JPH0674605A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH0674605A JPH0674605A JP22692792A JP22692792A JPH0674605A JP H0674605 A JPH0674605 A JP H0674605A JP 22692792 A JP22692792 A JP 22692792A JP 22692792 A JP22692792 A JP 22692792A JP H0674605 A JPH0674605 A JP H0674605A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cut
- fins
- raised
- air
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は空気熱源ヒートポンプ式空気調和機
の室外機用として用いる熱交換器に関するものであり、
低外気温時における暖房運転の際に、着霜によるフィン
切り起こし部の閉塞を抑制することが可能となり、暖房
運転時間を延長することのできる高性能の熱交換器を提
供することを目的としたものである。 【構成】 スリット状の切り起こしを有するフィン７と
フィン７と直交する冷媒管２とを備え、フィン７の切り
起こし部３の空気下流側端を空気下流側に隣接する切り
起こしフィン間の略中央に位置するように屈曲し構成す
る。
の室外機用として用いる熱交換器に関するものであり、
低外気温時における暖房運転の際に、着霜によるフィン
切り起こし部の閉塞を抑制することが可能となり、暖房
運転時間を延長することのできる高性能の熱交換器を提
供することを目的としたものである。 【構成】 スリット状の切り起こしを有するフィン７と
フィン７と直交する冷媒管２とを備え、フィン７の切り
起こし部３の空気下流側端を空気下流側に隣接する切り
起こしフィン間の略中央に位置するように屈曲し構成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機等の熱交換
器に関するものである。
器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ヒートポンプ式空気調和装置の暖
房運転時において、低外気温時、室外機に設けられた熱
交換器のフィンに着霜現象が発生することにより、暖房
能力が低下し、快適性が著しく損なわれ、その改善が強
く望まれている。
房運転時において、低外気温時、室外機に設けられた熱
交換器のフィンに着霜現象が発生することにより、暖房
能力が低下し、快適性が著しく損なわれ、その改善が強
く望まれている。
【０００３】以下図面を参照しながら従来の熱交換器の
一例について説明する。図３において、１は熱交換器内
に流れる空気の方向を規制するフィン、２は冷媒の流路
である冷媒管、３は熱伝達の向上のためにフィン１に設
けられた切り起こし部である。
一例について説明する。図３において、１は熱交換器内
に流れる空気の方向を規制するフィン、２は冷媒の流路
である冷媒管、３は熱伝達の向上のためにフィン１に設
けられた切り起こし部である。
【０００４】以上のように構成された熱交換器について
以下その動作について説明する。まず、冷媒管２に冷媒
を流し、矢印Ｂの向きに低温の外気を送風機（図示せ
ず）によって空気流Ａを流す。空気流Ａはフィン１間の
空気を平行に進むと共に、切り起こし部３の効果で、フ
ィン１によって隔てられた隣接する空間にも流れて行
く。そして、空気流Ａは冷媒管２中を流れる冷媒によっ
て熱交換される。この時、フィン１の前縁部１ａにはフ
ィン１の他の部分より先に低温の外気が当たる。また切
り起こし部３の前縁部３ａには切り起こし部３の他の部
分より先に低温の外気が当たる。よってフィン１の前縁
部１ａと切り起こし部３の前縁部３ａとは他の部分より
低温となるのでこの部分には図４に示すように着霜が起
こり、次第に発達する。
以下その動作について説明する。まず、冷媒管２に冷媒
を流し、矢印Ｂの向きに低温の外気を送風機（図示せ
ず）によって空気流Ａを流す。空気流Ａはフィン１間の
空気を平行に進むと共に、切り起こし部３の効果で、フ
ィン１によって隔てられた隣接する空間にも流れて行
く。そして、空気流Ａは冷媒管２中を流れる冷媒によっ
て熱交換される。この時、フィン１の前縁部１ａにはフ
ィン１の他の部分より先に低温の外気が当たる。また切
り起こし部３の前縁部３ａには切り起こし部３の他の部
分より先に低温の外気が当たる。よってフィン１の前縁
部１ａと切り起こし部３の前縁部３ａとは他の部分より
低温となるのでこの部分には図４に示すように着霜が起
こり、次第に発達する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、切り起こし部３の効果で、フィン１により隔て
