JP2816027B2 - 熱交換器用ヘッダ一パイプの製造方法 - Google Patents
熱交換器用ヘッダ一パイプの製造方法Info
- Publication number
- JP2816027B2 JP2816027B2 JP3005390A JP539091A JP2816027B2 JP 2816027 B2 JP2816027 B2 JP 2816027B2 JP 3005390 A JP3005390 A JP 3005390A JP 539091 A JP539091 A JP 539091A JP 2816027 B2 JP2816027 B2 JP 2816027B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- header
- partition plate
- pipe material
- pipe
- connection hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0202—Header boxes having their inner space divided by partitions
- F28F9/0204—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions
- F28F9/0209—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only transversal partitions
- F28F9/0212—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only transversal partitions the partitions being separate elements attached to header boxes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば各種冷房装置の
凝縮器や車両用ラジエ−タ等の構成部品であるヘッダ−
パイプの製造方法に関するものである。
凝縮器や車両用ラジエ−タ等の構成部品であるヘッダ−
パイプの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車の冷房装置の構成部品を構
成する熱交換器(凝縮器)として、図2に示すようなパ
ラレルフロ−型の熱交換器1が知られている。
成する熱交換器(凝縮器)として、図2に示すようなパ
ラレルフロ−型の熱交換器1が知られている。
【0003】この熱交換器1は上下に延び対向して配置
されたヘッダ−パイプ2間に接続孔3を介して複数段に
偏平の熱交換チュ−ブ4を架設し、この各熱交換チュ−
ブ4間に熱交換フィン5を介装している。また、このヘ
ッダ−パイプ2の一方にはその内部を上下に仕切る仕切
板6を固定しており、流入パイプ7から入った熱媒体を
熱交換器1内で蛇行させ、この熱媒体を流出パイプ8か
ら出すようになっている。
されたヘッダ−パイプ2間に接続孔3を介して複数段に
偏平の熱交換チュ−ブ4を架設し、この各熱交換チュ−
ブ4間に熱交換フィン5を介装している。また、このヘ
ッダ−パイプ2の一方にはその内部を上下に仕切る仕切
板6を固定しており、流入パイプ7から入った熱媒体を
熱交換器1内で蛇行させ、この熱媒体を流出パイプ8か
ら出すようになっている。
【0004】このように構成された熱交換器1のヘッダ
−パイプ2の製造方法として図3に示すものが知られて
いる(実開昭63−49193号)。
−パイプ2の製造方法として図3に示すものが知られて
いる(実開昭63−49193号)。
【0005】この製造方法は、円筒状に形成されたヘッ
ダ−パイプ素材2aに、予め接続孔3及び挿入孔9を孔
開け加工する。その後、ヘッダ−パイプ素材2aの外側
から接続孔3には熱交換チュ−ブ4を挿入し、挿入孔9
には熱媒体案内用の仕切板6を挿入し、この熱交換チュ
−ブ4及び仕切板6を仮止めする。この仮止めの後にろ
う付けし熱交換チュ−ブ4及び仕切板6をヘッダ−パイ
プ素材2aに固着する。
ダ−パイプ素材2aに、予め接続孔3及び挿入孔9を孔
開け加工する。その後、ヘッダ−パイプ素材2aの外側
から接続孔3には熱交換チュ−ブ4を挿入し、挿入孔9
には熱媒体案内用の仕切板6を挿入し、この熱交換チュ
−ブ4及び仕切板6を仮止めする。この仮止めの後にろ
う付けし熱交換チュ−ブ4及び仕切板6をヘッダ−パイ
プ素材2aに固着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のヘッ
ダ−パイプの製造方法においては仕切板挿入用の挿入孔
9を設けなければならず、この孔開け加工が必要不可欠
となっていた。また、この挿入孔9は仕切板6の挿入部
分6aを挿入し得る大きさ、即ちヘッダ−パイプ素材2
aの略半円周に亘って大きく開口することを要する。従
って、仕切板6の挿入後に行われるろう付け工程におい
てろう付け不良を起こし易く、熱媒体漏れの原因となっ
ていた。さらに、この様な大きな開口をヘッダ−パイプ
素材2aの側壁に設けるときは、このヘッダ−パイプ素
材2aの強度が著しく低下するため、この挿入孔9や接
続孔3の孔開け加工の際に、このヘッダ−パイプ素材2
aが変形するという問題点を有していた。
ダ−パイプの製造方法においては仕切板挿入用の挿入孔
9を設けなければならず、この孔開け加工が必要不可欠
となっていた。また、この挿入孔9は仕切板6の挿入部
分6aを挿入し得る大きさ、即ちヘッダ−パイプ素材2
aの略半円周に亘って大きく開口することを要する。従
って、仕切板6の挿入後に行われるろう付け工程におい
てろう付け不良を起こし易く、熱媒体漏れの原因となっ
ていた。さらに、この様な大きな開口をヘッダ−パイプ
素材2aの側壁に設けるときは、このヘッダ−パイプ素
材2aの強度が著しく低下するため、この挿入孔9や接
続孔3の孔開け加工の際に、このヘッダ−パイプ素材2
aが変形するという問題点を有していた。
【0007】本発明の目的は前記従来の問題点に鑑み、
仕切板挿入用の大きな挿入孔を設けることなく、仕切板
を任意の位置に仮止めができ、かつ、熱媒体漏れや製造
工程中にヘッダ−パイプ素材が変形することがない熱交
換器用ヘッダ−パイプの製造方法を提供することにあ
る。
仕切板挿入用の大きな挿入孔を設けることなく、仕切板
を任意の位置に仮止めができ、かつ、熱媒体漏れや製造
工程中にヘッダ−パイプ素材が変形することがない熱交
換器用ヘッダ−パイプの製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、筒状のヘッダ−パイプ素
材に熱交換チュ−ブの接続孔を軸方向に複数設けるとと
もに、該ヘッダ−パイプ素材内で該接続孔間の少なくと
も一つに該ヘッダ−パイプ素材内を軸方向に仕切る熱媒
体案内用の仕切板を挿入する熱交換器用ヘッダ−パイプ
の製造方法において、前記ヘッダ−パイプ素材の一方の
開口端から前記仕切板を挿入し、該ヘッダ−パイプ素材
内の所定位置に該仕切板を配置する仕切板挿入工程と、
前記仕切板挿入工程の後に、前記ヘッダ−パイプ素材の
外側から前記接続孔を穿設するとともに該接続穴の周縁
に内側に向かって屈曲する屈曲片を形成する接続孔成形
工程と、前記接続孔成形工程において、前記屈曲片間に
前記仕切板の周縁を固定する仕切板固定工程とを有する
ことを特徴とする。
するため、請求項1の発明は、筒状のヘッダ−パイプ素
材に熱交換チュ−ブの接続孔を軸方向に複数設けるとと
もに、該ヘッダ−パイプ素材内で該接続孔間の少なくと
も一つに該ヘッダ−パイプ素材内を軸方向に仕切る熱媒
体案内用の仕切板を挿入する熱交換器用ヘッダ−パイプ
の製造方法において、前記ヘッダ−パイプ素材の一方の
開口端から前記仕切板を挿入し、該ヘッダ−パイプ素材
内の所定位置に該仕切板を配置する仕切板挿入工程と、
前記仕切板挿入工程の後に、前記ヘッダ−パイプ素材の
外側から前記接続孔を穿設するとともに該接続穴の周縁
に内側に向かって屈曲する屈曲片を形成する接続孔成形
