JPH067285A - 浴槽洗浄方法およびその装置 - Google Patents

浴槽洗浄方法およびその装置

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JPH067285A
JPH067285A JP18988992A JP18988992A JPH067285A JP H067285 A JPH067285 A JP H067285A JP 18988992 A JP18988992 A JP 18988992A JP 18988992 A JP18988992 A JP 18988992A JP H067285 A JPH067285 A JP H067285A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄ノズル5から浴槽1内に洗浄液を循環噴
射して洗浄を行った後、使用した洗浄液を回収タンク17
に回収して次回以降の浴槽洗浄に繰り返し使う。 【構成】 浴槽洗浄時には第1の通路制御弁16と戻り管
開閉弁13と洗浄ノズル制御弁26を開けて循環ポンプ8を
起動し、回収タンク17内の洗浄液を洗浄液供給管15から
循環ポンプ8、往管10、洗浄ノズル5を通して浴槽内に
溜め、必要に応じ不足分の洗浄液を補足した後、弁16を
閉じて浴槽1の底面に溜めた洗浄液を循環管路11を通し
て洗浄ノズル5に導き浴槽内壁面に循環噴射して浴槽内
壁面の汚れを洗浄する。洗浄終了後、弁26を閉じ、弁22
を開けて循環ポンプ8を起動して浴槽1の底面側の洗浄
液を回収口6から吸引して洗浄液回収管21を通して回収
タンク17に回収し、次回の浴槽洗浄に使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽の自動洗浄を行う
浴槽洗浄方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は浴槽内壁面の自動洗浄を行う方
法およびその装置を例えば特願平2−320150号等
において提案している。この提案のものは、浴槽底面側
に溜めた洗浄液を循環ポンプ組み込みの循環管路を介し
て洗浄ノズルに導き、この洗浄ノズルから浴槽内壁面に
洗浄液を循環噴射し、浴槽内壁面の汚れを落として、そ
の使用した洗浄液を浴槽の排水口から排出して捨て去る
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浴槽洗
浄を行う毎に、その使用した洗浄液を捨て去るのは、経
済的にも無駄があり、また、環境汚染の上でも問題があ
る。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、浴槽洗浄に使用した
洗浄液を洗浄の終了時に捨て去ることなく、次回以降の
浴槽洗浄時にも繰り返し有効利用して経済的無駄を省
き、環境汚染への影響を少なくすることができる浴槽洗
浄方法およびその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、浴
槽洗浄の第1の方法は、洗浄ノズルから浴槽内壁面に洗
浄液を噴射して浴槽内壁面を洗浄した後に、使用後の洗
浄液を回収部に回収して保管し、次回の浴槽洗浄時に回
収部に回収保管していた洗浄液を再び洗浄ノズルに導き
浴槽内壁面に噴射して再利用することを特徴として構成
されており、また、本発明の第2の方法は、前記回収部
に回収保管していた洗浄液を再利用するときには新しい
洗剤および水を加えて洗剤濃度を調整した後に洗浄動作
を行うようにしたことを特徴として構成されている。
【0006】また、本発明の浴槽洗浄装置は、浴槽内壁
面に洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、浴槽内壁面に噴射
された使用済みの洗浄液を浴槽洗浄後に回収する洗浄液
回収部とを有し、洗浄液を洗浄液回収部に回収するため
