JPH0674154A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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JPH0674154A
JPH0674154A JP4226932A JP22693292A JPH0674154A JP H0674154 A JPH0674154 A JP H0674154A JP 4226932 A JP4226932 A JP 4226932A JP 22693292 A JP22693292 A JP 22693292A JP H0674154 A JPH0674154 A JP H0674154A
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JP
Japan
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line segment
closed container
center
container
plane
Prior art date
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Pending
Application number
JP4226932A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Koyama
隆 小山
Takao Yoshimura
多佳雄 吉村
Hironari Akashi
浩業 明石
Ko Inagaki
耕 稲垣
Ichiro Kita
一朗 喜多
Jiyunichirou Yahiki
純一郎 矢引
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Priority to US08/112,179 priority patent/US5358386A/en
Priority to EP93306779A priority patent/EP0589570B1/en
Priority to DE69302549T priority patent/DE69302549T2/de
Publication of JPH0674154A publication Critical patent/JPH0674154A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/12Casings; Cylinders; Cylinder heads; Fluid connections
    • F04B39/121Casings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/0027Pulsation and noise damping means
    • F04B39/0055Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S181/00Acoustics
    • Y10S181/403Refrigerator compresssor muffler

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉型圧縮機の共鳴音の低減を図ることを目
的とする。 【構成】 クランクシャフト12,ピストン11,シリ
ンダー10等のメカ部6と、モーター部7と、下部に潤
滑油17を貯溜する密閉容器2と、前記メカ部6に設け
られた前記シリンダー10内に冷媒を吸入し、かつ前記
密閉容器2内と連通する吸入部18とを有する密閉型圧
縮機1において、前記吸入部18の密閉容器2への連通
部を、前記密閉容器2の水平断面にて断面積が略最大と
なる平面上の重心を通りかつ密閉容器2内壁面間の距離
が最小となる線分aに対して中心を通りかつ線分aに略
直角となる平面上、もしくは前記水平断面の重心を通る
距離が最小となる線分aに水平面上にて略直角となる前
記密閉容器2内壁面間の線分bに対して中心を通りかつ
線分bに略直角となる平面上、又は前記密閉容器2の鉛
直方向の内壁面と潤滑油17の油面との間の最大距離と
なる線分cに対し中心を通りかつ線分cに略直角となる
平面上の位置にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵装置等に用い
られる密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、密閉型圧縮機は、アメニティーの
点より低騒音化が強く望まれている。そのため、密閉容
器内の共鳴音の発生を防止するための密閉容器の形状に
ついて、例えば特公平3ー53476号公報に示されて
いるような密閉容器がある。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の密閉容器の一例について説明する。
【0004】図5は従来の密閉型圧縮機の断面図であ
る。図において、1は密閉型圧縮機、2は密閉容器で、
下シェル3と上シェル4から構成されている。破線で示
した5は電動圧縮要素であり、前記密閉容器2内に収納
されている。前記密閉容器2は任意の壁部分に対し直角
に引いた直線が、反対側の壁部分と90゜と異なる角度
で交わるような形状となっている。
【0005】以上のような構成により、密閉容器の1つ
の壁部分にぶつかる音波は反対側の壁部分によって同一
方向に反射されることが無いため、同一方向に音波の反
射することにより生じる密閉容器内の共鳴が防止でき
る。
【0006】従って、密閉容器内の共鳴により生じる騒
音の増加を防止し、低騒音の密閉型圧縮機とすることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、密閉容器の任意の壁部分に対し直角に引
いた直線が反対側の壁部分と交わる角度が90゜から大
きくずれるほど密閉容器内の共鳴防止効果が大きいが、
その角度を90゜から大きくずらすためには密閉容器の
形状が極めていびつになってしまう。そのため、密閉容
器の剛性が小さくなり、密閉容器が振動することにより
生じる騒音が大きくなってしまう。
【0008】又、密閉容器をいびつにしてしまうこと
で、密閉容器内の空間を有効に利用することができず、
電動圧縮要素を収納するのに必要以上に密閉容器が大型
化してしまうという問題点を有していた。
【0009】本発明は従来の課題を解決するもので、密
閉容器の剛性を保持しつつ密閉容器内に生じる共鳴を防
止し、極めて低騒音の密閉型圧縮機とすることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の密閉型圧縮機は、クランクシャフト,ピスト
ン,シリンダー等のメカ部と、モーター部と、下部に潤
滑油を貯溜する密閉容器と、前記メカ部に設けられた前
記シリンダー内に冷媒を吸入し、かつ前記密閉容器内と
連通する吸入部とを有する密閉型圧縮機において、前記
吸入部の密閉容器への連通部を、前記密閉容器の水平断
面にて断面積が略最大となる平面上の重心を通りかつ密
閉容器内壁面間の距離が最小となる線分に対して中心を
通りかつ線分に略直角となる平面上、もしくは前記水平
断面の重心を通る距離が最小となる線分に水平面上にて
略直角となる前記密閉容器内壁面間の線分に対して中心
を通りかつ線分に略直角となる平面上、又は前記密閉容
器の鉛直方向の内壁面と潤滑油面との間の最大距離とな
る線分に対し中心を通りかつ線分に略直角となる平面上
に位置するようにしたものである。
【0011】又、吸入部の密閉容器への連通部を、前記
密閉容器の水平断面にて断面積が略最大となる平面上の
重心を通りかつ密閉容器内壁面間の距離が最小となる線
分に対して中心を通りかつ線分に略直角となる平面と、
前記水平断面の重心を通る距離が最小となる線分に水平
面上にて略直角となる前記密閉容器内壁面間の線分に対
して中心を通りかつ線分に略直角となる平面と、前記密
閉容器の鉛直方向の内壁面と潤滑油面との間の最大距離
となる線分に対し中心を通りかつ線分に略直角となる平
面の内少なくとも2つの平面が交差する直線上に位置す
るようにしたものである。
【0012】
【作用】本発明の密閉型圧縮機は上記した構成によっ
て、密閉容器内に生じる共鳴モードの節部位置に吸入部
の密閉容器との連通部を設けることで共鳴モードを生じ
にくくし、密閉容器の剛性を保持しつつ密閉容器内に生
じる共鳴を防止できることで、共鳴音による圧縮機の騒
音増加を防止することができるものである。
【0013】又、密閉容器内に生じる2つ以上の共鳴モ
ードを生じにくくし、密閉容器の剛性を劣化させる事無
く、密閉容器内に生じかつ問題となる共鳴による騒音の
発生を完全に防止することができるものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明による密閉型圧縮機の第1の実
施例について図面を参照しながら説明する。尚、従来と
同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0015】図1、図2は本発明の密閉型圧縮機の第1
の実施例を示すものである。図1、図2において、5は
電動圧縮要素で、上方部にメカ部6、下方部にモーター
部7が位置するようにコイルばね8にて密閉容器2に弾
性支持されている。メカ部6は、ブロック9と一体に設
けられたシリンダー10、ピストン11、クランクシャ
フト12、コンロッド13、ベアリング14等により構
