JPH067396B2 - カ−ド・ロツク・システムにおけるデ−タ入力装置 - Google Patents
カ−ド・ロツク・システムにおけるデ−タ入力装置Info
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- JPH067396B2 JPH067396B2 JP23349484A JP23349484A JPH067396B2 JP H067396 B2 JPH067396 B2 JP H067396B2 JP 23349484 A JP23349484 A JP 23349484A JP 23349484 A JP23349484 A JP 23349484A JP H067396 B2 JPH067396 B2 JP H067396B2
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 この発明は、次の目次にしたがって、以下に詳細に説明
される。
される。
(1)発明の背景 (1.1)発明の技術分野 (1.2)従来技術の説明 (2)発明の概要 (2.1)発明の目的 (2.2)発明の構成、作用および効果 (3)実施例の説明 (3.1)ホテル・カード・ロック・システムの概要 (3.2)カードの種類とそれらの保安性のレベル (3.3)カード・データと解錠方法 (3.4)カード発行コンソールの構成 (3.5)オーソライゼーション・カードの発行および初期
データ設定の概要 (3.6)カード発行コンソールのメイン・ルーチンおよび
GRカードを用いた処理 (3.7)グランド・オーソライゼーション(GR)カード
の発行処理 (3.8)初期データ設定、変更および印字処理 (3.9)MA、SMAおよびGAカードの発行処理 (3.10)MAカードを用いた処理 (3.11)ゲスト・カード発行処理 (3.12)ルーム・キャンセル処理 (3.13)集計処理 (3.14)カード・データ・モニタ処理 (3.15)ゲスト・カード以外のキー・カード発行処理 (3.16)SMAカードおよびGAカードを用いた処理 (3.17)データ入力装置の構成 (3.18)カード・ロック装置の構成 (3.19)データ入力装置を用いた初期データ入出力処理 (3.20)データ入力装置のその他の動作 (3.21)カード・ロック装置における解錠処理 (1)キー・カードの有効性チェックの種類 (2)すべてのタイプのキー・カードに共通なチェック (3)キー・カード無効表示 (4)エマージェンシィ・カード (5)解錠およびバッテリィ・チェック (6)マスター・カード (7)メイド・カード (8)ゲスト・カード (9)メンテナンス・カード (10)ロックアウト・カード (11)キャンセリング・カード (12)スタンバイ・カード (3.22)実施例の特徴と変形例 (1)ホテル・コードの秘密性 (2)GRカードの保安性 (3)MA、SMAおよびGAカードの保安性 (4)キー・カード発行の保安性 (5)カード発行システム (6)2つのカード・リーダをもつカード発行コンソー
ル (7)ホテル・システムにおけるカード発行コンソール
とオーソライゼーション・カードの有用性 (8)2種類のゲスト・カード (9)複数枚の同一ゲスト・カードの発行 (10)ゲスト・カードの再発行 (11)紙カードの使用 (12)カード・データの再登録 (13)データ入力装置を用いた初期データの入出力 (14)データ入力装置の他の機能 (15)カード・ロック装置におけるシーケンスNO.キャン
セル (16)部屋のロック・アウトとその解除 (17)キャンセリング・カードの2つの機能 (18)カード・ロック装置のバッテリィ・チェック (19)デッド・ボルトとキー・カード (20)エマージェンシィ・カード (21)マスター・カード (22)メイド・カード (23)メンテナンス・カード (24)スタンバイ・カード (1)発明の背景 (1.1)発明の技術分野 この発明は、いわゆるキー・カードを用いて錠を電気的
に解錠するカード・ロック・システムにおいて用いられ
るデータ入力装置に関する。
データ設定の概要 (3.6)カード発行コンソールのメイン・ルーチンおよび
GRカードを用いた処理 (3.7)グランド・オーソライゼーション(GR)カード
の発行処理 (3.8)初期データ設定、変更および印字処理 (3.9)MA、SMAおよびGAカードの発行処理 (3.10)MAカードを用いた処理 (3.11)ゲスト・カード発行処理 (3.12)ルーム・キャンセル処理 (3.13)集計処理 (3.14)カード・データ・モニタ処理 (3.15)ゲスト・カード以外のキー・カード発行処理 (3.16)SMAカードおよびGAカードを用いた処理 (3.17)データ入力装置の構成 (3.18)カード・ロック装置の構成 (3.19)データ入力装置を用いた初期データ入出力処理 (3.20)データ入力装置のその他の動作 (3.21)カード・ロック装置における解錠処理 (1)キー・カードの有効性チェックの種類 (2)すべてのタイプのキー・カードに共通なチェック (3)キー・カード無効表示 (4)エマージェンシィ・カード (5)解錠およびバッテリィ・チェック (6)マスター・カード (7)メイド・カード (8)ゲスト・カード (9)メンテナンス・カード (10)ロックアウト・カード (11)キャンセリング・カード (12)スタンバイ・カード (3.22)実施例の特徴と変形例 (1)ホテル・コードの秘密性 (2)GRカードの保安性 (3)MA、SMAおよびGAカードの保安性 (4)キー・カード発行の保安性 (5)カード発行システム (6)2つのカード・リーダをもつカード発行コンソー
ル (7)ホテル・システムにおけるカード発行コンソール
とオーソライゼーション・カードの有用性 (8)2種類のゲスト・カード (9)複数枚の同一ゲスト・カードの発行 (10)ゲスト・カードの再発行 (11)紙カードの使用 (12)カード・データの再登録 (13)データ入力装置を用いた初期データの入出力 (14)データ入力装置の他の機能 (15)カード・ロック装置におけるシーケンスNO.キャン
セル (16)部屋のロック・アウトとその解除 (17)キャンセリング・カードの2つの機能 (18)カード・ロック装置のバッテリィ・チェック (19)デッド・ボルトとキー・カード (20)エマージェンシィ・カード (21)マスター・カード (22)メイド・カード (23)メンテナンス・カード (24)スタンバイ・カード (1)発明の背景 (1.1)発明の技術分野 この発明は、いわゆるキー・カードを用いて錠を電気的
に解錠するカード・ロック・システムにおいて用いられ
るデータ入力装置に関する。
(1.2)従来技術の説明 カード・ロック・システムは、たとえば施錠すべき部屋
を多数もつホテルに設置される。ホテルのフロントには
キー・カードの発行機が設けられる。各部屋のドアに
は、キー・カードの読取りデータを判定して解錠するカ
ード・ロック装置が取付けられる。カード・ロック装置
はオフライン・モードで動作する。すなわち、カード・
ロック装置とキー・カード発行機とを接続するデータ伝
送ラインは配線されない。このことにより、伝送ライン
の配線等に要する費用と手間とを省くことができる。
を多数もつホテルに設置される。ホテルのフロントには
キー・カードの発行機が設けられる。各部屋のドアに
は、キー・カードの読取りデータを判定して解錠するカ
ード・ロック装置が取付けられる。カード・ロック装置
はオフライン・モードで動作する。すなわち、カード・
ロック装置とキー・カード発行機とを接続するデータ伝
送ラインは配線されない。このことにより、伝送ライン
の配線等に要する費用と手間とを省くことができる。
カード・ロック装置においては、キー・カードから読取
ったデータにもとづいて解錠すべきかどうかを判定する
ためにいくつかのチェックを行なう。このチェックの中
の1つにホテル・コードのチェックがある。ホテル・コ
ードはカード・ロック・システムが設置されたホテル固
有のコードであり、使用されているキー・カードが確か
にそのホテルのキー・カード発行機によって発行された
正規のカードであるかどうかを判定するための重要なコ
ードの1つである。ホテル・コードはもちろんキー・カ
ードに記録されている。カード・ロック装置においてホ
テル・コードのチェックを行なうためには、カード・ロ
ック装置側にもホテル・コードが記憶されていなければ
ならない。しかしながら、カード・ロック装置はオフラ
イン・モードで動作するからカード発行機からホテル・
コードを伝送する手段は存在しない。またホテル・コー
ドはホテル特有のものでありかつ高い秘密性を保持すべ
きものであるから、カード・ロック装置の製造段階でそ
のメモリにホテル・コードを書込んでおくことはあまり
好ましくない。
ったデータにもとづいて解錠すべきかどうかを判定する
ためにいくつかのチェックを行なう。このチェックの中
の1つにホテル・コードのチェックがある。ホテル・コ
ードはカード・ロック・システムが設置されたホテル固
有のコードであり、使用されているキー・カードが確か
にそのホテルのキー・カード発行機によって発行された
正規のカードであるかどうかを判定するための重要なコ
ードの1つである。ホテル・コードはもちろんキー・カ
ードに記録されている。カード・ロック装置においてホ
テル・コードのチェックを行なうためには、カード・ロ
ック装置側にもホテル・コードが記憶されていなければ
ならない。しかしながら、カード・ロック装置はオフラ
イン・モードで動作するからカード発行機からホテル・
コードを伝送する手段は存在しない。またホテル・コー
ドはホテル特有のものでありかつ高い秘密性を保持すべ
きものであるから、カード・ロック装置の製造段階でそ
のメモリにホテル・コードを書込んでおくことはあまり
好ましくない。
カード・ロック装置で行なわれるカード・データ・チェ
ックの中にはルームNO.チェックもある。発行されるキ
ー・カードにはそのキー・カードで解錠できる部屋を示
すルームNO.が記録される。カード・ロック装置のメモ
リにも、そのカード・ロック装置が取付けられた部屋の
ルームNO.が記憶されなければならない。ルームNO.をカ
ード・ロック装置の製造時にそのメモリに書込んでしま
うと、カード・ロック装置を取付ける部屋が一義的な定
まってしまうから融通性がなくなり取付け作業が煩雑に
なる。
ックの中にはルームNO.チェックもある。発行されるキ
ー・カードにはそのキー・カードで解錠できる部屋を示
すルームNO.が記録される。カード・ロック装置のメモ
リにも、そのカード・ロック装置が取付けられた部屋の
ルームNO.が記憶されなければならない。ルームNO.をカ
ード・ロック装置の製造時にそのメモリに書込んでしま
うと、カード・ロック装置を取付ける部屋が一義的な定
まってしまうから融通性がなくなり取付け作業が煩雑に
なる。
カード・ロック装置には、その動作を確保するためのそ
の他の種々のデータが必要であり、これらのデータには
ホテル特有のものもある。したがって、ホテル・コー
ド、ルームNO.、その他のデータは、カード・ロック・
システムがホテルに設置される段階でカード・ロック装
置に書込むようにすることが好ましい。
の他の種々のデータが必要であり、これらのデータには
ホテル特有のものもある。したがって、ホテル・コー
ド、ルームNO.、その他のデータは、カード・ロック・
システムがホテルに設置される段階でカード・ロック装
置に書込むようにすることが好ましい。
(2)発明の概要 (2.1)発明の目的 この発明は、カード・ロック・システムにおいて、上述
したような特定のデータをカード・ロック装置に書込む
のに適したデータ入力装置を提供することを目的とす
る。
したような特定のデータをカード・ロック装置に書込む
のに適したデータ入力装置を提供することを目的とす
る。
(2.2)発明の構成、作用および効果 この発明によるデータ入力装置は、カード発行機および
カード・ロック装置に接続するためのコネクタ,入,出
力モードの設定手段,カード・ロック装置固有の番号の
入力手段,上記設定手段によって入力モードが設定され
ているときに、上記コネクタを介して上記カード発行機
から与えられる所定のデータを受取り記憶する第1の手
段,ならびに上記設定手段によって出力モードが設定さ
れているときに、上記第1の手段に記憶されている上記
所定のデータおよび上記入力手段から入力されたカード
・ロック装置固有の番号を,上記コネクタを介して上記
カード・ロック装置に転送する手段を備えている。
カード・ロック装置に接続するためのコネクタ,入,出
力モードの設定手段,カード・ロック装置固有の番号の
入力手段,上記設定手段によって入力モードが設定され
ているときに、上記コネクタを介して上記カード発行機
から与えられる所定のデータを受取り記憶する第1の手
段,ならびに上記設定手段によって出力モードが設定さ
れているときに、上記第1の手段に記憶されている上記
所定のデータおよび上記入力手段から入力されたカード
・ロック装置固有の番号を,上記コネクタを介して上記
カード・ロック装置に転送する手段を備えている。
上記コネクタを用いてデータ入力装置をカード発行機に
接続して、カード・ロック装置の動作に必要なデータを
カード発行機からデータ入力装置に入力して記憶させる
ことができる。この後、コネクタによりデータ入力装置
をカード・ロック装置に接続して、カード発行機から受
取った所定のデータをカード・ロック装置に書込むこと
ができる。このとき、そのカード・ロック装置固有の番
号(たとえばルームNO.)もまたデータ入力装置に入力
してカード・ロック装置に書込むことができる。このよ
うにして、カード・ロック装置の設置後において、カー
ド・ロック装置の動作に必要なすべてのデータを、それ
がカード・ロック・システムの設置されるホテル等に特
有のものであっても、また必要ならば秘密状態を保持し
たまま、カード発行機からすべてのカード・ロック装置
に移すことが可能となる。
接続して、カード・ロック装置の動作に必要なデータを
カード発行機からデータ入力装置に入力して記憶させる
ことができる。この後、コネクタによりデータ入力装置
をカード・ロック装置に接続して、カード発行機から受
取った所定のデータをカード・ロック装置に書込むこと
ができる。このとき、そのカード・ロック装置固有の番
号(たとえばルームNO.)もまたデータ入力装置に入力
してカード・ロック装置に書込むことができる。このよ
うにして、カード・ロック装置の設置後において、カー
ド・ロック装置の動作に必要なすべてのデータを、それ
がカード・ロック・システムの設置されるホテル等に特
有のものであっても、また必要ならば秘密状態を保持し
たまま、カード発行機からすべてのカード・ロック装置
に移すことが可能となる。
上記所定のデータおよびカード・ロック装置固有の番号
についてカード・ロック装置に転送処理を終了したこと
に関するデータを記憶する手段ならびにこの記憶手段に
記憶されているデータをカード発行機に出力する手段を
データ入力装置に設けておくことが好ましい。データ入
力装置をカード発行機に接続すれば、カード発行機にお
いて転送処理が終了したことに関するデータ、たとえば
転送処理の終了したルームNO.などを可視情報に変換し
てこれを確認することが可能となり、また記録として残
すこともできる。
についてカード・ロック装置に転送処理を終了したこと
に関するデータを記憶する手段ならびにこの記憶手段に
記憶されているデータをカード発行機に出力する手段を
データ入力装置に設けておくことが好ましい。データ入
力装置をカード発行機に接続すれば、カード発行機にお
いて転送処理が終了したことに関するデータ、たとえば
転送処理の終了したルームNO.などを可視情報に変換し
てこれを確認することが可能となり、また記録として残
すこともできる。
(3)実施例の説明 以下、この発明をホテル・カード・ロック・システムに
適用した実施例について詳述する。
適用した実施例について詳述する。
(3.1)ホテル・カード・ロック・システムの概要 第1図は、ホテル・カード・ロック・システムの全体的
な構成を概略的に示すものである。ホテルには施錠(ロ
ック)の必要な部屋(ルーム)が多数ある。このような
部屋のそれぞれには、通常、タンブラー錠のようなキー
を回転させることにより解錠(アンロック)する機械的
な錠が取付けられている。このホテル・カード・ロック
・システムは、所定のデータがたとえば磁気的に記録さ
れたカード(これをキー・カードKCという)を用いて
部屋の錠を電気的に開閉、とくに解錠するためのもので
ある。
な構成を概略的に示すものである。ホテルには施錠(ロ
ック)の必要な部屋(ルーム)が多数ある。このような
部屋のそれぞれには、通常、タンブラー錠のようなキー
を回転させることにより解錠(アンロック)する機械的
な錠が取付けられている。このホテル・カード・ロック
・システムは、所定のデータがたとえば磁気的に記録さ
れたカード(これをキー・カードKCという)を用いて
部屋の錠を電気的に開閉、とくに解錠するためのもので
ある。
キー・カードKCはカード発行コンソール(10)または(1
1)によって発行される。キー・カードKCの発行のため
には、後に詳述するように、オーソライゼーション・カ
ードACが必要である。カード発行コンソールには親機
(10)とこれに伝送ケーブルにより接続される1または複
数の子機(サテライト・マシン)(11)とがある。親機(1
0)ではすべてのタイプ(後述する)のキー・カードKC
の発行が可能であるが、子機(11)は特定のタイプのキー
・カードKCしか発行できない。コンソール(10)および
(11)は各種カードの発行機能の他に、カードの発行に関
するデータの保存(ストア)と印字等の機能をもってい
る。子機(11)の台数はこのホテル・カード・ロック・シ
ステムが設置されるホテルの規模に応じて定まり、小さ
なホテルでは親機(10)のみしか設けられない場合もあ
る。
1)によって発行される。キー・カードKCの発行のため
には、後に詳述するように、オーソライゼーション・カ
ードACが必要である。カード発行コンソールには親機
(10)とこれに伝送ケーブルにより接続される1または複
数の子機(サテライト・マシン)(11)とがある。親機(1
0)ではすべてのタイプ(後述する)のキー・カードKC
の発行が可能であるが、子機(11)は特定のタイプのキー
・カードKCしか発行できない。コンソール(10)および
(11)は各種カードの発行機能の他に、カードの発行に関
するデータの保存(ストア)と印字等の機能をもってい
る。子機(11)の台数はこのホテル・カード・ロック・シ
ステムが設置されるホテルの規模に応じて定まり、小さ
なホテルでは親機(10)のみしか設けられない場合もあ
る。
ホテルの部屋のドアそれぞれにはカード・ロック装置(7
0)が設けられている。このカード・ロック装置(70)はカ
ード・リーダを含んでおり、このカード・リーダによっ
てキー・カードKCのデータが読取られ、このカード・
データのチェックにもとづいて解錠が行なわれる。カー
ド・ロック装置(70)はバッテリィを内蔵しており、オフ
・ライン・モードで動作する。カード・ロック装置(70)
へ電力を供給するためのラインや、カード・ロック装置
(70)とコンソール(10)とを結ぶデータ・ラインは不要で
ある。カード・ロック装置(70)の動作に必要なデータを
カード発行コンソール(親機)(10)から読出してカード
・ロック装置(70)に供給するためにデータ入力装置(50)
が使用される。
0)が設けられている。このカード・ロック装置(70)はカ
ード・リーダを含んでおり、このカード・リーダによっ
てキー・カードKCのデータが読取られ、このカード・
データのチェックにもとづいて解錠が行なわれる。カー
ド・ロック装置(70)はバッテリィを内蔵しており、オフ
・ライン・モードで動作する。カード・ロック装置(70)
へ電力を供給するためのラインや、カード・ロック装置
(70)とコンソール(10)とを結ぶデータ・ラインは不要で
ある。カード・ロック装置(70)の動作に必要なデータを
カード発行コンソール(親機)(10)から読出してカード
・ロック装置(70)に供給するためにデータ入力装置(50)
が使用される。
ホテルの部屋のドアには、よく知られているように、ラ
ッチ・ボルトの他にデッド・ボルトが設けられている。
デッド・ボルトは部屋の内側から顧客(ゲスト)がこの
デッド・ボルトを手で突出させることにより施錠するた
めのものである。キー・カードKCには種々のタイプの
ものがあり、後述するように、デッド・ボルトによって
施錠されている場合にはカード・ロック装置(70)によっ
てデッド・ボルトを解錠できるものと、できないものと
がある。
ッチ・ボルトの他にデッド・ボルトが設けられている。
デッド・ボルトは部屋の内側から顧客(ゲスト)がこの
デッド・ボルトを手で突出させることにより施錠するた
めのものである。キー・カードKCには種々のタイプの
ものがあり、後述するように、デッド・ボルトによって
施錠されている場合にはカード・ロック装置(70)によっ
てデッド・ボルトを解錠できるものと、できないものと
がある。
(3.2)カードの種類とそれらの保安性のレベル 第2図は、ホテル・カード・ロック・システムで用いら
れるカードの種類(タイプ)とそれらの保安性(セキュ
リティ)レベルとを示している。
れるカードの種類(タイプ)とそれらの保安性(セキュ
リティ)レベルとを示している。
最も保安性の高いレベル(グランド・レベル)にあるの
がグランド・オーソライゼーション・カード(以下GR
カードと略記する)であり、これは上記システム全体の
「キー」ともなるべきカードである。
がグランド・オーソライゼーション・カード(以下GR
カードと略記する)であり、これは上記システム全体の
「キー」ともなるべきカードである。
次に高いレベル(オーソライゼーション・レベル)に
は、マスター・オーソライゼーション・カード、サブ・
マスター・オーソライゼーション・カードおよびゲスト
・オーソライゼーション・カード(これらをそれぞれM
Aカード、SMAカードおよびGAカードと略記する)
がある。オーソライゼーション・レベルのこれらの3種
類のカードが第1図に示されているオーソライゼーショ
ン・カードACに該当する。
は、マスター・オーソライゼーション・カード、サブ・
マスター・オーソライゼーション・カードおよびゲスト
・オーソライゼーション・カード(これらをそれぞれM
Aカード、SMAカードおよびGAカードと略記する)
がある。オーソライゼーション・レベルのこれらの3種
類のカードが第1図に示されているオーソライゼーショ
ン・カードACに該当する。
ホテルの部屋を解錠するレベル(アンロック・レベル)
は、マネジメント・レベルとゲスト・レベルとメンテナ
ンス・レベルとに分けられる。マネジメント・レベルに
はエマージェンシィ・カード、マスター・カードおよび
メイド・カードがある。ゲスト・レベルには、スタンバ
イ・カード、ゲスト・カードAおよびゲース・カードB
がある。メンテナンス・レベルにはメンテナンス・カー
ド、ロックアウト・カードおよびキャンセリング・カー
ドがある。アンロック・レベルにあるこれら9種類のカ
ードが、第1図に示されたキー・カードKCに該当す
る。この実施例では、1つのホテル・カード・ロック・
システム(または1つのホテル)においては、ゲスト・
カードAまたはゲスト・カードBのいずれか一方しか使
用されず、両方のゲスト・カードが1つのシステムにお
いて同時に発行されることはない。アンロック・レベル
にあるカードのうち、スタンバイ・カード、ゲスト・カ
ードAおよびB、ならびにメンテナンス・カードは紙製
のカードであり、他のすべての種類のカードはプラスチ
ック製である。紙カードは、安価であるから使い捨てに
適しているとともに、プリンタによってその表面に所望
の情報を印字できるので便利である。
は、マネジメント・レベルとゲスト・レベルとメンテナ
ンス・レベルとに分けられる。マネジメント・レベルに
はエマージェンシィ・カード、マスター・カードおよび
メイド・カードがある。ゲスト・レベルには、スタンバ
イ・カード、ゲスト・カードAおよびゲース・カードB
がある。メンテナンス・レベルにはメンテナンス・カー
ド、ロックアウト・カードおよびキャンセリング・カー
ドがある。アンロック・レベルにあるこれら9種類のカ
ードが、第1図に示されたキー・カードKCに該当す
る。この実施例では、1つのホテル・カード・ロック・
システム(または1つのホテル)においては、ゲスト・
カードAまたはゲスト・カードBのいずれか一方しか使
用されず、両方のゲスト・カードが1つのシステムにお
いて同時に発行されることはない。アンロック・レベル
にあるカードのうち、スタンバイ・カード、ゲスト・カ
ードAおよびB、ならびにメンテナンス・カードは紙製
のカードであり、他のすべての種類のカードはプラスチ
ック製である。紙カードは、安価であるから使い捨てに
適しているとともに、プリンタによってその表面に所望
の情報を印字できるので便利である。
上述したカードの使用目的および機能の概要を以下に簡
単に示しておく。
単に示しておく。
GRカード ホテル・コードをカード発行コンソールに登録するため
のものである。ホテル・コードはすべてのカードに記録
され、そのカードが該当ホテル発行のものかどうかを確
認するためのデータとしてきわめて重要なものである。
のものである。ホテル・コードはすべてのカードに記録
され、そのカードが該当ホテル発行のものかどうかを確
認するためのデータとしてきわめて重要なものである。
また、MA、SMAおよびGAカードを発行するために
用いられる。
用いられる。
MAカード アンロック・レベルの9種類のカードを発行するための
ものである。
ものである。
SMAカード メイド・カードならびにゲスト・カードAおよびBを発
行するためのものである。
行するためのものである。
GAカード ゲスト・カードAおよびBを発行するためのものであ
る。
る。
エマージェンシィ・カード 非常事態発生時に任意の部屋を解錠するためのものであ
る。
る。
デッド・ボルトによって施錠されていると否とにかかわ
らず、またロックアウト状態にあると否とにかかわら
ず、すべてのカード・ロック装置を解錠する。
らず、またロックアウト状態にあると否とにかかわら
ず、すべてのカード・ロック装置を解錠する。
マスター・カード いわゆるマスター・キーの代わりに用いられるものであ
る。
る。
デッド・ボルトによって施錠されているものを除いて、
すべてのカード・ロック装置を解錠する。
すべてのカード・ロック装置を解錠する。
メイド・カード メイドが部屋を掃除したり、整理整頓する場合に用いら
れるものである。
れるものである。
デッド・ボルトによって施錠されているものを除いて、
特定のルームNO.レンジ内の部屋のカード・ロック装置
を特定のタイム・ゾーンにおいて解錠する。特定のルー
ムNO.レジンとは、そのメイド・カードを所有するメイ
ドに割当てられ、そのメイドが作業をすべき部屋の範囲
である。また特定のタイム・ゾーンとは、そのメイドが
作業できる時間帯、たとえば10時〜15時の間であ
る。後に述べるようにタイム・ゾーンが設けられない場
合もある。
特定のルームNO.レンジ内の部屋のカード・ロック装置
を特定のタイム・ゾーンにおいて解錠する。特定のルー
ムNO.レジンとは、そのメイド・カードを所有するメイ
ドに割当てられ、そのメイドが作業をすべき部屋の範囲
である。また特定のタイム・ゾーンとは、そのメイドが
作業できる時間帯、たとえば10時〜15時の間であ
る。後に述べるようにタイム・ゾーンが設けられない場
合もある。
ゲスト・カードA チェックイン時に顧客に手渡され、特定の部屋を自由に
利用(宿泊)するためのものである。
利用(宿泊)するためのものである。
デッド・ボルトによって施錠されている場合を除いて、
特定のルームNO.のカード・ロック装置を解錠する。特
定のルームNO.とは、そのゲスト・カードAを所有する
顧客にホテルのチェックイン時に割当てられた部屋の番
号(ルームNO.)である。
特定のルームNO.のカード・ロック装置を解錠する。特
定のルームNO.とは、そのゲスト・カードAを所有する
顧客にホテルのチェックイン時に割当てられた部屋の番
号(ルームNO.)である。
ゲスト・カードB デッド・ボルトによって施錠されていると否とにかかわ
らず、特性のルームNO.のカード・ロック装置を解錠す
る。
らず、特性のルームNO.のカード・ロック装置を解錠す
る。
メンテナンス・カード メンテナンス係員が部屋の点検、保守、修繕等を行なう
場合に使用されるものである。
場合に使用されるものである。
デッド・ボルトによって施錠されている場合を除いて、
特定のルームNO.のカード・ロック装置を、カード発行
日に限りかつ1回だけ、解錠する。特定のルームNO.と
は、メンテナンス係員が所定の保守、点検、修繕等を行
なうべき部屋を指す。
特定のルームNO.のカード・ロック装置を、カード発行
日に限りかつ1回だけ、解錠する。特定のルームNO.と
は、メンテナンス係員が所定の保守、点検、修繕等を行
なうべき部屋を指す。
ロックアウト・カード 特定の部屋をロックアウトするために使用される。
カード・ロック装置をロックアウト状態にする。ロック
状態になると、そのカード・ロック装置は、上記マスタ
ー・カード、メイド・カード、ゲスト・カードAおよび
B、メンテナンス・カードならびにスタンバイ・カード
を用いて解錠することはできなくなる。
状態になると、そのカード・ロック装置は、上記マスタ
ー・カード、メイド・カード、ゲスト・カードAおよび
B、メンテナンス・カードならびにスタンバイ・カード
を用いて解錠することはできなくなる。
キャンセリング・カード カード・ロック装置がロックアウト状態にあるときには
これを解錠する。ロックアウト状態にない場合には、カ
ード・ロック装置内のメモリに記憶されている特定のカ
ードに関するシーケンスNO.(後述する)をクリアす
る。この実施例では、ゲスト・カードおよびメンテナン
ス・カードに関するシーケンスNO.がクリアされる。
これを解錠する。ロックアウト状態にない場合には、カ
ード・ロック装置内のメモリに記憶されている特定のカ
ードに関するシーケンスNO.(後述する)をクリアす
る。この実施例では、ゲスト・カードおよびメンテナン
ス・カードに関するシーケンスNO.がクリアされる。
スタンバイ・カード ゲスト・カードの予備カードであり、カード発行コンソ
ールが故障した場合などにおいて用いられる。
ールが故障した場合などにおいて用いられる。
デッド・ボルトによって施錠されている場合を除いて、
特定のルームNO.のカード・ロック装置を解錠する。
特定のルームNO.のカード・ロック装置を解錠する。
(3.3)カード・データと解錠方法 第3図は、上述の各種カードに記録されているデータを
示すものである。カードには磁気ストライプが貼付けま
たは印刷されており、この磁気ストライプにカード・タ
イプに特有のデータが磁気記録される。
示すものである。カードには磁気ストライプが貼付けま
たは印刷されており、この磁気ストライプにカード・タ
イプに特有のデータが磁気記録される。
全カード・タイプに共通のデータは、フォーマリティ・
コードとホテル・コードである。フォーマリティ・コー
ドには、スタート・オブ・テキスト(STX)、エンド
・オブ・テキスト(ETX)、ロンジチューディナル・
リダンダンシィ・チェック(LRC)などがある。ホテ
ル・コードはホテルを同定するための特有のコードであ
る。
コードとホテル・コードである。フォーマリティ・コー
ドには、スタート・オブ・テキスト(STX)、エンド
・オブ・テキスト(ETX)、ロンジチューディナル・
リダンダンシィ・チェック(LRC)などがある。ホテ
ル・コードはホテルを同定するための特有のコードであ
る。
すべてのタイプのカードに含まれるデータとして分類コ
ードがある。分類コードはそのカードがどのタイプのも
のであるかを特定するためのものである。
ードがある。分類コードはそのカードがどのタイプのも
のであるかを特定するためのものである。
GRカードを除くオーソライゼーション・カード、すな
わちMAカード、SMAカードおよびGAカードのデー
タにはさらに、スタッフ・コードとスタッフ秘密コード
とが含まれている。スタッフ・コードは、カードを所持
しかつ使用するスタッフ(これらのカードを使用できる
のはホテルの従業員のうち特定の地位にある者のみであ
るから、これらの者を特にスタッフと呼ぶ)を特定する
ためのものである。スタッフ秘密コードは、オーソライ
ゼーション・カードを使用する者が確かにそのカードを
使用する資格を持つ者であるかどうかを確認するための
ものである。スタッフ秘密コードは、一般に暗証番号と
も呼ばれ、数桁の数字からなる。後に詳述するように、
カード発行コンソールにおいてこれらのカードが使用さ
れるときには、使用するスタッフによってそのスタッフ
秘密コードがキー入力され、キー入力されたコードとカ
ード・データ中のスタッフ秘密コードとが符号するかど
うかの照合処理が行なわれる。
わちMAカード、SMAカードおよびGAカードのデー
タにはさらに、スタッフ・コードとスタッフ秘密コード
とが含まれている。スタッフ・コードは、カードを所持
しかつ使用するスタッフ(これらのカードを使用できる
のはホテルの従業員のうち特定の地位にある者のみであ
るから、これらの者を特にスタッフと呼ぶ)を特定する
ためのものである。スタッフ秘密コードは、オーソライ
ゼーション・カードを使用する者が確かにそのカードを
使用する資格を持つ者であるかどうかを確認するための
ものである。スタッフ秘密コードは、一般に暗証番号と
も呼ばれ、数桁の数字からなる。後に詳述するように、
カード発行コンソールにおいてこれらのカードが使用さ
れるときには、使用するスタッフによってそのスタッフ
秘密コードがキー入力され、キー入力されたコードとカ
ード・データ中のスタッフ秘密コードとが符号するかど
うかの照合処理が行なわれる。
スタンバイ・カードを除く8種類のキー・カードには、
シーケンスNO.とシーケンス・サブNO.とが記録されてい
る。これらのNO.は、キー・カードがカード・ロック装
置において使用されたときに、そのカードによって解錠
すべきかどうかを判定するためのカード・データのうち
の重要なものである。
シーケンスNO.とシーケンス・サブNO.とが記録されてい
る。これらのNO.は、キー・カードがカード・ロック装
置において使用されたときに、そのカードによって解錠
すべきかどうかを判定するためのカード・データのうち
の重要なものである。
解錠のためにシーケンスNO.およびシーケンス・サブNO.
