JPH0675516A - 混成型ホログラムとその製造方法 - Google Patents
混成型ホログラムとその製造方法Info
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- JPH0675516A JPH0675516A JP25075592A JP25075592A JPH0675516A JP H0675516 A JPH0675516 A JP H0675516A JP 25075592 A JP25075592 A JP 25075592A JP 25075592 A JP25075592 A JP 25075592A JP H0675516 A JPH0675516 A JP H0675516A
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Abstract
ムとその製造方法を提供する。 【構成】 ホログラム画像が白色光再生可能に記録され
る樹脂層13の裏面に形成される反射層が、樹脂層13
の裏面に部分的に形成された第1の反射層14と、樹脂
層13の裏面であって第1の反射層13以外の部分に形
成された第2の反射層15を有する。
Description
って、その反射層が、例えば、透明又は半透明な反射層
と金属光沢を有する反射層との組み合わせにより構成さ
れているというように、反射層が部分的に異なる混成型
ホログラムとその製造方法に関するものである。
的に示す断面図である。従来のホログラム30は、PE
Tなどの基材層31上に、ホログラム形成層32が形成
されている。このホログラム形成層32は、ホログラム
画像のレリーフ面33aがエンボス加工された樹脂層3
3と、樹脂層33のレリーフ面33aに形成されたホロ
グラム効果を増大させる反射層34とから構成されてい
る。
は、Al(アルミニウム)などの金属を、透明タイプの
場合には、ZnS又はTiO2 などの金属化合物を蒸着
した層である。反射層34の裏面側には、被着体20に
粘着するための粘着剤層36が形成されている。
は、製造技術の高さや製造設備の高価さ等によって、ク
レジットカード等に形成する偽造防止手段として、最も
効果の高いものと評価されていた。しかし、近年、クレ
ジットカード等に使用されているホログラムが偽造され
る事件が発生し、その偽造防止効果が除々に薄れていく
傾向にある。また、ホログラムが普及するにつれて、デ
ザイン的な斬新さも失われつつあり、新規なデザインが
要求されている。本発明の目的は、前述の課題を解決
し、偽造防止効果の高い、新規な混成型ホログラムとそ
の製造方法を提供することである。
に、本発明による混成型ホログラムの第1の解決手段
は、ホログラム画像が白色光再生可能に記録される樹脂
層と、その樹脂層の裏面に形成される反射層とからなる
ホログラムにおいて、前記反射層は、前記樹脂層の裏面
に部分的に形成された第1の反射層と、前記樹脂層の裏
面であって前記第1の反射層以外の部分に形成された第
2の反射層を有することを特徴とする。
は、金属光沢のある反射層であり、前記第2の反射層
は、透明又は半透明な反射層であることを特徴とする。
第3の解決手段では,前記第1の反射層は、透明又は半
透明な反射層であり、前記第2の反射層は、前記第1の
反射層と屈折率又は透明度若しくは着色透明の色合いが
異なる透明又は半透明な反射層であることを特徴とす
る。第4の解決手段では、前記第1の反射層は、金属光
沢のある反射層であり、前記第2の反射層は、前記第1
の反射層と異なる種類の色合いの金属光沢のある反射層
であることを特徴とする。第5の解決手段は、前記第1
の反射層と前記第2の反射層とは、厚みが同一であるこ
とを特徴とする。第6の解決手段は、前記第1の反射層
と前記第2の反射層とは、各々厚みが異なることを特徴
とする。
1の製造方法は、第1〜第6の解決手段の混成型ホログ
ラムを製造する混成型ホログラムの製造方法において、
ホログラム画像が白色光再生可能に記録される樹脂層の
片側に所望の絵柄状の第1のマスクを重ねる工程と、前
記樹脂層の片側の前記第1のマスクと重なっていない部
分にのみ前記第1の反射層を蒸着により形成する工程
と、前記第1の反射層の裏面に第2のマスクを重ねる工
程と、前記樹脂層の片側の前記第2のマスクと重なって
いない部分にのみ前記第2の反射層を蒸着により形成す
る工程とを含むことを特徴とする。
造方法は、第1〜第6の解決手段の混成型ホログラムを
製造する混成型ホログラムの製造方法において、ホログ
ラム画像が白色光再生可能に記録される樹脂層の片側に
前記第1の反射層を形成する工程と、前記第1の反射層
の片側に所望の絵柄状にマスク層を形成する工程と、前
記マスク層を形成していない部分の前記第1の反射層を
取り除く工程と、前記樹脂層の少なくとも前記第1の反
射層を取り除いた部分に前記第2の反射層を形成する工
