JPH0673709A - 鋼桁の引張フランジにpc鋼材を定着させるための定着金具 - Google Patents
鋼桁の引張フランジにpc鋼材を定着させるための定着金具Info
- Publication number
- JPH0673709A JPH0673709A JP3223771A JP22377191A JPH0673709A JP H0673709 A JPH0673709 A JP H0673709A JP 3223771 A JP3223771 A JP 3223771A JP 22377191 A JP22377191 A JP 22377191A JP H0673709 A JPH0673709 A JP H0673709A
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- flange
- tension flange
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- tensile
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼製の梁で引張力が作用する引張フランジの
断面積が不足している場合に、引張フランジに定着金具
を取り付け、PC鋼材を緊張することにより、引張フラ
ンジに圧縮力を導入し引張フランジの引張応力度を低減
する工法の定着金具を提供する。 【構成】 定着金具2にPC鋼材5を通す穴をあけ、引
張フランジ1を挟むようにコ字状の挟着片3を設ける、
定着金具2を引張フランジ1の両側面にボルト・ナット
4で引張フランジ1に取り付け、そしてPC鋼材を挿入
し、PC鋼材を緊張用ジャッキにて緊張し、前記引張フ
ランジに圧縮力を導入する。
断面積が不足している場合に、引張フランジに定着金具
を取り付け、PC鋼材を緊張することにより、引張フラ
ンジに圧縮力を導入し引張フランジの引張応力度を低減
する工法の定着金具を提供する。 【構成】 定着金具2にPC鋼材5を通す穴をあけ、引
張フランジ1を挟むようにコ字状の挟着片3を設ける、
定着金具2を引張フランジ1の両側面にボルト・ナット
4で引張フランジ1に取り付け、そしてPC鋼材を挿入
し、PC鋼材を緊張用ジャッキにて緊張し、前記引張フ
ランジに圧縮力を導入する。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]本発明は、鋼製の梁で引張力が作
用する引張フランジの断面積が不足している場合に、引
張フランジに定着金具を取り付け、PC鋼材を緊張する
ことにより、引張フランジに圧縮力を導入し引張フラン
ジの引張応力度を低減する工法の定着金具。また、単純
鋼合成桁において鉄筋コンクリート床版の施工時に引張
フランジに圧縮力を与える事により、圧縮フランジの圧
縮応力度を低減し、そして鉄筋コンクリート床版の完成
後、引張フランジの圧縮力を取り除いても、鋼桁と鉄筋
コンクリート床版の合成効果により引張フランジに圧縮
力が残り、引張フランジの引張応力度を低減する工法の
定着金具に関するものである。 [従来の技術]従来の断面積が不足している引張フラン
ジを補強する工法は、補強する鋼板を単にボルト・ナッ
トで締め付けるか、又は補強する鋼板を引張フランジに
溶接する工法であった。また、単純鋼合成桁において鉄
筋コンクリート床版の施工時に圧縮フランジの圧縮応力
度を低減する工法としては鋼桁の中央または、全体をベ
ントで支えて鉄筋コンクリート床版を施工する工法があ
った。 [発明が解決しようとする課題]梁には構造物の自重、
添加物の重量などの常に構造物に作用する荷重、(以
下、死荷重とする)による応力度と、そして列車、自動
車などの荷重(以下、活荷重とする)による応力度が作
用する。死荷重による応力度は、常に作用している為従
来の単に鋼板をつけた補強工法では死荷重による応力度
を低減できなかった。さらに、死荷重による応力度が許
容応力度に近い場合、従来の工法では補強は不可能であ
り梁の本数を増やすか、死荷重を低減するなどの工法を
行なった為、工事費が高額となった。また、単純鋼合成
桁において鉄筋コンクリート床版の施工時に鋼桁の中央
または、全体をベントで支えて鉄筋コンクリート床版を
施工する工法は工事費が高額となった。本発明は以上の
欠点を解決し、引張フランジに圧縮力を導入し、引張フ
ランジに作用している引張応力度を低減する工法の定着
金具を提供すること目的とする。 [課題を解決するための手段]上記目的を達成するため
に、本発明の定着金具においては、PC鋼材を通す穴を
あけ、引張フランジを挟むようにコ字状の挟着片を設
け、ボルト・ナットにより前記引張フランジに取り付け
るたものである。また、定着金具の両側に引張フランジ
の幅より広い位置にPC鋼材を通す穴をあけ、ボルト・
ナットにより前記引張フランジに取り付ける定着金具で
ある。 [作用]上記のように構成された定着金具を引張フラン
ジに鋼桁の添接に用いる摩擦接合用の高力ボルト(以
下、高力ボルトとする)の様なボルト・ナットで取り付
ける。そして、PC鋼材を挿入し、PC鋼材を緊張用ジ
ャッキにて緊張し、前記引張フランジに圧縮力を導入す
ることにより引張フランジの引張応力度を低減する。ま
た、定着金具は引張フランジの両側に設け前記引張フラ
ンジを均等に圧縮力を導入することが好ましく、定着金
具の両側に引張フランジの幅より広い位置にPC鋼材を
通す穴をあけた定着金具としてよい。 [実施例]実施例について図面を参照して説明する、第
1図において、定着金具(2)にPC鋼材(5)を通す
穴をあけ、引張フランジ(1)を挟むようにコ字状の挟
着片(3)を設ける。第2図において、定着金具(2)
を引張フランジ(1)の両側面にボルト・ナット(4)
で前記引張フランジ(1)に取り付け、そしてPC鋼材
を挿入し、PC鋼材を緊張用ジャッキにて緊張し、前記
引張フランジに圧縮力を導入する。第3図において、定
着金具(6)の両側に引張フランジ(1)の幅より広い
位置にPC鋼材(5)を通す穴をあける。第4図におい
て、定着金具(6)を引張フランジ(1)にボルト・ナ
ット(4)で前 記引張フランジ(1)に取り付け、そ
してPC鋼材を挿入し、PC鋼材を緊張用ジャッキにて
緊張し、前記引張フランジに圧縮力を導入する。 [発明の効果]本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。断
面積が不足している引張フランジに、定着金具を用いて
PC鋼材を取り付け、PC鋼材を緊張用ジャッキにて緊
張し、前記引張フランジに圧縮力を導入することによ
り、断面積の不足している引張フランジの引張応力度を
低減しする。また、引張フランジの死荷重による引張応
力度が許容応力度に近い場合、従来の補強工法では不可
能であったが、本発明の定着金具により補強が可能とな
った。また、単純鋼合成桁において鉄筋コンクリート床
版の施工時に引張フランジに圧縮力を与える事により、
圧縮フランジの圧縮応力度を低減し、そして鉄筋コンク
リート床版の完成後、引張フランジの圧縮力を取り除い
ても、鋼桁と鉄筋コンクリート床版の合成効果により引
張フランジに圧縮力が残り、引張フランジの引張応力度
を低減できる。
用する引張フランジの断面積が不足している場合に、引
張フランジに定着金具を取り付け、PC鋼材を緊張する
ことにより、引張フランジに圧縮力を導入し引張フラン
ジの引張応力度を低減する工法の定着金具。また、単純
鋼合成桁において鉄筋コンクリート床版の施工時に引張
フランジに圧縮力を与える事により、圧縮フランジの圧
縮応力度を低減し、そして鉄筋コンクリート床版の完成
後、引張フランジの圧縮力を取り除いても、鋼桁と鉄筋
コンクリート床版の合成効果により引張フランジに圧縮
力が残り、引張フランジの引張応力度を低減する工法の
定着金具に関するものである。 [従来の技術]従来の断面積が不足している引張フラン
ジを補強する工法は、補強する鋼板を単にボルト・ナッ
トで締め付けるか、又は補強する鋼板を引張フランジに
溶接する工法であった。また、単純鋼合成桁において鉄
筋コンクリート床版の施工時に圧縮フランジの圧縮応力
度を低減する工法としては鋼桁の中央または、全体をベ
ントで支えて鉄筋コンクリート床版を施工する工法があ
った。 [発明が解決しようとする課題]梁には構造物の自重、
添加物の重量などの常に構造物に作用する荷重、(以
下、死荷重とする)による応力度と、そして列車、自動
車などの荷重(以下、活荷重とする)による応力度が作
用する。死荷重による応力度は、常に作用している為従
来の単に鋼板をつけた補強工法では死荷重による応力度
を低減できなかった。さらに、死荷重による応力度が許
容応力度に近い場合、従来の工法では補強は不可能であ
り梁の本数を増やすか、死荷重を低減するなどの工法を
行なった為、工事費が高額となった。また、単純鋼合成
桁において鉄筋コンクリート床版の施工時に鋼桁の中央
または、全体をベントで支えて鉄筋コンクリート床版を
施工する工法は工事費が高額となった。本発明は以上の
欠点を解決し、引張フランジに圧縮力を導入し、引張フ
ランジに作用している引張応力度を低減する工法の定着
金具を提供すること目的とする。 [課題を解決するための手段]上記目的を達成するため
に、本発明の定着金具においては、PC鋼材を通す穴を
あけ、引張フランジを挟むようにコ字状の挟着片を設
け、ボルト・ナットにより前記引張フランジに取り付け
るたものである。また、定着金具の両側に引張フランジ
の幅より広い位置にPC鋼材を通す穴をあけ、ボルト・
ナットにより前記引張フランジに取り付ける定着金具で
ある。 [作用]上記のように構成された定着金具を引張フラン
ジに鋼桁の添接に用いる摩擦接合用の高力ボルト(以
下、高力ボルトとする)の様なボルト・ナットで取り付
ける。そして、PC鋼材を挿入し、PC鋼材を緊張用ジ
ャッキにて緊張し、前記引張フランジに圧縮力を導入す
ることにより引張フランジの引張応力度を低減する。ま
た、定着金具は引張フランジの両側に設け前記引張フラ
ンジを均等に圧縮力を導入することが好ましく、定着金
具の両側に引張フランジの幅より広い位置にPC鋼材を
通す穴をあけた定着金具としてよい。 [実施例]実施例について図面を参照して説明する、第
1図において、定着金具(2)にPC鋼材(5)を通す
穴をあけ、引張フランジ(1)を挟むようにコ字状の挟
着片(3)を設ける。第2図において、定着金具(2)
を引張フランジ(1)の両側面にボルト・ナット(4)
で前記引張フランジ(1)に取り付け、そしてPC鋼材
を挿入し、PC鋼材を緊張用ジャッキにて緊張し、前記
引張フランジに圧縮力を導入する。第3図において、定
着金具(6)の両側に引張フランジ(1)の幅より広い
位置にPC鋼材(5)を通す穴をあける。第4図におい
て、定着金具(6)を引張フランジ(1)にボルト・ナ
ット(4)で前 記引張フランジ(1)に取り付け、そ
してPC鋼材を挿入し、PC鋼材を緊張用ジャッキにて
緊張し、前記引張フランジに圧縮力を導入する。 [発明の効果]本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。断
面積が不足している引張フランジに、定着金具を用いて
PC鋼材を取り付け、PC鋼材を緊張用ジャッキにて緊
張し、前記引張フランジに圧縮力を導入することによ
り、断面積の不足している引張フランジの引張応力度を
