JP3767459B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定形状に成形された複数種類のプレートを組み合わせて構成されたチューブを有する熱交換器に関するもので、ラジエータタンク内に搭載される水冷式のオイルクーラに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
所定形状に成形された第1、2プレートを組み合わせて構成されたチューブを有する熱交換器として、出願人は、図12に示す発明(特願2000−328975号)を既に出願しているが、この出願に記載の熱交換器100は、図13に示すように、第1プレート111と第2プレート112とを組み合わせて第1チューブ110を構成し、第1プレート121と第2プレート122とを組み合わせて第2チューブ120を構成している。そして、この熱交換器100を組み立て工程は、以下の通りである。
【0003】
先ず、第1チューブ110の第2プレート112にニップル150をかしめ固定した後、第1チューブ110の第1プレート111に形成された環状のバーリング部111aを第1チューブ110の第2プレート112に形成された貫通穴112aに貫通させた状態で、バーリング部111aの先端側を拡げることにより第1プレート111と第2プレート112とをかしめ固定する。
【0004】
次に、第1チューブ110と同様に、第2チューブ120の第1プレート121に形成された環状のバーリング部121aを第2チューブ120の第2プレート122に形成された貫通穴122aに貫通させた状態で、バーリング部121aの先端側を拡げることにより第1プレート121と第2プレート122とをかしめ固定する。
【0005】
そして、第2チューブ120の第2プレート122に形成された環状のバーリング部122bを第1チューブ110の第1プレート111に形成された貫通穴111bに貫通させた状態で、バーリング部122bの先端側を拡げることにより第1チューブ110と第2チューブ120とをかしめ固定する。
【0006】
次に、第1プレート111、121の一部を第2プレート112、122の外側から覆うように巻き付けてして第1プレート111、121と第2プレート112、122との外縁部を巻き締めかしめ固定する。
【0007】
ところで、バーリング部の先端を拡げてバーリング部をかしめるには、図14(a)に示すように、バーリング部111a、121a、122bの根本側にパンチ300のプレス力を受けるダイ310をあてがう必要があるが、上記の発明では、図13に示すように、バーリング部111a、121aが同一の向きに突出しているため、仮に、バーリング部122bのかしめ固定、すなわち第1チューブ110と第2チューブ120とをかしめ固定を、バーリング部111a、121aのかしめ固定、すなわち第1プレートと第2プレートとのかしめ固定より先に行うと、バーリング部121aのかしめを行うことができない。
【0008】
このため、上記の例では、バーリング部111a、121aのかしめを行った後に、バーリング部122bのかしめ固定をせざるを得ないが、この手順では、バーリング部122bのかしめ固定をする際に、バーリング部122bの根本側にダイをあてがうことができないので、図14(b)に示すように、パンチ300のプレス力により第1チューブ110の第1プレート111及び第2チューブ120の第2プレート122が撓んでしまい、バーリング部122bを十分にかしめることができないとい第1の問題が発生する。
【0009】
また、第2チューブ120の第1プレート121と第2プレート122とを巻きかしめすべく、第2チューブ120の第1プレート121が第1チューブ110側に突出しているので、第1チューブ110の第1プレート111と第2プレート112とを巻きかしめする際に、巻きかしめ用のローラが第2チューブ120の第1プレート121に干渉してしまい、第1プレート111と第2プレート112とを十分に巻きかしめすることが難しいという第2の問題が発生する。
【0010】
本発明は、上記点に鑑み、上記2つの問題点のうち少なくとも一方の問題を解決することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、所定形状に成形された第1、2プレート(111、112、121、122)を1組として構成され、流体が流通する第1、2チューブ(110、120)を有する熱交換器であって、2枚の第1プレート(111、121)それぞれには、組をなすそれぞれの第2プレート(112、122)側に突出する環状のバーリング部(111a、121a)が形成され、バーリング部(111a、121a)は、第2プレート(112、122)に形成された貫通穴(112a、122a)を貫通した状態でその先端側が拡げられて第2プレート(112、122)にかしめ固定されており、さらに、第1、2チューブ(110、120)は、少なくともバーリング部(111a、121a)が形成されている部位において第1チューブ(110)の第1プレート(111)と第2チューブ(120)の第1プレート(121)とが所定の隙間を有して向かい合うように配置されていることを特徴とする。
