JP3150440B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents
密閉型圧縮機Info
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Description
れる往復式密閉型圧縮機の密閉容器に関するものであ
る。
より低騒音が強く望まれている。そのため、密閉容器内
の共鳴音の発生を防止するための密閉容器の形状につい
て、例えば、特公平3−53476号公報に示されてい
るような密閉容器がある。
の密閉容器の一例について説明する。図7は従来の密閉
型圧縮機の密閉容器である。図7において、1は密閉型
圧縮機であり、2は密閉容器で、溶接部を介して相互に
結合される下シェル3と上シェル4とからなる。破線で
示した5は電動圧縮要素であり、前記密閉容器2内に収
納されている。前記密閉容器2は任意の壁部分に対し直
角に引いた直線が反対側の壁部部と90°と異なる角度
で交わるような形状になっている。
の壁部分にぶつかる音波は反対側の壁部分によって反射
されるのが防止され、さらに引き続く反射によって増幅
されるのが防止される。従って、密閉容器の向かい合う
壁は固有の共鳴を生じないので、圧縮機の運転周波数の
整数倍である励振周波数の音波が伝播しにくく、低騒音
の密閉型圧縮機とすることができる。
発生を防止する方法としては、共鳴自体が起こらないよ
うな密閉容器形状にする方法と、密閉容器の共鳴周波数
を圧縮機の運転周波数の整数倍と一致させない方法があ
る。 上記従来の構成は前者の方法により、共鳴音の発生
を防止するものである。しかしながら上記従来の構成で
は、密閉容器の任意の壁部分に対し直角に引いた直線が
反対側の壁部分と交わる角度は90°から大きくずれる
ほど密閉容器内の共鳴音は減衰が大きいにもかかわら
ず、その角度を90°から大きくずらすためには密閉容
器の形状がいびつになってしまい、密閉容器の剛性が小
さくなるので密閉容器が振動することによる騒音が大き
くなってしまう。
密閉容器内の空間を有効に利用できず、密閉容器が必要
以上に大型化してしまう可能性がある。また逆に、密閉
容器を略球形に近づけて剛性を大きくし、密閉容器が振
動することによる騒音を小さくしようとすれば、密閉容
器の任意の壁部分に対し直角に引いた直線が反対側の壁
部分と交わる角度は90°に近づくことになり、密閉容
器内の共鳴音の減衰を大きくすることができない。
貯溜されており、上下方向に伝播する共鳴音は潤滑油の
油面で反射されるにもかかわらず、このことを考慮して
いないため、油面に対し直角に引いた直線が反対側の上
シェルの部分と90°で交わり、条件によっては共鳴音
が発生するという問題点があった。
鳴音の発生防止策として従来とは異なる方法である密閉
容器の共鳴周波数を圧縮機の運転周波数の整数倍と一致
させない方法を用いることにより、密閉容器の形状がい
びつになったり、大型化したりすることを防ぐと共に、
密閉容器内の共鳴音の発生を防止し、極めて低騒音の密
閉型圧縮機とすることを目的とする。
本発明の密閉型圧縮機は、ピストン,コンロッド,クラ
ンク軸等の圧縮部と電源周波数が50Hzあるいは60
Hzで駆動されるモーター部とからなる電動圧縮要素
と、前記電動圧縮要素を収納し、かつ底部に潤滑油を貯
溜し、かつピストンの往復方向の内壁面間の最大距離
と、ピストンの往復方向に対して直角方向の内壁面間の
最大距離と、クランク軸の軸心方向の上部内壁面から潤
滑油面までの最大距離のうち最も短い距離を1としたと
き、残りの2つの距離が(1.07〜1.12)又は
(1.18〜1.24)の範囲内にある密閉容器とから
構成されている。
距離を1としたとき、残りの2つの距離が(1.07〜
1.10)又は(1.33〜1.35)の範囲内にある
密閉容器とから構成されている。
距離を1としたとき、残りの2つの距離が(1.18〜
1.21)又は(1.33〜1.35)の範囲内にある
密閉容器とから構成されている。
状がいびつになったり、大型化することなく、密閉容器
内のピストンの往復方向、ピストンの往復方向に対して
直角方向、クランク軸の軸心方向のそれぞれの共鳴周波
数を圧縮機本体の運転周波数の整数倍すなわち励振周波
数から避けることができ、密閉容器内の共鳴音の発生を
防止することができる。
密閉容器底部の潤滑油の油面と平行になる壁部分の面積
を小さくでき、潤滑油量の変化による潤滑油面高さの変
化により共鳴音が発生した場合でもそのレベルは小さく
抑えられ、安定した共鳴音低減効果が得られる。また、
上シェルの曲率を大きくできるため、剛性を大きくする
ことができ、密閉容器が振動することにより生じる騒音
を低減することができる。
も、必ず避けられなければならない励振周波数、すなわ
ち電源周波数が50Hz時と60Hz時に共通な励振周波数
から共鳴周波数を避けて、安定した共鳴音低減効果が得
られる。また、密閉容器側面部の曲率を大きくできるた
め密閉容器側面部の向かい合う壁間で平行になる壁部分
の面積が小さくでき、密閉容器内の圧力,温度の変動に
より共鳴音が発生した場合でもそのレベルは小さく抑え
られ、安定した共鳴音低減効果が得られる。また、密閉
容器側面部の曲率を大きくできるため、剛性を大きくす
ることができ、密閉容器が振動することにより生じる騒
音を低減することができる。
参照しながら説明する。尚、従来と同一構成について
は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
の実施例を示すものである図1,図2において、1は密
閉型圧縮機であり、密閉容器2内には、上方に圧縮部
6、下方にモーター部7が位置するようにコイルばね8
にて弾性支持されている。圧縮部6は、ブロック9と一
体に設けられたシリンダー10,ピストン11,クラン
ク軸12,コンロッド13,ベアリング14等により構
成されている。又、モーター部7は、ローター15,ス
テーター16より構成されており、ローター15は前記
クランク軸11に焼ばめ固定され、ステーター16は前
記ブロック9にねじ止め固定されていることで前記圧縮
部6と前記モーター部7が一体となり、電動圧縮要素5
を形成している。尚、モーター部7は商用電源(50H
zまたは60Hz)にて駆動されるものである。aは密
閉容器2の内面のピストン11の往復方向に対して直角
方向の最大距離、bは密閉容器2内面のピストン11の
往復方向の最大距離、cは密閉容器2の上部内面から油
面までのクランク軸12の軸心方向の最大距離で、a=
133mm,b=145mm,c=160mmであり、それら
の比a:b:cは1:1.09:1.20となってい
る。
いて、以下その動作を説明する。密閉容器2内に共鳴音
が発生するのは、密閉容器2内の共鳴周波数と密閉型圧
縮機の運転周波数の整数倍すなわち励振周波数とが一致
する場合である。
60Hzとすると、それらの運転周波数はそれぞれ47〜
49.5Hz,57〜59.5Hzになる。それらの高次成
分で問題となる周波数は、冷凍冷蔵装置等に使用される
往復式密閉型圧縮機の従来の大きさから考えて、電源周
波数が50Hzの場合は回転周波数の9次,10次,11
次,12次,13次成分であり、60Hzの場合は7次,
8次,9次、10次,11次成分である。これらの各周
波数帯をカバーする断続的な周波数帯に、共鳴音の減衰
効果を大きくすることを考慮して±5Hz大きく幅をとる
と、それらの周波数帯は、399〜450.5Hz,45
1〜500Hz,508〜549.5Hz,559〜600
Hz,606〜659.5Hzとなる。これらの周波数帯を
避けて、密閉容器2の共鳴周波数を決めれば良い。すな
わち共鳴周波数を450.5〜451Hz,500〜50
8Hz,549.5〜559Hz,600〜606Hzにすれ
ば共鳴音の発生を防ぐことができる。これらの周波数帯
を小さい順に周波数帯I,II,III,IVとする。
について、2壁間の距離L、共鳴周波数f、媒体の音速
Cとの間には(数1)の関係がある。
は向かい合う密閉容器2の内面間の距離、fは向かい合
う密閉容器2の内面間に発生し得る共鳴周波数、Cは密
閉容器2内の冷媒の音速である。すなわち、密閉容器2
の共鳴周波数が前記の周波数帯I〜IVの範囲内にはいる
ように、密閉容器2の内面の前記各方向長さa,b,c
を決めれば共鳴音は発生しない。しかし、実際は密閉容
器2内の電動圧縮要素5等の影響により(数1)で計算
したLから多少ずれるので、音響実験あるいは数値回折
の結果との比較から求めた補正係数をかける必要があ
り、当社の音響実験および数値解析から補正値は0.9
39であることが分かっている。
は実際に運転される条件の密閉容器内の音速において、
それぞれ前記周波数帯IV,III,IIに相当することが当
社の解析及び実験で確かめられている。従って、密閉容
器2内の共鳴周波数を密閉型圧縮機の運転周波数の整数
倍すなわち励振周波数から避けることができ、密閉容器
2内の共鳴音の発生を防止することができる。また、本
実施例の構成によれば密閉容器の形状がいびつになった
り、大型化することがない。
ストン11,コンロッド13,クランク軸12等の圧縮
部6とモーター部7とからなる電動圧縮要素5と、前記
電動圧縮要素5を収納し、かつ底部に潤滑油を貯溜し、
かつピストン11の往復方向の内壁面間の最大距離と、
ピストン11の往復方向に対して直角方向の内壁面間の
最大距離と、クランク軸12の軸心方向の内壁面から潤
滑油面までの最大距離のうち最も短い距離を1としたと
き、残りの2つの距離が(1.07〜1.12)又は
(1.18〜1.24)の範囲内にある密閉容器2とか
ら構成されているので、密閉容器2内のピストン11の
往復方向、ピストン11の往復方向に対して直角方向、
クランク軸12の軸心方向のそれぞれの共鳴周波数を密
閉型圧縮機の運転周波数の整数倍すなわち励振周波数か
ら避けることができ、密閉容器2内の共鳴音の発生を防
止することができる。
III,IIに相当するように密閉容器2の各方向距離a,
b,cを決定したが、周波数帯III,II,Iに相当する
ように密閉容器2の各方向距離a,b,cを決定しても
同様の効果が得られる。その場合でも各方向距離a,
b,cのうち最も短い距離を1としたとき、残りの2つ
の距離が(1.07〜1.12)又は(1.18〜1.
24)の範囲内にある。
例について図面を参照しながら説明する。尚、従来例及
び第1の実施例と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
の実施例を示すものである。図3,図4において、各方
向距離a,b,cはそれぞれa=133mm,b=145
mm,c=178mmであり、それらの比a:b:cは1:
1.09:1.34となっている。
いて、以下その動作を説明する。図3,図4において各
方向距離a,b,cは実際に運転される条件の密閉容器
内の音速において、それぞれ第1の実施例で示した周波
数帯IV,III,Iに相当することが当社の解析及び実験
で確かめられている。従って、密閉容器2内の共鳴周波
数を密閉型圧縮機の運転周波数の整数倍すなわち励振周
波数から避けることができ、密閉容器2内の共鳴音の発
生を防止することができる。
り大きいため、上シェル4の曲面を曲率の大きい略球形
にすることが可能となり、密閉容器2底部に貯溜された
潤滑油が冷凍冷蔵装置へ流出することにより油面高さが
変動して共鳴周波数が変動しても、上シェルの曲率が大
きいため油面と平行になる壁部分の面積が小さく、共鳴
音が発生した場合でもそのレベルは小さく抑えることが
できる。また、上シェル4が略球形であるため剛性が大
きく密閉容器2が振動することにより生じる騒音を低減
することができる。
ストン11,コンロッド13,クランク軸12等の圧縮
部6とモーター部7とからなる電動圧縮要素5と、前記
電動圧縮要素5を収納し、かつ底部に潤滑油を貯溜し、
かつピストン11の往復方向の内壁面間の最大距離と、
ピストン11の往復方向に対して直角方向の内壁面間の
最大距離と、クランク軸12の軸心方向の内壁面から潤
滑油面までの最大距離のうち最も短い距離を1としたと
き、残りの2つの距離が(1.07〜1.10)又は
(1.33〜1.35)の範囲内にある密閉容器2とか
ら構成されているので、密閉容器2内のピストン11の
往復方向、ピストン11の往復方向に対して直角方向、
クランク軸12の軸心方向のそれぞれの共鳴周波数を密
閉型圧縮機の運転周波数の整数倍すなわち励振周波数か
ら避けることができ、密閉容器2内の共鳴音の発生を防
止することができる。
大きいため、上シェル4の曲面を曲率の大きい略球形に
することが可能となり、密閉容器2底部に貯溜された潤
滑油が冷凍冷蔵装置へ流出することにより油面高さが変
動して共鳴周波数が変動しても、上シェル4の曲率が大
きいため油面と平行になる壁部分の面積が小さく、共鳴
音が発生した場合でもそのレベルは小さく抑えることが
できる。また、上シェル4が略球形であるため剛性が大
きく密閉容器2が振動することにより生じる騒音を低減
することができる。
例について図面を参照しながら説明する。尚、従来例、
第1及び第2の実施例と同一構成については、同一符号
を付して詳細な説明を省略する。
の実施例を示すものである。図4,図5において、各方
向距離a,b,cはそれぞれa=160mm,b=178
mm,c=133mmであり、それらの比a:b:acは
1.20:1.34:1となっている。
いて、以下その動作を説明する。図4,図5において、
各方向距離a,b,cは実際に運転される条件の密閉容
器内の音速において、それぞれ第1の実施例で示した周
波数帯II,I,IVに相当することが当社の解析及び実験
で確かめられている。従って、密閉容器2内の共鳴周波
数を密閉型圧縮機の運転周波数の整数倍すなわち励振周
波数から避けることができ、密閉容器2内の共鳴音の発
生を防止することができる。
周波数、すなわち電源周波数が50Hz時と60Hz時に共
通な励振周波数に近い、第1の実施例で示した周波数帯
IIIに相当する距離を密閉容器2内の各方向距離a,
b,cに使用していない。従って、密閉容器2内の圧
力,温度等の変動時にも、必ず避けられなければならな
い励振周波数から密閉容器2の共鳴周波数を避けて、安
定した共鳴音低減効果が得られる。
り大きいため、上シェル4と下シェル3との溶接部付近
すなわち密閉容器2側面部を通常より曲率を大きくする
ことができ、密閉容器2内の冷媒の温度,圧力等が変動
して共鳴周波数が変動しても、密閉容器2側面部の曲率
が大きいため側面部の向かい合う壁間で平行になる壁部
分の面積が小さく、共鳴音が発生した場合でもそのレベ
ルは小さく抑えることができる。また、密閉容器2側面
部の曲率が大きいため剛性が大きく、密閉容器2が振動
することにより生じる騒音を低減することができる。
ストン11,コンロッド13,クランク軸12等の圧縮
部6とモーター部7とからなる電動圧縮要素5と、前記
電動圧縮要素5を収納し、かつ底部に潤滑油を貯溜し、
かつピストン11の往復方向の内壁面間の最大距離と、
ピストン11の往復方向に対して直角方向の内壁面間の
最大距離と、クランク軸12の軸心方向の内壁面から潤
滑油面までの最大距離のうち最も短い距離を1としたと
き、残りの2つの距離が(1.18〜1.21)又は
(1.33〜1.35)の範囲内にある密閉容器2とか
ら構成されているので、密閉容器2内のピストン11の
往復方向、ピストン11の往復方向に対して直角方向、
クランク軸12の軸心方向のそれぞれの共鳴周波数を密
閉型圧縮機の運転周波数の整数倍すなわち励振周波数か
ら避けることができ、密閉容器2内の共鳴音の発生を防
止することができる。
時にも、必ず避けられなければならない励振周波数から
密閉容器2の共鳴周波数を避けて、安定した共鳴音低減
効果が得られる。更に、密閉容器2内の冷媒の温度,圧
力等が変動して共鳴周波数が変動しても、密閉容器2側
面部で反射する共鳴音が発生した場合でもそのレベルを
小さく抑えることができる。また、密閉容器2側面部の
曲率が大きいため剛性が大きく、密閉容器2が振動する
ことにより生じる騒音を低減することができる。
ン,コンロッド,クランク軸等の圧縮部と電源周波数が
50Hzあるいは60Hzで駆動されるモーター部とか
らなる電動圧縮要素と、前記電動圧縮要素を収納し、か
つ底部に潤滑油を貯溜し、かつピストンの往復方向の内
壁面間の最大距離と、ピストンの往復方向に対して直角
方向の内壁面間の最大距離と、クランク軸の軸心方向の
上部内壁面から潤滑油面までの最大距離のうち最も短い
距離を1としたとき、残りの2つの距離が(1.07〜
1.12)又は(1.18〜1.24)の範囲内にある
密閉容器とから構成されているので、密閉容器内のピス
トンの往復方向、ピストンの往復方向に対して直角方
向、クランク軸の軸心方向のそれぞれの共鳴周波数を圧
縮機本体の運転周波数の整数倍すなわち励振周波数から
避けることができ、密閉容器内の共鳴音の発生を防止す
ることができる。
大距離と、ピストンの往復方向に対して直角方向の内壁
面間の最大距離と、クランク軸の軸心方向の上部内壁面
から潤滑油面までの最大距離のうち最も短い距離を1と
したとき、残りの2つの距離が(1.07〜1.10)
又は(1.33〜1.35)の範囲内にある密閉容器と
から構成されているので、密閉容器内のピストンの往復
方向、ピストンの往復方向に対して直角方向、クランク
軸の軸心方向のそれぞれの共鳴周波数を圧縮機本体の運
転周波数の整数倍すなわち励振周波数から避けることが
でき、密閉容器内の共鳴音の発生を防止することができ
る。更に、上シェルの曲率を大きくできるため密閉容器
底部の潤滑油の油面と平行になる壁部分の面積を小さく
でき、潤滑油量の変化による潤滑油面高さの変化により
共鳴音が発生した場合でもそのレベルは小さく抑えら
れ、安定した共鳴音低減効果が得られる。また、上シェ
ルの曲率を大きくできるため、剛性を大きくすることが
でき、密閉容器が振動することにより生じる騒音を低減
することができる。
距離を1としたとき、残りの2つの距離が(1.18〜
1.21)又は(1.33〜1.35)の範囲内にある
密閉容器とから構成されているので、同様の効果が得ら
れるものである。
も、必ず避けられなければならない励振周波数、すなわ
ち電源周波数が50Hz時と60Hz時に共通な励振周波数
から共鳴周波数を避けて、安定した共鳴音低減効果が得
られる。また、密閉容器側面部の曲率を大きくできるた
め密閉容器側面部の向かい合う壁間で平行になる壁部分
の面積が小さくでき、密閉容器内の圧力,温度の変動に
より共鳴音が発生した場合でもそのレベルは小さく抑え
られ、安定した共鳴音低減効果が得られる。また、密閉
容器側面部の曲率を大きくできるため、剛性を大きくす
ることができ、密閉容器が振動することにより生じる騒
音を低減することができる。
断面図
面図
断面図
面図
断面図
面図
Claims (3)
- 【請求項1】 ピストン,コンロッド,クランク軸等の
圧縮部と電源周波数が50Hzあるいは60Hzで駆動
されるモーター部とからなる電動圧縮要素と、前記電動
圧縮要素を収納し、かつ底部に潤滑油を貯溜し、かつピ
ストンの往復方向の内壁面間の最大距離と、ピストンの
往復方向に対して直角方向の内壁面間の最大距離と、ク
ランク軸の軸心方向の上部内壁面から潤滑油面までの最
大距離のうち最も短い距離を1としたとき、残りの2つ
の距離が(1.07〜1.12)又は(1.18〜1.
24)の範囲内にある密閉容器とからなる密閉型圧縮
機。 - 【請求項2】 ピストン,コンロッド,クランク軸等の
圧縮部と電源周波数が50Hzあるいは60Hzで駆動
されるモーター部とからなる電動圧縮要素と、前記電動
圧縮要素を収納し、かつ底部に潤滑油を貯溜し、かつピ
ストンの往復方向の内壁面間の最大距離と、ピストンの
往復方向に対して直角方向の内壁面間の最大距離と、ク
ランク軸の軸心方向の上部内壁面から潤滑油面までの最
大距離のうち最も短い距離を1としたとき、残りの2つ
の距離が(1.07〜1.10)又は(1.33〜1.
35)の範囲内にある密閉容器とからなる密閉型圧縮
機。 - 【請求項3】 ピストン,コンロッド,クランク軸等の
圧縮部と電源周波数が50Hzあるいは60Hzで駆動
されるモーター部とからなる電動圧縮要素と、前記電動
圧縮要素を収納し、かつ底部に潤滑油を貯溜し、かつピ
ストンの往復方向の内壁面間の最大距離と、ピストンの
往復方向に対して直角方向の内壁面間の最大距離と、ク
ランク軸の軸心方向の上部内壁面から潤滑油面までの最
大距離のうち最も短い距離を1としたとき、残りの2つ
の距離が(1.18〜1.21)又は(1.33〜1.
35)の範囲内にある密閉容器とからなる密閉型圧縮
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22692492A JP3150440B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22692492A JP3150440B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 密閉型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0674153A JPH0674153A (ja) | 1994-03-15 |
JP3150440B2 true JP3150440B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=16852741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22692492A Expired - Fee Related JP3150440B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
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IT1274243B (it) * | 1993-11-12 | 1997-07-15 | Necchi Compressori | Contenitore per motocompressore ermetico |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP22692492A patent/JP3150440B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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