JPH0674878B2 - 複合管の接合方法 - Google Patents

複合管の接合方法

Info

Publication number
JPH0674878B2
JPH0674878B2 JP61037673A JP3767386A JPH0674878B2 JP H0674878 B2 JPH0674878 B2 JP H0674878B2 JP 61037673 A JP61037673 A JP 61037673A JP 3767386 A JP3767386 A JP 3767386A JP H0674878 B2 JPH0674878 B2 JP H0674878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
peripheral surface
composite pipe
connecting member
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61037673A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62196492A (ja
Inventor
米数 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP61037673A priority Critical patent/JPH0674878B2/ja
Publication of JPS62196492A publication Critical patent/JPS62196492A/ja
Publication of JPH0674878B2 publication Critical patent/JPH0674878B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、合成樹脂製管の周りに繊維強化樹脂製外管が
設けられた複合管の接合方法に関する。
(従来の技術) 上記複合管は耐圧性、耐薬品性、耐衝撃性などにすぐれ
ており、例えば薬液輸送用の工業用配管材あるいは海水
用配管材として使用されている。
従来、この種の複合管の接続は第6図(a)〜(c)に
示すようにして行われている。即ち、複合管1′の繊維
強化樹脂層2′を端部から所定長さにわたって剥ぎ取
り、合成樹脂製内管3′の外周面31′を露出させる。こ
の露出させた合成樹脂製内管3′の外周面31′ならびに
継手4′の受口部5′の内周面51′に接着剤6′を塗布
する。この後、複合管の合成樹脂製内管3′を継手4′
の受口部5′に挿入する。次ぎに、第6図(c)に示す
ように、熱硬化性樹脂液(例えば不飽和ポリエステル樹
脂液)を含浸させたガラス繊維補強材7′を巻回し硬化
させて接続部を補強する。
(本発明が解決しようとする問題点) 上記接着剤による接合方法では、複合管端部の繊維強化
樹脂層を剥ぎ取らなければならず、この作業がかなり手
間がかかり、しかも、かなり熟練を必要とする。また、
所定の接合強度が得られるまでにかなりの養生時間が必
要とする。このため、接合作業が完了してもすぐに使用
することはできない。更に、接着剤に含まれる溶剤の影
響により接合部に環境応力割れ(所謂ストレス・クラッ
キング)が生じるという問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記問題点を解消するためになされたもの
で、その要旨は、合成樹脂製内管の周りに繊維強化樹脂
製外管が設けられた複合管の前記内管の端部内周面およ
び端面を加熱型により加熱溶融させると共に、前記複合
管の端部内周面に挿入される短筒部を端部に有し、中央
部外周面に複合管の外径とほぼ等しい外径で、断面凸形
状の環状鍔部を有する合成樹脂製接続部材の前記短筒部
の外周面および環状鍔部の側面を加熱型により加熱溶融
させた後、前記接続部材の短筒部を、鍔部の側面が前記
内管の端面に当接するまで複合管の端部内周面に挿入し
て両者を溶着させる複合管の接合方法にある。
(作用) 複合管の合成樹脂製内管と合成樹脂製接続部材とを溶着
接続させるだけでよいので、従来の接着剤による接続法
のような、繊維強化樹脂層を剥ぎ取る手間や作業者の熟
練や養生時間を必要とせず、クリーンな接続作業が短時
間で行える。また、合成樹脂製内管の端面および端部内
周面が、合成樹脂製接続部材の断面凸形状の環状鍔部側
面および短筒部外周面と溶着されるので、大きい溶着面
積が確保され、より強固な接合が得られる。また、接着
剤による接続法で問題となる環境応力割れもない、信頼
性の高い接合部が形成される。さらには、合成樹脂製接
続部材は、その中央部外周面に複合管の外径とほぼ等し
い外径で、断面凸形状の環状鍔部が設けられているの
で、内管の端面と環状鍔部の側面とが溶着される際に、
溶着面から外側方向にはみ出す余分の溶融樹脂は、断面
凸形状の環状鍔部で形成される切欠部に溜まって、接合
部外周面にはみだすことなく接合部と複合管の外周面は
面一となり、その後の接合部周りの補強層の形成は信頼
性よく形成することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第3図を参照して、複合管1および接続部材4の
寸法形状について説明する。
複合管1は合成樹脂製内管2(以下、単に内管2とい
う。)の周りに繊維強化樹脂製外管3(以下、単に外管
3という。)が設けられて形成されている。内管2は加
熱することにより溶融する熱可塑性樹脂より製されてな
るものであればよい。そのような熱可塑性樹脂として
は、例えば、塩化ビニル樹脂、プロピレン樹脂、エチレ
ン樹脂、ブテン樹脂、フッ素樹脂などである。尚、2aお
よび2bはそれぞれ内管2の端部内周面および端面を表
す。外管3はガラス繊維、合成繊維などの繊維補強材
と、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエ
ステル樹脂などの熱硬化性樹脂などからなるものであ