程と、前記マスク層を除去する工程とを含むことを特徴
とする。
3の製造方法は、第1〜第6の解決手段の混成型ホログ
ラムを製造する混成型ホログラムの製造方法において、
ホログラム画像が白色光再生可能に記録される樹脂層の
片側に所望の絵柄状にマスク層を形成する工程と、前記
樹脂層及び前記マスク層の片側に前記第1の反射層を形
成する工程と、前記マスク層を形成した部分の前記第1
の反射層を取り除く工程と、前記樹脂層の少なくとも前
記第1の反射層を取り除いた部分に前記第2の反射層を
形成する工程と、前記マスク層を除去する工程とを含む
ことを特徴とする。
層に直接、又は前記第1及び第2の反射層を形成した後
に、前記ホログラム画像のレリーフ面を形成する工程を
含むことを特徴とすることができる。
が混在するので、製造が難しく偽造防止効果が向上す
る。また、反射層自体で所望の絵柄等を表現することが
できるとともに、ホログラム画像を再生することができ
るために、デザインの自由度が向上し、斬新な絵柄を得
ることができる。
発明を詳細に説明する。図1は、本発明による混成型ホ
ログラムの実施例を模式的に示す断面図、図2は、図1
の上面図、図3は、本発明による混成型ホログラムの製
造方法の実施例を示す工程図である。この実施例の混成
型ホログラム10は、図1に示すように、基材層11
と、ホログラム形成層12と、粘着剤層16とが、この
順に積層されている。
力による損傷から保護するためと、強度をもたせるため
のものであり、転写箔のときは必要ない。基材層11の
材質としては、セルロース系樹脂、ポリイミド系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフ
ィン系樹脂等の単体、混合物および共重合体等を用いる
ことができる。この基材層11の厚さは、5〜200μ
m程度が好ましい。なお、後述するように基材層11が
樹脂層13を兼ねるようにすることも可能である。
きる2次元又は3次元画像をホログラム画像として、例
えば、レリーフホログラム方式で記録したものであり、
撮影方法としては、例えば、イメージホログラム、レイ
ンボウホログラム、マルチプレックスホログラム、コン
ピュータエイデッドホログラム、部分的に形成したホロ
グラフィックグレーティングなどが挙げられる。ここ
で、コンピュータエイデッドホログラムとは、撮影時に
実在する物体を撮影する代わりに、複数のコンピュータ
グラフィックスを撮影し、視差を利用して立体に見せる
ようにしたものをいう。また、ホログラム画像として
は、必ずしもホログラフィックな方法により記録したも
のでなくてもよく、機械的又はフォトレジスト等の感光
材料への電子ビーム直接描画などのフォトリソグラフィ
等により記録して得られるレリーフ状回折格子を部分的
に形成したものも使用できる。通常は、これらの記録の
レリーフ形状をエンボス複製したものが使用される。こ
の実施例でいうホログラム画像とは、上記のような回折
格子により形成される回折パターンをも含むものであ
る。
画像のレリーフ面13aが下面に形成された樹脂層13
と、その樹脂層13のレリーフ面13aの下面に、透明
又は半透明の第1の反射層14と金属光沢のある第2の
反射層15とが、重なり合うことなく直接形成されてい
る。この実施例では、レリーフ面13aに、第1の反射
層14及び第2の反射層15が直接形成されるので、ホ
ログラム画像が鮮明に観察できる。第2の反射層15
は、例えば、図2(A)に示すように、第1の反射層1
4と交互に縞状に配置してもよいし、図2(B)に示す
ように、第1の反射層14を枠状に囲むようにしてもよ
い。
脂、熱硬化性樹脂又はそれらの混合物を用いることがで
きる。その他では、ラジカル重合性不飽和基を有する熱
又は光若しくは他の輻射線で硬化する成形性物質を用い
ることができる。この樹脂層13は、基材層11上にコ
ーティング方式などにより形成されるが、基材層11が
ポリエステル,ポリ塩化ビニル,ポリカーボネイトなど
のようなエンボス成型可能なものであれば、それ自体に
レリーフホログラム等によるホログラム画像を形成して
もよく、その場合には、樹脂層12は不要である。
する材料を採用する場合は、樹脂層13と屈折率の異な
る透明材料や、厚みが200Å未満の金属薄膜層等があ
げられる。前者の場合には、第1の反射層14の屈折率
は、樹脂層13の屈折率よりも大きくても小さくてもよ
いが、屈折率の差が0.1以上であることが好ましく、
差が0.5以上さらに、1.0以上大きいことがより好
ましい。また、後者の場合は、金属製薄膜ではあるが、
厚みが200Å未満であるために、光波の透過率が大き
く、このため、ホログラム効果発現作用とともに、下部
の被着体20の非隠蔽作用を発揮する。
樹脂層13よりも屈折率の大きい透明連続薄膜として、
Sb2 S3 (3.0)、ZnS(2.1)、TiO
2 (2.3)等があげられる。第1の反射層14を樹脂
層12に形成するには、真空蒸着法、スパッタリング法
