JPH06727B2 - ビス(3−アミノフエノキシ)化合物の製造方法 - Google Patents

ビス(3−アミノフエノキシ)化合物の製造方法

Info

Publication number
JPH06727B2
JPH06727B2 JP60032568A JP3256885A JPH06727B2 JP H06727 B2 JPH06727 B2 JP H06727B2 JP 60032568 A JP60032568 A JP 60032568A JP 3256885 A JP3256885 A JP 3256885A JP H06727 B2 JPH06727 B2 JP H06727B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bis
reaction
aminophenoxy
nitrophenoxy
yield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60032568A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61194055A (ja
Inventor
幸宏 吉川
桂三郎 山口
賢一 杉本
良満 田辺
彰宏 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP60032568A priority Critical patent/JPH06727B2/ja
Priority to EP86301210A priority patent/EP0192480B1/en
Priority to DE3650142T priority patent/DE3650142T2/de
Priority to AU53785/86A priority patent/AU566103B2/en
Priority to US06/831,547 priority patent/US5077436A/en
Priority to KR1019860001263A priority patent/KR870001062B1/ko
Priority to CA000502460A priority patent/CA1256451A/en
Publication of JPS61194055A publication Critical patent/JPS61194055A/ja
Publication of JPH06727B2 publication Critical patent/JPH06727B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビス(3−アミノフェノキシ)化合物の製造
方法に関する。
更に詳しくは、一般式(I) (式中、Xは、炭素数1〜10の2価の炭化水素基、-C
(CF3)2-、-CO-、-S-、-SO-、-SO2-または-O-の2価の基
を示す。またXが単結合で直接結合してもよい)で表わ
される4,4′−ビスフェノール類とm−ジニトロベンゼ
ンとを塩基の存在下非プロトン性極性溶媒中で縮合させ
て得られる一般式(II) (式中、Xは一般式(I)の場合と同じ意味である)で表
わされるビス(3−ニトロフェノキシ)化合物を、つい
で還元することを特徴とする一般式(III) (式中、Xは一般式(I)の場合と同じ意味である)で表
わされるビス(3−アミノフェノキシ)化合物の製造方
法に関する。
前記一般式(III)で表わされる(3−アミノフェノキ
シ)化合物は耐熱性高分子のモノマー、特にポリアミ
ド、ポリイミドまたはポリアミドイミドなどの原料成分
として重要な化合物である。例えば、一般式(III)で表
わされる化合物を原料としたポリアミドイミド共重合体
(特開昭58-79019)、ポリイミドヒダントイン(特開昭
52-63998)、ポリイミド(特開昭58-76425)が開示され
て、耐熱性を有する樹脂として利用できることが既に報
告されている。また、本発明者らはこの化合物をジアミ
ン成分とするポリイミドから優れた耐熱性を有する接着
剤が得られることを見出して、先に出願した。
(従来技術) 従来、前記一般式(III)で表わされるエーテル結合のm
−位にアミノ基を有するビス(3−アミノフェノキシ)
化合物の製造方法に関しては、一般式(III)において、
Xが-SO2-である4,4′−ビス(3−アミノフェノキシ)
ジフェニルスルホンについて、m−アミノフェノールと
4,4′−ジクロロフェニルスルホンとを苛性カリの存在
下、ジメチルスルホキシド中で縮合する製造法が知られ
ている(ジュスタス・リービッヒス・アナーレン・デア
・ヒェミー(Justus Liebigs Ann.Chem.),740,169(197
0),特公昭58-35990)。しかしながら、一般式(III)に
おいて、Xが-C(CF3)2-、-C(CH3)2-、-CO-、-S-、-SO2-
