JPH0673684A - Peekホットプレスフェルトおよび布帛 - Google Patents

Peekホットプレスフェルトおよび布帛

Info

Publication number
JPH0673684A
JPH0673684A JP3299996A JP29999691A JPH0673684A JP H0673684 A JPH0673684 A JP H0673684A JP 3299996 A JP3299996 A JP 3299996A JP 29999691 A JP29999691 A JP 29999691A JP H0673684 A JPH0673684 A JP H0673684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
polyetherketone
peek
fabric according
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3299996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3005345B2 (ja
Inventor
Robert Bernard Davis
バーナード デービス ロバート
Maryann Kenney
ケニイ マリアン
Charles Edwin Kramer
エドウィン クラマー チャールズ
Sandra Krohto Barlow
クロト バーロウ サンドラ
Francis Davenport
デブンポート フランシス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Albany International Corp
Original Assignee
Albany International Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=10681414&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0673684(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Albany International Corp filed Critical Albany International Corp
Publication of JPH0673684A publication Critical patent/JPH0673684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3005345B2 publication Critical patent/JP3005345B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/58Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products
    • D01F6/66Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from polyethers
    • D01F6/665Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from polyethers from polyetherketones, e.g. PEEK
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • D21F7/08Felts
    • D21F7/083Multi-layer felts

Landscapes

  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 抄紙機のプレスパートで使用する脱水用布帛
を提供する。 【構成】 その布帛は表面にバット繊維を有する織られ
た基材よりなり、バット繊維および基材の少くとも一つ
はポリエーテルケトンよりなる。 【効果】 紙シートの脱水が良好に行えるとともに、高
温での加圧脱水が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温環境下で用いるプレ
スフェルトに用いる繊維および布帛に関する。
【0002】
【従来の技術】紙製造技術における最近の提案は、抄紙
機のプレスセクションにおける紙シートの脱水は、プレ
スセクションが水の沸点以上の温度に加熱されると非常
に高い乾燥値が得られると開示している。この方法は一
般にインパルス乾燥(Impulse Drying)
と呼ばれている。最良の結果、すなわち最高のシート乾
燥が、150℃を超えるプレスロール温度で得られる。
典型的にはロールプレスやシュー(shoe)プレスを
含む従来の商業用抄紙機への、そのようなインパルス乾
燥の適用は、よりエネルギー効率の良い方法および改良
された紙質をもたらす。そのような提案についての難点
は、プレスを通って紙シートを運び、シートの脱水を助
けるのに通常用いる布帛が、上に示したインパルス乾燥
で現在提案されている高温と機械的圧力の組合せによく
耐えないということである。
【0003】商業的なプレス布帛は一般に合成ポリアミ
ド繊維よりなる。これらの材料は優れた衝撃、摩耗、加
水分解安定性を有し、常温から約80℃の間の温度での
商業的な操業において優れた寿命を与える。しかし上述
以上の温度では従来のポリアミド布帛は、紙シートの脱
水に役立たない圧縮されたかたまりに融合してしまう。
【0004】高温脱水のため新技術の出現には、高温お
よび機械的な圧力にさらされた時に変形したり品質が下
ったりせず、プレス布帛の寿命にわたって有用な脱水特
性を維持する繊維よりなるプレ布帛を必要とする。
【0005】宇宙開発や工業的なプロセスでの使用を必
要とする多くの高温用の繊維が近年開発されている。代
表的な繊維は、ポリアラミド類、ポリベンズイミダゾー
ル類、ポリエーテルイミド類、ポリスルホン類、ポリフ
ェニレンサルファイド類、およびポリアリレート類より
なる包括的な部類からの材料である。これらすべての物
質は高温使用能力を有するが、大部分のものはプレス布
帛のための使用に有用な適当な物性を有しない。ポリス
ルホン類およびポリエーテルイミド類のような多くの物
質は、そのガラス転位点以上の温度で荷重下に変形する
傾向がある非晶性物質であり、プレスニップを繰り返し
通ることによって不可逆的な変形を受ける。ポリアラミ
ド類、ポリベンズイミダゾール類、およびポリアリレー
ト類のような他の物質は、半結晶性のポリマーである
が、一般に高度にアロマティックな硬い物質であり、比
較的少い圧縮サイクルの後でプレスニップ中で脆性破壊
を受ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温および
機械的圧力下での使用に適した、抄紙の脱水工程に用い
る布帛を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに我々は、
ポリエーテルケトン類は、半結晶性であり、高度にアロ
マティックであるが、特定の繊維構造を持つように製造
した場合、常温または高温で、脆性破壊を示さないこと
を見出した。
【0008】従って本発明は、その表面にバット(ba
tt)繊維を有する、織物型、編物型、ブレード型また
は不織布型基材よりなり、そのバット繊維および基材の
少くとも一つがポリエーテルケトンよりなることを特徴
とする、抄紙機用布帛を提供する。
【0009】本発明はまた、紙を作る成分を供給し、そ
の供給物を脱水して凝集力のあるシートを作るために、
脱水位置にその供給物を導入し、その後高温でプレスす
ることよりなり、紙が連続した布帛により輸送される方
法であって、その方法は、そのプロセスの少くとも一部
におけるそのシートのプレスと乾燥が100℃以上で行
われることに特徴があり、さらにプロセスの少くともそ
の部分の布帛がその表面にバット繊維を有する、織物
型、編物型、ブレード型または不織布型基材よりなり、
そのバット繊維および基材の少くとも一つがポリエーテ
ルケトンよりなることに特徴がある、紙の製造方法をも
包含する。
【0010】本発明の個別の態様においては、そのポリ
エーテルケトンは、ポリエーテルケトンが、ポリエーテ
ルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(P
EEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、お
よびポリエーテルエーテルケトンケトン(PEEKK)
の一以上から選択される布帛である。
【0011】本発明の他の側面においては、ポリエーテ
ルケトンは有効な割合の酸化防止剤を含んでいてもよ
い。本発明に用いる繊維は、商標名“ビクトレックスP
EK”または“ビクトレックスPEEK”で商業的に入
手できるような、商業的に入手できるポリエーテルケト
ン類から製造する。両者は現在ICI社より入手でき、
主に射出成型材料として意図されているが、細い繊維ま
たはモノフィラメントに成型することができる。
【0012】本発明の他の側面では、ポリエーテルケト
ン類は、加熱されたプレスの環境を通過した後で、評価
した他の物質より比較的低い(cool)布帛表面温度
を保持し、同時にシート脱離特性を高める。高い布帛温
度(リグニンの粘着点近く)では、紙シートはプレス布
帛に粘着し、シート脱離を困難にする傾向がある。一般
に冷たいプレス布帛表面はシート脱離を容易にする。
【0013】プレス布帛用にはポリマー分子量は高いこ
とが好ましく、成型と次の使用中の分子量保持における
最適の性質は、ある割合の酸化防止剤を、成型に先だっ
てその樹脂と混ぜると得られることが見出された。本発
明に用いるのに適した典型的な酸化防止剤は、フェノー
ル系酸化防止剤および/またはα−トコフェロールをベ
ースにし酸化防止剤である。
【0014】本発明の更なる側面において、インパルス
乾燥用のPEEK繊維の繊維形態は、中くらいの(mo
derate)配向と結晶性を有し適度に延伸された繊
維であることを必要とし、極端に低いまたは高い配向ま
たは結晶化であってはならず、かくしてインパルス乾燥
用の優れた機械的性質を与えることを見出した。低いま
たは高い配向と結晶性を有する繊維は、平面化やフィブ
リル化のような、より急速な望ましくない力学的な故障
をもたらす。本発明の好ましい側面において配向および
結晶性は、これ等の性質のそれぞれの低いおよび高い両
極端間の範囲の30〜75%、好ましくは40〜70%
にある。
【0015】本発明の他の側面においてポリエーテルケ
トンの結晶性は使用したそのポリエーテルケトンの結晶
性の両極端の50〜65%の範囲にある。
【0016】本発明の他の側面において、ポリエーテル
ケトンはPEEK繊維であり、150℃で0.20gp
d以下の収縮力を有する。
【0017】本発明の他の側面では、3.0gpd以下
の少くとも一つの降伏点を有するポリエーテルケトン類
を用いる。
【0018】次に述べるのは実施例である。
【0019】
【実施例】
実施例1 ICIからビクトレックスPEEK380Gの名前で商
業的に入手でき、以後PEEK−aと呼ぶポリエーテル
エーテルケトン樹脂を、標準的な溶融エクトルージョン
紡糸法で押出し、フィラメント当り約17デニールのマ
ルチフィラメントヤーンに延伸した。作った繊維は中く
らいの配向と中くらいの結晶性を有していた。その繊維
をけん縮(crimp)し3インチのステープルに切断
した。得られた繊維の性質は3.1g/denの強力
(tenacity)、31%の破断伸度、および26
g/denのイニシャルモジュラス(intia1 m
oduls)であった。この繊維をカードですいてウエ
ブにし、前に作ったプレス布帛の表面にニードル(ne
edle)した。そのプレス布帛の繊維性能を評価する
ため試験用機のプレス部で試験した。比較として、PM
C用に通常用いる従来のポリアミド繊維のカードウエブ
試料、およびPBIポリベンヅイミダゾール、Ryto
nポリフェニレンサルフィド、Nomexポリアミド、
およびKevlerポリアラミドの如き代表的な高温用
繊維の試料を、同じ試験布帛にニードルした。その布帛
は次の条件で試験した。
【0020】 速度 −1000m/min リニアー圧力 − 100KN/m フェルトテンション − 3KN/m サクションバキュム − 40kPa 水温 − 60−65℃ 全圧縮数 − 10 全実験時間 − 265hr
【0021】それぞれの繊維の試料は10、2×10
、3×10、4×10、5×10、7.5×1
、および10圧縮サイクルの後に除去した。PE
EK繊維は、最良の商業的なポリアミド繊維と等しく働
くが、他の高温用繊維は著しく損傷する(平面化および
フィブリル化)ことが見出され、2×10および3×
10サイクル後にもはや機能を果たせないと判断され
た。
【0022】実施例2 商業的に入手できるPEEK樹脂の2つの試料をステー
プルファイバーに、そして最後には試験プレス布帛につ
いての評価用のカードをかけたバットにした(実施例1
で記載したように)。その繊維試料の一つは実施例1で
記述したPEEK−aであり、PEEK−hと呼ぶ他の
繊維試料はヘキストアクティエンゲゼルシャフトにより
製造された80mmステープル長の15dtexのけん
縮繊維であった。PEEK−aもPEEK−hも等しい
分子量を有するが繊維形態が異る。PEEK−h繊維は
DSC、DMAおよび収縮力研究により示される如く、
より高いレベルの配向と結晶性を有する。
【0023】それぞれのPEEK繊維の層を試験用プレ
ス布帛の表面に別の区域でニードルした。その布帛を試
験用プレス機で次の湿潤プレス条件で試験した。
【0024】 機械速度: 1000m/min リニアー圧力: 100KN/m 布帛テンション: 3KN/m サクションバキュム: 40kPa 水スプレー温度: 64−72℃ 全圧縮数: 1,000,000
【0025】試験結果を添付図面の図1および図2に示
す。図1はPEEK−hの顕微鏡写真である。繊維が著
しく平らになりフィブリル化しているのがわかる。その
結果この試料の脱水能力ははなはだしく損われる。対照
的に10圧縮後の図2に示したPEEK−aの試料は
はるかに優れた状態にある。繊維はいくらかの平面化を
受けているが、繊維のもとのままの状態は残っており、
その構造の脱水特性は損われずに残っている。かくてP
EEK−h繊維は容認できない高レベルにまで平面化し
フィブリル化している。各繊維に付与した性能ランキン
グを下に挙げる。1〜5のスケールで小さい数字がより
良い性能を示し、0.5のランキングの差は重要である
ことに注意すべきである。
【0026】 PEEK−a ランキング−3.3 PEEK−h ランキング−4.8
【0027】文折的な研究の結果を下の表に示す。DS
C 1st加熱サイクルデータは、吸熱溶融温度および
吸熱ピークエリアともに、高い結晶性を示すPEEK−
hの場合高いことを示す。DMAの結果はPEEK−h
のタンデルタ最高温度はPEEK−aより低い値で高
く、より高いレベルの配向を示す。E′値(貯蔵弾性率
(storage modulus))もTg以上でP
EEK−a繊維のよりもPEEK−h繊維の場合高く、
このこともPEEK−h繊維でのより高い配向を支持す
る。両繊維に対するE′値を2つの温度で報告した。選
択した温度は、それぞれの繊維のタンデルタ最高温度、
182℃および193℃に対応する。収縮力のデータは
PEEK−h繊維のより高い配向および結晶性をさらに
確証する。収縮値はPEEK−a繊維よりPEEK−h
について、矛盾なく大きい。80℃および150℃での
収縮力のデータを示す。80℃は現在の湿潤プレス技術
で用いる水の温度を示し、150℃の温度は典型的なイ
ンパルス乾燥の温度を示す。
【0028】
【表1】
【0029】実施例3 添付図面の図3および図4を参照して試料PEEK−a
およびPEEK−h間の形態の相違を説明する。
【0030】図3は横軸に℃で表わした温度をとり、た
て軸にグラム/デニル(gpd)で測定した収縮力をプ
ロットしたものである。試料PEEK−aの配向性の小
さい性質は、PEEK−hと比較して、低い収縮力曲線
により明瞭に理解できる。PEEK−a試料のより小さ
い結晶性は、横軸に伸び%をとり、たて軸にgpdで表
わした加えた力としての比応力をプロットした図4から
わかる。より結晶性のPEEK−hに対する曲線はスム
ースであり、一方試料PEEK−aに対する曲線は、曲
線上の傾斜の急なそして突然の変化により示されるよう
に多くの明瞭な降伏点を示す。例えばAおよびBを参照
すること。
【0031】実施例4 ニードルした(needled)不織布を、実施例1で
記載したのと同じPEEK繊維の連続するカードウエブ
層をいっしょにニードルすることによって、製造した。
約120g/mの重さのそれぞれのバット(but
t)をニードリングの前に90℃の角度でクロスラップ
(cross−lap)した。全布帛製品は8バット層
よりなり、重さ約1000g/mであった。同じ布帛
を、商業的な抄紙機クロシング布帛に用いる繊維を代表
する商業的なポリアミド6,6繊維から作った。それぞ
れの布帛は、Lavery,H.P.によりCPAAア
ニュアルミーティングプレプリント、73B:121〜
126(1987年1月29日)に記載されたのと類似
のインパルス乾燥装置で、25%固体の紙シートを脱水
する実験において用いた。PEEK試料は、明白な物理
的損傷を受けることなく、高レベルの乾燥まで紙から首
尾よく水分を除去した。同じ試験でのポリアミド試料は
最初のインパクトの間に不浸透性のかたまりに融合し
た。ホーリングプレート(fa11ing plat
e)の温度は300℃に維持し、ピーク圧力は600p
siであり、等価ニップ滞在時間は4.5msであっ
た。
【0032】実施例5 商業的に入手できる樹脂から紡糸した、もう一つのPE
EK繊維の試料を試験用インパルス乾燥機で評価した。
PEEK−iと名づけるこのPEEK繊維は、13.3
dtexと80mm繊維長を有し、商標ザイエックス
(ZYEX)でICIにより製造され、PEEK−aと
類似の繊維形態(中くらいの配向と結晶性)に紡糸され
た。PEEK−iは多候補(multi−candid
ate)試験用布帛評価の一部であった。インパルス乾
燥試験の間じゅう205℃という高いプレスロール温度
を試みた、この温度でPEEK−i試料は、受容できる
脱水性能と共に優れた温度抵抗性およびシート取扱い能
を有していた。比較のため2つの他の高温用繊維を評価
した。すなわち、BASFのウルトラミドTレジングレ
ードKR4351から紡糸する(AIRESCOで)繊
維であるファイバーU13と呼ぶ繊維試料に紡糸したア
ロマティックアリファティックポリアミド、およびBX
Cと呼ぶメタフェニレンインサラミド(isothal
amid)である。PEEK−i、U13、およびBX
C繊維はすべて高温用繊維材料であるが、繊維U13お
よひBXCはシート取扱い性が劣っていた。繊維U13
およびBXC表面は非常に粘着性であり、加熱したプレ
スニップを通過した後に紙シートを脱離させなかった。
PEEK−iは優れたシート脱離性を有していた。
【0033】実施例6 PEEK−iを、加熱した長いニッププレスを含む別の
インパルス乾燥用パイロットペーパーマシンで評価し
た。PEEK−i繊維は試験用サイズのニードルした
(needed)布帛に調製し、ロール温度が202
℃、マシン速度が2000fpmそしてロール圧が67
00plのパイロットマシンで評価した。この試験の間
じゅう、PEEK−i布帛は優れたシート脱離性と良好
な脱水性能を有していた。その試験の間じゅう測定した
布帛の表面温度は比較的低かった。我々は布帛表面温度
を低く保つことは良好なシート脱離に重要であると信じ
る。同じ装置で試験し紙シートを脱離しない他の繊維は
非常に粘着性であるか、より“熱い”布帛表面温度を有
することが測定された。PEEK−iのポストニップ布
帛表面温度は約60℃であった。シート脱離の問題を経
験し、約93℃のポストニップ布帛表面温度を有するポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)のシート接触表
面を有する別の布帛候補と比べると、これは有望であっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2の試料PEEK−hの顕微鏡写真であ
る。
【図2】実施例2の試料PEEK−aの顕微鏡写真であ
る。
【図3】実施例2の試料についての、温度に対する収縮
力のプロットである。
【図4】実施例2の試料についての、伸び%に対する与
えた応力のプロットである。
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月30日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2の試料PEEK−h繊維の顕微鏡写真
である。
【図2】実施例2の試料PEEK−a繊維の顕微鏡写真
である。
【図3】実施例2の試料についての、温度に対する収縮
力のプロットである。
【図4】実施例2の試料についての、伸び%に対する与
えた応力のプロットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールズ エドウィン クラマー アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウオル ポール,メタコメット ストリート 7 (72)発明者 サンドラ クロト バーロウ アメリカ合衆国マサチューセッツ州ブラッ クトン,ホップ ブルック レーン 8 (72)発明者 フランシス デブンポート アメリカ合衆国ニューヨーク州,ボールス トン レイク,ノース ヒル ドライブ 29

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布帛がその表面上にバット(batt)
    繊維を有する、織物型、編物型、ブレード型(brai
    ded)または不織布型基材よりなり、該バット繊維お
    よび基材の少くとも一つがポリエーテルケトンよりなる
    ことを特徴とする、抄紙機用布帛(fabric)。
  2. 【請求項2】 ポリエーテルケトンがポリエーテルケト
    ン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
    K)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、および
    ポリエーテルエーテルケトンケトン(PEEKK)の一
    以上より選択される、請求項1に記載の布帛。
  3. 【請求項3】 ポリエーテルケトンが有効な割合の酸化
    防止剤を含有することを特徴とする、請求項1または請
    求項2に記載の布帛。
  4. 【請求項4】 酸化防止剤がフェノール系酸化防止剤お
    よび/またはα−トコフェラールから選択されることを
    特徴とする、請求項3に記載の布帛。
  5. 【請求項5】 ポリエーテルケトンが大きいポリマー分
    子量を有することを特徴とする、任意の先行請求項に記
    載の布帛。
  6. 【請求項6】 布帛繊維が、低および高配向、並びに低
    および高結晶性の両極端値での30〜75%の範囲内
    の、中くらいの配向および結晶性を有するポリエーテル
    ケトンを含む、任意の先行請求項に記載の布帛。
  7. 【請求項7】 中くらいの配向および結晶性が、低およ
    び高配向並びに低および高結晶性の両極端値の40〜7
    0%の範囲にある、請求項6に記載の布帛。
  8. 【請求項8】 結晶性が低および高結晶性の両極端値の
    50〜65%の範囲にある、請求項6に記載の布帛。
  9. 【請求項9】 ポリエーテルケトンが0.2gpd以下
    の150℃での収縮力を有するPEEK繊維である、請
    求項1〜8のうちの任意の一に記載の布帛。
  10. 【請求項10】 ポリエーテルケトンが、3.0gpd
    以下で1つ以上の降伏点を有する引張り応力特性を有す
    ることを特徴とする、任意の先行請求項に記載の布帛。
  11. 【請求項11】 シート接触表面が、同一プレス条件で
    比較した時のポリテトラフルオロエチレンよりなるシー
    ト接触表面を有する比較布帛の温度より低い、少くとも
    摂氏15度のポストニップ表面温度をプレスでの使用中
    に示すポリエーテルケトンを含む、任意の先行請求項に
    記載の布帛。
  12. 【請求項12】 紙を作る成分を供給し、該供給物を層
    として脱水位置に導入して該供給物を脱水して凝集のあ
    るシートを作り、その後高温でプレスことよりなり、紙
    が連続した布帛により輸送される方法であって、その方
    法は、そのプロセスの少くとも一部分におけるシートの
    プレスと乾燥が150℃以上で行われることを特徴とし
    さらにプロセスの少くともその部分の布帛がその表面に
    バット繊維を有する、織物型、編物型、ブレード型また
    は不織布型基材よりなり、そのバット繊維および基材の
    少くとも一つがポリエーテルケトンよりなることを特徴
    とする、紙の製造方法。
  13. 【請求項13】 布帛が脱水位置の湿潤プレス部にあ
    る、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 布帛がプロセスの乾燥部で用いられ
    る、請求項12または請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 布帛が先行請求項1〜11の任意の一
    に記載の布帛である、請求項12〜14の任意の一に記
    載の方法。
JP3299996A 1990-08-31 1991-08-30 Peekホットプレスフェルトおよび布帛 Expired - Lifetime JP3005345B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB909018987A GB9018987D0 (en) 1990-08-31 1990-08-31 Peek hot press felts and fabrics
GB9018987.9 1990-08-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0673684A true JPH0673684A (ja) 1994-03-15
JP3005345B2 JP3005345B2 (ja) 2000-01-31

Family

ID=10681414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3299996A Expired - Lifetime JP3005345B2 (ja) 1990-08-31 1991-08-30 Peekホットプレスフェルトおよび布帛

Country Status (12)

Country Link
EP (1) EP0473430B1 (ja)
JP (1) JP3005345B2 (ja)
AT (1) ATE135756T1 (ja)
AU (1) AU651841B2 (ja)
BR (1) BR9103768A (ja)
CA (1) CA2049585C (ja)
DE (1) DE69118054T2 (ja)
ES (1) ES2085968T3 (ja)
FI (1) FI914102A (ja)
GB (1) GB9018987D0 (ja)
MX (1) MX9100888A (ja)
NO (1) NO913376L (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012516948A (ja) * 2009-02-02 2012-07-26 アーケマ・インコーポレイテッド 高性能繊維
JP2012520950A (ja) * 2009-03-20 2012-09-10 アーケマ・インコーポレイテッド ポリエーテルケトンケトン不織布マット

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4226592A1 (de) * 1991-08-23 1993-03-04 Inventa Ag Papiermaschinenfilze und verfahren zur herstellung derselben
GB2309712A (en) * 1996-02-05 1997-08-06 Shell Int Research Papermachine clothing woven from aliphatic polyketone fibres
DE19854732C1 (de) 1998-11-26 2000-09-14 Inventa Ag Kern-Mantel Bikomponentenfaser und deren Verwendung
US7014733B2 (en) 2002-05-14 2006-03-21 Stowe Woodward L.L.C. Belt for shoe press and shoe calender and method for forming same

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61171754A (ja) * 1985-11-09 1986-08-02 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ビニル系樹脂組成物
JPS62231016A (ja) * 1986-03-28 1987-10-09 Teijin Ltd ポリ(アリ−ルエ−テルケトン)繊維の製造法
JPS63315690A (ja) * 1987-04-15 1988-12-23 オールバニー インターナショナル コーポレイション 抄紙機用フエルト

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4359501A (en) * 1981-10-28 1982-11-16 Albany International Corp. Hydrolysis resistant polyaryletherketone fabric
GB8827789D0 (en) * 1988-11-28 1988-12-29 Albany Research Uk Paper machine felts
US4896702A (en) * 1988-12-01 1990-01-30 Niagara Lockport Industries Inc. Seam construction for papermaking fabrics

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61171754A (ja) * 1985-11-09 1986-08-02 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ビニル系樹脂組成物
JPS62231016A (ja) * 1986-03-28 1987-10-09 Teijin Ltd ポリ(アリ−ルエ−テルケトン)繊維の製造法
JPS63315690A (ja) * 1987-04-15 1988-12-23 オールバニー インターナショナル コーポレイション 抄紙機用フエルト

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012516948A (ja) * 2009-02-02 2012-07-26 アーケマ・インコーポレイテッド 高性能繊維
JP2012520950A (ja) * 2009-03-20 2012-09-10 アーケマ・インコーポレイテッド ポリエーテルケトンケトン不織布マット

Also Published As

Publication number Publication date
NO913376D0 (no) 1991-08-28
EP0473430B1 (en) 1996-03-20
AU8340091A (en) 1992-03-05
CA2049585A1 (en) 1992-03-01
DE69118054T2 (de) 1996-09-12
JP3005345B2 (ja) 2000-01-31
MX9100888A (es) 1992-04-01
EP0473430A3 (en) 1993-01-20
FI914102A0 (fi) 1991-08-30
EP0473430A2 (en) 1992-03-04
AU651841B2 (en) 1994-08-04
ES2085968T3 (es) 1996-06-16
FI914102A (fi) 1992-03-01
GB9018987D0 (en) 1990-10-17
DE69118054D1 (de) 1996-04-25
BR9103768A (pt) 1992-05-19
NO913376L (no) 1992-03-02
ATE135756T1 (de) 1996-04-15
CA2049585C (en) 1995-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4976487B2 (ja) 湿式不織布およびフィルター
JP2610408B2 (ja) 成型性の不織シート及びその製造方法
US2430868A (en) Process for treating fibrous materials
KR0138981B1 (ko) 펄프화 가능한 p-아라미드/m-아라미드 블렌드의 배향된 성형품
KR102302375B1 (ko) 멜트 블로 부직포 및 그 제조 방법
RU2564238C2 (ru) Способ получения длинноволоконного нетканого материала
WO1994023098A1 (en) Polytetrafluoroethylene fiber, cottony material containing the same, and process for producing the same
TWI598226B (zh) Aromatic polyamine resin film laminated body and its manufacturing method
EP0287297B1 (en) Paper machine felts
JP3142692B2 (ja) 電池用セパレーター及びその製造法
JPH0673684A (ja) Peekホットプレスフェルトおよび布帛
JP2007107160A (ja) 短カットナノファイバーの製造方法および湿式不織布
JP2009299222A (ja) 短カットナノファイバーの製造方法および湿式不織布
AU627251B2 (en) Paper machine felts
US4398995A (en) Papery product
JP2012092461A (ja) 薄葉紙
US20120103661A1 (en) Electrical insulating sheet and method for manufacturing the same
US5863390A (en) Paper making felt with PBO fiber batt layers
WO2006006952A2 (en) Improved dewatering of a paper web in a press section of a papermaking machine and press felt therefor
JP7176410B2 (ja) メタアラミドとポリフェニレンサルファイドとを含む湿式不織布の製造方法
JP4286411B2 (ja) フッ素樹脂系繊維、シート状物およびそれらの製造方法
JP2022135478A (ja) ポリフェニレンサルファイド繊維含有湿式不織布
JP2006283218A (ja) ポリベンザゾール繊維布帛の製造方法
JP2004308038A (ja) 低密度湿式不織布
JPH08170295A (ja) 耐熱シ−ト

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040805

A521 Written amendment

Effective date: 20040922

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050811

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250