が要求される最も典型的な例として、ゲスト・カードの
場合を考えてみる。ホテルにおいては部屋の使用者(顧
客)は頻繁に変わり、1日が経過すると別の顧客がその
部屋を使用するといったことが多い。キー・カードは顧
客ごとに発行されかつ顧客からホテルへの返却は不要で
ある。したがって、ゲスト・カードのシーケンスNO.と
カード・ロック装置のメモリに記憶されているシーケン
スNO.とが一致した場合にのみ解錠するというやり方で
は不充分である。なぜならば、ある部屋の顧客が変わっ
たのちにおいても前の顧客は自らの所有するゲスト・カ
ードを用いてその部屋を解錠できることになるからであ
る。
が要求される最も典型的な例として、ゲスト・カードの
場合を考えてみる。ホテルにおいては部屋の使用者(顧
客)は頻繁に変わり、1日が経過すると別の顧客がその
部屋を使用するといったことが多い。キー・カードは顧
客ごとに発行されかつ顧客からホテルへの返却は不要で
ある。したがって、ゲスト・カードのシーケンスNO.と
カード・ロック装置のメモリに記憶されているシーケン
スNO.とが一致した場合にのみ解錠するというやり方で
は不充分である。なぜならば、ある部屋の顧客が変わっ
たのちにおいても前の顧客は自らの所有するゲスト・カ
ードを用いてその部屋を解錠できることになるからであ
る。
最も新しい顧客しか部屋を使用できないようにするため
には、ゲスト・カードの発行ごとにそのシーケンスNO.
を変更する必要がある。しかしながら、カード・ロック
装置はオフライン・モードで動作するものであり、カー
ド発行コンソールから新しいシーケンスNO.データをカ
ード・ロック装置に伝える手段は存在しないので、カー
ド・ロック装置は新しいシーケンスNO.を知ることはで
きない。オフライン・モードで動作するカード・ロック
装置を備えたホテル・カード・ロック・システムにおい
て、顧客が変わるたびにシーケンスNO.を変えることが
できる方法の1つが特公昭59−21422号公報に開
示されている。この実施例におけるカードを用いた解錠
方法も上記文献に記載されているやり方と基本的には同
じである。
には、ゲスト・カードの発行ごとにそのシーケンスNO.
を変更する必要がある。しかしながら、カード・ロック
装置はオフライン・モードで動作するものであり、カー
ド発行コンソールから新しいシーケンスNO.データをカ
ード・ロック装置に伝える手段は存在しないので、カー
ド・ロック装置は新しいシーケンスNO.を知ることはで
きない。オフライン・モードで動作するカード・ロック
装置を備えたホテル・カード・ロック・システムにおい
て、顧客が変わるたびにシーケンスNO.を変えることが
できる方法の1つが特公昭59−21422号公報に開
示されている。この実施例におけるカードを用いた解錠
方法も上記文献に記載されているやり方と基本的には同
じである。
前回発行されたキー・カードのシーケンスNO.およびシ
ーケンス・サブNO.をそれぞれCN1、SN1とする。カ
ード・ロック装置のメモリには前回のシーケンスNO.C
N1が記憶されている。今回発行されたキー・カードの
シーケンスNO.およびシーケンス・サブNO.をそれぞれC
N2、SN2とする。このような状況において、カード・
ロック装置は、今回のシーケンスNO.CN2が、前回のシ
ーケンスNO.CN1と今回のシーケンス・サブNO.SN2と
を用いて関係づけられる一定の関係にあるかどうかを検
査し、一定の関係にある場合に解錠する。解錠条件を数
式で表わせば次のようになる。fは関数である。
ーケンス・サブNO.をそれぞれCN1、SN1とする。カ
ード・ロック装置のメモリには前回のシーケンスNO.C
N1が記憶されている。今回発行されたキー・カードの
シーケンスNO.およびシーケンス・サブNO.をそれぞれC
N2、SN2とする。このような状況において、カード・
ロック装置は、今回のシーケンスNO.CN2が、前回のシ
ーケンスNO.CN1と今回のシーケンス・サブNO.SN2と
を用いて関係づけられる一定の関係にあるかどうかを検
査し、一定の関係にある場合に解錠する。解錠条件を数
式で表わせば次のようになる。fは関数である。
CN2=f(CN1,SN2) この解錠条件が満たされると、カード・ロック装置のメ
モリのシーケンスNO.が新しいシーケンスNO.CN2によ
って更新される。したがって、これ以降は、さらに新し
いキー・カードが発行されるまでは、キー・カード上の
シーケンスNO.とメモリ内のシーケンスNO.とは一致す
る。
モリのシーケンスNO.が新しいシーケンスNO.CN2によ
って更新される。したがって、これ以降は、さらに新し
いキー・カードが発行されるまでは、キー・カード上の
シーケンスNO.とメモリ内のシーケンスNO.とは一致す
る。
なお、シーケンスNO.を初めて作成する場合には任意の
数字(たとえば乱数)が用いられる。カード・ロック装
置のメモリにシーケンスNO.が記憶されていなければ、
カード・ロック装置はカード上のシーケンスNO.を今回
のシーケンスNO.として組込みかつ解錠する。
数字(たとえば乱数)が用いられる。カード・ロック装
置のメモリにシーケンスNO.が記憶されていなければ、
カード・ロック装置はカード上のシーケンスNO.を今回
のシーケンスNO.として組込みかつ解錠する。
スタンバイ・カードは、この実施例では、部屋の使用後
はホテルに回収されることが前提となっているので、こ
のカードにはシーケンス・サブNO.についてのデータは
無い。
はホテルに回収されることが前提となっているので、こ
のカードにはシーケンス・サブNO.についてのデータは
無い。
メイド・カードに記録されるカード・データにはさら
に、ルーム・レンジを示す先頭ルームNO.および後尾ル
ームNO.、ならびにタイム・ゾーンがある。
に、ルーム・レンジを示す先頭ルームNO.および後尾ル
ームNO.、ならびにタイム・ゾーンがある。
ゲスト・カードAおよびBのカード・データとしてはさ
らに、使用可能な部屋を示すルームNO.、カード発行日
(チェックインの年月日)およびチェックアウト日時が
ある。
らに、使用可能な部屋を示すルームNO.、カード発行日
(チェックインの年月日)およびチェックアウト日時が
ある。
メンテナンス・カードにはさらに、使用可能な部屋を示
すルームNO.およびカード発行日(このカードの使用可
能な日を示す)が磁気記録される。
すルームNO.およびカード発行日(このカードの使用可
能な日を示す)が磁気記録される。
スタンバイ・カードにも使用可能な部屋を示すルームN
O.がカード・データとして含まれる。
O.がカード・データとして含まれる。
(3.4)カード発行コンソールの構成 第4図はカード発行コンソール(親機)の外観を示して
いる。カード発行コンソール(10)の上面の一側部には集
計プリンタ(11)が設けられている。コンソール(10)の上
部の表示パネルには表示器(12)およびカード発行口(13)
が配置されている。下部の操作パネルにはファンクショ
ン・スイッチ(15)およびテンキー(16)が設けられ、さら
にその下方にはオーソライゼーション・カードの挿入口
(14)があけられている。表示器(12)には、ファンクショ
ン・スイッチ(15)やテンキー(16)によって入力されたア
ルファニューメリック・キャラクタや、「カードを挿入
せよ」等の次になすべき操作の簡単な指示が表示され
る。図示は省略されているが、このコンソール(10)に
は、子機(11)を接続するためのコネクタ(23)およびデー
タ入力装置(50)を接続するためのコネクタ(24)(いずれ
も第6図参照)がたとえば裏面または側面に設けられて
いる。電源スイッチ(17)もまたコンソール(10)の側面に
ある。
いる。カード発行コンソール(10)の上面の一側部には集
計プリンタ(11)が設けられている。コンソール(10)の上
部の表示パネルには表示器(12)およびカード発行口(13)
が配置されている。下部の操作パネルにはファンクショ
ン・スイッチ(15)およびテンキー(16)が設けられ、さら
にその下方にはオーソライゼーション・カードの挿入口
(14)があけられている。表示器(12)には、ファンクショ
ン・スイッチ(15)やテンキー(16)によって入力されたア
ルファニューメリック・キャラクタや、「カードを挿入
せよ」等の次になすべき操作の簡単な指示が表示され
る。図示は省略されているが、このコンソール(10)に
は、子機(11)を接続するためのコネクタ(23)およびデー
タ入力装置(50)を接続するためのコネクタ(24)(いずれ
も第6図参照)がたとえば裏面または側面に設けられて
いる。電源スイッチ(17)もまたコンソール(10)の側面に
ある。
カード発行コンソール子機(11)の外観も親機(10)のそれ
とほとんど同じであるが、子機(11)には集計プリンタ(1
1)およびデータ入力装置(50)を接続するためのコネクタ
(23)が設けられていない。
とほとんど同じであるが、子機(11)には集計プリンタ(1
1)およびデータ入力装置(50)を接続するためのコネクタ
(23)が設けられていない。
第5図はコンソール(10)の操作パネルを拡大して示すも
のである。ファンクション・スイッチ(15)は、テンキー
(16)の左側に横一列に並べられた5個のスイッチと、テ
ンキー(16)の右側に縦一列に並べられた4個のスイッチ
とを含んでいる。横一列に並べられた5個のスイッチ
は、それらが押されると点灯する照光式のもので、「ゲ
スト」、「キャンセル(ルーム)」「集計」「モニタ
(カード)」および「他の機能」を入力するために用い
られる。縦一列に並べられた4個のスイッチの機能には
「ENT(エントリィ)」「項目」等がある。これらの
機能の詳細については後述する。テンキー(16)は、0〜
9の数値を入力するキーと、キャンセル・キー「C」と
を含んでいる。
のである。ファンクション・スイッチ(15)は、テンキー
(16)の左側に横一列に並べられた5個のスイッチと、テ
ンキー(16)の右側に縦一列に並べられた4個のスイッチ
とを含んでいる。横一列に並べられた5個のスイッチ
は、それらが押されると点灯する照光式のもので、「ゲ
スト」、「キャンセル(ルーム)」「集計」「モニタ
(カード)」および「他の機能」を入力するために用い
られる。縦一列に並べられた4個のスイッチの機能には
「ENT(エントリィ)」「項目」等がある。これらの
機能の詳細については後述する。テンキー(16)は、0〜
9の数値を入力するキーと、キャンセル・キー「C」と
を含んでいる。
第6図はカード発行コンソール(親機)の電気的な構成
の概要を示している。カード発行コンソール(10)は制御
装置(20)を含んでおり、この制御装置(20)は、中央処理
装置(CPUと略す)、ならびにCPUの実行プログラ
ムその他の固定データを格納したROMおよび可変デー
タを記憶するRAMから構成されている。制御装置(20)
には、適当なインターフェイスを介して、上述したテン
キー(16)、ファンクション・スイッチ(15)、表示器(1
2)、集計プリンタ(11)、子機用コネクタ(23)およびデー
タ入力装置用コネクタ(24)に加えて、カード・リーダ(2
1)およびカード・リーダ&プリンタ・ユニット(22)が接
続されている。カード・リーダ(21)はカード挿入口(14)
の内側に配置されており、この挿入口(14)に挿入された
オーソライゼーション・カードACに記録されているデ
ータを読取るためのものであり、かつGRカードに所定
のデータを記録してこれを発行するためのものである。
カード・リーダ&プリンタ・ユニット(22)は、GRカー
ドを除くすべてのカードを発行するためにカードに所定
のデータを書込むとともに、必要ならば、ゲスト・カー
ドを含む紙カードにチェックアウト日時、ルームNO.等
を印字するものである。このユニット(22)のカード発行
口が第4図に符号(13)で示されている。
の概要を示している。カード発行コンソール(10)は制御
装置(20)を含んでおり、この制御装置(20)は、中央処理
装置(CPUと略す)、ならびにCPUの実行プログラ
ムその他の固定データを格納したROMおよび可変デー
タを記憶するRAMから構成されている。制御装置(20)
には、適当なインターフェイスを介して、上述したテン
キー(16)、ファンクション・スイッチ(15)、表示器(1
2)、集計プリンタ(11)、子機用コネクタ(23)およびデー
タ入力装置用コネクタ(24)に加えて、カード・リーダ(2
1)およびカード・リーダ&プリンタ・ユニット(22)が接
続されている。カード・リーダ(21)はカード挿入口(14)
の内側に配置されており、この挿入口(14)に挿入された
オーソライゼーション・カードACに記録されているデ
ータを読取るためのものであり、かつGRカードに所定
のデータを記録してこれを発行するためのものである。
カード・リーダ&プリンタ・ユニット(22)は、GRカー
ドを除くすべてのカードを発行するためにカードに所定
のデータを書込むとともに、必要ならば、ゲスト・カー
ドを含む紙カードにチェックアウト日時、ルームNO.等
を印字するものである。このユニット(22)のカード発行
口が第4図に符号(13)で示されている。
カードの発行に際しては、GRカードを除いて、発行さ
れるべきカードについてのブランク・カードがカード発
行口(13)に挿入される。また、オーソライゼーション・
カードACがカード挿入口(14)に挿入される。
れるべきカードについてのブランク・カードがカード発
行口(13)に挿入される。また、オーソライゼーション・
カードACがカード挿入口(14)に挿入される。
第7図は、主にカード発行コンソール(親機)(10)にお
ける制御装置(20)のメモリに記憶されているデータを示
している。
ける制御装置(20)のメモリに記憶されているデータを示
している。
ROMにはメーカ側秘密コードがこのコンソール(10)の
製作を完成する時点で書込まれる。このメーカ側秘密コ
ードについては後述する。
製作を完成する時点で書込まれる。このメーカ側秘密コ
ードについては後述する。
RAMには動作モード・エリア、初期データ・エリア、
シーケンスNO.エリア、ルーム・データ・エリア、発行
AC登録エリアおよび集計エリアなどが設けられてい
る。
シーケンスNO.エリア、ルーム・データ・エリア、発行
AC登録エリアおよび集計エリアなどが設けられてい
る。
動作モード・エリアには次のデータが記憶されている。
ゲスト・カードAまたはB 上述したようにゲスト・カードにはAとBの2種類があ
るが、1つのホテルに設置されたホテル・カード・ロッ
ク・システムのカード発行コンソールではいずれか一方
のタイプのゲスト・カードしか発行できない。この動作
モード・データは、発行されるゲスト・カードがAタイ
プのもの(デッド・ボルトによって施錠されている場合
には解錠できない)かBタイプのもの(デッド・ボルト
による施錠に関係なく解錠可能)かを表わすものであ
る。
るが、1つのホテルに設置されたホテル・カード・ロッ
ク・システムのカード発行コンソールではいずれか一方
のタイプのゲスト・カードしか発行できない。この動作
モード・データは、発行されるゲスト・カードがAタイ
プのもの(デッド・ボルトによって施錠されている場合
には解錠できない)かBタイプのもの(デッド・ボルト
による施錠に関係なく解錠可能)かを表わすものであ
る。
タイム・ゾーン有または無 タイム・ゾーンとはメイドが部屋内で作業できる時間帯
である。このタイム・ゾーンを定めるか(タイム・ゾー
ン有)定めないか(タイム・ゾーン無)を表わすのがこ
の動作モード・データである。タイム・ゾーン無の場合
には、メイドはいつでも部屋内で作業をすることができ
る。すなわち、メイド・カードによっていつでも特定の
ルームNO.レンジ内の部屋のカード・ロック装置を解錠
できる。
である。このタイム・ゾーンを定めるか(タイム・ゾー
ン有)定めないか(タイム・ゾーン無)を表わすのがこ
の動作モード・データである。タイム・ゾーン無の場合
には、メイドはいつでも部屋内で作業をすることができ
る。すなわち、メイド・カードによっていつでも特定の
ルームNO.レンジ内の部屋のカード・ロック装置を解錠
できる。
ルームNO.印字有または無 ゲスト・カードにルームNO.を印字するかどうかを示す
ものである。
ものである。
子機の台数 親機に接続される子機の台数を示すものである。
以上の4種類の動作モード・データは、カード発行コン
ソール(親機)の設置時等において、その内部に設けら
れたディップ・スイッチ(図示略)によって設定され
る。そして、ディップ・スイッチに設定されたこれらの
データがCPUによって読込まれかつRAM内にストア
される。
ソール(親機)の設置時等において、その内部に設けら
れたディップ・スイッチ(図示略)によって設定され
る。そして、ディップ・スイッチに設定されたこれらの
データがCPUによって読込まれかつRAM内にストア
される。
子機においては、その子機を特定するための子機NO.
が、同じように、内部ディップ・スイッチによって設定
され、かつその後RAM内に読込まれる。
が、同じように、内部ディップ・スイッチによって設定
され、かつその後RAM内に読込まれる。
初期データ・エリアには次のような初期データが記憶さ
れる。
れる。
ホテル・コード 上述したように、ホテル・カード・ロック・システムが
設置されたホテルを特定するコードである。
設置されたホテルを特定するコードである。
GR秘密コード GRカードを使用する者がその資格をもつ者であるかど
うかを確認するためのコード(いわゆる暗証番号)であ
る。キー入力されたコードと記憶されているGR秘密コ
ードとが一致するかどうかによって正当なGRカード使
用者かどうかが判定される。
うかを確認するためのコード(いわゆる暗証番号)であ
る。キー入力されたコードと記憶されているGR秘密コ
ードとが一致するかどうかによって正当なGRカード使
用者かどうかが判定される。
時計 現在の年、月、日、時、分および秒を表わすデータであ
り、制御装置(20)のCPUによって時間の経過とともに
更新されていく。
り、制御装置(20)のCPUによって時間の経過とともに
更新されていく。
解錠時間(秒) カード・ロック装置(70)を解錠状態に保持しておく時間
であり、たとえば数秒から10秒程度に設定される。詳
細については後述する。
であり、たとえば数秒から10秒程度に設定される。詳
細については後述する。
チェックアウト時間 ホテルが定めた原則的なチェックアウト時刻である。
チェックアウト時間オーバ許容時間(分) 上述のようにゲスト・カードにはチェックアウト日時が
記録されており、ゲスト・カードを用いた部屋の解錠
は、原則的には、このチェックアウト日時までの間にお
いてのみ可能である。この許容時間は、ゲスト・カード
上のチェックアウト日時を経過してもなおゲスト・カー
ドを用いた解錠が可能となる時間(分)(たとえば2、
30分程度)である。
記録されており、ゲスト・カードを用いた部屋の解錠
は、原則的には、このチェックアウト日時までの間にお
いてのみ可能である。この許容時間は、ゲスト・カード
上のチェックアウト日時を経過してもなおゲスト・カー
ドを用いた解錠が可能となる時間(分)(たとえば2、
30分程度)である。
登録ルームNO. ホテルにある部屋の番号のリストである。一般にはすべ
ての部屋のルームNO.が登録される。
ての部屋のルームNO.が登録される。
タイム・ゾーン 上述のように、メイドが部屋内で作業を行なうことので
きる時間帯である。タイム・ゾーン有の場合には、たと
えば10時〜15時というように設定され、タイム・ゾ
ーン無の場合には0時〜23時59分というように設定
される。
きる時間帯である。タイム・ゾーン有の場合には、たと
えば10時〜15時というように設定され、タイム・ゾ
ーン無の場合には0時〜23時59分というように設定
される。
以上の初期データは、後述する初期データ設定処理にお
いて設定される。
いて設定される。
シーケンスNO.エリアには、発行されたエマージェンシ
ィ・カード、マスター・カード、メイド・カード、ロッ
ク・アウト・カードおよびキャンセリング・カードのシ
ーケンスNO.が記憶される。複数人のメイドがいるので
メイド・カードは複数枚(1人当1枚)発行されるが、
この実施例ではすべてのメイド・カードに同一のシーケ
ンスNO.が記録される。他のカードについても同様であ
る。したがって、このシーケンスNO.エリアには各カー
ドごとに1つのシーケンスNO.のみが記憶される。もっ
とも、複数枚発行される同タイプのカードにそれぞれ異
なるシーケンスNO.を記録しかつこのエリアにそれぞれ
のシーケンスNO.を記憶するようにしてもよい。
ィ・カード、マスター・カード、メイド・カード、ロッ
ク・アウト・カードおよびキャンセリング・カードのシ
ーケンスNO.が記憶される。複数人のメイドがいるので
メイド・カードは複数枚(1人当1枚)発行されるが、
この実施例ではすべてのメイド・カードに同一のシーケ
ンスNO.が記録される。他のカードについても同様であ
る。したがって、このシーケンスNO.エリアには各カー
ドごとに1つのシーケンスNO.のみが記憶される。もっ
とも、複数枚発行される同タイプのカードにそれぞれ異
なるシーケンスNO.を記録しかつこのエリアにそれぞれ
のシーケンスNO.を記憶するようにしてもよい。
ルーム・データ・エリアには、ホテルにある部屋のルー
ムNO.ごとに、その部屋に対して発行されたゲスト・カ
ードおよびメンテナンス・カードのシーケンスNO.、な
らびにその部屋を使用している顧客のチェックアウト月
日、時間が記憶される。図示は省略されているが、ゲス
ト・カードの発行枚数、その他の顧客情報を記憶するよ
うにするとよい。
ムNO.ごとに、その部屋に対して発行されたゲスト・カ
ードおよびメンテナンス・カードのシーケンスNO.、な
らびにその部屋を使用している顧客のチェックアウト月
日、時間が記憶される。図示は省略されているが、ゲス
ト・カードの発行枚数、その他の顧客情報を記憶するよ
うにするとよい。
発行AC登録エリアには、既に発行されかつ有効なM
A、SMAおよびGAカードについて、それらのスタッ
フ・コードとスタッフ秘密コードとが登録される。
A、SMAおよびGAカードについて、それらのスタッ
フ・コードとスタッフ秘密コードとが登録される。
集計エリアには、GRカードを除くすべてのタイプのカ
ードについて、カードタイプと発行枚数とが記憶され
る。好ましくは、カード発行についてのさらに詳しいデ
ータが記憶される。
ードについて、カードタイプと発行枚数とが記憶され
る。好ましくは、カード発行についてのさらに詳しいデ
ータが記憶される。
(3.5)オーソライゼーション・カードの発行および初期
データ設定の概要 第8図は、GRカードの発行、初期データの設定、なら
びに他のオーソライゼション・カードすなわちMA、S
MAおよびGAカードの発行の手順を模式的に示してい
る。
データ設定の概要 第8図は、GRカードの発行、初期データの設定、なら
びに他のオーソライゼション・カードすなわちMA、S
MAおよびGAカードの発行の手順を模式的に示してい
る。
メーカによって製造されたホテル・カード・ロック・シ
ステムの一式は設置会社に渡され、この設置会社によっ
てホテルに設置される。メーカから設置会社に渡される
ときには、このシステム一式のうちのカード発行コンソ
ール(親機)(10)のRAMはクリアされている。またメ
ーカの責任者によってコンソール(10)のROMにメーカ
側秘密コードが書込まれる。メーカによって供給される
GRカードにはフォーマリティ・コードとGRカードで
あることを示す分類コードのみが記録されており、未だ
未完成品である。好ましくは唯1枚のGRカードが設置
会社に渡される。
ステムの一式は設置会社に渡され、この設置会社によっ
てホテルに設置される。メーカから設置会社に渡される
ときには、このシステム一式のうちのカード発行コンソ
ール(親機)(10)のRAMはクリアされている。またメ
ーカの責任者によってコンソール(10)のROMにメーカ
側秘密コードが書込まれる。メーカによって供給される
GRカードにはフォーマリティ・コードとGRカードで
あることを示す分類コードのみが記録されており、未だ
未完成品である。好ましくは唯1枚のGRカードが設置
会社に渡される。
設置会社の責任者にのみ、メーカの責任者からメーカ側
秘密カードが知らされる。設置会社の責任者は、設置す
べきホテルを特定するためのホテル・コードを決定し、
このホテル・カードをカード発行コンソール(10)にキー
入力する。高い秘密性を保持するために、ホテル・コー
ドを知る者は設置会社の責任者のみである。
秘密カードが知らされる。設置会社の責任者は、設置す
べきホテルを特定するためのホテル・コードを決定し、
このホテル・カードをカード発行コンソール(10)にキー
入力する。高い秘密性を保持するために、ホテル・コー
ドを知る者は設置会社の責任者のみである。
後に後述するが、GRカードはホテル・コードの入力時
において発行(完成)される。逆に言えば、GRカード
の発行(完成)時にホテル・コードがキー入力される。
設置会社の責任者は、メーカから渡されたGRカードを
コンソール(10)のカード挿入口(14)に挿入し、メーカの
責任者から知らされたメーカ側秘密コードをキー入力す
る。キー入力された秘密コードとRAM内に記憶されて
いる秘密コードとが一致すれば、ホテル・コードのキー
入力が許され、設置会社の責任者はホテル・コードをキ
ー入力する。入力されたホテル・コードはコンソール(1
0)のRAM内の初期データ・エリアに記憶されるととも
に、GRカードに記録される。これがGRカードの発行
であり、GRカードにはすべての必要なデータが整った
ことになる。
において発行(完成)される。逆に言えば、GRカード
の発行(完成)時にホテル・コードがキー入力される。
設置会社の責任者は、メーカから渡されたGRカードを
コンソール(10)のカード挿入口(14)に挿入し、メーカの
責任者から知らされたメーカ側秘密コードをキー入力す
る。キー入力された秘密コードとRAM内に記憶されて
いる秘密コードとが一致すれば、ホテル・コードのキー
入力が許され、設置会社の責任者はホテル・コードをキ
ー入力する。入力されたホテル・コードはコンソール(1
0)のRAM内の初期データ・エリアに記憶されるととも
に、GRカードに記録される。これがGRカードの発行
であり、GRカードにはすべての必要なデータが整った
ことになる。
ホテル・コードが入力されかつ記憶されたコンソール(1
0)がホテルに設置されるとともに、完成されたGRカー
ドがホテルの責任者に渡される。ホテルの責任者にはホ
テル・コードはもちろん知らされない。
0)がホテルに設置されるとともに、完成されたGRカー
ドがホテルの責任者に渡される。ホテルの責任者にはホ
テル・コードはもちろん知らされない。
GRカードは完成されたものではあるが、未だ他のオー
ソライゼーション・カード(MA、SMA、GAカー
ド)を発行するために使用できない。GR秘密コードを
キー入力する必要がある。カード発行コンソール(10)も
また、初期データが入力されなければ動作しない。そこ
で、ホテルの責任者によって初期データ(GR秘密コー
ドを含む)の入力が行なわれ、入力された初期データは
RAMに記憶される。GR秘密コードを知る者は、ホテ
ルの責任者のみである。このとき、上述したディップ・
スイッチよる動作モードの設定も行なわれる。
ソライゼーション・カード(MA、SMA、GAカー
ド)を発行するために使用できない。GR秘密コードを
キー入力する必要がある。カード発行コンソール(10)も
また、初期データが入力されなければ動作しない。そこ
で、ホテルの責任者によって初期データ(GR秘密コー
ドを含む)の入力が行なわれ、入力された初期データは
RAMに記憶される。GR秘密コードを知る者は、ホテ
ルの責任者のみである。このとき、上述したディップ・
スイッチよる動作モードの設定も行なわれる。
GRカードを用いた他のオーソライゼーション・カード
の発行は、ホテルの責任者によって次の手順で行なわれ
る。GRカードがコンソール(10)のカード挿入口(14)に
挿入され、GR秘密コードがキー入力される。RAMに
記憶されているGR秘密コードとキー入力されたGR秘
密コードとが一致した場合にのみ、オーソライゼーショ
ン・カードの発行処理に進む。何らのデータも記録され
ていないブランク・カードがカード発行口(13)に挿入さ
れ、スタッフ・コードとスタッフ秘密コードがキー入力
されると、シーケンスNO.がコンソール(10)内部で発生
され、これらのデータがカード・リーダ&プリンタ・ユ
ニット(22)のカード・リーダによって発行口(13)に挿入
されたカードに記録される。このようにして、MA、S
MA、GAカードが発行口(13)から発行される。
の発行は、ホテルの責任者によって次の手順で行なわれ
る。GRカードがコンソール(10)のカード挿入口(14)に
挿入され、GR秘密コードがキー入力される。RAMに
記憶されているGR秘密コードとキー入力されたGR秘
密コードとが一致した場合にのみ、オーソライゼーショ
ン・カードの発行処理に進む。何らのデータも記録され
ていないブランク・カードがカード発行口(13)に挿入さ
れ、スタッフ・コードとスタッフ秘密コードがキー入力
されると、シーケンスNO.がコンソール(10)内部で発生
され、これらのデータがカード・リーダ&プリンタ・ユ
ニット(22)のカード・リーダによって発行口(13)に挿入
されたカードに記録される。このようにして、MA、S
MA、GAカードが発行口(13)から発行される。
上述の説明では、メーカとホテルとの間に設置会社が介
在しているが、メーカが設置会社を兼ねてもよい。この
場合には、メーカによってホテル・コードがカード発行
コンソール(10)内に入力される。
在しているが、メーカが設置会社を兼ねてもよい。この
場合には、メーカによってホテル・コードがカード発行
コンソール(10)内に入力される。
(3.6)カード発行コンソールのメイン・ルーチンおよび
GRカードを用いた処理 第9図は、カード発行コンソール(10)のCPUによるメ
イン・ルーチンを示している。このコンソール(10)の電
源スイッチ(17)がオンとされると表示器(12)に、「オー
ソライゼーション・カードを挿入せよ」という指示が表
示され、カード挿入口(14)の内部に設けられたカード挿
入検知器(図示略)が挿入されたカードを検知すると
(ステップ(101))、そのカードのデータがカード・リ
ーダ(21)によって読取られる(ステップ(102))。すべ
てのカードには、完成前のGRカードであっても、分類
コードが記録されているので、この分類コードにもとづ
いて挿入されたカードの種類が判定される(ステップ(1
03)〜(106))。カード挿入口(14)にはオーソライゼーシ
ョン・カードACしか挿入されないから、GR、MA、
SMAまたはGAカードのいずれであるかが判定され、
判定されたカードの種類に応じた処理に進む(ステップ
(113)〜(116))。これらのオーソライゼーション・カー
ドACを用いた処理(詳細は後述する)が終了すると、
カードが抜取られるので(ステップ(107))、メイン・
ルーチンが終る。
GRカードを用いた処理 第9図は、カード発行コンソール(10)のCPUによるメ
イン・ルーチンを示している。このコンソール(10)の電
源スイッチ(17)がオンとされると表示器(12)に、「オー
ソライゼーション・カードを挿入せよ」という指示が表
示され、カード挿入口(14)の内部に設けられたカード挿
入検知器(図示略)が挿入されたカードを検知すると
(ステップ(101))、そのカードのデータがカード・リ
ーダ(21)によって読取られる(ステップ(102))。すべ
てのカードには、完成前のGRカードであっても、分類
コードが記録されているので、この分類コードにもとづ
いて挿入されたカードの種類が判定される(ステップ(1
03)〜(106))。カード挿入口(14)にはオーソライゼーシ
ョン・カードACしか挿入されないから、GR、MA、
SMAまたはGAカードのいずれであるかが判定され、
判定されたカードの種類に応じた処理に進む(ステップ
(113)〜(116))。これらのオーソライゼーション・カー
ドACを用いた処理(詳細は後述する)が終了すると、
カードが抜取られるので(ステップ(107))、メイン・
ルーチンが終る。
第10図は、第9図ステップ(113)のGRカードを用い
た処理を示している。GRカードを用いた処理はホテル
の責任者によってのみ行なわれる。この処理には、GR
カード発行、初期データ設定、他のオーソライゼーショ
ン・カード(MA、SMA、GAカード)発行(その無
効処理等を含む)、初期データ変更および初期データ印
字の各処理がある。これらの処理はGRカードをカード
挿入口(14)に挿入した状態で行なわれる。
た処理を示している。GRカードを用いた処理はホテル
の責任者によってのみ行なわれる。この処理には、GR
カード発行、初期データ設定、他のオーソライゼーショ
ン・カード(MA、SMA、GAカード)発行(その無
効処理等を含む)、初期データ変更および初期データ印
字の各処理がある。これらの処理はGRカードをカード
挿入口(14)に挿入した状態で行なわれる。
GRカード発行の場合には、カード挿入口(14)に挿入さ
れたGRカードにはまだホテル・コードが記録されてい
ない。したがって、第9図ステップ(102)で読取られた
カード・データ中にホテル・コードがなければ、GRカ
ード発行であると判断され(ステップ(121))、GRカ
ード発行処理に移る(ステップ(131))。
れたGRカードにはまだホテル・コードが記録されてい
ない。したがって、第9図ステップ(102)で読取られた
カード・データ中にホテル・コードがなければ、GRカ
ード発行であると判断され(ステップ(121))、GRカ
ード発行処理に移る(ステップ(131))。
GRカード・データ中にホテル・コードがあれば、次に
RAM内の初期データ・エリアに初期データが既に設定
されているかどうかがチェックされる(ステップ(12
2))。初期データがまだ設定されていなければ、初期デ
ータ設定処理に移る(ステップ(132))。
RAM内の初期データ・エリアに初期データが既に設定
されているかどうかがチェックされる(ステップ(12
2))。初期データがまだ設定されていなければ、初期デ
ータ設定処理に移る(ステップ(132))。
初期データが既に設定されていれば、表示器(12)に「秘
密コードを入力せよ」という指示が表示されるので、ホ
テルの責任者はGR秘密コードをテンキー(16)により入
力する。キー入力されたGR秘密コードと、RAMに記
憶されているGR秘密コードとが照合され、一致するか
どうかが判定される(ステップ(123))。
密コードを入力せよ」という指示が表示されるので、ホ
テルの責任者はGR秘密コードをテンキー(16)により入
力する。キー入力されたGR秘密コードと、RAMに記
憶されているGR秘密コードとが照合され、一致するか
どうかが判定される(ステップ(123))。
両秘密コードが一致した場合には、「項目を選択せよ」
という指示に加えて、MA、SMAおよびGAカード発
行、初期データ変更ならびに初期データ印字という項目
とそれらを表わす項目番号とが表示器(12)に表示され
る。責任者は希望する項目の番号をファンクション・ス
イッチ(15)内の「項目」スイッチとテンキー(16)とを用
いて入力するので、このキー入力項目が読込まれ(ステ
ップ(125))、かつどの項目が選択されたかが判断され
る(ステップ(126)〜(128))。そして選択された項目に
応じた処理に移る(ステップ(136)〜(138))。
という指示に加えて、MA、SMAおよびGAカード発
行、初期データ変更ならびに初期データ印字という項目
とそれらを表わす項目番号とが表示器(12)に表示され
る。責任者は希望する項目の番号をファンクション・ス
イッチ(15)内の「項目」スイッチとテンキー(16)とを用
いて入力するので、このキー入力項目が読込まれ(ステ
ップ(125))、かつどの項目が選択されたかが判断され
る(ステップ(126)〜(128))。そして選択された項目に
応じた処理に移る(ステップ(136)〜(138))。
3回まで秘密コードのキー入力操作のやりなおしをする
ことができる。キー入力されたGR秘密コードとRAM
中のGR秘密コードとが一致しない場合には、表示器(1
2)にエラーである旨が表示される。GR秘密コードのキ
ー入力を3回繰返しても一致しない場合には、警報が鳴
りかつ表示器(12)にエラーである旨が表示される。そし
て、ステップ(124)でNOとなり、GRカードを用いた
処理は終了する。
ことができる。キー入力されたGR秘密コードとRAM
中のGR秘密コードとが一致しない場合には、表示器(1
2)にエラーである旨が表示される。GR秘密コードのキ
ー入力を3回繰返しても一致しない場合には、警報が鳴
りかつ表示器(12)にエラーである旨が表示される。そし
て、ステップ(124)でNOとなり、GRカードを用いた
処理は終了する。
GR秘密コードのみならず、メーカ側秘密コードおよび
スタッフ秘密コードについてもそのキー入力を3回まで
やりなおすことができる。
スタッフ秘密コードについてもそのキー入力を3回まで
やりなおすことができる。
(3.7)グランド・オーソライゼーション(GR)カード
の発行処理 GRカードの発行は上述のようにメーカまたは設置会社
の責任者によって行なわれ、カード発行コンソール(親
機)(10)へのホテル・コードのキー入力をともなう。
の発行処理 GRカードの発行は上述のようにメーカまたは設置会社
の責任者によって行なわれ、カード発行コンソール(親
機)(10)へのホテル・コードのキー入力をともなう。
第11図は、第10図ステップ(131)のGRカード発行
処理を示している。
処理を示している。
表示器(12)に「秘密コードをキー入力せよ」という指示
が表示されるので、メーカまたは設置会社の責任者はメ
ーカ側秘密コードをテンキー(16)によりキー入力する。
するとこのキー入力コードが読込まれ、ROMに書込ま
れているメーカ側秘密コードと一致するかどうかがチェ
ックされる(ステップ(141))。一致すれば(ステップ
(142))、「ホテル・コードを入力せよ」という指示が
表示器(12)に表示され、責任者がホテル・コードをテン
キー(16)によりキー入力するとそのホテル・コードが読
込まれるとともに表示器(12)に表示される(ステップ(1
43))。そして、このホテル・コードはRAMの初期デ
ータ・エリアに書込まれるとともに、GRカードにカー
ド・リーダ(21)によって書込まれる(ステップ(14
4))。この後、完成されたGRカードは挿入口(14)に放
出される(ステップ(145))。キー入力されたメーカ側
秘密コードがROMのものと一致しない場合には、GR
カードは何らの処理も行なわれることなく放出される。
が表示されるので、メーカまたは設置会社の責任者はメ
ーカ側秘密コードをテンキー(16)によりキー入力する。
するとこのキー入力コードが読込まれ、ROMに書込ま
れているメーカ側秘密コードと一致するかどうかがチェ
ックされる(ステップ(141))。一致すれば(ステップ
(142))、「ホテル・コードを入力せよ」という指示が
表示器(12)に表示され、責任者がホテル・コードをテン
キー(16)によりキー入力するとそのホテル・コードが読
込まれるとともに表示器(12)に表示される(ステップ(1
43))。そして、このホテル・コードはRAMの初期デ
ータ・エリアに書込まれるとともに、GRカードにカー
ド・リーダ(21)によって書込まれる(ステップ(14
4))。この後、完成されたGRカードは挿入口(14)に放
出される(ステップ(145))。キー入力されたメーカ側
秘密コードがROMのものと一致しない場合には、GR
カードは何らの処理も行なわれることなく放出される。
(3.8)初期データ設定、変更および印字処理 第10図ステップ(132)の初期データ処理は、既に入力
済であるホテル・コードを除く他のすべての初期データ
をキー入力しかつRAMの初期データ・エリアに登録す
るためのものである。
済であるホテル・コードを除く他のすべての初期データ
をキー入力しかつRAMの初期データ・エリアに登録す
るためのものである。
GR秘密コード、現在の時刻(時計)(年、月、日、
時、分、秒)、解錠時間(秒)、チェックアウト時間、
チェックアウト時間オーバ許容時間(分)、および登録
ルームNO.の順に、順次これらの「初期データを入力せ
よ」という指示が表示器(12)に表示され、これらの初期
データがキー入力されるとキー入力されたデータが表示
器(12)に表示される。そして、上記6種類の初期データ
がキー入力されたのちにファンクション・スイッチ(15)
内の「ENT」スイッチが押される。
時、分、秒)、解錠時間(秒)、チェックアウト時間、
チェックアウト時間オーバ許容時間(分)、および登録
ルームNO.の順に、順次これらの「初期データを入力せ
よ」という指示が表示器(12)に表示され、これらの初期
データがキー入力されるとキー入力されたデータが表示
器(12)に表示される。そして、上記6種類の初期データ
がキー入力されたのちにファンクション・スイッチ(15)
内の「ENT」スイッチが押される。
この後、タイム・ゾーンの有無が動作モード・エリアの
データにより判定され、タイム・ゾーン有であれば、
「タイム・ゾーンをキー入力せよ」という指示が表示さ
れ、タイム・ゾーンがキー入力されるとそのデータが表
示器(12)に表示される。
データにより判定され、タイム・ゾーン有であれば、
「タイム・ゾーンをキー入力せよ」という指示が表示さ
れ、タイム・ゾーンがキー入力されるとそのデータが表
示器(12)に表示される。
最後にこれらのキー入力された初期データはRAMの初
期データ・エリアに登録される。タイム・ゾーン無の場
合には、上述のようにタイム・ゾーンとして0:00〜
23:59が登録される。
期データ・エリアに登録される。タイム・ゾーン無の場
合には、上述のようにタイム・ゾーンとして0:00〜
23:59が登録される。
第10図ステップ(137)の初期データ変更処理は、現在
時刻(時計)、解錠時間、チェックアウト時間、チェッ
クアウト時間オーバ許容時間およびタイム・ゾーンの変
更、ならびに登録ルームNO.の追加または削除を行なう
ものである。ホテル・コードはもちろんのことGR秘密
コードの変更は不可能である。
時刻(時計)、解錠時間、チェックアウト時間、チェッ
クアウト時間オーバ許容時間およびタイム・ゾーンの変
更、ならびに登録ルームNO.の追加または削除を行なう
ものである。ホテル・コードはもちろんのことGR秘密
コードの変更は不可能である。
表示器(12)に、これらの変更可能なデータ項目とその項
目を表わす項目番号とが表示されるので、変更を希望す
るデータ項目が「項目」スイッチとテンキー(16)とを用
いて入力され、続いて変更すべきデータが入力される。
入力されたデータは表示器(16)に表示されるとともにR
AMの初期データ・エリアに登録されることにより、該
当するデータが変更される。
目を表わす項目番号とが表示されるので、変更を希望す
るデータ項目が「項目」スイッチとテンキー(16)とを用
いて入力され、続いて変更すべきデータが入力される。
入力されたデータは表示器(16)に表示されるとともにR
AMの初期データ・エリアに登録されることにより、該
当するデータが変更される。
第10図ステップ(138)の初期データ印字処理では、初
期データ・エリアに登録されている初期データのうちホ
テル・コードおよびGR秘密コードを除くものが集計プ
リンタ(11)によって印字される。
期データ・エリアに登録されている初期データのうちホ
テル・コードおよびGR秘密コードを除くものが集計プ
リンタ(11)によって印字される。
(3.9)MA、SMAおよびGAカードの発行処理 第12図は、第10図ステップ(136)のMA、SMAお
よびGAカード発行処理を示している。この処理には、
これらのオーソライゼーション・カードの発行処理の他
に、これらのオーソライゼーション・カードの無効処理
およびカード・データの再登録処理とが含まれている。
よびGAカード発行処理を示している。この処理には、
これらのオーソライゼーション・カードの発行処理の他
に、これらのオーソライゼーション・カードの無効処理
およびカード・データの再登録処理とが含まれている。
表示器(12)に、「項目を選択せよ」という指示と、カー
ド発行、無効および再登録を表わす項目番号とが表示さ
れるので、ホテルの責任者はファンクション・スイッチ
(15)のうちの「項目」スイッチとテンキー(16)とにより
所望の項目をキー入力する(ステップ(151))。
ド発行、無効および再登録を表わす項目番号とが表示さ
れるので、ホテルの責任者はファンクション・スイッチ
(15)のうちの「項目」スイッチとテンキー(16)とにより
所望の項目をキー入力する(ステップ(151))。
カード発行が選択されると(ステップ(152))、表示器
(12)に、「カード枚数を入力せよ」という指示が表示さ
れるので、MAカード、SMAカードおよびGAカード
のそれぞれについて発行すべき枚数が入力される(ステ
ップ(153))。この枚数にはもちろん0枚も含まれる。
(12)に、「カード枚数を入力せよ」という指示が表示さ
れるので、MAカード、SMAカードおよびGAカード
のそれぞれについて発行すべき枚数が入力される(ステ
ップ(153))。この枚数にはもちろん0枚も含まれる。
まずMAカード発行処理が行なわれる。「スタッフ・コ
ードとスタッフ秘密コードを入力せよ」という指示が表
示器(12)に表示されるので、これらのコードがキー入力
される(ステップ(154))。MAカードには、上述のよ
うに、フォーマリティ・コード、ホテル・コード、分類
コード、スタッフ・コードおよびスタッフ秘密コードが
記録される。フォーマリティ・コードおよび分類コード
はあらかじめ定まっており、ホテル・コードはRAMの
初期データ・エリアに既に登録されており、スタッフ・
コードおよびスタッフ秘密コードはキー入力されたか
ら、すべてのカード・データが整ったことになる。そこ
でカード発行ルーチンに進む。
ードとスタッフ秘密コードを入力せよ」という指示が表
示器(12)に表示されるので、これらのコードがキー入力
される(ステップ(154))。MAカードには、上述のよ
うに、フォーマリティ・コード、ホテル・コード、分類
コード、スタッフ・コードおよびスタッフ秘密コードが
記録される。フォーマリティ・コードおよび分類コード
はあらかじめ定まっており、ホテル・コードはRAMの
初期データ・エリアに既に登録されており、スタッフ・
コードおよびスタッフ秘密コードはキー入力されたか
ら、すべてのカード・データが整ったことになる。そこ
でカード発行ルーチンに進む。
カード発行ルーチンは第13図に示されている。ホテル
の責任者は、何らのデータも記録されていないブランク
・カードをカード発行口(13)に挿入するので、この発行
口(13)内部に設けられているカード挿入検知器(図示
略)によってそのことが検知される(ステップ(17
1))。上述したカード・データが挿入されたプラスチッ
ク・カードにカード・リーダ&プリンタ・ユニット(22)
のカード・リーダによってエンコードされる(ステップ
(172))。
の責任者は、何らのデータも記録されていないブランク
・カードをカード発行口(13)に挿入するので、この発行
口(13)内部に設けられているカード挿入検知器(図示
略)によってそのことが検知される(ステップ(17
1))。上述したカード・データが挿入されたプラスチッ
ク・カードにカード・リーダ&プリンタ・ユニット(22)
のカード・リーダによってエンコードされる(ステップ
(172))。
MAカードの発行であって、ゲスト・カードやメンテナ
ンス・カードの発行ではないから、ステップ(173)〜(17
7)がスキップされ、ステップ(178)に移って、データが
記録されたMAカードが発行口(13)に放出される。ま
た、集計プリンタ(11)によってカード発行の記録が印字
される(ステップ(179))。MAカードの場合における
カード発行の記録印字の一例が第22図(A)に示され
ている。発行されたカードの種類、カード発行日および
時間、ならびにこのMAカードのスタッフ・コードが印
字される。この後発行されたカードが抜取られれば(ス
テップ(180))、カード発行ルーチンは終了する。
ンス・カードの発行ではないから、ステップ(173)〜(17
7)がスキップされ、ステップ(178)に移って、データが
記録されたMAカードが発行口(13)に放出される。ま
た、集計プリンタ(11)によってカード発行の記録が印字
される(ステップ(179))。MAカードの場合における
カード発行の記録印字の一例が第22図(A)に示され
ている。発行されたカードの種類、カード発行日および
時間、ならびにこのMAカードのスタッフ・コードが印
字される。この後発行されたカードが抜取られれば(ス
テップ(180))、カード発行ルーチンは終了する。
カードの発行は1枚ずつ行なわれるから、ステップ(15
3)で入力された枚数のカードの発行がまだ終了していな
ければ(ステップ(156))、ステップ(154)に戻り、再び
スタッフ・コード等のキー入力操作から繰返される。
3)で入力された枚数のカードの発行がまだ終了していな
ければ(ステップ(156))、ステップ(154)に戻り、再び
スタッフ・コード等のキー入力操作から繰返される。
所定枚数のMAカードの発行が終了すると、SMAカー
ドの発行に進む(ステップ(157)〜(159))。SMAカー
ドの発行処理も上記と同じ手順で行なわれる。さらに、
所定枚数のGAカードが同じ手順で発行される(ステッ
プ(160)〜(162))。
ドの発行に進む(ステップ(157)〜(159))。SMAカー
ドの発行処理も上記と同じ手順で行なわれる。さらに、
所定枚数のGAカードが同じ手順で発行される(ステッ
プ(160)〜(162))。
MA、SMAおよびGAカードの発行が終了すると、発
行されたこれらカードのスタッフ・コードとスタッフ秘
密コードとがRAMの発行オーソライゼーション・カー
ド(AC)登録エリアに登録される。また集計エリアに
発行されたカードの種類と枚数が記憶される。
行されたこれらカードのスタッフ・コードとスタッフ秘
密コードとがRAMの発行オーソライゼーション・カー
ド(AC)登録エリアに登録される。また集計エリアに
発行されたカードの種類と枚数が記憶される。
ステップ(151)でカード発行ではなく、カード無効また
は再登録が選択された場合にはこれらの処理が行なわれ
る。カード無効処理および再登録処理については図示を
省略するが、その概要は次のようなものである。
は再登録が選択された場合にはこれらの処理が行なわれ
る。カード無効処理および再登録処理については図示を
省略するが、その概要は次のようなものである。
カード無効処理は、RAMの発行AC登録エリアに登録
されている所定のカードのスタッフ・コードおよびスタ
ッフ秘密コードを消去するための処理である。これは、
GRカードを除くACカードを紛失した場合や、そのカ
ードを持つホテルのスタッフがホテルを退職した場合な
どに行なわれ、これらのACカードの不当な所有者によ
るACカードを用いたカード発行コンソールの不当な操
作を未然に防止するためのものである。
されている所定のカードのスタッフ・コードおよびスタ
ッフ秘密コードを消去するための処理である。これは、
GRカードを除くACカードを紛失した場合や、そのカ
ードを持つホテルのスタッフがホテルを退職した場合な
どに行なわれ、これらのACカードの不当な所有者によ
るACカードを用いたカード発行コンソールの不当な操
作を未然に防止するためのものである。
カード無効処理は、無効にすべきカードを用いて行なう
こともできるし、カードを用いずにキー操作のみによっ
ても行なうことができる。表示器(12)にカードを挿入す
るかまたはスタッフ・コードをキー入力せよという指示
が表示される。無効にすべきカードがカード発行口(13)
に挿入されるとそのデータが読取られ、有効なACカー
ドであればそのカードに関するスタッフ・コードおよび
スタッフ秘密コードがRAMの発行AC登録エリアから
消去される。スタッフ・コードがキー入力された場合に
も、そのスタッフ・コードおよび対応するスタッフ秘密
コードが同登録エリアから消去される。
こともできるし、カードを用いずにキー操作のみによっ
ても行なうことができる。表示器(12)にカードを挿入す
るかまたはスタッフ・コードをキー入力せよという指示
が表示される。無効にすべきカードがカード発行口(13)
に挿入されるとそのデータが読取られ、有効なACカー
ドであればそのカードに関するスタッフ・コードおよび
スタッフ秘密コードがRAMの発行AC登録エリアから
消去される。スタッフ・コードがキー入力された場合に
も、そのスタッフ・コードおよび対応するスタッフ秘密
コードが同登録エリアから消去される。
再登録処理は、カード発行コンソール(親機)(10)のR
AM内のデータが何らかの原因で消えてしまったような
場合に、発行AC登録エリアおよびシーケンスNO.エリ
アのデータを、カード・データから読取ってRAMに書
込むためのものである。したがって、既発行のMA、S
MAおよびGAカード、ならびにエマージェンシィ・カ
ード、マスター・カード、メイド・カード、ロックアウ
ト・カードおよびキャンセリング・カードが用いられ
る。表示器(12)に表示される指示と順番にしたがって、
これらのカードがカード発行口(13)に挿入されると、そ
のカード・データがカード・リーダによって読取られ、
カードのタイプに応じて、カード・データ中のスタッフ
・コードおよびスタッフ秘密コード、またはシーケンス
NO.が発行AC登録エリアまたはシーケンスNO.エリアに
登録される。
AM内のデータが何らかの原因で消えてしまったような
場合に、発行AC登録エリアおよびシーケンスNO.エリ
アのデータを、カード・データから読取ってRAMに書
込むためのものである。したがって、既発行のMA、S
MAおよびGAカード、ならびにエマージェンシィ・カ
ード、マスター・カード、メイド・カード、ロックアウ
ト・カードおよびキャンセリング・カードが用いられ
る。表示器(12)に表示される指示と順番にしたがって、
これらのカードがカード発行口(13)に挿入されると、そ
のカード・データがカード・リーダによって読取られ、
カードのタイプに応じて、カード・データ中のスタッフ
・コードおよびスタッフ秘密コード、またはシーケンス
NO.が発行AC登録エリアまたはシーケンスNO.エリアに
登録される。
(3.10)MAカードを用いた処理 第14図は、第9図に示されたカード発行コンソールの
メイン・ルーチン中のステップ(114)のMAカードを用
いた処理を示している。この処理の間は、MAカードは
カード発行コンソールのカード挿入口(14)に挿入された
状態に保持される。また、この処理はMAカードを持つ
スタッフのみによって行なわれる。
メイン・ルーチン中のステップ(114)のMAカードを用
いた処理を示している。この処理の間は、MAカードは
カード発行コンソールのカード挿入口(14)に挿入された
状態に保持される。また、この処理はMAカードを持つ
スタッフのみによって行なわれる。
まず、MAカードの所持者に固有のスタッフ秘密コード
がテンキー(16)によりキー入力される。MAカードには
スタッフ秘密コードが記録されているので、カード・デ
ータ中のスタッフ秘密コードとキー入力されたスタッフ
秘密コードとが一致するかどうかがチェックされる(ス
テップ(181))。ここではまた、RAMの発行AC登録
エリアに登録されているMAカードであるかどうかもチ
ェックされる。これらのチェックをパスした場合にのみ
次のステップに進むことができる(ステップ(182))。
がテンキー(16)によりキー入力される。MAカードには
スタッフ秘密コードが記録されているので、カード・デ
ータ中のスタッフ秘密コードとキー入力されたスタッフ
秘密コードとが一致するかどうかがチェックされる(ス
テップ(181))。ここではまた、RAMの発行AC登録
エリアに登録されているMAカードであるかどうかもチ
ェックされる。これらのチェックをパスした場合にのみ
次のステップに進むことができる(ステップ(182))。
表示器(12)に「機能を選択せよ」という指示が表示され
るので、スタッフはファンクション・スイッチ(15)に含
まれる「ゲスト」「キャンセル(ルーム)」、「集
計」、「モニタ(カード)」および「他の機能」を表わ
すスイッチのうちの所望のものを押すので、そのスイッ
チ入力信号が読込まれる(ステップ(183))。
るので、スタッフはファンクション・スイッチ(15)に含
まれる「ゲスト」「キャンセル(ルーム)」、「集
計」、「モニタ(カード)」および「他の機能」を表わ
すスイッチのうちの所望のものを押すので、そのスイッ
チ入力信号が読込まれる(ステップ(183))。
ファンクション・スイッチ入力信号が解析されることに
よりどのスイッチが押されたかが判断され(ステップ(1
84)〜(188))、前4者のいずれかが押された場合にはそ
れらのスイッチに対応した処理、すなわちゲスト・カー
ド発行処理、ルーム・キャンセル処理、集計処理、カー
ド・データ・モニタ処理のいずれかに移る(ステップ(1
94)〜(197))。
よりどのスイッチが押されたかが判断され(ステップ(1
84)〜(188))、前4者のいずれかが押された場合にはそ
れらのスイッチに対応した処理、すなわちゲスト・カー
ド発行処理、ルーム・キャンセル処理、集計処理、カー
ド・データ・モニタ処理のいずれかに移る(ステップ(1
94)〜(197))。
「他の機能」を表わすファンクション・スイッチが押さ
れた場合には、表示器(12)に、「項目を選択せよ」とい
う指示に加えて、ゲスト・カード以外のカード発行およ
びデータ入力装置を用いた入出力処理という項目とそれ
らを表わす項目番号とが表示される。この表示にしたが
って、処理を希望する項目番号が入力されると、それに
したがってそれぞれの処理に移る(ステップ(190)(19
1)、(198)(199))。
れた場合には、表示器(12)に、「項目を選択せよ」とい
う指示に加えて、ゲスト・カード以外のカード発行およ
びデータ入力装置を用いた入出力処理という項目とそれ
らを表わす項目番号とが表示される。この表示にしたが
って、処理を希望する項目番号が入力されると、それに
したがってそれぞれの処理に移る(ステップ(190)(19
1)、(198)(199))。
上述の処理のうち、カード発行コンソール(子機)(11)
で可能なものは、ゲスト・カード発行処理、ルーム・チ
ャンセル処理およびカード・データ・モニタ処理のみで
ある。これらの処理を行なうときに、子機(11)が親機(1
0)と交信することにより親機(10)のRAM内のルーム・
データ・エリアにアクセスするようにしてもよいし、子
機(11)自体が親機(10)のルーム・データ・エリアと同じ
データが記憶されたデータ・エリアを持つようにしても
よい。
で可能なものは、ゲスト・カード発行処理、ルーム・チ
ャンセル処理およびカード・データ・モニタ処理のみで
ある。これらの処理を行なうときに、子機(11)が親機(1
0)と交信することにより親機(10)のRAM内のルーム・
データ・エリアにアクセスするようにしてもよいし、子
機(11)自体が親機(10)のルーム・データ・エリアと同じ
データが記憶されたデータ・エリアを持つようにしても
よい。
(3.11)ゲスト・カード発行処理 第15図はゲスト・カード発行処理(第14図ステップ
(194))を示している。
(194))を示している。
表示器(12)に、「ルームNO.、チェックアウト月、日、
時およびカード発行枚数をキー入力せよ」という指示が
与えられるので、スタッフはこれらのデータをテンキー
(16)を用いて入力すると、キー入力されたデータが表示
器(12)に表示されるとともに内部に取込まれる(ステッ
プ(201))。ルームNO.はもちろん顧客に割当てられる部
屋の番号である。空部屋は後述するルーム・ベイカンシ
ィ・リスト印字により容易に知ることができる。チェッ
クアウト月、日、時は顧客がチェックアウトを希望する
日時である。チェックアウト時間としては、特に顧客の
希望がなければ、ホテルが定めた時間が採用される。こ
のホテルが定めてチェックアウト時間はRAMの初期デ
ータ・エリアに記憶されているので必ずしもキー入力し
なくてもよい。一つの部屋を家族がまたはグループで利
用するような場合のように、複数人の利用に対処するた
めに、ゲスト・カードは同じものを複数枚(たとえば最
大9枚まで)発行可能である。
時およびカード発行枚数をキー入力せよ」という指示が
与えられるので、スタッフはこれらのデータをテンキー
(16)を用いて入力すると、キー入力されたデータが表示
器(12)に表示されるとともに内部に取込まれる(ステッ
プ(201))。ルームNO.はもちろん顧客に割当てられる部
屋の番号である。空部屋は後述するルーム・ベイカンシ
ィ・リスト印字により容易に知ることができる。チェッ
クアウト月、日、時は顧客がチェックアウトを希望する
日時である。チェックアウト時間としては、特に顧客の
希望がなければ、ホテルが定めた時間が採用される。こ
のホテルが定めてチェックアウト時間はRAMの初期デ
ータ・エリアに記憶されているので必ずしもキー入力し
なくてもよい。一つの部屋を家族がまたはグループで利
用するような場合のように、複数人の利用に対処するた
めに、ゲスト・カードは同じものを複数枚(たとえば最
大9枚まで)発行可能である。
ゲスト・カード発行のために必要なデータが入力される
とカード発行ルーチンに進む(ステップ(202))。この
ルーチンは、第13図に示されており、この概要は既に
説明した。
とカード発行ルーチンに進む(ステップ(202))。この
ルーチンは、第13図に示されており、この概要は既に
説明した。
ブランクの紙カードがカード発行口(13)に挿入されると
(ステップ(171))、この紙カードの磁気ストライプに
カード・データがエンコードされる(ステップ(17
2))。ゲスト・カードのカード・データは、フォーマリ
ティ・コード、ホテル・コード、分類コード、シーケン
スNO.、ルームNO.、カード発行日、チェックアウト日時
およびシーケンス・サブNO.である。このうちフォーマ
リティ・コードとホテル・コードは既に定まっている。
分類コードはゲスト・カードAまたはBを表わすもので
あるが、いずれのタイプのゲスト・カードが発行される
かはRAM内の動作モード・エリアのデータに依る。シ
ーケンスNO.は、RAMのルーム・データ・エリア内の
該当するルームNO.における前回のシーケンスNO.と今回
のシーケンス・サブNO.とを用いて作成される。シーケ
ンス・サブNO.は適当な演算式によって決定されるかま
たは乱数が採用される。部屋の最初の使用時等において
前回のシーケンスNO.が存在しないときには、任意の番
号が今回のシーケンスNO.として採用される。ルームNO.
およびチェックアウト日時はキー入力されたものが用い
られる。カード発行日は、RAM内の初期データ・エリ
アの時計から読出される。
(ステップ(171))、この紙カードの磁気ストライプに
カード・データがエンコードされる(ステップ(17
2))。ゲスト・カードのカード・データは、フォーマリ
ティ・コード、ホテル・コード、分類コード、シーケン
スNO.、ルームNO.、カード発行日、チェックアウト日時
およびシーケンス・サブNO.である。このうちフォーマ
リティ・コードとホテル・コードは既に定まっている。
分類コードはゲスト・カードAまたはBを表わすもので
あるが、いずれのタイプのゲスト・カードが発行される
かはRAM内の動作モード・エリアのデータに依る。シ
ーケンスNO.は、RAMのルーム・データ・エリア内の
該当するルームNO.における前回のシーケンスNO.と今回
のシーケンス・サブNO.とを用いて作成される。シーケ
ンス・サブNO.は適当な演算式によって決定されるかま
たは乱数が採用される。部屋の最初の使用時等において
前回のシーケンスNO.が存在しないときには、任意の番
号が今回のシーケンスNO.として採用される。ルームNO.
およびチェックアウト日時はキー入力されたものが用い
られる。カード発行日は、RAM内の初期データ・エリ
アの時計から読出される。
ゲスト・カードの発行であるから、カードへの印字が必
要かどうかが、RAM内の動作モード・エリアのルーム
NO.印字の有無データにもとづいて判定される(ステッ
プ(173)(174))。印字が必要な場合には、カード・リー
ダ&プリンタ・ユニット(22)のプリンタによって、ゲス
ト・カードの表面に所定のデータが印字される(ステッ
プ(175))。印字されたゲスト・カードの一例が第21
図に示されている。この図からも分かるように、ルーム
NO.、チェックアウト月、日、時および発行NO./発行枚
数が印字される。チェックアウト月、日、時に代えて、
チェックイン日と滞在日数とを印字するようにしてもよ
い。
要かどうかが、RAM内の動作モード・エリアのルーム
NO.印字の有無データにもとづいて判定される(ステッ
プ(173)(174))。印字が必要な場合には、カード・リー
ダ&プリンタ・ユニット(22)のプリンタによって、ゲス
ト・カードの表面に所定のデータが印字される(ステッ
プ(175))。印字されたゲスト・カードの一例が第21
図に示されている。この図からも分かるように、ルーム
NO.、チェックアウト月、日、時および発行NO./発行枚
数が印字される。チェックアウト月、日、時に代えて、
チェックイン日と滞在日数とを印字するようにしてもよ
い。
完成されたゲスト・カードが放出されたのち(ステップ
(178))、集計プリンタによって、第22図(B)に示
すように、ゲスト・カードを発行したこと(ゲスト・カ
ード)、発行NO./発行枚数、発行に用いたオーソライ
ゼーション・カード(MA)、発行した者のスタッフ・
コード、ルームNO.、チェックイン日時、チェックアウ
ト日時が印字される(ステップ(179))。
(178))、集計プリンタによって、第22図(B)に示
すように、ゲスト・カードを発行したこと(ゲスト・カ
ード)、発行NO./発行枚数、発行に用いたオーソライ
ゼーション・カード(MA)、発行した者のスタッフ・
コード、ルームNO.、チェックイン日時、チェックアウ
ト日時が印字される(ステップ(179))。
第15図に戻って、以上の処理は、キー入力された発行
枚数のゲスト・カードの発行が完了するまで繰返して行
なわれる(ステップ(203))。
枚数のゲスト・カードの発行が完了するまで繰返して行
なわれる(ステップ(203))。
ゲスト・カードの発行が終了すると、発行されたカード
のシーケンスNO.やチェックアウト日時等のデータが、
RAMのルーム・データ・エリア内の該当するルームN
O.の記憶場所に記憶される。
のシーケンスNO.やチェックアウト日時等のデータが、
RAMのルーム・データ・エリア内の該当するルームN
O.の記憶場所に記憶される。
(3.12)ルーム・キャンセル処理 第16図は、第14図ステップ(195)のルーム・キャン
セル処理を示している。この処理には、発行されたゲス
ト・カードでカード・ロック装置(70)を操作する前にそ
の部屋をキャンセルする処理(ルーム・キャンセル)、
チェックアウト日時(滞在日数)を延長または短縮する
処理(チェックアウト変更)およびゲスト・カードを紛
失した場合などのために同じゲスト・カードをもう一度
発行する処理(カード再発行)がある。
セル処理を示している。この処理には、発行されたゲス
ト・カードでカード・ロック装置(70)を操作する前にそ
の部屋をキャンセルする処理(ルーム・キャンセル)、
チェックアウト日時(滞在日数)を延長または短縮する
処理(チェックアウト変更)およびゲスト・カードを紛
失した場合などのために同じゲスト・カードをもう一度
発行する処理(カード再発行)がある。
表示器(12)に項目の選択指示と、ルーム・キャンセル、
チェックアウト変更およびカード再発行の各項目につい
ての項目番号が表示されるので、「項目」スイッチとテ
ンキー(16)とによっていずれかの項目番号がキー入力さ
れ、キー入力された項目が判定される(ステップ(201)
〜(204))。
チェックアウト変更およびカード再発行の各項目につい
ての項目番号が表示されるので、「項目」スイッチとテ
ンキー(16)とによっていずれかの項目番号がキー入力さ
れ、キー入力された項目が判定される(ステップ(201)
〜(204))。
ルーム・キャンセル処理は、ゲスト・カードを用いて
も、キー入力のみでも行なうことができる。ルーム・キ
ャンセル処理が選択されると、表示器(12)にカード挿入
またはキー入力の指示が与えられる。ゲスト・カードが
カード発行口(13)に挿入されると(ステップ(205))、
そのカード・データが読取られ(ステップ(206))、有
効なカードかどうかが判断される(ステップ(207))。
この判断は、ホテル・コード、分類コード、チェックア
ウト日時等のデータを用いて行なわれる。カードが挿入
されずにルームNO.がキー入力されるとそれが読込まれ
る(ステップ(208))。有効なカードの場合およびルー
ムNO.のキー入力があると、カード・データ中のルームN
O.またはキー入力さたルームNO.を用いて、RAMのル
ーム・データ・エリアが検索され、該当すれるルームN
O.の記憶場所に記憶されているシーケンスNO.やチェッ
クアウト日時等のデータがそのゲスト・カードが発行さ
れる前の状態に戻される(ステップ(209))。前回のル
ーム・データをこのルーム・データ・エリア内に記憶し
ておくようにしてもよい。また今回のシーケンスNO.か
らシーケンス・サブNO.を用いて前回のシーケンスNO.を
つくることができるし、チェックアウト日時については
そのデータを消去してしまってもよいので、必ずしも前
回のルーム・データを記憶しておく必要はない。この
後、ルーム・キャンセル処理を行なった旨、キャンセル
処理をしたスタッフのスタッフ・コードおよび使用され
たACカード、キャンセルされたルームNO.、キャンセ
ル日時等が集計プリンタ(11)によって印字され記録とし
て残される。このルーム・キャンセル処理は、できるだ
けゲスト・カードを用いて行なわれることが好ましく、
そのゲスト・カードは回収される。
も、キー入力のみでも行なうことができる。ルーム・キ
ャンセル処理が選択されると、表示器(12)にカード挿入
またはキー入力の指示が与えられる。ゲスト・カードが
カード発行口(13)に挿入されると(ステップ(205))、
そのカード・データが読取られ(ステップ(206))、有
効なカードかどうかが判断される(ステップ(207))。
この判断は、ホテル・コード、分類コード、チェックア
ウト日時等のデータを用いて行なわれる。カードが挿入
されずにルームNO.がキー入力されるとそれが読込まれ
る(ステップ(208))。有効なカードの場合およびルー
ムNO.のキー入力があると、カード・データ中のルームN
O.またはキー入力さたルームNO.を用いて、RAMのル
ーム・データ・エリアが検索され、該当すれるルームN
O.の記憶場所に記憶されているシーケンスNO.やチェッ
クアウト日時等のデータがそのゲスト・カードが発行さ
れる前の状態に戻される(ステップ(209))。前回のル
ーム・データをこのルーム・データ・エリア内に記憶し
ておくようにしてもよい。また今回のシーケンスNO.か
らシーケンス・サブNO.を用いて前回のシーケンスNO.を
つくることができるし、チェックアウト日時については
そのデータを消去してしまってもよいので、必ずしも前
回のルーム・データを記憶しておく必要はない。この
後、ルーム・キャンセル処理を行なった旨、キャンセル
処理をしたスタッフのスタッフ・コードおよび使用され
たACカード、キャンセルされたルームNO.、キャンセ
ル日時等が集計プリンタ(11)によって印字され記録とし
て残される。このルーム・キャンセル処理は、できるだ
けゲスト・カードを用いて行なわれることが好ましく、
そのゲスト・カードは回収される。
チェックアウト変更処理は、発行されたゲスト・カード
が、少なくとも1回、カード・ロック装置(70)で操作さ
れた場合に行なわれる。また、この処理は、ゲスト・カ
ードを用いてのみ行なわれる。
が、少なくとも1回、カード・ロック装置(70)で操作さ
れた場合に行なわれる。また、この処理は、ゲスト・カ
ードを用いてのみ行なわれる。
ゲスト・カードがカード発行口(13)に挿入されるとその
カード・データが読取られ(ステップ(211))、有効カ
ードかどうかが判定される(ステップ(212))。有効カ
ードであれば、表示器(12)にルームNO.が表示されると
ともに、新たなチェックアウト月、日、時およびカード
発行枚数を入力せよという指示が表示されるので、これ
らのデータが入力される(ステップ(213))。そして、
これらの新たなデータを用いて新たなゲスト・カードが
発行される(ステップ(214))。このカード発行ルーチ
ンでは、新たなシーケンスNO.が作成される。また、図
示は省略されているが、カード発行ルーチン(ステップ
(214))はカード発行枚数だけ繰返される。
カード・データが読取られ(ステップ(211))、有効カ
ードかどうかが判定される(ステップ(212))。有効カ
ードであれば、表示器(12)にルームNO.が表示されると
ともに、新たなチェックアウト月、日、時およびカード
発行枚数を入力せよという指示が表示されるので、これ
らのデータが入力される(ステップ(213))。そして、
これらの新たなデータを用いて新たなゲスト・カードが
発行される(ステップ(214))。このカード発行ルーチ
ンでは、新たなシーケンスNO.が作成される。また、図
示は省略されているが、カード発行ルーチン(ステップ
(214))はカード発行枚数だけ繰返される。
カード再発行処理では、ルームNO.と発行枚数とがキー
入力され(ステップ(215))、RAMのルーム・データ
・エリアの該当するルームNO.の記憶場所に記憶されて
いるチェックアウト日時等のデータを用いてそのルーム
NO.について新たなゲスト・カードが発行される(ステ
ップ(216))。このカード発行ルーチンにおいても、新
たなシーケンスNO.が作成され、発行されるカードにエ
ンコードされるとともにルーム・データ・エリア内の該
当する場所に記憶される。また、このカード発行ルーチ
ンは発行されるカード枚数だけ繰返される。
入力され(ステップ(215))、RAMのルーム・データ
・エリアの該当するルームNO.の記憶場所に記憶されて
いるチェックアウト日時等のデータを用いてそのルーム
NO.について新たなゲスト・カードが発行される(ステ
ップ(216))。このカード発行ルーチンにおいても、新
たなシーケンスNO.が作成され、発行されるカードにエ
ンコードされるとともにルーム・データ・エリア内の該
当する場所に記憶される。また、このカード発行ルーチ
ンは発行されるカード枚数だけ繰返される。
カード再発行によって新たなゲスト・カードが発行され
たときには、この新たなゲスト・カードを用いて、ただ
ちに、該当する部屋のカード・ロック装置(70)を少なく
とも1回解錠することにより、カード・ロック装置(70)
側のシーケンスNO.を更新しておく必要がある。
たときには、この新たなゲスト・カードを用いて、ただ
ちに、該当する部屋のカード・ロック装置(70)を少なく
とも1回解錠することにより、カード・ロック装置(70)
側のシーケンスNO.を更新しておく必要がある。
チェックアウト変更およびカード再発行において新たな
カードが発行されると、新たなカード発行に関するデー
タが集計プリンタ(11)によって印字される。
カードが発行されると、新たなカード発行に関するデー
タが集計プリンタ(11)によって印字される。
(3.13)集計処理 第17図は、第14図ステップ(196)の集計処理を示す
ものである。集計処理には、RAMの集計エリアに記憶
されている発行済カードの種類と枚数を印字する発行済
カード記録処理と、ルーム・データ・エリアに記憶され
ているデータにもとづいて空の部屋のリストを作成する
ルーム・ベイカンシィ・リスト印字処理と、ルーム・デ
ータ・エリアに記憶されているデータにもとづいてすべ
ての部屋の状況を出力させるルーム・ステータス・リス
ト処理とがある。これらの処理もまた、表示器(12)の表
示にしたがって項目番号を用いて選択される(ステップ
(221)〜(224))。
ものである。集計処理には、RAMの集計エリアに記憶
されている発行済カードの種類と枚数を印字する発行済
カード記録処理と、ルーム・データ・エリアに記憶され
ているデータにもとづいて空の部屋のリストを作成する
ルーム・ベイカンシィ・リスト印字処理と、ルーム・デ
ータ・エリアに記憶されているデータにもとづいてすべ
ての部屋の状況を出力させるルーム・ステータス・リス
ト処理とがある。これらの処理もまた、表示器(12)の表
示にしたがって項目番号を用いて選択される(ステップ
(221)〜(224))。
発行済カード記録処理は、集計エリアのデータを単に印
字する処理と、これらのデータを印字するとともに集計
エリアをクリアする処理とに分けられ、クリア処理はM
Aカードのみによって行なわれる。
字する処理と、これらのデータを印字するとともに集計
エリアをクリアする処理とに分けられ、クリア処理はM
Aカードのみによって行なわれる。
発行済カード記録処理が選択されると(ステップ(22
2))、カード挿入口(14)に挿入されているACカードが
MAカードかそれとも他のカード(SMA、GAカー
ド)かが判定される(ステップ(225))。MAカードの
場合には、表示器(12)に集計エリアのクリアを含む処理
かどうかを選択させるための指示が表示されるので、ス
タッフはいずれか一方の項目を選択して入力する(ステ
ップ(226)(227))。
2))、カード挿入口(14)に挿入されているACカードが
MAカードかそれとも他のカード(SMA、GAカー
ド)かが判定される(ステップ(225))。MAカードの
場合には、表示器(12)に集計エリアのクリアを含む処理
かどうかを選択させるための指示が表示されるので、ス
タッフはいずれか一方の項目を選択して入力する(ステ
ップ(226)(227))。
集計エリアのクリアを含む処理が選択されると、集計エ
リアのデータ、すなわちGRカードを除く発行済のすべ
てのカードの種類と枚数、これらのカードが発行された
期間、およびクリアされた旨が集計プリンタ(11)によっ
て印字されるとともに、集計エリアがクリアされる(ス
テップ(228))。MAカードでない場合、およびクリア
を含む処理が選択されなかった場合には、発行済のカー
ドの種類と枚数およびこれらのカードが発行された期間
が集計プリンタ(11)によって印字される(ステップ(22
9))。
リアのデータ、すなわちGRカードを除く発行済のすべ
てのカードの種類と枚数、これらのカードが発行された
期間、およびクリアされた旨が集計プリンタ(11)によっ
て印字されるとともに、集計エリアがクリアされる(ス
テップ(228))。MAカードでない場合、およびクリア
を含む処理が選択されなかった場合には、発行済のカー
ドの種類と枚数およびこれらのカードが発行された期間
が集計プリンタ(11)によって印字される(ステップ(22
9))。
ルーム・ベイカンシィ・リスト印字処理が選択された場
合には、空の部屋(チェックアウト日時がそのときの日
時より過去のものである部屋)がルーム・データ・エリ
アから検索され、そのルームNO.がリスト化されてその
ときの日時とともに集計プリンタ(11)によって印字され
る(ステップ(231))。
合には、空の部屋(チェックアウト日時がそのときの日
時より過去のものである部屋)がルーム・データ・エリ
アから検索され、そのルームNO.がリスト化されてその
ときの日時とともに集計プリンタ(11)によって印字され
る(ステップ(231))。
ルーム・ステータス・リスト印字処理が選択された場合
には、ルーム・データ・エリアからすべての部屋のルー
ムNO.とチェックアウト日時とが読出され、集計プリン
タ(11)によってそのときの日時とともに印字される(ス
テップ(232))。記憶されているチェックアウト日時が
そのときの日時よりも過去のものである場合には、その
チェックアウト日時を印字しないようにすることが好ま
しい。
には、ルーム・データ・エリアからすべての部屋のルー
ムNO.とチェックアウト日時とが読出され、集計プリン
タ(11)によってそのときの日時とともに印字される(ス
テップ(232))。記憶されているチェックアウト日時が
そのときの日時よりも過去のものである場合には、その
チェックアウト日時を印字しないようにすることが好ま
しい。
初期データ・エリアの時計データとルーム・データ・エ
リアのチェックアウト日時とを一定時間ごとに比較し
て、そのときの日時よりも過去のチェックアウト日時を
消去するようなルーチンを設けておけば、ステップ(23
1)(232)の印字処理において、チェックアウト日時をそ
のときの日時と比較して印字するかどうかを判定する必
要はなくなる。
リアのチェックアウト日時とを一定時間ごとに比較し
て、そのときの日時よりも過去のチェックアウト日時を
消去するようなルーチンを設けておけば、ステップ(23
1)(232)の印字処理において、チェックアウト日時をそ
のときの日時と比較して印字するかどうかを判定する必
要はなくなる。
(3.14)カード・データ・モニタ処理 カード・データ・モニタ処理(第14図ステップ(19
7))は、カードに記録されているデータを読取り、その
カード・データのうち可視情報としてよいものを表示器
(12)に表示する処理である。これは、カードの種類を判
別したい場合や、カード・データを知る必要がある場合
に有用である。GRカードを含む上述した13種類のす
べてのカードについてそのデータのモニタが可能であ
る。
7))は、カードに記録されているデータを読取り、その
カード・データのうち可視情報としてよいものを表示器
(12)に表示する処理である。これは、カードの種類を判
別したい場合や、カード・データを知る必要がある場合
に有用である。GRカードを含む上述した13種類のす
べてのカードについてそのデータのモニタが可能であ
る。
表示器(12)に「カードを挿入せよ」という指示が表示さ
れる。カードがカード発行口(13)に挿入されるとその磁
気ストライプに記録されているデータが読取られ、カー
ドの種類ごとに次のようなデータが表示器(12)に表示さ
れる。
れる。カードがカード発行口(13)に挿入されるとその磁
気ストライプに記録されているデータが読取られ、カー
ドの種類ごとに次のようなデータが表示器(12)に表示さ
れる。
GRカード GRカードあることのみ MA、SMAおよびGAカード MA、SMAまたはGAカードあること、およびスタッ
フ・コード エマージェンシィ、マスタ、ロックアウトおよびキャン
セリング・カード エマージェンシィ、マスタ、ロックアウトまたはキャン
セリング・カードあることのみ メイド・カード メイド・カードであること、およびルーム・レンジ(先
頭ルームNO.〜後尾ルームNO.) ゲスト・カードAおよびB ゲスト・カードAまたはBであること、発行日およびチ
ェックアウト月、日、時 メンテナンス・カード メンテナンス・カードであること、ルームNO.および発
行日 スタンバイ・カード スタンバイ・カードであることおよびルームNO. (3.15)ゲスト・カード以外のキー・カード発行処理 第18図は、第14図ステップ(198)のゲスト・カード
以外のアンロック・レベルの7種類のキー・カードを発
行する処理を示している。
フ・コード エマージェンシィ、マスタ、ロックアウトおよびキャン
セリング・カード エマージェンシィ、マスタ、ロックアウトまたはキャン
セリング・カードあることのみ メイド・カード メイド・カードであること、およびルーム・レンジ(先
頭ルームNO.〜後尾ルームNO.) ゲスト・カードAおよびB ゲスト・カードAまたはBであること、発行日およびチ
ェックアウト月、日、時 メンテナンス・カード メンテナンス・カードであること、ルームNO.および発
行日 スタンバイ・カード スタンバイ・カードであることおよびルームNO. (3.15)ゲスト・カード以外のキー・カード発行処理 第18図は、第14図ステップ(198)のゲスト・カード
以外のアンロック・レベルの7種類のキー・カードを発
行する処理を示している。
表示器(12)に、「項目を選択せよ」という指示に加え
て、7種類のカードの種類とそれらに対応する項目番号
とが表示されるので、この案内にしたがって、スタッフ
は発行を希望するカードの種類を「項目」キーとテンキ
ー(16)とを用いて入力することができる(ステップ(24
1))。入力された項目を表わすデータが解読され、それ
に応じたカード発行処理に進む(ステップ(242)〜(24
8))。
て、7種類のカードの種類とそれらに対応する項目番号
とが表示されるので、この案内にしたがって、スタッフ
は発行を希望するカードの種類を「項目」キーとテンキ
ー(16)とを用いて入力することができる(ステップ(24
1))。入力された項目を表わすデータが解読され、それ
に応じたカード発行処理に進む(ステップ(242)〜(24
8))。
エマージェンシィ・カードの発行が選択された場合に
は、表示器(12)に「発行枚数を入力せよ」と表示される
ので、発行枚数(たとえば最大9枚まで)がテンキー(1
6)を用いて入力され(ステップ(252))、この後、カー
ド発行ルーチンに進む(ステップ(259))。カード発行
ルーチンは第13図に示されたものである。エマージェ
ンシィ・カードに記録されるデータには、シーケンスN
O.およびサブ・シーケンスNO.があるが、これらのNO.は
RAMのシーケンスNO.エリアに前回のものが記録され
ている場合にはそれを用いて、前回のものが存在しない
場合には乱数等から生成される。新たなシーケンスNO.
はRAMのシーケンスNO.エリアに登録される。また、
カードの発行後、集計プリンタ(11)によって、第22図
(C)に示されるように、エマージェンシィ・カードが
発行されたこと、このカードの発行のために使用された
オーソライゼーション・カードの種類と発行を担当した
スタッフのコード、およ発行日時が印字される。このカ
ード発行ルーチンは、入力された発行枚数の回数だけ繰
返される。
は、表示器(12)に「発行枚数を入力せよ」と表示される
ので、発行枚数(たとえば最大9枚まで)がテンキー(1
6)を用いて入力され(ステップ(252))、この後、カー
ド発行ルーチンに進む(ステップ(259))。カード発行
ルーチンは第13図に示されたものである。エマージェ
ンシィ・カードに記録されるデータには、シーケンスN
O.およびサブ・シーケンスNO.があるが、これらのNO.は
RAMのシーケンスNO.エリアに前回のものが記録され
ている場合にはそれを用いて、前回のものが存在しない
場合には乱数等から生成される。新たなシーケンスNO.
はRAMのシーケンスNO.エリアに登録される。また、
カードの発行後、集計プリンタ(11)によって、第22図
(C)に示されるように、エマージェンシィ・カードが
発行されたこと、このカードの発行のために使用された
オーソライゼーション・カードの種類と発行を担当した
スタッフのコード、およ発行日時が印字される。このカ
ード発行ルーチンは、入力された発行枚数の回数だけ繰
返される。
マスター・カード、ロックアウト・カードおよびキャン
セリング・カードの発行の処理手順も、エマージェンシ
ィ・カード発行のそれと全く同じである(ステップ(25
3)、(256)、(257)および(259))。
セリング・カードの発行の処理手順も、エマージェンシ
ィ・カード発行のそれと全く同じである(ステップ(25
3)、(256)、(257)および(259))。
メイド・カードの発行の場合には、発行枚数に加えて、
カード・データとしてルーム・レンジ(先頭ルームN
O.、後尾ルームNO.)がキー入力され(ステップ(25
4))、この後、カード発行ルーチンに進む(ステップ(2
59))。メイド・カード発行のために必要なメイド・カ
ード特有のデータとしてはタイム・ゾーンがあるが、こ
のデータはRAMの初期データ・エリアにあらかじめス
トアされているのでこれが用いられる。シーケンスNO.
は一般的には前回のものを用いて作成される。新たなシ
ーケンスNO.は発行されるカードに記録されるのはもち
ろんのこと、RAMのシーケンスNO.エリアに登録され
る。カード発行後、集計プリンタ(11)によって印字され
たカード発行記録の一例が第22図(D)に示されてい
る。
カード・データとしてルーム・レンジ(先頭ルームN
O.、後尾ルームNO.)がキー入力され(ステップ(25
4))、この後、カード発行ルーチンに進む(ステップ(2
59))。メイド・カード発行のために必要なメイド・カ
ード特有のデータとしてはタイム・ゾーンがあるが、こ
のデータはRAMの初期データ・エリアにあらかじめス
トアされているのでこれが用いられる。シーケンスNO.
は一般的には前回のものを用いて作成される。新たなシ
ーケンスNO.は発行されるカードに記録されるのはもち
ろんのこと、RAMのシーケンスNO.エリアに登録され
る。カード発行後、集計プリンタ(11)によって印字され
たカード発行記録の一例が第22図(D)に示されてい
る。
メンテナンス・カード発行の場合には、ルームNO.のみ
がキー入力される(ステップ(255))。このカードは1
部屋について1枚しか発行できないので発行枚数をキー
入力する必要はない。カード発行ルーチン(ステップ(2
59)、第13図)において、カードに記録される今回の
シーケンスNO.は、RAMのルーム・データ・エリア内
の該当するルームNO.の記憶場所に記憶されている前回
のシーケンスNO.を用いて作成される。この新たなシー
ケンスNO.がルーム・データ・エリアの該当するルームN
O.の記憶場所に記憶されることによりRAM上のシーケ
ンスNO.も更新される。また、発行されるメンテナンス
・カードの表面上には、ゲスト・カードの場合と同じよ
うに(印字有の場合)、ルームNO.とカード発行日と
が、カード・リーダ&プリンタ・ユニット(22)のプリン
タによって印字される(第13図ステップ(176)(17
7))。メンテナンス・カードの発行時に集計プリンタに
よって印字されるカード発行記録の一例が第22図
(E)に示されている。
がキー入力される(ステップ(255))。このカードは1
部屋について1枚しか発行できないので発行枚数をキー
入力する必要はない。カード発行ルーチン(ステップ(2
59)、第13図)において、カードに記録される今回の
シーケンスNO.は、RAMのルーム・データ・エリア内
の該当するルームNO.の記憶場所に記憶されている前回
のシーケンスNO.を用いて作成される。この新たなシー
ケンスNO.がルーム・データ・エリアの該当するルームN
O.の記憶場所に記憶されることによりRAM上のシーケ
ンスNO.も更新される。また、発行されるメンテナンス
・カードの表面上には、ゲスト・カードの場合と同じよ
うに(印字有の場合)、ルームNO.とカード発行日と
が、カード・リーダ&プリンタ・ユニット(22)のプリン
タによって印字される(第13図ステップ(176)(17
7))。メンテナンス・カードの発行時に集計プリンタに
よって印字されるカード発行記録の一例が第22図
(E)に示されている。
スタンバイ・カードの発行の処理手順も、メンテナンス
・カード発行のそれとほとんど同じである(ステップ(2
58)(259))。スタンバイ・カードの発行も原則的には1
ルーム当り1枚である。ただ、スタンバイ・カードには
他のキー・カードと同じようなシーケンスNO.は必要で
はなく、一定のやり方によって(たとえば発行日付をパ
ラメータとした演算式を用いて)スタンバイ・シーケン
スNO.が作成され、発行されるスタンバイ・カードに記
録される。このスタンバイ・シーケンスNO.の作成の仕
方はカード・ロック装置(70)にもプログラムされている
ので、カード・ロック装置(70)側でも正規のスタンバイ
・シーケンスNO.かどうかをチェックすることができ
る。スタンバイ・カード表面上へのルームNO.等の印字
は行なわれないが(第13図ステップ(176)(177)に対
応)、行なうようにしてもよい。
・カード発行のそれとほとんど同じである(ステップ(2
58)(259))。スタンバイ・カードの発行も原則的には1
ルーム当り1枚である。ただ、スタンバイ・カードには
他のキー・カードと同じようなシーケンスNO.は必要で
はなく、一定のやり方によって(たとえば発行日付をパ
ラメータとした演算式を用いて)スタンバイ・シーケン
スNO.が作成され、発行されるスタンバイ・カードに記
録される。このスタンバイ・シーケンスNO.の作成の仕
方はカード・ロック装置(70)にもプログラムされている
ので、カード・ロック装置(70)側でも正規のスタンバイ
・シーケンスNO.かどうかをチェックすることができ
る。スタンバイ・カード表面上へのルームNO.等の印字
は行なわれないが(第13図ステップ(176)(177)に対
応)、行なうようにしてもよい。
これらのキー・カードの発行が終了すると、発行したカ
ードの種類と枚数がRAMの集計エリアに記憶される。
ードの種類と枚数がRAMの集計エリアに記憶される。
(3.16)SMAカードおよびGAカードを用いた処理 SMAカードを用いたカード発行コンソールにおける処
理が第19図に示されている。この図において、第14
図に示すMAカードを用いた処理におけるものと同じ機
能のステップには同一符号が付けられている。SMAカ
ードを用いては、ゲスト・カード発行処理(ステップ(1
94))、ルーム・キャンセル処理(ステップ(195))、集
計処理(ステップ(196))、カード・データ・モニタ処
理(ステップ(197))およびメイド・カード発行処理
(ステップ(263))が可能である。前4つの処理は上述
した通りである。
理が第19図に示されている。この図において、第14
図に示すMAカードを用いた処理におけるものと同じ機
能のステップには同一符号が付けられている。SMAカ
ードを用いては、ゲスト・カード発行処理(ステップ(1
94))、ルーム・キャンセル処理(ステップ(195))、集
計処理(ステップ(196))、カード・データ・モニタ処
理(ステップ(197))およびメイド・カード発行処理
(ステップ(263))が可能である。前4つの処理は上述
した通りである。
スタッフがファンクション・スイッチ中の「他の機能」
スイッチを押すと(ステップ(188))、表示器(12)に、
「メイド・カード発行を選択せよ」という指示とその項
目番号が表示されるので、スタッフがこの番号をテンキ
ー(16)により入力すると(ステップ(261)(262))、メイ
ド・カード発行処理(ステップ(263))に進む。このメ
イド・カード発行処理は、第18図ステップ(254)(259)
の処理と同じである。
スイッチを押すと(ステップ(188))、表示器(12)に、
「メイド・カード発行を選択せよ」という指示とその項
目番号が表示されるので、スタッフがこの番号をテンキ
ー(16)により入力すると(ステップ(261)(262))、メイ
ド・カード発行処理(ステップ(263))に進む。このメ
イド・カード発行処理は、第18図ステップ(254)(259)
の処理と同じである。
第20図は、GAカードを用いた処理を示している。G
Aカードを用いては、ゲスト・カード発行処理、ルーム
・キャンセル処理、集計処理およびカード・データ・モ
ニタ処理しか行なうことはできない。第20図に、第1
4図および第19図に示すものと同じ処理については同
一符号を付けて説明を省略する。
Aカードを用いては、ゲスト・カード発行処理、ルーム
・キャンセル処理、集計処理およびカード・データ・モ
ニタ処理しか行なうことはできない。第20図に、第1
4図および第19図に示すものと同じ処理については同
一符号を付けて説明を省略する。
SMAおよびGAのいずれを用いた場合にも、これらの
カードのカード・データ中のスタッフ秘密コードとキー
入力されたスタッフ秘密コードとが一致するかどうかの
チェック、およびこれらのカードのスタッフ・コードお
よびスタッフ秘密コードがRAMの発行AC登録エリア
に登録されているものと一致するかどうかのチェックが
行なわれることにより、これらのカードを所有するスタ
ッフがその資格を持つ者であるかどうかの確認およびこ
れらのカードの有効性の確認が行なわれるのはいうまで
もない(ステップ(181)(182))。これによりゲスト・カ
ード発行等について高い保安性が維持される。
カードのカード・データ中のスタッフ秘密コードとキー
入力されたスタッフ秘密コードとが一致するかどうかの
チェック、およびこれらのカードのスタッフ・コードお
よびスタッフ秘密コードがRAMの発行AC登録エリア
に登録されているものと一致するかどうかのチェックが
行なわれることにより、これらのカードを所有するスタ
ッフがその資格を持つ者であるかどうかの確認およびこ
れらのカードの有効性の確認が行なわれるのはいうまで
もない(ステップ(181)(182))。これによりゲスト・カ
ード発行等について高い保安性が維持される。
(3.17)データ入力装置の構成 第23図はデータ入力装置(50)の外観を示している。デ
ータ入力装置(50)は持ち運びに便利なようにコンパクト
につくられており、かつ操作を容易にするためにキーの
数も少ない。データ入力装置(50)の表面には、小さな表
示器(51)、キーボード(52)および電源スイッチ(53)が設
けられており、バッテリィ(第24図符号(63))が内蔵
されている。また、カード発行コンソール(親機)(10)
またはカード・ロック装置(70)に接続するためのコネク
タ(54)が、装置(50)から外に引出されたケーブルの先端
に設けられている。このケーブルにはデータ・バスと電
源ラインとが含まれている。キーボード(52)にはテンキ
ーおよびファンクション・キー(第24図符号(61)(6
2))が含まれている。
ータ入力装置(50)は持ち運びに便利なようにコンパクト
につくられており、かつ操作を容易にするためにキーの
数も少ない。データ入力装置(50)の表面には、小さな表
示器(51)、キーボード(52)および電源スイッチ(53)が設
けられており、バッテリィ(第24図符号(63))が内蔵
されている。また、カード発行コンソール(親機)(10)
またはカード・ロック装置(70)に接続するためのコネク
タ(54)が、装置(50)から外に引出されたケーブルの先端
に設けられている。このケーブルにはデータ・バスと電
源ラインとが含まれている。キーボード(52)にはテンキ
ーおよびファンクション・キー(第24図符号(61)(6
2))が含まれている。
第24図は、データ入力装置(50)の電気的な構成を示し
ている。制御装置(60)はMPU(マイクロプロセッサ)
とメモリとから構成され、これに、上述のテンキー(6
1)、ファンクションキー(62)(キーボード(52))、表示
器(51)およびコネクタ(54)が接続されている。
ている。制御装置(60)はMPU(マイクロプロセッサ)
とメモリとから構成され、これに、上述のテンキー(6
1)、ファンクションキー(62)(キーボード(52))、表示
器(51)およびコネクタ(54)が接続されている。
バッテリィ(63)は装置(50)の動作電力を供給するもので
ある。
ある。
第25図は、制御装置(60)のメモリに記憶されるデータ
を示している。メモリには、初期データを記憶するエリ
ア、ルームNO.を記憶するエリアおよび初期データ・セ
ット済ルームNO.、登録エリアが設けられている。初期
データ・エリアには、カード発行コンソール(10)から転
送された初期データが記憶され、これにはホテル・コー
ド、時計(年、月、日、時、分、秒)、解錠時間(秒)
およびチェックアウト時間オード許容時間(分)があ
る。時計データは、制御装置(60)のCPUによって時間
の経過とともに更新されていく。ルームNO.エリアに
は、テンキー(61)によって入力されたルームNO.が記憶
される。データ入力装置(50)の主な機能は、カード発行
コンソール(10)から転送された初期データおよびキー入
力されたルームNO.を、そのルームNO.に対応するカード
・ロック装置(70)のメモリに書込むことである。これを
初期データ・セット処理という。初期データ・セット済
ルームNO.登録エリアには、このような初期データ・セ
ット処理の終了したルームNO.が主に記憶される。この
エリアには、他の処理(後述するシーケンスNO.クリア
処理など)が終了した旨のデータ等もまた記憶される。
を示している。メモリには、初期データを記憶するエリ
ア、ルームNO.を記憶するエリアおよび初期データ・セ
ット済ルームNO.、登録エリアが設けられている。初期
データ・エリアには、カード発行コンソール(10)から転
送された初期データが記憶され、これにはホテル・コー
ド、時計(年、月、日、時、分、秒)、解錠時間(秒)
およびチェックアウト時間オード許容時間(分)があ
る。時計データは、制御装置(60)のCPUによって時間
の経過とともに更新されていく。ルームNO.エリアに
は、テンキー(61)によって入力されたルームNO.が記憶
される。データ入力装置(50)の主な機能は、カード発行
コンソール(10)から転送された初期データおよびキー入
力されたルームNO.を、そのルームNO.に対応するカード
・ロック装置(70)のメモリに書込むことである。これを
初期データ・セット処理という。初期データ・セット済
ルームNO.登録エリアには、このような初期データ・セ
ット処理の終了したルームNO.が主に記憶される。この
エリアには、他の処理(後述するシーケンスNO.クリア
処理など)が終了した旨のデータ等もまた記憶される。
データ入力装置(50)の動作モードを簡単に説明してお
く。動作モードは、ファンクション・キーのうちの
「A」〜「D」のキーによって設定される。
く。動作モードは、ファンクション・キーのうちの
「A」〜「D」のキーによって設定される。
初期データ・セット・モード(D) 初期データをカード発行コンソールから受取り、初期デ
ータとルームNO.とをカード・ロック装置のメモリに書
込む。初期データをカード発行コンソールから受取る処
理(初期データ入力、D−01)、初期データとルームN
O.とをカード・ロック装置に供給する処理(初期データ
出力、D−02)および初期データ・セット済ルームNO.
をカード発行コンソールに報告する処理(ルームNO.印
字、D−03)がある。ここでDはファンクション・キー
「D」によって、01、02、03はテンキーによって設定され
ることを意味する。たとえば、初期データ出力処理は、
ファンクション・キー「D」とテンキー「0」および
「2」をこの順に押すことにより設定される。
ータとルームNO.とをカード・ロック装置のメモリに書
込む。初期データをカード発行コンソールから受取る処
理(初期データ入力、D−01)、初期データとルームN
O.とをカード・ロック装置に供給する処理(初期データ
出力、D−02)および初期データ・セット済ルームNO.
をカード発行コンソールに報告する処理(ルームNO.印
字、D−03)がある。ここでDはファンクション・キー
「D」によって、01、02、03はテンキーによって設定され
ることを意味する。たとえば、初期データ出力処理は、
ファンクション・キー「D」とテンキー「0」および
「2」をこの順に押すことにより設定される。
リード・モード(A) カード・ロック装置のメモリに記憶されているデータを
読取って、表示器(51)に表示する。このモードはファン
クション・キー「A」によって設定される。
読取って、表示器(51)に表示する。このモードはファン
クション・キー「A」によって設定される。
ライト・モード(B) カード・ロック装置のメモリに記憶されている所定のデ
ータを変更する。このモードは、ファンクション・キー
「B」によって設定される。
ータを変更する。このモードは、ファンクション・キー
「B」によって設定される。
クリア・モード(C) カード・ロック装置のメモリに記憶されているすべての
または所定のシーケンスNO.をクリアする。このモード
は、ファンクション・キー「C」によって設定される。
または所定のシーケンスNO.をクリアする。このモード
は、ファンクション・キー「C」によって設定される。
バック・アップ・モード データ入力装置(50)のバッテリィ(63)の電力をカード・
ロック装置(70)に供給する。データ入力装置(50)のコネ
クタ(54)がカード・ロック装置(70)のコネクタ(83)(第
27図参照)に接続されているときはいつでもこのモー
ドになる。
ロック装置(70)に供給する。データ入力装置(50)のコネ
クタ(54)がカード・ロック装置(70)のコネクタ(83)(第
27図参照)に接続されているときはいつでもこのモー
ドになる。
バック・アップ・モードは、カード・ロック装置(70)の
バッテリィ(88)(第27図参照)を交換しているときに
カード・ロック装置(70)のメモリのデータが消去されて
しまうのを防止するためのものである。
バッテリィ(88)(第27図参照)を交換しているときに
カード・ロック装置(70)のメモリのデータが消去されて
しまうのを防止するためのものである。
(3.18)カード・ロック装置の構成 第26図は、ホテルの部屋のドア(80)に取付けられたカ
ード・ロック装置(70)の外観を、第27図はカード・ロ
ック装置(70)の電気的構成をそれぞれ示している。
ード・ロック装置(70)の外観を、第27図はカード・ロ
ック装置(70)の電気的構成をそれぞれ示している。
第26図を参照して、ドア(80)の施錠のために、デッド
・ボルト(71)とラッチ・ボルト(72)とが設けられてい
る。デッド・ボルト(71)はドア(80)の内側に設けられた
デッド・ボルト施錠用小ノブ(図示略)によって、鎖線
で示されているように、機械的に進出位置に動かされ
る。これがデッド・ボルトによる施錠(ロック)状態
(位置)である。もちろん、デッド・ボルト(71)は、こ
の小ノブによって機械的に退入位置(解錠(アンロッ
ク)状態(位置))にも動かされる。デッド・ボルト(7
1)は、それが施錠位置にあるときには、後述するよう
に、特定のキー・カードによってのみ電気的に解錠位置
にもたらされる。デッド・ボルト(71)が施錠位置にある
ことはデッド・ボルト・センサ(87)(第27図参照)に
よって検知される。
・ボルト(71)とラッチ・ボルト(72)とが設けられてい
る。デッド・ボルト(71)はドア(80)の内側に設けられた
デッド・ボルト施錠用小ノブ(図示略)によって、鎖線
で示されているように、機械的に進出位置に動かされ
る。これがデッド・ボルトによる施錠(ロック)状態
(位置)である。もちろん、デッド・ボルト(71)は、こ
の小ノブによって機械的に退入位置(解錠(アンロッ
ク)状態(位置))にも動かされる。デッド・ボルト(7
1)は、それが施錠位置にあるときには、後述するよう
に、特定のキー・カードによってのみ電気的に解錠位置
にもたらされる。デッド・ボルト(71)が施錠位置にある
ことはデッド・ボルト・センサ(87)(第27図参照)に
よって検知される。
ラッチ・ボルト(72)は外側ノブ(75)および内側ノブ(図
示略)と連動しており、これらは、カード・ロック装置
(70)に内蔵されたソレノイド(85)(第27図参照)によ
ってのみ駆動される。ソレノイド(85)は2つの静止位置
をとる。一方は解錠位置であり、他方は施錠位置であ
る。たとえば、ソレノイド(85)の一方の入力端子に正、
他方の入力端子に負の電圧が印加されたときにカード・
ロック装置(70)が解錠され、逆向きの電圧が印加された
ときに施錠される。ソレノイド(85)は後述するようにキ
ー・カードの有効性のチェックの結果に応じて駆動され
る。解錠されたときには、ラッチ・ボルト(72)は外側ノ
ブ(75)または内側ノブを手で回すことによって退入位置
にもたらされるが、施錠されたときにはこれらのノブは
回転不可能であり、ラッチ・ボルト(72)は進出位置に保
たれる。ガード・ボルト(73)はラッチ・ボルト(72)と連
動する。キー・カードを用いて電気的に解錠されるとき
には、ソレノイド(85)によってデッド・ボルト(71)もま
た退入位置にもたらされる。ソレノイド(85)が上記の2
つの静止位置のいずれかにあることはソレノイド・セン
サ(86)(第27図参照)によって検知される。このカー
ド・ロック装置(70)は、ドア(80)が閉じられると自動的
に施錠状態となる。
示略)と連動しており、これらは、カード・ロック装置
(70)に内蔵されたソレノイド(85)(第27図参照)によ
ってのみ駆動される。ソレノイド(85)は2つの静止位置
をとる。一方は解錠位置であり、他方は施錠位置であ
る。たとえば、ソレノイド(85)の一方の入力端子に正、
他方の入力端子に負の電圧が印加されたときにカード・
ロック装置(70)が解錠され、逆向きの電圧が印加された
ときに施錠される。ソレノイド(85)は後述するようにキ
ー・カードの有効性のチェックの結果に応じて駆動され
る。解錠されたときには、ラッチ・ボルト(72)は外側ノ
ブ(75)または内側ノブを手で回すことによって退入位置
にもたらされるが、施錠されたときにはこれらのノブは
回転不可能であり、ラッチ・ボルト(72)は進出位置に保
たれる。ガード・ボルト(73)はラッチ・ボルト(72)と連
動する。キー・カードを用いて電気的に解錠されるとき
には、ソレノイド(85)によってデッド・ボルト(71)もま
た退入位置にもたらされる。ソレノイド(85)が上記の2
つの静止位置のいずれかにあることはソレノイド・セン
サ(86)(第27図参照)によって検知される。このカー
ド・ロック装置(70)は、ドア(80)が閉じられると自動的
に施錠状態となる。
さらに、ドア(80)の外側面にはキー・カードの走査溝(7
4)が形成されている。この走査溝(74)の両側に緑の表示
灯(76)と赤の表示灯(77)とが設けられている。緑表示灯
(76)は主に、カード・ロック装置(70)が解錠状態にある
ときに点灯する。またこの表示灯(76)はバッテリィ(88)
(第27図参照)のチェック結果を表わすのにも用いら
れる。赤表示灯(77)は、キー・カードの有効性のチェッ
クの結果、解錠できないキー・カードであると判定され
た場合に点灯する。
4)が形成されている。この走査溝(74)の両側に緑の表示
灯(76)と赤の表示灯(77)とが設けられている。緑表示灯
(76)は主に、カード・ロック装置(70)が解錠状態にある
ときに点灯する。またこの表示灯(76)はバッテリィ(88)
(第27図参照)のチェック結果を表わすのにも用いら
れる。赤表示灯(77)は、キー・カードの有効性のチェッ
クの結果、解錠できないキー・カードであると判定され
た場合に点灯する。
キー・カード走査溝(74)の内側にはカード・リーダ(82)
(第27図参照)が設けられている。第26図では図示
は省略されているが、このカード・ロック装置(70)に
は、データ入力装置(50)のコネクタ(54)に接続されるコ
ネクタ(83)が設けられているとともに、第27図に示さ
れるような、制御回路(81)、バッテリィ(88)、バッテリ
ィ・チェック回路(89)、上述したソレノイド(85)、その
駆動回路(84)およびセンサ(86)(87)が内蔵されている。
(第27図参照)が設けられている。第26図では図示
は省略されているが、このカード・ロック装置(70)に
は、データ入力装置(50)のコネクタ(54)に接続されるコ
ネクタ(83)が設けられているとともに、第27図に示さ
れるような、制御回路(81)、バッテリィ(88)、バッテリ
ィ・チェック回路(89)、上述したソレノイド(85)、その
駆動回路(84)およびセンサ(86)(87)が内蔵されている。
第27図において、制御回路(81)はMPU(マイクロプ
ロセッサ)およびメモリを含んでいる。そして、この制
御回路(81)に上述のカード・リーダ(82)、表示灯(76)(7
7)、コネクタ(83)、ソレノイド(85)、ソレノイド駆動回
路(84)、センサ(86)(87)およびバッテリィ・チェック回
路(89)が接続され、これらの回路はバッテリィ(88)の供
給電力により作動する。バッテリィ・チェック回路(89)
は、バッテリィ(88)の出力電圧が一定値以下になったか
どうかを検査するものであり、それ自体は公知の回路を
用いることができる。一定値とは、カード・ロック装置
(70)に供給すべき正常な電圧以下の電圧を意味するの
が、もちろん余裕をもって定められる。
ロセッサ)およびメモリを含んでいる。そして、この制
御回路(81)に上述のカード・リーダ(82)、表示灯(76)(7
7)、コネクタ(83)、ソレノイド(85)、ソレノイド駆動回
路(84)、センサ(86)(87)およびバッテリィ・チェック回
路(89)が接続され、これらの回路はバッテリィ(88)の供
給電力により作動する。バッテリィ・チェック回路(89)
は、バッテリィ(88)の出力電圧が一定値以下になったか
どうかを検査するものであり、それ自体は公知の回路を
用いることができる。一定値とは、カード・ロック装置
(70)に供給すべき正常な電圧以下の電圧を意味するの
が、もちろん余裕をもって定められる。
第28図は制御回路(81)のメモリの一部を示している。
このメモリには後述する解錠処理のプログラムが内蔵さ
れているが、その他にこの図に示すようなデータを記録
するエリアがある。メモリに記憶される主なデータに
は、初期データ、ルームNO.、キー・カードから読取っ
たデータ(カード・リード・データ)およびシーケンス
NO.がある。初期データには、ホテル・コード、時計、
解錠時間およびチェック・アウト時間オーバ許容時間が
あり、これらのデータはデータ入力装置(50)から入力さ
れる。時計データはMPUにより時間の経過とともに更
新されていく。ルームNO.はこのカード・ロック装置が
設けられている部屋のルームNO.であり、これもデータ
入力装置(50)から入力される。シーケンスNO.として
は、上述したアンロック・レベルの8種類のキー・カー
ド(ゲスト・カードはAまたはBのいずれか一方であ
る)のシーケンスNO.が記憶される。この他にメモリに
は、ロックアウト・フラグおよびメンテナンス・カード
使用済フラグとして用いられるエリアがある。
このメモリには後述する解錠処理のプログラムが内蔵さ
れているが、その他にこの図に示すようなデータを記録
するエリアがある。メモリに記憶される主なデータに
は、初期データ、ルームNO.、キー・カードから読取っ
たデータ(カード・リード・データ)およびシーケンス
NO.がある。初期データには、ホテル・コード、時計、
解錠時間およびチェック・アウト時間オーバ許容時間が
あり、これらのデータはデータ入力装置(50)から入力さ
れる。時計データはMPUにより時間の経過とともに更
新されていく。ルームNO.はこのカード・ロック装置が
設けられている部屋のルームNO.であり、これもデータ
入力装置(50)から入力される。シーケンスNO.として
は、上述したアンロック・レベルの8種類のキー・カー
ド(ゲスト・カードはAまたはBのいずれか一方であ
る)のシーケンスNO.が記憶される。この他にメモリに
は、ロックアウト・フラグおよびメンテナンス・カード
使用済フラグとして用いられるエリアがある。
第29図は、ソレノイド(85)の通常の動作を示してい
る。ソレノイド(85)は通常は施錠状態にある。キー・カ
ードの有効性チェックの結果、解錠と判断された場合に
はソレノイド(85)に通電され、施錠状態から解錠状態に
移行する。通電時間は100(msec)程度である。そし
て、一定の解錠時間が経過すると、今度はソレノイド(8
5)に逆向きの電流が流され、解錠状態から施錠状態に戻
ってしまう。したがって、部屋に入る者はこの解錠時間
の間に部屋に入らなければならない。解錠時間経過後は
カード・ロック装置(70)は施錠状態となるので、もう一
度キー・カードの走査を行なわなければならない。解錠
時間とは、キー・カードの使用によってカード・ロック
装置が解錠状態を維持する時間であり、上述のように数
秒から10秒程度に設定される(カード発行コンソール
における初期設定)。
る。ソレノイド(85)は通常は施錠状態にある。キー・カ
ードの有効性チェックの結果、解錠と判断された場合に
はソレノイド(85)に通電され、施錠状態から解錠状態に
移行する。通電時間は100(msec)程度である。そし
て、一定の解錠時間が経過すると、今度はソレノイド(8
5)に逆向きの電流が流され、解錠状態から施錠状態に戻
ってしまう。したがって、部屋に入る者はこの解錠時間
の間に部屋に入らなければならない。解錠時間経過後は
カード・ロック装置(70)は施錠状態となるので、もう一
度キー・カードの走査を行なわなければならない。解錠
時間とは、キー・カードの使用によってカード・ロック
装置が解錠状態を維持する時間であり、上述のように数
秒から10秒程度に設定される(カード発行コンソール
における初期設定)。
(3.19)データ入力装置を用いた初期データ入出力処理 第30図はデータ入力装置(50)の動作、とくにそのMP
Uの処理手順を示している。第31図は、カード発行コ
ンソール(10)におけるデータ入力装置を用いたデータ入
出力処理(第14図ステップ(199))を示している。
Uの処理手順を示している。第31図は、カード発行コ
ンソール(10)におけるデータ入力装置を用いたデータ入
出力処理(第14図ステップ(199))を示している。
まず、初期データをカード発行コンソール(10)からデー
タ入力装置(50)に転送し、この初期データおよびルーム
NO.をデータ入力装置(50)から各部屋のカード・ロック
装置(70)に書込む初期データ・セット処理について説明
する。この処理は、各部屋にカード・ロック装置を設置
したとき、カード・ロック装置を交換したとき、初期デ
ータを全面的に変更したいときなどに行なわれる。
タ入力装置(50)に転送し、この初期データおよびルーム
NO.をデータ入力装置(50)から各部屋のカード・ロック
装置(70)に書込む初期データ・セット処理について説明
する。この処理は、各部屋にカード・ロック装置を設置
したとき、カード・ロック装置を交換したとき、初期デ
ータを全面的に変更したいときなどに行なわれる。
MAカードをもつスタッフは、データ入力装置(50)のコ
ネクタ(54)をカード発行コンソール(親機)(10)のコネ
クタ(24)に接続する。これによりデータ入力装置(50)の
制御装置(60)とコンソール(10)の制御装置(20)とはバス
接続される。またスタッフはデータ入力装置(50)の電源
スイッチ(53)をオンとする。
ネクタ(54)をカード発行コンソール(親機)(10)のコネ
クタ(24)に接続する。これによりデータ入力装置(50)の
制御装置(60)とコンソール(10)の制御装置(20)とはバス
接続される。またスタッフはデータ入力装置(50)の電源
スイッチ(53)をオンとする。
次にスタッフは、第14図に示された処理手順にしたが
って、カード発行コンソール(10)においてデータ入力装
置を用いた入出力処理の項目番号をキー入力する。する
と、第14図ステップ(199)から第31図のルーチンに
移る。カード発行コンソール(10)の表示器(12)に、デー
タ入力装置への初期データ転送かデータ入力装置からの
データの読出しかいずれかを選択せよという指示が与え
られるので、スタッフは初期データ転送を選択する(第
31図ステップ(301)から(302)に進む)。また、スタッ
フはデータ入力装置(50)において、ファンクション・キ
ー「D」とテンキー「0」と「1」とにより初期データ
・セット・モードの初期データ入力処理を設定しておく
(第30図(271)でコネクタ接続が確認されたのちステ
ップ(272)(273)に進む)。
って、カード発行コンソール(10)においてデータ入力装
置を用いた入出力処理の項目番号をキー入力する。する
と、第14図ステップ(199)から第31図のルーチンに
移る。カード発行コンソール(10)の表示器(12)に、デー
タ入力装置への初期データ転送かデータ入力装置からの
データの読出しかいずれかを選択せよという指示が与え
られるので、スタッフは初期データ転送を選択する(第
31図ステップ(301)から(302)に進む)。また、スタッ
フはデータ入力装置(50)において、ファンクション・キ
ー「D」とテンキー「0」と「1」とにより初期データ
・セット・モードの初期データ入力処理を設定しておく
(第30図(271)でコネクタ接続が確認されたのちステ
ップ(272)(273)に進む)。
以上の項目やモードの設定によって、カード発行コンソ
ール(10)ではそのRAMに記憶されている初期データの
うちホテル・コード、時計、解錠時間およびチェックア
ウト時間オーバ許容時間が読出され、データ入力装置(5
0)に転送される(第31図ステップ(303))。データ入
力装置(50)では転送されてきた初期データがそのメモリ
の初期データ・エリアに記憶される(第30図(ステッ
プ(274))。これは、たとえばDMA転送などにより行
なわれる。また、表示器(51)にデータ・セットが終了し
たことが表示される。これで、初期データがカード発行
コンソール(10)からデータ入力装置(50)に与えられたこ
とになる。スタッフはデータ入力装置(50)の電源をオフ
しかつカード発行コンソール(10)との接続を切離す。
ール(10)ではそのRAMに記憶されている初期データの
うちホテル・コード、時計、解錠時間およびチェックア
ウト時間オーバ許容時間が読出され、データ入力装置(5
0)に転送される(第31図ステップ(303))。データ入
力装置(50)では転送されてきた初期データがそのメモリ
の初期データ・エリアに記憶される(第30図(ステッ
プ(274))。これは、たとえばDMA転送などにより行
なわれる。また、表示器(51)にデータ・セットが終了し
たことが表示される。これで、初期データがカード発行
コンソール(10)からデータ入力装置(50)に与えられたこ
とになる。スタッフはデータ入力装置(50)の電源をオフ
しかつカード発行コンソール(10)との接続を切離す。
スタッフはこのデータ入力装置(50)を持ってホテルの部
屋のドアの前にいく。そして、スタッフはデータ入力装
置(50)のコネクタ(54)をそのドアに設けられているカー
ド・ロック装置(70)のコネクタ(83)に接続するととも
に、電源スイッチ(53)をオンとする。これによりカード
・ロック装置(70)はデータ入力装置(50)とバス接続され
る。続いてスタッフは、「D」「0」「2」キーにより
初期データ・セット・モードの初期データ出力処理を設
定する(ステップ(271)(272)(273)から(275)に進む)。
さらにスタッフはテンキーを用いてその部屋のルームN
O.をキー入力するのでこれが取込まれる(ステップ(27
6))。そして、データ入力装置(50)のメモリに記憶され
ている初期データがキー入力されたルームNO.とともに
カード・ロック装置(70)に転送され、そのメモリに記憶
される。これはたとえばデータ入力装置(50)のMPUに
よってカード・ロック装置のメモリが直接アクセスされ
ることにより行なわれる。また、このルームNO.がデー
タ入力装置(50)のメモリの初期データ・セット済ルーム
NO.登録エリアに記憶される。表示器(51)にデータ・セ
ット終了の旨が表示されると、スタッフはデータ入力装
置(50)の電源をオフしかつカード・ロック装置(70)との
接続を遮断する。
屋のドアの前にいく。そして、スタッフはデータ入力装
置(50)のコネクタ(54)をそのドアに設けられているカー
ド・ロック装置(70)のコネクタ(83)に接続するととも
に、電源スイッチ(53)をオンとする。これによりカード
・ロック装置(70)はデータ入力装置(50)とバス接続され
る。続いてスタッフは、「D」「0」「2」キーにより
初期データ・セット・モードの初期データ出力処理を設
定する(ステップ(271)(272)(273)から(275)に進む)。
さらにスタッフはテンキーを用いてその部屋のルームN
O.をキー入力するのでこれが取込まれる(ステップ(27
6))。そして、データ入力装置(50)のメモリに記憶され
ている初期データがキー入力されたルームNO.とともに
カード・ロック装置(70)に転送され、そのメモリに記憶
される。これはたとえばデータ入力装置(50)のMPUに
よってカード・ロック装置のメモリが直接アクセスされ
ることにより行なわれる。また、このルームNO.がデー
タ入力装置(50)のメモリの初期データ・セット済ルーム
NO.登録エリアに記憶される。表示器(51)にデータ・セ
ット終了の旨が表示されると、スタッフはデータ入力装
置(50)の電源をオフしかつカード・ロック装置(70)との
接続を遮断する。
スタッフはこのような初期データ出力処理を、ホテルの
各部屋のカード・ロック装置に対して順次行なってい
く。そして、すべての部屋について初期データ出力処理
が終了すると、またはデータ入力装置(50)の初期データ
・セット済ルームNO.登録エリアが満杯になると、カー
ド発行コンソール(50)の設置場所に戻り、印字処理を行
なう。
各部屋のカード・ロック装置に対して順次行なってい
く。そして、すべての部屋について初期データ出力処理
が終了すると、またはデータ入力装置(50)の初期データ
・セット済ルームNO.登録エリアが満杯になると、カー
ド発行コンソール(50)の設置場所に戻り、印字処理を行
なう。
スタッフは再びデータ入力装置(50)をカード発行コンソ
ール(10)に接続しかつデータ入力装置(50)の電源をオン
とする。カード発行コンソール(10)においては、スタッ
フは、データ入力処理を用いたデータ入出力処理のうち
のデータ読出しの項目を選択する(第14図から第31
図に移り、同図ステップ(301)(302)から(304)に進
む)。またデータ入力装置(50)においては、スタッフ
は、キー「D」「0」「3」によってルームNO.印字処
理を設定する(第30図ステップ(271)(272)(273)(275)
から(278)に進む)。
ール(10)に接続しかつデータ入力装置(50)の電源をオン
とする。カード発行コンソール(10)においては、スタッ
フは、データ入力処理を用いたデータ入出力処理のうち
のデータ読出しの項目を選択する(第14図から第31
図に移り、同図ステップ(301)(302)から(304)に進
む)。またデータ入力装置(50)においては、スタッフ
は、キー「D」「0」「3」によってルームNO.印字処
理を設定する(第30図ステップ(271)(272)(273)(275)
から(278)に進む)。
以上の設定が終了すると、データ入力装置(50)の初期デ
ータ・セット済ルームNO.登録エリアのルームNO.データ
がデータ入力装置(50)から出力され(第30図ステップ
(279))、カード発行コンソール(10)内に取込まれる。
カード発行コンソール(10)の集計プリンタ(11)によっ
て、取込まれたルームNO.のリストが印字される(第3
1図ステップ(305))。
ータ・セット済ルームNO.登録エリアのルームNO.データ
がデータ入力装置(50)から出力され(第30図ステップ
(279))、カード発行コンソール(10)内に取込まれる。
カード発行コンソール(10)の集計プリンタ(11)によっ
て、取込まれたルームNO.のリストが印字される(第3
1図ステップ(305))。
(3.20)データ入力装置のその他の動作 データ入力装置(50)におけるリード・モードにおいて
は、カード・ロック装置(70)のメモリに記憶されている
初期データ、ルームNO.、カード・リード・データおよ
びシーケンスNO.のすべてが読出され、これらのデータ
のうちテンキーを用いて指定された項目のデータが表示
器(51)に表示される。ただしホテル・コードはその秘密
性を保つために表示されない。ホテル・コードについて
は、カード・ロック装置(70)から読出されたホテル・コ
ードとデータ入力装置(50)に記憶されているホテル・コ
ードとが一致するかどうかが検査され、この検査結果、
すなわちOKかNGかが表示器(51)に表示される。この
リード・モードの処理は、カード・ロック装置(70)が故
障したときにそのデータをチェックするために、または
カード・ロック装置(70)のデータの定期的なチェックの
ために行なわれる。表示させるデータの項目番号はマニ
アル等に記載されている。
は、カード・ロック装置(70)のメモリに記憶されている
初期データ、ルームNO.、カード・リード・データおよ
びシーケンスNO.のすべてが読出され、これらのデータ
のうちテンキーを用いて指定された項目のデータが表示
器(51)に表示される。ただしホテル・コードはその秘密
性を保つために表示されない。ホテル・コードについて
は、カード・ロック装置(70)から読出されたホテル・コ
ードとデータ入力装置(50)に記憶されているホテル・コ
ードとが一致するかどうかが検査され、この検査結果、
すなわちOKかNGかが表示器(51)に表示される。この
リード・モードの処理は、カード・ロック装置(70)が故
障したときにそのデータをチェックするために、または
カード・ロック装置(70)のデータの定期的なチェックの
ために行なわれる。表示させるデータの項目番号はマニ
アル等に記載されている。
スタッフはデータ入力装置(50)とこの処理をなすべきカ
ード・ロック装置(70)とを接続し、電源スイッチ(53)を
オンとする。また、ファンクション・キー「A」により
リード・モードを設定する(第30図ステップ(271)(27
2)から(281)に進む)。すると、データ入力装置(50)の
MPUによってカード・ロック装置(70)のメモリがアク
セスされ、そこに記憶されている上述のデータがすべて
データ入力装置(50)に読込まれかつそのメモリに記憶さ
れる(ステップ(282))。テンキーによって表示を希望
するデータの項目番号が入力されると、そのデータが表
示器(51)に表示される。表示を希望するデータ項目が複
数ある場合には、順次データ項目番号がキー入力され、
そのキー入力ごとにそのデータが表示される。
ード・ロック装置(70)とを接続し、電源スイッチ(53)を
オンとする。また、ファンクション・キー「A」により
リード・モードを設定する(第30図ステップ(271)(27
2)から(281)に進む)。すると、データ入力装置(50)の
MPUによってカード・ロック装置(70)のメモリがアク
セスされ、そこに記憶されている上述のデータがすべて
データ入力装置(50)に読込まれかつそのメモリに記憶さ
れる(ステップ(282))。テンキーによって表示を希望
するデータの項目番号が入力されると、そのデータが表
示器(51)に表示される。表示を希望するデータ項目が複
数ある場合には、順次データ項目番号がキー入力され、
そのキー入力ごとにそのデータが表示される。
最後に、データ入力装置(50)の電源がオフされかつデー
タ入力装置(50)とカード・ロック装置(70)とが切離され
る。
タ入力装置(50)とカード・ロック装置(70)とが切離され
る。
ライト・モードは、カード・ロック装置(70)のデータの
うち、ルームNO.、時計、解錠時間およびチェックアウ
ト時間オーバ許容時間をデータ入力装置(50)を用いて変
更するものである。これらのデータのうち、変更される
べきデータ項目もテンキーを用いて入力される。この処
理は、カード・ロック装置(70)の時計の修正、その部屋
の使用条件の部分的な変更のために用いられる。
うち、ルームNO.、時計、解錠時間およびチェックアウ
ト時間オーバ許容時間をデータ入力装置(50)を用いて変
更するものである。これらのデータのうち、変更される
べきデータ項目もテンキーを用いて入力される。この処
理は、カード・ロック装置(70)の時計の修正、その部屋
の使用条件の部分的な変更のために用いられる。
データ入力装置(50)とカード・ロック装置(70)とが接続
された状態でファンクション・キー「B」が押されると
このライト・モードが設定される(第30図ステップ(2
71)(272)(281)から(285)に進む)。続いて、変更される
べきデータ項目がテンキーにより入力され(ステップ(2
86))、さらに変更されるべきデータがテンキーにより
入力される(ステップ(287))。このキー入力されたデ
ータは、カード・ロック装置(70)のメモリの該当する記
憶場所に記憶される(ステップ(288))。
された状態でファンクション・キー「B」が押されると
このライト・モードが設定される(第30図ステップ(2
71)(272)(281)から(285)に進む)。続いて、変更される
べきデータ項目がテンキーにより入力され(ステップ(2
86))、さらに変更されるべきデータがテンキーにより
入力される(ステップ(287))。このキー入力されたデ
ータは、カード・ロック装置(70)のメモリの該当する記
憶場所に記憶される(ステップ(288))。
クリア・モードの処理は、カード・ロック装置(70)のメ
モリに記憶されている8種類のキー・カードのシーケン
スNO.にすべてまたは個々のシーケンスNO.を消去するも
のである。この処理は、シーケンスNO.に誤りまたは混
乱が生じたときに行なわれる。すべてのシーケンスNO.
をクリアするかどうか、どのキー・カードのシーケンス
NO.をクリアするかについての指示はそれらの項目番号
によりテンキーを用いて与えられる。
モリに記憶されている8種類のキー・カードのシーケン
スNO.にすべてまたは個々のシーケンスNO.を消去するも
のである。この処理は、シーケンスNO.に誤りまたは混
乱が生じたときに行なわれる。すべてのシーケンスNO.
をクリアするかどうか、どのキー・カードのシーケンス
NO.をクリアするかについての指示はそれらの項目番号
によりテンキーを用いて与えられる。
データ入力装置(50)がカード・ロック装置(70)に接続さ
れた状態でファンクション・キー「C」によりこのクリ
ア・モードが設定される(第30図ステップ(271)(272)
(281)(285)から(291)に進む)。テンキーを用いて、シ
ーケンスNO.をクリアすべきキー・カード項目が入力さ
れると(ステップ(292))、カード・ロック装置(70)の
メモリ内の該当するシーケンスNO.が消去される(ステ
ップ(293))。
れた状態でファンクション・キー「C」によりこのクリ
ア・モードが設定される(第30図ステップ(271)(272)
(281)(285)から(291)に進む)。テンキーを用いて、シ
ーケンスNO.をクリアすべきキー・カード項目が入力さ
れると(ステップ(292))、カード・ロック装置(70)の
メモリ内の該当するシーケンスNO.が消去される(ステ
ップ(293))。
(3.21)カード・ロック装置における解錠処理 (1)キー・カードの有効性チェックの種類 カード・ロック装置(70)を解錠しようとする顧客または
他の者はキー・カードをカード走査溝(74)を通して走査
する。すると、そのキー・カードのカード・データがカ
ード・リーダ(82)によって読取られ、そのカード・デー
タについての所定の一連のチェックが行なわれ、これら
のチェックをパスした場合に、ソレノイド(85)に通電さ
れ、解錠される。これらの所定のチェックはキー・カー
ドの有効性チェックと呼ばれ、それには次の種類のもの
がある。キー・カードのタイプにかかわらず以下のすべ
てのチェックが行なわれる訳ではなく、チェックの組合
わせはキー・カードのタイプに応じて異なっている。
他の者はキー・カードをカード走査溝(74)を通して走査
する。すると、そのキー・カードのカード・データがカ
ード・リーダ(82)によって読取られ、そのカード・デー
タについての所定の一連のチェックが行なわれ、これら
のチェックをパスした場合に、ソレノイド(85)に通電さ
れ、解錠される。これらの所定のチェックはキー・カー
ドの有効性チェックと呼ばれ、それには次の種類のもの
がある。キー・カードのタイプにかかわらず以下のすべ
てのチェックが行なわれる訳ではなく、チェックの組合
わせはキー・カードのタイプに応じて異なっている。
パリティ・チェック パリティ・チェックには、垂直パリティ・チェックと水
平パリティ・チェックがある。カード・データが両方の
チェックにパスしなければそのカードは無効であると判
定される、すなわちカード・ロック装置(70)は解錠され
ない。このチェックはすべてのタイプのキー・カードの
データについて行なわれる。
平パリティ・チェックがある。カード・データが両方の
チェックにパスしなければそのカードは無効であると判
定される、すなわちカード・ロック装置(70)は解錠され
ない。このチェックはすべてのタイプのキー・カードの
データについて行なわれる。
フォーマット・チェック カード・データのフォームが所定のフォーマットと一致
するかどうかがチェックされる。一致すればこのチェッ
クをパスし、一致しなければそのキー・カードは無効で
あると判定される。このチェックもすべてのタイプのキ
ー・カードについて行なわれる。
するかどうかがチェックされる。一致すればこのチェッ
クをパスし、一致しなければそのキー・カードは無効で
あると判定される。このチェックもすべてのタイプのキ
ー・カードについて行なわれる。
ホテル・コード・チェック カード・データ中のホテル・コードと、カード・ロック
装置(70)のメモリに記憶されているホテル・コードとが
照合され、一致すればこのチェックをパスし、一致しな
ければそのキー・カードは無効であると判定される。こ
のチェックもまたすべてのタイプのキー・カードについ
て行なわれる。
装置(70)のメモリに記憶されているホテル・コードとが
照合され、一致すればこのチェックをパスし、一致しな
ければそのキー・カードは無効であると判定される。こ
のチェックもまたすべてのタイプのキー・カードについ
て行なわれる。
分類コード・チェック カード・データ中の分類コードが予定されているキー・
カードのタイプを示すものであるかどうかがチェックさ
れる。カード・ロック装置(70)を解錠できるキー・カー
ドのタイプは上述のようにあらかじめ定まっており、そ
れらの分類コードはメモリに記憶されているかまたはプ
ログラム中に組込まれている。分類コードがこれらの予
定されたタイプを示すものであればこのチェックをパス
し、そうでなければ、そのカードは無効であると判定さ
れる。このチェックも、すべてのタイプのカードについ
て行なわれる。
カードのタイプを示すものであるかどうかがチェックさ
れる。カード・ロック装置(70)を解錠できるキー・カー
ドのタイプは上述のようにあらかじめ定まっており、そ
れらの分類コードはメモリに記憶されているかまたはプ
ログラム中に組込まれている。分類コードがこれらの予
定されたタイプを示すものであればこのチェックをパス
し、そうでなければ、そのカードは無効であると判定さ
れる。このチェックも、すべてのタイプのカードについ
て行なわれる。
シーケンスNO.チェック カード・データ中のシーケンスNO.がカード・ロック装
置(70)のメモリに記載されているシーケンスNO.と一致
するかどうか、またはカード・データ中のシーケンスN
O.がカード・ロック装置のシーケンスNO.とカード・デ
ータ中のシーケンス・サブNO.を用いて関係づけられる
一定の関係にあるかどうかがチェックされる。一致する
かまたは上記一定の関係にある場合にはこのチェックを
パスし、そうでない場合にはそのカードは無効であると
判定される。カード・ロック装置(70)のシーケンスNO.
としては、メモリ中の8種類のシーケンスNO.のうちそ
のキー・カードのタイプのものが用いられるのはいうま
でもない。
置(70)のメモリに記載されているシーケンスNO.と一致
するかどうか、またはカード・データ中のシーケンスN
O.がカード・ロック装置のシーケンスNO.とカード・デ
ータ中のシーケンス・サブNO.を用いて関係づけられる
一定の関係にあるかどうかがチェックされる。一致する
かまたは上記一定の関係にある場合にはこのチェックを
パスし、そうでない場合にはそのカードは無効であると
判定される。カード・ロック装置(70)のシーケンスNO.
としては、メモリ中の8種類のシーケンスNO.のうちそ
のキー・カードのタイプのものが用いられるのはいうま
でもない。
上記一定の関係にある場合には、カード・データ中のシ
ーケンスNO.が最新のシーケンスNO.であるとして、メモ
リのシーケンスNO.エリアの対応する場所に記憶される
(シーケンスNO.の更新)。
ーケンスNO.が最新のシーケンスNO.であるとして、メモ
リのシーケンスNO.エリアの対応する場所に記憶される
(シーケンスNO.の更新)。
カード・ロック装置(70)のメモリのシーケンスNO.エリ
アに対応するシーケンスNO.が存在しない場合には、こ
のシーケンスNO.チェックではそのカードを無効とは判
定されない、すなわちこのチェックパスする。また、カ
ード・データ中のシーケンスNO.がメモリのシーケンスN
O.エリアの対応する場所に記憶される。シーケンスNO.
が記憶されていないケースとしては、カード・ロック装
置(70)の設置後はじめてキー・カードが使用されたと
き、データ入力装置(50)による上述のクリア・モードの
処理によってシーケンスNO.がクリアされたとき、およ
びキャンセリング・カードによってシーケンスNO.がク
リアされたときがある。
アに対応するシーケンスNO.が存在しない場合には、こ
のシーケンスNO.チェックではそのカードを無効とは判
定されない、すなわちこのチェックパスする。また、カ
ード・データ中のシーケンスNO.がメモリのシーケンスN
O.エリアの対応する場所に記憶される。シーケンスNO.
が記憶されていないケースとしては、カード・ロック装
置(70)の設置後はじめてキー・カードが使用されたと
き、データ入力装置(50)による上述のクリア・モードの
処理によってシーケンスNO.がクリアされたとき、およ
びキャンセリング・カードによってシーケンスNO.がク
リアされたときがある。
このチェックもまたすべてのタイプのキー・カードにつ
いて行なわれる。
いて行なわれる。
デッド・ボルト・チェック デッド・ボルト・センサ(87)の検知信号にもとづいて、
デッド・ボルト(71)が進出しているかどうかが判定され
る。デッド・ボルト(71)が進出している場合には、エマ
ージェンシィ・カードおよびゲスト・カードBを除い
て、解錠処理には進まない。
デッド・ボルト(71)が進出しているかどうかが判定され
る。デッド・ボルト(71)が進出している場合には、エマ
ージェンシィ・カードおよびゲスト・カードBを除い
て、解錠処理には進まない。
ロックアウト・チェック カード・ロック装置(70)においてロックアウト・カード
を用いた処理が正常に行なわれた場合には、メモリのロ
ックアウト・フラグが1にセットされる。このロックア
ウト・フラグはキャンセリング・カードを用いた正常な
処理によってのみ0にリセットされる。
を用いた処理が正常に行なわれた場合には、メモリのロ
ックアウト・フラグが1にセットされる。このロックア
ウト・フラグはキャンセリング・カードを用いた正常な
処理によってのみ0にリセットされる。
ロックアウト・フラグが1にセットされているかどうか
がチェックされ、このフラグが1の場合には、エマージ
ェンシィ・カードを除いて、解錠処理には進まない。
がチェックされ、このフラグが1の場合には、エマージ
ェンシィ・カードを除いて、解錠処理には進まない。
ロックアウト・カードおよびキャンセリング・カードは
カード・ロック装置を解錠するためのものではないの
で、これらのキー・カードの場合にはこのロックアウト
・チェックは行なわれない。
カード・ロック装置を解錠するためのものではないの
で、これらのキー・カードの場合にはこのロックアウト
・チェックは行なわれない。
タイム・ゾーン・チェック このチェックはメイド・カードについてのみ行なわれ
る。メイド・カードのカード・データ中にはタイム・ゾ
ーン・データがあり、現在の時刻(カード・ロック装置
(70)のメモリの初期データ・エリアの時計データ)がこ
のタイム・ゾーン内にあればこのチェックをパスし、な
ければ解錠処理には進まない。
る。メイド・カードのカード・データ中にはタイム・ゾ
ーン・データがあり、現在の時刻(カード・ロック装置
(70)のメモリの初期データ・エリアの時計データ)がこ
のタイム・ゾーン内にあればこのチェックをパスし、な
ければ解錠処理には進まない。
ルーム・レンジ・チェック このチェックもまたメイド・カードについてのみ行なわ
れる。カード・ロック装置(70)のメモリに記憶されてい
るルームNO.がメイド・カード・データ中の先頭ルームN
O.と後尾ルームNO.との間に入っていればこのチェック
をパスし、入っていなければ解錠処理には進まない。
れる。カード・ロック装置(70)のメモリに記憶されてい
るルームNO.がメイド・カード・データ中の先頭ルームN
O.と後尾ルームNO.との間に入っていればこのチェック
をパスし、入っていなければ解錠処理には進まない。
ルームNO.一致チェック このチェックは、ゲスト・カード(AおよびB)、メン
テナンス・カードおよびスタンバイ・カードについて行
なわれる。これらのカードのカード・データ中のルーム
NO.とカード・ロック装置(70)のメモリ内のルームNO.と
が一致した場合にはこのチェックをパスし、一致しなけ
れば解錠処理には進まない。
テナンス・カードおよびスタンバイ・カードについて行
なわれる。これらのカードのカード・データ中のルーム
NO.とカード・ロック装置(70)のメモリ内のルームNO.と
が一致した場合にはこのチェックをパスし、一致しなけ
れば解錠処理には進まない。
滞在期間チェック このチェックはゲスト・カード(AおよびB)特有のも
のである。ゲスト・カードにはカード発行日(チェック
イン日)とチェックアウト日時のデータがある。現在の
日時からチェックアウト時間オーバ許容時間を減算した
時刻が、これらのチェックイン日とチェックアウト日時
との間にあれば、このチェックをパスし、そうでなけれ
ばそのカードは無効と判定される。
のである。ゲスト・カードにはカード発行日(チェック
イン日)とチェックアウト日時のデータがある。現在の
日時からチェックアウト時間オーバ許容時間を減算した
時刻が、これらのチェックイン日とチェックアウト日時
との間にあれば、このチェックをパスし、そうでなけれ
ばそのカードは無効と判定される。
メンテナンス・カード特有のチェック メンテナンス・カード特有のチェックとしては、有効期
間チェックとファースト・ユース・チェックとがある。
間チェックとファースト・ユース・チェックとがある。
メンテナンス・カードはそのカードの発行日に1回しか
使用できない。使用された日がカード発行日に一致する
かどうかのチェックが有効期間チェックである。カード
・データ中のカード発行日と現在の日付とが比較され、
一致すればこのチェックをパスし、一致しなければその
メンテナンス・カードは無効である。
使用できない。使用された日がカード発行日に一致する
かどうかのチェックが有効期間チェックである。カード
・データ中のカード発行日と現在の日付とが比較され、
一致すればこのチェックをパスし、一致しなければその
メンテナンス・カードは無効である。
メンテナンス・カードが1回使用されると、カード・ロ
ック装置(70)のメモリ内のメンテナンス・カード使用済
フラグが1にセットされる。メンテナンス・カードが使
用されたときにこのフラグが1であるかどうかを判定す
るのがファースト・ユース・チェックである。メンテナ
ンス・カード使用済フラグが0にリセットされていれば
このチェックをパスし、1であればもはやその日はメン
テナンス・カードを使用して解錠することはできない。
メンテナンス・カード使用済フラグは、たとえば0:0
0にMPUによって自動的にリセットされる。
ック装置(70)のメモリ内のメンテナンス・カード使用済
フラグが1にセットされる。メンテナンス・カードが使
用されたときにこのフラグが1であるかどうかを判定す
るのがファースト・ユース・チェックである。メンテナ
ンス・カード使用済フラグが0にリセットされていれば
このチェックをパスし、1であればもはやその日はメン
テナンス・カードを使用して解錠することはできない。
メンテナンス・カード使用済フラグは、たとえば0:0
0にMPUによって自動的にリセットされる。
第32図は、カード・ロック装置(70)のMPUによる上
述のキー・カード有効性チェックを含む解錠処理の手順
を示している。このフロー・チャートでは上述のキー・
カード有効性チェックは一定の順序で行なわれている
が、これらのチェックの順序は任意でよいのはいうまで
もない。
述のキー・カード有効性チェックを含む解錠処理の手順
を示している。このフロー・チャートでは上述のキー・
カード有効性チェックは一定の順序で行なわれている
が、これらのチェックの順序は任意でよいのはいうまで
もない。
以下、この解錠処理について第32図に示された順序で
説明する。
説明する。
(2)すべてのタイプのキー・カードに共通なチェック 何らかのキー・カードがカード走査溝(74)に走査される
と、そのキー・カードのカード・データがカード・リー
ダ(82)によって読取られる(ステップ(311))。そし
て、最初にパリティ・チェックが行なわれる(ステップ
(312))。パリティ・チェックにパスするとカード・デ
ータが解読され(ステップ(313))、フォーマット・チ
ェックおよびホテル・コード・チェックが順次行なわれ
る(ステップ(314)(315))。これらのチェックのいずれ
についてもパスすれば、さらに分類コード・チェックが
行なわれる(ステップ(321)(331)(341)(451)(361)(371)
(381)(391))。このチェックにおいてカードのタイプが
判定され、それに応じた処理に進む。
と、そのキー・カードのカード・データがカード・リー
ダ(82)によって読取られる(ステップ(311))。そし
て、最初にパリティ・チェックが行なわれる(ステップ
(312))。パリティ・チェックにパスするとカード・デ
ータが解読され(ステップ(313))、フォーマット・チ
ェックおよびホテル・コード・チェックが順次行なわれ
る(ステップ(314)(315))。これらのチェックのいずれ
についてもパスすれば、さらに分類コード・チェックが
行なわれる(ステップ(321)(331)(341)(451)(361)(371)
(381)(391))。このチェックにおいてカードのタイプが
判定され、それに応じた処理に進む。
(3)キー・カード無効表示 パリティ・チェック、フォーマット・チェック、ホテル
・コード・チェックおよび分類コード・チェックのいず
れかで無効と判定された場合には、赤表示灯(77)が1秒
間だけ点灯され、解錠されないまま処理が終了する(ス
テップ(421)〜(423))。
・コード・チェックおよび分類コード・チェックのいず
れかで無効と判定された場合には、赤表示灯(77)が1秒
間だけ点灯され、解錠されないまま処理が終了する(ス
テップ(421)〜(423))。
(4)エマージェンシィ・カード 分類コード・チェックによってエマージェンシィ・カー
ドであると判定された場合には(ステップ(321))、シ
ーケンスNO.チェックのみが行なわれる(ステップ(322)
(323))。ステップ(322)のシーケンスNO.処理は、上述
したようにカード・データ中のシーケンスNO.とメモリ
中のシーケンスNO.とが一致するかどうか、両シーケン
スNO.が一定の関係にあるかどうかをチェックするため
の演算処理を意味している。他のキー・カードにおける
シーケンスNO.処理(ステップ(332)(344)(354)(364)(37
2)(382)(393))も同じである。シーケンスNO.チェック
にパスすれば、解錠およびバッテリィ・チェックのルー
チンに進み、無効と判定されれば上述のキー・カード無
効表示ルーチンに移る。
ドであると判定された場合には(ステップ(321))、シ
ーケンスNO.チェックのみが行なわれる(ステップ(322)
(323))。ステップ(322)のシーケンスNO.処理は、上述
したようにカード・データ中のシーケンスNO.とメモリ
中のシーケンスNO.とが一致するかどうか、両シーケン
スNO.が一定の関係にあるかどうかをチェックするため
の演算処理を意味している。他のキー・カードにおける
シーケンスNO.処理(ステップ(332)(344)(354)(364)(37
2)(382)(393))も同じである。シーケンスNO.チェック
にパスすれば、解錠およびバッテリィ・チェックのルー
チンに進み、無効と判定されれば上述のキー・カード無
効表示ルーチンに移る。
(5)解錠およびバッテリィ・チェック 解錠およびバッテリィ・チェックのルーチンでは、まず
ソレノイド(85)に通電されそれが解錠位置にもたらさ
れ、ソレノイド・センサ(86)の検知信号によりソレノイ
ド(85)が解錠位置に移ったことが確認される(ステップ
(401)(402))。この確認は、ソレノイド・センサ(86)の
出力がオン(一方の静止位置)からオフ(変位中)に変
わり、再びオン(他方の静止位置)になったことをチェ
ックすることにより行なわれる。そして、解錠時間の経
時が開示される(ステップ(403))。
ソレノイド(85)に通電されそれが解錠位置にもたらさ
れ、ソレノイド・センサ(86)の検知信号によりソレノイ
ド(85)が解錠位置に移ったことが確認される(ステップ
(401)(402))。この確認は、ソレノイド・センサ(86)の
出力がオン(一方の静止位置)からオフ(変位中)に変
わり、再びオン(他方の静止位置)になったことをチェ
ックすることにより行なわれる。そして、解錠時間の経
時が開示される(ステップ(403))。
バッテリィ・チェックはマスタ、メイドおよびメンテナ
ンス・カードが使用された場合にのみ行なわれる。これ
らの特定のカードであれば(ステップ(404))、バッテ
リィ・チェック回路(89)が作動し、バッテリィ(88)の出
力電圧が上述の一定値以下かどうかが検査される(ステ
ップ(410))。一定値以下の場合には、緑表示灯(76)が
点滅され、バッテリィ(88)の交換が必要であることが表
示される(ステップ(411))。バッテリィ(88)の出力電
圧が正常であれば緑の表示灯(76)が点灯される(ステッ
プ(405))。
ンス・カードが使用された場合にのみ行なわれる。これ
らの特定のカードであれば(ステップ(404))、バッテ
リィ・チェック回路(89)が作動し、バッテリィ(88)の出
力電圧が上述の一定値以下かどうかが検査される(ステ
ップ(410))。一定値以下の場合には、緑表示灯(76)が
点滅され、バッテリィ(88)の交換が必要であることが表
示される(ステップ(411))。バッテリィ(88)の出力電
圧が正常であれば緑の表示灯(76)が点灯される(ステッ
プ(405))。
上記特定のカードでない場合にも、緑の表示灯(76)が点
灯され、解錠されていることが表示される(ステップ(4
05))。緑表示灯(76)の点灯または点滅は解錠時間が経
過するまで続けられる。
灯され、解錠されていることが表示される(ステップ(4
05))。緑表示灯(76)の点灯または点滅は解錠時間が経
過するまで続けられる。
解錠時間が経過すると(ステップ(406))、ソレノイド
(85)に逆向きの電流が流され、ソレノイド(85)は再び施
錠位置に戻される(ステップ(407))。そしてソレノイ
ド(85)が施錠状態に戻ったことが確認されると(ステッ
プ(408))、緑表示灯(76)の点灯または点滅が停止する
(ステップ(409))。以上により解錠処理が終る。
(85)に逆向きの電流が流され、ソレノイド(85)は再び施
錠位置に戻される(ステップ(407))。そしてソレノイ
ド(85)が施錠状態に戻ったことが確認されると(ステッ
プ(408))、緑表示灯(76)の点灯または点滅が停止する
(ステップ(409))。以上により解錠処理が終る。
(6)マスター・カード 分類コード・チェックによってマスター・カードである
と判定された場合には(ステップ(331))、シーケンスN
O.チェック(ステップ(332)(333))、デッド・ボルト・
チェック(ステップ(334))およびロックアウト・チェ
ック(335)が行なわれる。シーケンスNO.チェックにパス
し、デッドボルト(71)が退入位置にあり、そしてロック
アウト状態になければ(ロックアウト・フラグ=0)、
上述の解錠およびバッテリィ・チェックのルーチンに進
む。上記のチェックのいずれか1つでもパスしなけれ
ば、キー・カード無効表示ルーチンに進む。
と判定された場合には(ステップ(331))、シーケンスN
O.チェック(ステップ(332)(333))、デッド・ボルト・
チェック(ステップ(334))およびロックアウト・チェ
ック(335)が行なわれる。シーケンスNO.チェックにパス
し、デッドボルト(71)が退入位置にあり、そしてロック
アウト状態になければ(ロックアウト・フラグ=0)、
上述の解錠およびバッテリィ・チェックのルーチンに進
む。上記のチェックのいずれか1つでもパスしなけれ
ば、キー・カード無効表示ルーチンに進む。
(7)メイド・カード メイド・カードの場合には(ステップ(341))、タイム
・ゾーン・チェック(ステップ(342))、ルームNO.レン
ジ・チェック(ステップ(343))、シーケンスNO.チェッ
ク(ステップ(344)(345))、デッド・ボルト・チェック
(ステップ(334))およびロックアウト・チェック(ス
テップ(335))が行なわれる。これらのチェックのすべ
てにパスすれば、解錠およびバッテリィ・チェックに、
いずれか1つでもパスしなければキー・カード無効表示
にそれぞれ進む。
・ゾーン・チェック(ステップ(342))、ルームNO.レン
ジ・チェック(ステップ(343))、シーケンスNO.チェッ
ク(ステップ(344)(345))、デッド・ボルト・チェック
(ステップ(334))およびロックアウト・チェック(ス
テップ(335))が行なわれる。これらのチェックのすべ
てにパスすれば、解錠およびバッテリィ・チェックに、
いずれか1つでもパスしなければキー・カード無効表示
にそれぞれ進む。
(8)ゲスト・カード ゲスト・カードの場合には(ステップ(351))、まずル
ームNO.チェック(ステップ(352))、滞在時間チェック
(ステップ(353))およびシーケンスNO.チェック(ステ
ップ(354)(355))が行なわれる。そして、これらのすべ
てのチェックをパスした場合にはゲスト・カードAかま
たはBかが判定される(ステップ(356))。ゲスト・カ
ードAの場合には、さらにデッド・ボルト・チェック
(ステップ(334))およびロックアウト・チェック(ス
テップ(335))が行なわれる。ゲスト・カードBの場合
には、ロックアウト・チェックがさらに行なわれるだけ
で、デッド・ボルト・チェックは行なわれない。
ームNO.チェック(ステップ(352))、滞在時間チェック
(ステップ(353))およびシーケンスNO.チェック(ステ
ップ(354)(355))が行なわれる。そして、これらのすべ
てのチェックをパスした場合にはゲスト・カードAかま
たはBかが判定される(ステップ(356))。ゲスト・カ
ードAの場合には、さらにデッド・ボルト・チェック
(ステップ(334))およびロックアウト・チェック(ス
テップ(335))が行なわれる。ゲスト・カードBの場合
には、ロックアウト・チェックがさらに行なわれるだけ
で、デッド・ボルト・チェックは行なわれない。
これらのすべてにパスすれば解錠ルーチン(バッテリィ
・チェックは行なわれない)に進み、いずれか1つのチ
ェックでもパスしなければキー・カード無効表示ルーチ
ンに移る。
・チェックは行なわれない)に進み、いずれか1つのチ
ェックでもパスしなければキー・カード無効表示ルーチ
ンに移る。
(9)メンテナンス・カード メンテナンス・カードの場合には(ステップ(361))、
ルームNO.チェック(ステップ(362))、有効期間チェッ
ク(ステップ(363))、シーケンスNO.チェック(ステッ
プ(364)(365))、ファースト・ユース・チェック(ステ
ップ(366))、デッド・ボルト・チェック(ステップ(33
4))およびロックアウト・チェック(ステップ(335))
が行なわれる。これらのすべてのチェックにパスすれ
ば、メンテナンス使用済フラグが1にセットされ(この
処理は図示略)、解錠およびバッテリィ・チェックが行
なわれる。いずれか1つのチェックをパスしない場合に
は無効と判定される。
ルームNO.チェック(ステップ(362))、有効期間チェッ
ク(ステップ(363))、シーケンスNO.チェック(ステッ
プ(364)(365))、ファースト・ユース・チェック(ステ
ップ(366))、デッド・ボルト・チェック(ステップ(33
4))およびロックアウト・チェック(ステップ(335))
が行なわれる。これらのすべてのチェックにパスすれ
ば、メンテナンス使用済フラグが1にセットされ(この
処理は図示略)、解錠およびバッテリィ・チェックが行
なわれる。いずれか1つのチェックをパスしない場合に
は無効と判定される。
(10)ロックアウト・カード 分類コード・チェックによってロックアウト・カードで
あると判定された場合には(ステップ(371))、シーケ
ンスNO.チェックのみが行なわれる(ステップ(372)(37
3))。このチェックをパスすると、ロックアウト・フラ
グが1にセットされ(ステップ(374))、このカード・
ロック装置(70)はロックアウト状態となる。この後、ロ
ックアウト状態になったことを知らせるために、緑の表
示灯(76)が1秒間だけ点灯する(ステップ(375)〜(37
7))。以上でロックアウト処理が終了し、解錠されるこ
とはない。シーケンスNO.チェックをパスしなかった場
合にはキー・カード無効表示ルーチンに移る。
あると判定された場合には(ステップ(371))、シーケ
ンスNO.チェックのみが行なわれる(ステップ(372)(37
3))。このチェックをパスすると、ロックアウト・フラ
グが1にセットされ(ステップ(374))、このカード・
ロック装置(70)はロックアウト状態となる。この後、ロ
ックアウト状態になったことを知らせるために、緑の表
示灯(76)が1秒間だけ点灯する(ステップ(375)〜(37
7))。以上でロックアウト処理が終了し、解錠されるこ
とはない。シーケンスNO.チェックをパスしなかった場
合にはキー・カード無効表示ルーチンに移る。
(11)キャンセリング・カード キャンセリング・カードは上述のように2つの機能をも
っている。その1つはカード・ロック装置(70)のロック
アウト状態を解除するものであり、もう1つはカード・
ロック装置(70)のメモリに記憶されているゲスト・カー
ドとメンテナンス・カードのシーケンスNO.をクリアす
るものである。
っている。その1つはカード・ロック装置(70)のロック
アウト状態を解除するものであり、もう1つはカード・
ロック装置(70)のメモリに記憶されているゲスト・カー
ドとメンテナンス・カードのシーケンスNO.をクリアす
るものである。
キャンセリング・カードであると判定された場合には
(ステップ(381))、シーケンスNO.チェックのみが行な
われる(ステップ(382)(383))。そしてこのチェックを
パスすると、ロックアウト・フラグが1にセットされて
いるか0のリセット状態にあるかどうかが判定される
(ステップ(384))。
(ステップ(381))、シーケンスNO.チェックのみが行な
われる(ステップ(382)(383))。そしてこのチェックを
パスすると、ロックアウト・フラグが1にセットされて
いるか0のリセット状態にあるかどうかが判定される
(ステップ(384))。
ロックアウト・フラグが1であればこのフラグが0にリ
セットされ、ロックアウト状態が解除される(ステップ
(386))。また、ロックアウト状態でなければ、メモリ
のシーケンスNO.エリア内のゲスト・カードとメンテナ
ンス・カードのシーケンスNO.がクリアされる(ステッ
プ(385))。
セットされ、ロックアウト状態が解除される(ステップ
(386))。また、ロックアウト状態でなければ、メモリ
のシーケンスNO.エリア内のゲスト・カードとメンテナ
ンス・カードのシーケンスNO.がクリアされる(ステッ
プ(385))。
いずれの場合にも、この後、所定の処理が終了したこと
を示すために緑表示灯(76)が1秒間点灯する(ステップ
(375)〜(377))。キャンセリング・カードを用いた処理
においても解錠ルーチンには進まない。
を示すために緑表示灯(76)が1秒間点灯する(ステップ
(375)〜(377))。キャンセリング・カードを用いた処理
においても解錠ルーチンには進まない。
ロックアウト解除処理の終了とシーケンスNO.クリア処
理の終了とを区別するために、行なわれた処理に応じて
表示灯による表示を異ならせるようにしてもよい。たと
えば、ロックアウト解除の場合には、緑または赤表示灯
(76)(77)を点滅させる、または黄色等の他の色の表示灯
を設けてこれを点灯させる。
理の終了とを区別するために、行なわれた処理に応じて
表示灯による表示を異ならせるようにしてもよい。たと
えば、ロックアウト解除の場合には、緑または赤表示灯
(76)(77)を点滅させる、または黄色等の他の色の表示灯
を設けてこれを点灯させる。
シーケンスNO.チェックをパスしない場合には、キー・
カード無効表示ルーチンに移る。
カード無効表示ルーチンに移る。
(12)スタンバイ・カード スタンバイ・カードの場合には(ステップ(391))、ル
ームNO.チェック(ステップ(392))、シーケンスNO.チ
ェック(ステップ(393)(394))、デッド・ボルト・チェ
ック(ステップ(334))およびロックアウト・チェック
(ステップ(335))が行なわれ、これらのチェックをい
ずれもパスすれば、解錠ルーチン(バッテリィ・チェッ
クは行なわれない)に進む。いずれか1つのチェックを
パスしなければ、キー・カード無効表示ルーチンに移
る。
ームNO.チェック(ステップ(392))、シーケンスNO.チ
ェック(ステップ(393)(394))、デッド・ボルト・チェ
ック(ステップ(334))およびロックアウト・チェック
(ステップ(335))が行なわれ、これらのチェックをい
ずれもパスすれば、解錠ルーチン(バッテリィ・チェッ
クは行なわれない)に進む。いずれか1つのチェックを
パスしなければ、キー・カード無効表示ルーチンに移
る。
(3.22)実施例の特徴と変形例 (1)ホテル・コードの秘密性 ホテル・コードはメーカーまたは設置会社の責任者によ
ってカード発行コンソール(10)にキー入力される。そし
て、ホテル・コードはオーソライゼーション・カードA
Cおよびキー・カードKCの発行時に、これらのカード
にエンコードされる。また、データ入力装置(50)を通し
てホテルの各部屋に設けられたカード・ロック装置(70)
に入力される。ホテル・コードは、コンソール(10)に一
旦入力されると、不可視状態で各カードやカード・ロッ
ク装置(70)に移されていくので、ホテルの責任者を含め
てホテル側の人間は誰一人として知ることはできない。
ってカード発行コンソール(10)にキー入力される。そし
て、ホテル・コードはオーソライゼーション・カードA
Cおよびキー・カードKCの発行時に、これらのカード
にエンコードされる。また、データ入力装置(50)を通し
てホテルの各部屋に設けられたカード・ロック装置(70)
に入力される。ホテル・コードは、コンソール(10)に一
旦入力されると、不可視状態で各カードやカード・ロッ
ク装置(70)に移されていくので、ホテルの責任者を含め
てホテル側の人間は誰一人として知ることはできない。
また、コンソール(10)へのホテル・コードの入力はGR
カードの発行にともなってのみ可能であり、発行された
GRカードはホテル側に渡されてしまうので、メーカま
たは設置会社の責任者はもはやホテル・コードを変更す
ることはできない。
カードの発行にともなってのみ可能であり、発行された
GRカードはホテル側に渡されてしまうので、メーカま
たは設置会社の責任者はもはやホテル・コードを変更す
ることはできない。
したがって、ホテル・コードには高い秘密性が保たれ
る。
る。
(2)GRカードの保安性 GRカードは、コンソール(10)へのホテル・コードの入
力にともなってのみ、メーカまたは設置会社の責任者に
よって発行される。しかも、GRカードは、ホテルの責
任者がGR秘密コードをコンソール(10)へ入力した後に
しか、他のオーソライゼーション・カード(MA、SM
A、GAカード)を発行するために使用できない。
力にともなってのみ、メーカまたは設置会社の責任者に
よって発行される。しかも、GRカードは、ホテルの責
任者がGR秘密コードをコンソール(10)へ入力した後に
しか、他のオーソライゼーション・カード(MA、SM
A、GAカード)を発行するために使用できない。
逆に言えば、メーカまたは設置会社側ではGRカードを
発行できるが、GR秘密コードを知り得ないから他のオ
ーソライゼーション・カードを発行することはできな
い。これに対してホテル側はGRカードを発行できな
い。したがって、GRカードを1ホテル当り1枚という
ように限定して作成しておけば、GRカードに高い保安
性を保つことができ、ひいては他のオーソライゼーショ
ン・カードやキー・カードの乱発行を未然に防止するこ
とができる。
発行できるが、GR秘密コードを知り得ないから他のオ
ーソライゼーション・カードを発行することはできな
い。これに対してホテル側はGRカードを発行できな
い。したがって、GRカードを1ホテル当り1枚という
ように限定して作成しておけば、GRカードに高い保安
性を保つことができ、ひいては他のオーソライゼーショ
ン・カードやキー・カードの乱発行を未然に防止するこ
とができる。
(3)MA、SMAおよびGAカードの保安性 キー・カードを発行できるオーソライゼーション・カー
ドにはMA、SMAおよびGAカードがある。したがっ
て、これらのオーソライゼーション・カードにも高い保
安性が維持されなければならない。MA、SMAおよび
GAカードには次のようにしてその保安性が保たれてい
る。
ドにはMA、SMAおよびGAカードがある。したがっ
て、これらのオーソライゼーション・カードにも高い保
安性が維持されなければならない。MA、SMAおよび
GAカードには次のようにしてその保安性が保たれてい
る。
まず第1に、MA、SMAおよびGAカードはGRカー
ドを用いてのみ発行される。GRカードには上述のよう
に高い保安性が保たれており、かつGRカードはホテル
の責任者しか所持することができないので、これらのカ
ードが乱発行されることはない。
ドを用いてのみ発行される。GRカードには上述のよう
に高い保安性が保たれており、かつGRカードはホテル
の責任者しか所持することができないので、これらのカ
ードが乱発行されることはない。
第2に、発行されたMA、SMAおよびGAカードのス
タッフ・コード等はカード発行コンソールのRAM内の
発行AC登録エリアに登録される。そして、GRカード
を用いてこれらのカードの無効処理が行なわれる。無効
になったカードはもはやキー・カード発行のために使用
できない。これによって、MA、SMAおよびGAカー
ドの紛失やスタッフの退職等に起因するこれらのカード
の不正使用が防止される。
タッフ・コード等はカード発行コンソールのRAM内の
発行AC登録エリアに登録される。そして、GRカード
を用いてこれらのカードの無効処理が行なわれる。無効
になったカードはもはやキー・カード発行のために使用
できない。これによって、MA、SMAおよびGAカー
ドの紛失やスタッフの退職等に起因するこれらのカード
の不正使用が防止される。
(4)キー・カード発行の保安性 キー・カードを発行するために不可欠なMA、SMAお
よびGAカードには上述のように高い保安性が保持され
ている。しかも、これらのオーソライゼーション・カー
ドを用いたキー・カード発行処理においては、スタッフ
秘密コード・チェック処理と、使用されているオーソラ
イゼーション・カードがRAMの発行AC登録エリアに
登録されているものであるかどうかのチェック処理とが
行なわれる。これにより、カード発行処理を行なうスタ
ッフがその資格を持つ者であるかどうか、使用されてい
るオーソライゼーション・カードが有効なものであるか
どうかの確認が行なわれる。
よびGAカードには上述のように高い保安性が保持され
ている。しかも、これらのオーソライゼーション・カー
ドを用いたキー・カード発行処理においては、スタッフ
秘密コード・チェック処理と、使用されているオーソラ
イゼーション・カードがRAMの発行AC登録エリアに
登録されているものであるかどうかのチェック処理とが
行なわれる。これにより、カード発行処理を行なうスタ
ッフがその資格を持つ者であるかどうか、使用されてい
るオーソライゼーション・カードが有効なものであるか
どうかの確認が行なわれる。
以上によって、キー・カードは厳重な管理下でのみ発行
可能であるから、その保安性のレベルが高い。
可能であるから、その保安性のレベルが高い。
さらに、ゲスト・カードおよびメイド・カードを除く他
のキー・カードはMAカードを用いてのみ、メイド・カ
ードはMAおよびSMAカードを用いてのみ発行でき、
これらのキー・カードを発行できるスタッフが限定され
ている。
のキー・カードはMAカードを用いてのみ、メイド・カ
ードはMAおよびSMAカードを用いてのみ発行でき、
これらのキー・カードを発行できるスタッフが限定され
ている。
加えて、キー・カードは発行されたときには、キー・カ
ード発行記録が印字され、どの種類のキー・カードが、
どの種類のオーソライゼーション・カードを用いて、誰
によって(スタッフ・コード)、いつ発行されたかが必
ず記録として残るようになっているので、たとえ何らか
のトラブルが発生したとしても、それに充分に対処でき
うる。
ード発行記録が印字され、どの種類のキー・カードが、
どの種類のオーソライゼーション・カードを用いて、誰
によって(スタッフ・コード)、いつ発行されたかが必
ず記録として残るようになっているので、たとえ何らか
のトラブルが発生したとしても、それに充分に対処でき
うる。
実施例では、キー・カードの発行時にただちにキー・カ
ード発行記録が印字されるようになっているが、キー・
カード発行データをRAMに記憶しておいて一定時間ご
とに、1日ごとに、または特定のオーソライゼーション
・カードを用いてのみ、これらのデータを印字させるよ
うにしてもよい。
ード発行記録が印字されるようになっているが、キー・
カード発行データをRAMに記憶しておいて一定時間ご
とに、1日ごとに、または特定のオーソライゼーション
・カードを用いてのみ、これらのデータを印字させるよ
うにしてもよい。
(5)カード発行システム 保安性の観点からカードは3つのタイプに分類できる。
最も保安性の高いレベルにある第1のタイプのカードが
GRカードである。このGRカードによって、第2のタ
イプのカードであるMA、SMAおよびGAカードが発
行される。さらに第3のタイプのカードであるキー・カ
ードは上述の第2のタイプのカードを用いて発行され
る。
最も保安性の高いレベルにある第1のタイプのカードが
GRカードである。このGRカードによって、第2のタ
イプのカードであるMA、SMAおよびGAカードが発
行される。さらに第3のタイプのカードであるキー・カ
ードは上述の第2のタイプのカードを用いて発行され
る。
第1のタイプのGRカードは、カード発行コンソールの
ROM内のメーカ側秘密コードとキー入力された秘密コ
ードとが一致することを条件として、カード発行コンソ
ールによって発行される。すなわち未完成GRカードに
ホテル・コードが記録されることによりこのGRカード
は完成される。これにより、完成したGRカードとそれ
を発行したカード発行コンソールとが結びつけられる。
ROM内のメーカ側秘密コードとキー入力された秘密コ
ードとが一致することを条件として、カード発行コンソ
ールによって発行される。すなわち未完成GRカードに
ホテル・コードが記録されることによりこのGRカード
は完成される。これにより、完成したGRカードとそれ
を発行したカード発行コンソールとが結びつけられる。
次にGRカードを用いてGR秘密コードが入力され、カ
ード発行コンソールのRAM内に記憶される。これによ
り、GRカードと、それを所持する者とカード発行コン
ソールとが結びつけられる。
ード発行コンソールのRAM内に記憶される。これによ
り、GRカードと、それを所持する者とカード発行コン
ソールとが結びつけられる。
第2のタイプのカードであるMA、SMAおよびGAカ
ードは、GRカードを用いて、かつキー入力されたGR
秘密コードとカード発行コンソール内のGR秘密コード
とが一致することを条件として発行される。すなわち、
第2のタイプのカードは、第1のタイプのカードと、そ
れを所持する者と、カード発行コンソールとが結びつい
ているという条件のもとに発行される。しかも、第2の
タイプのカード・データがカード発行コンソール内に登
録されるとともに、この登録は第1のカードであるGR
カードを用いて抹消することも可能であるから、第2の
タイプのカードは、第1のタイプのカード、それを所持
する者およびカード発行コンソールと密接に関連づけら
れる。
ードは、GRカードを用いて、かつキー入力されたGR
秘密コードとカード発行コンソール内のGR秘密コード
とが一致することを条件として発行される。すなわち、
第2のタイプのカードは、第1のタイプのカードと、そ
れを所持する者と、カード発行コンソールとが結びつい
ているという条件のもとに発行される。しかも、第2の
タイプのカード・データがカード発行コンソール内に登
録されるとともに、この登録は第1のカードであるGR
カードを用いて抹消することも可能であるから、第2の
タイプのカードは、第1のタイプのカード、それを所持
する者およびカード発行コンソールと密接に関連づけら
れる。
第2のタイプのカード発行時にはスタッフ秘密コードも
登録されかつカードに記録されるから、第2のタイプの
カードを所持するスタッフもまた、第2のカードおよび
カード発行コンソールと密接に関連づけられる。
登録されかつカードに記録されるから、第2のタイプの
カードを所持するスタッフもまた、第2のカードおよび
カード発行コンソールと密接に関連づけられる。
第3のタイプのカードであるキー・カードは、第2のタ
イプのカードを用いて、かつ第2のカードがカード発行
コンソールに登録されていることおよびキー入力された
スタッフ秘密コードがカード側またはコンソール側のス
タッフ秘密コードと一致していることを条件として発行
される。すなわち、第3のタイプのカードは、第2のタ
イプのカードとそれを所持する者とカード発行コンソー
ルが結びついているという条件のもとに発行される。
イプのカードを用いて、かつ第2のカードがカード発行
コンソールに登録されていることおよびキー入力された
スタッフ秘密コードがカード側またはコンソール側のス
タッフ秘密コードと一致していることを条件として発行
される。すなわち、第3のタイプのカードは、第2のタ
イプのカードとそれを所持する者とカード発行コンソー
ルが結びついているという条件のもとに発行される。
このようにして、一種のヒエラルキィ構造をもった複数
のタイプのカードが、最も高いレベルのものから順次、
より高位のものを用いて、しかもより高位のカードとカ
ード発行操作者とカード発行機とが結びついているとい
う条件のもとに発行される。
のタイプのカードが、最も高いレベルのものから順次、
より高位のものを用いて、しかもより高位のカードとカ
ード発行操作者とカード発行機とが結びついているとい
う条件のもとに発行される。
なお、実施例ではGRカードにメーカ側秘密コードが記
録されていないが、メーカ側であらかじめ記録しておく
ようにしてもよい。
録されていないが、メーカ側であらかじめ記録しておく
ようにしてもよい。
(6)2つのカード・リーダをもつカード発行コンソー
ル カード発行コンソール(カード発行機)は、オーソライ
ゼーション・カードのカード・データを読取るための第
1のカード・リーダと、カード発行のためのカード・リ
ード/ライト機能をもつ第2のカード・リーダとをもっ
ている。そして、第1のカード・リーダにオーソライゼ
ーション・カードが挿入されかつそのカード・データが
読取られ、所定のチェック(秘密コードのチェック、登
録されている有効カードかどうかのチェック)をパスし
た場合には、第2のカード・リーダによってカードに発
行が可能となる。第1のカード・リーダおよびそこに挿
入されたオーソライゼーション・カードのチェックは、
カード発行コンソールにカード発行許可を与えるための
いわば「キー」の役割を果している。
ル カード発行コンソール(カード発行機)は、オーソライ
ゼーション・カードのカード・データを読取るための第
1のカード・リーダと、カード発行のためのカード・リ
ード/ライト機能をもつ第2のカード・リーダとをもっ
ている。そして、第1のカード・リーダにオーソライゼ
ーション・カードが挿入されかつそのカード・データが
読取られ、所定のチェック(秘密コードのチェック、登
録されている有効カードかどうかのチェック)をパスし
た場合には、第2のカード・リーダによってカードに発
行が可能となる。第1のカード・リーダおよびそこに挿
入されたオーソライゼーション・カードのチェックは、
カード発行コンソールにカード発行許可を与えるための
いわば「キー」の役割を果している。
一般に機械の作動を許可するためのキーはメカニカルな
ものが多い。このキーを紛失した場合には、機械の関連
部分を交換しなければならない。また、そのキーを操作
する資格に関係なくキーを所持する者であればその機械
を作動させることができる。
ものが多い。このキーを紛失した場合には、機械の関連
部分を交換しなければならない。また、そのキーを操作
する資格に関係なくキーを所持する者であればその機械
を作動させることができる。
これに対して、上述の2つのカード・リーダをもつカー
ド発行コンソールでは、オーソライゼーション・カード
をたとえ紛失したとしても(MA、SAM、GAカード
の場合)、GRカードを用いて再発行が可能であるか
ら、カード発行コンソールを修理する必要はない。ま
た、紛失したオーソライゼーション・カードの登録を抹
消してしまえばそのカードを使用することは不可能とな
るので安全性が高い。さらに、秘密コード・チェックに
よって操作者がカード発行の資格を持つ者であるかどう
かのチェックも行なわれ、誰でもカード発行操作が行な
える訳ではない。
ド発行コンソールでは、オーソライゼーション・カード
をたとえ紛失したとしても(MA、SAM、GAカード
の場合)、GRカードを用いて再発行が可能であるか
ら、カード発行コンソールを修理する必要はない。ま
た、紛失したオーソライゼーション・カードの登録を抹
消してしまえばそのカードを使用することは不可能とな
るので安全性が高い。さらに、秘密コード・チェックに
よって操作者がカード発行の資格を持つ者であるかどう
かのチェックも行なわれ、誰でもカード発行操作が行な
える訳ではない。
(7)ホテル・システムにおけるカード発行コンソール
とオーソライゼーション・カードの有用性 このようなカード発行コンソールがホテルのカード・ロ
ック・システムにおいて使用されるとより一層有効であ
る。特定の複数人のホテルのスタッフにその人の地位に
応じてMA、SMAまたはGAカードが発行される。ホ
テルの顧客が自己に割当てられた部屋を使用するための
ゲスト・カードは、これらのオーソライゼーション・カ
ードのいずれを用いても発行することができる。ホテル
の日常業務の主なものは顧客のチェックイン、チェック
アウトの応対であり、チェックイン時には必ずゲスト・
カードを発行しなければならない。ゲスト・カードはど
のオーソライゼーション・カード(GRカードを除く)
を用いても発行できるから、ホテルのフロントにはこれ
らのオーソライゼーション・カードを持ったスタッフが
少なくとも1人居ればよく、スタッフの離席や交替に対
応しやすい。
とオーソライゼーション・カードの有用性 このようなカード発行コンソールがホテルのカード・ロ
ック・システムにおいて使用されるとより一層有効であ
る。特定の複数人のホテルのスタッフにその人の地位に
応じてMA、SMAまたはGAカードが発行される。ホ
テルの顧客が自己に割当てられた部屋を使用するための
ゲスト・カードは、これらのオーソライゼーション・カ
ードのいずれを用いても発行することができる。ホテル
の日常業務の主なものは顧客のチェックイン、チェック
アウトの応対であり、チェックイン時には必ずゲスト・
カードを発行しなければならない。ゲスト・カードはど
のオーソライゼーション・カード(GRカードを除く)
を用いても発行できるから、ホテルのフロントにはこれ
らのオーソライゼーション・カードを持ったスタッフが
少なくとも1人居ればよく、スタッフの離席や交替に対
応しやすい。
メイド・カード、エマージェンシィ・カード、マスター
・カード等の発行は日常的に行なわれる必要はない。し
たがって、ゲスト・カードを除く他の特殊カードの発行
は特定のオーソライゼーション・カード(たとえばM
A、SAMカード)を持つスタッフのみが発行できるよ
うにしておいても支障はなく、かえってそうした方が、
特殊カードを発行できる人が限定されるので、上述した
ように保安性が高く維持される。
・カード等の発行は日常的に行なわれる必要はない。し
たがって、ゲスト・カードを除く他の特殊カードの発行
は特定のオーソライゼーション・カード(たとえばM
A、SAMカード)を持つスタッフのみが発行できるよ
うにしておいても支障はなく、かえってそうした方が、
特殊カードを発行できる人が限定されるので、上述した
ように保安性が高く維持される。
(8)2種類のゲスト・カード 発行可能なゲスト・カードには、AとBの2種類があ
る。ゲスト・カードAは、カード・ロック装置(70)がデ
ッド・ボルト(71)によって施錠されている場合には解錠
できない。ゲスト・カードBはデッド・ボルト(71)によ
る施錠の有無にかかわらず解錠可能である。
る。ゲスト・カードAは、カード・ロック装置(70)がデ
ッド・ボルト(71)によって施錠されている場合には解錠
できない。ゲスト・カードBはデッド・ボルト(71)によ
る施錠の有無にかかわらず解錠可能である。
ゲスト・カードAおよびBのうち、どちらのゲスト・カ
ードを発行するかは、カード発行コンソールの動作モー
ドによって定まる。したがって、ホテル・カード・ロッ
ク・システムの導入時に、ホテルの希望によってどちら
の種類のゲスト・カードを発行するかを定めることがで
きる。
ードを発行するかは、カード発行コンソールの動作モー
ドによって定まる。したがって、ホテル・カード・ロッ
ク・システムの導入時に、ホテルの希望によってどちら
の種類のゲスト・カードを発行するかを定めることがで
きる。
ゲスト・カードA、Bのどちらを発行するかを動作モー
ド設定によって定めずに、ゲスト・カード発行ごとに定
めるようにしてもよい。この場合には、ゲスト・カード
発行時にスタッフによってゲスト・カードAかBかを選
択するためのキー入力が行なわれ、このキー入力結果に
応じてゲスト・カード中にエンコードされる分類コード
が決定される。このようにすることにより、顧客ごとに
その希望にそったゲスト・カードの発行が行なえる。
ド設定によって定めずに、ゲスト・カード発行ごとに定
めるようにしてもよい。この場合には、ゲスト・カード
発行時にスタッフによってゲスト・カードAかBかを選
択するためのキー入力が行なわれ、このキー入力結果に
応じてゲスト・カード中にエンコードされる分類コード
が決定される。このようにすることにより、顧客ごとに
その希望にそったゲスト・カードの発行が行なえる。
(9)複数枚の同一ゲスト・カードの発行 シングル・タイプの部屋には1人が宿泊するのが原則で
あるが、ツイン・タイプやトリプル・タイプの部屋には
2人以上の顧客が宿泊することが多い。1つの部屋を複
数人の顧客が利用する場合に、1部屋当り1枚のゲスト
・カードを発行するようにすると、顧客に不便を生じる
ことがある。
あるが、ツイン・タイプやトリプル・タイプの部屋には
2人以上の顧客が宿泊することが多い。1つの部屋を複
数人の顧客が利用する場合に、1部屋当り1枚のゲスト
・カードを発行するようにすると、顧客に不便を生じる
ことがある。
この実施例のカード発行コンソールでは1部屋に対して
所望複数枚のゲスト・カード発行が可能である。したが
って、1つの部屋を利用する複数人の顧客のそれぞれに
1枚ずつのゲスト・カードを渡すことができ、顧客は各
人ごとにカード・ロック装置の解錠を行なうことができ
る。
所望複数枚のゲスト・カード発行が可能である。したが
って、1つの部屋を利用する複数人の顧客のそれぞれに
1枚ずつのゲスト・カードを渡すことができ、顧客は各
人ごとにカード・ロック装置の解錠を行なうことができ
る。
しかも、1部屋のゲスト・カード発行にさいしてはスタ
ッフはゲスト・カード発行に必要なデータ(ルームN
O.、チェックアウト日時、発行枚数)を1回キー入力す
るだけで、キー入力によって指定した枚数のゲスト・カ
ードを発行することができる(第15図参照)。したが
って、スタッフによるキー入力操作も簡便である。
ッフはゲスト・カード発行に必要なデータ(ルームN
O.、チェックアウト日時、発行枚数)を1回キー入力す
るだけで、キー入力によって指定した枚数のゲスト・カ
ードを発行することができる(第15図参照)。したが
って、スタッフによるキー入力操作も簡便である。
(10)ゲスト・カードの再発行 一旦ゲスト・カードが発行されたのち、滞在日数の変
更、ゲスト・カードの紛失などの理由により、同じ部屋
についてゲスト・カードを再発行しなければならない場
合がある。このようなゲスト・カードの再発行を容易に
許すのは好ましくなく、乱発行されたゲスト・カードが
悪用されるおそれもあり、カード・ロック・システムの
保安性の低下を招く。
更、ゲスト・カードの紛失などの理由により、同じ部屋
についてゲスト・カードを再発行しなければならない場
合がある。このようなゲスト・カードの再発行を容易に
許すのは好ましくなく、乱発行されたゲスト・カードが
悪用されるおそれもあり、カード・ロック・システムの
保安性の低下を招く。
ゲスト・カードの再発行にさいしては、それを担当する
スタッフが充分に注意してこれを行なうように、ゲスト
・カード発行の操作とは異なるやり方が要求されてい
る。すなわち、ゲスト・カード発行の場合には、ファン
クション・スイッチ(15)中の「ゲスト」を単に押せば、
カード発行処理に進むが(第14図ステップ(184)(19
4))、ゲスト・カード再発行の場合には「キャンセル
(ルーム)」のファンクション・スイッチを押し(第1
4図ステップ(185)(195))、さらに表示器(12)の表示に
したがって、ルーム・キャンセル、チェックアウト変更
およびカード再発行のいずれかの項目を選択しなければ
ならない(第16図ステップ(201)〜(204))。
スタッフが充分に注意してこれを行なうように、ゲスト
・カード発行の操作とは異なるやり方が要求されてい
る。すなわち、ゲスト・カード発行の場合には、ファン
クション・スイッチ(15)中の「ゲスト」を単に押せば、
カード発行処理に進むが(第14図ステップ(184)(19
4))、ゲスト・カード再発行の場合には「キャンセル
(ルーム)」のファンクション・スイッチを押し(第1
4図ステップ(185)(195))、さらに表示器(12)の表示に
したがって、ルーム・キャンセル、チェックアウト変更
およびカード再発行のいずれかの項目を選択しなければ
ならない(第16図ステップ(201)〜(204))。
そして、これらの各項目は次のように分類されており、
それぞれの項目に応じて操作の仕方と条件が異なってい
る。
それぞれの項目に応じて操作の仕方と条件が異なってい
る。
ルーム・キャンセル 発行されたゲスト・カードをカード・ロック装置(70)に
使用する前におけるゲスト・カードのキャンセルであ
り、キー入力のみまたはゲスト・カードを用いてどちら
か一方で行なうことができる。
使用する前におけるゲスト・カードのキャンセルであ
り、キー入力のみまたはゲスト・カードを用いてどちら
か一方で行なうことができる。
チェックアウト変更 発行されたゲスト・カードをカード・ロック装置(70)に
少なくとも1回使用した後における、しかも滞在期間内
における滞在時間の変更であり、使用中のゲスト・カー
ドを用いてのみしか操作できない。
少なくとも1回使用した後における、しかも滞在期間内
における滞在時間の変更であり、使用中のゲスト・カー
ドを用いてのみしか操作できない。
カード再発行 発行されたゲスト・カードをカード・ロック装置(70)に
少なくとも1回使用した後における、しかも滞在期間内
におけるゲスト・カードの再発行であり、ゲスト・カー
ドを紛失した場合に行なわれる。再発行された新しいゲ
スト・カードを該当するカード・ロック装置でただちに
使用する必要がある。
少なくとも1回使用した後における、しかも滞在期間内
におけるゲスト・カードの再発行であり、ゲスト・カー
ドを紛失した場合に行なわれる。再発行された新しいゲ
スト・カードを該当するカード・ロック装置でただちに
使用する必要がある。
(11)紙カードの使用 ゲスト・カード(AおよびB)、メンテナンス・カード
およびスタンバイ・カードには紙製のカードが使用され
ている。これらのキー・カードの発行枚数は多いので、
紙カードの使用によりキー・カードの費用が安価となり
経済的である。
およびスタンバイ・カードには紙製のカードが使用され
ている。これらのキー・カードの発行枚数は多いので、
紙カードの使用によりキー・カードの費用が安価となり
経済的である。
しかも紙カードの表面にルームNO.等のカード・データ
を印字することができるので、カード・データ・モニタ
処理(第14図ステップ(197))を行なわなくても、そ
のカードの目的をある程度目視により知ることができ
る。
を印字することができるので、カード・データ・モニタ
処理(第14図ステップ(197))を行なわなくても、そ
のカードの目的をある程度目視により知ることができ
る。
実施例では、ゲスト・カードとメンテナンス・カードに
ついてのみ印字が行なわれているが、スタンバイ・カー
ドにもルームNO.等を印字するようにしてもよい。ま
た、これらのキー・カードに印字されるカード・データ
の種類は任意に定めることが可能である。
ついてのみ印字が行なわれているが、スタンバイ・カー
ドにもルームNO.等を印字するようにしてもよい。ま
た、これらのキー・カードに印字されるカード・データ
の種類は任意に定めることが可能である。
(12)カード・データの再登録 カード発行コンソール(親機)(10)のRAMの発行AC
登録エリアおよびシーケンスNO.エリアのデータを、カ
ード・データから読取って書込むことができる。このこ
とにより、RAMのデータが何らかの原因で消えてしま
ったときに対処することが可能となる。
登録エリアおよびシーケンスNO.エリアのデータを、カ
ード・データから読取って書込むことができる。このこ
とにより、RAMのデータが何らかの原因で消えてしま
ったときに対処することが可能となる。
(13)データ入力装置を用いた初期データの入出力 データ入力装置(50)の主要な機能は、カード発行コンソ
ール(親機)(10)から、すべてのカード・ロック装置(7
0)の動作に共通する初期データ(ホテル・コード、時計
データ、解錠時間およびチェックアウト時間オーバ許容
時間)を受取り、カード・ロック装置(70)が設けられた
部屋のルームNO.(ルームNO.はキー入力される)ととも
にこの初期データをカード・ロック装置(70)に書込むこ
とにある(初期データ・セット・モード)。
ール(親機)(10)から、すべてのカード・ロック装置(7
0)の動作に共通する初期データ(ホテル・コード、時計
データ、解錠時間およびチェックアウト時間オーバ許容
時間)を受取り、カード・ロック装置(70)が設けられた
部屋のルームNO.(ルームNO.はキー入力される)ととも
にこの初期データをカード・ロック装置(70)に書込むこ
とにある(初期データ・セット・モード)。
カード・ロック装置(70)はオフ・ライン・モードで動作
する(すなわち、カード発行コンソール(10)とは伝送ラ
インで結ばれていない)。しかしながら、このデータ入
力装置(50)によってその初期データ等が与えられるの
で、キー・カードによる解錠等のための処理が可能とな
る。
する(すなわち、カード発行コンソール(10)とは伝送ラ
インで結ばれていない)。しかしながら、このデータ入
力装置(50)によってその初期データ等が与えられるの
で、キー・カードによる解錠等のための処理が可能とな
る。
データ入力装置(50)のメモリにはまた、初期データ・セ
ット済ルームNO.登録エリアが設けられており、初期デ
ータのセットが終了した部屋のルームNO.がこのエリア
に登録される。データ入力装置(50)がカード発行コンソ
ール(10)に接続されたときに、これらのルームNO.はカ
ード発行コンソール(10)において集計プリンタ(11)によ
って印字される。したがって、初期データのセットが終
了した部屋のルームNO.を視認情報とすることができ、
それを目視により確認するとともに記録として残すこと
が可能となる。
ット済ルームNO.登録エリアが設けられており、初期デ
ータのセットが終了した部屋のルームNO.がこのエリア
に登録される。データ入力装置(50)がカード発行コンソ
ール(10)に接続されたときに、これらのルームNO.はカ
ード発行コンソール(10)において集計プリンタ(11)によ
って印字される。したがって、初期データのセットが終
了した部屋のルームNO.を視認情報とすることができ、
それを目視により確認するとともに記録として残すこと
が可能となる。
なお、データ入力装置(50)を用いて、カード発行コンソ
ール(10)のRAM内のシーケンスNO.エリアに登録され
ている各種キー・カードのシーケンスNO.およびルーム
・データ・エリア内の各部屋についてのメンテナンス・
カードNO.等を、カード・ロック装置(70)に書込むよう
にしてもよい。
ール(10)のRAM内のシーケンスNO.エリアに登録され
ている各種キー・カードのシーケンスNO.およびルーム
・データ・エリア内の各部屋についてのメンテナンス・
カードNO.等を、カード・ロック装置(70)に書込むよう
にしてもよい。
(14)データ入力装置の他の機能 データ入力装置は、上述の初期データ入出力機能の他
に、カード・ロック装置(70)のメモリ内のデータを読出
してその表示器(51)に表示する機能(リード・モー
ド)、カード・ロック装置(70)のメモリに所定のデータ
を書込む機能(ライト・モード)およびカード・ロック
装置(70)内の所望のシーケンスNO.をクリアする機能
(クリア・モード)をもっている。これらの諸機能を用
いて、カード・ロック装置(70)の保守、点検、データ修
正等を必要に応じて行なうことができる。
に、カード・ロック装置(70)のメモリ内のデータを読出
してその表示器(51)に表示する機能(リード・モー
ド)、カード・ロック装置(70)のメモリに所定のデータ
を書込む機能(ライト・モード)およびカード・ロック
装置(70)内の所望のシーケンスNO.をクリアする機能
(クリア・モード)をもっている。これらの諸機能を用
いて、カード・ロック装置(70)の保守、点検、データ修
正等を必要に応じて行なうことができる。
(15)カード・ロック装置におけるシーケンスNO.キャン
セル カード・ロック装置(70)のメモリには、使用されるキー
・カードごとにその最新のシーケンスNO.が記憶されて
いる。そして、新たに発行されたキー・カードが用いら
れると、キー・カードのシーケンスNO.とカード・ロッ
ク装置(70)内のシーケンスNO.とがあらかじめ定められ
た一定の関係にあるかどうかが検査され、一定の関係に
あれば解錠またはその他の処理が行なわれるとともに、
キー・カードのシーケンスNO.がカード・ロック装置(7
0)のメモリに登録され、メモリ上のシーケンスNO.が更
新される。
セル カード・ロック装置(70)のメモリには、使用されるキー
・カードごとにその最新のシーケンスNO.が記憶されて
いる。そして、新たに発行されたキー・カードが用いら
れると、キー・カードのシーケンスNO.とカード・ロッ
ク装置(70)内のシーケンスNO.とがあらかじめ定められ
た一定の関係にあるかどうかが検査され、一定の関係に
あれば解錠またはその他の処理が行なわれるとともに、
キー・カードのシーケンスNO.がカード・ロック装置(7
0)のメモリに登録され、メモリ上のシーケンスNO.が更
新される。
たとえば、ある種のキー・カードの紛失によって新たな
シーケンスNO.をもつ同種のキー・カードが発行され、
そのキー・カードが使用されないまま紛失され、さらに
新たなシーケンスNO.をもつキー・カードが発行された
とする。カード・ロック装置(70)のメモリ上のシーケン
スNO.が更新されないまま、連続して2回またはそれ以
上の回数にわたってシーケンスNO.が更新されたキー・
カードが用いられると、もはや、カード・ロック装置(7
0)ではキー・カードのシーケンスNO.と装置(70)のシー
ケンスNO.とが上記一定の関係にあるかどうかの判定が
できなくなってしまう場合がある。
シーケンスNO.をもつ同種のキー・カードが発行され、
そのキー・カードが使用されないまま紛失され、さらに
新たなシーケンスNO.をもつキー・カードが発行された
とする。カード・ロック装置(70)のメモリ上のシーケン
スNO.が更新されないまま、連続して2回またはそれ以
上の回数にわたってシーケンスNO.が更新されたキー・
カードが用いられると、もはや、カード・ロック装置(7
0)ではキー・カードのシーケンスNO.と装置(70)のシー
ケンスNO.とが上記一定の関係にあるかどうかの判定が
できなくなってしまう場合がある。
このようにキー・カードの紛失や、運用の誤り等によっ
てシーケンスNO.に混乱が生じた場合に対処するために
は、カード・ロック装置(70)のメモリ内の対応する複数
のキー・カードのシーケンスNO.をクリアすればよい。
シーケンスNO.がクリアされると、カード・ロック装置
(70)は上述したように新たなキー・カードのシーケンス
NO.を受入れかつメモリに登録する。そして、これ以降
は新たなキー・カードが発行されても装置(70)のシーケ
ンスNO.の更新が行なわれていくようになる。
てシーケンスNO.に混乱が生じた場合に対処するために
は、カード・ロック装置(70)のメモリ内の対応する複数
のキー・カードのシーケンスNO.をクリアすればよい。
シーケンスNO.がクリアされると、カード・ロック装置
(70)は上述したように新たなキー・カードのシーケンス
NO.を受入れかつメモリに登録する。そして、これ以降
は新たなキー・カードが発行されても装置(70)のシーケ
ンスNO.の更新が行なわれていくようになる。
カード・ロック装置(70)のメモリのシーケンスNO.のク
リアは、データ入力装置(50)およびキャンセリング・カ
ードを用いて行なうことができる。データ入力装置(50)
を用いると、任意のキー・カードのシーケンスNO.のク
リアが可能である(クリア・モード)。また、キャンセ
リング・カードを用いると、ゲスト・カードおよびメン
テナンス・カードのシーケンスNO.がクリアされる。
リアは、データ入力装置(50)およびキャンセリング・カ
ードを用いて行なうことができる。データ入力装置(50)
を用いると、任意のキー・カードのシーケンスNO.のク
リアが可能である(クリア・モード)。また、キャンセ
リング・カードを用いると、ゲスト・カードおよびメン
テナンス・カードのシーケンスNO.がクリアされる。
キャンセリング・カードに他のキー・カードのシーケン
スNO.をクリアできる機能をもたせてもよいし、各キー
・カードのタイプごとにそれのシーケンスNO.をクリア
できるキャンセリング・カードを発行するようにしても
よい。
スNO.をクリアできる機能をもたせてもよいし、各キー
・カードのタイプごとにそれのシーケンスNO.をクリア
できるキャンセリング・カードを発行するようにしても
よい。
(16)部屋のロックアウトとその解除 ホテルの都合により特定の部屋をロックアウトしてお
き、何人も使用できないようにしておきたい場合があ
る。このような場合には、ロックアウト・カードが用い
られる。ロックアウト・カードによってカード・ロック
装置(70)のロックアウト・フラグがセットされると、も
はや、エマージェンシィ・カードを除いて、どのキー・
カードを用いてもこのカード・ロック装置(70)を解錠す
ることはできない。
き、何人も使用できないようにしておきたい場合があ
る。このような場合には、ロックアウト・カードが用い
られる。ロックアウト・カードによってカード・ロック
装置(70)のロックアウト・フラグがセットされると、も
はや、エマージェンシィ・カードを除いて、どのキー・
カードを用いてもこのカード・ロック装置(70)を解錠す
ることはできない。
ロックアウトの解除はキャンセリング・カードを用いて
行なわれる。
行なわれる。
ロックアウトの設定およびその解除の両方またはいずれ
か一方をデータ入力装置を用いて行なうようにすること
も可能である。
か一方をデータ入力装置を用いて行なうようにすること
も可能である。
(17)キャンセリング・カードの2つの機能 キャンセリング・カードは上述のように2つの機能をも
っている。その1つは、カード・ロック装置(70)におけ
る特定のシーケンスNO.のクリアであり、もう1つはロ
ックアウトの解除である。
っている。その1つは、カード・ロック装置(70)におけ
る特定のシーケンスNO.のクリアであり、もう1つはロ
ックアウトの解除である。
カード・ロック装置(70)においてキャンセリング・カー
ドが用いられると、ロックアウト・フラグが検査され、
ロックアウト状態にあればこのフラグがリセットされる
ことによりロックアウトが解除される。ロックアウト・
フラグがセットされていなければ、ゲスト・カードおよ
びメンテナンス・カードのシーケンスNO.がクリアされ
る。
ドが用いられると、ロックアウト・フラグが検査され、
ロックアウト状態にあればこのフラグがリセットされる
ことによりロックアウトが解除される。ロックアウト・
フラグがセットされていなければ、ゲスト・カードおよ
びメンテナンス・カードのシーケンスNO.がクリアされ
る。
カード・ロック装置(70)がロックアウト状態にある場合
にこのキャンセリング・カード2回続けて用いられる
と、1回目はロックアウトが解除され、2回目にはシー
ケンスNO.がクリアされる。
にこのキャンセリング・カード2回続けて用いられる
と、1回目はロックアウトが解除され、2回目にはシー
ケンスNO.がクリアされる。
このように、キャンセリング・カードは2つの機能を1
つのカードにまとめて持っているので、カード・ロック
・システムの簡素化に役立つ。
つのカードにまとめて持っているので、カード・ロック
・システムの簡素化に役立つ。
(18)カード・ロック装置のバッテリィ・チェック カード・ロック装置(70)はバッテリィ(88)を内蔵してお
り、その供給電力により作動する。バッテリィの消耗度
合を直接に目視することはできず、電気回路によるチェ
ックと表示とが必要となる。バッテリィの消耗状態を常
時チェックしかつ表示していたのでは、バッテリィの消
耗を助長することになる。
り、その供給電力により作動する。バッテリィの消耗度
合を直接に目視することはできず、電気回路によるチェ
ックと表示とが必要となる。バッテリィの消耗状態を常
時チェックしかつ表示していたのでは、バッテリィの消
耗を助長することになる。
この実施例では、マスタ、メイドおよびメンテナンス・
カードが用いられた場合にのみバッテリィ・チェック回
路(89)が作動され、チェック結果が緑表示灯(76)により
表示されているので、定期的かつ必要時にのみバッテリ
ィ・チェックが行なわれることになり、バッテリィ・チ
ェックの意義からもバッテリィの消耗を防止する観点か
らも適切である。マスタ・カードは、管理職にある特定
のスタッフが所持するものであり、何らかの特定の目的
がある場合にのみこのカードを用いてカード・ロック装
置(70)を解錠するので、その機会にこの特定のスタッフ
がバッテリィ(88)の状態をチェックできるのは好まし
い。また、メイドによる部屋の整理、整頓、清掃等は定
期的に(たとえば1日に1回)行なわれるので、メイド
がメイド・カードを用いてカード・ロック装置(70)を解
錠したときにバッテリィの状態がチェックされるのも、
バッテリィの定期的なチェックが確保されるので好まし
い。メンテナンス・マンが必要時または定期的にバッテ
リィの状態をチェックするのも適切である。
カードが用いられた場合にのみバッテリィ・チェック回
路(89)が作動され、チェック結果が緑表示灯(76)により
表示されているので、定期的かつ必要時にのみバッテリ
ィ・チェックが行なわれることになり、バッテリィ・チ
ェックの意義からもバッテリィの消耗を防止する観点か
らも適切である。マスタ・カードは、管理職にある特定
のスタッフが所持するものであり、何らかの特定の目的
がある場合にのみこのカードを用いてカード・ロック装
置(70)を解錠するので、その機会にこの特定のスタッフ
がバッテリィ(88)の状態をチェックできるのは好まし
い。また、メイドによる部屋の整理、整頓、清掃等は定
期的に(たとえば1日に1回)行なわれるので、メイド
がメイド・カードを用いてカード・ロック装置(70)を解
錠したときにバッテリィの状態がチェックされるのも、
バッテリィの定期的なチェックが確保されるので好まし
い。メンテナンス・マンが必要時または定期的にバッテ
リィの状態をチェックするのも適切である。
これに対して、ゲスト・カードなど頻繁に用いられるキ
ー・カード、エマージェンシィ・カードのように非常事
態時に用いられるカードではバッテリィのチェックは行
なわれず、チェックによるバッテリィの不必要な消耗が
防止されるとともに、不必要な表示が行なわれないの
で、無用な混乱が生ずるのを未然に防止することができ
る。
ー・カード、エマージェンシィ・カードのように非常事
態時に用いられるカードではバッテリィのチェックは行
なわれず、チェックによるバッテリィの不必要な消耗が
防止されるとともに、不必要な表示が行なわれないの
で、無用な混乱が生ずるのを未然に防止することができ
る。
(19)デッド・ボルトとキー・カード デッド・ボルトによって施錠されているにもかかわら
ず、キー・カードを用いて容易に解錠できるようにする
ことは、顧客のプライバシィの侵害となり好ましくな
い。しかしながら、何らかの非常事態が発生した場合に
は、デッド・ボルトによって施錠されていても解錠でき
るように確保することが要求される。この実施例では、
このような矛盾する要請を次のやり方により解決してい
る。
ず、キー・カードを用いて容易に解錠できるようにする
ことは、顧客のプライバシィの侵害となり好ましくな
い。しかしながら、何らかの非常事態が発生した場合に
は、デッド・ボルトによって施錠されていても解錠でき
るように確保することが要求される。この実施例では、
このような矛盾する要請を次のやり方により解決してい
る。
上述したように、デッド・ボルトによって施錠されてい
る場合には解錠できないゲスト・カードAと、解錠でき
るゲスト・カードBとを発行する。これにより、顧客へ
の要求にこたえることができる。上述したように、ゲス
ト・カード発行の都度、いずれか一方を選択できるよう
にすることは好ましい。
る場合には解錠できないゲスト・カードAと、解錠でき
るゲスト・カードBとを発行する。これにより、顧客へ
の要求にこたえることができる。上述したように、ゲス
ト・カード発行の都度、いずれか一方を選択できるよう
にすることは好ましい。
非常時用のエマージェンシィ・カードを作成し、このカ
ードを使用した場合にのみ、デッド・ボルトによって施
錠されていてもカード・ロック装置が解錠される。この
ことにより、デッド・ボルトにより施錠されているにも
かかわらず通常のキー・カードを用いて、たとえマスタ
ー・カードであっても部屋へ不法に侵入することが防止
され、部屋の安全性が高まるとともに、非常時にはデッ
ド・ボルトによる施錠の有無にかかわらずエマージェン
シィ・カードを用いて迅速に解錠可能となる。エマージ
ェンシィ・カードの使用を非常時のみに制限することに
より部屋の安全性が高められる。
ードを使用した場合にのみ、デッド・ボルトによって施
錠されていてもカード・ロック装置が解錠される。この
ことにより、デッド・ボルトにより施錠されているにも
かかわらず通常のキー・カードを用いて、たとえマスタ
ー・カードであっても部屋へ不法に侵入することが防止
され、部屋の安全性が高まるとともに、非常時にはデッ
ド・ボルトによる施錠の有無にかかわらずエマージェン
シィ・カードを用いて迅速に解錠可能となる。エマージ
ェンシィ・カードの使用を非常時のみに制限することに
より部屋の安全性が高められる。
さらに、変形例として、マスター・カードに次のような
機能を持たせるようにすると好ましい。マスター・カー
ドがカード・ロック装置で用いられたときには、カード
・ロック装置のMPUによってその部屋に顧客が滞在中
であるかどうかが調べられる。カード・ロック装置のメ
モリには、カード・リード・データ・エリアがあり、こ
こにゲスト・カードのカード・データが記憶されてい
る。カード・データ中には、チェックイン日とチェック
アウト日時のデータとがあるから、滞在期間中かどうか
を容易に知ることができる。そして、滞在期間中であれ
ば、デッド・ボルトによって施錠されている場合にはマ
スター・カードによる解錠を禁止し、滞在期間外である
場合にのみデッド・ボルトによって施錠されていてもマ
スター・カードによる解錠を許可する。このようにする
ことにより正規の顧客のプライバシィを確保することが
できるとともに、マスター・カードも特定の場合にはエ
マージェンシィ・カードと同じ働きをするので融通性が
高まる。
機能を持たせるようにすると好ましい。マスター・カー
ドがカード・ロック装置で用いられたときには、カード
・ロック装置のMPUによってその部屋に顧客が滞在中
であるかどうかが調べられる。カード・ロック装置のメ
モリには、カード・リード・データ・エリアがあり、こ
こにゲスト・カードのカード・データが記憶されてい
る。カード・データ中には、チェックイン日とチェック
アウト日時のデータとがあるから、滞在期間中かどうか
を容易に知ることができる。そして、滞在期間中であれ
ば、デッド・ボルトによって施錠されている場合にはマ
スター・カードによる解錠を禁止し、滞在期間外である
場合にのみデッド・ボルトによって施錠されていてもマ
スター・カードによる解錠を許可する。このようにする
ことにより正規の顧客のプライバシィを確保することが
できるとともに、マスター・カードも特定の場合にはエ
マージェンシィ・カードと同じ働きをするので融通性が
高まる。
(20)エマージェンシィ・カード エマージェンシィ・カードは、非常事態が発生したとき
にホテルの部屋を解錠するためのものである。このカー
ドを用いると、たとえその部屋がロックアウト状態にあ
っても、またデッド・ボルトによって施錠されていて
も、カード・ロック装置を解錠できる。このような特別
なキー・カードを設けることにより、非常事態という特
別な事態に充分対処できる。
にホテルの部屋を解錠するためのものである。このカー
ドを用いると、たとえその部屋がロックアウト状態にあ
っても、またデッド・ボルトによって施錠されていて
も、カード・ロック装置を解錠できる。このような特別
なキー・カードを設けることにより、非常事態という特
別な事態に充分対処できる。
(21)マスター・カード いわゆるマスター・キーに対応するものであるが、ロッ
クアウト状態にあるときまたはデッド・ボルトによって
施錠されているときには解錠できない。このことによ
り、プライバシィの確保と部屋の安全性を高めることが
できる。
クアウト状態にあるときまたはデッド・ボルトによって
施錠されているときには解錠できない。このことによ
り、プライバシィの確保と部屋の安全性を高めることが
できる。
上述したように、顧客の滞在期間以外のときには、デッ
ド・ボルトによって施錠されていてもこのマスター・カ
ードによって解錠できるようにしてもよい。また、マス
ター・カードにロックアウトを解除する機能を持たせて
もよい。
ド・ボルトによって施錠されていてもこのマスター・カ
ードによって解錠できるようにしてもよい。また、マス
ター・カードにロックアウトを解除する機能を持たせて
もよい。
(22)メイド・カード メイド・カードに対しては、タイム・ゾーン・チェック
とルームNO.レンジ・チェックとが行なわれるので、メ
イド・カードを用いては特定の時間帯および特定の部屋
のみしか解錠できない。したがって、ホテル・カード・
ロック・システムの保安性が高められている。また、デ
ッド・ボルトによって施錠されている場合にもメイド・
カードを用いては解錠できないので、顧客のプライバシ
ィが確保される。ロックアウト状態にある部屋もこのキ
ー・カードを用いては解錠できない。
とルームNO.レンジ・チェックとが行なわれるので、メ
イド・カードを用いては特定の時間帯および特定の部屋
のみしか解錠できない。したがって、ホテル・カード・
ロック・システムの保安性が高められている。また、デ
ッド・ボルトによって施錠されている場合にもメイド・
カードを用いては解錠できないので、顧客のプライバシ
ィが確保される。ロックアウト状態にある部屋もこのキ
ー・カードを用いては解錠できない。
(23)メンテナンス・カード メンテナンス・カードは、特定の1部屋について、カー
ドの発行日においてのみ、しかも唯1回しか解錠できな
いので、その解錠機能がきわめて限定されており、ホテ
ル・カード・ロック・システムの保安性が高められてい
る。
ドの発行日においてのみ、しかも唯1回しか解錠できな
いので、その解錠機能がきわめて限定されており、ホテ
ル・カード・ロック・システムの保安性が高められてい
る。
なお、ファースト・ユース・チェックを行なわず、カー
ド発行日であればこのカードを用いて何回でも解錠でき
るようにしてもよい。
ド発行日であればこのカードを用いて何回でも解錠でき
るようにしてもよい。
(24)スタンバイ・カード カード発行コンソールが故障した場合には、キー・カー
ド、とくにゲスト・カードの発行ができなくなりホテル
の業務に支障をきたす。発行されるゲスト・カードのシ
ーケンスNO.は一定の法則にしたがって更新されてい
き、最新のシーケンスNO.はカード発行コンソールにの
み記憶されているから、他のバックアップ機でゲスト・
カードの発行を代替することはできない。
ド、とくにゲスト・カードの発行ができなくなりホテル
の業務に支障をきたす。発行されるゲスト・カードのシ
ーケンスNO.は一定の法則にしたがって更新されてい
き、最新のシーケンスNO.はカード発行コンソールにの
み記憶されているから、他のバックアップ機でゲスト・
カードの発行を代替することはできない。
このような事態に対処するために、スタンバイ・カード
が設けられている。スタンバイ・カードは各部屋ごとに
あらかじめ発行されかつ保存されている。そして、カー
ド発行コンソールが故障した場合に、ゲスト・カードに
代えて該当する部屋のスタンバイ・カードが顧客に渡さ
れる。スタンバイ・カードはゲスト・カードのシーケン
スNO.とは全く関連性のないシーケンスNO.をもっている
ので、カード発行コンソールの故障に影響を受けること
なく、使用が可能である。
が設けられている。スタンバイ・カードは各部屋ごとに
あらかじめ発行されかつ保存されている。そして、カー
ド発行コンソールが故障した場合に、ゲスト・カードに
代えて該当する部屋のスタンバイ・カードが顧客に渡さ
れる。スタンバイ・カードはゲスト・カードのシーケン
スNO.とは全く関連性のないシーケンスNO.をもっている
ので、カード発行コンソールの故障に影響を受けること
なく、使用が可能である。
第1図は、ホテル・カード・ロック・システムの概要を
示す斜視図である。 第2図は、カードの種類とそれらの保安性のレベルを示
す図である。 第3図は、各種のカードに記録されているデータを示す
図である。 第4図は、カード発行コンソール(親機)の外観を示す
斜視図である。 第5図は、カード発行コンソールの操作パネルのスイッ
チ群を拡大して示す図である。 第6図は、カード発行コンソール(親機)の電気的構成
を示すブロック図である。 第7図は、カード発行コンソールのRAMやROMに記
憶されているデータを示す図である。 第8図は、オーソライゼーション・カードの発行および
初期データ設定の手順の概要を模式的に示す図である。 第9図は、カード発行コンソールのメイン・ルーチンを
示すフロー・チャートである。 第10図は、カード発行コンソールにおけるGRカード
を用いた処理を示すフロー・チャートである。 第11図は、カード発行コンソールにおけるGRカード
発行処理を示すフロー・チャートである。 第12図は、カード発行コンソールにおけるMA、SM
AおよびGAカード発行処理を示すフロー・チャートで
ある。 第13図は、カード発行コンソールにおけるカード発行
ルーチンを示すフロー・チャートである。 第14図は、カード発行コンソールにおけるMAカード
を用いた処理を示すフロー・チャートである。 第15図は、カード発行コンソールにおけるゲスト・カ
ード発行処理を示すフロー・チャートである。 第16図は、カード発行コンソールにおけるルーム・キ
ャンセル処理を示すフロー・チャートである。 第17図は、カード発行コンソールにおける集計処理を
示すフロー・チャートである。 第18図は、カード発行コンソールにおけるゲスト・カ
ード以外のキー・カードの発行処理を示すフロー・チャ
ートである。 第19図は、カード発行コンソールにおけるSMAカー
ドを用いた処理を示すフロー・チャートである。 第20図は,カード発行コンソールにおけるGAカード
を用いた処理を示すフロー・チャートである。 第21図は、ゲスト・カード表面にカード・データが印
字された様子を示す図である。 第22図は、集計プリンタによる印字データのいくつか
の例を示す図である。 第23図は、データ入力装置の外観を示す斜視図であ
る。 第24図は、データ入力装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。 第25図は、データ入力装置のメモリに記憶されている
データを示す図である。 第26図は、ホテルの部屋のドアに取付けられたカード
・ロック装置を示す斜視図である。 第27図は、カード・ロック装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。 第28図は、カード・ロック装置のメモリに記憶される
データを示す図である。 第29図は、カード・ロック装置におけるソレノイドの
動作を示すタイム・チャートである。 第30図は、データ入力装置の動作を示すフロー・チャ
ートである。 第31図は、カード発行コンソールにおけるデータ入力
装置を用いたデータ入出力処理を示すフロー・チャート
である。 第32図は、カード・ロック装置における解錠処理を示
すフロー・チャートである。 (10)…カード発行コンソール(親機)、(11)…カード発
行コンソール(子機)、(11)…集計プレンタ、(12)…表
示器、(13)…カード発行口、(14)…カード挿入口、(15)
…ファンクション・スイッチ、(16)…テンキー、(17)…
電源スイッチ、(20)…制御装置、(21)…カード・リー
ダ、(22)…カード・リーダ&プリンタ・ユニット、(23)
…子機用コネクタ、(24)…データ入力装置用コネクタ、
(50)…データ入力装置、(51)…表示器、(52)…キーボー
ド、(53)…電源スイッチ、(54)…コネクタ、(60)…制御
装置、(61)…テンキー、(62)…ファンクション・キー、
(63)…バッテリィ、(70)…カード・ロック装置、(71)…
デッド・ボルト、(72)…ラッチ・ボルト、(73)…ガード
・ボルト、(74)…カード走査溝、(75)…ノブ、(76)…緑
表示灯、(77)…赤表示灯、(80)…ドア、(81)…制御回
路、(82)…カード・リーダ、(83)…データ入力装置用コ
ネクタ、(84)…ソレノイド駆動回路、(85)…ソレノイ
ド、(86)…ソレノイド・センサ、(87)…デッド・ボルト
・センサ、(88)…バッテリ、(89)…バッテリィ・チェッ
ク回路、(AC)…オーソライゼーション・カード、
(KC)…キー・カード。
示す斜視図である。 第2図は、カードの種類とそれらの保安性のレベルを示
す図である。 第3図は、各種のカードに記録されているデータを示す
図である。 第4図は、カード発行コンソール(親機)の外観を示す
斜視図である。 第5図は、カード発行コンソールの操作パネルのスイッ
チ群を拡大して示す図である。 第6図は、カード発行コンソール(親機)の電気的構成
を示すブロック図である。 第7図は、カード発行コンソールのRAMやROMに記
憶されているデータを示す図である。 第8図は、オーソライゼーション・カードの発行および
初期データ設定の手順の概要を模式的に示す図である。 第9図は、カード発行コンソールのメイン・ルーチンを
示すフロー・チャートである。 第10図は、カード発行コンソールにおけるGRカード
を用いた処理を示すフロー・チャートである。 第11図は、カード発行コンソールにおけるGRカード
発行処理を示すフロー・チャートである。 第12図は、カード発行コンソールにおけるMA、SM
AおよびGAカード発行処理を示すフロー・チャートで
ある。 第13図は、カード発行コンソールにおけるカード発行
ルーチンを示すフロー・チャートである。 第14図は、カード発行コンソールにおけるMAカード
を用いた処理を示すフロー・チャートである。 第15図は、カード発行コンソールにおけるゲスト・カ
ード発行処理を示すフロー・チャートである。 第16図は、カード発行コンソールにおけるルーム・キ
ャンセル処理を示すフロー・チャートである。 第17図は、カード発行コンソールにおける集計処理を
示すフロー・チャートである。 第18図は、カード発行コンソールにおけるゲスト・カ
ード以外のキー・カードの発行処理を示すフロー・チャ
ートである。 第19図は、カード発行コンソールにおけるSMAカー
ドを用いた処理を示すフロー・チャートである。 第20図は,カード発行コンソールにおけるGAカード
を用いた処理を示すフロー・チャートである。 第21図は、ゲスト・カード表面にカード・データが印
字された様子を示す図である。 第22図は、集計プリンタによる印字データのいくつか
の例を示す図である。 第23図は、データ入力装置の外観を示す斜視図であ
る。 第24図は、データ入力装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。 第25図は、データ入力装置のメモリに記憶されている
データを示す図である。 第26図は、ホテルの部屋のドアに取付けられたカード
・ロック装置を示す斜視図である。 第27図は、カード・ロック装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。 第28図は、カード・ロック装置のメモリに記憶される
データを示す図である。 第29図は、カード・ロック装置におけるソレノイドの
動作を示すタイム・チャートである。 第30図は、データ入力装置の動作を示すフロー・チャ
ートである。 第31図は、カード発行コンソールにおけるデータ入力
装置を用いたデータ入出力処理を示すフロー・チャート
である。 第32図は、カード・ロック装置における解錠処理を示
すフロー・チャートである。 (10)…カード発行コンソール(親機)、(11)…カード発
行コンソール(子機)、(11)…集計プレンタ、(12)…表
示器、(13)…カード発行口、(14)…カード挿入口、(15)
…ファンクション・スイッチ、(16)…テンキー、(17)…
電源スイッチ、(20)…制御装置、(21)…カード・リー
ダ、(22)…カード・リーダ&プリンタ・ユニット、(23)
…子機用コネクタ、(24)…データ入力装置用コネクタ、
(50)…データ入力装置、(51)…表示器、(52)…キーボー
ド、(53)…電源スイッチ、(54)…コネクタ、(60)…制御
装置、(61)…テンキー、(62)…ファンクション・キー、
(63)…バッテリィ、(70)…カード・ロック装置、(71)…
デッド・ボルト、(72)…ラッチ・ボルト、(73)…ガード
・ボルト、(74)…カード走査溝、(75)…ノブ、(76)…緑
表示灯、(77)…赤表示灯、(80)…ドア、(81)…制御回
路、(82)…カード・リーダ、(83)…データ入力装置用コ
ネクタ、(84)…ソレノイド駆動回路、(85)…ソレノイ
ド、(86)…ソレノイド・センサ、(87)…デッド・ボルト
・センサ、(88)…バッテリ、(89)…バッテリィ・チェッ
ク回路、(AC)…オーソライゼーション・カード、
(KC)…キー・カード。
フロントページの続き (72)発明者 高橋 久登 愛知県一宮市奥町字野越46番地 一宮立石 電機株式会社内 (56)参考文献 特公 昭59−21422(JP,B2)
Claims (3)
- 【請求項1】カード発行機およびカード・ロック装置に
接続するためのコネクタ, 入,出力モードの設定手段, カード・ロック装置固有の番号の入力手段, 上記設定手段によって入力モードが設定されているとき
に、上記コネクタを介して上記カード発行機から与えら
れる所定のデータを受取り記憶する第1の手段,ならび
に 上記設定手段によって出力モードが設定されているとき
に,上記第1の手段に記憶されている上記所定のデータ
および上記入力手段から入力されたカード・ロック装置
固有の番号を,上記コネクタを介して上記カード・ロッ
ク装置に転送する手段, を備えたカード・ロック・システムにおけるデータ入力
装置。 - 【請求項2】上記所定のデータおよびカード・ロック装
置固有の番号についてカード・ロック装置に転送処理を
終了したことに関するデータを記憶する第2の手段を備
えている,特許請求の範囲第(1)項に記載のカード・ロ
ック・システムにおけるデータ入力装置。 - 【請求項3】上記第2の手段に記憶されているデータを
カード発行機に出力する手段を備えている,特許請求の
範囲第(2)項に記載のカード・ロック・システムにおけ
るデータ入力装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23349484A JPH067396B2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | カ−ド・ロツク・システムにおけるデ−タ入力装置 |
EP85113991A EP0180948B1 (en) | 1984-11-05 | 1985-11-04 | Method of and system for issuing cards |
US07/157,136 US4912310A (en) | 1984-11-05 | 1988-02-10 | Method of and system for issuing cards |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23349484A JPH067396B2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | カ−ド・ロツク・システムにおけるデ−タ入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61110269A JPS61110269A (ja) | 1986-05-28 |
JPH067396B2 true JPH067396B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=16955893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23349484A Expired - Lifetime JPH067396B2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | カ−ド・ロツク・システムにおけるデ−タ入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067396B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63300180A (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-07 | 凸版印刷株式会社 | ドアロック装置 |
US5206637A (en) * | 1991-01-31 | 1993-04-27 | Meridian Incorporated | Removable file programming unit |
JP5046415B2 (ja) * | 2008-03-04 | 2012-10-10 | 浅間電子出版株式会社 | 鍵管理システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5921422A (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-03 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧延制御装置 |
-
1984
- 1984-11-05 JP JP23349484A patent/JPH067396B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61110269A (ja) | 1986-05-28 |
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