JPH08309467A - プレートフィンチューブ形熱交換器の製造方法 及び拡管治具 - Google Patents
プレートフィンチューブ形熱交換器の製造方法 及び拡管治具Info
- Publication number
- JPH08309467A JPH08309467A JP14514995A JP14514995A JPH08309467A JP H08309467 A JPH08309467 A JP H08309467A JP 14514995 A JP14514995 A JP 14514995A JP 14514995 A JP14514995 A JP 14514995A JP H08309467 A JPH08309467 A JP H08309467A
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- Japan
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- tube
- bare
- peripheral surface
- heat transfer
- heat exchanger
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレートフィンチューブ形熱交換器の熱交換
性能を向上すると同時に製造のコストを低減する。 【構成】 伝熱チューブとしてベアチューブ30を用いる
とともにこの伝熱チューブの拡管治具として外周に山切
り状歯を有する拡管治具20を用いる。そして、べアチュ
ーブ30をプレートフィン31の管穴32内に挿入貫通した
後、このベアチューブ30内に拡管治具20を押し込むこと
によりベアチューブ30を拡管してその外周面を管穴32の
内周面と密着させると同時にベアチューブ30の内周面に
多数の溝33を成形加工する。
性能を向上すると同時に製造のコストを低減する。 【構成】 伝熱チューブとしてベアチューブ30を用いる
とともにこの伝熱チューブの拡管治具として外周に山切
り状歯を有する拡管治具20を用いる。そして、べアチュ
ーブ30をプレートフィン31の管穴32内に挿入貫通した
後、このベアチューブ30内に拡管治具20を押し込むこと
によりベアチューブ30を拡管してその外周面を管穴32の
内周面と密着させると同時にベアチューブ30の内周面に
多数の溝33を成形加工する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の室内熱交換
器や室外熱交換器として用いられるプレートフィンチュ
ーブ形熱交換器の製造方法及び拡管治具に関する。
器や室外熱交換器として用いられるプレートフィンチュ
ーブ形熱交換器の製造方法及び拡管治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレートフィンチューブ形熱交換
器の1例が図2に示されている。図2(A) において、10
は伝熱チューブ、11はプレートフィン、13は側板、14は
ベンドである。
器の1例が図2に示されている。図2(A) において、10
は伝熱チューブ、11はプレートフィン、13は側板、14は
ベンドである。
【0003】このプレートフィンチューブ形熱交換器を
製造する場合には、多数の伝熱チューブ10を側板13及び
多数のプレートフィン11の管穴内に挿入貫通させた後、
各伝熱チューブ10内にその開放端から図示しない拡管治
具を押し込むことによって各伝熱チューブ10を拡管して
その外周面を側板13及び多数のプレートフィン11の管穴
の内周面に密着させる。しかる後、各伝熱チューブ10の
開放端にベンド14を接合することによって多数の伝熱チ
ューブ10をベンド14を介して互いに連通させる。
製造する場合には、多数の伝熱チューブ10を側板13及び
多数のプレートフィン11の管穴内に挿入貫通させた後、
各伝熱チューブ10内にその開放端から図示しない拡管治
具を押し込むことによって各伝熱チューブ10を拡管して
その外周面を側板13及び多数のプレートフィン11の管穴
の内周面に密着させる。しかる後、各伝熱チューブ10の
開放端にベンド14を接合することによって多数の伝熱チ
ューブ10をベンド14を介して互いに連通させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種プレートフィン
チューブ形熱交換器においては、その熱交換性能を向上
するため、各伝熱チューブ10の内周面には図2(B) に破
線で示すように螺旋状又は軸芯方向に沿う多数の突起10
A が突設されているが、伝熱チューブ10内に拡管治具を
押し込んでこれを拡管すると、図2(B) に実線で示すよ
うに、突起10A の先端が潰れてその長さが短くなるの
で、伝熱管10と管内を流過する冷媒との接触面積が低減
するとともに突起10A による冷媒の攪拌機能が低減する
ので、プレートフィンチューブ形熱交換器の熱交換性能
が低下するという問題があった。
チューブ形熱交換器においては、その熱交換性能を向上
するため、各伝熱チューブ10の内周面には図2(B) に破
線で示すように螺旋状又は軸芯方向に沿う多数の突起10
A が突設されているが、伝熱チューブ10内に拡管治具を
押し込んでこれを拡管すると、図2(B) に実線で示すよ
うに、突起10A の先端が潰れてその長さが短くなるの
で、伝熱管10と管内を流過する冷媒との接触面積が低減
するとともに突起10A による冷媒の攪拌機能が低減する
ので、プレートフィンチューブ形熱交換器の熱交換性能
が低下するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、多数の伝熱チューブを多数のプレートフィンの
管穴内に挿入貫通させた後、上記伝熱チューブを拡管し
てこの伝熱チューブの外周面と上記管穴の内周面とを密
着させるプレートフィンチューブ形熱交換器の製造方法
において、上記伝熱チューブとしてベアチューブを用い
るとともにこの伝熱チューブの拡管治具として外周に山
切り状歯を有する拡管治具を用い、上記ベアチューブを
プレートフィンの管穴内に挿入貫通させた後、このベア
チューブ内に上記拡管治具を押し込むことによりこのベ
アチューブを拡管してその外周面を上記管穴の内周面と
密着させると同時に上記ベアチューブの内周面に多数の
溝を成形加工することを特徴とするプレートフィンチュ
ーブ形熱交換器の製造方法にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、多数の伝熱チューブを多数のプレートフィンの
管穴内に挿入貫通させた後、上記伝熱チューブを拡管し
てこの伝熱チューブの外周面と上記管穴の内周面とを密
着させるプレートフィンチューブ形熱交換器の製造方法
において、上記伝熱チューブとしてベアチューブを用い
るとともにこの伝熱チューブの拡管治具として外周に山
切り状歯を有する拡管治具を用い、上記ベアチューブを
プレートフィンの管穴内に挿入貫通させた後、このベア
チューブ内に上記拡管治具を押し込むことによりこのベ
アチューブを拡管してその外周面を上記管穴の内周面と
密着させると同時に上記ベアチューブの内周面に多数の
溝を成形加工することを特徴とするプレートフィンチュ
ーブ形熱交換器の製造方法にある。
【0006】他の特徴とするところは、上記拡管治具を
ベアチューブ内に回転させながら押し込むことにより上
記ベアチューブの内周面に多数の螺旋状の溝を成形加工
することにある。
ベアチューブ内に回転させながら押し込むことにより上
記ベアチューブの内周面に多数の螺旋状の溝を成形加工
することにある。
【0007】本発明による拡管治具の特徴とするところ
は、先端からテーパ状に径が大きくなる拡管部の外周に
軸方向に沿う多数の山切り状歯を設けたことにある。
は、先端からテーパ状に径が大きくなる拡管部の外周に
軸方向に沿う多数の山切り状歯を設けたことにある。
【0008】
【実施例】本発明の1実施例が図1に示されている。伝
熱チューブ30はベアチューブ、即ち、円筒状の内周面及
び外周面を有するチューブからなる。また、拡管治具20
はその先端からテーパ状に径が大きくなる拡管部21を具
え、この拡管部21の外周面には軸方向に沿う多数の山切
り状歯22が設けられている。そして、この拡管部21の最
大径はベアチューブ30の内径より若干大径とされてい
る。
熱チューブ30はベアチューブ、即ち、円筒状の内周面及
び外周面を有するチューブからなる。また、拡管治具20
はその先端からテーパ状に径が大きくなる拡管部21を具
え、この拡管部21の外周面には軸方向に沿う多数の山切
り状歯22が設けられている。そして、この拡管部21の最
大径はベアチューブ30の内径より若干大径とされてい
る。
【0009】しかして、プレートフィンチューブ形熱交
換器を製造する場合には、ベアチューブ30をプレートフ
ィン31の管穴32内に挿入貫通させた後、このベアチュー
ブ30内にその開放端より拡管治具20を押し込むことによ
りベアチューブ30を拡管してその外周面をプレートフィ
ン31の管穴32の内周面と密着させると同時にベアチュー
ブ30の内周面に図1(C) に示すように多数の溝33を成形
加工してこのベアチューブ30を内面溝付きチューブ30A
とする。しかる後、各ベアチューブ30A の開放端にベン
ドを接合する。
換器を製造する場合には、ベアチューブ30をプレートフ
ィン31の管穴32内に挿入貫通させた後、このベアチュー
ブ30内にその開放端より拡管治具20を押し込むことによ
りベアチューブ30を拡管してその外周面をプレートフィ
ン31の管穴32の内周面と密着させると同時にベアチュー
ブ30の内周面に図1(C) に示すように多数の溝33を成形
加工してこのベアチューブ30を内面溝付きチューブ30A
とする。しかる後、各ベアチューブ30A の開放端にベン
ドを接合する。
【0010】なお、拡管治具20をベアチューブ30内に回
転させながら押し込めば、ベアチューブ30の内周面に多
数の螺旋状の溝を成形加工することができる。
転させながら押し込めば、ベアチューブ30の内周面に多
数の螺旋状の溝を成形加工することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明においては、ベアチューブをプレ
ートフィンの管穴内に挿入貫通させた後、このベアチュ
ーブ内に外周に山切り状歯を有する拡管治具を押し込む
ことによりベアチューブを拡管してその外周面をプレー
トフィンの管穴の内周面と密着させると同時にベアチュ
ーブの内周面に多数の溝を成形加工するため、従来のよ
うに拡管によって伝熱チューブ内の突起が潰れることが
なく、従って、その熱交換性能の低下を防止できる。
ートフィンの管穴内に挿入貫通させた後、このベアチュ
ーブ内に外周に山切り状歯を有する拡管治具を押し込む
ことによりベアチューブを拡管してその外周面をプレー
トフィンの管穴の内周面と密着させると同時にベアチュ
ーブの内周面に多数の溝を成形加工するため、従来のよ
うに拡管によって伝熱チューブ内の突起が潰れることが
なく、従って、その熱交換性能の低下を防止できる。
【0012】また、拡管と同時にベアチューブの内周面
に溝を成形加工できるので、従来の溝切り加工の工数を
省略することができ、従って、コストの低減に資するこ
とができる。
に溝を成形加工できるので、従来の溝切り加工の工数を
省略することができ、従って、コストの低減に資するこ
とができる。
【0013】拡管治具をベアチューブ内に回転させなが