または-O-の2価の基である化合物については、その製
造方法が明らかではない。
ところで前記一般式(II)で表わされるビス(3−ニトロ
フェノキシ)化合物の製造が可能であれば、これを還元
することにより前記一般式(III)で表わされるビス(3
−アミノフェノキシ)化合物を製造することはできる。
しかし、一般式(II)で表わされるビス(3−ニトロフェ
ノキシ)化合物の製造に関しては知られていることは次
のようである。すなわち、従来、芳香族ニトロ化合物に
おいて、o−またはp−位の電子吸引性基により活性化
されている化合物のニトロ基のアルコール類およびフェ
ノール類による置換反応に関しては多数の例が知られて
いる(例えば、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエン
ス.,ポリマー・ケミストリー・エディッション(J.Pol
ym.Sci.,Polym.Chem.Ed.),15,2441(1977)、ジャーナル
・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.),3
9,1839(1974)、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエン
ス.,ポリマー・ケミストリー・エディッション(J.Pol
ym.Sci.,Polym.Chem.Ed.),18,3069(1980)などの論文及
びテトラヘドロン(Tetrahedron),34,2057(1978)の総説
がある)。しかしながら、m−ジニトロベンゼンのよう
に活性化されていないニトロ基の反応に関しては、専ら
アルコール類による置換反応の例が幾つか知られている
にすぎない。
例えば、(1)m−ジニトロベンゼンとナトリウムメトキ
シドとをヘキサメチルホスホトリアミド(HMPA)溶媒中、
25℃で16時間反応させm−ニトロアニソールを製造
する方法ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリ
ー(J.Org.Chem.),41,1560(1976)) (2)大環状ポリエーテルの存在下、極性有機溶媒中、m
−ジニトロベンゼンとアルカリ金属のアルコキシドとを
反応させ、m−ニトロフェニルアルキルエーテルを製造
する方法(豊田ら、特開昭54−39030) (3)m−ジニトロベンゼンとナトリウムメトキシドとを
クロルベンゼン中、相間移動触媒の存在下に反応させ、
m−ニトロアニソールを製造する方法(ケミストリー・
アンド・インダストリー(Chem.& ind.),1982,412)が知
られている。しかしながら、(1)の方法では、用いるHMP
A溶媒が特殊で高価であり、一方、(2)、(3)の方法で
は、高価なクラウンエーテル類や4級アンモニウム塩を
用いる必要があり、これらの回収が困難である等の点で
問題がある。
また、最近、これらの改良方法として、アルカリ金属の
炭酸塩、炭酸水素基、リン酸三アルカリ金属塩又は炭酸
ガスの存在下にm−ジニトロベンゼンとアルコール類と
を反応させてm−ニトロフェニルアルキルエーテルを製
造する方法も報告されている(特開昭58-180461、同59-
25353および同59-44343)。
一方、m−ジニトロベンゼンのフェノール類による置換
反応に関しては、従来、大環状ポリエーテルの存在下、
極性有機溶媒中、m−ジニトロベンゼンとフェノール類
のアルカリ金属塩とを反応させて3−ニトロジフェニル
エーテル類を製造する方法が知られているにすぎない
(特開昭54−39030)。
しかしながら、この場合には、高価なクラウンエーテル
のような特殊な試薬を反応促進剤として用いる必要があ
り、しかもその回収が困難であるという欠点を有してい
る。このように、m−ジニトロベンゼンのフェノール類
による置換反応はアルコール類の場合に比べてかなり困
難なことが予想され、工業的に考えられる通常の条件下
には従来例がなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の課題は、耐熱性接着剤の原料として有用な前記
一般式(III)で表わされるビス(3−アミノフェノキ
シ)化合物を製造する工業的な方法を提供することであ
る。
(問題点を解決するための手段) そこで、この本発明の課題を解決するため本発明者ら
は、ビス(3−アミノフェノキシ)化合物の製造方法に
ついて鋭意検討した。その結果、前記一般式(I)で表わ
される4,4′−ビスフェノール類とm−ジニトロベンゼ
ンとを塩基の存在下、非プロトン性極性有機溶媒中で反
応させると前記一般式(II)で表わされるビス(3−ニト
ロフェノキシ)化合物が好収率で得られ、この化合物を
還元することにより前記一般式(III)で表わされるビス
(3−アミノフェノキシ)化合物が工業的に有利に製造
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は前記一般式(I)で表わされる4,4′−
ビスフェノール類とm−ジニトロベンゼンとを塩基の存
在下に、非プロトン性極性溶媒中で縮合させて得られる
前記一般式(II)で表わされるビス(3−ニトロフェノキ
シ)化合物を、ついで還元することを特徴とする前記一
般式(III)で表わされるビス(3−アミノフェノキシ)
化合物の新規な製造方法に関する。
本発明の方法で製造される化合物は前記一般式(III)で
表わされるビス(3−アミノフェノキシ)化合物であ
る。具体的には、4,4′−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ビフェニル、4,4′−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ジフェニルメタン、2,2−ビス〔4−(3−アミノ
フェノキシ)フェニル〕プロパン、2,4−ビス〔4−
(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−2−メチルペン
タン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕−ヘキサフルオロプロパン、4,4′−ビス(3−
アミノフェノキシ)ベンゾフェノン、4,4′−ビス(3
−アミノフェノキシ)ジフェニルスルフィド、4,4′−
ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホキシ
ド、4,4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェニル
スルホン、4,4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ジフ
ェニルエーテルなどが挙げられる。
本発明の方法で中間体として製造される化合物は前記一
般式(II)で表わされるビス(3−ニトロフェノキシ)化
合物である。具体的には、4,4′−ビス(3−ニトロフ
ェノキシ)ビフェニル、4,4′−ビス(3−ニトロフェ
ノキシ)ジフェニルメタン、2,2−ビス〔4−(3−ニ
トロフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,4−ビス〔4
−(3−ニトロフェノキシ)フェニル〕−2−メチルペ
ンタン、2,4−ビス〔4−(3−ニトロフェノキシ)フ
ェニル〕−4−メチル−1−ペンテン、2,2−ビス〔4
−(3−ニトロフェノキシ)フェニル〕−ヘキサフルオ
ロプロパン、4,4′−ビス(3−ニトロフェノキシ)ベ
ンゾフェノン、4,4′−ビス(3−ニトロフェノキシ)
ジフェニルスルフィド、4,4′−ビス(3−ニトロフェ
ノキシ)ジフェニルスルホキシド、4,4′−ビス(3−
ニトロフェノキシ)ジフェニルスルホン、4,4′−ビス
(3−ニトロフェノキシ)ジフェニルエーテルなどが挙
げられる。
本発明の方法で使用される出発物質は、m−ジニトロベ
ンゼンと前記一般式(I)で表わされる4,4′−ビスフェノ
ール類である。4,4′−ビスフェノールとして具体的に
は、4,4′−ジヒドロキシビフェニル、4,4′−ジヒドロ
キシジフェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−メチルペンタン、2,4−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−4−メチル−1−ペンテン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサフルオロプロパ
ン、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、4,4′−ジヒ
ドロキシジフェニルスルフィド、4,4′−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホキシド、4,4′−ジヒドロキシジフェ
ニルスルホン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ルなどが挙げられる。
これら原料の使用量は、とくに限定的なものではない
が、通常、m−ジニトロベンゼンが、4,4′−ビスフェ
ノール類に対して1.5〜4.0倍モルであるように使用す
る。
本発明の方法は前記一般式(I)で表わされる4,4′−ビス
フェノール類とm−ジニトロベンゼンとを塩基の存在
下、非プロトン性極性溶媒中で縮合して前記一般式(II)
で表わさるビス(3−ニトロフェノキシ)化合物を製造
する反応(以下、第1段の反応という)と、更にこのビ
ス(3−ニトロフェノキシ)化合物を還元して前記一般
式(III)で表わされるビス(3−アミノフェノキシ)化
合物を製造する反応(以下、第2級の反応という)の2
種の反応により成る。
第1段の反応において使用される塩基は、アルカリ金属
の酸化物、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素基、水素化物お
びアルコキシド類である。具体的には、酸化ナトリウ
ム、酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化ナトリ
ウム、カリウム−t−ブトキシド、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシドなどが使用される。これらは
単独は勿論、2種類以上併用しても何らさしつかえな
い。塩基の量特に制限はなく、通常原料のビスフェノー
ル類に対して1〜5倍モルあればよく、好ましくは1.5
〜3倍モルで十分である。
この反応の際に4級アンモニウム塩、4級リン塩、クラ
ウンエーテルのような大環状ポリエーテル、クリブテー
トのような含窒素大環状ポリエーテル、含窒素鎖状ポリ
エーテル、ポリエチレングリコール及びそのアルキルエ
ーテルのような相間移動触媒、銅粉および銅塩などを反
応促進剤として加えてもよい。
反応溶媒としては、非プロトン性極性溶媒が使用され
る。具体的には、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメ
チルスルホキシド、ジメチルスルホン、スルホラン、1
−メチル−2−ピリジノン、1,3−ジメチル−2−イミ
タゾリジノン、N,N,N′,N′−テトラメチルウレア、ヘ
キサメチルホスホトリアミドおよび1,3−ジメチル−3,
4,5,6−テトラヒドロ−2−(IH)−ピリミジンなど
が挙げられる。これらの溶媒の使用量は特に限定されな
いが、通常、原料に対して1〜10重量倍で十分であ
る。
反応の実施に際しては、原料の装入方法など特に制限は
ないが、例えば、(1)所定量のビスフェノール類、塩基
および溶媒を装入してビスフェノール類のアルカリ金属
塩をあらかじめ調製した後、m−ジニトロベンゼンを添
加して反応させる方法、あるいは、(2)m−ジニトロベ
ンゼンを含むすべての原料を最初から装入して、そのま
ま反応させる方法などがあり、いずれの方法でも反応は
進行し特に限定されない。
塩基としてアルカリ金属の酸化物、水酸化物などを用い
て、反応系に生じた水は、例えば、窒素ガスを通気させ
ることにより反応中に系外へ徐々に除くか、またはベン
ゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼンなどを少量
使用して、共沸混合物として系外へ除去する方法が用い
られる。一方、炭酸塩、炭酸水素塩などを用いる場合に
は、特に脱水操作を必要としない。
反応温度は、通常、100〜240℃、好ましくは120〜180℃
の範囲であり、反応時間は5〜30時間の範囲である。
反応の終点は、薄層クロマトグラフィーおよび高速液体
クロマトグラフィーなどにより決定できる。反応終了
後、溶媒を留去した後、あるいは反応液をそのまま水中
に排出すると目的物の粗製品が得られる。この粗製品は
再結晶などにより精製することができるが、通常は、そ
のまま第2段の反応に用いることができる。第2段の反
応で用いられる還元方法は特に制限はなく、通常ニトロ
基をアミノ基に還元する方法(例えば、新実験化学講
座、15巻、酸化と還元〔II〕、丸善(1977))を適用
できるが、工業的には接触還元またはヒドラジン還元が
好ましい。接触還元の場合、使用される還元触媒として
は、一般に接触還元に用いられている金属触媒、例えば
ニッケル、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、
コバルト、銅などを使用することができる。工業的には
パラジウム接触を使用するのが好ましい。これらの触媒
は、金属の状態でも使用することができるが、通常は、
カーボン、硫酸バリウム、シリカゲル、アルミナ、セラ
イトなどの担体表面に担持させて用いたり、また、ニッ
ケル、コバルト、銅などはラネー触媒としても用いられ
る。触媒の使用量は特に制限はないが、原料のビス(3
−ニトロフェノキシ)化合物に対して、金属として0.01
〜10重量%の範囲であり、通常、金属の状態で使用す
る場合は2〜8重量%、担体に担持させた場合では0.1
〜5重量%の範囲である。
反応溶媒としては、反応に不活性なものであれば特に限
定されるものでなく、例えば、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のグリコール
類、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチ
ルセロソルブ等のエーテル類、ヘキサン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等の
エステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭
素、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、
テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類およびN,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が
使用できる。なお、水と混和しない反応溶媒を使用した
際に、反応の進行が遅い場合は四級アンモニウム塩、四
級ホスホニウム塩のような一般に使用されている相間移
動触媒を加えることによって速めることができる。溶媒
の使用量は、原料を懸濁させるかあるいは完全に溶解さ
せるに足る量で十分であり特に限定されないが、通常、
原料に対して0.5〜10重量倍で十分である。
反応温度は、特に限定はない。一般的には20〜200゜C
の範囲、特に20〜100゜Cが好ましい。また、反応圧力
は、通常、常圧〜50kg/cm2−G程度である。
反応は、通常、原料を溶媒に溶解もしくは懸濁させた状
態で触媒を加え、ついで攪拌下に所定の温度で水素を導
入して還元反応を行なう。反応の終点は水素吸収量によ
っても、あるいは薄層クロマトグラフィーや高速液体ク
ロマトグラフィーなどによっても決定できる。
一方、ヒドラジン還元の場合には、ヒドラジンを通常、
理論量に対して少過剰で良く、好ましくは1.2〜2倍量
用いて還元反応を実施する。
触媒としては、一般に接触還元に用いられている前記の
金属触媒を使用する。工業的には、パラジウム/カーボ
ン、白金/カーボンまたは塩化第2鉄を活性炭に吸着さ
せた触媒が好ましい。触媒の使用量は特に制限はなく、
通常、原料のビス(3−ニトロフェノキシ)化合物に対
して、金属として0.01〜30重量%の範囲である。
反応触媒としては、接触還元の場合と同様の溶媒を用い
ることができる。反応温度は特に限定はなく、一般的に
は20〜150゜Cの範囲、特に40〜100゜Cが好ましい。
反応は、通常、原料を溶媒に溶解または懸濁させた状態
で触媒を加え、ついで攪拌下に所定の温度でヒドラジン
を滴下して還元反応を行なう。反応の終点は薄層クロマ
トグラフィーや高速液体クロマトグラフィーなどにより
決定できる。
反応終了後、反応液を熱過して触媒を除去した後、必
要に応じて溶媒を留去すると目的とするビス(3−アミ
ノフェノキシ)化合物の粗製品が得られる。この粗製品
は再結晶あるいは塩酸塩として単離することにより精製
することができる。
(作用および効果) 本発明の方法によれば、従来困難であると考えられてい
たビスフェノール類とm−ジニトロベンゼンとの縮合反
応を、特に相間移動触媒のような反応促進剤を添加する
必要もなく実施して種々のビス(3−ニトロフェノキ
シ)化合物を製造し、更にこれを通常の方法で還元する
ことにより比較的容易に好収率で種々のビス(3−アミ
ノフェノキシ)化合物を製造できる。従って、本発明の
方法は工業的にも極めて優れた方法である。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 3ガラス製反応容器に4,4′−ジヒドロキシビフェニ
ル186g(1.0モル)、m−ジニトロベンゼン438
g(2.6モル)、炭酸カリウム363gおよびN,N−ジメ
チルホルムアミド2000mlを装入し145〜150℃で16時間
反応する。反応終了後、冷却、過してNKO2を除去し、
次に液の溶剤を減圧蒸留により留去したのち65℃に
冷却しメタノール2000mlを装入し1時間攪拌する。結晶
を別、水洗、メタノール洗浄、乾燥して4,4′−ビス
(3−ニトロフェノキシ)ビフェニルの茶褐色結晶を得
た。収量426g(収率99.5%) ついて1ガラス製反応容器に粗4,4′−ビス(3−ニ
トロフェノキシ)ビフェニル100g(0.23モル)、活
性炭10g、塩化第2鉄・6水和物1gおよびメチルセ
ロソルブ500mlを装入し、還流下30分間攪拌する。次
に70〜80℃でヒドラジン水和物46g(0.92モル)
を3時間かけて滴下する。滴下終了後、70〜80℃で
5時間攪拌すると、反応は終了した。冷却後、過して
触媒を除去し、これを水500mlに排出し、結晶を過す
る。これに35%塩酸48gと50%イソプロピルアル
コール(IPA)/水540mlを加えて加熱溶解し、放
冷すると4,4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェ
ニルの塩酸塩が析出した。これを過後、50%IPA
/水540mlを加えて加熱溶解し、活性炭5gを加えて
過後、アンモニア水により中和し、結晶を過、水洗、
乾燥して4,4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェ
ニルを得た。収量72.0g(収率58%) 無色結晶 mp. 144〜146℃ 純度 99.6%(高速液体クロマトグラフィーによる) 実施例2 1のガラス製密閉容器に実施例1で得られた粗4,4′