【0012】
これにより、バーリング部(111a、121a)をかしめる際に、熱交換器の外側、つまり熱交換器の上下側からパンチにてバーリング部(111a、121a)を押圧することができる。
【0013】
このため、第1チューブ(110)の第1プレート(111)と第2チューブ(120)の第1プレート(121)とをかしめ固定した後、パンチにてバーリング部(111a、121a)の先端側を押し潰して、組みをなす第1プレート(111)と第2プレート(112)及び第1プレート(121)と第2プレート(122)をかしめ固定することができる。したがって、2つのバーリング部(111a、121a)を確実にかしめることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明では、第1プレート(111、121)それぞれの一部が、組をなす第2プレート(112、122)の一部を外側から覆うようにして第2プレート(112、122)に巻かれて、第1プレート(111、121)が第2プレート(112、122)にかしめ固定されていることを特徴とする。
【0015】
これにより、例えば第1チューブ(110)の第1プレート(111)を巻き締めする際に、巻き締め用ローラが第2チューブ(110)の第1プレート(121)に干渉するといった問題は発生しない。したがって、組みをなす第1、2プレート(111、112、121、122)を同時、かつ、確実に巻き締め固定することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明では、第1チューブ(110)のバーリング部(111a)と第2チューブ(120)のバーリング部(121a)とは、隙間を介して互いに対向した位置に形成されていることを特徴とする。
【0017】
これにより、2つのバーリング部(111a、121a)を同時にかしめることができる。
【0018】
請求項4に記載の発明では、所定形状に成形された第1、2プレート(111、112、121、122)を1組として構成され、流体が流通する第1、2チューブ(110、120)を有する熱交換器であって、第1プレート(111、121)それぞれの一部が、組をなす第2プレート(112、122)の一部を外側から覆うようにして第2プレート(112、122)に巻かれて、第1プレート(111、121)が第2プレート(112、122)にかしめ固定されており、さらに、第1、2チューブ(110、120)は、第1プレート(111、121)が所定の隙間を有して向かい合うように配置されていることを特徴とする。
【0019】
これにより、例えば第1チューブ(110)の第1プレート(111)を巻き締めする際に、巻き締め用ローラが第2チューブ(110)の第1プレート(121)に干渉するといった問題は発生しない。したがって、組みをなす第1、2プレート(111、112、121、122)を同時、かつ、確実に巻き締め固定することができる。
【0020】
請求項5に記載の発明では、第1チューブ(110)と第2チューブ(120)とは、ジョイントブロック(140)を介して互いに連通しており、さらに、第1チューブ(110)の第1プレート(111、121)と第2プレート(112、122)の第1プレート(111、121)とは、同一形状であることを特徴とする。
【0021】
これにより、熱交換器の生産性を向上させることができる。
【0022】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0023】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、エンジン(図示せず。)内の摺動部を潤滑するエンジンオイルやオートマチックトランスミッション用フルード等のオイルを冷却するオイルクーラに本発明に係る熱交換器を適用した例であり、図1は、本実施形態に係るオイルクーラ100をラジエータ200内に収納した状態を示す斜視図である
なお、ラジエータ200は、エンジン冷却水が流通するアルミニウム製のラジエータチューブ210と、ラジエータチューブ210の長手方向両端側に配設されて複数本の各ラジエータチューブ210と連通するアルミニウム製のラジエータタンク220とを有して構成されたものであり、オイルクーラ100は、その長手方向をエンジン冷却水をラジエータタンク220の長手方向と一致させた状態でラジエータタンク220内に収納されている。
【0024】
