JPH067360U - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH067360U
JPH067360U JP5973791U JP5973791U JPH067360U JP H067360 U JPH067360 U JP H067360U JP 5973791 U JP5973791 U JP 5973791U JP 5973791 U JP5973791 U JP 5973791U JP H067360 U JPH067360 U JP H067360U
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通夫 大井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コストアップが少なく、操作労力の少い画像
読取装置を得る。 【構成】 2値化回路70は、CCDラインセンサ44の濃
度信号を2値化し、原稿9か原稿載置台4であるかの判
別信号を出す。各アドレスカウンタ86及び88は、それぞ
れ判別信号の主走査方向及び副走査方向の位置情報を出
す。副走査ラインメモリ74a,74bは、主走査方向での
予め定められた一定の位置情報で、かつ副走査方向の全
ての位置情報での判別信号を1ライン分記憶する。主走
査ラインメモリ72aは副走査方向の載置範囲内での所定
の位置情報で、かつ主走査方向の全ての位置情報での判
別信号を1ライン分記憶する。CPU76により副走査ラ
インメモリ及び主走査ラインメモリに記憶された判別信
号をサーチし、原稿9の副走査方向及び主走査方向の載
置範囲を検出し、検出したそれぞれの載置範囲から副・
主走査方向の読取範囲を自動設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、画像読取装置に関し、特に原稿の載置位置の自動設定に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
図10に従来の一般的な平面走査型の画像読取装置を後方からみた分解斜視図 を示す。
【0003】 画像読取装置の上部には、原稿台フレーム2が設けられている。原稿台フレー ム2には、ガラス等の材料で形成された透明な原稿載置台4と、遮光板6と、原 稿押えカバー8が一体的に設けられる。原稿載置台4は、基準点O(0,0)か ら主走査方向5に例えば300mm、基準点Oから副走査方向12に例えば460mmの載置 範囲を有している。この載置範囲内であれば、正方形や長方形等の矩形状の原稿 9を単一又は複数、適宜、載置することができる。この原稿台フレーム2は、原 稿9の画像を読み取る場合、原稿9の載置位置を検出する場合等には、パルスモ ータ10を正回転又は逆回転することによって、矢符A又は矢符Bに示す方向に一 定速度で移動される。パルスモータ10には、エンコーダ3が連設されており、こ のエンコーダ3によって、原稿台フレーム2の移動距離が検出される。遮光板6 は基準点Oを検出するためのものであり、遮光板6に対応してフォトカプラ7が 設けられている。パルスモータ10を回転して原稿台フレーム2を移動し、フォト カプラ7が遮光板6を検出した位置から副走査方向12に一定の距離進んだ位置に 副走査方向12の基準点Oが設けられる。
【0004】 原稿台フレーム2の下方には、原稿9やシェーディング基準板(図示せず)を 下方からライン状に反射照明する棒状の光源22aが設けられる。また、原稿台フ レーム2の上方には、原稿9を上方からライン状に透過照明する棒状の光源22b が設けられる。この光源22a,22bは、それぞれ光源ユニット24a,24bに収納 されており、他方に漏れないようにされている。光源22aは反射型の原稿9の読 取時等に用いられ、光源22bは透過型の原稿9の読取時等に用いられる。原稿載 置台4及び原稿9で反射された光又は原稿9を透過した光は、反射ミラー26で反 射され、結像レンズ42によってCCDラインセンサ44上に結像される。CCDラ インセンサ44は、ライン状に並んだ複数の受光部を備えている。この受光部で原 稿載置台4及び原稿9で反射された光又は原稿9を透過した光を受光することで 主走査方向5の1ラインの画像を単位画素ごとに読み取ることができる。そして 、CCDラインセンサ44は、原稿9からの反射又は透過光を電気信号に変換し、 単位画素ごとに濃度を表す画像信号を出力する。
【0005】 ところで、原稿載置台4に載置された原稿9の画像を読み取る場合に、原稿載 置台4の載置範囲全体を読み取るようにすると、読取時間がよけいにかかること になる。したがって、原稿9が載置された部分だけを読み取るようにすることが 望ましい。このためには、原稿9の読取範囲を設定する必要がある。
【0006】 原稿載置台4の周囲の原稿台フレーム2には、原稿9のサイズや、原稿9が原 稿載置台4に載置された際の基準点Oからの主走査方向5及び副走査方向12の距 離等を測定するメジャー部14,16が設けられている。また、原稿台フレーム2の 手前の操作パネル18には、トリミング設定キー30、テンキー31、エンターキー32 、再設定キー33、スタートキー34等や、表示部35が設けられている。また、原稿 台フレーム2の左方側方には、原稿台36と、デジタイザー37が設けられている。 従来、原稿9を読み取る場合、操作者がトリミング設定キー30、テンキー31等 をキー操作するか、デジタイザー37を操作して、原稿9の読取範囲を設定するよ うにしていた。
【0007】 トリミング設定キー30等をキー操作して読取範囲を設定する場合において、1 つの原稿9の読取範囲を設定するときには、原稿9の画像読み取り面を下方にし て、原稿載置台4に載置する。この場合、読取範囲の設定を容易にするため、原 稿9の一端を例えば基準点Oに合わせる。これによって、原稿9の主走査方向5 及び副走査方向12の読取開始位置(Xs,Ys)の位置を測定する必要がなくなり 、読取開始位置は(0,0)となる。したがって、原稿9のサイズを測定すれば 、原稿9の主走査方向5及び副走査方向12の読取終了位置(Xe,Ye)が判る。 メジャー部14,16の目盛りを読み、原稿9のサイズを測る。原稿9のサイズが例 えば100mm×100mmの場合、読取終了位置(Xe,Ye)は(100,100)となる。
【0008】 次いで、トリミング設定キー30をキー操作し、メジャー部14,16で原稿9の載 置位置を見て、テンキー31で主走査方向5及び副走査方向12の読取開始位置(0 ,0)と、読取終了位置(100,100)の値をキー入力する。そして、エンターキ ー32をキー操作して読取範囲を確定させる。この読取範囲は、表示部35に表示さ れるとともに、CPU200のRAM202に記憶される。
【0009】 デジタイザー37で読取範囲を設定する場合には、原稿9の画像を読み取る方の 面を上方にし、原稿9の一端を基準点Oに合わせる。そして、デジタイザー37を 操作し主走査方向5及び副走査方向12の読取開始位置例えば(0,0)と、読取 終了位置(Xe,Ye)例えば(100,100)の値の部分を2点指定する。この読取 範囲はRAM202に記憶される。
【0010】 読み取り範囲が設定され、スタートキー34がキー操作されると、この装置では 、CPU200は、ROM204に予め記憶されたプログラムにしたがって、RAM20 2に記憶された副走査方向12の読取開始位置Ys、読取終了位置Yeの範囲でパル スモータ10を駆動する。そして、主走査方向5及び副走査方向12の読取開始位置 (Xs,Ys)=(0,0)と、読取終了位置(Xe,Ye)=(100,100)の読取 範囲について本スキャンを行う。
【0011】 トリミング設定キー30等をキー操作して読取範囲を設定する場合において、複 数の原稿(図11参照)9a,9b,…,9fの読取範囲を設定するときには、 これらの原稿9a,9b,…,9fの画像を読み取る方の面を下方にし、原稿載 置台4に適宜載置する。この場合、読取範囲の設定を容易にするため、原稿9a ,9b,9cの一辺を例えば原稿載置台4の一辺にそれぞれ合わせる。これによ って、9a,9b,9cの主走査方向5の読取開始位置Xsa,Xsb,Xscは「0 」となり、その読取開始位置Xsa,Xsb,Xscを測定する必要がなくなる。また 、原稿9d,9e,9fの一辺を原稿載置台4の一辺にそれぞれ合わせる。これ によって、原稿9d,9e,9fの主走査方向5の読取終了位置Xed,Xee,X ef は、この装置では「300」となり、その読取終了位置Xed,Xee,Xefを測定 する必要がなくなる。したがって、原稿9a,9b,…,9fの残りの位置を測 定すればよい。メジャー部14,16の目盛りを読み、基準点Oからの原稿9a,9 b,…,9fの読取開始位置(Xsa,Ysa),(Xsb,Ysb),…,(Xsf,Y sf )と、読取終了位置(Xea,Yea),(Xeb,Yeb),…,(Xef,Yef)の 残りの位置を測る。
【0012】 そして、トリミング設定キー30をキー操作し、テンキー31でその読取開始位置 (Xsa,Ysa),(Xsb,Ysb),…,(Xsf,Ysf)と、読取終了位置(Xea ,Yea),(Xeb,Yeb),…,(Xef,Yef)をキー入力する。そして、エン ターキー32をキー操作して読取範囲を確定させる。この読取範囲は、表示部35に 表示されるとともに、RAM202に記憶される。
【0013】 デジタイザー37で読取範囲を設定する場合には、図12に示した如く透明なシ ート206に原稿9a,9b,…,9fを適宜張り付けて、シート206の端をOに合 わせる(図12参照)。そして、デジタイザー37で各原稿9a,9b,…,9fの 読取範囲を2点ずつ指定する。なお、シート206に張り付けるのは、原稿載置台 4に載置するときに生じる各原稿9a,9b,…,9fの位置ズレを防止するた めである。各原稿9a,9b,…,9fの主走査方向及び副走査方向の読取開始 位置及び主走査方向及び副走査方向の読取終了位置((Xsa,Ysa),(Xea, Yea)),((Xsb,Ysb),(Xeb,Yeb)),…,((Xsf,Ysf),(X ef ,Yef))がデジタイザー37からCPU200に送られ、RAM202に記憶され、 読取範囲が設定される。次いで、シート206ごと各原稿9a,9b,…,9fを 裏返し、シート206の端を原稿載置台4の基準点Oに合わせる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の画像読取装置では、原稿の読取開始位置及び読取終了位置を操 作者が手動で入力することにより読取範囲を設定するようにしていたので、操作 者の労力の負担が大きかった。また、複数の原稿を連続スキャンするような場合 には、原稿の数だけ読取開始位置及び読取終了位置の入力操作が増大し、シート に貼るような労力までかかることになった。
【0015】 一方、このような労力を低減するために、原稿載置台4の全ての範囲の単位画 素の画像信号を記憶するメモリを設けることが考えられる。この場合には、原稿 載置台4の全ての範囲にわたってスキャンし、CCDラインセンサ44から出力さ れた全ての範囲の単位画素の画像信号を全てこのメモリに記憶する。そして、こ のメモリに記憶された画像信号のレベルと記憶位置から原稿の載置位置を検出す る。そして、検出した載置範囲から主走査方向及び副走査方向の読取範囲を自動 設定するようにする。
【0016】 ここで、原稿載置台4の全範囲を等倍で主操作方向に8,858単位画素、副 走査方向に13,582単位画素でスキャンするものとする。また、1つの単位 画素分の画像信号について例えば8ビット必要とするものとする。この場合には 、メモリの容量は、120,309,356バイト必要となる。したがって、こ の場合には、メモリの容量が非常に多く必要になるため、数十万円のコストアッ プを避けることができない。
【0017】 本考案は、上述の技術的課題を解決し、コストを少なくしつつ操作者の労力を 低減した画像読取装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述の技術的課題を解決するために、本考案は以下の構成をとる。
【0019】 すなわち、請求項1の画像読取装置は、 原稿載置台の基準点から主走査方向及び副走査方向の所定にそれぞれ距離の載 置範囲に単一又は複数の矩形状の原稿を載置し、 光源で原稿載置台の載置範囲及び原稿を反射照明又は透過照明し、 原稿載置台とイメージセンサとを相対的に移動して、原稿載置台の載置範囲及 び原稿からの反射光又は原稿載置台の載置範囲及び原稿からの透過光を単位画素 ごとにイメージセンサで読み取るものにおいて、 イメージセンサから出力された単位画素ごとの濃度信号を2値化して、原稿で あるか原稿載置台であるかを表す判別信号を出力する2値化回路と、 判別信号についての主走査方向の位置情報を出力する主走査位置情報発生手段 と、 判別信号についての副走査方向の位置情報を出力する副走査位置情報発生手段 と、 主走査方向における予め定められた一定の位置情報で、かつ、副走査方向の全 ての位置情報に関する判別信号を1ライン分記憶する単一又は複数の副走査方向 ラインメモリと、 副走査方向ラインメモリに記憶された判別信号をサーチして原稿の副走査方向 の載置範囲を検出するとともに、検出した副走査方向の載置範囲から副走査方向 の読取範囲を自動設定する副走査方向トリミング手段と、 副走査方向における載置範囲内での所定の位置情報で、かつ、主走査方向の全 ての位置情報に関する判別信号を1ライン分記憶する単一又は複数の主走査方向 ラインメモリと、 主走査方向ラインメモリに記憶された判別信号をサーチして原稿の主走査方向 の載置範囲を検出するとともに、検出した主走査方向の載置範囲から主走査方向 の読取範囲を自動設定する主走査方向トリミング手段と、 を備えることを特徴とする 請求項2の画像読取装置は、 原稿載置台の基準点から主走査方向及び副走査方向にそれぞれ所定の距離の載 置範囲に単一又は複数の矩形状の原稿を載置し、 光源で原稿載置台の載置範囲及び原稿を反射照明又は透過照明し、 原稿載置台とイメージセンサとを相対的に移動して、原稿載置台の載置範囲及 び原稿からの反射光又は原稿載置台の載置範囲及び原稿からの透過光を単位画素 ごとにイメージセンサで読み取るものにおいて、 イメージセンサから出力された単位画素ごとの濃度を表す画像信号を2値化し て、原稿であるか原稿載置台であるかを表す判別信号を出力する2値化回路と、 判別信号についての主走査方向の位置情報を出力する主走査位置情報発生手段 と、 判別信号についての副走査方向の位置情報を出力する副走査位置情報発生手段 と、 主走査方向について判別信号に変化が生じた位置の位置情報を記憶する主走査 方向変化位置記憶手段と、 副走査方向について判別信号に変化が生じた位置の位置情報を記憶する副走査 方向変化位置記憶手段と、 主走査方向変化位置記憶手段に記憶された位置情報、及び、副走査方向変化位 置記憶手段に記憶された位置情報をサーチして原稿の載置位置を検出し、検出し た載置位置から原稿の読取範囲を自動設定するトリミング手段と を備えることを特徴とする。
【0020】
【作用】
請求項1の画像読取装置においては、 2値化回路は、イメージセンサから出力された単位画素ごとの濃度信号を2値 化して、原稿であるか原稿載置台であるかを表す判別信号を出力する。
【0021】 主走査位置情報発生手段は、判別信号についての主走査方向の位置情報を出力 する。
【0022】 副走査位置情報発生手段は、判別信号についての副走査方向の位置情報を出力 する。
【0023】 単一又は複数の副走査方向ラインメモリは、主走査方向における予め定められ た一定の位置情報で、かつ、副走査方向の全ての位置情報に関する判別信号を1 ライン分記憶する。
【0024】 副走査方向トリミング手段は、副走査方向ラインメモリに記憶された判別信号 をサーチして原稿の副走査方向の載置範囲を検出するとともに、検出した副走査 方向の載置範囲から副走査方向の読取範囲を自動設定する。
【0025】 単一又は複数の主走査方向ラインメモリは、副走査方向における載置範囲内で の所定の位置情報で、かつ、主走査方向の全ての位置情報に関する判別信号を1 ライン分記憶する。
【0026】 主走査方向トリミング手段は、主走査方向ラインメモリに記憶された判別信号 をサーチして原稿の主走査方向の載置範囲を検出するとともに、検出した主走査 方向の載置範囲から主走査方向の読取範囲を自動設定する。
【0027】 請求項2の画像読取装置においては、 2値化回路は、イメージセンサから出力された単位画素ごとの濃度を表す画像 信号を2値化して、原稿であるか原稿載置台であるかを表す判別信号を出力する 。
【0028】 主走査位置情報発生手段は、判別信号についての主走査方向の位置情報を出力 する。
【0029】 副走査位置情報発生手段は、判別信号についての副走査方向の位置情報を出力 する。
【0030】 主走査方向変化位置記憶手段は、主走査方向について判別信号に変化が生じた 位置の位置情報を記憶する。
【0031】 副走査方向変化位置記憶手段は、副走査方向について判別信号に変化が生じた 位置の位置情報を記憶する。
【0032】 トリミング手段は、主走査方向変化位置記憶手段に記憶された位置情報、及び 、副走査方向変化位置記憶手段に記憶された位置情報をサーチして原稿の載置位 置を検出し、検出した載置位置から原稿の読取範囲を自動設定する。
【0033】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の簡略化した平面型の画像読取装置であり、図2はそ の上面図であり、図10に示した従来の画像読取装置と対応する部分には同一の 参照符を付す。
【0034】 画像読取装置の上部には、原稿台フレーム2が設けられている。原稿台フレー ム2には、ガラス等の材料で形成された透明な原稿載置台4と、遮光板6と、原 稿押えカバー8が一体的に設けられる。原稿載置台4は、基準点O(0,0)か ら主走査方向5に例えば300mm、基準点Oから副走査方向12に例えば460mmの載置 範囲を有している。この載置範囲内であれば、正方形や長方形等の矩形状の原稿 9を単一又は複数、適宜、載置することができる。この原稿台フレーム2は、原 稿9の画像を読み取る場合、原稿9の載置位置を検出する場合等には、パルスモ ータ10を正回転又は逆回転することによって、矢符A又は矢符Bに示す方向に一 定速度で移動される。パルスモータ10に関連して、エンコーダ3が設けられてい る。このエンコーダ3によって、原稿台フレーム2の移動距離が検出される。遮 光板6は基準点Oを検出するためのものであり、遮光板6に関連してフォトカプ ラ7が設けられている。パルスモータ10を回転して原稿台フレーム2を移動し、 フォトカプラ7が遮光板6を検出した位置から副走査方向12に一定の距離進んだ 位置に副走査方向12の基準点Oが設けられる。
【0035】 原稿台フレーム2の下方には、原稿載置台4や原稿9を下方からライン状に反 射照明する棒状の光源22aが設けられる。また、原稿台フレーム2の上方には原 稿載置台4や原稿9を上方からライン状に透過照明する光源22bが設けられる。 この光源22a,22bは、光源ユニット24に収納されており、他方に漏れないよう にされている。光源22aは、印画紙等の反射型の原稿9の読取時に点灯される。 光源22bは、ネガフィルム等の透過型の原稿9の読取時に点灯される。また、光 源22bは、原稿9の載置位置検出時にも点灯される。原稿載置台4や、原稿9で 反射された光又は透過した光は、反射ミラー26で反射され、結像レンズ42によっ て結像される。結像レンズ42によって結像された像は、イメージセンサとしての CCDラインセンサ44によって受光される。CCDラインセンサ44は、ライン状 に並んだ複数の受光部44aを備えている。この受光部44aで、主走査方向5の1 ライン分の画像を単位画素ごとに読み取ることができる。そして、CCDライン センサ44は、アナログの電気信号に変換し、単位画素ごとに濃度を表す画像信号 を出力する。
【0036】 アナログの画像信号は、A/D変換器51でデジタル信号に変換され、画像処理 装置52に送られる。画像処理装置52では、シェーディング補正回路54で、光源22 a,22bの照明ムラ、結像レンズ42のcos4乗則、CCDラインセンサ44の各受 光部44aの受光感度の相違によって生じるシェーディング現象をなくす補正が行 われる。シェーディング補正が行われた補正済みの画像信号は、原稿9の本スキ ャン時には、複製画像を作成するための網点発生回路(図示せず)に送られる。 原稿9の本スキャンする前に行われるプリスキャン時には、補正済みの画像信号 は2値化回路70に送られる。
【0037】 2値化回路70は、補正済みの画像信号を予め定めたレベルで判別し、2値化し た判別信号を出力する。黒色の部分を読み取ったような場合の画像信号のレベル を「0」とし、白部の部分を読み取ったような場合の画像信号のレベルを「100 」としたとき、2値化回路70は、例えば「60」のレベルで判別する。原稿9が印 画紙のような場合に、原稿9の部分をスキャンしているときには、光源22bから の光はこの原稿9で遮られる。このときのCCDラインセンサ44における受光量 は、少ない。したがって、補正済みの画像信号のレベルは、ほぼ「0」である。 2値化回路70は、画像信号がレベル「60」以下の場合には、「1」の判別信号を 出力し、原稿9であることを表す。原稿9以外の部分をスキャンしているとき、 すなわち原稿載置台4だけの部分をスキャンしているには、光源22bからの光は 、原稿載置台4をそのまま透過する。したがって、CCDラインセンサ44におけ る受光量が多くなり、補正済みの画像信号のレベルがほぼ「100」になる。2値 化回路70は、画像信号がレベル「60」を超えている場合には、「0」の判別信号 を出力し、原稿載置台4であることを表す。この判別信号は、データライン71を 介して、主走査ラインメモリ72、副走査ラインメモリ74及びCPU76に送られる 。なお、CCDラインセンサ44が主走査方向5の1ライン分づつ画像信号を出力 するので、2値化回路70は、図3に示すように主走査方向5の1ライン分づつ「 1」又は「0」の判別信号を順次出力する。
【0038】 ピクセルクロック発生回路82は、主走査方向5の1つの判別信号ごとに1つの パルスのピクセルクロック信号を出力している(図3のβ1参照)。ラインクロ ック発生回路84は、副走査方向12の1つの判別信号ごとに1つのパルスのライン クロック信号を出力している(図3のβ2参照)。主走査位置情報発生手段とし てのアドレスカウンタ86は、ピクセルクロック発生回路82から出力されたピクセ ルクロック信号のパルスの数を計数し、その計数値を出力する。また、アドレス カウンタ86は、ラインクロック発生回路84から出力されたラインクロック信号の パルスが入力されるごとに計数値をクリアする。アドレスカウンタ86から出力さ れた計数値は、判別信号の主走査方向5の位置情報を表し、ライン87を介して主 走査ラインメモリ72及びCPU76に与えられる。副走査位置情報発生手段として のアドレスカウンタ88は、ラインクロック発生回路84から出力されたラインクロ ック信号のパルスの数を計数し、その計数値を出力する。なお、副走査方向12に 原稿載置台4及び原稿9をスキャンしている場合には計数値をカウントアップす るが、この逆方向13にスキャンする場合にはその計数値をカウントダウンする。 アドレスカウンタ88から出力された計数値は、判別信号の副走査方向12の位置情 報を表し、ライン89を介して副走査ラインメモリ74及びCPU76に与えられる。 なお、この実施例では、原稿載置台4の載置範囲を等倍で主走査方向5に8,8 58単位画素、副走査方向12に13,852単位画素でスキャンするものとする 。この場合には、アドレスカウンタ86は、「0」〜「8,857」の主走査方向 5の位置情報を出力する(図3参照)。また、アドレスカウンタ88は、「0」〜 「13,851」の副走査方向12の位置情報を出力する(図3参照)。
【0039】 主走査ラインメモリ72は、例えば2つの主走査ラインメモリ72a,72bを備え ている。この主走査ラインメモリ72a,72bは、主走査方向5の1ライン分の判 別信号を記憶する8,858ビットの記憶領域をそれぞれ備えている。この記憶 領域には、アドレスカウンタ88の計数値に個別対応するアドレスが付されている 。副走査ラインメモリ74は、例えば2つの副走査ラインメモリ74a,74bを備え ている。この副走査ラインメモリ74a,74bは、副走査方向12の1ライン分の判 別信号を記憶する13,582ビットの記憶領域をそれぞれ備えている。そして 、副走査ラインメモリ74a,74bは、アドレスカウンタ86の計数値に個別対応す るアドレスの記憶領域に判別信号を記憶することができる。CPU76は、1チッ プのマイクロコンピュータで、ROM78、RAM80を備えている。CPU76は、 副走査方向トリミング手段及び主走査方向トリミング手段を構成し、ROM78に 予め記憶されたプログラムにしたがって動作する。
【0040】 CPU76は、スタートキー34がキー操作されると、光源22bを点灯するととも に、パルスモータ10を正回転又は逆回転させ原稿載置台4を移動させる。そして 、フォトカプラ7が遮光板6を検出すると、パルスモータ10を正回転させ、原稿 載置台4及び原稿9を基準点Oから主走査方向5及び副走査方向12にプリスキャ ンする。CPU76は、アドレスカウンタ86の計数値例えば「300」及び「8, 550」をサーチする。アドレスカウンタ86が計数値「300」を出力すると、 CPU76は、副走査ラインメモリ74aにライト信号を出力する。また、アドレス カウンタ86が「8,550」を出力すると、CPU76は、副走査ラインメモリ74 bにライト信号を出力する。このとき、副走査ラインメモリ74a,74bにはアド レスカウンタ88からの計数値が与えられている。したがって、副走査ラインメモ リ74aは、アドレスカウンタ86の計数値「300」におけるアドレスカウンタ88 の計数値「0〜13,851」の判別信号を記憶する(図3参照)。また、副走 査ラインメモリ74bは、アドレスカウンタ86の計数値「8,550」におけるア ドレスカウンタ88の計数値「0〜13,851」の判別信号を記憶する(図3参 照)。なお、計数値「300」は、基準点Oから主走査方向5に一定の距離、例 えば10mm付近に該当する(図2のα1参照)。また、計数値「8,550」は、 Oから主走査方向5に例えば290mm付近に該当する(図2のα2参照)。
【0041】 ここで、計数値を「300」にしたのは、単一の原稿9を原稿載置台4に載置 する場合には、図2に示すように、原稿9の一端を基準点Oに合わせるいわゆる 端置きが行われる場合がほとんどである。また、複数の原稿(図示6つ)9a〜 9fを原稿載置台4に載置する場合においても、図4に示すように、原稿9a〜 9cの一辺を原稿載置台4の一辺に合わせ、原稿9d〜9fの一辺を原稿載置台 4に合わせる端置きが行われる場合がほとんどである。さらに、1cm以下のサイ ズの原稿9を読み取るようなことがほとんどないからである。
【0042】 アドレスカウンタ88が計数値「13,851」を出力し、アドレスカウンタ86 が計数値「8,557」を出力すると、CPU76は、パルスモータ10を停止させ るとともに、副走査ラインメモリ74a,74bにリード信号とアドレス信号を送り 、その記憶内容を見る。図2に示す状態に原稿9が載置された場合には、副走査 ラインメモリ74a,74bの記憶内容は、図5に示すようになる。副走査ラインメ モリ74a,74bは、アドレスカウンタ88の計数値に個別対応するアドレスの記憶 領域に「1」又は「0」の判別信号を記憶している。したがって、副走査ライン メモリ74a,74bの記憶内容を見ることによって、原稿9の載置されいる副走査 方向12の読取開始位置Ysと読取終了位置Yeを検出することができる。原稿9が 図2に示すように載置されている場合、副走査ラインメモリ74aのアドレス「0 」〜「Ye」にのみ原稿9を示す「1」が記憶されている。したがって、この場 合には、読取開始位置Ys=「0」と読取終了位置YeをRAM80に記憶する。
【0043】 次に、主走査方向5の読取開始位置Xsと読取終了位置Xeを検出する必要があ る。このため、CPU76は、パルスモータ10を逆回転させ、副走査方向12の逆方 向13に再度スキャンする。そして、副走査方向12の読取開始位置Ysと読取終了 位置Yeとの間、例えば(Ys+Ye)/2において、原稿9の主走査方向5方向 の載置位置を検出する。CPU76は、アドレスカウンタ88の計数値を見て、(Y s +Ye)/2になると主走査ラインメモリ72aにライト信号を送る。したがって 、主走査ラインメモリ72aは、(Ys+Ye)/2におけるアドレスカウンタ86の 計数値に個別対応するアドレスの記憶領域に「1」又は「0」の判別信号を記憶 する。次いで、リード信号とアドレス信号を送り主走査ラインメモリ72aの記憶 内容を見ることによって、原稿9の載置されている主走査方向5の読取開始位置 Xsと読取終了位置Xeを検出することができる。これによって、仮想線で示すよ うに、原稿9の載置位置が確定される。原稿9が図2に示すように載置されてい る場合、主走査ラインメモリ72のアドレス「0」〜「Xe」にのみ原稿9を示す 「1」が記憶されている(図5参照)。したがって、読取開始位置Xs=「0」 と読取終了位置XeをRAM80に記憶する。これによって、主走査方向5及び副 走査方向12の読取開始位置(0,0)及び読取終了位置(Xe,Ye)が自動的に 設定される。
【0044】 図4に示す状態に原稿9a〜9fが配置された場合に、原稿載置台4及び原稿 9a〜9fを副走査方向12にプリスキャンすると、副走査ラインメモリ74a,74 bの記憶内容は、図6に示すようになる。この場合、副走査ラインメモリ74aか らアドレス「0」〜「Yea」、「Ysb」〜「Yeb」、「Ysc」〜「Yec」に原稿 9を示す「1」が記憶されている。したがって、読取開始位置Ysa=「0」,Ysb ,Yscと、読取終了位置Yea,Yeb,YecをRAM80にそれぞれ記憶する。
【0045】 次いで、副走査方向12の逆方向13に再度スキャンする。CPU76は、(Ysc+ Yec)/2、において、主走査ラインメモリ72aにライト信号を送る。したがっ て、主走査ラインメモリ72aは、(Ysc+Yec)/2における1ライン分の「1 」又は「0」の判別信号を記憶する。そして、リード信号とアドレス信号を送り 主走査ラインメモリ72aの記憶内容を見る。主走査ラインメモリ72aには、主走 査ラインメモリ72のアドレス「0」〜「Xec」と、「Xsf」〜8,857に原稿 9を示す「1」が記憶されている。この場合、読取開始位置Xsc=0と読取終了 位置YecをRAM80に記憶する。これによって、仮想線で示すように、原稿9c の載置位置が確定される。なお、原稿9fの載置位置を確定することもできるが 、この実施例では、(Ysf+Yef)/2において、ライト信号を送り原稿9fの 載置位置を確定させる。そして、読取開始位置Xsfと読取終了位置Yef=8,8 57をRAM80に記憶する。同様にして、(Ysb+Yeb)/2、(Yse+Yee) /2、Yea/2、Yed/2においてライト信号を送り、原稿9b,9e,9a, 9dについて載置位置を確定させるとともに、読取開始位置Xsb=0,Xse,X sa =0,Xsdと読取終了位置Xeb,Xee=8,857,Xea,Xed=8,857 をRAM80に順次記憶する。したがって、各原稿9a,9b,…,9fの主走査 方向5及び副走査方向12の読取開始位置及び読取終了位置((Xsa,Ysa),( Xea,Yea)),((Xsb,Ysb),(Xeb,Yeb)),…,((Xsf,Ysf) ,(Xef,Yef))が自動的に設定される。
【0046】 図7は本考案の他の実施例であり、図1の実施例と対応する部分には同一の参 照符を付す。
【0047】 この実施例では、アドレスカウンタ86から出力された計数値は、ライン87を介 して、主走査方向変化位置記憶手段としての主走査方向変化位置メモリ92及びト リミング手段としてのCPU96に与えられる。エンコーダ3から出力されるパル ス信号がアドレスカウンタ88に与えられる。エンコーダ3は、ラインクロック発 生回路84と同様に、原稿載置台4が副走査方向12又はこの逆方向13に1ライン分 移動されるごとに1つのパルスを出力する。アドレスカウンタ88は、このパルス の数を計数し、計数値をライン89を介して、副走査方向変化位置記憶手段として の副走査方向変化位置メモリ94及びCPU96に与えられる。2値化回路70から出 力される判別信号は、ライン71を介して、CPU96に与えられる。
【0048】 主走査方向変化位置メモリ92は、主走査方向5での判別信号の変化の生じた位 置の位置情報を記憶する。副走査方向変化位置メモリ94は、副走査方向12での判 別信号の変化の生じた位置の位置情報を記憶する。CPU96は、CPU76と
同様 に、1チップのマイクロコンピュータで、ROM98、RAM100を備えている。 CPU96は、ROM98に予め記憶されたプログラムにしたがって動作し、主走査 方向変化位置メモリ92に記憶された位置情報、及び、副走査方向変化位置メモリ 94に記憶された位置情報をサーチして原稿の載置位置を検出する。そして、検出 した載置位置から原稿の読取範囲を自動設定する。
【0049】 CPU96は、スタートキー34がキー操作されると、ROM98から初期値として 「0」を受け取るとともに、2値化回路70から出力された判別信号の変化を検出 する。そして、判別信号に変化があれば、ライト信号を主走査方向変化位置メモ リ92及び副走査方向変化位置メモリ94に送る。したがって、アドレスカウンタ86 ,88の計数値、すなわち、判別信号の変化の生じた位置の位置情報が主走査方向 変化位置メモリ92及び副走査方向変化位置メモリ94にそれぞれ記憶される。
【0050】 図2に示すように原稿9が原稿載置台4に載置されている場合、判別信号は、 図8に示すようになる。例えばアドレスカウンタ88の計数値「0」のラインL0 では、アドレスカウンタ86の計数値「0」で判別信号が「0」から「1」に変化 している。判別信号が「0」から「1」に変化すると、CPU96は、主走査方向 変化位置メモリ92にリード信号を出力する。したがって、主走査方向変化位置メ モリ92は、図9に示すように、変化後の計数値、すなわち、変化の生じた位置情 報「0」を記憶する。また、アドレスカウンタ86の計数値「Xn+1」で判別信号 が「1」から「0」に変化している。判別信号が「1」から「0」に変化すると 、CPU96は、主走査方向変化位置メモリ92にリード信号を出力する。判別信号 が「1」から「0」に変化すると、CPU96は、主走査方向変化位置メモリ92に リード信号を出力する。したがって、主走査方向変化位置メモリ92は、変化後の 計数値、すなわち変化の生じた位置情報「Xn+1」を記憶する(図9参照)。ま た、判別信号がCPU96「0」から「1」、又は「1」から「0」に変化すると 、CPU96は、副走査方向変化位置メモリ94にリード信号を出力する。したがっ て、副走査方向変化位置メモリ94は、変化時の計数値、すなわち変化の生じた位 置情報「0」を記憶する(図9参照)。
【0051】 なお、主走査方向変化位置メモリ92に奇数番目に表れる位置情報「0」は、原 稿9の始まりを表し、偶数番目に表れる位置情報「Xn+1」は、原稿載置台4の 始まり(すなわち、1つ前の位置情報が原稿9の終わり)を表す。また、位置情 報「8,857」において主走査方向変化位置メモリ92に記憶されている位置情 報が奇数個の場合には、原稿9の終わりを表すため、CPU96は、主走査方向変 化位置メモリ92にリード信号を出力する。
【0052】 同様にして、ラインL2〜ラインL13,851について、変化位置を主走査方向変 化位置メモリ92及び副走査方向変化位置メモリ94に記憶する(図9参照)。原稿 載置台4全体について操作が終了すると、CPU96は、主走査方向変化位置メモ リ92及び副走査方向変化位置メモリ94の記憶内容をサーチし、原稿9の載置位置 を検出する。この場合、主走査方向5の読取開始位置Xsは、「0」と検出する 。主走査方向5の読取終了位置Xeは、1減算して、Xnと検出する。副走査方向 12の読取開始位置Ysは、「0」と検出する。副走査方向12の読取終了位置Yeは 、「Ln」と検出する。この読取開始位置(0,0)と、読取終了位置(Xn,L n )は、RAM100に設定される。
【0053】 なお、図4に示すように複数の原稿9a〜9fが載置された場合や、端置きさ れていない場合においても同様にして載置位置を検出し、読取開始位置、読取終 了位置を自動的に設定することができる。
【0054】 上述の実施例では平面型の画像読取装置で実施するようにしたが、本考案を円 筒型の画像読取装置において実施するようにしてもよい。
【0055】
【考案の効果】
請求項1の画像読取装置においては、2値化回路から出力された判別信号を単 一又は複数の副走査方向ラインメモリに記憶し、副走査方向ラインメモリに記憶 された判別信号をサーチして原稿の副走査方向の載置範囲を検出して、検出した 副走査方向の載置範囲から副走査方向の読取範囲を自動設定するとともに、判別 信号を単一又は複数の主走査方向ラインメモリに記憶し、主走査方向ラインメモ リに記憶された判別信号をサーチして原稿の主走査方向の載置範囲を検出して、 検出した主走査方向の載置範囲から主走査方向の読取範囲を自動設定するように している。
【0056】 したがって、わずかな記憶容量のラインメモリで原稿の読取範囲を自動的に設 定することができ、操作者の労力軽減と、コストの低減を図ることができる。
【0057】 請求項2の画像読取装置では、2値化回路から出力された主走査方向での判別 信号の変化の生じた位置の位置情報を主走査方向変化位置記憶手段に記憶すると ともに、副走査方向での判別信号の変化の生じた位置の位置情報を副走査方向変 化位置記憶手段に記憶し、主走査方向変化位置記憶手段に記憶された位置情報、 及び、副走査方向変化位置記憶手段に記憶された位置情報をサーチして原稿の載 置位置を検出し、検出した載置位置から原稿の読取範囲を自動設定するようにし ている。
【0058】 したがって、この考案においても、わずかな記憶容量の記憶手段で原稿の読取 範囲を自動的に設定することができ、操作者の労力軽減と、コストの低減を図る ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の簡略化した平面型の画像読
取装置を示す図である。
【図2】図1の画像読取装置の上面図である。
【図3】判別信号、アドレスカウンタ86,88の計数値等
を示す図である。
【図4】原稿載置台4に複数の原稿を載置した状態を示
す図である。
【図5】単一の原稿が載置されている場合の動作及び副
走査ラインメモリ74a,74b、主走査ラインメモリ72a
の記憶状態を示す図である。
【図6】複数の原稿が載置されている場合の動作及び副
走査ラインメモリ74a,74b、主走査ラインメモリ72a
の記憶状態を示す図である。
【図7】本考案の他の実施例の簡略化した平面型の画像
読取装置を示す図である。
【図8】判別信号、アドレスカウンタ86,88の計数値を
示す図である。
【図9】主走査方向変化位置メモリ92、副走査方向変化
位置メモリ94の記憶状態を示す図である。
【図10】従来の平面型の画像読取装置の分解斜視図で
ある。
【図11】原稿載置台4に複数の原稿を載置した状態を
示す図である。
【図12】デジタイザーで読取範囲を設定する場合のシ
ートに複数の原稿を張り付けた状態を示す図である。
【符号の説明】
4…原稿載置台 5…主走査方向 9,9a〜9f…原稿 12…副走査方向 22a,22b…光源 44…CCDラインセンサ 70…2値化回路 76,96…CPU 86,88…アドレスカウンタ 72,72a,72b…主走査ラインメモリ 74,74a,74b…副走査ラインメモリ 92…主走査方向変化位置メモリ 94…副走査方向変化位置メモリ O…基準点

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿載置台の基準点から主走査方向及び副
    走査方向の所定にそれぞれ距離の載置範囲に単一又は複
    数の矩形状の原稿を載置し、 光源で原稿載置台の載置範囲及び原稿を反射照明又は透
    過照明し、 原稿載置台とイメージセンサとを相対的に移動して、原
    稿載置台の載置範囲及び原稿からの反射光又は原稿載置
    台の載置範囲及び原稿からの透過光を単位画素ごとにイ
    メージセンサで読み取る画像読取装置において、 イメージセンサから出力された単位画素ごとの濃度信号
    を2値化して、原稿であるか原稿載置台であるかを表す
    判別信号を出力する2値化回路と、 判別信号についての主走査方向の位置情報を出力する主
    走査位置情報発生手段と、 判別信号についての副走査方向の位置情報を出力する副
    走査位置情報発生手段と、 主走査方向における予め定められた一定の位置情報で、
    かつ、副走査方向の全ての位置情報に関する判別信号を
    1ライン分記憶する単一又は複数の副走査方向ラインメ
    モリと、 副走査方向ラインメモリに記憶された判別信号をサーチ
    して原稿の副走査方向の載置範囲を検出するとともに、
    検出した副走査方向の載置範囲から副走査方向の読取範
    囲を自動設定する副走査方向トリミング手段と、 副走査方向における載置範囲内での所定の位置情報で、
    かつ、主走査方向の全ての位置情報に関する判別信号を
    1ライン分記憶する単一又は複数の主走査方向ラインメ
    モリと、 主走査方向ラインメモリに記憶された判別信号をサーチ
    して原稿の主走査方向の載置範囲を検出するとともに、
    検出した主走査方向の載置範囲から主走査方向の読取範
    囲を自動設定する主走査方向トリミング手段と、 を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】原稿載置台の基準点から主走査方向及び副
    走査方向にそれぞれ所定の距離の載置範囲に単一又は複
    数の矩形状の原稿を載置し、 光源で原稿載置台の載置範囲及び原稿を反射照明又は透
    過照明し、 原稿載置台とイメージセンサとを相対的に移動して、原
    稿載置台の載置範囲及び原稿からの反射光又は原稿載置
    台の載置範囲及び原稿からの透過光を単位画素ごとにイ
    メージセンサで読み取る画像読取装置において、 イメージセンサから出力された単位画素ごとの濃度を表
    す画像信号を2値化して、原稿であるか原稿載置台であ
    るかを表す判別信号を出力する2値化回路と、 判別信号についての主走査方向の位置情報を出力する主
    走査位置情報発生手段と、 判別信号についての副走査方向の位置情報を出力する副
    走査位置情報発生手段と、 主走査方向について判別信号に変化が生じた位置の位置
    情報を記憶する主走査方向変化位置記憶手段と、 副走査方向について判別信号に変化が生じた位置の位置
    情報を記憶する副走査方向変化位置記憶手段と、 主走査方向変化位置記憶手段に記憶された位置情報、及
    び、副走査方向変化位置記憶手段に記憶された位置情報
    をサーチして原稿の載置位置を検出し、検出した載置位
    置から原稿の読取範囲を自動設定するトリミング手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
JP5973791U 1991-07-30 1991-07-30 画像読取装置 Pending JPH067360U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19814075B4 (de) * 1997-03-31 2009-12-03 Eastman Kodak Co. Verfahren zum Abtasten und Erkennen mehrerer Fotografien und zum Beseitigen von Randfehlern

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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