工程と、前記接続孔成形工程において、前記屈曲片間に
前記仕切板の周縁を固定する仕切板固定工程とを有する
ことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、筒状のヘッダ−パイプ
素材に熱交換チュ−ブの接続孔を軸方向に複数設けると
ともに、該ヘッダ−パイプ素材内で該接続孔間の少なく
とも一つに該ヘッダ−パイプ素材内を軸方向に仕切る熱
媒体案内用の仕切板を挿入する熱交換器用ヘッダ−パイ
プの製造方法において、前記ヘッダ−パイプ素材の一方
の開口端から前記仕切板を挿入し、該ヘッダ−パイプ素
材内の所定位置に該仕切板を配置する仕切板挿入工程
と、前記仕切板挿入工程の後に、前記ヘッダ−パイプ素
材の外側から前記接続孔を穿設するとともに該接続孔の
周縁に内側に向かって屈曲する屈曲片を形成する接続孔
成形工程と、前記接続孔成形工程において、前記屈曲片
間に前記仕切板の周縁を固定するとともに、該仕切板の
周縁に対向する前記ヘッダ−パイプ素材の部位を外側か
ら内側に押し込み、この押し込み部分を該仕切板の周面
に食い込ませる仕切板固定工程とを有することを特徴と
する。
素材に熱交換チュ−ブの接続孔を軸方向に複数設けると
ともに、該ヘッダ−パイプ素材内で該接続孔間の少なく
とも一つに該ヘッダ−パイプ素材内を軸方向に仕切る熱
媒体案内用の仕切板を挿入する熱交換器用ヘッダ−パイ
プの製造方法において、前記ヘッダ−パイプ素材の一方
の開口端から前記仕切板を挿入し、該ヘッダ−パイプ素
材内の所定位置に該仕切板を配置する仕切板挿入工程
と、前記仕切板挿入工程の後に、前記ヘッダ−パイプ素
材の外側から前記接続孔を穿設するとともに該接続孔の
周縁に内側に向かって屈曲する屈曲片を形成する接続孔
成形工程と、前記接続孔成形工程において、前記屈曲片
間に前記仕切板の周縁を固定するとともに、該仕切板の
周縁に対向する前記ヘッダ−パイプ素材の部位を外側か
ら内側に押し込み、この押し込み部分を該仕切板の周面
に食い込ませる仕切板固定工程とを有することを特徴と
する。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、ヘッダ−パイプ素材
の一方の開口端から仕切板を挿入し、この仕切板をヘッ
ダ−パイプ素材内の所定位置に配置する。次いで、この
ヘッダ−パイプ素材の外側から接続孔を穿設するととも
に接続孔の周縁に内側に向かって屈曲する屈曲片を形成
する。この接続孔成形工程において、この屈曲片間に仕
切板の周縁を固定する。これにより、仕切板のヘッダ−
パイプ素材内への仮止め作業が完了する。
の一方の開口端から仕切板を挿入し、この仕切板をヘッ
ダ−パイプ素材内の所定位置に配置する。次いで、この
ヘッダ−パイプ素材の外側から接続孔を穿設するととも
に接続孔の周縁に内側に向かって屈曲する屈曲片を形成
する。この接続孔成形工程において、この屈曲片間に仕
切板の周縁を固定する。これにより、仕切板のヘッダ−
パイプ素材内への仮止め作業が完了する。
【0011】請求項2の発明によれば、ヘッダ−パイプ
素材の一方の開口端から仕切板を挿入し、この仕切板を
ヘッダ−パイプ素材内の所定位置に配置する。次いで、
このヘッダ−パイプ素材の外側から接続孔を穿設すると
ともに接続孔の周縁に内側に向かって屈曲する屈曲片を
形成する。この接続孔成形工程において、この屈曲片間
に仕切板の周縁を固定するとともに、この仕切板の周縁
に対向するヘッダ−パイプ素材の部位を外側から内側に
押し込み、この押し込み部分を該仕切板の周面に食い込
ませる。これにより、仕切板のヘッダ−パイプ素材内へ
の仮止めが、さらに強固に行われる。
素材の一方の開口端から仕切板を挿入し、この仕切板を
ヘッダ−パイプ素材内の所定位置に配置する。次いで、
このヘッダ−パイプ素材の外側から接続孔を穿設すると
ともに接続孔の周縁に内側に向かって屈曲する屈曲片を
形成する。この接続孔成形工程において、この屈曲片間
に仕切板の周縁を固定するとともに、この仕切板の周縁
に対向するヘッダ−パイプ素材の部位を外側から内側に
押し込み、この押し込み部分を該仕切板の周面に食い込
ませる。これにより、仕切板のヘッダ−パイプ素材内へ
の仮止めが、さらに強固に行われる。
【0012】
【実施例】図1及び図4(a)(b)は本発明に係る熱交換器
用ヘッダ−パイプの製造方法の第1実施例を示すもの
で、図1はヘッダ−パイプを示す斜視図である。
用ヘッダ−パイプの製造方法の第1実施例を示すもの
で、図1はヘッダ−パイプを示す斜視図である。
【0013】このヘッダ−パイプ10は筒状に形成され
たもので、その周壁の一側には上下に所定間隔をおいて
従来例で説明した熱交換チュ−ブが接続される接続孔1
1が穿設されている。また、この接続孔11の間の一部
にはヘッダ−パイプ10内を軸方向に仕切る仕切板12
が固定されている。
たもので、その周壁の一側には上下に所定間隔をおいて
従来例で説明した熱交換チュ−ブが接続される接続孔1
1が穿設されている。また、この接続孔11の間の一部
にはヘッダ−パイプ10内を軸方向に仕切る仕切板12
が固定されている。
【0014】図4(a)(b)はこのヘッダ−パイプ10の製
造方法を示すものである。ここで予め筒状のヘッダ−パ
イプ素材10aを形成する。
造方法を示すものである。ここで予め筒状のヘッダ−パ
イプ素材10aを形成する。
【0015】次いで、図4(a) に示すように、このヘッ
ダ−パイプ素材10a内に仕切板12を挿入治具13に
よりヘッダ−パイプ素材10aの一端から挿入する。こ
こで、この仕切板12は円盤状の基板12aと、この基
板12aの周縁から環状に延設した縁部12bとからな
り、この縁部12bの外径がヘッダ−パイプ素材10a
の内径とほぼ同一になっており、この仕切板12がヘッ
ダ−パイプ素材10a内に接触している。また、この仕
切板12は後述する接続孔成形工程で形成される接続孔
11の間の一つでその中央に配置されている。
ダ−パイプ素材10a内に仕切板12を挿入治具13に
よりヘッダ−パイプ素材10aの一端から挿入する。こ
こで、この仕切板12は円盤状の基板12aと、この基
板12aの周縁から環状に延設した縁部12bとからな
り、この縁部12bの外径がヘッダ−パイプ素材10a
の内径とほぼ同一になっており、この仕切板12がヘッ
ダ−パイプ素材10a内に接触している。また、この仕
切板12は後述する接続孔成形工程で形成される接続孔
11の間の一つでその中央に配置されている。
【0016】このような仕切板挿入工程が終了したとき
は、図4(b) に示すように、接続孔成形工程を行う。こ
の工程はプレス加工で行われるが、このプレス機14に
取り付けられるポンチ15として、その下端に長孔を穿
設する孔開け部15aと、この孔開け部15aの上部に
有する曲げ部15bとを備えたものが使用される。ま
た、このポンチ15は所定間隔をおいてプレス機14に
2個配置され、このポンチ15によりヘッダ−パイプ素
材10aの側面に接続孔11を穿設するとき、この曲げ
部15bにより接続孔11の周縁に内側に延びる屈曲片
11aが形成される。
は、図4(b) に示すように、接続孔成形工程を行う。こ
の工程はプレス加工で行われるが、このプレス機14に
取り付けられるポンチ15として、その下端に長孔を穿
設する孔開け部15aと、この孔開け部15aの上部に
有する曲げ部15bとを備えたものが使用される。ま
た、このポンチ15は所定間隔をおいてプレス機14に
2個配置され、このポンチ15によりヘッダ−パイプ素
材10aの側面に接続孔11を穿設するとき、この曲げ
部15bにより接続孔11の周縁に内側に延びる屈曲片
11aが形成される。
【0017】この接続孔成形工程において、前記仕切板
12側に接続孔11を穿設するとき、この屈曲片11a
が仕切板12の縁部12bの幅方向周縁に向かって曲
り、この縁部12bの周縁を圧接保持する。この仕切板
固定工程により、仕切板12が固定された図1に示すヘ
ッダ−パイプ10が製造される。
12側に接続孔11を穿設するとき、この屈曲片11a
が仕切板12の縁部12bの幅方向周縁に向かって曲
り、この縁部12bの周縁を圧接保持する。この仕切板
固定工程により、仕切板12が固定された図1に示すヘ
ッダ−パイプ10が製造される。
【0018】図5及び図6(a)(b)(c) は本発明に係る熱
交換器用ヘッダ−パイプの製造方法の第2実施例を示す
もので、図5はヘッダ−パイプを示す斜視図である。
交換器用ヘッダ−パイプの製造方法の第2実施例を示す
もので、図5はヘッダ−パイプを示す斜視図である。
【0019】このヘッダ−パイプ20は前記第1実施例
と同様に、その周壁の一側には接続孔11が穿設され、
また、この接続孔11の間の一部にはヘッダ−パイプ1
0内を軸方向に仕切る仕切板12が固定されている。第
1実施例と異なるところはヘッダ−パイプ10の側面で
この仕切板12と対向する部分に仕切板固定用の溝状の
押し込み部21を形成した点にある。
と同様に、その周壁の一側には接続孔11が穿設され、
また、この接続孔11の間の一部にはヘッダ−パイプ1
0内を軸方向に仕切る仕切板12が固定されている。第
1実施例と異なるところはヘッダ−パイプ10の側面で
この仕切板12と対向する部分に仕切板固定用の溝状の
押し込み部21を形成した点にある。
【0020】図6(a)(b)(c) はこのヘッダ−パイプ20
の製造方法を示すもので、第1実施例と同様に、筒状の
ヘッダ−パイプ素材20aを形成しておき、次いで、ヘ
ッダ−パイプ素材20aに仕切板12を挿入する仕切板
挿入工程を行い、その後、接続孔成形工程及び仕切板固
定工程を行う。
の製造方法を示すもので、第1実施例と同様に、筒状の
ヘッダ−パイプ素材20aを形成しておき、次いで、ヘ
ッダ−パイプ素材20aに仕切板12を挿入する仕切板
挿入工程を行い、その後、接続孔成形工程及び仕切板固
定工程を行う。
【0021】この接続孔成形工程及び仕切板固定工程に
おいて、プレス機14には前記ポンチ15とともに、こ
のポンチ15の間に押し込みポンチ22が取り付けられ
ており、この押し込みポンチ22は仕切板固定工程にお
いて動作するようになっている。
おいて、プレス機14には前記ポンチ15とともに、こ
のポンチ15の間に押し込みポンチ22が取り付けられ
ており、この押し込みポンチ22は仕切板固定工程にお
いて動作するようになっている。
【0022】即ち、仕切板12側に接続孔11を穿設す
るとき、屈曲片11aが仕切板12の縁部12bを圧接
保持するとともに、ヘッダ−パイプ素材20aで縁部1
2bと対向する部分が押し込みポンチ22により外側か
ら内側に向かって押し込まれる。そして、この押し込み
部21が縁部12bに食い込み仕切板12を固定する。
この仕切板固定工程により、仕切板12が固定された図
3に示すヘッダ−パイプ20が製造される。
るとき、屈曲片11aが仕切板12の縁部12bを圧接
保持するとともに、ヘッダ−パイプ素材20aで縁部1
2bと対向する部分が押し込みポンチ22により外側か
ら内側に向かって押し込まれる。そして、この押し込み
部21が縁部12bに食い込み仕切板12を固定する。
この仕切板固定工程により、仕切板12が固定された図
3に示すヘッダ−パイプ20が製造される。
【0023】このように、前記第1及び第2実施例のい
ずれの実施例においても、従来の如くヘッダ−パイプ素
材2aに仕切板挿入用の孔を穿設することを要せず、か
つ、簡単にこの仕切板12をヘッダ−パイプ素材10
a,20aに固定することができる。
ずれの実施例においても、従来の如くヘッダ−パイプ素
材2aに仕切板挿入用の孔を穿設することを要せず、か
つ、簡単にこの仕切板12をヘッダ−パイプ素材10
a,20aに固定することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、従来の如く仕切板挿入用の大きな挿入孔を設け
ることなく、仕切板が屈曲片によりヘッダ−パイプ素材
内の任意の位置に仮止めができるため、熱媒体漏れや製
造工程中にヘッダ−パイプ素材が変形することがないと
いう利点を有する。
よれば、従来の如く仕切板挿入用の大きな挿入孔を設け
ることなく、仕切板が屈曲片によりヘッダ−パイプ素材
内の任意の位置に仮止めができるため、熱媒体漏れや製
造工程中にヘッダ−パイプ素材が変形することがないと
いう利点を有する。
【0025】請求項2の発明によれば、前記請求項1の
発明の効果を奏するとともに、仕切板が屈曲片はもとよ
り、押し込み部分によっても固定され、仕切板の保持固
定効果がさらに向上するという利点を有する。
発明の効果を奏するとともに、仕切板が屈曲片はもとよ
り、押し込み部分によっても固定され、仕切板の保持固
定効果がさらに向上するという利点を有する。
【図1】第1実施例に係るヘッダ−パイプを示す斜視図
である。
である。
【図2】熱交換器を示す斜視図である。
【図3】従来のヘッダ−パイプの製造方法を示す斜視図
である。
である。
【図4】第1実施例に係る製造方法の仕切板挿入工程、
接続孔成形工程及び仕切板固定工程を示す断面図であ
る。
接続孔成形工程及び仕切板固定工程を示す断面図であ
る。
【図5】第2実施例に係るヘッダ−パイプを示す斜視図
である。
である。
【図6】第2実施例に係る製造方法の仕切板挿入工程、
接続孔成形工程及び仕切板固定工程を示す断面図であ
る。
接続孔成形工程及び仕切板固定工程を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 4…熱交換チュ−ブ、10,20…ヘッダ−パイプ、1
0a,20a…ヘッダ−パイプ素材、11…接続孔、1
1a…屈曲片、12…仕切板、21…押し込み部。
0a,20a…ヘッダ−パイプ素材、11…接続孔、1
1a…屈曲片、12…仕切板、21…押し込み部。
Claims (2)
- 【請求項1】筒状のヘッダ−パイプ素材に熱交換チュ−
ブの接続孔を軸方向に複数設けるとともに、該ヘッダ−
パイプ素材内で該接続孔間の少なくとも一つに該ヘッダ
−パイプ素材内を軸方向に仕切る熱媒体案内用の仕切板
を挿入する熱交換器用ヘッダ−パイプの製造方法におい
て、前記ヘッダ−パイプ素材の一方の開口端から前記仕
切板を挿入し、該ヘッダ−パイプ素材内の所定位置に該
仕切板を配置する仕切板挿入工程と、前記仕切板挿入工
程の後に、前記ヘッダ−パイプ素材の外側から前記接続
孔を穿設するとともに該接続孔の周縁に内側に向かって
屈曲する屈曲片を形成する接続孔成形工程と、前記接続
孔成形工程において、前記屈曲片間に前記仕切板の周縁
を固定する仕切板固定工程とを有することを特徴とする
熱交換器用ヘッダ−パイプの製造方法。 - 【請求項2】筒状のヘッダ−パイプ素材に熱交換チュ−
ブの接続孔を軸方向に複数設けるとともに、該ヘッダ−
パイプ素材内で該接続孔間の少なくとも一つに該ヘッダ
−パイプ素材内を軸方向に仕切る熱媒体案内用の仕切板
を挿入する熱交換器用ヘッダ−パイプの製造方法におい
て、前記ヘッダ−パイプ素材の一方の開口端から前記仕
切板を挿入し、該ヘッダ−パイプ素材内の所定位置に該
仕切板を配置する仕切板挿入工程と、前記仕切板挿入工
程の後に、前記ヘッダ−パイプ素材の外側から前記接続
孔を穿設するとともに該接続孔の周縁に内側に向かって
屈曲する屈曲片を形成する接続孔成形工程と、前記接続
孔成形工程において、前記屈曲片間に前記仕切板の周縁
を固定するとともに、該仕切板の周縁に対向する前記ヘ
ッダ−パイプ素材の部位を外側から内側に押し込み、こ
の押し込み部分を該仕切板の周面に食い込ませる仕切板
固定工程とを有することを特徴とする熱交換器用ヘッダ
−パイプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3005390A JP2816027B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 熱交換器用ヘッダ一パイプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3005390A JP2816027B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 熱交換器用ヘッダ一パイプの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04270016A JPH04270016A (ja) | 1992-09-25 |
JP2816027B2 true JP2816027B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=11609837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3005390A Expired - Lifetime JP2816027B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 熱交換器用ヘッダ一パイプの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2816027B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-21 JP JP3005390A patent/JP2816027B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04270016A (ja) | 1992-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5119552A (en) | Method for manufacturing header pipe of heat exchanger | |
EP0597801B1 (en) | Heat exchanger and manufacturing method | |
US5052478A (en) | Pipe for coolant condenser | |
JP3567133B2 (ja) | 熱交換器の組立方法 | |
JPH0731030B2 (ja) | 熱交換器用ヘッダ−パイプの仕切板組付構造及び組付方法 | |
US20030094273A1 (en) | Corrugated fin assembly | |
JP2003004394A (ja) | 熱交換器用タンクおよびその製造方法 | |
US5105877A (en) | Heat exchanger and method for manufacturing | |
JPH11229872A (ja) | 自動車のための2つの管のアレイが取り付けられた熱交換装置、並びにそれを製造する方法 | |
JP2816027B2 (ja) | 熱交換器用ヘッダ一パイプの製造方法 | |
JPH09119792A (ja) | 熱交換器用フィン | |
JP2000051980A (ja) | クロスフィン型熱交換器とその製造方法 | |
JP2546363B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP3880098B2 (ja) | 熱交換器及びヘッダーパイプの製造方法 | |
JP2790890B2 (ja) | 熱交換器用ヘッダーパイプの製造方法 | |
JP2001205375A (ja) | ラジエータの製造方法 | |
JPH03238130A (ja) | 熱交換器用ヘッダーパイプの製造方法 | |
JP2001116480A (ja) | フィンコイルタイプ熱交換器およびその製造方法 | |
JPH0720524Y2 (ja) | 冷媒凝縮器用パイプ | |
JPH08309467A (ja) | プレートフィンチューブ形熱交換器の製造方法 及び拡管治具 | |
JPS60158932A (ja) | 偏平管熱交換器の製造方法 | |
JPH03243233A (ja) | 熱交換器用ヘッダーパイプの製造方法 | |
JPH0719778A (ja) | ラジアルフィン付きチューブの製造法 | |
JP3767459B2 (ja) | 熱交換器 | |
JPS5836444Y2 (ja) | ろう付管継手 |