の回収口は浴槽底面に設けられていることを特徴として
構成されており、また、前記洗浄液回収部はタンクによ
って構成され、このタンクと浴槽との間にはポンプが介
設され、ポンプの吸込側は浴槽底面の回収口に接続さ
れ、ポンプの吐出側はタンクに接続されていることも特
徴的な構成とされており、さらに、浴槽内壁面に洗浄液
を噴射する洗浄ノズルと、この洗浄ノズルから浴槽内壁
面に噴射した洗浄液を繰り返し洗浄ノズルに導くポンプ
組み込みの循環管路とを備えた浴槽洗浄装置において、
浴槽内壁面に噴射された使用済みの洗浄液を浴槽洗浄後
に回収する洗浄液回収部を有し、洗浄液を洗浄回収部に
回収するための回収口は浴槽底面に設けられており、前
記循環管路内のポンプは使用済みの洗浄液を洗浄回収部
に送る洗浄液回収用のポンプを兼用していることも本発
明の特徴的な構成とされている。
【0007】さらに、前記ポンプは洗浄液噴射モードの
運転時よりも洗浄液回収モードの運転時の方が弱運転で
駆動制御されていること、前記循環管路には洗浄液を加
熱する加熱源が組み込まれていること、前記循環管路は
浴槽湯水の追い焚き循環管路と一部又は全部を兼用して
おり、加熱源は追い焚き熱交換器によって構成され、こ
の追い焚き熱交換器はポンプの吐出側に配置されている
こと、前記循環管路には、この循環管路に湯を送り込む
給湯源が接続されていること、前記の洗浄液回収部とし
てのタンクには空気管の一端側が接続され、空気管の他
端側は浴槽の壁面に開口接続されており、空気管には浴
槽側の湯水がタンク側に流入するのを阻止する逆止弁が
設けられていること、前記洗浄液回収部のタンクは浴槽
の外周に巻かれた回収管によって構成されていることも
それぞれ本発明の特徴的な構成とされている。
【0008】
【作用】上記構成の本発明において、洗浄ノズルから浴
槽内壁面に洗浄液が噴射されて浴槽内壁面の洗浄が行わ
れた後、その使用された洗浄液は回収部(洗浄液回収
部)に回収されて保管される。そして、次の浴槽洗浄時
に、必要に応じ、新しい洗浄液を補充して、保管してい
た洗浄液を再び使用して浴槽洗浄を行う。このように、
使用した洗浄液を繰り返し再利用することで、資源利用
の無駄が省かれ、浴槽洗浄のコスト低減が達成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本発明に係る浴槽洗浄方法およびその装
置に関する第1の実施例のシステム構成が示されてい
る。同図において、浴槽1の底面には排水管2が接続さ
れており、この排水管2に自動排水弁3が設けられてい
る。浴槽1の上面に被せられる蓋4の内面には浴槽内壁
面に洗浄液を噴射する洗浄ノズル5が取り付けられてい
る。
【0010】浴槽1の底面には洗浄液の回収口6が開口
されており、この回収口6に戻り管7の戻り口側が接続
され、戻り管7の出口側は循環ポンプ8の吸込側に接続
されている。そして、循環ポンプ8の吐出側には往管10
の基端側が接続されており、往管10の先端側は前記洗浄
ノズル5に接続されて、前記浴槽1から戻り管7、循環
ポンプ8、往管10を経て洗浄ノズル5に至る噴射経路と
して機能する循環管路11が形成されている。
【0011】前記戻り管7には浴槽1の水位を検出する
圧力計等からなる水位センサ12と、管路の開閉を行う電
磁弁等の戻り管開閉弁13と、管路内の水の流れを検出す
る流水センサ14とが設けられている。また、戻り管7に
は、前記戻り管開閉弁13よりも浴槽1側の部位に洗浄液
供給管15の一端が接続されており、この洗浄液供給管15
は電磁弁等の第1の通路制御弁16を介して洗浄液回収部
としての回収タンク17の底部に接続されている。この回
収タンク17の上面側には空気管18の一端側が接続されて
おり、この空気管18の他端側は逆止弁20を介して浴槽1
の側壁に接続開口されている。回収タンク17の底部には
洗浄液回収管21の一端側が接続され、この洗浄液回収管
21の他端側は第2の通路制御弁22を介して往管10に接続
されている。
【0012】この往管10には洗剤供給管23の一端側が接
続され、洗剤供給管23の他端側は洗剤制御弁24を介して
洗剤タンク25に接続されている。この洗剤タンク25には
洗剤が収容される。なお、往管10には管路の開閉を行う
電磁弁等の洗浄ノズル制御弁26が介設されている。ま
た、前記戻り管の戻り管開閉弁13と流水センサ14との間
には給水管27の出口側が接続され、この給水管27の入口
側は電磁弁等の給水制御弁28と給水流量を検出する流量
センサ30を介して水道等の給水源に接続されている。
【0013】前記水位センサ12と流水センサ14と流量セ
ンサ30の各検出信号は制御装置31に加えられている。こ
の制御装置31は、タイマやカウンタ等の回路や、浴槽の
自動洗浄を行うシーケンス制御のプログラムを備えてお
り、前記各種センサの検出信号を受け、与えられたプロ
グラムに従い各種弁の開閉と循環ポンプ8の動作を制御
し、浴槽の自動洗浄と洗浄後の洗浄液回収の運転を行
う。この制御装置31には洗浄運転を指令するリモコン32
が接続されている。
【0014】この実施例の装置のシステムは、上記のよ
うに構成されており、次に、このシステムを用いた浴槽
洗浄および洗浄液回収の動作を図2および図3のフロー
チャートに基づき説明する。まず、リモコン32で洗浄ス
イッチがオンされると、ステップ101 から104 で、浴槽
1内の残り湯水の排水動作を行う。ステップ101 で、水
位センサ12により、浴槽1内に残り湯水があるか否かを
判断し、残り湯水があるときには、自動排水弁3を開け
て浴槽湯水を排水し、排水完了後、自動排水弁3を閉じ
る。次に、ステップ105 で、前回の浴槽洗浄運転のとき
に、洗浄液を回収したか否かの判断を行う。この判断
は、浴槽洗浄運転を行ったときに、洗浄液の回収を行う
毎に、制御装置31のカウンタに洗浄液を回収した数をカ
ウントアップさせておき、このカウンタの数値によって
タンク17に既に使用された洗浄液が保管されているか否
かの判断を行う。
【0015】タンク17に洗浄液が回収保管されていると
きには、第1の通路制御弁16と、戻り管開閉弁13と、洗
浄ノズル制御弁26をそれぞれ開にする。そして、ステッ
プ107 で循環ポンプ8を起動することにより、タンク17
に保管されていた洗浄液は洗浄液供給管15から戻り管7
を経て循環ポンプ8に吸引され、さらに循環ポンプ8か
ら往管10を経て洗浄ノズル5から浴槽1内に噴射され
る。タンク17内の洗浄液が循環ポンプ8に入り込むとき
に、この洗浄液の流れが流水センサ14により検出され、
循環ポンプ8が起動してから所定の設定時間内に流水セ
ンサ14がオフしたときに、タンク17内の洗浄液が全て浴
槽1内に供給されたものと判断し、ステップ109 で循環
ポンプ8を停止する。そして第1の通路制御弁16を閉じ
る。
【0016】次に、ステップ111 からステップ116 にか
けて、洗浄液の不足分を補充する動作を行う。すなわ
ち、前回の浴槽洗浄時に洗浄後の洗浄液を回収タンク17
に回収したときには、通常、最初に浴槽1内に供給した
洗浄液の量よりも少なくなる。前記ステップ108 で循環
ポンプ8が起動してから所定時間経過しないうちに流水
センサがオフすることによって、洗浄液が不足している
ものと判断し、その補充動作が行われる。まず、ステッ
プ113 で給水制御弁28が開かれ、給水管27を通して供給
されて来る水は循環管路11に入り、戻り管7と往管10を
通って浴槽内に入り込む。このとき、浴槽1内に供給さ
れる水量が流量センサ30により検出され、補充水量にな
ったときに、給水制御弁28を閉じ、循環ポンプ8を起動
する。これにより、浴槽1の底面側には循環ポンプ8を
起動するのに必要な最小限の洗浄液が溜められ、この洗
浄液は循環管路11を循環する。なお、前記ステップ108
で、循環ポンプ8が起動してから所定時間経過するま
で、流水センサ14がオン信号を出力し続けていたときに
は、不足量のない必要最小限の洗浄液が回収タンク17か
ら浴槽1内に供給されたものと判断し、第1の通路制御
弁16を閉じることとなる。
【0017】ステップ116 では、洗剤制御弁24を開き、
洗剤タンク25から補足分の洗剤を循環管路11内に供給す
る。この実施例では、浴槽内壁面の汚れの洗浄力を落と
さないようにするため、前回の洗浄液の洗剤の濃度より
もわずかに洗剤濃度が濃くなるように洗剤の供給量を制
御している。この循環管路11に供給された洗剤は洗浄液
の循環流に入り込んで所望濃度の洗浄液が作り出され、
この濃度調整された洗浄液が洗浄ノズル5から循環噴射
されることにより、浴槽内壁面の汚れが落とされる。前
記ステップ114 で循環ポンプ8が起動されてから、洗浄
に必要な所定のT時間が経過したか否かがステップ117
で判断され、このT時間が経過したときに、使用した洗
浄液を回収するか否かの判断を行う。このシステム構築
に際しては、洗浄液が何回使用できるかを実験等によっ
て予め求めておき、洗浄液がその回数使用されたときに
は洗浄液を浴槽1の排水管2から捨て去り、洗浄液の使
用回数が設定回数に至らないときには洗浄液を回収する
ものと判断し、洗浄液の回収動作をステップ119 からス
テップ124 にかけて行う。
【0018】まず、洗浄液を回収するときには、循環ポ
ンプ8を洗浄時の運転よりも回転数を減らして弱運転に
し、第2の通路制御弁22を開けて洗浄ノズル制御弁26を
閉じる。この実施例では循環ポンプ8は洗浄液の噴射用
と、洗浄液の回収用とを兼用しており、洗浄液の噴射時
には洗浄液を強い圧力で洗浄ノズル5に供給するため、
強運転にする必要があるが、洗浄液の回収時には、その
まま強運転にすると、回収口6から戻り管7を通って循
環ポンプ8を経た後、洗浄液回収管21を通って回収タン
ク17に洗浄液が入るとき、勢い余って、空気管18を通っ
て浴槽1内に入り込むという問題が生じるため、洗浄液
の回収時には、弱運転にし、浴槽1の底面側に溜まった
使用済みの洗浄液を前記回収口6から戻り管7、循環ポ
ンプ8、洗浄液回収管21を順に通る洗浄液回収通路を通
して回収タンク17内に回収する。浴槽1内の洗浄液が全
て回収されたことは流水センサ14がオフ信号を出力する
ことにより分かり、ステップ122 で洗浄液の回収が完了
しものと判断したときには、第2の通路制御弁22を閉じ
て循環ポンプ8を停止する。そして、戻り管開閉弁13を
閉じる。
【0019】ステップ126 では今回の洗浄時に、洗浄液
を回収したか否かの確認判断を行い、回収したときに
は、制御装置のカウンタ回路に回収回数を1回加算し、
ステップ127 で洗浄ノズル制御弁26を開け自動排水弁3
を開ける。洗浄液を回収しないとき、つまり、洗浄液の
使用回数が設定回数に至ったときには、浴槽1の底面側
に溜まっている洗浄液は自動排水弁3が開けられること
により排水管2から外に捨て去られる。
【0020】次に、ステップ129 からステップ136 にか
けて、管路内と浴槽内壁面の濯ぎ洗いが行われる。すな
わち、ステップ129 で給水制御弁28が開けられ、給水管
27から供給される水は管路内を洗いながら往管10を通っ
て洗浄ノズル5に導かれ、この洗浄ノズル5から水が浴
槽内壁面に噴射されて浴槽内壁面に付着している洗浄液
や汚れ成分を洗い落としてその濯ぎの水を排水管2から
外に排出する。この濯ぎの給水の量が流量センサ30によ
って検出され、濯ぎに必要な水量が供給されたときに戻
り管開閉弁13を開けて洗浄ノズル制御弁26を閉じる。そ
うすると、今度は、給水管27から供給される水は戻り管
7の管路を洗いながら浴槽1の底面に入り込んで排水管
2から排出され、戻り管7内の濯ぎ洗いが行われる。そ
して、ステップ133 で管路の濯ぎに必要な水量が供給さ
れたときに、濯ぎ洗いを終了し、給水制御弁28と戻り管
開閉弁13と自動排水弁3を閉じ、浴槽洗浄の動作を終了
する。
【0021】なお、前記ステップ105 で前回の浴槽洗浄
時に、洗浄液を回収していなかったときには、ステップ
137 からステップ143 にかけて浴槽洗浄に必要な洗浄液
の作製動作が行われる。つまり、ステップ137 で給水制
御弁28が開けられて浴槽洗浄に必要最小限の水を浴槽の
底面側に溜め、給水制御弁28を閉じる。そして、洗浄ノ
ズル制御弁26と戻り管開閉弁13を開けて循環ポンプ8を
起動することにより、浴槽1の底面側に溜まった水が循
環管路を通して洗浄ノズル5から循環噴射され、このと
き、洗剤制御弁24を開けて所定量の洗剤を循環管路11内
に供給することにより、この供給された洗剤は循環水と
ともに洗浄ノズル5から浴槽内壁面に噴射されて水と洗
剤との混合が行われ、所定濃度の洗浄液が作り出され
る。そしてこの洗浄液の作製後、前記ステップ117 以降
の動作により浴槽洗浄運転が行われるのである。
【0022】上記のように、この実施例によれば、浴槽
洗浄に使用された洗浄液は直ちに捨て去られることはな
く、回収タンク17に回収されて所定の回数だけ繰り返し
使用されるので、洗剤使用の無駄がなく、洗浄コストを
安価にすることができるとともに、環境汚染の影響を少
なくすることができる。
【0023】また、本実施例では1個の循環ポンプ8に
よって洗浄液の循環噴射と、洗浄液の回収を兼用して行
うので、洗浄液の噴射用と洗浄液の回収用のポンプを別
個独立に設ける場合に比べ、装置構成の簡易化を達成す
ることができるとともに、部品点数を減らすことがで
き、洗浄装置のコスト低減を図ることができる。
【0024】さらに、循環ポンプ8は洗浄液の回収時に
は洗浄液の噴射時よりも弱運転動作となるので、洗浄液
の回収動作を支障なく円滑に行うことができる。
【0025】さらに、回収タンク17には空気管18が接続
されているので、回収タンク17への洗浄液の回収と供給
を円滑に行うことができるとともに、空気管には逆止弁
20が介設されているので、浴槽1内に湯を張ったときに
その湯が空気管18を介して回収タンク17内に入り込むこ
とがないので非常に好都合である。
【0026】図4には本発明の第2の実施例のシステム
構成が示されている。この実施例が前記第1の実施例と
異なることは、往管10に洗浄液を加熱する加熱源として
の熱交換器33を介設し、この熱交換器33の出側に設けた
洗浄液の加熱後の温度を検出する加熱温度センサ34と熱
交換器33の入側の洗浄液の温度を検出する入側温度セン
サ35を設けて、洗浄ノズル5から循環噴射する洗浄液の
温度を化学的洗浄能力を十分に発揮する例えば60℃に加
熱制御し、浴槽内壁面の汚れを洗浄液の衝突力と前記化
学的洗浄力によって落とすようにしたことと、使用後の
洗浄液を回収する洗浄液回収部としての回収タンクを浴
槽1の外周面に巻き付けた回収管36により構成したこと
であり、それ以外の構成は前記第1の実施例と同様であ
る。
【0027】図5および図6はこの実施例における浴槽
洗浄動作(洗浄液回収動作を含む)の動作を示すフロー
チャートであり、この実施例の特有な動作にはA1 〜A
4 のステップ番号を付しており、前記第1の実施例と同
一の動作には同一のステップ番号を付してその動作説明
は省略することにする。この実施例の動作では、浴槽1
の底面側に洗浄液が溜められた後、浴槽洗浄を行うとき
に、ステップ114 で洗浄液を洗浄ノズル5から浴槽内壁
面に循環噴射するときに、ステップA1 (又はステップ
2 )で熱交換器33のバーナ燃焼が行われ、熱交換器33
を通る洗浄液の加熱が行われる。そして、この洗浄液の
加熱はステップA3 において、化学的洗浄能力を発揮す
るのに最適な温度、この実施例では60℃になったか否か
の判断が加熱温度センサ34の検出温度によって判断さ
れ、洗浄液が設定温度に加熱されていないときはそれま
で待ち、設定温度になったときから浴槽洗浄の時間がタ
イマ等を利用して設定され、加熱された洗浄液のT時間
の洗浄時間が経過したときにステップA4 で熱交換器の
バーナ燃焼を停止して洗浄液の循環噴射を停止する。
【0028】このように、この実施例では洗浄液を加熱
して循環噴射するので、汚れ落ちが非常に良くなり、浴
槽内壁面をよりきれいに洗浄することができる。
【0029】また、洗浄液の回収時には、その洗浄液は
回収管36に回収されることとなるが、この回収管36は浴
槽外周面に巻き付けてデッドスペースに設置されるた
め、回収タンクが邪魔になるということがなく、システ
ム構築の省スペース化が図れることとなる。
【0030】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施例は浴槽洗浄の専用のシステムとして構成した
が、例えば、図1および図4の破線で示すように、循環
管路11への給水管27を給湯器37の給湯管38側に接続し、
水の代わりに給湯器37の湯を用いて浴槽洗浄を行うよう
にしてもよい。
【0031】また、第2の実施例の変形例として、洗浄
ノズル5を浴槽1の側壁側に取り付け、かつ、熱交換器
33を追い焚き用の熱交換器として機能させ、循環管路11
を追い焚き循環管路として機能させ、浴槽洗浄と浴槽湯
水の追い焚きをともにできるように構成してもよい。ま
た、第2の実施例で、洗浄ノズル5は蓋4側に取り付け
る代わりに、往管10から三方弁等を介して往管10から分
岐管を配管接続し、その分岐管の出側を浴槽の側壁に接
続して追い焚き循環管路を形成してもよい。この場合
も、循環ポンプ8は洗浄液の噴射と洗浄液の回収と浴槽
湯水の追い焚き循環とを行うこととなり、循環ポンプ8
の効率的な活用を図ることができることとなる。
【0032】さらに、上記実施例では洗浄液を循環管路
11を介して洗浄ノズル5から循環噴射するように構成し
たが、必ずしも循環管路11を設ける必要はなく、例えば
洗浄液を回収したタンク側からポンプ等を用いて洗浄液
を洗浄ノズルに導き、この洗浄ノズルから浴槽内壁面に
噴射し、浴槽内壁面から流れ落ちた洗浄液を例えば浴槽
底面側に設けた洗浄液の回収槽内に溜め、浴槽洗浄の終
了後に、この回収槽内の洗浄液を回収タンク側に回収し
て、次の洗浄に備えるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は、浴槽洗浄後に、使い終わった
洗浄液を回収して次回以降の洗浄時に繰り返し使用する
ようにしたものであるから、洗剤の無駄を省いてその有
効活用を図ることができ、これにより、浴槽洗浄のコス
トを低減することができるとともに、洗浄液を毎回捨て
去ることによる環境汚染の影響を少なくすることができ
る。
【0034】また、洗浄液の噴射と洗浄液の回収を共通
のポンプによって行うように構成したものにあっては、
洗浄液の噴射と洗浄液の回収を別個のポンプを用いて行
う場合に比べ、部品点数を少なくすることができるの
で、装置構成の簡易化を図って装置コストの低減化を図
ることができるとともに、ポンプの稼働率を上げてポン
プのより有効な活用を図ることができる。この場合、洗
浄液の回収時には、ポンプを弱運転とすることにより、
洗浄液の回収を支障なく円滑に行うことができることと
なる。
【0035】さらに、洗浄液を回収保管する洗浄液回収
部を回収管によって構成したものにあっては、この回収
管を浴槽の外周面に巻き付けてデッドスペースに配置す
ることができるので、これが邪魔にならず、回収管設置
の省スペース化が可能となって浴室空間の有効利用を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す浴槽洗浄装置のシ
ステム構成図である。
【図2】同実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】図2の動作に続くフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例を示す浴槽洗浄装置のシ
ステム構成図である。
【図5】同実施例の動作を示すフローチャートである。
【図6】図5の動作に続くフローチャートである。
【符号の説明】
1 浴槽 5 洗浄ノズル 6 回収口 11 循環管路 17 回収タンク 31 制御装置 36 回収管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄ノズルから浴槽内壁面に洗浄液を噴
    射して浴槽内壁面を洗浄した後に、使用後の洗浄液を回
    収部に回収して保管し、次回の浴槽洗浄時に回収部に回
    収保管していた洗浄液を再び洗浄ノズルの噴射経路に導
    き洗浄ノズルから浴槽内壁面に噴射して再利用する浴槽
    洗浄方法。
  2. 【請求項2】 回収部に回収保管していた洗浄液を再利
    用するときには新しい洗剤および水を加えて洗剤濃度を
    調整した後に洗浄動作を行うようにした請求項1記載の
    浴槽洗浄方法。
  3. 【請求項3】 浴槽内壁面に洗浄液を噴射する洗浄ノズ
    ルと、浴槽内壁面に噴射された使用済みの洗浄液を浴槽
    洗浄後に回収する洗浄液回収部とを有し、洗浄液を洗浄
    液回収部に回収するための回収口は浴槽底面に設けられ
    ている浴槽洗浄装置。
  4. 【請求項4】 洗浄液回収部はタンクによって構成さ
    れ、このタンクと浴槽との間にはポンプが介設され、ポ
    ンプの吸込側は浴槽底面の回収口に接続され、ポンプの
    吐出側はタンクに接続されている請求項3記載の浴槽洗
    浄装置。
  5. 【請求項5】 浴槽内壁面に洗浄液を噴射する洗浄ノズ
    ルと、この洗浄ノズルから浴槽内壁面に噴射した洗浄液
    を繰り返し洗浄ノズルに導くポンプ組み込みの循環管路
    とを備えた浴槽洗浄装置において、浴槽内壁面に噴射さ
    れた使用済みの洗浄液を浴槽洗浄後に回収する洗浄液回
    収部を有し、洗浄液を洗浄回収部に回収するための回収
    口は浴槽底面に設けられており、前記循環管路内のポン
    プは使用済みの洗浄液を洗浄回収部に送る洗浄液回収用
    のポンプを兼用している浴槽洗浄装置。
  6. 【請求項6】 ポンプは洗浄液噴射モードの運転時より
    も洗浄液回収モードの運転時の方が弱運転で駆動制御さ
    れている請求項5記載の浴槽洗浄装置。
  7. 【請求項7】 循環管路には洗浄液を加熱する加熱源が
    組み込まれている請求項5又は請求項6記載の浴槽洗浄
    装置。
  8. 【請求項8】 循環管路は浴槽湯水の追い焚き循環管路
    と一部又は全部を兼用しており、加熱源は追い焚き熱交
    換器によって構成され、この追い焚き熱交換器はポンプ
    の吐出側に配置されている請求項7記載の浴槽洗浄装
    置。
  9. 【請求項9】 循環管路には、この循環管路に湯を送り
    込む給湯源が接続されている請求項5乃至請求項8のい
    ずれか1つに記載の浴槽洗浄装置。
  10. 【請求項10】 洗浄液回収部としてのタンクには空気管
    の一端側が接続され、空気管の他端側は浴槽の壁面に開
    口接続されており、空気管には浴槽側の湯水がタンク側
    に流入するのを阻止する逆止弁が設けられている請求項
    4乃至請求項9のいずれか1つに記載の浴槽洗浄装置。
  11. 【請求項11】 洗浄液回収部のタンクは浴槽の外周に巻
    かれた回収管によって構成されている請求項4乃至請求
    項9のいずれか1つに記載の浴槽洗浄装置。
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