JPH0673767B2 - スクラップ解体分別装置 - Google Patents

スクラップ解体分別装置

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JPH0673767B2
JPH0673767B2 JP63274115A JP27411588A JPH0673767B2 JP H0673767 B2 JPH0673767 B2 JP H0673767B2 JP 63274115 A JP63274115 A JP 63274115A JP 27411588 A JP27411588 A JP 27411588A JP H0673767 B2 JPH0673767 B2 JP H0673767B2
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康氏 高倉
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高倉 可明
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、スクラップ解体分別装置に関するものであ
り、特に自動車のエンジンのように鋳鉄とアルミニウム
ダイカスト合金などの異種金属部品を一体化して構成さ
れているスクラップ対象物の解体を行なう装置に関する
ものである。
[従来の技術] 自動車においては、車体の計量化を図るべく鉄以外にも
多くのアルミニウムが使用されている。
具体的には、近年の自動車用エンジンは、その計量化と
成形性の改善のためにエンジンハウジングの殆どをアル
ミニウムダイカスト製とし、内部のピストンやクランク
シャフト等は強度の優れた鉄合金製としている。
ところで、このような自動車が廃車になった際には、例
えば鉄とアルミニウムとを分離しなければ、各金属のリ
サイクルに際して多大なエネルギーを消費してしまう。
即ち、アルミニウムのリサイクルの際に、アルミニウム
に混入した溶解温度の低い金属等はその金属をアルミニ
ウムの溶解温度より低い温度で溶かして、アルミニウム
回収するため、熱エネルギーの消費が大きくなってい
た。
このため、分離作業を行う必要があった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、人力で行うには、一つ一つの部品が重
く、危険であり、時間が係る。また、機械力で行うに
は、膨大な設備を必要とし、採算が合わない等の問題が
あった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、機械
動力によって安全性および効率の高い解体作業を実現す
ると共に、膨大な設備を必要としないスクラップ解体分
別装置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明のスクラップ分別解体装置は、前述の課題を解
決するために、自走作業車両の車体部に種々の作業工具
を備えた解体装置において、 先端の稜線部の向きを回動可能とした一対のラムを有
し、該ラム間に解体対象物を挟んで該対象物の外側から
前記ラムを接近・離反させて前記稜線部より集中的な強
圧下を前記対象物に加えることにより該圧力箇所にて該
対象物に破断を生ぜしめる分断プレス手段と、 前記車体部に旋回及び伏仰可能に設けられたブーム先端
に設けられ、前記解体対象物を掌握して前記分断プレス
手段の一対のラムラム間に送り、前記分断プレス手段で
破断された前記解体対象物の部品片を掌握して排除する
複数の開閉爪を有する開閉作業工具とを備えてなるもの
である。
[作用] 本発明のスクラップ分別解体装置においては、ブーム先
端の開閉作業工具によって解体対象物を掴んで分断プレ
スのラム間に置き、ブームと開閉作業工具とを作業車両
の運転席から操作することによって所望の向きと位置の
調整を行い、前記ブレスのラムによって対象物の所望の
個所を挟み、該個所に集中的な強圧下を加える。これに
よって対象物の応力個所集中個所に破断が生じ、そこか
ら割れて分断される。例えば自動車エンジンなどでは、
エンジン本体ハウジングとミッションケース、或はエン
ジン本体ハウジングとシリンダヘッドカバーなどの境目
に強圧下を加えるとこれらが用意に境目で割れ、したが
って異種金属の接合部で分断すれば、これら異種金属を
別々に回収可能である。分断された部品片はブーム先端
の開閉作業工具で掴んで処理すればよく、また細かい部
品を割る作業はこの開閉作業工具で行ってもよい。
また、ラム部分の先端の稜線部が互いに回動自在である
ため、分断の方向を必要に応じて変更することができ
る。
[実施例] 以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図には本発明の一実施例に係るスクラップ分別解体
装置の外観が示されている。
図において、10,12,14,16,18,はショベルカー等に使用
される周知の旋回作業車と同様な構成部品であり、10,1
2はブームを構成する第1アーム及び第2アームであ
り、油圧により伏仰動作できるようになっている。14は
作業車両の上部車体構造であり、キャタピラ16により自
走可能な下部車体構造の上に旋回可能に取り付けられて
おり、その中央付近には前記第1アーム10が枢支されて
いる。また、上部構造14の一部には中に人間が入って操
縦するための操縦室18が設けられている。
20は作業車両の前部に2本のアーム22によって上下動可
能に設けられたブラケットであり、その前面には排土板
24が固定されている。
この排土板24の前面には分断プレス装置(分断プレス手
段)26が取付けられており、この図の例では、前記プレ
ス装置26は固定側ラム26aと可動側ラム26bとからなり、
可動側ラム26bは油圧シリンダ装置28によって固定側ラ
ム26aへ向って接近・離反可能である。両ラム26a,26bは
図示の例ではほぼ三角柱状のものであり、その先端の稜
線は向きを変えられるが、常に互いに同じ向き(図では
縦向き)とされる。またプレス作動中はラムが自転しな
いようになっている。
前記プレス装置26の作動は操縦室18内から遠隔で行わ
れ、可動側ラム26bを引っ込めた状態にして、解体すべ
きエンジン(図示せず)を左右両側から挾圧するように
なっている。なお車両の移動時には、分断プレス装置26
の先端部をアーム22によって所定の高さだけ上方に持ち
あげた状態とすることができる。
30はブームの先端に取り付けられた開閉作業工具であ
り、ブーム軸心周りに回動して向きを変えられるように
なっている。開閉作業工具30は前記プレス装置26にエン
ジン等の解体対象物を持ちこみ、その不要部品を引き千
切り、対象物の向きや位置を変え、或は小物部品を割る
ためのものであって、油圧によって互いに対向する開閉
刃部(開閉爪)32,34を備えている。
次に、上記実施例の動作について説明する。
まず初めに、上部車両構造14の旋回とブーム10,12の上
下動操作によって、予め自動車から取り出されたエンジ
ン(図示せず)の直下に開閉作業工具30を位置させた
後、該工具30によって当該エンジンをつかみ、プレス装
置26の両ラム26a,bの間に運びこむ。
そして、ブーム10,12と開閉作業工具30の操作によって
エンジンを適当な姿勢にした後、2つのラム26a,bの間
にてエンジンの分断希望個所をラム26a,bで左右両側よ
り挾み、強く圧下する。これによりエンジンは強圧下部
分で割れ、エンジンハウジングがばらばらになる。
分断されたエンジンの部品は、アルミニウムと鋳鉄とい
う具合に分けられるが、この作業は、前記開閉作動工具
30を利用して行なうことができる。この際、分断された
エンジンを排土板24によって押して別の場所へ移しても
よい。
このようにして、この実施例の装置では、解体されたエ
ンジン部品のうちアルミニウム製品だけを選んで溶解炉
に入れることができ、したがってアルミニウムの融点
(660℃)に近い温度で熱効率よく溶解して、最終的に
型に流し込んだのち、インゴットに成形して回収するこ
とが可能である。
第2図はこの発明のもう一つの実施例を示している。
この実施例では、ブラケット20の前面に取付けた分断プ
レス装置36の構成だけが先の実施例と異なっている。
すなわち、第2図の例では、ブラケット20にコ字状の剛
性フレーム40が固定され、このフレーム40の二又の先端
部には一対の可動ラム36a,bが向いあって設けられてい
る。これら可動ラムは、前述の場合と同様に操縦室18内
の遠隔操作により、互いの稜線の向きを縦横或は斜めに
合わすことができ、各ラムの回動を防止した状態で夫々
油圧シリンダ装置38a,bによって互いに接近・離反可能
になされている。
また第2図の実施例では、排土板42がフレーム40の内側
でフレームから出入できるようになっている。この場
合、排土板42が出入する際には各ラム36a,bが必ず後退
限位置にあるように安全上のシーケンスが作動制御系に
組まれる。
尚、第2図に鎖線で示したのはオイルパン44であり、こ
のようにオイルパン44をフレーム40の底面に取付けてお
けば、作業中に解体エンジンから漏れるオイル類を周囲
に流すことがない。
更に、分断プレス装置のラムの形状は種々の変形が可能
であり、第3A〜3D図に幾つかの例を示したが、これらは
本発明を限定するものではなく、またプレス装置は何れ
の実施例でも水平型のものを例示したが、これも堅型に
変形することは可能である。
さらに第1図の実施例では分断プレス装置26を前記作業
車両の排土板24に取付け、第2図の実施例では排土板24
の変りに剛性フレーム40を取付けて分断プレス装置36を
構成したが、分断プレス装置に支持構造はこれに限定さ
れるものではなく、例えば実開昭52−31166号にて開示
されている作業車両前方両側に突き出された押圧具や実
開昭62−105024号にて開示されている作業車両前方両側
に突き出された同様な押え具などの一対の剛性アーム状
構造物が作業車両に備えられている場合には、そのよう
な一対の剛性アーム状構造物を剛性フレーム40の代りに
利用して分断プレス装置を取付けたり、或いはこれら一
対の剛性アーム状構造物間に渡された剛性ビームを利用
して分断プレス装置を取付けたりしてもよく、分断プレ
ス装置のラムの作動方向も車両前後方向のみならず車両
幅方向にしてもよいことは述べるまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ブームの先端に
開閉作業工具を有する旋回作業車両の前部に分断プレス
装置を備えているから、異種金属部品が混在する自動車
エンジンなどを効率よく分解して特定金属の分別回収が
容易であり、またその作業の安全性及び効率が著しく向
上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す斜視図、第2
図はこの発明のもう一つの実施例の構成を示す斜視図、
第3A,3B,3C,および3D図は分断プレス装置のラムの変形
例を示す斜視図である。 (主要部の符号の説明) 10,12……ブーム(第1および第2アーム)、14……上
部車体構造、18……操縦室、20……ブラケット、24……
排土板、26……分断プレス装置、26a……固定側ラム、2
6b……可動側ラム、28……油圧シリンダ装置、30……開
閉作業工具、36……分断プレス装置、36a,36b……可動
ラム、38a,38b……油圧シリンダ装置、40……剛性フレ
ーム、42……排土板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走作業車両の車体部に種々の作業工具を
    備えた解体装置において、 先端の稜線部の向きを回動可能とした一対のラム(26a,
    26b)(36a,36b)を有し、該ラム間に解体対象物を挟ん
    で該対象物の外側から前記ラム(26a,26b)(36a,36b)
    を接近・離反させて前記稜線部より集中的な強圧下を前
    記対象物に加えることにより該圧下箇所にて該対象物に
    破断を生ぜしめる分断プレス手段(26)(36)と、 前記車体部に旋回及び伏仰可能に設けられたブーム(1
    0)(12)先端に設けられ、前記解体対象物を掌握して
    前記分断プレス手段(26)(36)の一対のラムラム(26
    a,26b)(36a,36b)間に送り、前記分断プレス手段(2
    6)(36)で破断された前記解体対象物の部品片を掌握
    して排除する複数の開閉爪(32)(34)を有する開閉作
    業工具(30)とを備えてなることを特徴とするスクラッ
    プ解体分別装置。
JP63274115A 1988-10-29 1988-10-29 スクラップ解体分別装置 Expired - Fee Related JPH0673767B2 (ja)

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