低減しする。また、引張フランジの死荷重による引張応
力度が許容応力度に近い場合、従来の補強工法では不可
能であったが、本発明の定着金具により補強が可能とな
った。また、単純鋼合成桁において鉄筋コンクリート床
版の施工時に引張フランジに圧縮力を与える事により、
圧縮フランジの圧縮応力度を低減し、そして鉄筋コンク
リート床版の完成後、引張フランジの圧縮力を取り除い
ても、鋼桁と鉄筋コンクリート床版の合成効果により引
張フランジに圧縮力が残り、引張フランジの引張応力度
を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は定着金具(2)の断面図、第2図は定着金具
(2)を引張フランジ(1)に取り付けた斜視図、第3
図は定着金具(6)の断面図、第4図は定着金具(6)
を引張フランジ(1)に取り付けた斜視図、 1………………引張フランジ 2………………定着金具 3………………挟着片 4………………ボルト・ナット 5………………PC鋼材 6………………定着金具
(2)を引張フランジ(1)に取り付けた斜視図、第3
図は定着金具(6)の断面図、第4図は定着金具(6)
を引張フランジ(1)に取り付けた斜視図、 1………………引張フランジ 2………………定着金具 3………………挟着片 4………………ボルト・ナット 5………………PC鋼材 6………………定着金具
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.定着金具(2)にPC鋼材(5)を通す穴をあけ、
引張フランジ(1)を挟むようにコ字状の挟着片(3)
を設け、ボルト・ナット(4)により前記引張フランジ
(1)に取り付ける定着金具 2.定着金具(6)の両側に引張フランジ(1)の幅よ
り広い位置にPC鋼材(5)を通す穴をあけ、ボルト・
ナット(4)により前記引張フランジ(1)に取り付け
る定着金具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3223771A JPH0673709A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 鋼桁の引張フランジにpc鋼材を定着させるための定着金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3223771A JPH0673709A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 鋼桁の引張フランジにpc鋼材を定着させるための定着金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673709A true JPH0673709A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16803454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3223771A Pending JPH0673709A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 鋼桁の引張フランジにpc鋼材を定着させるための定着金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673709A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100511464B1 (ko) * | 2002-12-03 | 2005-08-31 | 노윤근 | 프리스트레스를 도입한 플리플렉션 h빔 및 이를 이용한t형 교각 시공방법 |
JP2018016456A (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼部材の補修構造および補修方法 |
JP2020026682A (ja) * | 2018-08-13 | 2020-02-20 | 日鉄テックスエンジ株式会社 | 鋼部材の補強構造及び鋼部材の補強方法 |
KR20210104483A (ko) * | 2020-02-17 | 2021-08-25 | (주)토네이도건설 | 경사식 프리스트레스가 도입된 엄지말뚝과 이를 이용한 자립식 가설 흙막이 시공방법 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP3223771A patent/JPH0673709A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100511464B1 (ko) * | 2002-12-03 | 2005-08-31 | 노윤근 | 프리스트레스를 도입한 플리플렉션 h빔 및 이를 이용한t형 교각 시공방법 |
JP2018016456A (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼部材の補修構造および補修方法 |
JP2020026682A (ja) * | 2018-08-13 | 2020-02-20 | 日鉄テックスエンジ株式会社 | 鋼部材の補強構造及び鋼部材の補強方法 |
KR20210104483A (ko) * | 2020-02-17 | 2021-08-25 | (주)토네이도건설 | 경사식 프리스트레스가 도입된 엄지말뚝과 이를 이용한 자립식 가설 흙막이 시공방법 |
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