JPH0673700B2 - 熱交換器の製造方法 - Google Patents
熱交換器の製造方法Info
- Publication number
- JPH0673700B2 JPH0673700B2 JP61270240A JP27024086A JPH0673700B2 JP H0673700 B2 JPH0673700 B2 JP H0673700B2 JP 61270240 A JP61270240 A JP 61270240A JP 27024086 A JP27024086 A JP 27024086A JP H0673700 B2 JPH0673700 B2 JP H0673700B2
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- JP
- Japan
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- heat transfer
- transfer tube
- heat exchanger
- burr
- metal plate
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、伝熱管とフィンを有する熱交換器の製造方法
に関するものである。
に関するものである。
従来の技術 従来この種の熱交換器を構成する伝熱管としては、例え
ば日経メカニカル1986 7−14P54〜P57に示されている
ように、第6図のようになっていた。
ば日経メカニカル1986 7−14P54〜P57に示されている
ように、第6図のようになっていた。
すなわち第4図に示す一枚の金属板1を丸めて第5図の
ような状態とし、それをさらに丸めて第6図のような管
状にする。そして金属板1の継目部分3を、連続溶接し
て伝熱管2を構成している。
ような状態とし、それをさらに丸めて第6図のような管
状にする。そして金属板1の継目部分3を、連続溶接し
て伝熱管2を構成している。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構造のものでは継目部分3の箇所に
バリ4が生じる。
バリ4が生じる。
ここでこの伝熱管を用いて空調機用の熱交換器を製造す
る時、まず第7図に示すようにアルミのフィン5に伝熱
管2の外径より若干大き目の穴をあける。それを重ねて
フィン5の穴に伝熱管(ヘアピン状に曲げたもの)を差
し込み第8図に示すように砲弾状の治具6を用いて伝熱
管2を拡管し、フィン5と密着させる。この拡管を行な
う工程において、治具6にて伝熱管の内面をこするた
め、継目部分3のバリ4を削り落としてしまう。よって
削り落とされたバリが熱交換器の内部に残る。このよう
な熱交換器を用いて空調機を構成した場合、冷凍サイク
ル中に冷媒と一緒にバリ4が循環するため、圧縮機のロ
ックの原因になるという問題がある。
る時、まず第7図に示すようにアルミのフィン5に伝熱
管2の外径より若干大き目の穴をあける。それを重ねて
フィン5の穴に伝熱管(ヘアピン状に曲げたもの)を差
し込み第8図に示すように砲弾状の治具6を用いて伝熱
管2を拡管し、フィン5と密着させる。この拡管を行な
う工程において、治具6にて伝熱管の内面をこするた
め、継目部分3のバリ4を削り落としてしまう。よって
削り落とされたバリが熱交換器の内部に残る。このよう
な熱交換器を用いて空調機を構成した場合、冷凍サイク
ル中に冷媒と一緒にバリ4が循環するため、圧縮機のロ
ックの原因になるという問題がある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本発明の技術的手段は、金属板の
両側部に薄肉部分を形成し、前記金属板の両側部を突き
合わせて管状にするとともに、その突き合わされた継目
部分の内周面に前記薄肉部分による凹部を形成し、その
継目部分を連続溶接して伝熱管を形成し、複数のフィン
に形成された穴に前記伝熱管を差し込んだ状態で、前記
伝熱管の内部に治具を挿入して前記伝熱管を拡管するこ
とによって前記伝熱管を前記フィンに密着させるもので
ある。
両側部に薄肉部分を形成し、前記金属板の両側部を突き
合わせて管状にするとともに、その突き合わされた継目
部分の内周面に前記薄肉部分による凹部を形成し、その
継目部分を連続溶接して伝熱管を形成し、複数のフィン
に形成された穴に前記伝熱管を差し込んだ状態で、前記
伝熱管の内部に治具を挿入して前記伝熱管を拡管するこ
とによって前記伝熱管を前記フィンに密着させるもので
ある。
作 用 この技術的手段による作用は次のようになる。すなわち
伝熱管の継目部分から一定部分の肉厚を薄くしたことに
よりその部分だけ他の部分に比べて内径が大きくなって
いる。よって溶接時に生じるバリの先端部が伝熱管の内
面よりさらに内側に突出するということがなくなる。
伝熱管の継目部分から一定部分の肉厚を薄くしたことに
よりその部分だけ他の部分に比べて内径が大きくなって
いる。よって溶接時に生じるバリの先端部が伝熱管の内
面よりさらに内側に突出するということがなくなる。
この結果伝熱管をフィンに密着させるための、拡管を行
なう工程において、伝熱管を砲弾状の治具で拡管する時
に内面をこすっても、治具とバリが接触しないため、バ
リが削り落とされる心配がない。よってバリが熱交換器
内に残って空調機の故障の原因となる心配はない。
なう工程において、伝熱管を砲弾状の治具で拡管する時
に内面をこすっても、治具とバリが接触しないため、バ
リが削り落とされる心配がない。よってバリが熱交換器
内に残って空調機の故障の原因となる心配はない。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図において7は金属板、9は伝熱管体で、10が
継目部分、11が溶接をした時生じるバリである。又、第
2図において8は、前記金属板7の長手方向両端縁から
一定の部分の肉厚を薄くした部分である。
る。第1図において7は金属板、9は伝熱管体で、10が
継目部分、11が溶接をした時生じるバリである。又、第
2図において8は、前記金属板7の長手方向両端縁から
一定の部分の肉厚を薄くした部分である。
次にその製造方法であるが、第2図のように、両端縁部
の肉厚を薄くした金属板7を丸めて、両端縁部を突き合
わせて管状とする。そしてこの継目部分10を連続溶接す
ることにより伝熱管9を構成する。この時バリ11が生じ
る。
の肉厚を薄くした金属板7を丸めて、両端縁部を突き合
わせて管状とする。そしてこの継目部分10を連続溶接す
ることにより伝熱管9を構成する。この時バリ11が生じ
る。
上記まで製造工程において伝熱管9には溶接時にバリ11
が生じているが、第1図に示すように継目部分10から一
定の部分の肉厚を薄くしているので、その部分だけ他の
部分に比べて内径が大きくなっている。よってバリの先
端部が伝熱管9の内面よりさらに内側に突出するという
ことがなくなる。
が生じているが、第1図に示すように継目部分10から一
定の部分の肉厚を薄くしているので、その部分だけ他の
部分に比べて内径が大きくなっている。よってバリの先
端部が伝熱管9の内面よりさらに内側に突出するという
ことがなくなる。
そしてこの伝熱管9を複数のアルミのフィンに形成した
穴に差し込み、伝熱管の拡管を行ない伝熱管をフィンに
密着させるが、この時は第3図に示すように治具6を挿
入して拡管を行なう、治具6は、伝熱管の内面をこすっ
て行くが、継目部分10にあるバリ11は継目部分周辺の管
の肉厚が薄いため内面側に突出していない。よって治具
6によってバリ11が削り落とされることがない。この結
果バリが熱交換器内に残って空調機の故障の原因となる
などの心配はなくなる。
穴に差し込み、伝熱管の拡管を行ない伝熱管をフィンに
密着させるが、この時は第3図に示すように治具6を挿
入して拡管を行なう、治具6は、伝熱管の内面をこすっ
て行くが、継目部分10にあるバリ11は継目部分周辺の管
の肉厚が薄いため内面側に突出していない。よって治具
6によってバリ11が削り落とされることがない。この結
果バリが熱交換器内に残って空調機の故障の原因となる
などの心配はなくなる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明によれば溶接時に
生じるバリの先端部が伝熱管の内面に突出するというこ
とがなくなるので、この伝熱管とフィンを用いて製造さ
れる熱交換器は、伝熱管の拡管時にバリが治具によって
削り落されておらず、バリによる空調機の故障の心配も
なくなるものである。
生じるバリの先端部が伝熱管の内面に突出するというこ
とがなくなるので、この伝熱管とフィンを用いて製造さ
れる熱交換器は、伝熱管の拡管時にバリが治具によって
削り落されておらず、バリによる空調機の故障の心配も
なくなるものである。
第1図は本発明の一実施例における熱交換器の製造方法
によって製造される熱交換器を構成する伝熱管の斜視
図、第2図は同伝熱管の製造方法を示す製造過程図、第
3図は同伝熱管の拡管時の状態を示す斜視図、第4図,
第5図,第6図はそれぞれ従来の伝熱管の斜視図、第7
図は熱交換器の製造方法を示す斜視図、第8図は拡管方
法を示す斜視図である。 7……金属板、8……薄肉部分、9……伝熱管、10……
継目部分。
によって製造される熱交換器を構成する伝熱管の斜視
図、第2図は同伝熱管の製造方法を示す製造過程図、第
3図は同伝熱管の拡管時の状態を示す斜視図、第4図,
第5図,第6図はそれぞれ従来の伝熱管の斜視図、第7
図は熱交換器の製造方法を示す斜視図、第8図は拡管方
法を示す斜視図である。 7……金属板、8……薄肉部分、9……伝熱管、10……
継目部分。
Claims (1)
- 【請求項1】金属板の両側部に薄肉部分を形成し、前記
金属板の両側部を突き合わせて管状にするとともに、そ
の突き合わされた継目部分の内周面に前記薄肉部分によ
る凹部を形成し、その継目部分を連続溶接して伝熱管を
形成し、複数のフィンに形成された穴に前記伝熱管を差
し込んだ状態で、前記伝熱管の内部に治具を挿入して前
記伝熱管を拡管することによって前記伝熱管を前記フィ
ンに密着させる熱交換器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61270240A JPH0673700B2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 熱交換器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61270240A JPH0673700B2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 熱交換器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63123526A JPS63123526A (ja) | 1988-05-27 |
JPH0673700B2 true JPH0673700B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=17483505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61270240A Expired - Fee Related JPH0673700B2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 熱交換器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673700B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005042045A1 (de) * | 2005-09-02 | 2007-03-08 | Behr Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur Herstellung eines aufweitbaren, geschweißten Rohres, insbesondere für einen mechanisch gefügten Wärmetauscher |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL7213941A (ja) * | 1972-10-14 | 1974-04-16 | ||
JPS54133468A (en) * | 1978-04-07 | 1979-10-17 | Kawasaki Steel Co | Production of seamed steel pipe |
-
1986
- 1986-11-13 JP JP61270240A patent/JPH0673700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63123526A (ja) | 1988-05-27 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |