JPH067299Y2 - 振動型角速度検出装置 - Google Patents

振動型角速度検出装置

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JPH067299Y2
JPH067299Y2 JP1987112728U JP11272887U JPH067299Y2 JP H067299 Y2 JPH067299 Y2 JP H067299Y2 JP 1987112728 U JP1987112728 U JP 1987112728U JP 11272887 U JP11272887 U JP 11272887U JP H067299 Y2 JPH067299 Y2 JP H067299Y2
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angular velocity
vibration type
type angular
case
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貴博 及川
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等において走行方向などを検出するため
に用いられる振動型角速度検出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記のような振動型角速度検出装置として第6図
に示したものがある。
図において、31は振動しているときに回転力が与えら
れるとその回転力に応じた電気信号を出力する振動型角
速度検出器であり、圧電素子31aに駆動信号が印加さ
れると、この圧電素子31aが被着された振動体31b
が支持ピン31cの位置を節として振動される。32は
ケース上蓋、33は押え板、34はケースであり、これ
らのケース上蓋32,押え板33およびケース34はN
i−Cr合金等の金属材でできている。
そして、振動型角速度検出器31はケース34に配設さ
れてこのケース34と押え板33で支持ピン31cが固
定され、ケース上蓋32で振動型角速度検出器31を覆
うように構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の振動型角速度検出装置は前記のように構成されて
いるが、振動型角速度検出器は特に温度による影響を受
けやすいため、この温度変化に対して出力感度が大きく
ドリフトする欠点がある。このため一般には検出装置を
恒温槽内に設置して使われる事が多い。
しかしながら、恒温槽を使うことになると形状が大きく
なるとともに構造も複雑になるという問題生じる。
さらに、従来の振動型角速度検出装置のようにケース3
4が金属材でできていると、外気の温度変化が伝導しや
すく、また、振動体31bを支持する支持ピン31cの
端部がケース34の縁で外気に触れていると、この支持
ピン31cを介して外気の温度変化が伝導しやすいとい
う問題があった。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
上記の問題点を解決するためになした本考案の振動型角
速度検出装置は、支持ピンによって支持された振動体を
励振させてこの振動体の振動の変化に基づいて角速度を
検出するようにした振動型角速度検出装置において、上
記振動体と上記支持ピンとをガラス製の密閉容器内に密
閉するとともにガラス製の固定部材によって支持ピンを
密閉容器に固定してなることを特徴とし、外部との熱の
伝達を抑えて温度変化による影響を低減するとともに形
状を小型化し比較的簡単な構造となるようにした。
〔実施例〕
第2図は本考案による振動型角速度検出装置の一実施例
を示す図である。
図において、1は振動型角速度検出器、2はガラス製の
ケースであり、後述するようにこのケース2内を真空状
態にして密閉するために用いられた連結管2a′が端部
を封止されて形成されている。
3は振動型角速度検出器1の信号線をケース2の外部に
導出するリードピンであり、このリードピン3によって
振動型角速度検出器1の信号線が図示しないプリント基
板上の信号処理回路に接続されるとともに、このリード
ピン3によって振動型角速度検出装置本体がプリント基
板に固定される。
第3図は上記振動型角速度検出器1を示す図、第4図は
その断面を示す図である。
図において、11はNi−Span−C等の恒弾性材を
角柱形状に成形した振動体であり、その側面には所定の
間隔で平行に一対の孔が形成されている。なお、この孔
の位置は振動体11が基本振動するときの節となる位置
に選定されており、この孔に嵌着された支持ピン12に
よって振動体11が支持され、振動体11は基本振動さ
れる。
すなわち、振動体11の孔が形成されていない面に圧電
素子等の励振素子13が被着され、この励振素子13が
被着された面の反対側の面に第3図に示すようにフィー
ドバック用圧電素子14が被着されている。そして、こ
のフィードバック圧電素子14によって振動体11の振
動強度を検出し、その検出信号を励振素子13の励振回
路にフィードバックし、振動体11が常に一定の強度で
振動するように制御される。
一方、励振素子13およびフィードバック用圧電素子1
4が被着された面と直交する方向の面には読取素子15
とダンピング用素子16とが被着されており、この読取
素子15の出力信号に基づいて角速度が検出される。
すなわち、振動体11が励振素子13によって励振さ
れ、支持ピン12の位置が基本振動の節となるように振
動すると、このとき振動体11の振動は読取素子15の
感知方向と直交する方向Aの振動であるため読取素子1
5は出力信号を発生しないが、ここで振動体11の軸芯
Sを中心とする回転力が与えられると読取素子15の感
知方向Bに振動が発生する。
この振動の発生量はコリオリの力に比例し、従って入力
角速度に比例した電気信号が読取素子15から出力さ
れ、加えられた角速度を検知することができる。
第1図は振動型角速度検出装置内部の支持ピン12近傍
(第2図の一点鎖線で囲った部分)の詳細を示す図であ
る。
図において、21はケース外枠、22はケース上蓋、2
3は支持ピン12を嵌合する溝部23aを有する固定
台、24は基板であり、これらのケース外枠21,ケー
ス上蓋22,固定台23および基板24はガラス材でで
きている。
図に示したようにこの振動型角速度検出装置は、振動型
角速度検出器1の信号線に接続された基板24上の端子
25にリードピン3の端部3aを接合し、このリードピ
ン3を挟んで基板24上に固定台23とケース外枠21
が固着されている。
そして、上記固定台23の溝部23aに支持ピン12の
端部が嵌合され、図に斜線で示したように固定材料26
によって固定してケース外枠21が固定台23の外側か
ら上記支持ピン12の端部を覆うような構造に形成され
ている。また、ケース上蓋22はケース外枠21に固着
され、支持ピン12と弾性体11はケース内に密閉され
る。
なお、上記固定材料26としてはガラスフリット等の接
着材を使用することができる。
第5図は実施例の振動型角速度検出装置のケースを真空
密閉する過程を説明する図であり、図に示したように、
振動型角速度検出装置10のケース2には連結管2aを
介して副容器4が連結されている。
この副容器4内にはゲッター5が配設されており、この
ゲッター5に通電するための端子6が副容器4の外部に
引き出されている。
また、この副容器4およびケース2の内部は、副容器4
に形成された吸気管4aから真空ポンプ等によって吸気
されて、ある程度真空状態にされている。
次に、端子6を介してゲッター5に通電してゲッター5
を燃焼させ、副容器4とケース2内を高真空にしてケー
ス2と副容器4とを連結する連結管2aを切断・封止
し、ケース2を真空密閉する。
このように、副容器を用いてゲッターの燃焼を行うよう
にすると、その燃焼時の発熱等によってケース内の検出
器の特性が劣化したり破壊されたりすることがなくな
る。
この実施例のようにケース2内部を高真空状態にする
と、ケース2内の振動型角速度検出器1は温度変化ある
いは湿度変化による影響をさらに受けることがないばか
りか、空気の粘性抵抗を低減することができる。
次表に示したようにガラスはNi−Cr合金等の金属よ
り熱伝導率が小さく、熱拡散率が極めて小さいので、ガ
ラス製のケース2とガラス製の固定台23によって支持
ピン12とケース2との熱伝導が少なくなり、外気の温
度変化による影響を低減することができる。また、弾性
体ばかりか支持ピン12の端部をケース内部に密閉して
いるので、支持ピンを介しての外部との熱の伝達が抑え
られる。
〔考案の効果〕 以上説明したように本考案によれば、振動型角速度検出
装置において、振動体を支持する支持ピンをガラス製の
密閉容器内部においてガラス製の固定部材によって固定
し、熱伝導率と熱拡散率の小さなガラス製の密閉容器お
よびガラス製の固定部材によって、外部からの熱が振動
型角速度検出器へ伝達するのを低減するようにしたの
で、簡単な構造で小型化しながら安定した検出特性を得
ることができる。
さらに、実施例においては真空ガラス容器を用いるよう
にしたので、検出器に対する外気の温度変化および湿度
変化、さらに粘性抵抗をなくすようにでき、より安定し
た検出特性を有するとともに簡単な構造で小型化した振
動型角速度検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の振動型角速度検出装置におけ
る支持ピンの固定部とケースの細部を示す図、 第2図は実施例の振動型角速度検出装置を示す図、 第3図は実施例における振動型角速度検出器を示す図、 第4図は第3図の振動型角速度検出器の断面を示す図、 第5図は実施例におけるケースを真空密閉する過程を説
明する図、 第6図は従来の振動型角速度検出装置を示す図である。 1……振動型角速度検出器、2……ケース、12……支
持ピン、21……ケース外枠、22……ケース上蓋、2
3……固定台、23a……溝部、24……基板。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持ピンによって支持された振動体を振動
    させ、この振動体の振動の変化に基づいて角速度を検出
    するようにした振動型角速度検出装置において、 上記振動体と上記支持ピンとをガラス製の密閉容器内に
    密閉するとともに、ガラス製の固定部材によって前記支
    持ピンを上記密閉容器に固定してなることを特徴とする
    振動型角速度検出装置。
  2. 【請求項2】前記容器が真空密閉された容器であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の振動
    型角速度検出装置
JP1987112728U 1987-07-24 1987-07-24 振動型角速度検出装置 Expired - Lifetime JPH067299Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987112728U JPH067299Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 振動型角速度検出装置
GB8816715A GB2208318B (en) 1987-07-24 1988-07-14 Vibrational angular velocity sensor
DE3824990A DE3824990A1 (de) 1987-07-24 1988-07-22 Schwingungswinkelgeschwindigkeitssensor
US07/222,751 US4898031A (en) 1987-07-24 1988-07-22 Vibrational angular velocity sensor

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JPS6419116U JPS6419116U (ja) 1989-01-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002250630A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Murata Mfg Co Ltd 振動子支持構造およびそれを用いた振動ジャイロおよびそれを用いた電子装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55149091A (en) * 1979-05-10 1980-11-20 Kawasaki Steel Co Method of protecting measuring instrument builttin detecting mean used at high temperature
JPS5850493A (ja) * 1981-07-30 1983-03-24 コミツサレ・ア・レナジイ・アトミツク 熱しやへい体およびその製造方法
JPS6293668A (ja) * 1985-10-21 1987-04-30 Hitachi Ltd 角速度・加速度検出器

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