成されている。モーター部7は、前記クランクシャフト
12に焼ばめ固定されたローター15、ステーター16
により構成されており、前記ステーター16は前記ブロ
ック9にねじ止め固定されている。17は潤滑油で、密
閉容器2の下部に貯溜している。aは密閉容器2の水平
断面にて断面積が略最大となる平面上の重心を通る密閉
容器2の内壁面間の最小距離、すなわち密閉容器2の内
壁面のピストン11の往復方向並びにクランクシャフト
12の軸方向に対して直角方向の最大距離であり、bは
前記a寸法に対し水平面上で略直角となる密閉容器2の
内壁面間の距離、すなわち密閉容器2の内壁面のピスト
ン11の往復方向の最大距離である。cは密閉容器2の
内壁面から潤滑油17の油面までのクランクシャフト1
2の軸方向の最大距離で、それぞれa=138mm、b
=145mm、c=160mmである。18は吸入管
で、前記ブロック9に端部が固定され、もう一方の端部
は、前記距離aとなる線の中心を通りかつ直角となる平
面上の位置にて密閉容器2内空間と連通するように開口
している。
【0016】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。冷凍冷蔵装置等のシス
テムから循環してきた冷媒は、いったん密閉容器2内空
間に開放され、ブロック9に固定された吸入管18を介
してシリンダー10内に吸入され、ピストン11により
圧縮される。その際、冷媒はクランクシャフト12の1
/2回転でシリンダー10内に吸入され、1/2回転で
圧縮される。そのため、冷媒は連続的にシリンダー10
内に吸入されないため吸入管18に冷媒の圧力脈動が生
じる。従って、その圧力脈動が密閉容器2内の空間を加
振し、ピストン11の往復方向、ピストン11の往復方
向と直角の方向、クランクシャフト12の軸方向に共鳴
モードが生じてしまう。
【0017】その際、密閉容器2内の寸法がa=138
mm、b=145mm、c=160mmとなっており、
かつ電動圧縮要素5が密閉容器2内に収納されているこ
とから、a寸法方向すなわちピストン11の往復方向並
びにクランクシャフト12の軸方向に対して直角の方向
の共鳴モードの共鳴周波数が、電動圧縮要素5の回転周
波数の整数倍すなわち冷媒の圧力脈動成分と一致する5
85Hz(冷媒:HFC−134a条件)となってしま
うことが当社の解析及び実験から明らかになっている。
【0018】しかし、吸入管18の密閉容器2内空間へ
の開口部を、前記距離aとなる線の中心を通りかつ直角
となる平面上すなわちピストン11の往復方向と直角の
方向の共鳴モードの節平面上としているため、共鳴モー
ドを励起する圧力脈動成分は共鳴モードの節部に位置す
ることになる。従って、共鳴モードの節部にて加振する
こととなり、共鳴モードは励起されず、共鳴音の発生を
抑えることができる。実際、共鳴音である585Hz音
は10dB以上の低減が図れることが当社実験により確
認できている。従って、共鳴音により密閉型圧縮機1の
騒音が増加することを防止することができる。
【0019】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
クランクシャフト12,ピストン11,シリンダー10
等のメカ部6と、モーター部7と、下部に潤滑油17を
貯溜する密閉容器2と、前記メカ部6に設けられた前記
シリンダー10内に冷媒を吸入し、かつ前記密閉容器2
内と連通する吸入部18とを有する密閉型圧縮機1にお
いて、前記吸入部18の密閉容器2への連通部を、前記
密閉容器2の水平断面にて断面積が略最大となる平面上
の重心を通りかつ密閉容器2内壁面間の距離が最小とな
る線分aに対して中心を通りかつ線分aに略直角となる
平面上、もしくは前記水平断面の重心を通る距離が最小
となる線分aに水平面上にて略直角となる前記密閉容器
2内壁面間の線分bに対して中心を通りかつ線分bに略
直角となる平面上、又は前記密閉容器2の鉛直方向の内
壁面と潤滑油17の油面との間の最大距離となる線分c
に対し中心を通りかつ線分cに略直角となる平面上に位
置するようにすることで、密閉容器2内に生じる共鳴の
内、問題となる周波数の共鳴モードの励起を防止し、共
鳴音の発生による密閉型圧縮機1の騒音の増加を防止す
ることができる。
【0020】尚、本実施例においては、吸入部18の密
閉容器2内空間への連通部を、前記密閉容器2の水平断
面にて断面積が略最大となる平面上の重心を通りかつ密
閉容器2内壁面間の距離が最小となる線分aに対して中
心を通りかつ線分aに略直角となる平面上としたが、問
題となる共鳴周波数の共鳴モードが前記密閉容器2のピ
ストン11の往復方向にある場合には、吸入部18の密
閉容器2内空間への連通部を、前記水平断面の重心を通
る距離が最小となる線分aに水平面上にて略直角となる
前記密閉容器2内壁面間の線分bに対して中心を通りか
つ線分bに略直角となる平面上にすればよい。又、問題
となる共鳴周波数の共鳴モードが前記密閉容器2のクラ
ンクシャフト12の軸方向にある場合には、前記密閉容
器2の鉛直方向の内壁面と潤滑油17の油面との間の最
大距離となる線分cに対し中心を通りかつ線分cに略直
角となる平面上に吸入部18の密閉容器2内空間への連
通部を設ければよい。
【0021】尚、本実施例では、吸入部18をパイプと
したが、吸入部にマフラー等が付加されている場合でも
同様の効果が得られ、その場合はマフラーの密閉容器2
への開口部が連通部となる。又、直吸いタイプにおいて
も、冷凍冷蔵装置等のシステムと連結するために密閉容
器2に設けられたパイプとマフラー部をつないでいる部
分(例えばスプリングを使用して)が連通部となる。
【0022】又、本発明は圧縮方式やシリンダー10の
数にこだわらず適用できる。更に、吸入部18が2つ以
上ある場合でも、それぞれの吸入部18を上記に示した
平面上とすることで同様の効果が得られる。
【0023】次に、本発明の密閉型圧縮機の第2の実施
例について図面を参照しながら説明する。尚、従来例及
び第1の実施例と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0024】図3、図4は本発明の密閉型圧縮機の第2
の実施例を示すものである。図3、図4において、19
は吸入管で、ブロック9に端部が固定され、もう一方の
端部は、密閉容器2の水平断面にて断面積が略最大とな
る平面上の重心を通る密閉容器2の内壁面間の最小距離
a、すなわち密閉容器2の内壁面のピストン11の往復
方向並びにクランクシャフト12の軸方向に対して直角
方向の最大距離aとなる線分の中心を通りかつ線分aに
直角となる平面と、密閉容器2の内壁面から潤滑油17
の油面までのクランクシャフト12の軸方向の最大距離
cとなる線分の中心を通りかつ線分cに直角となる平面
との交差線上の位置にて密閉容器2内空間と連通するよ
うに開口している。
【0025】又、密閉容器2内の各距離a、b、cはそ
れぞれa=138mm、b=145mm、c=150m
mとなっている。
【0026】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。冷凍冷蔵装置等のシス
テムから循環してきた冷媒は、いったん密閉容器2内空
間に開放され、ブロック9に固定された吸入管19を介
してシリンダー10内に吸入され、ピストン11により
圧縮される。その際、冷媒はクランクシャフト12の1
/2回転でシリンダー10内に吸入され、1/2回転で
圧縮される。そのため、冷媒は連続的にシリンダー10
内に吸入されないため吸入管19に冷媒の圧力脈動が生
じる。従って、その圧力脈動が密閉容器2内の空間を加
振し、ピストン11の往復方向、ピストン11の往復方
向と直角の方向、クランクシャフト12の軸方向に共鳴
モードが生じてしまう。
【0027】その際、密閉容器2内の寸法がa=138
mm、b=145mm、c=150mmとなっており、
かつ電動圧縮要素5が密閉容器2内に収納されているこ
とから、a寸法方向すなわちピストン11の往復方向並
びにクランクシャフト12の軸方向に対して直角の方向
の共鳴モードの共鳴周波数が、50Hz運転における電
動圧縮要素5の回転周波数の整数倍すなわち冷媒の圧力
脈動成分と一致する585Hz(冷媒:HFC−134
a条件)となってしまう。又、c寸法方向すなわちクラ
ンクシャフト12の軸方向の共鳴モードの共鳴周波数
が、50Hz運転における電動圧縮要素5の回転周波数
の整数倍すなわち冷媒の圧力脈動成分と一致する535
Hz(冷媒:HFC−134a条件)となってしまうこ
とが当社の解析及び実験から明らかになっている。
【0028】しかし、吸入管19の密閉容器2内空間へ
の開口部を、前記距離aとなる線分の中心を通りかつ線
分aに直角となる平面、すなわちピストン11の往復方
向並びにクランクシャフト12の軸方向に対して直角の
方向の共鳴モードの節平面と、前記距離cとなる線分の
中心を通りかつ線分cに直角となる平面、すなわちクラ
ンクシャフト12の軸方向の共鳴モードの節平面とが交
差する直線上に位置するようにしているため、共鳴モー
ドを励起する圧力脈動成分は問題となる2つの共鳴モー
ドの節部に位置することになる。従って、共鳴モードの
節部にて加振することとなり、共鳴モードはどちらも励
起されず、共鳴により密閉型圧縮機1の騒音が増加する
ことを完全に防止することができ、極めて低騒音の密閉
型圧縮機1とすることができる。
【0029】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
