JPH0674987A - 電子機器用自己診断回路 - Google Patents

電子機器用自己診断回路

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JPH0674987A
JPH0674987A JP4119167A JP11916792A JPH0674987A JP H0674987 A JPH0674987 A JP H0674987A JP 4119167 A JP4119167 A JP 4119167A JP 11916792 A JP11916792 A JP 11916792A JP H0674987 A JPH0674987 A JP H0674987A
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JP
Japan
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converter
reference power
voltage
power supply
power source
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JP4119167A
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English (en)
Inventor
Takashi Tabata
隆司 田畑
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器各部の電位を測定するための測定用
基準電源1と、該測定電位をとり込むA/D変換器3お
よびその出力側に接続された演算処理回路4と、該A/
D変換器および演算処理回路用の基準電源2とを有する
自己診断回路において、該基準電源2の電圧異常を該演
算処理回路で検出することを目的とする。 【構成】 該測定用基準電源1の電圧を該A/D変換器
3の入力側で常時監視し、該入力側で監視される該基準
電源1の電圧が該A/D変換器でA/D変換された出力
値により、該基準電源2の電圧異常が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器用自己診断回路
に関し、例えばエアバッグの点火を制御するエアバッグ
ECUに用いられる自己診断回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエアバッグのスクイブ(低抵抗の
点火用フィラメント)やその点火制御回路では、エアバ
ッグコンピュータ(ダイアグ用マイコン)によって常時
その断線、ショート、および該スクイブの抵抗値の異常
の有無などがチェックされている。そして該スクイブの
抵抗値を検出する手段として、通常はバッテリ電源を例
えばDC−DCコンバータによって所定の電圧まで昇圧
させた抵抗値測定用基準電源から所定の抵抗を通して該
スクイブに定常電流を流し、該定常電流により該スクイ
ブ両端に生ずる電圧をA/D変換器でA/D変換して演
算処理回路(マイコン)内にとり込むことにより、該抵
抗値の異常の有無が該マイコン内でチェックされる。
【0003】更に上記スクイブの点火制御回路には、所
謂安全用センサや衝突検知センサなどのセンサ類あるい
は点火制御用のトランジスタなどが設けられており、こ
れらのセンサ類、スクイブ、あるいは上記トランジスタ
などを含むエアバッグECU内の故障の有無が該ダイア
グ用のマイコン(故障診断用のマイクロコンピュータ)
によって診断され(そのために通常各部の電位が該マイ
コンにとり込まれる)、どこかの故障が該マイコンで検
出された場合には(どこかの電圧が異常となっている場
合には)、その故障個所や故障内容などを含む情報が該
マイコンからEEPROMなどの記憶手段に書込まれる
ように構成されている。
【0004】ここで上記A/D変換器と演算処理回路
(ダイアグ用マイコン)用の電源(以下単にA/D変換
器用基準電源という)は、通常上記測定用基準電源(例
えば14〜28V程度とされる)とは別に設けられた5
V電源であるが、この電源電圧は通常上記マイコンの動
作保障範囲である4.5〜5.5Vの範囲内にあること
が必要であり、該電源電圧がこの範囲を超えて変動した
場合には、該マイコンの正常なダイアグ動作が保障でき
ないものとしてその異常検出をすることが望まれる。し
かしながら該A/D変換器用基準電源の電圧異常を該A
