JPH0673374U - ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置Info
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- JPH0673374U JPH0673374U JP1917893U JP1917893U JPH0673374U JP H0673374 U JPH0673374 U JP H0673374U JP 1917893 U JP1917893 U JP 1917893U JP 1917893 U JP1917893 U JP 1917893U JP H0673374 U JPH0673374 U JP H0673374U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの駆動
装置を、駆動軸系が従来と同等の比較的低い剛性のまま
で安全に運転でき、低振動、低騒音化が図れるようにす
る。 【構成】 ポンプ駆動軸4に固着された撓み継手7と、
噴射ポンプ5の噴射ポンプ軸6との間に2分割または3
分割した慣性体10を設ける。慣性体10の一方の慣性
重量を備えた継手11の一端を撓み継手7のプレート8
にボルト14で締着し、他端を噴射ポンプ軸6の軸端に
ナット15で締着する。分割された残りの慣性体である
環状構造体12を継手11の外周にゴム等の弾性減衰介
在物13を介して接合する。その結果、慣性重量にねじ
り振動の動的吸振効果を付与したこととなり、駆動軸系
の共振点を分散し、かつ、共振点での振動伝達トルクを
大幅に低減し、振動、騒音を低減することができる。
装置を、駆動軸系が従来と同等の比較的低い剛性のまま
で安全に運転でき、低振動、低騒音化が図れるようにす
る。 【構成】 ポンプ駆動軸4に固着された撓み継手7と、
噴射ポンプ5の噴射ポンプ軸6との間に2分割または3
分割した慣性体10を設ける。慣性体10の一方の慣性
重量を備えた継手11の一端を撓み継手7のプレート8
にボルト14で締着し、他端を噴射ポンプ軸6の軸端に
ナット15で締着する。分割された残りの慣性体である
環状構造体12を継手11の外周にゴム等の弾性減衰介
在物13を介して接合する。その結果、慣性重量にねじ
り振動の動的吸振効果を付与したこととなり、駆動軸系
の共振点を分散し、かつ、共振点での振動伝達トルクを
大幅に低減し、振動、騒音を低減することができる。
Description
【0001】
本考案は、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置に関する。
【0002】
図9は従来のディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置の側面図であり、 1はエンジンのクランクケース、2はタイミングギヤケース、3は図示しないク ランク軸歯車によって図示しないアイドル歯車を介して駆動される噴射ポンプ歯 車、4は噴射ポンプ歯車に固着している噴射ポンプ駆動軸である。5は燃料噴射 ポンプ、6は噴射ポンプ軸であり、7は噴射ポンプ駆動軸4と噴射ポンプ軸6と を連結する撓み継手(たとえば、ラミネートカップリング)である。撓み継手7 は噴射ポンプ駆動軸4と噴射ポンプ軸6とのわずかな偏心等を吸収するために通 常用いられている。
【0003】 ところで、燃料噴射ポンプ5の発生トルクは非常に急峻で非定常な変化をする 。図10はその変化を示したグラフであり、縦軸は燃料噴射ポンプ5の発生トル ク、横軸は時間を示している。この燃料噴射ポンプ5の発生トルクの特徴は、燃 料圧送時の急峻で大きなトルクを発生する部位(D部)と、緩やかに変化はして いるが、負のトルクを発生する部位(E部)を持つことである。当然この発生ト ルクは撓み継手7、および駆動軸4を介して駆動歯車3に伝達される。
【0004】 一般に、各歯車のかみあい歯面間にはバックラッシュが設けられている。その ため、特に図10に示すようなトルク変動を伴う被駆動歯車(図9の噴射ポンプ 歯車3)には次のような問題が発生する。すなわち、E部のような負のトルクが 発生すると被駆動歯車から駆動歯車を押すこととなる。ひき続きD部のような急 峻なトルクが被駆動歯車に加わると被駆動歯車に急ブレーキがかかり、バックラ ッシュ間で急減速しながら駆動歯車の噛み合い面と衝突することとなり、この衝 突時に大きな振動を発生し、騒音を増大させる。この噴射ポンプのトルク変動に よる駆動歯車の噛み合い面衝突による騒音の増大は、特にエンジンの低回転側で 顕著に現れる。
【0005】 上記不具合に対する対策として、図11に示すように撓み継手7と噴射ポンプ 軸6との間に慣性重量40(フライウェイトまたはダミータイマとも呼ばれる) を挿着する方法が考案された。慣性重量40を付加すると大きな慣性の効果によ り被駆動歯車に急ブレーキがかからなくなり、被駆動歯車と駆動歯車との激しい 衝突を避けることができる。
【0006】
しかしながら、上記のように慣性重量を付加する場合、一般には駆動軸の剛性 は従来のままで使用する場合が多い。その場合、慣性重量付加によりねじり振動 系の固有振動数は低下する。図12はその状況を示したグラフで、縦軸は駆動軸 の振動伝達トルク、横軸は周波数であり、縦軸、横軸ともに対数スケールである 。図の実線は慣性重量が付加された場合、点線は慣性重量が付加されない場合を 示す。図から明らかなように、駆動軸の振動伝達トルクがTからT0 に低下する とともに、固有振動数もfからf0 に低下する。
【0007】 燃料噴射ポンプ駆動系のねじり振動の固有振動数が低下すると、エンジンの運 転される広い範囲内で共振現象が生じる場合がある。特に、低エンジン回転での 歯車のかみあい衝撃騒音をより低減させたいために、慣性重量の慣性モーメント を大きくし過ぎると、固有振動数が一層低下し、噴射ポンプ駆動軸4がねじり振 動共振を起こし始める。噴射ポンプ駆動軸4がねじり振動共振を起こすと、その 軸端に装着されている噴射ポンプ駆動歯車3も振動を始め、噛み合っている相手 歯車の噛み合い面と衝突を繰り返すこととなり、これが大きな騒音を引き起こし 、また、最悪の場合には駆動軸や撓み継手を破損させることとなる。
【0008】 近年の傾向として、ディーゼルエンジンの排気ガス特性(排気エミッション) 改善の効果的手段の一つに燃料の噴射圧力の高圧化があるが、噴射ポンプの高圧 化は一層、図4に示した噴射ポンプの発生トルクのピーク値を高め、急激なトル ク変動による駆動歯車の歯打ち衝撃騒音を悪化させる。そのため、益々大きな慣 性重量が必要となり、前記の問題点が一層顕著となる。
【0009】 この解決手段として、固有振動数を上げるため駆動軸径を太くする等の剛性向 上の方法がある。しかしながら、従来部品との互換性を失い、かつ、燃料噴射ポ ンプの高圧化によって生じる過大なトルクが噴射ポンプ自身を加振することによ って生じる振動、騒音の問題が新たに発生する。
【0010】 本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、燃料噴射ポンプが高圧化さ れても、また、過大な慣性重量が付加されても、駆動軸系が従来と同等の比較的 低い剛性のままで安全に運転でき、低振動、低騒音化を図ることのできるディー ゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置を経済的に提供することを目的としてい る。
【0011】
上記の目的達成のため、本考案に係るディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆 動装置の第1の考案においては、クランク軸の動力を歯車装置により噴射ポンプ 駆動軸に伝達し、噴射ポンプ駆動軸と噴射ポンプ軸との間に撓み継手を挿着した 燃料噴射ポンプ駆動装置において、前記撓み継手と前記噴射ポンプ軸との間に、 ねじり振動の動的吸振能力を付与された、2分割された慣性体を挿着したことを 特徴としており、第2の考案においては、前記2分割された慣性体の一方が慣性 重量を備えた慣性体継手であって前記撓み継手と前記噴射ポンプ軸とを連結し、 他方が環状構造体であって前記慣性体継手の外周に弾性減衰介在物を介して接合 され、前記慣性体継手と、前記環状構造体と、前記弾性減衰介在物とによってね じり振動の動的吸振能力を備えた連結装置を構成したことを特徴としており、第 3の考案においては、クランク軸の動力を歯車装置により噴射ポンプ駆動軸に伝 達し、噴射ポンプ駆動軸と噴射ポンプ軸との間に撓み継手を装着した燃料噴射ポ ンプ駆動装置において、前記撓み継手と前記噴射ポンプ軸との間に、ねじり振動 の動的吸振能力を付与された、3分割された慣性体を挿着したことを特徴として おり、第4の考案においては、前記3分割された慣性体の1つが慣性重量を備え た慣性体継手であって前記撓み継手と前記噴射ポンプ軸とを連結し、残りの2つ が環状構造体であって前記慣性体継手の外周にそれぞれ弾性減衰介在物を介して 接合され、前記慣性体継手と、前記2つの環状構造体と、その各々を接合した前 記弾性減衰介在物とによってねじり振動の動的吸振能力を備えた連結装置を構成 したことを特徴としている。
【0012】
上記構成によれば、燃料噴射ポンプ駆動軸と噴射ポンプ軸との間に、ねじり振 動の動的吸振能力を備えた慣性体を挿着することにより、噴射ポンプ駆動系の共 振周波数を複数に分散でき、かつ、各共振点での振動伝達トルクを低減させるこ とができる。該慣性体は慣性重量を備えた慣性体継手部分と、該慣性体継手の外 周部と弾性減衰介在物を介して接合している環状構造体とで構成されているため 、ねじり振動の動的吸振能力を保持できる。
【0013】
以下に、本考案に係るディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置の実施例 について、図面を参照して説明する。図1は撓み継手7と噴射ポンプ軸6との間 に2分割した慣性体を挿着した場合の第1実施例であり、4は噴射ポンプ駆動軸 、5は噴射ポンプ、6は噴射ポンプ軸、7は撓み継手である。10は慣性体で、 慣性重量を備えた慣性体継手11の一端は撓み継手7のプレート8にボルト17 により締着され、他端は噴射ポンプ軸6の軸端にナット18により締着されてい る。環状構造体12は慣性体継手11の慣性重量部分の側面14にゴム等の弾性 減衰介在物13を介して接合されており、ねじり振動の動的吸振能力を保持して いる。
【0014】 次に作用について説明すると、上記構成は慣性重量に動的吸振効果を付与した 形となり、したがって、その振動特性は図2のようになる。図2の縦軸は駆動軸 の振動伝達トルク、横軸は周波数であり、縦軸、横軸ともに対数スケールである 。点線に示す慣性重量のみの場合の固有振動数f0 に比べて、本考案の駆動装置 においては、実線に示すように固有振動数はf1 とf2 とに分散し、駆動軸の振 動伝達トルクはT0 からT1 ,T2 に大幅に低減する。
【0015】 本案の構造の詳細を説明すると、継手11の慣性モーメントをIA 、環状構造 体12の慣性モーメントをIB としたとき、IA とIB とは同じ大きさのときが 最も効果が大きい。IA +IB の値は従来の慣性重量のみの場合の慣性重量に等 しいか、またはそれ以上であってもよい。弾性減衰介在物13のばね定数Kは、 0.5k<K<2k ただし k={IA IB /(IA +IB )}(2πf0 )2 の値を満足する場合が最も効果が大きい。また、弾性減衰介在物13の減衰係数 が大きいほど大きな効果が得られる。
【0016】 なお、環状構造体12は図3に示す第2実施例のように、慣性体継手11のボ ス部15の外周にゴム等の弾性減衰介在物16によって接合しても良い。
【0017】 図4は撓み継手7と噴射ポンプ軸6との間に3分割された慣性体よりなる慣性 体継手を挿着した場合の第1実施例であり、4は噴射ポンプ駆動軸、5は噴射ポ ンプ、6は噴射ポンプ軸、7は撓み継手である。20は慣性体で、中央部に慣性 重量部22を備え、両端にボス部23、24を設けた慣性体継手21の一端は撓 み継手7のプレート8にボルト17により締着され、他端は噴射ポンプ軸6の軸 端にナット18により締着されている。第1環状構造体25は慣性重量部22の 一方の側面に弾性減衰介在物26により接合され、第2環状構造体27は慣性重 量部22の他方の側面に弾性減衰介在物28により接合されてねじり振動の動的 吸振能力を保持している。
【0018】 つぎに本案の構造の詳細を説明すると、第1環状構造体25の慣性重量をA、 第2環状構造体27の慣性重量をB、慣性重量部22の慣性重量をCとすると、 それぞれの慣性モーメントの選び方は次のようである。 慣性重量Aの慣性モーメント:IA 慣性重量Bの慣性モーメント:IB 慣性重量Cの慣性モーメント:IC とすると、 IA =IB +IC また IB =IC (1) (1) の条件が望ましいが、不可の場合でも可能な限り(1) に近づけた方が効 果が大きい。
【0019】 つぎに、弾性減衰介在物26、28のねじりばね定数の選び方を示す。 慣性重量Aを支える弾性減衰介在物26のねじりばね定数kM の選び方は、図 5に示す燃料噴射ポンプ駆動系において、歯車を完全に固定した場合の固有振動 数fx ( H Z ) より、 KM =(2πfx)2I ただし I=IA +IB +IC 0.5 KM <kM <2KM (2) を満足させること, 慣性重量Bを支える弾性減衰介在物28のねじりばね定数kN の選び方は、図 5の駆動系で歯車を無拘束の自由状態にしたときの固有振動数fy (HZ ) より、 KN =(2πfy)2{I B ・ I C /(I B +I C ) } 0.5 KN <kN <2kN (3) を満足させることで効果が最も発揮される。
【0020】 弾性減衰介在物26、28の減衰特性の選び方としては、一般にゴムのような 弾性減衰介在物は大なり少なり減衰物性を持っており、本提案に使用する弾性減 衰介在物の減衰係数は大きい程効果も大きいことから可能な限り大きいものを選 定するのが良い。
【0021】 図7は本案の振動特性を示したグラフで、縦軸は駆動軸の振動伝達トルク、横 軸は周波数であり、縦軸、横軸ともに対数スケールである。点線に示す慣性重量 のみの場合の固有振動数f0 に比べて、本案のものは実線に示すようにf11、f 12 、f13に分散され、駆動軸の振動伝達トルクはT0 からT11、T12、T13に大 幅に低減する。
【0022】 なお、環状構造体25、27は図8の第2実施例に示すように、慣性体継手2 1のボス部23、24の外周に、弾性減衰介在物30、31によって接合しても よい。
【0023】
以上説明したごとく、本考案は歯車駆動式のディーゼルエンジンの燃料噴射ポ ンプの、噴射ポンプ駆動軸と噴射ポンプ軸とを連結する撓み継手と噴射ポンプ軸 との間に2分割または3分割された慣性体を挿着し、慣性体の一方の慣性重量を 備えた継手によって撓み継手と噴射ポンプ軸とを連結し、残りの慣性体の環状構 造体を継手の外周に弾性減衰介在物を介して接合した。そのため、慣性重量に動 的吸振効果を付与した形となり、ねじり振動系の固有振動数が変化し、共振点が 分散するとともに、駆動軸振動伝達トルクが大幅に低下し、以下のごとき効果を 奏する。 (1)燃料噴射ポンプの急激なトルク変動により生じる噴射ポンプ駆動歯車 の歯面衝突騒音が低減する。 (2)駆動軸や撓み継手に過大トルクが発生することを防止できるため、駆 動軸や撓み継手等は補強の必要はなく、従来のものがそのまま使用できる。 (3)駆動軸系の弾性変形を利用しているため、噴射ポンプ歯車や燃料噴射 ポンプに加わるトルクが滑らかになり、振動や騒音が低減する。
【図1】本考案の2分割された慣性体を有する燃料噴射
ポンプ駆動装置の第1実施例の側面図である。
ポンプ駆動装置の第1実施例の側面図である。
【図2】本考案の2分割された慣性体を有する燃料噴射
ポンプ駆動装置の効果を説明するグラフである。
ポンプ駆動装置の効果を説明するグラフである。
【図3】本考案の2分割された慣性体を有する燃料噴射
ポンプ駆動装置の第2実施例の側面図である。
ポンプ駆動装置の第2実施例の側面図である。
【図4】本考案の3分割された慣性体を有する燃料噴射
ポンプ駆動装置の第1実施例の側面図である。
ポンプ駆動装置の第1実施例の側面図である。
【図5】本考案の3分割された慣性体を有する燃料噴射
ポンプ駆動系の構成図である。
ポンプ駆動系の構成図である。
【図6】本考案の3分割された慣性体を有する燃料噴射
ポンプ駆動装置の効果を説明するグラフである。
ポンプ駆動装置の効果を説明するグラフである。
【図7】本考案の3分割された慣性体を有する燃料噴射
ポンプ駆動装置の第2実施例の側面図である。
ポンプ駆動装置の第2実施例の側面図である。
【図8】従来の噴射ポンプ駆動装置の側面図である。
【図9】燃料噴射ポンプの発生トルクのグラフである。
【図10】従来の慣性重量を備えた燃料噴射ポンプ駆動
装置の側面図である。
装置の側面図である。
【図11】従来の慣性重量の効果を説明するグラフであ
る。
る。
3 噴射ポンプ歯車 4 噴射ポンプ駆動軸 5 燃料噴射ポンプ 6 噴射ポンプ軸 7 撓み継手 8 プレート 10、20 慣性体 11、21 慣性体継手 12、25、27 環状構造体 13、16、26、28、30、31 弾性減衰介在物 15、23、24 ボス 17 ボルト 18 ナット
Claims (4)
- 【請求項1】 クランク軸の動力を歯車装置により噴射
ポンプ駆動軸に伝達し、噴射ポンプ駆動軸と噴射ポンプ
軸との間に撓み継手を挿着した燃料噴射ポンプ駆動装置
において、前記撓み継手と前記噴射ポンプ軸との間に、
ねじり振動の動的吸振能力を付与された、2分割された
慣性体を挿着したことを特徴とするディーゼルエンジン
の燃料噴射ポンプ駆動装置。 - 【請求項2】 前記2分割された慣性体の一方が慣性重
量を備えた慣性体継手であって前記撓み継手と前記噴射
ポンプ軸とを連結し、他方が環状構造体であって前記慣
性体継手の外周に弾性減衰介在物を介して接合され、前
記慣性体継手と、前記環状構造体と、前記弾性減衰介在
物とによってねじり振動の動的吸振能力を備えた連結装
置を構成したことを特徴とする請求項1のディーゼルエ
ンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置。 - 【請求項3】 クランク軸の動力を歯車装置により噴射
ポンプ駆動軸に伝達し、噴射ポンプ駆動軸と噴射ポンプ
軸との間に撓み継手を装着した燃料噴射ポンプ駆動装置
において、前記撓み継手と前記噴射ポンプ軸との間に、
ねじり振動の動的吸振能力を付与された、3分割された
慣性体を挿着したことを特徴とするディーゼルエンジン
の燃料噴射ポンプの駆動装置。 - 【請求項4】 前記3分割された慣性体の1つが慣性重
量を備えた慣性体継手であって前記撓み継手と前記噴射
ポンプ軸とを連結し、残りの2つが環状構造体であって
前記慣性体継手の外周にそれぞれ弾性減衰介在物を介し
て接合され、前記慣性体継手と、前記2つの環状構造体
と、その各々を接合した前記弾性減衰介在物とによって
ねじり振動の動的吸振能力を備えた連結装置を構成した
ことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ
の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1917893U JP2607565Y2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1917893U JP2607565Y2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673374U true JPH0673374U (ja) | 1994-10-18 |
JP2607565Y2 JP2607565Y2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=11992102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1917893U Expired - Fee Related JP2607565Y2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607565Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997040291A1 (fr) * | 1996-04-24 | 1997-10-30 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Appareil d'entrainement a courroie |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP1917893U patent/JP2607565Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997040291A1 (fr) * | 1996-04-24 | 1997-10-30 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Appareil d'entrainement a courroie |
US6019692A (en) * | 1996-04-24 | 2000-02-01 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Belt drive device for reducing belt load |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2607565Y2 (ja) | 2001-11-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |