JPH0730866B2 - 複合管の接続方法 - Google Patents
複合管の接続方法Info
- Publication number
- JPH0730866B2 JPH0730866B2 JP24861887A JP24861887A JPH0730866B2 JP H0730866 B2 JPH0730866 B2 JP H0730866B2 JP 24861887 A JP24861887 A JP 24861887A JP 24861887 A JP24861887 A JP 24861887A JP H0730866 B2 JPH0730866 B2 JP H0730866B2
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- pipe
- joint
- composite pipe
- composite
- core material
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、芯材を挟んでその外面及び内面に熱可塑性合
成樹脂の被覆層を有する複合管の接続方法に関する。
成樹脂の被覆層を有する複合管の接続方法に関する。
(従来の技術) 薬液や純水輸送用の管材には、耐蝕性、耐薬品性の点か
らポリ弗化ビニリデンやポリエチレン、ポリプロピレン
等のポリオレフィンが使用されているが、コストダウン
や強度向上等の為、屡他の材質、例えば金属等を、中間
層即ち芯材として複合管とすることが行われている。
らポリ弗化ビニリデンやポリエチレン、ポリプロピレン
等のポリオレフィンが使用されているが、コストダウン
や強度向上等の為、屡他の材質、例えば金属等を、中間
層即ち芯材として複合管とすることが行われている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような複合管を管継手と接続する場合に、中間層
が接続部に於いて管路に露出されていると、流体を汚染
するおそれがあるという問題点があった。
が接続部に於いて管路に露出されていると、流体を汚染
するおそれがあるという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明複合管の接続方法は、前記従来技術の問題点を解
消する為になされたものであって、芯材を挟んでその外
面及び内面に熱可塑性合成樹脂の被覆層を有する複合管
と管受口を有する管継手との接続方法であって、少なく
とも管受口を複合管の被覆層と同材質の熱可塑性合成樹
脂により形成した管継手を用い、接続するに際して各々
の接合部を加熱し、溶融軟化状態にして、嵌挿接続する
と共に該溶融軟化状態となった合成樹脂により、複合管
の芯材の端面を包み込んだ状態で一体に融着することを
特徴とする複合管の接続方法をその要旨とするものであ
る。
消する為になされたものであって、芯材を挟んでその外
面及び内面に熱可塑性合成樹脂の被覆層を有する複合管
と管受口を有する管継手との接続方法であって、少なく
とも管受口を複合管の被覆層と同材質の熱可塑性合成樹
脂により形成した管継手を用い、接続するに際して各々
の接合部を加熱し、溶融軟化状態にして、嵌挿接続する
と共に該溶融軟化状態となった合成樹脂により、複合管
の芯材の端面を包み込んだ状態で一体に融着することを
特徴とする複合管の接続方法をその要旨とするものであ
る。
本発明に於いて、熱可塑性合成樹脂としては、ポリ弗化
ビニリデンやポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィンが使用でき、中間層としては、耐熱性ポリ塩化
ビニル、アルミニウム、鋼鉄等が使用できる。
ビニリデンやポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィンが使用でき、中間層としては、耐熱性ポリ塩化
ビニル、アルミニウム、鋼鉄等が使用できる。
(作用) 本発明複合管の接続方法は、管継手と複合管との接合部
を加熱し、溶融軟化状態にして、嵌挿接続すると共に該
溶融軟化状態となった合成樹脂により、複合管の内面被
覆層と管受口の接続面とで複合管の接続部に於ける芯材
の端面を包み込んだ状態で一体に融着するので、芯材が
露出することがない。
を加熱し、溶融軟化状態にして、嵌挿接続すると共に該
溶融軟化状態となった合成樹脂により、複合管の内面被
覆層と管受口の接続面とで複合管の接続部に於ける芯材
の端面を包み込んだ状態で一体に融着するので、芯材が
露出することがない。
(実施例) 図面は、本発明接続方法の一実施例を示すものであっ
て、第1図に於いて、1は、耐熱性硬質ポリ塩化ビニル
からなる芯材11の外面及び内面の両側にポリ弗化ビニリ
デンからなる内層12と外層13とが同時押出法によって成
形された複合管であり、第2図に於いて、2は、全体が
ポリ弗化ビニリデンからなり射出成形法により成形され
た管継手であって、内面略中央に環状リブが突設されて
ストッパー21が形成され、該ストッパー21を境にして左
右に管受口22、22が形成され、該管受口22は外側に向け
て拡径され、テーパが付されている。
て、第1図に於いて、1は、耐熱性硬質ポリ塩化ビニル
からなる芯材11の外面及び内面の両側にポリ弗化ビニリ
デンからなる内層12と外層13とが同時押出法によって成
形された複合管であり、第2図に於いて、2は、全体が
ポリ弗化ビニリデンからなり射出成形法により成形され
た管継手であって、内面略中央に環状リブが突設されて
ストッパー21が形成され、該ストッパー21を境にして左
右に管受口22、22が形成され、該管受口22は外側に向け
て拡径され、テーパが付されている。
第1図に示した複合管1の一端を第2図に示した管継手
2の一方の受口22に嵌挿して接続するには、各々の接合
部を先ず加熱する必要が有り、その為には第3図に示す
ように加熱型6を使用する。同図に於いて板状のシーズ
ヒータ3の一側にはアルミニウム又は鉄よりなり表面に
ポリテトラフルオロエチレンの被覆が施された管加熱型
4が取着され、他の一側には同じくアルミニウム又は鉄
よりなり表面にポリテトラフルオロエチレンの被覆が施
された管継手加熱型5が取着されており、シーズヒータ
3に埋設された図示しないニクロム線に通電すれば、管
加熱型4と管継手加熱型5とが熱伝導により所定温度に
加熱されるようなされている。管加熱型4の円形凹陥部
41の内周に沿って設けられた環状の凹溝42に複合管1
を、管継手加熱型5の略円柱状突起51に管継手2の受口
22を夫々挿嵌し、複合管1の接合部(図面に於いて管加
熱型4と接した部分)14及び管継手2の接合部23(図面
に於いて管継手加熱型5と接した部分)を略同時に、26
0乃至270℃で5乃至20秒加熱して、各接合部14及び23に
於ける合成樹脂を溶融軟化状態にした後、両者を管加熱
型4及び管継手加熱型5から離脱させ、次いで第4図に
示すように複合管1を管継手2に嵌挿する。このとき、
該嵌挿時の押圧力と合成樹脂同士の相溶性により、両者
を第4図に示すように一体に融着させた。複合管1の外
層13は管継手2の管受口22の内面に融着されると共に、
一部止まり21の方に押し遣られた管受口22等の溶融樹脂
は該止まり21により反転して内方にはみ出し複合管1の
内層12と融着し、かくして芯材11は溶融軟化した合成樹
脂により完全に包み込まれた状態となる。
2の一方の受口22に嵌挿して接続するには、各々の接合
部を先ず加熱する必要が有り、その為には第3図に示す
ように加熱型6を使用する。同図に於いて板状のシーズ
ヒータ3の一側にはアルミニウム又は鉄よりなり表面に
ポリテトラフルオロエチレンの被覆が施された管加熱型
4が取着され、他の一側には同じくアルミニウム又は鉄
よりなり表面にポリテトラフルオロエチレンの被覆が施
された管継手加熱型5が取着されており、シーズヒータ
3に埋設された図示しないニクロム線に通電すれば、管
加熱型4と管継手加熱型5とが熱伝導により所定温度に
加熱されるようなされている。管加熱型4の円形凹陥部
41の内周に沿って設けられた環状の凹溝42に複合管1
を、管継手加熱型5の略円柱状突起51に管継手2の受口
22を夫々挿嵌し、複合管1の接合部(図面に於いて管加
熱型4と接した部分)14及び管継手2の接合部23(図面
に於いて管継手加熱型5と接した部分)を略同時に、26
0乃至270℃で5乃至20秒加熱して、各接合部14及び23に
於ける合成樹脂を溶融軟化状態にした後、両者を管加熱
型4及び管継手加熱型5から離脱させ、次いで第4図に
示すように複合管1を管継手2に嵌挿する。このとき、
該嵌挿時の押圧力と合成樹脂同士の相溶性により、両者
を第4図に示すように一体に融着させた。複合管1の外
層13は管継手2の管受口22の内面に融着されると共に、
一部止まり21の方に押し遣られた管受口22等の溶融樹脂
は該止まり21により反転して内方にはみ出し複合管1の
内層12と融着し、かくして芯材11は溶融軟化した合成樹
脂により完全に包み込まれた状態となる。
(発明の効果) 本発明複合管の接続方法は、芯材を挟んでその外面及び
内面に熱可塑性合成樹脂の被覆層を有する複合管と管受
口を有する管継手との接続方法であって、少なくとも管
受口を複合管の被覆層と同材質の熱可塑性合成樹脂によ
り形成した管継手を用い、接続するに際して各々の接合
部を加熱し、溶融軟化状態にして、嵌挿接続すると共に
該溶融軟化状態となった合成樹脂により、複合管の芯材
の端面を包み込んだ状態で一体に融着する方法であるか
ら、芯材が管路に露出せず、流体を汚染することがな
い。
内面に熱可塑性合成樹脂の被覆層を有する複合管と管受
口を有する管継手との接続方法であって、少なくとも管
受口を複合管の被覆層と同材質の熱可塑性合成樹脂によ
り形成した管継手を用い、接続するに際して各々の接合
部を加熱し、溶融軟化状態にして、嵌挿接続すると共に
該溶融軟化状態となった合成樹脂により、複合管の芯材
の端面を包み込んだ状態で一体に融着する方法であるか
ら、芯材が管路に露出せず、流体を汚染することがな
い。
又、実施例の如く熱可塑性合成樹脂が高価なものであっ
ても、芯材をサンドイッチした複合管とすることにより
安価に提供することができるという利点を有する。
ても、芯材をサンドイッチした複合管とすることにより
安価に提供することができるという利点を有する。
第1図は本発明複合管の接続方法の一実施例に用いる複
合管の一端部を示す断面図、第2図は同じく管継手を示
す断面図、第3図は同上の複合管と管継手の接合部を加
熱する手段の一例を示す断面図、第4図は本発明方法に
よって接続した状態を示す断面図である。 1……複合管、2……管継手、11……芯材、 12、13……被覆層、14……複合管の接合部、 22……管受口、23……管継手の接合部、
合管の一端部を示す断面図、第2図は同じく管継手を示
す断面図、第3図は同上の複合管と管継手の接合部を加
熱する手段の一例を示す断面図、第4図は本発明方法に
よって接続した状態を示す断面図である。 1……複合管、2……管継手、11……芯材、 12、13……被覆層、14……複合管の接合部、 22……管受口、23……管継手の接合部、
Claims (1)
- 【請求項1】芯材を挟んでその外面及び内面に熱可塑性
合成樹脂の被覆層を有する複合管と管受口を有する管継
手との接続方法であって、少なくとも管受口を複合管の
被覆層と同材質の熱可塑性合成樹脂により形成した管継
手を用い、接続するに際して各々の接合部を加熱し、溶
融軟化状態にして、嵌挿接続すると共に該溶融軟化状態
となった合成樹脂により、複合管の芯材の端面を包み込
んだ状態で一体に融着することを特徴とする複合管の接
続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24861887A JPH0730866B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 複合管の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24861887A JPH0730866B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 複合管の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0193697A JPH0193697A (ja) | 1989-04-12 |
JPH0730866B2 true JPH0730866B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=17180793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24861887A Expired - Lifetime JPH0730866B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 複合管の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730866B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030061922A (ko) * | 2002-01-12 | 2003-07-23 | 안영진 | 하수도관 연결방법 및 그 장치 |
JP5111559B2 (ja) | 2010-05-28 | 2013-01-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 支持構造及び画像形成装置 |
-
1987
- 1987-09-30 JP JP24861887A patent/JPH0730866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0193697A (ja) | 1989-04-12 |
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