クランクシャフト12,ピストン11,シリンダー10
等のメカ部6と、モーター部7と、下部に潤滑油17を
貯溜する密閉容器2と、前記メカ部6に設けられた前記
シリンダー10内に冷媒を吸入し、かつ前記密閉容器2
内と連通する吸入部19とを有する密閉型圧縮機1にお
いて、前記吸入部19の密閉容器2への連通部を、前記
密閉容器2の水平断面にて断面積が略最大となる平面上
の重心を通りかつ密閉容器2内壁面間の距離が最小とな
る線分aに対して中心を通りかつ線分aに略直角となる
平面と、前記水平断面の重心を通る距離が最小となる線
分aに水平面上にて略直角となる前記密閉容器2内壁面
間の線分bに対して中心を通りかつ線分bに略直角とな
る平面と、前記密閉容器2の鉛直方向の内壁面と潤滑油
17の油面との間の最大距離となる線分cに対し中心を
通りかつ線分cに略直角となる平面の内少なくとも2つ
の平面が交差する直線上に位置するようにすることで、
密閉容器2内に生じる共鳴の内、問題となる2つ以上の
共鳴周波数の共鳴モードの励起を防止し、密閉容器2の
剛性を保持しつつ共鳴音の発生による密閉型圧縮機1の
騒音の増加を防止することで、極めて低騒音の密閉型圧
縮機1とすることができる。
【0030】尚、本実施例においては、吸入部19の密
閉容器2内空間への連通部を、前記密閉容器2の水平断
面にて断面積が略最大となる平面上の重心を通りかつ密
閉容器2内壁面間の距離が最小となる線分aに対して中
心を通りかつ線分aに略直角となる平面と、前記密閉容
器2の鉛直方向の内壁面と潤滑油17の油面との間の最
大距離となる線分cに対し中心を通りかつ線分cに略直
角となる平面とが交差する直線上に位置するようにした
が、問題となる共鳴周波数の共鳴モードが前記密閉容器
2のピストン11の往復方向とピストン11の往復方向
並びにクランクシャフト12の軸方向に対して直角方向
にある場合には、吸入部19の密閉容器2内空間への連
通部を、前記密閉容器2の水平断面にて断面積が略最大
となる平面上の重心を通りかつ密閉容器2内壁面間の距
離が最小となる線分aに対して中心を通りかつ線分aに
略直角となる平面と、前記水平断面の重心を通る距離が
最小となる線分aに水平面上にて略直角となる前記密閉
容器2内壁面間の線分bに対して中心を通りかつ線分b
に略直角となる平面とが交差する直線上にすればよい。
又、問題となる共鳴周波数の共鳴モードが前記密閉容器
2のピストン11の往復方向と密閉容器2のクランクシ
ャフト12の軸方向にある場合には、前記水平断面の重
心を通る距離が最小となる線分aに水平面上にて略直角
となる前記密閉容器2内壁面間の線分bに対して中心を
通りかつ線分bに略直角となる平面と、前記密閉容器2
の鉛直方向の内壁面と潤滑油17の油面との間の最大距
離となる線分cに対し中心を通りかつ線分cに略直角と
なる平面とが交差する直線上に吸入部19の密閉容器2
内空間への連通部を設ければよい。更に、問題となる共
鳴周波数の共鳴モードが前記密閉容器2のピストン11
の往復方向と、ピストン11の往復方向並びにクランク
シャフト12の軸方向に対して直角方向と、密閉容器2
のクランクシャフト12の軸方向の3方向にある場合に
は、前記密閉容器2の水平断面にて断面積が略最大とな
る平面上の重心を通りかつ密閉容器2内壁面間の距離が
最小となる線分aに対して中心を通りかつ線分aに略直
角となる平面と、前記水平断面の重心を通る距離が最小
となる線分aに水平面上にて略直角となる前記密閉容器
2内壁面間の線分bに対して中心を通りかつ線分bに略
直角となる平面と、前記密閉容器2の鉛直方向の内壁面
と潤滑油17の油面との間の最大距離となる線分cに対
し中心を通りかつ線分cに略直角となる平面とが全て交
差する点上に吸入部19の密閉容器2内空間への連通部
を設ければよい。
【0031】尚、本実施例では、吸入部19をパイプと
したが、吸入部にマフラー等が付加されている場合でも
同様の効果が得られ、その場合はマフラーの密閉容器2
への開口部が連通部となる。又、直吸いタイプにおいて
も、冷凍冷蔵装置等のシステムと連結するために密閉容
器2に設けられたパイプとマフラー部をつないでいる部
分(例えばスプリングを使用して)が連通部となる。
【0032】又、本発明は圧縮方式やシリンダー10の
数にこだわらず適用できる。更に、吸入部19が2つ以
上ある場合でも、それぞれの吸入部19を上記に示した
直線上もしくは点上とすることで同様の効果が得られ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、クランク
シャフト,ピストン,シリンダー等のメカ部と、モータ
ー部と、下部に潤滑油を貯溜する密閉容器と、前記メカ
部に設けられた前記シリンダー内に冷媒を吸入し、かつ
前記密閉容器内と連通する吸入部とを有する密閉型圧縮
機において、前記吸入部の密閉容器への連通部を、前記
密閉容器の水平断面にて断面積が略最大となる平面上の
重心を通りかつ密閉容器内壁面間の距離が最小となる線
分に対して中心を通りかつ線分に略直角となる平面上、
もしくは前記水平断面の重心を通る距離が最小となる線
分に水平面上にて略直角となる前記密閉容器内壁面間の
線分に対して中心を通りかつ線分に略直角となる平面
上、又は前記密閉容器の鉛直方向の内壁面と潤滑油面と
の間の最大距離となる線分に対し中心を通りかつ線分に
略直角となる平面上の位置にすることで、密閉容器2内
に生じる共鳴の内、問題となる周波数の共鳴モードの励
起を防止し、共鳴音の発生による密閉型圧縮機1の騒音
の増加を防止することができる。
【0034】又、更に、吸入部の密閉容器への連通部
を、前記密閉容器の水平断面にて断面積が略最大となる
平面上の重心を通りかつ密閉容器内壁面間の距離が最小
となる線分に対して中心を通りかつ線分に略直角となる
平面と、前記水平断面の重心を通る距離が最小となる線
分に水平面上にて略直角となる前記密閉容器内壁面間の
線分に対して中心を通りかつ線分に略直角となる平面
と、前記密閉容器の鉛直方向の内壁面と潤滑油面との間
の最大距離となる線分に対し中心を通りかつ線分に略直
角となる平面の内少なくとも2つの平面が交差する直線
上の位置にすることで、密閉容器内に生じる共鳴の内、
問題となる2つ以上の共鳴周波数の共鳴モードの励起を
防止し、密閉容器の剛性を保持しつつ共鳴音の発生によ
る密閉型圧縮機の騒音の増加を防止することで、極めて
低騒音の密閉型圧縮機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の密閉型圧縮機の縦
断面図
【図2】同実施例の密閉型圧縮機の上面図
【図3】本発明による第2の実施例の密閉型圧縮機の縦
断面図
【図4】同実施例の密閉型圧縮機の上面図
【図5】従来の密閉型圧縮機の側面図
【符号の説明】
2 密閉容器 6 メカ部 7 モーター部 10 シリンダ 11 ピストン 12 クランクシャフト 17 潤滑油 18 吸入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 耕 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 喜多 一朗 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 矢引 純一郎 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフト,ピストン,シリンダ
    ー等のメカ部と、モーター部と、下部に潤滑油を貯溜す
    る密閉容器と、前記メカ部に設けられた前記シリンダー
    内に冷媒を吸入し、かつ前記密閉容器内と連通する吸入
    部とを有する密閉型圧縮機において、前記吸入部の密閉
    容器への連通部を、前記密閉容器の水平断面にて断面積
    が略最大となる平面上の重心を通りかつ密閉容器内壁面
    間の距離が最小となる線分に対して中心を通りかつ線分
    に略直角となる平面上、もしくは前記水平断面の重心を
    通る距離が最小となる線分に水平面上にて略直角となる
    前記密閉容器内壁面間の線分に対して中心を通りかつ線
    分に略直角となる平面上、又は前記密閉容器の鉛直方向
    の内壁面と潤滑油面との間の最大距離となる線分に対し
    中心を通りかつ線分に略直角となる平面上に位置するよ
    うにした密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 吸入部の密閉容器への連通部を、前記密
    閉容器の水平断面にて断面積が略最大となる平面上の重
    心を通りかつ密閉容器内壁面間の距離が最小となる線分
    に対して中心を通りかつ線分に略直角となる平面と、前
    記水平断面の重心を通る距離が最小となる線分に水平面
    上にて略直角となる前記密閉容器内壁面間の線分に対し
    て中心を通りかつ線分に略直角となる平面と、前記密閉
    容器の鉛直方向の内壁面と潤滑油面との間の最大距離と
    なる線分に対し中心を通りかつ線分に略直角となる平面
    の内少なくとも2つの平面が交差する直線上に位置する
    ようにした請求項1記載の密閉型圧縮機。
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EP0589570B1 (en) 1996-05-08
DE69302549T2 (de) 1996-10-02
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