る。尚、D0およびD2はそれぞれ複合管1の外径および内
径を表し、D1は内管2の外径を表す。
接続部材4は中央部外周面4aに鍔部5を有し、両端部4
b、4bに短筒部6を有している。短筒部6の長さは複合
管1の口径に応じて適宜決めればよい。接続部材4は複
合管の内管2と同じ合成樹脂材料で製されている。短筒
部6の外周面6aには先端に向かって小径となるような傾
きの2段テーパ7および8が形成されている。先端のテ
ーパ7は奥側のテーパ8より傾きが大きくなされてい
る。テーパ7部の先端部の外径は複合管1の内径寸法の
バラツキのうちの最小内径にほぼ等しくなされ、また、
テーパ8部の最小外径は複合管1の内径寸法のバラツキ
のうち平均内径にほぼ等しくなされている。
このように、短筒部6の外周面に2段テーパを形成する
ことにより、複合管1の内径寸法Dのバラツキに関係な
く、内管2の端部内周面2aと接続部材4の短筒部外周面
6aとの溶着面の接合圧が減少することなく行える。
接続部材4は中央部外周面4aに鍔部5を有している。鍔
部5の外径は複合管1の外径(D0)にほぼ等しくなさ
れ、また厚みは複合管1の厚みにほぼ等しくされてい
る。鍔部5は両側面5a、5aの外周端部の一部がL字状に
切り欠かれ、断面凸形状となされている。上記切り欠き
部(S)の深さは複合管1の外管3の厚みにほぼ等しく
なされている。
このように、鍔部5の外周端部に切り欠き部(S)を形
成することにより、複合管1と接続部材4とを溶着接
合、つまり内管2の端面2bと鍔部5の側面5aとが溶着さ
れる際、溶着面から外側方向にはみだす余分の溶融樹脂
は切り欠き部(S)に溜る。従って、切り欠き部(S)
の容積がはみ出す溶融樹脂量にほぼ等しくなるように、
切り欠き部(S)を形成すると、接合部の外周面は面一
となり、該接合部の周りに後述の補強層12を信頼性よく
形成することができる。
本発明を実施する場合、まず、複合管1の内管2の端部
内周面2aおよび端面2b、接続部材4の短筒部6の外周面
6aおよび鍔部5の側面5aを第1図、第2図に示す加熱型
A、Bによって加熱溶融する。
内管2用の加熱型Aは、円筒状の挿入部9と挿入部9の
一端側に設けられた鍔部10とを有している。挿入部9の
長さは、接続部材4の短筒部6の長さにほぼ等しくなさ
れている。鍔部10の外径は内管2の外径(D1)とほぼ同
径となされている。
加熱型Aの挿入部9を複合管1の内管2の端部内に挿入
し、内管2の端面2bを鍔部10側面に当てることにより位
置決めする。
接続部材4の加熱型Bは、短筒部6の外形状と合致した
凹部11を有し、その長さは短筒部6の長さに等しいかあ
るいは若干長い。
凹部11に短筒部6を挿入する。この際、鍔部5の側面5a
が凹部11の端面に当たることによって位置決めされる。
加熱型A、Bの加熱温度および加熱時間は、溶融不足が
生じたり、あるいは樹脂の分解が生じたりしないよう
に、内管2および接続部材4の材質によって適宜決めれ
ばよい。例えば、硬質塩化ビニル樹脂の場合、加熱型の
表面温度が240〜270℃の範囲になるように加熱するのが
よい。一方、加熱時間は、15〜30秒の範囲で加熱するの
がよい。
上記加熱後、第4図に示すように、複合管1の端部内周
面2aに接続部材14の短筒部6を、鍔部5の側面5aが内管
2の端面2bに当たるまで挿入する。この際、内管2の端
部内周面2aおよび端面2b、および接続部材4の短筒部6
外周面6aおよび鍔部5の側面5aが溶融状態にあるため、
複合管1と接続部材4とを溶着接合できる。
上記挿入時に、内管2の端面2bおよび接続部材4の鍔部
5の側面5aの溶融樹脂の一部が外側方向に押し出される
ことになるが、鍔部5の側面5aの外周端部に切り欠き部
(S)が形成されているので、この切り欠き部(S)内
に該溶融樹脂がたまり、接合部の外周面にはみ出すこと
がない。
同様にして、接続部材4の他方の(図中右側の)短筒部
6にも、複合管1を溶着接合する。必要に応じて、第5
図に示すように、接合部の周りに熱硬化性樹脂液を含浸
させた繊維強化材を巻きつけ、硬化させて補強層12を形
成する。
本発明は上記実施例に限定されず、種々の態様が可能で
ある。例えば、上記実施例では複合管同士を接合する例
を示したが、接続部材の鍔部の形状を適宜変更すること
により、複合管と継手の接合に適用することも可能であ
る。
また、複合管は繊維強化樹脂製外管の周り合成樹脂層が
設けられた3層構造のものであってもよい。
(発明の効果) 以上の如く、本発明によれば、複合管の合成樹脂製内管
と合成樹脂製接続部材とを溶着接続させるだけでよいの
で、従来の接着剤による接続法のような、繊維強化樹脂
層を剥ぎ取る手間や作業者の熟練や養生時間を必要とせ
ず、クリーンな接続作業が短時間で行える。また、合成
樹脂製内管の端面および端部内周面が、合成樹脂製接続
部材の断面凸形状の環状鍔部側面および短筒部外周面と
溶着されるので、大きい溶着面積が確保され、より強固
な接合が得られる。また、接着剤による接続法で問題と
なる環境応力割れもない、信頼性の高い接合部が形成さ
れる。さらには、合成樹脂製接続部材は、その中央部外
周面に複合管の外径とほぼ等しい外径で、断面凸形状の
環状鍔部が設けられているので、内管の端面と環状鍔部
の側面とが溶着される際に、溶着面から外側方向にはみ
出す余分の溶融樹脂は、断面凸形状の環状鍔部で形成さ
れる切欠部に溜まって、接合部外周面にはみだすことな
く接合部と複合管の外周面は面一となり、その後の接合
部周りの補強層の形成を信頼性よく形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明方法の一実施態様を示し、第1
図は複合管の合成樹脂製内管の加熱状態を示す断面図、
第2図は接続部材の加熱状態を示す断面図、第3図は接
合前の複合管と接続部材を示す断面図、第4図は接合後
の複合管と接続部材を示す断面図、第5図は接合部の周
りに補強層を形成した状態を示す断面図、第6図(a)
〜(c)は従来の接合方法を示す断面図である。 1:複合管、2:合成樹脂製内管、2a:端部内周面、2b:端
面、3:繊維強化樹脂製外管、4:接続部材、5:鍔部、5a:
側面、6:短筒部、6a:外周面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製内管の周りに繊維強化樹脂製外
    管が設けられた複合管の前記内管の端部内周面および端
    面を加熱型により加熱溶融させると共に、前記複合管の
    端部内周面に挿入される短筒部を端部に有し、中央部外
    周面に複合管の外径とほぼ等しい外径で、断面凸形状の
    環状鍔部を有する合成樹脂製接続部材の前記短筒部の外
    周面および環状鍔部の側面を加熱型により加熱溶融させ
    た後、前記接続部材の短筒部を、鍔部の側面が前記内管
    の端面に当接するまで複合管の端部内周面に挿入して両
    者を溶着させることを特徴とする複合管の接合方法。
JP61037673A 1986-02-21 1986-02-21 複合管の接合方法 Expired - Lifetime JPH0674878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61037673A JPH0674878B2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21 複合管の接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61037673A JPH0674878B2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21 複合管の接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62196492A JPS62196492A (ja) 1987-08-29
JPH0674878B2 true JPH0674878B2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=12504149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61037673A Expired - Lifetime JPH0674878B2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21 複合管の接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0674878B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112344118A (zh) * 2020-10-27 2021-02-09 贵州昊华中意环保设备有限公司 一种等径玻璃钢夹砂管组合密封对接方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012158141A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Teijin Ltd 繊維強化プラスチック接合体および接合方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597671U (ja) * 1982-07-05 1984-01-18 カルピス食品工業株式会社 柔軟性容器添付用ストロ−

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112344118A (zh) * 2020-10-27 2021-02-09 贵州昊华中意环保设备有限公司 一种等径玻璃钢夹砂管组合密封对接方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62196492A (ja) 1987-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3788928A (en) Method of forming a lap joint between tubular articles of thermoplastic material
US4900050A (en) Manufacture of bicycle frames
JPH07301374A (ja) 多層管の接続方法
EP0467309B1 (en) Joint sleeve and tube fitting
JPH0674878B2 (ja) 複合管の接合方法
WO1986002880A1 (en) Method of manufacturing synthetic resin union joint
JPH06265082A (ja) 電気融着継手
JPS6339512Y2 (ja)
JPS63106492A (ja) 複合管の接合方法
JPS62148243A (ja) 熱可塑性樹脂管体の接合方法
JPH1113980A (ja) 合成樹脂管用継手
JPH11101383A (ja) ポリエチレン系樹脂管の接続構造及びその接続方法
JPH0296044A (ja) 繊維強化樹脂製補強用線・棒体の継手構造
JPS5896515A (ja) 金属継手のパイプへの接合方法
JPS6252700B2 (ja)
JPH06147386A (ja) 二層管の接続構造
JPH11268135A (ja) 超音波接合方法
JPS6046310B2 (ja) プラスチツク複合管の接合方法
JPS6252699B2 (ja)
JP2860809B2 (ja) 電気融着継手製造用コア
JPH0730866B2 (ja) 複合管の接続方法
JP3176419B2 (ja) 管継手の製造方法
JP4422828B2 (ja) 樹脂管の融着接合方法
JPH07323480A (ja) 管体の接続方法
JP4318137B2 (ja) パイプの接着方法及び接着装置