図2はラジエータタンク220に組み付ける前のオイルクーラ100を示す図面であり、図3は図2に示すオイルクーラ100の断面図である。そして、オイルクーラ100は、図3に示すように、オイルが流通する扁平状の第1、2チューブ110、120をラジエータタンク220内に配設することにより、オイルとエンジン冷却水とを熱交換してオイルを冷却するものである。
【0025】
ここで、第1、2チューブ110、120は、所定形状にプレス加工されたアルミニウム製の第1、2プレート111、112、121、122を1組として、その組をなすプレート111、112、121、122間にインナーフィン130を配設した状態で、第1、2プレート111、112、121、122をかしめ固定した後、ろう付け接合することにより構成されたものである。
【0026】
なお、インナーフィン130は、オイルとチューブ110、120との伝熱面積を増大させるとともに、オイルとチューブ110、120との間の熱伝達率を増大させるものであり、本実施形態では、チューブ110、120の短径方向と略平行な板状のセグメントがチューブ110、120の長手方向に千鳥状に設けられたオフセット型のフィンを採用している。
【0027】
因みに、プレート111、112、121、122の内壁側であるインナーフィン130側にはろう材が被覆されており、このろう材によりプレート111、112、121、122及びインナーフィン130がろう付けされる。
【0028】
そして、両チューブ110、120の第1プレート111、121には、両チューブ110、120の第2プレート112、122側に突出するバーリング加工(JIS B 0122参照)にて形成された環状のバーリング部111a、121aが形成され、バーリング部111a、121aは、図4に示すように、第2プレート112、122に形成された貫通穴112a、122aを貫通した状態でその先端側が拡げられて第2プレート112、122にかしめ固定されている。
【0029】
このとき、第1、2チューブ110、120は、図3(b)に示すように、少なくともバーリング部111a、121aが形成されている部位において、第1チューブの第1プレート111と第2チューブ120の第1プレート121とが所定の隙間を有して向かい合うように配置されているとともに、第1チューブ110のバーリング部111aと第2チューブ120のバーリング部121aとは、図2(b)に示すように、隙間を介して互いに対向した位置に形成されている。
【0030】
また、第1プレート111、121それぞれの一部は、図3に示すように、組をなす第2プレート112、122の一部を外側から覆うようにして第2プレート112、122に巻かれて、第1プレート111、121が第2プレート112、122にかしめ固定されている。
【0031】
そして、第1チューブ110と第2チューブ120とは、図3(a)に示すように、リング状のジョイント140の軸方向両側に形成された円筒状のバーリング部141の先端側を、バーリング部111a、121aと同様に拡げることによりプレート111、121にかしめ固定されている。
【0032】
なお、本実施形態では、ジョイント140と第1プレート111、121とのろう付けを確実なものとするため、表裏両面にろう材は被覆されたリング状のカラー142を、ジョイント140と第1プレート111、121との間に挟んだ状態でジョイント140をかしめ固定している。
【0033】
因みに、第1プレート111、121それぞれには、図3(c)に示すように、第1、2チューブ110、120間の隙間を確保するための突起部111b、121bが第1プレート111、121に一体形成されている。
【0034】
また、図3(a)中、ニップル150はオイルクーラ100をラジエータタンク220に組み付けるためのものであり、カラー151は表裏両面にろう材は被覆されたリング状のものであり、第2プレート122のうちニップル150に対応する部位には補強板160が設けられている。
【0035】
次に、本実施形態に係るオイルクーラ100の製造方法をその工程順に述べる。
【0036】
本実施形態に係るオイルクーラ100は、図5に示すように、3つサブアッセンブリA、B、Cを組み立てた後、バーリング部111a、121aのかしめ加工及び第1プレート111、121の端部に巻き締めかしめ加工を行ってオイルクーラ100を仮り組みし、その後、炉内で加熱してろう付けするものである。
【0037】
具体的には、図6に示すように、第1チューブ110の第2プレート112にニップル150を組みけ、ダイ310にて第1チューブ112及びニップル150を保持した状態で、パンチ300にてニップル150を押圧してニップル150を第2プレート112にかしめ固定する(第1工程)。
【0038】
次に、図7に示すように、ジョイント140を第1チューブ1110の第1プレート111と第2チューブ120の第1プレート121との間に挟むようにして第1プレート111、121とジョイント140とを組み付け、位置決めガイド220にて第1プレート121が移動しないように固定した状態で、上下両側からパンチ300にて押圧して第1プレート111、121とジョイント140とをかしめ固定する(第2工程)。
【0039】
そして、図8に示すように、第2チューブ120の第2プレート122に補強板160を組み付けて、パンチ300にて補強板160の突起部161を押し潰して、第2プレート122に補強板160をかしめ固定する(第3工程)。
【0040】
なお、第1〜3工程は、その工程順は上述の工程順に限定されるものではない。
【0041】
次に、3つサブアッセンブリA、B、Cを図9に示すように組み付けた後、第1チューブ110の第1プレート111と第2チューブ120の第2プレート121との間の隙間にダイ310を配置した状態で、上下両側からパンチ300にてバーリング部111a、121aの先端側を押し潰して、組みをなす第1プレート111と第2プレート112及び第1プレート121と第2プレート122をかしめ固定する(第4工程)。
【0042】
そしてさらに、図10に示すように、巻き締め用ローラ320にて両第1プレート111、121の端部を同時にかしめて(塑性変形させて)、第1プレート111、121と第2プレート112、122との外縁部を巻き締め固定する(第5工程)。
【0043】
なお、巻き締め用ローラ320のうち、円錐部321は第1プレート111、121の端部を第2プレート112、122側に被せるようにしてかしめるものであり、円柱部322はその側面にて円錐部321の押圧力を受ける巻き締め加工用のダイに相当するものである。
【0044】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0045】
本実施形態では、第1、2チューブ110、120が、少なくともバーリング部111a、121aが形成されている部位において第1チューブの第1プレート111と第2チューブ120の第1プレート121とが所定の隙間を有して向かい合うように配置されているので、バーリング部111a、121aをかしめる際に、前述のごとく、オイルクーラ100の外側、つまりオイルクーラ100の上下側からパンチ300にてバーリング部111a、121aを押圧することができる。
【0046】
このため、第1チューブ110の第1プレート111と第2チューブ120の第1プレート121とをかしめ固定した後、上下両側からパンチ300にてバーリング部111a、121aの先端側を押し潰して、組みをなす第1プレート111と第2プレート112及び第1プレート121と第2プレート122をかしめ固定することができる。したがって、バーリング部111a、121aを確実にかしめることができる。
【0047】
また、第1チューブの第1プレート111と第2チューブ120の第1プレート121とが所定の隙間を有して向かい合うように配置された状態で、第1プレート111、121それぞれの一部が、組をなす第2プレート112、122の一部を外側から覆うようにして第2プレート112、122に巻かれて、第1プレート111、121が第2プレート112、122にかしめ固定されているので、例えば第1チューブ110の第1プレート111を巻き締めする際に、巻き締め用ローラ320のうち、特に、円錐部321が第2チューブ110の第1プレート121に干渉するといった問題は発生しない。したがって、組みをなす第1、2プレート111、112、121、122を確実に巻き締め固定することができる。
【0048】
また、巻き締め用ローラ320の干渉といった問題が発生しないので、第1チューブ110の巻き締め加工と第2チューブ120の巻き締め加工とを同時に行うことができる。
【0049】
また、本実施形態では、ジョイント140を介して第1チューブ110と第2チューブ120とを接合されているので、両第1プレート111、121を同一形状とすることができるので、オイルクーラ100の生産性を向上させることができる。
【0050】
また、第1チューブ110のバーリング部111aと第2チューブ120のバーリング部121aとは、隙間を介して互いに対向した位置に形成されているので、2つのバーリング部111a、121aを同時にかしめることができる。
【0051】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、ジョイント140を介して第1チューブ110と第2チューブ120とを接合したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図11に示すように、ジョイント140を廃止するとともに、第2チューブ120の第1プレート121にバーリング部121cを設けて両チューブ110、120を接合してもよい。
【0052】
また、上述の実施形態では、本発明に係る熱交換器をオイルクーラに適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の熱交換器にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るオイルクーラの取り付け構造を採用したラジエータの斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るオイルクーラの二面図である。
【図3】(a)は図2(a)のA−A断面図であり、(b)は図2(a)のB−B断面図であり、(c)は図2(a)のC−C断面図である。
【図4】図3(b)のD部バーリング部の拡大図である。
【図5】本発明の実施形態に係るオイルクーラのサブアッセンブリを示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態に係るオイルクーラの製造工程を示す説明図である。
【図7】本発明の実施形態に係るオイルクーラの製造工程を示す説明図である。
【図8】本発明の実施形態に係るオイルクーラの製造工程を示す説明図である。
【図9】本発明の実施形態に係るオイルクーラの製造工程を示す説明図である。
【図10】本発明の実施形態に係るオイルクーラの製造工程を示す説明図である。
【図11】本発明の変形例に係るオイルクーラの製造工程を示す説明図である。
【図12】従来の技術に係るオイルクーラの二面図である。
【図13】従来の技術に係るオイルクーラの断面図である。
【図14】従来の技術に係るオイルクーラにおけるかしめ工程を示す説明図である。
【符号の説明】
110…第1チューブ、111…第1プレート、111a…バーリング部、
112…第2プレート、112a…貫通穴、120…第2チューブ、
121…第1プレート、121a…バーリング部、122…第2プレート、
122a…貫通穴
Claims (5)
- 所定形状に成形された第1、2プレート(111、112、121、122)を1組として構成され、流体が流通する第1、2チューブ(110、120)を有する熱交換器であって、
2枚の前記第1プレート(111、121)それぞれには、組をなすそれぞれの前記第2プレート(112、122)側に突出する環状のバーリング部(111a、121a)が形成され、
前記バーリング部(111a、121a)は、前記第2プレート(112、122)に形成された貫通穴(112a、122a)を貫通した状態でその先端側が拡げられて前記第2プレート(112、122)にかしめ固定されており、
さらに、前記第1、2チューブ(110、120)は、少なくとも前記バーリング部(111a、121a)が形成されている部位において前記第1チューブ(110)の前記第1プレート(111)と前記第2チューブ(120)の前記第1プレート(121)とが所定の隙間を有して向かい合うように配置されていることを特徴とする熱交換器。 - 前記第1プレート(111、121)それぞれの一部が、組をなす前記第2プレート(112、122)の一部を外側から覆うようにして前記第2プレート(112、122)に巻かれて、前記第1プレート(111、121)が前記第2プレート(112、122)にかしめ固定されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記第1チューブ(110)の前記バーリング部(111a)と前記第2チューブ(120)の前記バーリング部(121a)とは、前記隙間を介して互いに対向した位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
- 所定形状に成形された第1、2プレート(111、112、121、122)を1組として構成され、流体が流通する第1、2チューブ(110、120)を有する熱交換器であって、
前記第1プレート(111、121)それぞれの一部が、組をなす前記第2プレート(112、122)の一部を外側から覆うようにして前記第2プレート(112、122)に巻かれて、前記第1プレート(111、121)が前記第2プレート(112、122)にかしめ固定されており、
さらに、前記第1、2チューブ(110、120)は、前記第1プレート(111、121)が所定の隙間を有して向かい合うように配置されていることを特徴とする熱交換器。 - 前記第1チューブ(110)と前記第2チューブ(120)とは、ジョイントブロック(140)を介して互いに連通しており、
さらに、前記第1チューブ(110)の前記第1プレート(111、121)と前記第2プレート(112、122)の前記第1プレート(111、121)とは、同一形状であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。
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