/D変換器自体で直接監視することはできず、かかる異
常検出を該A/D変換器側から適切になしえないという
問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる課題を
解決するためになされたもので、上記測定用基準電源の
電圧を該A/D変換器の入力側で常時監視することによ
り、該A/D変換器用基準電源の電圧異常を相対的に検
出するという着想にもとづいて、該A/D変換器用基準
電源の異常検出を該演算処理回路においてなしうるよう
にしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明によれば、電子機器各部の測定電位をとり込
むA/D変換器と、該A/D変換器の出力側に接続され
た演算処理回路と、該各部の測定電位を生じさせるため
の測定用基準電源と、該A/D変換器ならびに演算処理
回路用の基準電源と、該測定用基準電源電圧を該A/D
変換器の入力側で常時監視する手段とをそなえ、該入力
側で監視される該測定用基準電源電圧が該A/D変換器
でA/D変換された出力値によって、該A/D変換器な
らびに演算処理回路用基準電源の電圧異常が該演算処理
回路において検出されることを特徴とする、電子機器用
自己診断回路が提供される。
【0007】
【作用】上記構成によれば、該測定用基準電源の電圧を
該A/D変換器の入力側で常時監視することにより、該
A/D変換器用基準電源電圧が低下した場合には、該測
定用基準電源電圧が上がった場合と同様に、該監視電圧
に対するA/D変換出力値が上昇することとなり、逆に
該A/D変換器用基準電源電圧が上昇した場合には、該
測定用基準電源電圧が下がった場合と同様に、該監視電
圧に対するA/D変換出力値が低下することとなる。し
たがって該A/D変換出力値の変動状況から、該A/D
変換器用基準電源電圧の異常を該演算処理回路において
検出することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の1実施例としての自己診断回
路の構成を示すもので、1は上記スクイブ抵抗値測定用
の基準電源であって、バッテリ電源Bの電圧をDC−D
Cコンバータによって例えば28Vに昇圧させた電源が
用いられる。そして該基準電源から抵抗R1、スクイブ
SQ、および抵抗R2(これら抵抗R1およびR2の抵
抗値はスクイブの抵抗値に比し十分に大きいものとす
る)を通して定常電流を流し、該定常電流により該スク
イブSQの両端に生ずる電圧をA/Dコンバータ3でA
/D変換して演算処理回路(ダイアグ用マイコン)4内
にとり込むことにより、該スクイブ抵抗値の異常の有無
が該マイコン内でチェックされる。また2は該A/Dコ
ンバータ3および演算処理回路4用の電源(以下単にA
/Dコンバータ用基準電源という)であって、上記バッ
テリ電源Bの電圧を例えばスイッチングレギュレータに
より5Vとした電源が用いられる。なお上記A/Dコン
バータ3には、上記スクイブ両側の電位のほか、上述し
たように故障診断すべき各部の電位がとり込まれてい
る。
【0009】ここで本発明の特長とする点は、上記A/
Dコンバータ3の入力側に上記測定用基準電源1の電圧
が常時とり込まれ、該A/Dコンバータ3の入力側で該
測定用基準電源1の電圧を常時監視している点である。
なお該基準電源1の電圧をとり込むにあたっては、該電
源電圧(例えば28V)を直接とり込む代りに、適宜分
圧して(例えば該電源電圧が28Vの場合、1/7に分
圧した4V電圧として)、該A/Dコンバータの入力側
にとり込むようにしてもよい。
【0010】このようにして該測定用基準電源1の電圧
が正常値(この例では28V)であるときに該基準電源
1から該A/Dコンバータ3にとり込まれる電圧(該A
/Dコンバータ側で監視している電圧)が4Vであると
し、このとき該A/Dコンバータ用基準電源2の電圧も
正常値(例えば5V)であるときに、上記監視電圧4V
に対応するA/D変換出力値が例えば16進数の“D,
O”であるとする。なおここで該A/Dコンバータは、
その入力電圧が、例えば0から256(16進数の
“O,O”から“F,F”)までのレベルで区分された
各電圧レベルと比較され、該入力電圧に対応するレベル
のビットデータ(例えば上記したような“D,O”に対
応するビットデータ)が、A/D変換出力値として出力
されるものとする。
【0011】したがって該測定用基準電源1の電圧が上
がった場合(例えば上記A/Dコンバータに入力される
4Vの電圧が4.5Vに上がった場合)には、当然該A
/Dコンバータの出力値は上昇するが、仮に該測定用基
準電源1の電圧が正常値である(すなわち該A/Dコン
バータに入力される上記監視電圧が4Vのままである)
としても、このとき該A/Dコンバータ用基準電源2の
電圧が低下すれば、上記“F,F”に対応する電圧レベ
ルが低下することによって、上記4Vの入力電圧に対応
する出力レベル(上記A/D変換出力値としてのビット
データ)は相対的に(例えば上記“D,O”から)上昇
することになる。
【0012】逆に該測定用基準電源1の電圧が下がった
場合(例えば上記A/Dコンバータに入力される4Vの
電圧が3.5Vに下がった場合)には、当然該A/Dコ
ンバータの出力値は低下するが、仮に該測定用基準電源
1の電圧が正常値(例えば4V)であるとしても、この
とき該A/Dコンバータ用基準電源2の電圧が上昇すれ
ば、上記“F,F”に対応する電圧レベルが上昇するこ
とによって、上記4Vの入力電圧に対応する出力レベル
(上記A/D変換出力値としてのビットデータ)は相対
的に(例えば上記“D,O”から)低下することにな
る。
【0013】したがって上記測定用基準電源1の電圧を
該A/Dコンバータの入力側で常時監視することによっ
て、該測定用基準電源1の電圧変動のみならず、該A/
Dコンバータ用基準電源2の電圧変動をも監視すること
ができる。したがって該基準電源2の電圧が例えば演算
処理回路(ダイアグ用マイコン)4の動作保障範囲であ
る4.5V〜5.5Vの範囲を超えて変動したような場
合には、そのときの(すなわち正常値からずれた)該A
/Dコンバータ3の出力値(すなわち該ダイアグ用マイ
コン4への入力値)によって、該A/Dコンバータ用基
準電源2の電圧異常を該ダイアグ用マイコン4において
検出することができる。
【0014】そしてこのようなA/Dコンバータ用基準
電源の電圧異常が該マイコン4で検出されたときには、
直ちに該異常のデータを該マイコン4から上記EEPR
OMに書込むようにすることによって該異常のデータを
例えばエアバッグの動作後においても保持することがで
きる。なおこのように、該A/Dコンバータ用基準電源
2の電圧が該4.5〜5.5Vの範囲から外れたときに
は直ちに(すなわち該4.5〜5.5Vの範囲から大き
く外れないうちに)該EEPROMに書込むようにすれ
ば、該ダイアグ用マイコン4から該EEPROMへの書
込み動作を確実に実行することが可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、A/Dコンバータ用基
準電源の電圧異常(特にダイアグ用マイコンの動作が保
障できないような電圧値への変動)を該ダイアグ用マイ
コンにおいて確実に検出することができるので、そのよ
うな異常が検出された場合には該異常データを例えばE
EPROMに書込むことにより、エアバッグの動作後も
該データを保持しておくこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例としての自己診断回路の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1…測定用基準電源 2…A/Dコンバータおよび演算処理回路用基準電源 3…A/Dコンバータ 4…演算処理回路(ダイアグ用マイコン) SQ…スクイブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器各部の測定電位をとり込むA/
    D変換器と、該A/D変換器の出力側に接続された演算
    処理回路と、該各部の測定電位を生じさせるための測定
    用基準電源と、該A/D変換器ならびに演算処理回路用
    の基準電源と、該測定用基準電源電圧を該A/D変換器
    の入力側で常時監視する手段とをそなえ、該入力側で監
    視される該測定用基準電源電圧が該A/D変換器でA/
    D変換された出力値によって、該A/D変換器ならびに
    演算処理回路用基準電源の電圧異常が該演算処理回路に
    おいて検出されることを特徴とする、電子機器用自己診
    断回路。
JP4119167A 1992-05-12 1992-05-12 電子機器用自己診断回路 Pending JPH0674987A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960416