等の薄膜成形方法を用いればよい。
る材料を採用する場合は、例えば、Cr,Ti,Fe,
Co,Ni,Cu,Ag,Au,Ge,Al,Mg,S
b,Pb,Pd,Cd,Bi,Sn,Se,In,G
a,Rb等の金属及びその酸化物、窒化物等を単独又は
2種類以上組み合わせて、蒸着、スパッタ、イオンプレ
ーティング、電解メッキ、無電解メッキ等により樹脂層
13上に形成される。上記の金属中、Al,Cr,N
i,Ag,Au等が特に好ましく用いられ、その膜厚は
10〜10,000Å、さらに200〜2,000Åが
望ましい。
15の材質を前述のように、第1の反射層14を透明反
射性を有する材料とし、第2の反射層15を金属光沢を
有する材料とすれば、レリーフ面13aに接している第
1の反射層14の部分と第2の反射層15の部分とのコ
ントラストが明瞭となり、所望の絵柄等を目視可能な状
態で反射層に保持させておくことができる。
b2 S3 、第2の反射層15としてZnSというよう
に、両方の反射層に透明反射性を有する屈折率の異なる
材料を採用すれば、一見するとただの透明反射型ホログ
ラムに見えるものの、第1の反射層14のみが形成され
た部分と、第2の反射層15のみが形成された部分との
反射光の光路差による干渉効果の差により、また、反射
光の強度差により、再生されるホログラム画像の強度分
布に差が生ずるために、所望の絵柄等をホログラム画像
に潜めておくことができ、偽造防止効果と意匠性の向上
をはかることができる。このときに、第1の反射層14
と第2の反射層15の厚みを異ならせれば、より効果が
大きくなる。また、第1の反射層14と第2の反射層1
5の材料を実質的に同質のものを用いる場合には、厚み
の差を設けることにより、同様の効果が得られる。
g、第2の反射層15としてAuというように、両方の
反射層が異なる種類の色合いであれば、反射層自体に所
望の絵柄等を目視可能に保持させることができ、意匠性
の向上を図ることができる。このことは、両方の反射層
がともに金属光沢を有する材料で形成される場合により
一層効果がある。
lを100Åの厚さで、第2の反射層15としてAlを
300Åの厚さでというように、第1の反射層14及び
第2の反射層15の材料を実質的に同一のものとすれ
ば、第1の反射層14のみの厚さの薄い部分は透明性が
強くなり、第1の反射層14と第2の反射層15との厚
さの厚い部分は反射性が強くなるために、所望の絵柄等
を反射層自体に目視可能に保持させるだけでなく、実質
的に同一の材料であるので違和感を減らすことができ
る。
被着体20の表面に貼付するためのものであり、この実
施例では、アクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル系
樹脂、ウレタン系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系樹
脂、ゴム系樹脂、アイオノマー樹脂等の粘着剤を使用す
ることができる。この粘着剤層16は、厚み0.1〜5
0μm程度であればよいが、1〜10μmが好ましい。
混成型ホログラムの製造方法の第1の実施例について説
明する。まず、図3(A)に示すように、PETフィル
ムを基材層11として、その基材層11上に形成された
熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の混合物などの樹脂層13
に、ホログラム画像を形成するためのエンボス加工を施
し、レリーフ面13aを形成する。
層13のレリーフ面13a上に、Al等の金属を蒸着し
た第2の反射層15を形成する。さらに、第2の反射層
15を残したい部分に、シルクスクリーン印刷又はグラ
ビア印刷など方法によってマスク印刷して、マスク層2
1を形成する。この後、図3(C)に示すように、水酸
化ナトリウムなどのアルカリ性溶液や塩化第二鉄などの
溶剤を用いて、マスク層21の部分以外の第2の反射層
15aを除去し、必要であれば、酸などで中和したのち
に、水洗いによりアルカリ等を洗い流して、金属の腐食
の進行を止める。さらに、図3(D)に示すように、樹
脂層13又はマスク層21を覆うように、Sb2 S3 等
の金属化合物を蒸着した第1の反射層14を形成する。
最後に、マスク層21をその上に形成された第1の反射
層14とともに除去すれば、図3(E)に示すように、
第1及び第2の反射層14,15が樹脂層13上に直接
しかも、交互に同一層として形成された混成型ホログラ
ム10を得ることができる。
図である。第2の反射層15は、次のようにして除去し
てもよい。図3(B)に示すようにマスク印刷をする代
わりに、図4(A)に示すように、ホトレジスト22を
全面に塗布して、図4(B)に示すように、絵柄が記録
された原版フィルム23を密着し、UVランプ24で露
光する。そして、光の当たった部分を洗浄除去したの
ち、図4(C)に示すように、第2の反射層15の露出
した部分をアルカリ性溶液などでエッチング除去する。
再び、図4(D)に示すように、ホトレジスト22’を
全面に塗布して、絵柄が記録された原版フィルム23’
を密着し、UVランプ24で露光する。そして、光の当
たった部分を洗浄除去したのち、図4(E)に示すよう
に、第1の反射層15の露出した部分をアルカリ性溶液
などでエッチング除去する。最後に、残ったホトレジス
ト22’を除去すれば、図3(E)と同じ混成型ホログ
ラム10ができる。このように、密着露光した場合に
は、第1及び第2の反射層14,15を精度よく形成す
ることができる。
製造方法の第2の実施例を示す工程図である。なお、前
述した第1の実施例と同様な機能を果たす部分には、同
一の符号を付して説明する。まず、図5(A)に示すよ
うに、PETフィルムを基材層11として、その基材層
11上に形成された紫外線硬化樹脂などの樹脂層13
に、ホログラム画像を形成するためのエンボス加工を施
し、レリーフ面13aを形成する。そして、第2の反射
層15を除去したい部分に、水溶性インキによってマス
ク印刷して、マスク層25を形成する。
3及びマスク層25の片面の全面に、Al等の金属を蒸
着した第2の反射層15を形成する。さらに、水溶性イ
ンキ25を、積層された第2の反射層15と共に、洗浄
除去すると、図5(C)に示すように、樹脂層13の裏
面に部分的に第2の反射層15を形成することができ
る。次いで、第1の反射層14を除去したい部分に、水
溶性インキによってマスク印刷して、マスク層25’を
形成し、樹脂層13のレリーフ面13a上及びマスク層
25’を覆うように、ZnS等の金属化合物を蒸着した
第1の反射層14を形成する。最後に、水溶性インキ2
5’を、積層された第1の反射層14と共に、洗浄除去
すると、図5(E)に示すように、樹脂層13の裏面
に、第1の反射層14と第2の反射層15を別々に形成
することができる。
製造方法の第3の実施例を示す工程図である。まず、レ
リーフ面の形成されていないポリエチレンからなる樹脂
層13に、所望の絵柄等の空隙を有するマスク26を対
接させ、TiO2 を蒸着させ、マスク26を樹脂層13
から外すと、所望の絵柄等の部分のみ透過反射性の第1
の反射層14が形成される〔図6(A)参照〕。この後
に、第1の反射層14の部分にマスク26’を対接させ
〔図6(C)参照〕、第1の反射層14と略同じ厚みに
Alを真空蒸着させ、マスク26’を外す〔図6
(D)〕。最後に、ホログラムのレリーフに相当する凹
凸が形成された金型を、樹脂層13の第1及び第2の反
射層14,15が形成されている面に当て、加熱加圧す
ることにより、樹脂層13及び第1又は第2の反射層1
4,15にホログラムのレリーフ面13a(14a,1
5b)を形成する。この場合に、第1の反射層14の部
分は透明反射性を有し、第2の反射層15の部分は、金
属光沢のある反射性を有する。また、この実施例では、
第1及び第2の反射層14,15の厚みが略同じ(平面
的には一層)であるので、最後にホログラムのレリーフ
面を形成することができる。
変形や変更ができ、それらも本発明の範囲内である。第
1の反射層14が透明反射層、第2の反射層15が金属
反射層の実施例をあげて説明したが、第1の反射層14
が透明反射層であり、第2の反射層15が第1の反射層
14と厚み、屈折率又は透明度若しくは着色透明の色合
いが異なる透明反射層であってもよい。さらに、前記反
射層が2種類以上組み合わされたものであってもよい。
れば、第1の反射層と第2の反射層が混成するので、そ
の製造工程、材料、加工技術の困難さにより、従来のホ
ログラムと比較して、偽造防止効果が飛躍的に向上す
る。また、機械読み取り等の煩わしい作業もなく、目視
で容易にホログラムの真偽判定をすることができる。
混成するので、今までにない斬新なデザインのホログラ
ムが得られる。
的に示す断面図である。
1の実施例を示した工程図である。
2の実施例を示した工程図である。
3の実施例を示した工程図である。
である。
Claims (10)
- 【請求項1】 ホログラム画像が白色光再生可能に記録
される樹脂層と、その樹脂層の裏面に形成される反射層
とからなるホログラムにおいて、 前記反射層は、前記樹脂層の裏面に部分的に形成された
第1の反射層と、前記樹脂層の裏面であって前記第1の
反射層以外の部分に形成された第2の反射層を有するこ
とを特徴とする混成型ホログラム。 - 【請求項2】 前記第1の反射層は、金属光沢のある反
射層であり、前記第2の反射層は、透明又は半透明な反
射層であることを特徴とする請求項1に記載の混成型ホ
ログラム。 - 【請求項3】 前記第1の反射層は、透明又は半透明な
反射層であり、前記第2の反射層は、前記第1の反射層
と屈折率又は透明度若しくは着色透明の色合いが異なる
透明又は半透明な反射層であることを特徴とする請求項
