JP3142692B2 - 電池用セパレーター及びその製造法 - Google Patents

電池用セパレーター及びその製造法

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JP3142692B2
JP3142692B2 JP05221023A JP22102393A JP3142692B2 JP 3142692 B2 JP3142692 B2 JP 3142692B2 JP 05221023 A JP05221023 A JP 05221023A JP 22102393 A JP22102393 A JP 22102393A JP 3142692 B2 JP3142692 B2 JP 3142692B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な電池用セパレー
ター及びそれを製造する方法に関するものである。さら
に詳細には、耐熱性が良好で、厚さが小さく物理的特性
も優れておりり、しかも、保液性と透気性がともに良好
で、小型の密閉型電池特にイオン二次電池のセパレータ
ーとして好適な電池用セパレーター及びそれを工業的に
製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電池用セパレーターとして使用さ
れるシートとしては、幾つかの種類の製品が開発されて
おり、これらの中でも、最近はポリアミド、ポリオレフ
ィン等の合成繊維のみからなる不織布が新しいイオン二
次電池のセパレーターとしてよく用いられている。
【0003】一般に、電池用セパレーターは、多孔質の
シートであること、電解液に侵されないこと、ガスやイ
オンが透過しやすいこと、そして密閉型電池の場合に
は、電解液を吸収、保持する能力が高いこと等が求めら
れる。また、電池の製造上、セパレーターの厚さは均一
でかつ出来るだけ薄いことが求められる。さらに、加工
性の観点から、引っ張ったとき切れたり伸びたりしては
加工し難いため、相応の強度と伸度とを有することが望
まれる。
【0004】このため、近年は、電池用セパレーターと
して、透気性、含浸性に富み、かつ、必要な力学特性を
得られる合成繊維不織布が用いられている(例えば、特
開昭63―108664号、特開昭63―108665
号、特開平4―56062号公報参照)。
【0005】かかる不織布は、透気性と含浸性に富み、
必要に応じて素材を選択できるという利点を有するため
である。なお、この不織布は乾式法で製造されるのが普
通である。不織布として高い力学物性のものを得ようと
して比較的長い繊維を用いる場合、湿式法では作り難い
ためである。
【0006】しかし、このような乾式不織布は、厚さを
均一にするのが難しく、特に厚さを均一に薄くするのが
非常に困難である。また、乾式不織布は、含浸性に富む
が、必ずしも保液性が十分とは言い難い。このため、薄
手の不織布を複数枚積層して用いられるのが普通であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電池の技術
開発が進むにつれて、電池用セパレーターに対する要求
も厳しくなってきており、また、密閉型イオン二次電池
等の新型電池の場合は、従来とは異なる特性が求められ
ている。
【0008】すなわち、電池をより小型で容量の大きな
ものとするため、セパレーターは電解液をより多く保持
できるよう保液性の向上が求められ、また、イオン二次
電池の場合には、電解液の量に合わせたセパレーターの
肉薄化が要求されている。同時に、電池使用時の発熱及
び加工時の熱処理に対応するため、より高い温度でも酸
化されずに安定であり、かつ、イオンやガスが通過しや
すい高い透気性も必要とされる。
【0009】しかるに、従来の乾式不織布製の電池用セ
パレーターは、こうした要求にすべて対応できるとは言
い難く、また、乾式不織布で均一な厚さのものを得よう
とすると積層等の別工程が必要となり、製造コストが非
常に高くなるという問題もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の課
題を解決すべく鋭意研究の結果、電池用セパレーターと
してm―アラミドのフィブリッドと耐熱性短繊維とを特
定割合で混合し湿式抄造、熱圧加工してなる特定厚さの
紙状物を用いることにより、耐熱性、保液性に富み、透
気性も高く、しかも、十分な力学特性を有するだけでな
く、厚みが薄くて均一な電池用セパレーターを構成し得
ること、そして、このような電池用セパレーターは、上
記の混合抄造紙を特殊な条件で熱圧加工することにより
安定かつ効率的に製造し得ることを見い出し、本発明に
到達した。
【0011】すなわち、本発明は、m―アラミドのフィ
ブリッド10〜40重量%と耐熱性短繊維90〜60重
量%との混合物を湿式抄造してなる紙状シートからな
り、かつその厚さが0.01〜0.1mm、好ましくは
0.02〜0.05mmである紙状物からなることを特
徴とする電池用セパレーターに係るものである。
【0012】本発明の電池用セパレーターは、m―アラ
ミドからなるフィブリッドと耐熱性の短繊維とを湿式で
混合抄造し、特定条件で熱圧加工した薄い紙状物によっ
て構成される。
【0013】ここでいう「フィブリット」とは、例えば
特公昭35―11851号公報に記載の如く、ポリマー
溶液を高速で攪拌しつつある沈殿剤中で凝固沈殿させる
ことによって得られる合成パルプ状粒子であり、このフ
ィブリッドを形成する「m―アラミド」とは、m―フェ
ニレンイソフタルアミドを主たる構成単位とする全芳香
族ポリアミドである。この全芳香族ポリアミドはホモポ
リマーに限定されず、構成単位の一部をp―フェニレン
テレフタルアミド等に置き換えたコポリマーであっても
よい。
【0014】フィブリッドの素材(ポリマー)として
は、ポリマー鎖中又は末端にアミノ基やヒドロキシル基
を有する親水性のポリマーが好ましく、かつ、急速充
電、大負荷容積等で、電池が高温になり易いため、耐熱
性のものが好ましい。電池用セパレーターとしての耐熱
性は、一般のポリマーの耐熱性基準より厳しく、充電に
際して実質的には発生している酸素等による酸化分解を
起こさないことも要求される。ポリ―m―フェニメンイ
ソフタルアミドで代表されるm―アラミドはこのような
諸要求に合致した好ましい素材である。
【0015】フィブリッドは、一般に、繊維に比べて非
常に大きな比表面積を有するが、本発明の電池用セパレ
ーターを構成するm―アラミドフィブリッドは、比表面
積が5〜100m2 /gのものが好ましく、とくに10
〜80m2 /gのものが好ましい。比表面積がこれより
小さいものは保水性に乏しく、大きすぎれば抄造が困難
になる。なお、ここで言う比表面積は平均濾過比抵抗か
ら得られる値を基準とするものである。
【0016】なお、合成パルプ状粒子として、上述のフ
ィブリッドのほかに液晶性のp―アラミドの成形物(繊
維等)に叩解等の機械的な力を加えてフィブリル化させ
た「パルプ」もあるが、このような「パルプ」は本発明
での使用に適さない。
【0017】m―アラミドフィブリッドと混合抄造する
耐熱性短繊維としては、耐熱性の良好なm―アラミド又
はp―アラミドの繊維が最も好ましく、ポリ―m―フェ
ニレンイソフタルアミド、ポリ―p―フェニレンテレフ
タラミドやポリ(p―フェニレンテレフタルアミド/
3,4′―ジフェニルエーテルテレフタルアミド)等の
耐熱性アラミド短繊維が特に好適であるが、他の耐熱性
素材からなるものでもよく、例えば、ポリエーテルエー
テルケトン(PEEK)、ポリエチレンテレフタレー
ト、アリレート、木綿、セラミック等の繊維等でもよ
い。これらの繊維は必要に応じ、2種以上併用すること
もできる。しかしながら、フィブリッドと短繊維とが同
種のポリマーからなるものが最適である。
【0018】本発明では、いずれの場合も、耐熱性短繊
維として、通常の円形断面繊維を用いてもよいが、厚み
の小さいシートを得るには偏平繊維を用いることが好ま
しい。ここで偏平繊維としては繊維断面における長径と
短径との比(D1 /D2 )で表わされる断面偏平度が
2.0〜7.0、好ましくは3.0〜6.0のものが好
適に使用される。
【0019】偏平繊維の断面形状は、楕円形、長円形、
長方形に限らず、例えば図1に示すような複数の円が並
列状に重なり合い一体化したような形状であってもよ
い。なお、図1のように繊維断面に凹部が存する場合
は、短径は最も細くなった部分の径をもってD2 とす
る。
【0020】これらの偏平繊維は、当然のことながら通
常の円形断面繊維に比べて断面の周長が大きくなるが、
本発明では上記の偏平繊維のうちでも、下記の式で定義
される断面周長比αにして、1.4〜2.0のものが好
ましく使用される。
【0021】
【数1】
【0022】耐熱性短繊維の繊維長は3〜10mm特に
3〜6mmが好ましく、また、短繊維の太さはデニール
で表示して0.8〜5deが好ましい。本発明では、短
繊維として2種以上の繊維を併用することもでき、例え
ば、異種ポリマーからなる繊維同士を混合して使用した
り、断面形状の異なる繊維同士を混合使用することも可
能である。
【0023】本発明において、m―アラミドフィブリッ
ドと混合抄造する短繊維として上記のごとき偏平繊維を
使用する場合は、電池用セパレーターとして好ましい薄
くてかつ強靭な紙状物が得られる。すなわち、偏平繊維
の使用によって、従来困難とされた程度まで電池用セパ
レーターの肉薄化が可能となるばかりでなく、通常の円
形断面繊維を使用したものに比べて電池用セパレーター
の物理的性質(特に強度)も向上する。
【0024】本発明の電池用セパレーターは、既に述べ
たように、m―アラミドのフィブリッドと耐熱性短繊維
とを湿式で混合抄造することによって製造されるが、本
発明者らの研究によれば、電池用セパレーターにおい
て、所望の透気度と厚み(薄さ)、保液性、強度を満足
させるためには、m―アラミドフィブリッドと耐熱性短
繊維との比率が重要であり、m―アラミドフィブリッド
/短繊維の重量比にして、40/60〜10/90、好
ましくは35/65〜15/85の範囲内に選ぶことが
必要である。
【0025】すなわち、電池用セパレーターの電解液含
浸性は、それを構成するシートに内在する隙間によりほ
ぼ定まるが、保液性はそれだけでは決まらず、フィブリ
ッドを含む湿式抄造による紙状物と乾式不織布とでは、
仮に含浸性は同等としても保液性は前者が良好で後者が
不良であるのが普通である。この主な理由として、フィ
ブリッドは比表面積が5〜100m2 /gにも及ぶが、
通常の繊維の場合は0.1m2 /gであり、偏平繊維の
場合でも高々その2〜3倍であることがあげられる。な
お、この際、素材ポリマーとしてm―アラミドのような
親水性の基を含むものを用いると保液性がより向上す
る。
【0026】しかし、m―アラミドフィブリッド単独で
湿式抄造すると、しばしば該フィブリッドが相互に密着
し、著しく透気性と含浸性を損なう結果となる。このた
め、本発明では、上記の割合で短繊維を配合してフィブ
リッド同士の密着を防ぐとともに電池用セパレーターの
力学特性を向上させる。このようなフィブリッドと短繊
維とを特定割合で混合抄造することにより、電池用セパ
レーターとなる紙状物は、短繊維の存在によって拡げら
れた比較的大きな隙間とこれに連なるフィブリッドのみ
からなる狭い隙間とが適度に分散した構造になるので、
透気度が200秒/100mlより高く、好ましくは1
00秒/100mlより高く、かつ、適度の含浸性と保
液性とを兼ね備えた厚さ0.01〜0.1mm、好まし
くは0.02〜0.05mm、の良好な電池用セパレー
ターを構成する。
【0027】しかるに、短繊維の比率が上記範囲より下
廻ると透気度が低下し、フィブリッドの比率が上記範囲
を下廻ると保液性と力学特性が低下する。
【0028】本発明の電池用セパレーターの密度は、
0.3〜0.7g/cm3 、特に0.35〜0.60g
/cm3 であることが好ましい。この範囲を逸脱する
と、透気度、強力、厚み等を同時に満足するのが難しく
なる場合がある。
【0029】以上のような本発明の電池用セパレーター
は、次のような方法で工業的に製造することができる。
【0030】すなわち、m―アラミドのフィブリッド1
0〜40重量%と耐熱性ポリマーからなる円形断面繊維
及び/又は断面偏平度(D1 /D2 )2.0〜7.0、
好ましくは3.0〜6.0の偏平断面繊維90〜60重
量%とを含む稀薄水性スラリーを調製し、このスラリー
を用いて湿式で抄造し、得られた湿紙(ウエブ)を、単
独であるいは複数枚積層して、乾燥した後、240〜3
50℃、好ましくは250〜320℃で、少なくとも1
回熱圧加工して、厚さ0.01〜0.1mm、好ましく
は0.02〜0.05mmの紙状物とすることによって
製造される。
【0031】湿式抄造により得られた湿紙(ウエブ)
は、乾燥を実施した後、カレンダーロール間で熱圧加工
する。セパレーターとしての密度は0.3〜0.7g/
cm3特に0.35〜0.60g/cm3 に調整するこ
とが好ましく、実際にこのような領域にするには上述の
如く熱圧加工温度を240℃〜350℃、特に260℃
〜320℃にするのが好ましい。この範囲を逸脱する
と、透気度、強力、厚みを同時に満足させるものにはな
り難い。
【0032】なお、湿式抄造に供する稀薄水性スラリー
の濃度は、一般に0.01〜0.5(重量)%が採用さ
れる。該スラリーには添加剤を含むこともできるが接着
剤は含まない方が好ましい。
【0033】湿紙を製造するには、公知の各種抄紙技術
を採用することができる。湿紙は必要に応じ2枚以上積
層してもよいが、抄紙技術が正常ならば、乾式不織布の
場合と異なり、厚さを均一にするために複数の湿紙を積
層する必要はなく、単層でも十分均一な紙状シートが得
られる。
【0034】乾燥後の熱圧加工は複数回行うのがよく、
まず、温度285〜320℃、線圧10〜200kg/
mm2 で少なくとも1回熱圧加工し、次いで260〜3
00℃でかつ上記熱圧加工で採用した条件より低温、高
圧で再度熱圧加工して、厚さ0.01〜0.1mm好ま
しくは0.02〜0.05mmの紙状物とするのが好適
である。
【0035】かくして、本発明の目的とする良好な電池
用セパレーターが製造される。
【0036】以上のような本発明によれば、透気度が2
00秒/100ml(好ましくは100秒/100m
l)より大きく、かつ、透気度、含浸性及び保液性を兼
ね備え、かつ、厚みが小さく均一で物理的特性も良好な
電池用セパレーターが提供される。
【0037】したがって、この電池用セパレーターは、
小型でかつ大容量の電池に適しており、二次電池では急
速充電可能なものとなる。それ故、密閉型イオン二次電
池等の高性能新型電池のセパレーターとしてとくに有用
である。
【0038】
【実施例】以下実施例をあげ、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明は、これにより何ら制限を受けるもので
はない。
【0039】なお、実施例5〜7における偏平繊維の繊
維断面の偏平度及び周長比は、それぞれ繊維断面の電子
顕微鏡写真からサンプル数10で測定したものである。
【0040】また、本発明における透気度は、次のよう
な測定法(ガーレー法)により求められ、この数値が小
さいほど透気度が高いことを意味する。すなわち、透気
度は、ガーレー式通気性試験機を用いて紙状物1枚当た
り100ccの空気が通過するのに要する時間(秒数)
を測定することで表される。
【0041】更に、ポリマーの固有粘度は、いずれもN
―メチル―2―ピロリドン溶液で室温中で測定した値で
ある。
【0042】
【実施例1】界面重合法で得た固有粘度(I.V.)
1.35のポリ―m―フェニレンイソフタルアミドを特
公昭52―15162号公報に記載の沈殿装置(直径1
50mm)を用いてフィブリッドを製造した。得られた
フィブリッドの濾水度はカナディアン濾水度で110m
lであった。このフィブリッドは特開昭63―3587
7号公報に記載の方法に準じて処理し、比表面積40m
2 /gのものとした。
【0043】一方、同じポリマーを特公昭48―175
51号公報に記載の方法に基づいて紡糸、延伸、熱処理
し、繊度2deの通常の円形断面繊維とした。繊維の強
度は4.5g/de、伸度は18%であった。これを長
さ6mmに切断した。
【0044】上述のm―アラミドフィブリッドとm―ア
ラミド短繊維とを30/70の重量比率で混合して、稀
薄水性スラリーを調製し、大形のタッピー型抄紙機を用
いて、200mm×250mmの大きさで20g/m2
に抄き湿紙とした。
【0045】この湿紙を、搾水し、充分に乾燥した。こ
れをカレンダーロール間で温度300℃、線圧50kg
/cmで熱圧加工処理し、更に、温度260℃、線圧1
00kg/cmで熱圧加工処理した。得られた紙状シー
トの透気度は35sec/100ml(ガーレー法)、
厚みは0.039mm、密度は0.4g/cm3 であっ
た。
【0046】このシートは密閉形二次電池の電池用セパ
レーターとして良好に使用できた。
【0047】
【実施例2】実施例1で用いたフィブリッドと短繊維を
用い、フィブリッド/短繊維重量比率20/80の割合
で混合して、実施例1と同様に大型のタッピー型抄紙機
を用いて200mm×250mmの大きさで25g/m
2 に抄き湿紙とした。
【0048】この湿紙を搾水し、充分に乾燥した。これ
をカレンダーロールで温度300℃、線圧50kg/c
mで熱圧加工し、更に、温度260℃、線圧100kg
/cmで熱圧加工した。得られた紙状シートの透気度は
70sec/100ml(ガーレー法)、厚みは0.0
43mmであった。
【0049】このシートは密閉形二次電池の電池用セパ
レーターとして良好に使用できた。
【0050】
【比較例1】実施例1で用いたフィブリッドと短繊維を
用い、フィブリッド/短繊維重量比率60/40の割合
で混合して、同様のタッピー型抄紙機を用いて200m
m×250mmの大きさで25g/m2 に抄き湿紙とし
た。
【0051】この湿紙を搾水し、充分に乾燥した。この
ものの透気度は540sec/100ml(ガーレー
法)、厚みは0.13mmであった。
【0052】このシートは、透気度が小さく、二次電池
の電池用セパレーターとして不適当であった。
【0053】このシートをカレンダーロールで300
℃、50kg/cmで熱圧加工し、更に260℃、10
0kg/cmで熱圧加工した。得られた紙状シートの透
気度は700sec/100ml(ガーレー法)以上、
厚みは0.032mmとなったが、このシートは透気度
が小さく、二次電池の電池用セパレーターとして不適当
であった。
【0054】これら二つの例は、ほぼ、現在の市販のア
ラミド紙に対応し、これらの例から市販のアラミド紙で
は良好なセパレーターとはなり得ないことが判る。
【0055】
【実施例3】実施例1で用いたフィブリッドと短繊維を
用い、フィブリッド/短繊維重量比率30/70の割合
で混合して、同様に大形のタッピー型抄紙機を用いて、
200mm×250mmの大きさで25g/m2 に抄き
湿紙とした。
【0056】この湿紙を搾水し、充分に乾燥した。得ら
れたシートの透気度は180sec/100ml(ガー
レー法)で、厚みは0.083mmであった。このシー
トは厚みが大きく、二次電池の電池セパレーターとして
やや不適当であった。
【0057】次に、このシートをカレンダーロールで3
00℃、50kg/cmで加熱加圧した。得られた紙状
シートの透気度は200sec/100ml(ガーレー
法)で、厚みは0.039mmになった。
【0058】このシートは透気度がやや小さく、二次電
池の電池セパレーターとして比較的小負荷の電池用にな
った。
【0059】
【実施例4】特公昭47―10863号記載の方法に基
づいて界面重合法によりポリ―m―フェニレンイソフタ
ルアミドのポリマーを製造した。このポリマーはN―メ
チル―2―ピロリドンに溶解して測定した固有粘度
(I.V.)1.30であり、無機塩類を含まないもの
である。
【0060】このポリマーを特公昭52―151621
号公報に記載の沈殿装置(直径150mm)を用いてフ
ィブリッドとした。濾水度はカナディアン濾水度で97
mlであった。得られたフィブリッドは特開昭63―3
5877号記載の方法に準じて処理した。
【0061】また、同じポリマーを特公昭48―175
51号公報に記載の方法により繊度2deの円形断面繊
維とした。強度は4.5g/de、伸度は18%であっ
た。これを長さ6mmに切断した。
【0062】該繊維を濃度0.1(重量)%の水性スラ
リーとして分散し、フィブリッドはディスクリファイナ
ーで叩解して濾水度92ml(カナディアン)とし、短
繊維/フィブリッド重量比率75/25で混合して、フ
ォードリニア型抄紙機を用いて1000mm幅で坪量2
0g/m2 に抄き、湿紙とした。
【0063】この湿紙を搾水し、充分に乾燥した後、こ
れをカレンダーロールで300℃、100kg/cmで
熱圧加工し、更にこれを280℃、200kg/cmで
熱圧加工した。得られたシートは透気度が35sec/
100ml(ガーレー法)、厚みは0.035mmであ
った。
【0064】このシートは密閉形二次電池の電池セパレ
ーターとして良好に使用できた。
【0065】
【実施例5】実施例1と同じポリ―m―フェニレンイソ
フタルアミドのフィブリッドを準備した。
【0066】一方、同じポリマーを用い特公昭48―1
7551号公報に記載の方法に準じて2.18deの偏
平繊維を製造した。この偏平繊維の断面における長径と
短径との比(D1 /D2 )で表される断面偏平度は5.
1であり、対応する円形断面繊維との周長の比(α)で
表される周長比は1.50であった。この繊維の強度は
5.1g/de、破断伸度は18%であった。この繊維
を長さ6mmに切断して使用した。
【0067】上記のm―アラミドフィブリッドとm―ア
ラミド偏平繊維とを重量比30/70で混合し、水中に
固形分濃度0.1(重量)%で分散させたスラリーか
ら、大型のタッピー型抄紙機を用いて200mm×25
0mmの大きさの坪量20g/m2 に抄き、湿紙とし
た。この湿紙を搾水し、十分に乾燥した。次いで、これ
をカレンダーロールで温度300℃、線圧50kg/c
mで熱圧加工し、さらに温度260℃、線圧100kg
/cmで熱圧加工した。
【0068】得られた紙状物の厚みは0.026mm、
透気度(ガーレー法による)は5秒/100mlであ
り、また、強度は3.0kgf/mm2 、伸度は1.6
%であった。
【0069】また、短繊維として2.2deの円形断面
のポリ―m―フェニレンイソフタルアミド繊維(断面偏
平面D1 /D2 =1、周長比α=1)を用いるほかは、
まったく同様にして紙状物を製造した。
【0070】得られた紙状物の厚さ0.040mmであ
り、伸度は実施例1のものとほとんど変わらなかった
が、強度は2.5kgf/mm2 であった。
【0071】この結果から、偏平繊維を用いる場合は、
電池用セパレーターの肉薄化が容易となり、かつ強度が
改善されることがわかる。
【0072】これらの紙状物は、いずれも密閉型二次電
池のセパレーターとして有用なものであった。
【0073】
【実施例6】実施例5と同じフィブリッドと偏平繊維と
を用い、フィブリッド/偏平繊維の重量比を20/80
で混合して、実施例1と同様に大型のタッピー型抄紙機
を用いて200mm×250mmの大きさの坪量25g
/m2 に抄き、湿紙とした。この湿紙を搾水し、十分に
乾燥した後、これをカレンダーロールで温度300℃、
線圧50kg/cmで熱圧加工し、さらに温度260
℃、線圧100kg/cmで熱圧加工した。
【0074】得られた紙状物の厚みは0.030mm、
透気度(ガーレー法による)は70秒/100mlであ
り、また、強度は2.0kgf/mm2 、伸度は1.3
%であった。
【0075】この紙状物は、密閉型二次電池のセパレー
ターとして良好に使用できた。
【0076】
【比較例2】実施例5と同じフィブリッドと偏平繊維と
を用い、フィブリッド/偏平繊維の重量比率を45/5
5に変更し、実施例1と同様に大型のタッピー型抄紙機
を用いて200mm×250mmの大きさの坪量25g
/m2 に抄き、湿紙とした。この湿紙を搾水し、十分に
乾燥した。この紙状物は、厚みは0.068mm、透気
度(ガーレー法による)は540秒/100mlであっ
た。このものは透気度が低く二次電池のセパレーターと
して不適当であった。
【0077】
【比較例3】比較例2により製造した紙状物を、カレン
ダーロールで温度300℃、線圧50kg/cmで熱圧
加圧し、更に温度260℃、線圧100kg/cmで熱
圧加圧した。得られた紙状物の厚みは0.026mmと
なったが、透気度(ガーレー法による)は約7000秒
/100mlとなり、電池用セパレーターとして不適当
なものであった。
【0078】
【実施例7】界面重合法により製造した固有粘度(I.
V.)が1.30のポリ―m―フェニレンイソフタルア
ミドを特公昭52―15162号公報に記載の沈殿装置
(直径150mm)を用いてフィブリッドを製造した。
その濾水度はカナディアン濾水度で97mlであった。
得られたフィブリッドは特開昭63―35877号公報
に記載の方法に準じて処理した。
【0079】一方、同じポリマーを特公昭48―175
51号公報に記載の方法に準じて2.18deの偏平繊
維を製造した。この偏平繊維の断面における長径と短径
との比(D1 /D2 )で表される断面偏平度は5.1で
あり、対応する円形断面繊維との周長の比(α)で表さ
れる周長比は1.50であった。この繊維の強度は5.
1g/de、破断伸度は18%であった。この繊維を長
さ6mmに切断して使用した。
【0080】該偏平繊維を水中に分散させて濃度0.1
(重量)%のスラリーとし、一方、フィブリッドはディ
スクリファイナーで叩解して濾水度92ml(カナディ
アン濾水度)とした。そして、両者をフィブリッド/偏
平繊維を重量比25/75で混合してフォードリニア抄
紙機を用いて1000mm幅で、坪量20g/m2 に抄
き、湿紙とした。この湿紙を搾水し、十分に乾燥した。
次いで、これをカレンダーロールで温度300℃、線圧
100kg/cmで熱圧加工し、さらに温度280℃、
線圧200kg/cmで熱圧加工した。
【0081】得られた紙状物の厚みは0.026mm、
透気度(ガーレー法による)は35秒/100mlであ
り、また強度は3.5kgf/mm2 、伸度は3.6%
であった。
【0082】この紙状物は、密閉型二次電池のセパレー
ターとして良好に使用できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用可能な偏平繊維の断面形状の一例
を示す断面図。
【符号の説明】
1 繊維断面の長径 D2 繊維断面の最小の短径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−108257(JP,A) 特開 昭58−147956(JP,A) 特開 昭52−3120(JP,A) 特開 平1−248458(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/14 - 2/18 H01M 10/40

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m―アラミドのフィブリッド10〜40
    重量%と耐熱性短繊維90〜60重量%とを混合抄造し
    てなる紙状シートからなり、かつ該シート厚さが0.0
    1〜0.1mmであることを特徴とする電池用セパレー
    ター。
  2. 【請求項2】 紙状シートの透気度が200sec/1
    00mlより高いことを特徴とする請求項1記載の電池
    用セパレーター。
  3. 【請求項3】 m―アラミドフィブリッドが比表面積5
    〜100m2 /gを有することを特徴とする請求項1又
    は2記載の電池用セパレーター。
  4. 【請求項4】 耐熱性短繊維が繊維長3〜10mmのア
    ラミド繊維であることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の電池用セパレーター。
  5. 【請求項5】 耐熱性短繊維が円形断面繊維及び/又は
    断面偏平度が3.0〜6.0でかつ断面周長比が1.4
    〜2.0の偏平繊維であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の電池用セパレーター。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    電池用セパレーターを製造するに際し、m―アラミドの
    フィブリッド10〜40重量%と耐熱性短繊維90〜6
    0重量%とを含む稀薄水性スラリーを、抄造し、得られ
    た湿紙を、乾燥した後、240〜350℃で少なくとも
    1回熱圧加工して厚さ0.01〜0.1mmの紙状物と
    することを特徴とする電池用セパレーターの製造法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    電池用セパレーターを製造するに際し、m―アラミドの
    フィブリッド10〜40重量%と耐熱性短繊維90〜6
    0重量%とを含む稀薄水性スラリーを、抄造し、得られ
    た湿紙を、乾燥した後、285〜320℃で少なくとも
    1回熱圧加工し、次いで260〜300℃でかつ上記熱
    圧加工で採用した温度より低温、高圧で再度熱圧加工し
    て、厚さ0.01〜0.1mmの紙状物とすることを特
    徴とする電池用セパレーターの製造法。
  8. 【請求項8】 抄造した湿紙を、温度285〜320
    ℃、線圧10〜200kg/cmの条件で熱圧加工し、
    引き続き、前段の加工で採用した温度より低温でかつ2
    60〜300℃の温度、前段の加工で採用した線圧より
    高くかつ100〜400kg/cmの線圧で熱圧加工す
    ることをを特徴とする請求項7記載の電池用セパレータ
    ーの製造法。
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