ら押し込むことによりベアチューブの内周面に多数の螺
旋状の溝を成形加工すれば、流体を螺旋状に流過させる
ことが可能となる。
ら押し込むことによりベアチューブの内周面に多数の螺
旋状の溝を成形加工すれば、流体を螺旋状に流過させる
ことが可能となる。
【図1】本発明の1実施例を示し、(A) は拡管要領を示
す斜視図、(B) は(A) のB−B矢に沿う断面図、(C) は
拡管終了後のベアチューブの断面図である。
す斜視図、(B) は(A) のB−B矢に沿う断面図、(C) は
拡管終了後のベアチューブの断面図である。
【図2】従来のプレートフィンチューブ形熱交換器の1
例を示し、(A) は外観斜視図、(B) は伝熱チューブの部
分的断面図である。
例を示し、(A) は外観斜視図、(B) は伝熱チューブの部
分的断面図である。
30 ベアチューブ 33 溝 31 プレートフィン 32 管穴 20 拡管治具 21 拡管部 22 山切り状歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 彰一 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内
Claims (3)
- 【請求項1】 多数の伝熱チューブを多数のプレートフ
ィンの管穴内に挿入貫通させた後、上記伝熱チューブを
拡管してこの伝熱チューブの外周面と上記管穴の内周面
とを密着させるプレートフィンチューブ形熱交換器の製
造方法において、 上記伝熱チューブとしてベアチューブを用いるとともに
この伝熱チューブの拡管治具として外周に山切り状歯を
有する拡管治具を用い、上記ベアチューブをプレートフ
ィンの管穴内に挿入貫通させた後、このベアチューブ内
に上記拡管治具を押し込むことによりこのベアチューブ
を拡管してその外周面を上記管穴の内周面と密着させる
と同時に上記ベアチューブの内周面に多数の溝を成形加
工することを特徴とするプレートフィンチューブ形熱交
換器の製造方法。 - 【請求項2】 上記拡管治具をベアチューブ内に回転さ
せながら押し込むことにより上記ベアチューブの内周面
に多数の螺旋状の溝を成形加工することを特徴とする請
求項1記載のプレートフィンチューブ形熱交換器の製造
方法。 - 【請求項3】 先端からテーパ状に径が大きくなる拡管
部の外周に軸方向に沿う多数の山切り状歯を設けたこと
を特徴とするプレートフィンチューブ形熱交換器の拡管
治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14514995A JPH08309467A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | プレートフィンチューブ形熱交換器の製造方法 及び拡管治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14514995A JPH08309467A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | プレートフィンチューブ形熱交換器の製造方法 及び拡管治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08309467A true JPH08309467A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15378558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14514995A Withdrawn JPH08309467A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | プレートフィンチューブ形熱交換器の製造方法 及び拡管治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08309467A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100919480B1 (ko) * | 2009-06-12 | 2009-09-28 | 김종남 | 핀튜브용 전열튜브 확관장치 |
CN104110987A (zh) * | 2014-08-01 | 2014-10-22 | 兰州交通大学 | 圆管管翅式换热器流线型等波幅抛物形波纹翅片 |
CN106903556A (zh) * | 2017-03-28 | 2017-06-30 | 珠海格力智能装备技术研究院有限公司 | 胀杆挂起机构及具有其的空调器加工装置 |
-
1995
- 1995-05-22 JP JP14514995A patent/JPH08309467A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100919480B1 (ko) * | 2009-06-12 | 2009-09-28 | 김종남 | 핀튜브용 전열튜브 확관장치 |
CN104110987A (zh) * | 2014-08-01 | 2014-10-22 | 兰州交通大学 | 圆管管翅式换热器流线型等波幅抛物形波纹翅片 |
CN104110987B (zh) * | 2014-08-01 | 2016-01-06 | 兰州交通大学 | 圆管管翅式换热器流线型等波幅抛物形波纹翅片 |
CN106903556A (zh) * | 2017-03-28 | 2017-06-30 | 珠海格力智能装备技术研究院有限公司 | 胀杆挂起机构及具有其的空调器加工装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |