JPH0673214U - 耐火パネル - Google Patents
耐火パネルInfo
- Publication number
- JPH0673214U JPH0673214U JP2021593U JP2021593U JPH0673214U JP H0673214 U JPH0673214 U JP H0673214U JP 2021593 U JP2021593 U JP 2021593U JP 2021593 U JP2021593 U JP 2021593U JP H0673214 U JPH0673214 U JP H0673214U
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- nut
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- fireproof panel
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全にかつ容易に吊上作業をおこなうことが
できる広巾の耐火パネルを提供する。 【構成】 長手方向を上下方向に向けた複数枚の耐火パ
ネル材1,1をパネル巾方向に並べて、その長手方向両
端部をアングル材2a,2bに締結して、各耐火パネル
材1を一体に連結するとともに、アングル材2aに、吊
上用のアイボルト8をねじ込むためのナツト7を溶接す
る。
できる広巾の耐火パネルを提供する。 【構成】 長手方向を上下方向に向けた複数枚の耐火パ
ネル材1,1をパネル巾方向に並べて、その長手方向両
端部をアングル材2a,2bに締結して、各耐火パネル
材1を一体に連結するとともに、アングル材2aに、吊
上用のアイボルト8をねじ込むためのナツト7を溶接す
る。
Description
【0001】
この考案は建物の壁面を構成するのに用いる耐火パネルに関する。
【0002】
建物の外壁形成材としては、軽量気泡コンクリ−ト板や珪酸カルシウム板など の耐火パネル材をそのまま、あるいはその表面側にステンレス板やほうろう引き 鋼板などの被覆パネルを被着したものが、多く用いられるようになつた。この耐 火パネル材は一般に製造上の制約から、パネル巾の大きいものは生産されておら ず、たとえば軽量気泡コンクリ−ト板はパネル巾が600mmと900mmのものが 標準サイズであり、それ以外のものは生産されていない。
【0003】 しかし建物の意匠上の理由や、壁面施工時の工数の削減のために、広巾の耐火 パネルが要求されることが多くなり、これに対処するために、複数枚の耐火パネ ル材をパネル巾方向に並べて、パネル材内を貫通する緊結材あるいはパネル材端 部に沿つて配置締結した連結材などにより、複数枚の耐火パネル材を一体化した 広巾の耐火パネルが製造されるようになつた。
【0004】
ところが上記広巾の耐火パネルは、標準サイズの耐火パネル材を1枚用いた狭 巾の耐火パネルに比べて格段に大形大重量化し、建築現場において吊上げる際に 、中小パネルの吊上法として一般的なナイロンスリングを巻付ける方法では、滑 りやすく安全上問題であり、またナイロンスリングの強度上から吊上重量にも限 界があつた。
【0005】 この考案は上記従来の問題点を解決するもので、安全にかつ容易に吊上作業を おこなうことができる広巾の耐火パネルを提供しようとするものである。
【0006】
しかしてこの出願の第1の考案の耐火パネルは、長手方向を上下方向に向けた 複数枚の耐火パネル材をパネル巾方向に並べて、該耐火パネル材の長手方向両端 部をそれぞれアングル材に締結して各耐火パネル材を一体に連結するとともに、 上側の前記アングル材の両端部に、吊上用のアイボルトをねじ込むためのナツト を溶接したことを特徴とする。
【0007】 またこの出願の第2の考案の耐火パネルは、長手方向を左右方向に向けた複数 枚の耐火パネル材をパネル巾方向に並べて、該耐火パネル材の長手方向両端部を それぞれアングル材に締結して各耐火パネル材を一体に連結するとともに、前記 両アングル材の上端部に、吊上用のアイボルトをねじ込むためのナツトを溶接し たことを特徴とする。
【0008】
アングル材は複数枚の耐火パネル材を一体に連結する連結材として機能すると ともに、アイボルトねじ込み用のナツトが固着されパネル全体を支持する吊上材 として機能する。第1の考案においては上側のアングル材に溶接したナツトにア イボルトをねじ込み、第2考案においては左右の両アングル材に溶接したナツト にアイボルトをねじ込み、このアイボルトを吊上げることにより、耐火パネルを 安定した状態で確実容易に吊上げることができる。またアングル材にナツトを溶 接するだけでアイボルトねじ込み部を形成でき、加工工数が少なくてすみ安価に 製造できる。
【0009】
以下図1および図2により、この考案を縦貼り式の壁パネルに適用した場合の 実施例を説明する。図中、1,1は軽量気泡コンクリ−ト板から成る耐火パネル 材で、長手方向を上下方向に向けて、側面を突合せた形で隣接配置されている。 この隣接側面は接着剤によつて相互に接着するのが好ましい。なおこの考案にお いて上下方向、および後述の左右方向とは、耐火パネルを建物躯体に取付ける状 態における方向を称するものである。
【0010】 各耐火パネル材1,1の長手方向両端部には、パネル裏面と長手方向端面との コ−ナ−部を被覆する形で、山形鋼から成るアングル材2aおよび2bが配置さ れ、耐火パネル材1を貫通するボルト3をアングル材2(アングル材2aと2b の総称)にねじ込むことによつて、両耐火パネル材1,1はアングル材2を介し て一体に連結されている。4はボルト3の頭部および座金5を収容するために耐 火パネル材1に設けた凹穴、6はボルト穴である。
【0011】 また7はパネル吊上時にアイボルト8をねじ込むためのナツトで、中心軸線を 上下方向に向けて、アングル材2aの左右両端面部に溶接されている。9は耐火 パネル材1,1の一体化品の表面側に接着剤により被着した被覆パネルで、鋼板 製の浅い箱状体をほうろう被膜で被覆して成る。
【0012】 上記構成の耐火パネル10を建築現場で吊上げる際には、ナツト7にアイボル ト8をねじ込み、このアイボルト8に通したワイヤロ−プをクレ−ンフツクで吊 上げるなどして、建物の耐火パネル取付位置へ吊込む。ナツト7は耐火パネル材 1連結用のアングル材2aに溶接されているので、耐火パネル10は吊上中に滑 つたりすることなく、安定した形で確実容易に吊上げ作業をおこなえる。
【0013】 またナツト7をアングル材2aに溶接するだけでアイボルトねじ込み部が形成 され、アングル材2aへ直接ねじ穴をねじ切り加工するのに比べて、加工の手間 がかからない。さらにこのナツト7の溶接は建築現場でおこなうこともでき、既 製の吊上部のない耐火パネルを改造してこの考案の耐火パネルとすることも容易 にできる。
【0014】 上記実施例では、ナツト7をアングル材2aの左右両端面部に溶接したので、 ナツト7として長ナツトを用い、アイボルト8のねじ部8aのねじ込み深さを充 分とることができるという長所を有するものであるが、図1および図2に鎖線1 1で示すように、ナツトをアングル材2aの上面に溶接してもよい。
【0015】 次に図3はこの考案を横貼り式の壁パネルに適用した場合の実施例を示し、図 1と同一部分には同一符号を付してある。耐火パネル材1,1は長手方向を左右 方向に向けてあり、この両耐火パネル材1の左右両端部を、上下方向に延びるア ングル材2aおよび2bにより連結してある。そしてナツト7はアングル材2a および2bの上端部の左右側面に、中心軸線を上下方向に向けて溶接してある。 その他の構成は前記実施例の耐火パネル10と同様である。
【0016】 この実施例の耐火パネル20においては、パネルの左右両端部の連結材である アングル材2aと2bの上端部に固着したナツト7を介して、確実容易にパネル の吊上げをおこなうことができる。なおナツト7は、図3に鎖線21で示すよう に、アングル材2a,2bの上端面に溶接することも可能である。
【0017】 この考案は上記各実施例に限定されるものではなく、たとえばアングル材2と しては鋼板の折曲加工品等を用いてもよく、耐火パネル材は3枚以上を並べて用 いてもよい。またボルト3はアングル材2に直接ねじ込まずに締付用のナツトを 用いるなど、耐火パネル材とアングル材の締結構造は上記実施例以外のものとし てもよい。また上記実施例では耐火パネル材の表面側に被覆パネルを被着したが 、この考案は被覆パネルを被着しない耐火パネルにも適用できるものである。
【0018】
以上説明したようにこの考案によれば、耐火パネル材連結用のアングル材に、 吊上用のアイボルトをねじ込むためのナツトを溶接したので、大形大重量の耐火 パネルも確実容易に吊上げることができ、吊上作業の安全性が向上する。
【図1】この考案の一実施例を示す耐火パネルの裏面側
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の耐火パネルの要部の一部切欠側面図であ
る。
る。
【図3】この考案の他の実施例を示す耐火パネルの裏面
側斜視図である。
側斜視図である。
1…耐火パネル材、2a…アングル材、2b…アングル
材、3…ボルト、7…ナツト、8…アイボルト、9…被
覆パネル、10…耐火パネル、20…耐火パネル。
材、3…ボルト、7…ナツト、8…アイボルト、9…被
覆パネル、10…耐火パネル、20…耐火パネル。
Claims (2)
- 【請求項1】 長手方向を上下方向に向けた複数枚の耐
火パネル材をパネル巾方向に並べて、該耐火パネル材の
長手方向両端部をそれぞれアングル材に締結して各耐火
パネル材を一体に連結するとともに、上側の前記アング
ル材の両端部に、吊上用のアイボルトをねじ込むための
ナツトを溶接したことを特徴とする耐火パネル。 - 【請求項2】 長手方向を左右方向に向けた複数枚の耐
火パネル材をパネル巾方向に並べて、該耐火パネル材の
長手方向両端部をそれぞれアングル材に締結して各耐火
パネル材を一体に連結するとともに、前記両アングル材
の上端部に、吊上用のアイボルトをねじ込むためのナツ
トを溶接したことを特徴とする耐火パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021593U JPH0673214U (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 耐火パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021593U JPH0673214U (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 耐火パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673214U true JPH0673214U (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=12020948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021593U Pending JPH0673214U (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 耐火パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673214U (ja) |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP2021593U patent/JPH0673214U/ja active Pending
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