られた隣接する空間に流れる風の通路が切り起こし部３
の前縁部３ａに生じた霜により閉塞され、切り起こし部
３による熱伝達の向上の効果が短時間で急激に低下す
る。したがって、暖房能力が短時間で低下し、快適性が
大きく損なわれる。
成では、切り起こし部３の効果で、フィン１により隔て
られた隣接する空間に流れる風の通路が切り起こし部３
の前縁部３ａに生じた霜により閉塞され、切り起こし部
３による熱伝達の向上の効果が短時間で急激に低下す
る。したがって、暖房能力が短時間で低下し、快適性が
大きく損なわれる。
【０００６】本発明は上記従来の課題に鑑み、切り起こ
し部を通って隣接するフィン間の空間へ流れる空気流の
流路が霜により閉塞される時間を延長することにより低
外気温時の暖房能力の増加を図り、快適性の向上を可能
とするものである。
し部を通って隣接するフィン間の空間へ流れる空気流の
流路が霜により閉塞される時間を延長することにより低
外気温時の暖房能力の増加を図り、快適性の向上を可能
とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は所定間隔をおいて平行に設けられた複数のス
リット状の切り起こしを有する多数のフィンと、前記フ
ィンに直交する冷媒管とを備え、前記フィンの切り起こ
し部の空気下流側端を空気下流側に隣接する切り起こし
フィン間の略中央に位置する様に屈曲したものである。
に本発明は所定間隔をおいて平行に設けられた複数のス
リット状の切り起こしを有する多数のフィンと、前記フ
ィンに直交する冷媒管とを備え、前記フィンの切り起こ
し部の空気下流側端を空気下流側に隣接する切り起こし
フィン間の略中央に位置する様に屈曲したものである。
【０００８】
【作用】本発明によれば、スリット状の切り起こしを有
する多数のフィンにおいて、フィンの切り起こし部の空
気下流側端を空気下流側に隣接する切り起こしフィン間
の略中央に位置する様に屈曲することにより、切り起こ
し部を通って隣接するフィン間の空間へ流れる空気流の
流路を均等に分けることができ、流路が霜により閉塞さ
れる時間を延長することにより低外気温時の暖房能力の
増加を図り、快適性の向上が可能となる。
する多数のフィンにおいて、フィンの切り起こし部の空
気下流側端を空気下流側に隣接する切り起こしフィン間
の略中央に位置する様に屈曲することにより、切り起こ
し部を通って隣接するフィン間の空間へ流れる空気流の
流路を均等に分けることができ、流路が霜により閉塞さ
れる時間を延長することにより低外気温時の暖房能力の
増加を図り、快適性の向上が可能となる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明における熱交換器の断面図であ
る。図１において、７は熱交換器内の空気の流れる方向
を規制するフィン、２は冷媒の流路である冷媒管、３は
熱伝導率向上のためにフィン７に設けた切り起こし部、
６は切り起こし部３の屈曲部であり、その端部３ｂは空
気下流側に隣接する切り起こしフィン３間の略中央に位
置する。
る。図１において、７は熱交換器内の空気の流れる方向
を規制するフィン、２は冷媒の流路である冷媒管、３は
熱伝導率向上のためにフィン７に設けた切り起こし部、
６は切り起こし部３の屈曲部であり、その端部３ｂは空
気下流側に隣接する切り起こしフィン３間の略中央に位
置する。
【００１０】以上の様に構成された熱交換器について、
以下にその動作を説明する。空気流Ａは、通常運転時、
フィン７より風上に位置する送風機（図示せず）により
矢印Ｂの方向に流れ、フィン７及び冷媒管２と熱交換す
る。そして、フィン７の前縁部７ａ及び切り起こし部３
の前縁部３ａと最も良く熱交換する。空気流Ａはフィン
７間を平行に流れると共に、切り起こし部３の隙間を通
って隣接するフィン間の空間へも流入する。
以下にその動作を説明する。空気流Ａは、通常運転時、
フィン７より風上に位置する送風機（図示せず）により
矢印Ｂの方向に流れ、フィン７及び冷媒管２と熱交換す
る。そして、フィン７の前縁部７ａ及び切り起こし部３
の前縁部３ａと最も良く熱交換する。空気流Ａはフィン
７間を平行に流れると共に、切り起こし部３の隙間を通
って隣接するフィン間の空間へも流入する。
【００１１】図２は本発明の熱交換器の低外気温時の暖
房運転における着霜状態を示すものである。
房運転における着霜状態を示すものである。
【００１２】流入した空気流Ａはフィン７の前縁部７ａ
及び切り起こし部３の前縁部３ａと最も良く熱交換し、
その部分から霜層の発達が始まる。すなわち、フィン７
の前縁部７ａには霜層４が、切り起こし部３の前縁部３
ａには霜層５が発達する。
及び切り起こし部３の前縁部３ａと最も良く熱交換し、
その部分から霜層の発達が始まる。すなわち、フィン７
の前縁部７ａには霜層４が、切り起こし部３の前縁部３
ａには霜層５が発達する。
【００１３】しかしながら、切り起こし部３の空気下流
側端部３ｂは空気下流側に隣接する切り起こしフィン３
間の略中央に位置するため少なくとも霜層４がフィン７
の前縁部７ａを閉塞させるまでは、切り起こし部３は霜
層５により閉塞することがなく、隣接するフィン空間へ
空気流Ａは流れて行くことができる。
側端部３ｂは空気下流側に隣接する切り起こしフィン３
間の略中央に位置するため少なくとも霜層４がフィン７
の前縁部７ａを閉塞させるまでは、切り起こし部３は霜
層５により閉塞することがなく、隣接するフィン空間へ
空気流Ａは流れて行くことができる。
【００１４】したがって、切り起こしの効果を維持し、
暖房能力の急激な低下を抑えることができ、快適性の向
上が図られる。
暖房能力の急激な低下を抑えることができ、快適性の向
上が図られる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明による熱交換器は、
所定間隔をおいて平行に設けられた複数のスリット状の
切り起こしを有する多数のフィンと、前記フィンに直交
する冷媒管とを備え、前記フィンの切り起こし部の空気
下流側端を空気下流側に隣接する切り起こしフィン間の
略中央に位置する様に屈曲した構成とすることにより、
低外気温時の暖房運転において、切り起こし部前縁にお
ける霜層の発達による、隣接するフィン空間への空気流
路の閉塞を抑制できるので、暖房能力の急激な低下を抑
えることができ、快適性が向上するという効果を有す
る。
所定間隔をおいて平行に設けられた複数のスリット状の
切り起こしを有する多数のフィンと、前記フィンに直交
する冷媒管とを備え、前記フィンの切り起こし部の空気
下流側端を空気下流側に隣接する切り起こしフィン間の
略中央に位置する様に屈曲した構成とすることにより、
低外気温時の暖房運転において、切り起こし部前縁にお
ける霜層の発達による、隣接するフィン空間への空気流
路の閉塞を抑制できるので、暖房能力の急激な低下を抑
えることができ、快適性が向上するという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す通常運転時の熱交換器
の要部断面図
の要部断面図
【図２】同着霜時の熱交換器の要部断面図
【図３】従来の熱交換器の通常運転時の要部断面図
【図４】同着霜時の熱交換器の要部断面図
３ 切り起こし部 ５ 霜層 ６ 屈曲部 ７ フィン
Claims (1)
- 【請求項１】 所定間隔をおいて平行に設けられた複数
のスリット状の切り起こしを有する多数のフィンと、前
記フィンに直交する冷媒管とを備え、前記フィンの切り
起こし部の空気下流側端を空気下流側に隣接する切り起
こしフィン間の略中央に位置する様に屈曲した熱交換
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22692792A JPH0674605A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22692792A JPH0674605A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0674605A true JPH0674605A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16852787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22692792A Pending JPH0674605A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0674605A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100652582B1 (ko) * | 2001-02-16 | 2006-12-01 | 엘지전자 주식회사 | 극저온 냉동기의 예냉기 방열핀 구조 |
| CN110608552A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 杭州三花微通道换热器有限公司 | 换热系统 |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP22692792A patent/JPH0674605A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100652582B1 (ko) * | 2001-02-16 | 2006-12-01 | 엘지전자 주식회사 | 극저온 냉동기의 예냉기 방열핀 구조 |
| CN110608552A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 杭州三花微通道换热器有限公司 | 换热系统 |
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