1に記載の混成型ホログラム。 - 【請求項4】 前記第1の反射層は、金属光沢のある反
射層であり、前記第2の反射層は、前記第1の反射層と
異なる種類の色合いの金属光沢のある反射層であること
を特徴とする請求項1に記載の混成型ホログラム。 - 【請求項5】 前記第1の反射層と前記第2の反射層と
は、厚みが同一であることを特徴とする請求項1〜請求
項4のいずれか1項に記載の混成型ホログラム。 - 【請求項6】 前記第1の反射層と前記第2の反射層と
は、各々厚みが異なることを特徴とする請求項1〜請求
項4のいずれか1項に記載の混成型ホログラム。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記
載の混成型ホログラムを製造する混成型ホログラムの製
造方法において、 ホログラム画像が白色光再生可能に記録される樹脂層の
片側に所望の絵柄状の第1のマスクを重ねる工程と、 前記樹脂層の片側の前記第1のマスクと重なっていない
部分にのみ前記第1の反射層を蒸着により形成する工程
と、 前記第1の反射層の裏面に第2のマスクを重ねる工程
と、 前記樹脂層の片側の前記第2のマスクと重なっていない
部分にのみ前記第2の反射層を蒸着により形成する工程
とを含むことを特徴とする混成型ホログラムの製造方
法。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
載の混成型ホログラムを製造する混成型ホログラムの製
造方法において、 ホログラム画像が白色光再生可能に記録される樹脂層の
片側に前記第1の反射層を形成する工程と、 前記第1の反射層の片側に所望の絵柄状にマスク層を形
成する工程と、 前記マスク層を形成していない部分の前記第1の反射層
を取り除く工程と、 前記樹脂層の少なくとも前記第1の反射層を取り除いた
部分に前記第2の反射層を形成する工程と、 前記マスク層を除去する工程とを含むことを特徴とする
混成型ホログラムの製造方法。 - 【請求項9】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
載の混成型ホログラムを製造する混成型ホログラムの製
造方法において、 ホログラム画像が白色光再生可能に記録される樹脂層の
片側に所望の絵柄状にマスク層を形成する工程と、 前記樹脂層及び前記マスク層の片側に前記第1の反射層
を形成する工程と、 前記マスク層を形成した部分の前記第1の反射層を取り
除く工程と、 前記樹脂層の少なくとも前記第1の反射層を取り除いた
部分に前記第2の反射層を形成する工程と、 前記マスク層を除去する工程とを含むことを特徴とする
混成型ホログラムの製造方法。 - 【請求項10】 前記樹脂層に直接、または前記第1及
び第2の反射層を形成したのちに、前記ホログラム画像
のレリーフ面を形成する工程を含むことを特徴とする請
求項7〜請求項9のいずれか1項に記載の混成型ホログ
ラムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25075592A JP3318006B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 混成型ホログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25075592A JP3318006B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 混成型ホログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0675516A true JPH0675516A (ja) | 1994-03-18 |
JP3318006B2 JP3318006B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=17212562
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25075592A Expired - Lifetime JP3318006B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 混成型ホログラム |
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JP (1) | JP3318006B2 (ja) |
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1992
- 1992-08-26 JP JP25075592A patent/JP3318006B2/ja not_active Expired - Lifetime
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