JPH0674317A - 湿式摩擦伝動装置の損傷防止方法およびその装置 - Google Patents

湿式摩擦伝動装置の損傷防止方法およびその装置

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JPH0674317A
JPH0674317A JP25194192A JP25194192A JPH0674317A JP H0674317 A JPH0674317 A JP H0674317A JP 25194192 A JP25194192 A JP 25194192A JP 25194192 A JP25194192 A JP 25194192A JP H0674317 A JPH0674317 A JP H0674317A
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temperature
temperature difference
contact portion
calculator
rotating body
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JP25194192A
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Kichiji Sato
吉治 佐藤
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0412Cooling or heating; Control of temperature
    • F16H57/0413Controlled cooling or heating of lubricant; Temperature control therefor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接触部の温度状態を精度よく把握して、発熱
による損傷の発生を防止する。 【構成】 油温センサ34、36は、クラッチ10に流
入する潤滑油の温度とクラッチ10から流出する潤滑油
の温度とを検出する。検出温度差演算器42が油温セン
サ34、36の検出温度差を求める。また、プレート温
度演算器46は、検出温度差演算器42と油温センサ3
4との出力信号からクラッチ10のディスク14の温度
を求め第1比較器52に送る。内外周温度差演算器48
は、検出温度差演算器42と油温センサ34との出力信
号からクラッチ10の内周側と外周側との温度差を求め
て第2比較器54に送る。比較器52、54は、プレー
ト温度演算器46が求めた温度、内外周温度差演算器4
8が求めた温度差が基準値以上になると、OR回路58
に“H”を出力し、警報装置60を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動側と從動側とを摩
擦係合させて動力の伝達を行う摩擦伝動装置の損傷防止
方法に係り、特に建設機械のトランスミッションやリタ
ーダのクラッチ等のように、駆動側回転体と從動側回転
体とをすべり状態で使用し、両者の接触部に冷却流体を
供給する湿式摩擦伝動装置の損傷防止方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦クラッチは、駆動側回転体と從動側
回転体との接触圧力を変化させて動力伝達率を変え、從
動側の出力を任意に変えることができるため、例えば車
両の降坂時に使用するリターダ、建設機械におけるトラ
ンスミッション、または消防自動車の放水ポンプの動力
と走行動力を得るために、エンジンの出力を分割して伝
動する動力分割伝動装置(パワーデバイダ)等、各種の
機械、装置の動力伝達用や制動用に広く用いられてい
る。
【0003】ところで、トランスミッションのインチン
グ操作時やリターダ、パワーデバイダなどは、クラッチ
を常にすべり状態に保持して使用するため、摩擦熱によ
りクラッチの駆動側回転体と從動側回転体との接触部が
発熱して高温となり、クラッチのクラッチ板であるプレ
ートが熱応力のために変形したり、ディスク面の熱損
傷、熱による劣化等が生ずる。
【0004】クラッチの熱損傷は、主として駆動側回転
体と從動側回転体とが接触する接触部の温度によって判
定できる。また、多板クラッチのように回転体が板状で
あるプレート(ディスク)によって構成してある場合、
プレート温度TP ばかりでなく、プレートの内周側の温
度と外周側の温度との差ΔTP によっても損傷を生じ
る。すなわち、図4に示したように、プレート温度TP
が許容値を超えると、プレート面の熱劣化、焼付、移
着、ライナなどの接着部の剥がれ等の損傷が発生する。
また、プレートの内周側と外周側との温度差ΔTP が許
容値を超えると、熱膨張の差によってプレートが皿のよ
うに撓んだ変形をし、偏摩耗をしたり、相手方のプレー
ト(ディスク)を傷つけたりする。
【0005】このため、このようなすべり摩擦を利用す
る伝動装置においては、冷却材である潤滑油(エンジン
オイル)などによって回転接触部を冷却するとともに、
適正な取扱、操作を行うように、一般に取扱い説明書を
作成し、取扱い説明書において適正な使用方法(例えば
リターダの場合、降坂勾配や車両重量などの負荷に対応
させて使用可能な連続すべり時間または降坂距離)を解
説している。
【0006】図5は、リターダの取扱い説明書の一部を
示すもので、降坂時における車両速度の求め方を示して
いる。すなわち、例えば降坂距離を1500m、走行抵
抗が−11%(勾配抵抗−13%、ころがり抵抗+2
%)である場合、車載重が32トン(車両総重量約62
トン)であるときに、図をグラフをA→B→C→Dと辿
って、車両の走行速度が40km/hとなるようにリタ
ーダを使用すべきことを示しており、一般にこのような
図と説明文によって使用条件を規定している。
【0007】さらに、クラッチのオイル出口部における
クラッチから流出する潤滑油の温度を測定し、この油温
が許容値を超えたときに、その旨を赤色ランプで表示し
たり、警報ブザーを鳴らすなどの注意信号を発生するよ
うにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の取扱い
説明書において負荷に対応させて連続すべり時間または
降坂距離を規定する方法は、負荷の度合いの判断がオペ
レータに任されているため、精度が悪く、また取扱い説
明書を無視した無謀な取扱いに対しても保護することが
できない。
【0009】一方、潤滑油の出口温度を検出してオペレ
ータに警告を与える方法は、クラッチに流入する潤滑油
の温度が低い場合、クラッチの接触部における発熱によ
り潤滑油の温度上昇が大きく、潤滑油のクラッチ流入温
度と流出温度との温度差がかなりあって、クラッチに損
傷が生じているにもかかわらず、流入温度が低いために
クラッチから流出する潤滑油自体の温度がそれほど高く
ないため、クラッチの損傷を見逃してしまうおそれがあ
る。特に始動直後、急に高負荷にてクラッチをすべらせ
て使用する場合などは、クラッチの損傷を見逃しやす
い。
【0010】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、回転接触部の温度状態を精度よ
く把握でき、発熱による損傷を防ぐことができる湿式摩
擦伝動装置の損傷防止方法およびその装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者等は、クラッチの
摩擦熱により生ずる損傷の防止を図る研究において、種
々実験を行った結果、湿式多板クラッチにおいては、ク
ラッチの接触部を冷却する冷却材の温度とクラッチ板と
の間に図6、図7のような関係があることを見出した。
【0012】すなわち、クラッチに流入する潤滑油温度
(流入温度Ti )とクラッチから流出する潤滑油温度
(流出温度To )との温度差ΔTが大きいほどクラッチ
板(プレート)の温度TP が高くなり、またプレートの
内周側の温度と外周側の温度との差(内外周温度差)Δ
P が大きくなる。しかも、潤滑油の流入温度と流出温
度との差ΔTが同じであっても、流入温度Ti が異なる
と、クラッチ板の温度TP およびクラッチ板の内外周温
度差ΔTP も異なっていて、クラッチへの潤滑油流入温
度が高いほどプレート温度TP が高く、内外周温度差Δ
P が大きくなる。
【0013】本発明は、上記の知見に基づいてなされた
もので、上記の目的を達成するための本発明に係る湿式
摩擦伝動装置の損傷防止方法の第1は、駆動側回転体と
從動側回転体との接触部を冷却する流体の温度を検出し
て注意信号を出力する湿式摩擦伝動装置の損傷防止方法
において、前記流体の前記接触部に流入する温度と前記
接触部から流出する温度との差と、この温度差と前記接
触部に流入する前記流体の温度とから、前記接触部の温
度を求め、この温度が基準値以上のときに前記注意信号
を出力することを特徴としている。接触部の温度は、接
触部の半径方向の異なる2点の温度差であってもよい。
【0014】また、本発明に係る湿式摩擦伝動装置の損
傷防止方法の第2は、駆動側回転体と從動側回転体との
接触部を冷却する流体の温度を検出して注意信号を出力
する湿式摩擦伝動装置の損傷防止方法において、前記流
体の前記接触部に流入する温度と前記接触部から流出す
る温度との差を求め、この温度差が所定値以上になった
ときに、前記注意信号を出力することを特徴としてい
る。検出した温度差と比較する所定値は、接触部に流入
する流体の温度によって異ならせ、流入する流体温度が
高いほど小さくするとよい。
【0015】上記第1の損傷防止方法を実施する湿式摩
擦伝動装置の損傷防止装置は、駆動側回転体と從動側回
転体との接触部を冷却する流体の温度を検出して注意信
号を出力する湿式摩擦伝動装置の損傷防止装置におい
て、前記流体の前記接触部に流入する温度を検出する流
入温度センサと、前記流体の前記接触部から流出する温
度を検出する流出温度センサと、前記流入温度センサと
流出温度センサとの検出信号に基づいて、両者の検出温
度差を求める検出温度差演算器と、この検出温度差演算
器の出力信号と前記流入温度センサの出力信号とに基づ
いて、前記接触部の温度を求める接触部温度演算部と、
この接触部温度演算部が求めた前記接触部の温度を予め
定めた許容温度と比較し、警報器に作動信号を出力する
比較部とを有する構成となっている。
【0016】接触部温度演算部は、回転体の温度を求め
る回転体温度演算器と、回転体の半径方向の異なる2点
の温度差を求める内外周温度差演算器とからなってい
る。また、比較部は、回転体温度演算器が求めた温度を
回転体の許容温度と比較する第1の比較器と、内外周温
度差演算器が求めた回転体の半径方向の異なる2点の温
度差を許容内外周温度差と比較する第2の比較器とから
なっていて、回転体温度演算器の求めた回転体温度が許
容回転体温度以上のとき、または内外周温度差演算器の
求めた内外周温度差が許容内外周温度差以上のときに、
警報器に作動信号を出力するようにできる。
【0017】そして、上記第2の損傷防止方法を実施す
る損傷防止装置は、駆動側回転体と從動側回転体との接
触部を冷却する流体の温度を検出して注意信号を出力す
る湿式摩擦伝動装置の損傷防止装置において、流体の前
記接触部に流入する温度を検出する流入温度センサと、
前記流体の前記接触部から流出する温度を検出する流出
温度センサと、前記流入温度センサと流出温度センサと
の検出信号に基づいて、両者の検出温度差を求める検出
温度差演算器と、前記流入温度センサの検出信号に基づ
いて、前記流体の前記接触部への流入温度と接触部から
流出温度との許容温度差を求める許容温度差演算器と、
この許容温度差演算器が求めた許容温度差と前記検出温
度差演算部が求めた検出温度差とを比較し、警報器に作
動信号を出力する比較部とを有するように構成してあ
る。
【0018】許容温度差演算部は、回転体の温度に対応
させた第1許容温度差を演算する第1許容温度差演算器
と、回転体の半径方向の異なる2点の温度差に対応させ
た第2許容温度差演算器とからなっている。また、比較
部は、第1許容温度差演算器の出力と検出温度差演算器
の出力とを比較する第1の比較器と、第2許容温度差演
算器の出力と検出温度差演算器の出力とを比較する第2
の比較器とからなっていて、検出温度差演算器の求めた
検出温度差が前記第1許容温度差以上のとき、または検
出温度差演算器の求めた検出温度差が前記第2許容温度
差以上のときに、警報器に作動信号を出力するようにし
てよい。
【0019】
【作用】上記の如く構成した本発明の湿式摩擦伝動装置
の損傷防止方法は、駆動側回転体と從動側回転体との接
触部を冷却する流体の、接触部への流入温度と接触部か
らの流出温度との温度差を求め、この温度差と流入温度
とから接触部の温度を求めるようにしているため、例え
ばエンジン始動時のように、冷却材であるエンジンオイ
ルの温度が低い場合であっても、流入温度と流出温度と
の温度差の大小によって接触部の発熱状態を的確に知る
ことができ、接触部の発熱による損傷を確実に防止する
ことができる。
【0020】また、多板式クラッチのように、回転体が
板状の場合、回転体の平均的な温度ばかりでなく、板状
回転体の半径方向の温度差に対応させた流体の流入温
度、流出温度の温度差を求めることにより、板状回転体
が皿形に変形することによる損傷の防止を図ることがで
きる。
【0021】なお、接触部の温度に対応させた流体の流
入温度と流出温度との許容温度差を予め求めておくこと
により、流体の流入温度と流出温度との差を検出するこ
とにより接触部の温度状態を把握でき、接触部の熱損傷
を防止できる。特に、接触部を冷却する流体の流入温度
の高低に応じて、注意信号を出力するための許容温度差
の値を変えることにより、より正確な接触部の発熱状態
を知ることができ、発熱による損傷を一層確実に防止す
ることができる。
【0022】
【実施例】本発明に係る湿式摩擦伝動装置の損傷防止方
法およびその装置の好ましい実施例を、添付図面に従っ
て詳説する。図1は、本発明の第1実施例に係る湿式摩
擦伝動装置の損傷防止装置の説明図である。
【0023】図1において、クラッチ10は、例えばリ
ターダの湿式多板クラッチであって、駆動側となる入力
軸12に設けた複数のディスク14と、從動側となる出
力軸16に設けた複数のプレート18とがケース20に
収納してある。これらクラッチ板であるディスク14と
プレート18とはドーナツ状の円板からなり、図2に示
したように、面と面とが相互に接触して入力軸12の動
力を出力軸16に伝達するようになっている。そして、
ディスク14の両面にはライナ22が設けてあり、動力
を確実に伝達できるようにしてある。
【0024】一方、ケース20には、冷却用流体である
エンジンオイルをケース20内に流入させる流入口と、
ディスク14とプレート18とを冷却したエンジンオイ
ルをケース20から流出させる流出口とが形成してある
(いずれも図示せず)。そして、流入口には、管路24
を介してオイルクーラ26が接続してあり、オイルポン
プ28の吐出したエンジンオイルがオイルクーラ26に
よって冷却されたのち、ケース20内に流入するように
なっている。また、ケース20に設けた流出口は、管路
30を介してオイルタンク32に連通し、ケース20内
のエンジンオイルをオイルタンク32に戻すことができ
るようにしてある。なお、管路24、30のケース20
の流入口と流出口との近くには、油温センサ34、36
が設けてあり、クラッチ10に流入するエンジンオイル
の温度(流入温度Ti )とクラッチ10から流出するエ
ンジンオイルの温度(流出温度To )とを検出できるよ
うにしてある。
【0025】各油温センサ34、36の検出信号は、演
算処理装置40に入力するようになっている。この演算
処理装置40は、油温センサ34、36が検出した油温
の差ΔTを求める検出温度差演算器42と、検出温度差
演算器42の出力信号と油温センサ34の検出信号とが
入力する接触部温度演算部44と、接触部温度演算部4
4の出力側に設けた比較部50、比較部50の出力が入
力するOR回路58とを有している。
【0026】接触部温度演算部44は、油温センサ34
が検出した流入温度Ti と検出温度差演算器42が求め
た検出温度差ΔTとに基づいて、クラッチ10のプレー
ト18の温度TP を求めるプレート温度演算器46と、
油温センサ34の検出温度Ti と検出温度差演算器42
が求めた検出温度差ΔTとに基づいて、クラッチ10の
プレート18の内周部(例えば、図2のA点部)の温度
と外周部(例えば、図2のB点部)の温度との差ΔTP
を求める内外周温度差演算器48とから構成してある。
【0027】また、比較部50は、プレート温度演算器
46の出力信号が入力する第1比較器52と、内外周温
度差演算器48の出力信号が入力する第2比較器54と
を備えるとともに、これらの比較器52、54に比較の
ための基準信号(基準値)を記憶している基準値メモリ
56を有している。この基準値メモリ56は、プレート
18の許容限界温度TP0(例えば、315°C)を格納
しているプレート許容限界温度記憶部と、プレート18
の許容限界内外周温度差ΔTP0(例えば、120°C)
を格納している許容内外周温度差記憶部とからなってい
る。そして、演算処理装置40の出力となるOR回路5
8の出力信号は、警報装置60に入力し、スピーカ62
と表示ランプ64とを作動させる。
【0028】上記の如く構成した第1実施例において
は、油温センサ34がオイルクーラ26によって冷却さ
れ、クラッチ10に流入するエンジンオイルの流入温度
i を検出し、演算処理装置40の検出温度差演算器4
2と、プレート温度演算器46、内外周温度差演算器4
8とに入力する。また、油温センサ36は、接触部とな
るディスク14とプレート18とを冷却したクラッチ1
0から流出するエンジンオイルの流出温度To を検出
し、検出温度差演算器42に入力する。
【0029】検出温度差演算器42は、油温センサ3
4、36から検出信号が入力してくると、
【数1】ΔT=To −Ti に基づいて検出温度差ΔTを求め、接触部温度演算部4
4を構成しているプレート温度演算器46と内外周温度
差演算器48とに送出する。
【0030】プレート温度演算器46は、検出温度差演
算器42が求めた検出温度差ΔTと油温センサ34の検
出温度Ti とに基づいて、クラッチ10のプレート18
の温度TP を算出する。すなわち、前記したように、ク
ラッチ10に流入するエンジンオイルの温度Ti とクラ
ッチ10から流出するエンジンオイルの温度To との差
ΔTと、流入温度Ti との間には、図6のような関係が
ある。そこで、クラッチ10に流入するエンジンオイル
の流入温度TI と検出温度差ΔTとからプレート18の
温度を求める計算式
【数2】 TP =f1 (Ti ,ΔT)=f1 (Ti ,To ) を予め実験等によって求め、プレート温度演算器46が
この計算式に則ってプレート18の温度を求めるように
しておき、求めたプレート温度TP を比較部50の第1
比較器52に入力する。
【0031】また、内外周温度差演算器48は、予め求
めた図7の関係を示す計算式
【数3】 ΔTP =f2 (Ti ,ΔT)=f2 (Ti ,To ) に基づいて、油温センサ34が検出した流入温度Ti
検出温度差演算器42が求めた検出温度差ΔTとからプ
レート18の内外周温度差ΔTP を算出し、第2比較器
54の入力する。
【0032】第1比較器52は、プレート温度演算器4
6の求めたプレート温度TP が入力してくると、基準値
メモリ56のプレート許容限界温度TP0を読み出し、実
際のプレート温度TP とプレート許容限界温度TP0を比
較する。そして、
【数4】TP ≧TP0 であると、OR回路58に“H”を出力する。また、第
2比較器54は、内外周温度差演算器48が求めた内外
周温度差ΔTP を基準値メモリ56の許容限界内外周温
度差ΔTP0と比較し、
【数5】ΔTP ≧ΔTP0 であると、OR回路58に“H”を出力する。
【0033】OR回路58は、第1比較器52または第
2比較器54のいずれかから“H”が入力してくると、
警報装置60に作動信号を出力し、スピーカ60からブ
ザーによる警報音等を発生させるとともに、例えば赤色
の警報ランプ64を点灯し、クラッチ10が発熱によっ
て損傷を生ずる危険な状態にあることをオペレータに告
知する。
【0034】なお、
【数6】TP <TP0
【数7】ΔTP <ΔTP0 であって、第1比較器52と第2比較器54とがいずれ
も“L”を出力している場合には、OR回路58は
“L”を出力し、警報装置はクラッチ10が安全または
正常であることを示す緑色のランプ64が点灯してい
る。
【0035】このように、実施例においては、クラッチ
10の冷却材であるエンジンオイルの流入温度Ti と流
出温度To との温度差ΔTを求めるとともに、この温度
差ΔTと流入温度Ti とからクラッチ10のプレート温
度TP 、プレート18の内外周温度差ΔTP を求めてい
るため、流入温度Ti の高低に関係なくプレート18の
発熱状態を的確に把握することができる。従って、エン
ジン始動時のように、クラッチ10へ流入するエンジン
オイルの温度が低い場合であっても、クラッチの発熱に
よる損傷を確実に防止することができる。
【0036】図3は、本発明の第2実施例に係る湿式摩
擦伝動装置の損傷防止装置の説明図である。この第2実
施例の前記第1実施例と異なる点は、第1実施例の接触
部温度演算部44に代えて許容温度差演算部70を設け
た点と、比較部50が基準値メモリ56を有していない
点、および検出温度差演算器42の出力が許容温度差演
算部70に入力するのでなく、比較部50の第1比較器
52と第2比較器54とに入力する点である。
【0037】許容温度差演算部70は、第1許容温度差
演算器72と第2許容温度差演算器74とから構成して
あり、これら第1、第2許容温度差演算器72、74に
油温センサ34の検出信号が入力するようになってい
る。そして、第1許容温度差演算器72は、図6に示し
た関係から、プレート許容限界温度TP0に相当する、流
入温度Ti に対応した第1許容温度差ΔT1 を求めて第
1比較器52に入力する。また、第2許容温度差演算器
74は、油温センサ34の検出信号に基づいて、図7の
関係から、プレート18の許容限界内外周温度差ΔTP0
に相当する、流入温度Ti に対応した第2許容温度差Δ
2 を求めて第2比較器54に入力する。
【0038】第1比較器52は、検出温度差演算器42
が求めた検出温度差ΔTと第1許容温度差演算器72が
求めた第1許容温度差ΔT1 とを比較し、
【数8】ΔT≧ΔT1 のときに“H”をOR回路58に出力する。この第1許
容温度差ΔT1 は、図6に示したようにエンジンオイル
のクラッチ10へ流入する温度Ti によって異なってお
り、例えばパワーデバイダの場合、機種によっても異な
るが、エンジンの始動時のようにTi が約60°Cと低
いときには、ΔT1 =50°C程度、Tiが100°C
程度の中くらいの温度であれば、ΔT1 =60°C程
度、Ti が130°C程度と高いときには、ΔT1 =7
0°C程度である。
【0039】一方、第2比較器54は、検出温度差演算
器42が求めたΔTと第2許容温度差演算器74が求め
た第2許容温度差ΔT2 とを比較し、
【数9】ΔT≧ΔT2 のときに“H”をOR回路58に出力する。そして、O
R回路58は、第1比較器52または第2比較器54の
いずれかから“H”が入力してくると、前記実施例と同
様に警報装置60に作動信号を出力する。
【0040】なお、第2許容温度差ΔT2 もΔT1 と同
様に流入温度Ti によって異なっており(図7参照)、
パワーデバイダの場合、エンジンの始動時のようにTi
が約60°Cと低いときには、ΔT2 =20°C程度、
i が100°C程度の中くらいの温度であれば、ΔT
2 =30°C程度、Ti が130°C程度と高いときに
は、ΔT2 =40°C程度である。
【0041】この第2実施例においても、前記第1実施
例と同様の効果を得ることができる。また、この第2実
施例においては、基準値メモリ56を省略してあるた
め、装置構成を簡略化することができる。
【0042】なお、前記実施例においては、多板クラッ
チ10について説明したが、湿式単板クラッチや湿式複
板クラッチについても適用することができる。また、前
記実施例においては、ディスククラッチについて説明し
たが、円錐クラッチ等にも適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、接触部に流入する流体温度と接触部から流出する流
体温度との温度差と、接触部に流入する流体温度とに基
づいて、接触部の発熱状態を判断しているため、接触部
の発熱状態を的確に把握することができ、湿式摩擦伝動
装置の摩擦熱による損傷を防止することができる。
【0044】しかも、回転体の半径方向の異なる2点の
温度差に応じた流体の流入温度と流出温度との温度差を
考慮していることにより、板状の回転体の内周側と外周
側との温度差による熱膨張の相違に基づく、板状回転体
の皿形変形による損傷を防止できる。
【0045】また、接触部の温度に対応させた流体の流
入温度と流出温度との許容温度差を予め求めておくこと
により、流体の流入温度と流出温度との差を検出するこ
とにより接触部の温度状態を把握でき、接触部の熱損傷
を防止できる。特に、接触部を冷却する流体の流入温度
の高低に応じて、注意信号を出力するための許容温度差
の値を変えることにより、より正確な接触部の発熱状態
を知ることができ、発熱による損傷を一層確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る湿式摩擦伝動装置の損傷防止
装置の説明図である。
【図2】多板クラッチの回転接触部の詳細断面図であ
る。
【図3】第2実施例に係る湿式摩擦伝動装置の損傷防止
装置の説明図である。
【図4】湿式多板クラッチにおけるクラッチ板の温度ま
たはクラッチ板の内周側温度と外周側温度との温度差に
基づくクラッチの損傷モードを示す図である。
【図5】従来のリターダの取扱い説明書に記載された降
坂時の車両速度の求め方を示す図である。
【図6】エンジンオイルのクラッチ流入温度と流出温度
との差とエンジンオイルのクラッチへの流入温度とクラ
ッチプレートの温度との関係を示す図である。
【図7】エンジンオイルのクラッチ流入温度と流出温度
との差とエンジンオイルのクラッチへの流入温度とクラ
ッチプレートの内外周温度差との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 クラッチ 12、14 接触部(ディスク、プレート) 34、36 油温センサ 40 演算処理装置 42 検出温度差演算器 44 接触部温度演算部 46 プレート温度演算器 48 内外周温度差演算器 50 比較部 52 第1比較器 54 第2比較器 56 基準値メモリ 60 警報装置 70 許容温度差演算部 72 第1許容温度差演算器 74 第2許容温度差演算器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側回転体と從動側回転体との接触部
    を冷却する流体の温度を検出して注意信号を出力する湿
    式摩擦伝動装置の損傷防止方法において、前記流体の前
    記接触部に流入する温度と前記接触部から流出する温度
    との差と、この温度差と前記接触部に流入する前記流体
    の温度とから、前記接触部の温度を求め、この温度が基
    準値以上のときに前記注意信号を出力することを特徴と
    する湿式摩擦伝動装置の損傷防止方法。
  2. 【請求項2】 前記接触部の温度は、前記接触部の半径
    方向の異なる2点の温度差であることを特徴とする請求
    項1に記載の湿式摩擦伝動装置の損傷防止方法。
  3. 【請求項3】 駆動側回転体と從動側回転体との接触部
    を冷却する流体の温度を検出して注意信号を出力する湿
    式摩擦伝動装置の損傷防止方法において、前記流体の前
    記接触部に流入する温度と前記接触部から流出する温度
    との差を求め、この温度差が所定値以上になったとき
    に、前記注意信号を出力することを特徴とする湿式摩擦
    伝動装置の損傷防止方法。
  4. 【請求項4】 前記所定値は、前記接触部に流入する前
    記流体の温度によって異なっており、流入する流体温度
    が高いほど小さくしてあることを特徴とする請求項3に
    記載の湿式摩擦伝動装置の損傷防止方法。
  5. 【請求項5】 駆動側回転体と從動側回転体との接触部
    を冷却する流体の温度を検出して注意信号を出力する湿
    式摩擦伝動装置の損傷防止装置において、前記流体の前
    記接触部に流入する温度を検出する流入温度センサと、
    前記流体の前記接触部から流出する温度を検出する流出
    温度センサと、前記流入温度センサと流出温度センサと
    の検出信号に基づいて、両者の検出温度差を求める検出
    温度差演算器と、この検出温度差演算器の出力信号と前
    記流入温度センサの出力信号とに基づいて、前記接触部
    の温度を求める接触部温度演算部と、この接触部温度演
    算部が求めた前記接触部の温度を予め定めた許容温度と
    比較し、警報器に作動信号を出力する比較部とを有する
    ことを特徴とする湿式摩擦伝動装置の損傷防止装置。
  6. 【請求項6】 前記接触部温度演算部は、前記回転体の
    温度を求める回転体温度演算器と、前記回転体の半径方
    向の異なる2点の温度差を求める内外周温度差演算器と
    からなり、前記比較部は、前記回転体温度演算器が求め
    た温度を前記回転体の許容温度と比較する第1の比較器
    と、前記内外周温度差演算器が求めた前記回転体の半径
    方向の異なる2点の温度差を許容内外周温度差と比較す
    る第2の比較器とからなり、前記回転体温度演算器の求
    めた前記回転体温度が前記許容回転体温度以上のとき、
    または前記内外周温度差演算器の求めた前記内外周温度
    差が許容内外周温度差以上のときに、前記警報器に作動
    信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の湿式
    摩擦伝動装置の損傷防止装置。
  7. 【請求項7】 駆動側回転体と從動側回転体との接触部
    を冷却する流体の温度を検出して注意信号を出力する湿
    式摩擦伝動装置の損傷防止装置において、流体の前記接
    触部に流入する温度を検出する流入温度センサと、前記
    流体の前記接触部から流出する温度を検出する流出温度
    センサと、前記流入温度センサと流出温度センサとの検
    出信号に基づいて、両者の検出温度差を求める検出温度
    差演算器と、前記流入温度センサの検出信号に基づい
    て、前記流体の前記接触部への流入温度と接触部から流
    出温度との許容温度差を求める許容温度差演算器と、こ
    の許容温度差演算器が求めた許容温度差と前記検出温度
    差演算部が求めた検出温度差とを比較し、警報器に作動
    信号を出力する比較部とを有することを特徴とする湿式
    摩擦伝動装置の損傷防止装置。
  8. 【請求項8】 前記許容温度差演算部は、前記回転体の
    温度に対応させた第1許容温度差を演算する第1許容温
    度差演算器と、前記回転体の半径方向の異なる2点の温
    度差に対応させた第2許容温度差演算器とからなり、前
    記比較部は、前記第1許容温度差演算器の出力と前記検
    出温度差演算器の出力とを比較する第1の比較器と、前
    記第2許容温度差演算器の出力と前記検出温度差演算器
    の出力とを比較する第2の比較器とからなり、前記検出
    温度差演算器の求めた検出温度差が前記第1許容温度差
    以上のときに、または前記検出温度差演算器の求めた検
    出温度差が前記第2許容温度差以上のときに、前記警報
    器に作動信号を出力することを特徴とする請求項7に記
    載の湿式摩擦伝動装置の損傷防止装置。
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