定値を「0」としてリ
セットし、タッチ変換機能を解除する。
【0095】以上のように、この実施例にあっては、複
数のタッチ変換テーブルTTBL1〜TTBL4を具備
し、これらテーブルを内部音源発音用と、MIDIイン
タフェース2を介して接続される外部音源発音用とに各
々独立して割り当てることが可能になっている。このよ
うにすることで、内部音源および外部音源に対して供給
するタッチデータTCHに所望のタッチ特性を付与で
き、このようにすることで、内部音源と外部音源とのタ
ッチ特性を揃えるようにしたり、あるいは逆に意識的に
両者のタッチ特性を異ならせて音色変化を醸し出す等の
演奏効果を得ることができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、音色選択手段により音色操作子の設定操作に応じて
少なくとも第1および第2の音色を選択しておき、分割
モード設定操作子が操作されつつ、第1の押鍵操作がな
された場合、鍵域分割手段がこの第1の押鍵位置を境に
鍵盤を分割する。そして、第1の押鍵操作中に、第1の
押鍵位置より高音側の鍵域もしくは低音側の鍵域を押鍵
する第2の押鍵操作がなされると、音色割り当て手段が
この第2の押鍵位置に対応した鍵域側へ第1および第2
の音色のいずれか一方を割り当てる。すなわち、鍵域分
割ポイントの設定および鍵域間での音色入れ替えが鍵盤
操作できるので、鍵域分割や各鍵域への音色割り当てを
極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による一実施例の全体構成を示すブ
ロック図。
【図2】 同実施例におけるパネルレイアウト例を示す
図。
【図3】 同実施例におけるROM6の記憶エリアを示
すメモリマップ図。
【図4】 同実施例におけるRAM7の記憶エリアを示
すメモリマップ図。
【図5】 同実施例におけるメインルーチンの動作を示
すフローチャート。
【図6】 同実施例における設定表示処理ルーチンの動
作を示すフローチャート。
【図7】 同実施例における音色設定処理ルーチンの動
作を示すフローチャート。
【図8】 同実施例における発音処理ルーチンの動作を
示すフローチャート。
【図9】 同実施例における発音処理ルーチンの動作を
示すフローチャート。
【図10】 同実施例におけるデュアルスイッチ処理ル
ーチンの動作を示すフローチャート。
【図11】 同実施例におけるスプリットスイッチ処理
ルーチンの動作を示すフローチャート。
【図12】 同実施例におけるスプリットポイント処理
ルーチンの動作を示すフローチャート。
【図13】 同実施例におけるタイマ割込み処理ルーチ
ンの動作を示すフローチャート。
【図14】 同実施例におけるタッチ変換機能の概要を
説明するための図。
【図15】 同実施例におけるベロシティテーブル選択
設定処理ルーチンの動作を示すフローチャート。
【図16】 同実施例におけるMIDI処理ルーチンの
動作を示すフローチャート。
【図17】 同実施例におけるキーイベント送信処理ル
ーチンの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…鍵盤、2…MIDIインタフェース、3…パネルス
イッチ、4…表示器、5…CPU、6…ROM、7…R
AM、8…楽音発生部、 VSW1〜VSW5…音色ス
イッチ(音色操作子)、SPLIT…モードスイッチ
(分割モード設定操作子)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤を複数の鍵域に分割する鍵域分割モ
    ードを有し、該分割モードにより分割された鍵域別に異
    なる音色を割り当てて発音動作する電子楽器において、 各種音色を設定する複数の音色操作子を備え、該音色操
    作子の設定操作に応じて少なくとも第1および第2の音
    色を選択する音色選択手段と、 前記鍵域分割モードを設定する分割モード設定操作子
    と、 前記分割モード設定操作子が操作されつつ、第1の押鍵
    操作がなされた場合、この第1の押鍵位置を境に前記鍵
    盤を分割する鍵域分割手段と、 前記第1の押鍵操作中に、前記第1の押鍵位置より高音
    側の鍵域もしくは低音側の鍵域を押鍵する第2の押鍵操
    作がなされた場合、この第2の押鍵位置に対応した鍵域
    側へ前記第1および第2の音色のいずれか一方を割り当
    てる音色割り当て手段とを具備することを特徴とする電
    子楽器。
JP4004229A 1992-01-13 1992-01-13 電子楽器 Expired - Fee Related JP2541063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4004229A JP2541063B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4004229A JP2541063B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0675572A true JPH0675572A (ja) 1994-03-18
JP2541063B2 JP2541063B2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=11578744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4004229A Expired - Fee Related JP2541063B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541063B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259213A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Yamaha Corp 電子楽器及び波形割当てプログラム
JP2008076708A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 音色指定方法、音色指定装置及び音色指定のためのコンピュータプログラム
JP2010060874A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Casio Comput Co Ltd 音色指定装置、電子楽器及び音色指定処理のプログラム
JP2010078912A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Casio Computer Co Ltd 電子楽器及びプログラム
JP2010079165A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Casio Computer Co Ltd 音色指定装置、電子楽器及び音色指定処理のプログラム
JP2010102232A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Yamaha Corp 電子鍵盤楽器
US8388522B2 (en) 2006-01-13 2013-03-05 Olympus Medical Systems Corp. Endoscope system, program and endoscope system control method

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013152395A (ja) 2012-01-26 2013-08-08 Yamaha Corp 電子楽器及びプログラム
JP2013174771A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Yamaha Corp 電子楽器およびその制御方法を実現するためのプログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259213A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Yamaha Corp 電子楽器及び波形割当てプログラム
US8388522B2 (en) 2006-01-13 2013-03-05 Olympus Medical Systems Corp. Endoscope system, program and endoscope system control method
JP2008076708A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 音色指定方法、音色指定装置及び音色指定のためのコンピュータプログラム
JP2010060874A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Casio Comput Co Ltd 音色指定装置、電子楽器及び音色指定処理のプログラム
JP2010078912A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Casio Computer Co Ltd 電子楽器及びプログラム
JP2010079165A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Casio Computer Co Ltd 音色指定装置、電子楽器及び音色指定処理のプログラム
JP2010102232A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Yamaha Corp 電子鍵盤楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2541063B2 (ja) 1996-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2991044B2 (ja) 自動演奏機能を有した電子楽器
JP2541063B2 (ja) 電子楽器
JPH0713036Y2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP2591121B2 (ja) 和音設定装置及び電子管楽器
JP3386826B2 (ja) 電子楽器
JP3334215B2 (ja) 電子楽器
JPH06202654A (ja) 電子楽器
JP3567293B2 (ja) 発音チャンネル割当装置
JPH07219545A (ja) 電子楽器
JP2687810B2 (ja) 電子楽器
JP3637900B2 (ja) 電子楽器
JP3940999B2 (ja) 演奏装置および演奏方法
JP2543307Y2 (ja) 電子楽器
JP3667387B2 (ja) 電子楽器
JP3767665B2 (ja) 演奏案内装置および演奏案内方法
JP2699745B2 (ja) 電子楽器
JPH0743593B2 (ja) 電子楽器の音域変換装置
JP2943492B2 (ja) 電子楽器
JP3744667B2 (ja) 自動伴奏装置および自動伴奏方法
JPH087434Y2 (ja) 電子楽器
JPH1165563A (ja) 電子楽器
JPH0934458A (ja) 楽音制御装置
JP4645285B2 (ja) 電子楽器
JPH10187152A (ja) 楽音データ変換装置
JPH07181972A (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960528

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees