JPH0673029A - テトラゾール誘導体の製造法 - Google Patents
テトラゾール誘導体の製造法Info
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- JPH0673029A JPH0673029A JP16664093A JP16664093A JPH0673029A JP H0673029 A JPH0673029 A JP H0673029A JP 16664093 A JP16664093 A JP 16664093A JP 16664093 A JP16664093 A JP 16664093A JP H0673029 A JPH0673029 A JP H0673029A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】シアノベンゼン化合物からテトラゾールベンゼ
ン化合物を工業的かつ安全に製造する方法を提供する。 【構成】式 【化1】 で表される化合物に、式(R)3SnN3[式中、Rは炭
素数1〜6のアルキルまたはフェニルを示す]で表され
る化合物を反応させた後、亜硝酸またはその塩の存在下
に反応液を酸性にすることを特徴とする式 【化2】
ン化合物を工業的かつ安全に製造する方法を提供する。 【構成】式 【化1】 で表される化合物に、式(R)3SnN3[式中、Rは炭
素数1〜6のアルキルまたはフェニルを示す]で表され
る化合物を反応させた後、亜硝酸またはその塩の存在下
に反応液を酸性にすることを特徴とする式 【化2】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シアノベンゼン化合物
からテトラゾールベンゼン化合物を工業的かつ安全に製
造する方法に関し、より具体的には、アンジオテンシン
II拮抗作用に基づく降圧作用を有するテトラゾール誘導
体あるいはその製造中間体の安全かつ工業的に有利な製
造法に関する。
からテトラゾールベンゼン化合物を工業的かつ安全に製
造する方法に関し、より具体的には、アンジオテンシン
II拮抗作用に基づく降圧作用を有するテトラゾール誘導
体あるいはその製造中間体の安全かつ工業的に有利な製
造法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−117876号公報には、抗
高血圧化合物のためのテトラゾール中間体の製造法の例
として下記に示すスキームの方法が記載されている。 (反応A)
高血圧化合物のためのテトラゾール中間体の製造法の例
として下記に示すスキームの方法が記載されている。 (反応A)
【化3】 すなわち、ニトリル体と過剰のトリメチルスズアジドを
反応させ、反応後結晶として析出するトリメチルスズテ
トラゾール誘導体をろ過により残存するトリメチルスズ
アジドと分離した後、塩化水素でトリメチルスズ基を脱
離して所望のテトラゾール体を得ている。また、特開昭
63−23868号公報には下記の方法が記載されてい
る。 (反応B)
反応させ、反応後結晶として析出するトリメチルスズテ
トラゾール誘導体をろ過により残存するトリメチルスズ
アジドと分離した後、塩化水素でトリメチルスズ基を脱
離して所望のテトラゾール体を得ている。また、特開昭
63−23868号公報には下記の方法が記載されてい
る。 (反応B)
【化4】
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、上記反応A
では、一貫収率が78%と不充分であること、2段階の
反応を行わなければならないことなどから工業的製造法
としては問題がある。また、過剰のトリメチルスズアジ
ドは一部トリメチルスズテトラゾール誘導体に混入して
いると考えられる。トリメチルスズテトラゾール誘導体
を塩化水素で加水分解した場合、混入したトリメチルス
ズアジドが分解し、有毒で極めて爆発性の高いアジ化水
素が発生することが考えられ、工業的な製造法としては
安全性の面から非常に問題がある。一方、上記反応Bに
おいては、適応できる化合物の範囲が有機スズアジドに
比べ限定される。たとえば、イミダゾール環の2位置換
基が低級アルコキシである化合物の場合には分解を引き
起こし、目的物の収率が低下する。また、反応中に爆発
性のアジ化アンモニウム[N.イルヴィング・サック
ス,リチャード・J.ルイス,Sr.,デンジャラス・プ
ロパティ・オブ・インダストリアル・マテリアルズ,2
巻,232頁,1989年(N. Irving Sax, Richard
J. Lewis, Sr.,Dengerous Properties of Industrial M
aterials, Van Nostland Reinhold (1989))]が昇華
し、冷却器あるいは反応機上部等に付着するため、安全
性の面から工業的製造法としては非常に問題がある。
では、一貫収率が78%と不充分であること、2段階の
反応を行わなければならないことなどから工業的製造法
としては問題がある。また、過剰のトリメチルスズアジ
ドは一部トリメチルスズテトラゾール誘導体に混入して
いると考えられる。トリメチルスズテトラゾール誘導体
を塩化水素で加水分解した場合、混入したトリメチルス
ズアジドが分解し、有毒で極めて爆発性の高いアジ化水
素が発生することが考えられ、工業的な製造法としては
安全性の面から非常に問題がある。一方、上記反応Bに
おいては、適応できる化合物の範囲が有機スズアジドに
比べ限定される。たとえば、イミダゾール環の2位置換
基が低級アルコキシである化合物の場合には分解を引き
起こし、目的物の収率が低下する。また、反応中に爆発
性のアジ化アンモニウム[N.イルヴィング・サック
ス,リチャード・J.ルイス,Sr.,デンジャラス・プ
ロパティ・オブ・インダストリアル・マテリアルズ,2
巻,232頁,1989年(N. Irving Sax, Richard
J. Lewis, Sr.,Dengerous Properties of Industrial M
aterials, Van Nostland Reinhold (1989))]が昇華
し、冷却器あるいは反応機上部等に付着するため、安全
性の面から工業的製造法としては非常に問題がある。
【0004】そして、いずれの方法においても収率向上
および反応時間短縮のために過剰のアジド化合物を使用
するのが一般的であるが、反応系内に存在する未反応の
アジド化合物からは、反応液を酸性にすることにより有
毒で極めて爆発性の高いアジ化水素が発生する。このア
ジ化水素は揮発性の液体(沸点37℃)であるため、作
業者に危険を及ぼすことは明らかである。アジ化水素は
0.05−0.1mg/kgの量を投与すればヒトに虚脱状
態を引き起こすと言われており、また、アジ化水素はそ
れ自体極めて爆発し易いものであるが、溶液中でも17
%以上であれば極めて爆発性が高いと言われている。こ
れは有機物中のアジ化水素濃度が高い場合も非常に危険
であることを示している。さらに、アジ化水素は重金属
と爆発性の塩を作ることも知られている。特に、トリア
ルキルスズアジドまたはトリフェニルスズアジドなどの
有機スズアジドを用いる場合は、トリアルキルスズテト
ラゾール誘導体またはトリフェニルスズ化合物を無機酸
で加水分解してテトラゾール誘導体を得る際、過剰の有
機スズアジドに由来するアジ化水素を反応液から追い出
しアルカリで捕集するなどの対策が必要であるが、操作
が煩雑で非常に危険であることから工業的製法とするこ
とはできない。工業的にトリアルキルスズアジドまたは
トリフェニルスズアジドによりテトラゾール誘導体を容
易に得るために、過剰の有機スズアジドを安全に加水分
解する方法の確立が望まれていた。
および反応時間短縮のために過剰のアジド化合物を使用
するのが一般的であるが、反応系内に存在する未反応の
アジド化合物からは、反応液を酸性にすることにより有
毒で極めて爆発性の高いアジ化水素が発生する。このア
ジ化水素は揮発性の液体(沸点37℃)であるため、作
業者に危険を及ぼすことは明らかである。アジ化水素は
0.05−0.1mg/kgの量を投与すればヒトに虚脱状
態を引き起こすと言われており、また、アジ化水素はそ
れ自体極めて爆発し易いものであるが、溶液中でも17
%以上であれば極めて爆発性が高いと言われている。こ
れは有機物中のアジ化水素濃度が高い場合も非常に危険
であることを示している。さらに、アジ化水素は重金属
と爆発性の塩を作ることも知られている。特に、トリア
ルキルスズアジドまたはトリフェニルスズアジドなどの
有機スズアジドを用いる場合は、トリアルキルスズテト
ラゾール誘導体またはトリフェニルスズ化合物を無機酸
で加水分解してテトラゾール誘導体を得る際、過剰の有
機スズアジドに由来するアジ化水素を反応液から追い出
しアルカリで捕集するなどの対策が必要であるが、操作
が煩雑で非常に危険であることから工業的製法とするこ
とはできない。工業的にトリアルキルスズアジドまたは
トリフェニルスズアジドによりテトラゾール誘導体を容
易に得るために、過剰の有機スズアジドを安全に加水分
解する方法の確立が望まれていた。
【0005】また、国際公開WO92/02508号公
報には、4’−[[2−エチルキノリン−4−イルオキ
シ]メチル]ビフェニル−2−カルボニトリルとトリブ
チルスズアジ化物との反応により得られた、2−エチル
−4−[[2−トリブチルスタンニル−2H−テトラゾ
ール−5−イル]ビフェニル−4−イル]メトキシキノ
リンを単離せずに、亜硝酸ナトリウムと塩酸との混合物
を添加し酸性化し、最終物の2−エチル−4−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メトキシ]−キノリンヒドロクロリドを得たこと
が開示されているが、その収率は53%であり十分なも
のとは言えない。
報には、4’−[[2−エチルキノリン−4−イルオキ
シ]メチル]ビフェニル−2−カルボニトリルとトリブ
チルスズアジ化物との反応により得られた、2−エチル
−4−[[2−トリブチルスタンニル−2H−テトラゾ
ール−5−イル]ビフェニル−4−イル]メトキシキノ
リンを単離せずに、亜硝酸ナトリウムと塩酸との混合物
を添加し酸性化し、最終物の2−エチル−4−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メトキシ]−キノリンヒドロクロリドを得たこと
が開示されているが、その収率は53%であり十分なも
のとは言えない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは下記化合物
(I)の工業的製造法を鋭意研究した結果、適当に置換
されたシアノベンゼン化合物(II)に過剰の一般式
(R)3SnN3[式中、Rは炭素数1〜6のアルキルまた
はフェニルを示す。]で表されるトリアルキルスズアジド
またはトリフェニルスズアジドを1,3−双極性シクロ
付加することにより製造されたトリアルキルスズテトラ
ゾール誘導体またはトリフェニルスズテトラゾール誘導
体の反応液に亜硝酸ソーダ水溶液と低級アルコール類を
加えた後、反応液を塩酸酸性にすることで、残存するア
ジド化合物由来のアジ化水素を系外に出すことなく安全
に分解するとともに、トリアルキルスズテトラゾール誘
導体またはトリフェニルスズテトラゾール誘導体を分離
することなしに加水分解し、所望のテトラゾール誘導体
が1段階で工業的に安全に製造できることを見い出し、
本発明を完成させるに至った。すなわち、反応液を加水
分解する前に過剰に使用したトリアルキルスズアジドあ
るいはトリフェニルスズアジド量に対し1.5〜3当量の亜
硝酸ソーダを加えた後、加水分解するために液性を酸性
にすると、発生するアジ化水素は瞬間的に亜硝酸と定量
的に反応して、酸化二窒素と窒素および水に分解され
る。一般にアジ化水素は、過剰の第二鉄の塩を含有する
水溶液と混ぜると血赤色を呈するので、この呈色反応が
その検出に使用されるが、亜硝酸が残存している液では
この呈色反応は認められない。すなわちアジ化水素は完
全に分解している。このように反応液に亜硝酸ソーダを
加えた後酸性にすることによって、安全かつ完全に過剰
のアジド化合物を分解することができる。
(I)の工業的製造法を鋭意研究した結果、適当に置換
されたシアノベンゼン化合物(II)に過剰の一般式
(R)3SnN3[式中、Rは炭素数1〜6のアルキルまた
はフェニルを示す。]で表されるトリアルキルスズアジド
またはトリフェニルスズアジドを1,3−双極性シクロ
付加することにより製造されたトリアルキルスズテトラ
ゾール誘導体またはトリフェニルスズテトラゾール誘導
体の反応液に亜硝酸ソーダ水溶液と低級アルコール類を
加えた後、反応液を塩酸酸性にすることで、残存するア
ジド化合物由来のアジ化水素を系外に出すことなく安全
に分解するとともに、トリアルキルスズテトラゾール誘
導体またはトリフェニルスズテトラゾール誘導体を分離
することなしに加水分解し、所望のテトラゾール誘導体
が1段階で工業的に安全に製造できることを見い出し、
本発明を完成させるに至った。すなわち、反応液を加水
分解する前に過剰に使用したトリアルキルスズアジドあ
るいはトリフェニルスズアジド量に対し1.5〜3当量の亜
硝酸ソーダを加えた後、加水分解するために液性を酸性
にすると、発生するアジ化水素は瞬間的に亜硝酸と定量
的に反応して、酸化二窒素と窒素および水に分解され
る。一般にアジ化水素は、過剰の第二鉄の塩を含有する
水溶液と混ぜると血赤色を呈するので、この呈色反応が
その検出に使用されるが、亜硝酸が残存している液では
この呈色反応は認められない。すなわちアジ化水素は完
全に分解している。このように反応液に亜硝酸ソーダを
加えた後酸性にすることによって、安全かつ完全に過剰
のアジド化合物を分解することができる。
【0007】すなわち、本発明は、式(II)で表される
化合物に、式(R)3SnN3[式中、Rは炭素数1〜6
のアルキルまたはフェニルを示す。]で表される化合物を
反応させた後、亜硝酸またはその塩の存在下に反応液を
酸性にすることを特徴とする式(I)で表される化合物
の製造法を提供するものである。
化合物に、式(R)3SnN3[式中、Rは炭素数1〜6
のアルキルまたはフェニルを示す。]で表される化合物を
反応させた後、亜硝酸またはその塩の存在下に反応液を
酸性にすることを特徴とする式(I)で表される化合物
の製造法を提供するものである。
【化5】 [式中、Aは水素,フタルイミド,または式
【化6】 (式中、R1は置換されていてもよく、ヘテロ原子を介し
てイミダゾール環に結合していてもよいアルキルを示
し、R2およびR3はそれぞれ水素,ハロゲン,ホルミ
ル,アルコキシカルボニル,または水酸基で置換されて
いてもよいアルキルを示し、またR2およびR3が結合し
てイミダゾール環上の隣接する2個の炭素原子とともに
置換されていてもよいベンゼン環を形成していてもよ
い)で表される基を示す。]
てイミダゾール環に結合していてもよいアルキルを示
し、R2およびR3はそれぞれ水素,ハロゲン,ホルミ
ル,アルコキシカルボニル,または水酸基で置換されて
いてもよいアルキルを示し、またR2およびR3が結合し
てイミダゾール環上の隣接する2個の炭素原子とともに
置換されていてもよいベンゼン環を形成していてもよ
い)で表される基を示す。]
【0008】上記式(II)で表されるシアノベンゼン化
合物は、式(R)3SnN3[式中、Rは炭素数1〜6の
アルキルまたはフェニルを示す。]で表される化合物(以
下、一般式(P)と称することがある。)と反応してテ
トラゾール環を形成し得るものである。上記式(I)
中、R1としては、置換されていてもよく、ヘテロ原子
(例、−O−,−S−,−NH−など)を介して結合し
ていてもよいアルキルなどが挙げられるが、より具体的
には低級(C1-4)アルキル,低級(C1-4)アルコキシ,
低級(C1-4)アルキルチオ,低級(C1-4)アルキルアミ
ノなどが挙げられ、なかでもエトキシ,ブチルなどが好
ましい。また、R2およびR3としては、水素,ハロゲン
(例、Cl,Br,Iなど),ホルミル,アルコキシカ
ルボニル(例、低級(C1-4)アルコキシカルボニルな
ど),水酸基で置換されていてもよいアルキル(例、低
級(C1-4)アルキル,ヒドロキシメチルなど)などが挙
げられる。上記式(II)中、R2およびR3がベンゼン環
を形成する場合、該ベンゼン環上への置換基(好ましく
は、1〜2個)としては、低級(C1-4)アルキル,ハロ
ゲン,低級(C1-4)アルコキシ,置換されていてもよい
低級(C1-4)アルコキシカルボニル、フェニル−低級
(C1-4)アルコキシカルボニルなどが挙げられるが、式
(II)のAとしては式
合物は、式(R)3SnN3[式中、Rは炭素数1〜6の
アルキルまたはフェニルを示す。]で表される化合物(以
下、一般式(P)と称することがある。)と反応してテ
トラゾール環を形成し得るものである。上記式(I)
中、R1としては、置換されていてもよく、ヘテロ原子
(例、−O−,−S−,−NH−など)を介して結合し
ていてもよいアルキルなどが挙げられるが、より具体的
には低級(C1-4)アルキル,低級(C1-4)アルコキシ,
低級(C1-4)アルキルチオ,低級(C1-4)アルキルアミ
ノなどが挙げられ、なかでもエトキシ,ブチルなどが好
ましい。また、R2およびR3としては、水素,ハロゲン
(例、Cl,Br,Iなど),ホルミル,アルコキシカ
ルボニル(例、低級(C1-4)アルコキシカルボニルな
ど),水酸基で置換されていてもよいアルキル(例、低
級(C1-4)アルキル,ヒドロキシメチルなど)などが挙
げられる。上記式(II)中、R2およびR3がベンゼン環
を形成する場合、該ベンゼン環上への置換基(好ましく
は、1〜2個)としては、低級(C1-4)アルキル,ハロ
ゲン,低級(C1-4)アルコキシ,置換されていてもよい
低級(C1-4)アルコキシカルボニル、フェニル−低級
(C1-4)アルコキシカルボニルなどが挙げられるが、式
(II)のAとしては式
【化7】 [R1は前記と同意義、R4は水素、または水酸基,アミ
ノ,ハロゲン,低級(C 2-6)アルカノイルオキシ
(例、アセチルオキシ,ピバロイルオキシなど),1−
低級(C1-6)アルコキシカルボニルオキシ(例、メト
キシカルボニルオキシ,エトキシカルボニルオキシな
ど),1−低級(C3-6)シクロアルコキシカルボニル
オキシ(例、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシな
ど)もしくは低級(C1-4)アルコキシなどで置換され
ていてもよい低級(C1-4)アルキル基(好ましくは、メ
チル,エチル)を示す。]で表される基が好ましく、特
に好ましくは式
ノ,ハロゲン,低級(C 2-6)アルカノイルオキシ
(例、アセチルオキシ,ピバロイルオキシなど),1−
低級(C1-6)アルコキシカルボニルオキシ(例、メト
キシカルボニルオキシ,エトキシカルボニルオキシな
ど),1−低級(C3-6)シクロアルコキシカルボニル
オキシ(例、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシな
ど)もしくは低級(C1-4)アルコキシなどで置換され
ていてもよい低級(C1-4)アルキル基(好ましくは、メ
チル,エチル)を示す。]で表される基が好ましく、特
に好ましくは式
【化8】 [R4は前記と同意義を示す。]で表される基である。
【0009】本発明の製造法において、一般式(P)
中、Rで示されるアルキル基としては、直鎖状あるいは
分枝状のC1-6アルキル基が挙げられ、例えば、メチ
ル,エチル,プロピル,ブチル,ペンチル,ヘキシルな
どが挙げられる。
中、Rで示されるアルキル基としては、直鎖状あるいは
分枝状のC1-6アルキル基が挙げられ、例えば、メチ
ル,エチル,プロピル,ブチル,ペンチル,ヘキシルな
どが挙げられる。
【0010】亜硝酸またはその塩としては、ナトリウ
ム,カリウムなどのアルカリ金属との塩などが好まし
く、なかでも亜硝酸ソーダが好ましい。また、亜硝酸ま
たはその塩の存在下に反応液を酸性にする場合、無機酸
でpH4程度以下,好ましくはpH1〜3程度に調整す
るのが望ましく、無機酸としては例えば、塩酸,硫酸,
リン酸などが挙げられるが、なかでも塩酸が好ましい。
上記反応は溶媒中で行われる。溶媒としては、反応に関
与しないものであればいかなるものであってもよいが、
トルエン,キシレン,ジメチルホルムアミド,ジメチル
イミダゾリジノンなどの比較的に高沸点の有機溶媒が好
ましい。溶媒量は特に制限はないが、好ましくは反応基
質の3〜10倍である。反応温度は通常90℃〜150
℃であり、好ましくは100℃〜130℃である。一般
式(P)で表されるトリアルキルスズアジドまたはトリ
フェニルスズアジドの使用量は特に制限はないが、シア
ノベンゼン化合物に対して1〜3当量を用いることが経
済的である。反応時間は特に制限されないが、一般には
5〜40時間であることが好ましい。
ム,カリウムなどのアルカリ金属との塩などが好まし
く、なかでも亜硝酸ソーダが好ましい。また、亜硝酸ま
たはその塩の存在下に反応液を酸性にする場合、無機酸
でpH4程度以下,好ましくはpH1〜3程度に調整す
るのが望ましく、無機酸としては例えば、塩酸,硫酸,
リン酸などが挙げられるが、なかでも塩酸が好ましい。
上記反応は溶媒中で行われる。溶媒としては、反応に関
与しないものであればいかなるものであってもよいが、
トルエン,キシレン,ジメチルホルムアミド,ジメチル
イミダゾリジノンなどの比較的に高沸点の有機溶媒が好
ましい。溶媒量は特に制限はないが、好ましくは反応基
質の3〜10倍である。反応温度は通常90℃〜150
℃であり、好ましくは100℃〜130℃である。一般
式(P)で表されるトリアルキルスズアジドまたはトリ
フェニルスズアジドの使用量は特に制限はないが、シア
ノベンゼン化合物に対して1〜3当量を用いることが経
済的である。反応時間は特に制限されないが、一般には
5〜40時間であることが好ましい。
【0011】トリアルキルスズアジドまたはトリフェニ
ルスズアジドが酸で分解されて生じるアジ化水素を、亜
硝酸またはその塩により分解する時の条件は特に制限は
ないが、温度は5〜40℃を保持するのが望ましい。加
水分解が終了し、亜硝酸の残存が確認できれば分解は終
了である。亜硝酸またはその塩の量は一般に過剰に使用
したアジド化合物に対し、当量以上あればよいが、1.
2〜3倍が安全かつ経済的である。亜硝酸またはその塩
の存在下に反応液を酸性にすることによって、過剰に存
在するアジ化物を安全に分解できるので、反応混合物中
のトリアルキルスズテトラゾール誘導体またはトリフェ
ニルスズテトラゾール誘導体は単離する必要がなく、し
かも容易に加水分解され、テトラゾールベンゼン化合物
に導くことができ、多くの場合は、目的化合物を結晶と
して析出させることができる。テトラゾールベンゼン化
合物の分離精製は通常の手段(例、ろ過,抽出,濃縮,
再結晶,カラムクロマトグラフィーなど)を用いて行う
ことができる。
ルスズアジドが酸で分解されて生じるアジ化水素を、亜
硝酸またはその塩により分解する時の条件は特に制限は
ないが、温度は5〜40℃を保持するのが望ましい。加
水分解が終了し、亜硝酸の残存が確認できれば分解は終
了である。亜硝酸またはその塩の量は一般に過剰に使用
したアジド化合物に対し、当量以上あればよいが、1.
2〜3倍が安全かつ経済的である。亜硝酸またはその塩
の存在下に反応液を酸性にすることによって、過剰に存
在するアジ化物を安全に分解できるので、反応混合物中
のトリアルキルスズテトラゾール誘導体またはトリフェ
ニルスズテトラゾール誘導体は単離する必要がなく、し
かも容易に加水分解され、テトラゾールベンゼン化合物
に導くことができ、多くの場合は、目的化合物を結晶と
して析出させることができる。テトラゾールベンゼン化
合物の分離精製は通常の手段(例、ろ過,抽出,濃縮,
再結晶,カラムクロマトグラフィーなど)を用いて行う
ことができる。
【0012】
【発明の効果】本発明により、テトラゾールベンゼン化
合物,とりわけアンジオテンシンII拮抗作用に基づく降
圧作用を有するテトラゾール誘導体あるいはその製造中
間体が安全にしかも収率よく得られ、本発明はテトラゾ
ールベンゼン化合物の工業的製造法として有用である。
合物,とりわけアンジオテンシンII拮抗作用に基づく降
圧作用を有するテトラゾール誘導体あるいはその製造中
間体が安全にしかも収率よく得られ、本発明はテトラゾ
ールベンゼン化合物の工業的製造法として有用である。
【0013】
【実施例】以下に参考例および実施例を挙げて本発明を
説明するが、もとより本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 参考例1 トリ−n−ブチルスズアジドの合成 アジ化ナトリウム30.6gを純水100mlに溶解
し、4℃に冷却した。トリブチルスズクロリド100g
を30分間で滴下し、同温度で2時間撹拌した。反応液
をトルエン200ml、次いで100mlで抽出し、1
0%食塩水100mlで洗浄後、濃縮してトリブチルス
ズアジド111.5gを得た。
説明するが、もとより本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 参考例1 トリ−n−ブチルスズアジドの合成 アジ化ナトリウム30.6gを純水100mlに溶解
し、4℃に冷却した。トリブチルスズクロリド100g
を30分間で滴下し、同温度で2時間撹拌した。反応液
をトルエン200ml、次いで100mlで抽出し、1
0%食塩水100mlで洗浄後、濃縮してトリブチルス
ズアジド111.5gを得た。
【0014】実施例1 5−[2−(4’−メチルビフェニリル)]−1H−テ
トラゾール 2−(4−メチルフェニル)ベンゾニトリル5.00
g、トリブチルスズアジド25.6g、トルエン25m
lを120℃で10時間撹拌した。冷却後濃縮し、メタ
ノール44ml、亜硝酸ソーダ水溶液(5.6g/22
ml)を加え、濃塩酸でpH3.2に調整した。酢酸エ
チル10mlとn−ヘキサン30mlを加え、濃塩酸で
pH1に調整した。結晶が析出したところで1N−水酸
化ナトリウム水溶液でpH3.2に調整し、結晶を分離
した。乾燥して結晶5.21gを得た。母液を塩化メチ
レンで抽出し、塩化メチレン層を水洗した後、1N水酸
化ナトリウム水溶液で抽出した。水酸化ナトリウム層を
塩化メチレンで洗浄した後、濃塩酸でpH2.6に調整
し、析出した結晶を分離した。乾燥して結晶1.51g
を得た。結晶を合わせて酢酸エチル37mlに加熱溶解
し、n−ヘキサン37ml加えて冷却した。析出した結
晶を分離し、酢酸エチル/n−ヘキサン混液(1:1)
で洗浄した。乾燥して5−[2−(4’−メチルビフェ
ニリル)]−1H−テトラゾール5.08gを得た。収
率92%
トラゾール 2−(4−メチルフェニル)ベンゾニトリル5.00
g、トリブチルスズアジド25.6g、トルエン25m
lを120℃で10時間撹拌した。冷却後濃縮し、メタ
ノール44ml、亜硝酸ソーダ水溶液(5.6g/22
ml)を加え、濃塩酸でpH3.2に調整した。酢酸エ
チル10mlとn−ヘキサン30mlを加え、濃塩酸で
pH1に調整した。結晶が析出したところで1N−水酸
化ナトリウム水溶液でpH3.2に調整し、結晶を分離
した。乾燥して結晶5.21gを得た。母液を塩化メチ
レンで抽出し、塩化メチレン層を水洗した後、1N水酸
化ナトリウム水溶液で抽出した。水酸化ナトリウム層を
塩化メチレンで洗浄した後、濃塩酸でpH2.6に調整
し、析出した結晶を分離した。乾燥して結晶1.51g
を得た。結晶を合わせて酢酸エチル37mlに加熱溶解
し、n−ヘキサン37ml加えて冷却した。析出した結
晶を分離し、酢酸エチル/n−ヘキサン混液(1:1)
で洗浄した。乾燥して5−[2−(4’−メチルビフェ
ニリル)]−1H−テトラゾール5.08gを得た。収
率92%
【0015】実施例2 メチル 2−エトキシ−1−[2’−(1H−テトラゾ
ール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチルベンズ
イミダゾール−7−カルボキシラート メチル 1−(2’−シアノビフェニル−4−イル)メ
チル−2−エトキシベンズイミダゾール−7−カルボキ
シラート15.0g、トリブチルスズアジド35.0g
およびトルエン66mlを120℃で36時間還流し
た。冷却後濃縮し、メタノール60mlと亜硝酸ソーダ
水溶液(8.4g/30ml)を加え、濃塩酸でpH
4.1に調整し、酢酸エチル60mlを加えた。さらに
濃塩酸でpH1.7に調整し、n−ヘキサン60mlを
加え、1N水酸化ナトリウム水溶液でpH3.3に調整
した。結晶を分離し、酢酸エチル/n−ヘキサン混液
(1:3)、n−ヘキサンで洗浄乾燥し、メチル 2−
エトキシ−1−[2’−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチルベンズイミダゾール
−7−カルボキシラート15.2gを得た。収率92%
ール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチルベンズ
イミダゾール−7−カルボキシラート メチル 1−(2’−シアノビフェニル−4−イル)メ
チル−2−エトキシベンズイミダゾール−7−カルボキ
シラート15.0g、トリブチルスズアジド35.0g
およびトルエン66mlを120℃で36時間還流し
た。冷却後濃縮し、メタノール60mlと亜硝酸ソーダ
水溶液(8.4g/30ml)を加え、濃塩酸でpH
4.1に調整し、酢酸エチル60mlを加えた。さらに
濃塩酸でpH1.7に調整し、n−ヘキサン60mlを
加え、1N水酸化ナトリウム水溶液でpH3.3に調整
した。結晶を分離し、酢酸エチル/n−ヘキサン混液
(1:3)、n−ヘキサンで洗浄乾燥し、メチル 2−
エトキシ−1−[2’−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチルベンズイミダゾール
−7−カルボキシラート15.2gを得た。収率92%
【0016】実施例3 メチル 2−ブチル−1−
[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチルベンズイミダゾール−7−カルボキ
シラート メチル 2−ブチル−1−(2’−シアノビフェニル−
4−イル)メチルベンズイミダゾール−7−カルボキシ
ラートおよびトリブチルスズアジドより実施例4と同様
の操作で、メチル 2−ブチル−1−[2’−(1H−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ルベンズイミダゾール−7−カルボキシラートを得た。
収率90%1 H NMR(CDCl3)δ:0.94(3H,t),1.35−
1.55(2H,m),1.78−1.93(2H,
m),2.96(2H,t),3.15(3H,s),
5.82(2H,s),6.81(2H,d),6.9
7(2H,d),7.25(1H,t),7.48−
7.67(4H,m),7.80(1H,dd),7.
95(1H,dd) IR(KBr):1715,1520,1415,12
90,1260,1200,1125,780,750
cm−1
[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチルベンズイミダゾール−7−カルボキ
シラート メチル 2−ブチル−1−(2’−シアノビフェニル−
4−イル)メチルベンズイミダゾール−7−カルボキシ
ラートおよびトリブチルスズアジドより実施例4と同様
の操作で、メチル 2−ブチル−1−[2’−(1H−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ルベンズイミダゾール−7−カルボキシラートを得た。
収率90%1 H NMR(CDCl3)δ:0.94(3H,t),1.35−
1.55(2H,m),1.78−1.93(2H,
m),2.96(2H,t),3.15(3H,s),
5.82(2H,s),6.81(2H,d),6.9
7(2H,d),7.25(1H,t),7.48−
7.67(4H,m),7.80(1H,dd),7.
95(1H,dd) IR(KBr):1715,1520,1415,12
90,1260,1200,1125,780,750
cm−1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 209:00 257:00) (C07D 403/10 233:00 257:00) (C07D 403/10 235:00 257:00)
Claims (10)
- 【請求項1】式 【化1】 (式中、R1は置換されていてもよく、ヘテロ原子を介し
てイミダゾール環に結合していてもよいアルキルを示
し、R2およびR3はそれぞれ水素,ハロゲン,ホルミ
ル,アルコキシカルボニル,または水酸基で置換されて
いてもよいアルキルを示し、またR2およびR3が結合し
てイミダゾール環上の隣接する2個の炭素原子とともに
置換されていてもよいベンゼン環を形成していてもよ
い)で表される基を示す]で表される化合物に、 式 (R)3SnN3 [式中、Rは炭素数1〜6のアルキルまたはフェニルを
示す。]で表される化合物を反応させた後、亜硝酸または
その塩の存在下に反応液を酸性にすることを特徴とする
式 【化2】 [式中、各記号は前記と同意義。]で表されるテトラゾー
ル誘導体の製造法。 - 【請求項2】ヘテロ原子が酸素原子,硫黄原子または窒
素原子である請求項1記載の製造法。 - 【請求項3】R1が低級(C1-4)アルキル,低級(C1-4)ア
ルコキシ,低級(C1-4)アルキルチオまたは低級(C1-4)
アルキルアミノである請求項1記載の製造法。 - 【請求項4】R1がブチルまたはエトキシである請求項
1記載の製造法。 - 【請求項5】R2およびR3がそれぞれ水素,ハロゲン,
ホルミル,低級(C1-4)アルコキシカルボニル,ヒドロ
キシメチルまたは低級(C1-4)アルキルである請求項1
記載の製造法。 - 【請求項6】置換されていてもよいベンゼン環が1〜2個
のハロゲン,低級(C1-4)アルキル,低級(C1-4)アルコ
キシ,低級(C1-4)アルコキシカルボニルまたはフェニ
ル−低級(C1-4)アルコキシカルボニルで置換されてい
てもよいベンゼン環である請求項1記載の製造法。 - 【請求項7】R2およびR3が結合してイミダゾール環上
の隣接する2個の炭素原子とともに1個の低級(C1-4)
アルコキシカルボニルで置換されたベンゼン環を形成し
ていることを特徴とする請求項1記載の製造法。 - 【請求項8】Aが2−エトキシ−7−メトキシカルボニ
ルベンズイミダゾール−1−イルである請求項1記載の
製造法。 - 【請求項9】亜硝酸塩が亜硝酸ソーダである請求項1記
載の製造法。 - 【請求項10】塩酸の添加により反応液を酸性にするこ
とを特徴とする請求項1記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16664093A JPH0673029A (ja) | 1992-07-06 | 1993-07-06 | テトラゾール誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-178484 | 1992-07-06 | ||
JP17848492 | 1992-07-06 | ||
JP16664093A JPH0673029A (ja) | 1992-07-06 | 1993-07-06 | テトラゾール誘導体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673029A true JPH0673029A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=26490934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16664093A Pending JPH0673029A (ja) | 1992-07-06 | 1993-07-06 | テトラゾール誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673029A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5459148A (en) * | 1992-12-17 | 1995-10-17 | Sankyo Company, Limited | Biphenyl derivatives and their use for the treatment of hypertension and cardiac disease |
US5616599A (en) * | 1991-02-21 | 1997-04-01 | Sankyo Company, Limited | Angiotensin II antagosist 1-biphenylmethylimidazole compounds and their therapeutic use |
-
1993
- 1993-07-06 JP JP16664093A patent/JPH0673029A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5616599A (en) * | 1991-02-21 | 1997-04-01 | Sankyo Company, Limited | Angiotensin II antagosist 1-biphenylmethylimidazole compounds and their therapeutic use |
US5646171A (en) * | 1991-02-21 | 1997-07-08 | Sankyo Company, Limited | Angiotensin II antagonist 1-biphenylmethylimidazole compounds and their therapeutic use |
US5459148A (en) * | 1992-12-17 | 1995-10-17 | Sankyo Company, Limited | Biphenyl derivatives and their use for the treatment of hypertension and cardiac disease |
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---|---|---|---|
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