JPH0674235U - 環状鉄片用吸着装置 - Google Patents

環状鉄片用吸着装置

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JPH0674235U
JPH0674235U JP1450393U JP1450393U JPH0674235U JP H0674235 U JPH0674235 U JP H0674235U JP 1450393 U JP1450393 U JP 1450393U JP 1450393 U JP1450393 U JP 1450393U JP H0674235 U JPH0674235 U JP H0674235U
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JP
Japan
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annular iron
iron piece
magnetic
adsorption device
magnetic body
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Pending
Application number
JP1450393U
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Inventor
寿夫 影山
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Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環状鉄片の吸着及び離反の位置を正確に定め
得る環状鉄片用吸着装置を提供することを目的とする。 【構成】 下端に着磁面Gを有する磁性体Mと、この磁
性体Mを収容し、前記着磁面Gと対向する底部11を有
する非磁性材からなる収容部10とを有し、前記底部1
1の外面11aに配される環状鉄片50を吸着・離反さ
せる装置において、前記収容部10内には、前記磁性体
Mを複数配置した環状鉄片用吸着装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、環状鉄片を吸着・離反するための環状鉄片用吸着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
部品の組み付け等の作業工程において、例えばサークリップ、ブーツリング、 ピストンリング、平ワッシャ等の環状鉄片を所定箇所に仮置きするには、磁力を 利用して行うことができる。すなわち、これらの環状鉄片を、磁力を有する部材 にて吸着して所定箇所へ移動した後、前記部材から離反して仮置きをするもので ある。
【0003】 この種の吸着装置としては、例えば図5に示すように、収納部100内に収納 されたマグネット110により収納部100の底部120に磁力を発生させ、こ の磁力により環状鉄片50を吸着するものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、マグネット110により底部120の外面に発生する磁力は、 底部110外面の箇所によって磁束密度が異なるため、図6に示すように、環状 鉄片50を吸着した場合に位置がずれてしまうことがある。このように環状鉄片 50の吸着位置にばらつきが生じると、環状鉄片50を離脱させる際も位置ずれ が起こり、部品の正確な仮置きができず、部品組み付けの作業性が著しく悪化す る。
【0005】 本考案は前記事項に鑑みなされたものであり、環状鉄片の吸着及び離反の位置 を正確に定め得る環状鉄片用吸着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、下端に着磁面Gを有する磁性体Mと、この磁性体Mを収容し、前記 着磁面Gと対向する底部11を有する非磁性材からなる収容部10とを有し、前 記底部11の外面11aに配される環状鉄片50を吸着・離反させる装置におい て、前記収容部10内には、前記磁性体Mを複数配置して環状鉄片用吸着装置と した。
【0007】 前記収容部10内には、前記環状鉄片50の円環中心円上の等分角位置に前記 着磁面Gが対応するように、前記磁性体Mを複数配置することが望ましい。 また、前記磁性体Mを上下動させる駆動部16を備え、この駆動部16が前記 収納部10内の前記磁性体Mを上下動することにより、前記底部11の外面11 aに発生する磁力を制御するようにしてもよい。
【0008】 さらに、前記磁性体Mは、巻回されたソレノイドコイル45と、このソレノイ ドコイル45内に装填された鉄心47とを備え、前記ソレノイドコイル45の通 電状態を制御することにより、前記底部11の外面11aに発生する磁力を制御 することもできる。
【0009】
【作用】
本考案の環状鉄片用吸着装置は、収納部10の底部11にて環状鉄片50を吸 着・離反するマグネットMを複数個使用している。このため、前記底部11の外 面11aにおける磁束密度は、一点のみに強力に集中せず分散される。これによ り、環状鉄片50は収納部10の底部11の中心位置にその軸心が合致されるよ うに吸着され、又その位置から離反される。
【0010】 また、収納部10内の複数のマグネットMを、環状鉄片50の円環中心円上の 等分角位置に着磁面Gが対応するように配備した場合、外面11a上における磁 束密度の高い箇所は、環状鉄片50の形状に沿って点在することとなるので、よ り正確に環状鉄片50の吸着・離反を行うことができる。
【0011】
【実施例】 次に、本考案の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。 図1及び図2は、本考案の一実施例に係る環状鉄片用吸着装置1を示したもの で、図1はその一部断面した正面図を、図2はその側面図を示している。
【0012】 本実施例の環状鉄片用吸着装置1は、非磁性材(例えばアルミニウム)により 形成された収納部10内に、3個の磁性体であるマグネットM1,M2,M3が 保持板3の一面側にスプリング7を介して取り付けられている。この保持板3の 他面側中心位置には支持棒17の一端が取り付け固定されている。また、支持棒 17の他端は、保持板3を上下動するためのピストン18と連結しており、これ らが第1駆動部16を構成している。
【0013】 前記支持棒17は、L字型の可動台40の一部を貫通するように設けられてい る。この可動台40上には前記第1駆動部16が備えられている。また、この取 り付け部分より水平方向に延在する可動台40の部分は、支持台7上に設けられ た第2駆動部20に備えられる伸縮可能な軸部21に取り付けられている。
【0014】 また、可動台40の垂直部分にはリニアモーションベアリング9が施されてい る。このリニアモーションベアリング9は、可動台40の垂直部分に平行して支 持板7上に配備されたレールRに沿って移動する。すなわち、可動台40は第2 駆動部20により上下動されたとき、リニアモーションベアリング9がレールR の長さ範囲によって規制されるのに従ってその移動範囲が規制される。
【0015】 一方、3個のマグネットM1,M2,M3はその開放端面が着磁されると共に 、全体が着磁面G1,G2,G3に対向する底部11を有する収納部10内に収 納されている。この底部11の外面11aには、吸着の対象となる環状鉄片50 が配備される。
【0016】 本実施例の動作を説明する。 図示しない駆動機構により支持台7が移動し、環状鉄片50の上方に収納部1 0を位置させる。第2駆動部20が作動して軸部21を縮小させ、可動台40を 下方へ移動させる。この可動台40の移動に伴い収納部10も下方へ移動し、収 納部10の底部11は環状鉄片50と当接するか、あるいは近傍に位置する。こ こで第1駆動部16が作動し、ピストン18の下方移動に伴いマグネットM1, M2,M3も下方へ移動し、それぞれの着磁面G1,G2,G3が底部11に当 接する。なお、マグネットMと底部11との接触動作は、スプリング15によっ て緩衝される。
【0017】 前記着磁面G1,G2,G3と底部11との当接により、底部11を透過して 外面11aに磁力が発生し、環状鉄片50を吸着する。この際、上述した如く3 個のマグネットM1,M2,M3の着磁面G1,G2,G3が環状鉄片50の円 環中心円上の等分角位置に対応するように配備されているので、環状鉄片50の 吸着に際しては収納部10の底部11の中心位置にその軸心が合致するように正 確に位置決めされる。
【0018】 前記第2駆動部20により収納部10を上昇させた後、支持台7が移動して所 定の位置へ収納部10を移動する。そして、再び第2駆動部20により収納部1 0を下降させた後、第1駆動部16が収納部10内のマグネットM1,M2,M 3を上昇させて、底部11の外面11a部分の磁力を消失させ、環状鉄片50を 離反する。この離反時も、吸着時と同様に位置ずれを起こすことなく、正確な位 置のまま離反される。
【0019】 以上に述べた通り、本実施例によれば、3個のマグネットを使用して環状鉄片 の吸着・離反部となる収納部の底部に等方的な磁力を与えているので、環状鉄片 を正確に位置決めできる吸着装置が得られる。これにより、環状鉄片を用いての 機械部品の組み立てを効率良く行うことが可能となる。
【0020】 なお、本実施例では3個のマグネットを用いた例を説明したが、2個、あるい は4個以上のマグネットを用いることも可能である。 また、収納部10内に収納する磁性体は、図4に示すように、巻回状態のソレ ノイドコイル45内に、鉄心47を装填して形成してもよい。この場合、ソレノ イドコイルへの通電を制御することにより磁力を制御できるので、磁性体を上下 動させる駆動部を省略することができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、環状鉄片の吸着及び離反の位置を正確に定め得る環状鉄片用 吸着装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る吸着装置を示す一部を
破断した正面図。
【図2】実施例の吸着装置の側面図。
【図3】実施例の収納部への環状鉄片の吸着状態を示す
図。
【図4】磁性体の他の例を示す要部の断面図。
【図5】従来例の環状鉄片吸着装置の要部の側面図。
【図6】従来例の環状鉄片を吸着した状態を示す図。
【符号の説明】
1・・環状鉄片吸着装置 3・・保持板 7・・スプリング 9・・リニアモーションベアリング 10・・収納部 11・・底部 11a・・外面 16・・駆動部(第1駆動部) 17・・支持棒 18・・ピストン 20・・第2駆動部 40・・可動台 45・・ソレノイドコイル 47・・鉄心 50・・環状鉄片 G(G1,G2,G3)・・着磁面 M(M1,M2,M3)・・マグネット(磁性体) R・・レール

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に着磁面(G)を有する磁性体
    (M)と、この磁性体(M)を収容し、前記着磁面
    (G)と対向する底部(11)を有する非磁性材からな
    る収容部(10)とを有し、前記底部(11)の外面
    (11a)に配される環状鉄片(50)を吸着・離反さ
    せる装置において、 前記収容部(10)内には、前記磁性体(M)を複数配
    置したことを特徴とする環状鉄片用吸着装置。
  2. 【請求項2】 前記収容部(10)内には、前記環状鉄
    片(50)の円環中心円上の等分角位置に前記着磁面
    (G)が対応するように、前記磁性体(M)を複数配置
    したことを特徴とする請求項1記載の環状鉄片用吸着装
    置。
  3. 【請求項3】 前記磁性体(M)を上下動させる駆動部
    (16)を備え、この駆動部(16)が前記収納部(1
    0)内の前記磁性体(M)を上下動することにより、前
    記底部(11)の外面(11a)に発生する磁力を制御
    することを特徴とする請求項1記載の環状鉄片用吸着装
    置。
  4. 【請求項4】 前記磁性体(M)は、巻回されたソレノ
    イドコイル(45)と、このソレノイドコイル(45)
    内に装填された鉄心(47)とを備え、前記ソレノイド
    コイル(45)の通電状態を制御することにより、前記
    底部(11)の外面(11a)に発生する磁力を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の環状鉄片用吸着装
    置。
JP1450393U 1993-03-26 1993-03-26 環状鉄片用吸着装置 Pending JPH0674235U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011245611A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Yoshitaka Aoyama 軸部挿入式の部品供給装置
CN108188698A (zh) * 2018-03-30 2018-06-22 上海摩软通讯技术有限公司 压合治具

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JP2011245611A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Yoshitaka Aoyama 軸部挿入式の部品供給装置
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