−ビス(3−ニトロフェノキシ)ビフェニル100g(0.23
モル)を5%Pd/C(日本エンゲルハルト社製)1g、メ
チルセロソルブ350mlとともに装入した。60〜65℃
で激しく攪拌しながら水素を導入すると8時間でそれ以
上吸収しなくなり、反応が完了した。
実施例1と同様の方法で後処理および精製を行ない、4,
4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニルを得
た。収量70.3g(収率83%) 無色結晶 mp. 144〜146℃ 純度 99.3%(高速液体クロマトフグラフィーによる) 実施例3 1ガラス製反応容器に2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン85.6g(0.375モル)、m−ジニトロベ
ンゼン151.2g(0.9モル)、炭酸カリウム124.6gおよび
N,N−ジメチルホルムアミド660mlを装入し、145〜150℃
で10時間反応する。反応終了後、冷却、過しNKO2
除去し、次に液の溶剤を減圧蒸留により留去したのち
65℃に冷却しメタノール450mlを装入し、1.0時間攪拌
する。結晶を別し、水洗、メタノール洗浄、乾燥して
2,2−ビス〔4−(3−ニトロフェノキシ)フェニル〕
プロパンの黄褐色結晶を得た。収量164.8g(収率93.5
%) ついで、500mlガラス製反応容器に粗2,2−ビス〔4−
(3−ニトロフェノキシ)フェニル〕プロパン100g
(0.21モル)、活性炭10g、塩化第2鉄・6水和物1
gおよびメチルセロソルブ300mlを装入し、還流下30
分間攪拌する。次に70〜80℃でヒドラジン水和物4
2g(0.84モル)を2時間かけて滴下する。更に70〜
80℃で5時間攪拌する。冷却後過して触媒を除去
し、メチルセロソルブ150mlを留去する。20%塩酸水
溶液270gを加え、更に食塩30gを加え、攪拌しながら
20〜25℃に冷却すると結晶が析出する。これを別
後、30%IPA/水中でアンモニア水により中和する
と結晶が析出する。これを過、水洗、乾燥した後、ベ
ンゼンとn−ヘキサンの混合溶媒により再結晶して2,2
−ビス〔4(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパ
ンを得た。収量69.2g(収率75%) 無色結晶 mp. 104〜108℃ 純度 99.5%(高速液体クロマトグラフィーによる) 実施例4 300mlガラス製密閉容器に、実施例3と同様の方法で製
造した粗2,2−ビス〔4−(3−ニトロフェノキシ)フ
ェニル〕プロパン50g(0.11モル)を5%Pd/C2.5g、
メチルセロソルブ150mlとともに装入する。60〜65
℃で激しく攪拌しながら水素を導入すると、8時間でそ
れ以上吸収しなくなり、反応が終了した。
実施例3と同様の方法で後処理および精製を行ない、2,
2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プ
ロパンを得た。収量36.6g(収率79%) 無色結晶 mp. 106〜108℃ 純度 99.6%(高速液体クロマトグラフィーによる) 実施例5 200mlガラス製反応容器に2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−ヘキサフルオロプロパン20g(0.059モ
ル)、m−ジニトロベンゼン24g(0.14モル)、炭酸
カリウム19.4gおよびN,N−ジメチルホルムアミド100ml
を装入し、140〜150℃で7時間反応する。反応終了後、
冷却し水1000mlに排出し、粗2,2−ビス〔4−(3−ニ
トロフェノキシ)フェニル〕−ヘキサフルオロプロパン
をタール状物として分離した。このタール状物をベンゼ
ンに溶解し、水洗後、ベンゼン層を硫酸マグネシウムに
より脱水後、シリカゲルを用いてカラムクロマトグラフ
ィーを行ない黄色オイル状の精2,2−ビス〔4−(3−
ニトロフェノキシ)フェニル〕−ヘキサフルオロプロパ
ンを28.3g(収率83%)得た。
ついで、300mlガラス製反応容器に粗2,2−ビス〔4−
(3−ニトロフェノキシ)フェニル〕−ヘキサフルオロ
プロパン20g(0.035モル)、活性炭2g、塩化第2
鉄・6水和物0.2gおよびイソプロピルアルコール100ml
を装入し、還流下30分間攪拌する。次に60〜70℃
でヒドラジン水和物7g(0.14モル)を2時間かけて滴
下し、更に還流下で5時間攪拌する。冷却後過して触
媒を除去し、イソプロピルアルコールを60ml留去す
る。17.5%塩酸80gを加え、更に食塩10gを加えて
攪拌しながら20〜25℃に冷却すると結晶が析出す
る。これを過後、再びイソプロピルアルコール40m
l、17.5%塩酸80gにより再結晶した後、50%IP
A/水中でアンモニア水により中和すると結晶が析出す
る。過、水洗、乾燥した後、ベンゼンとn−ヘキサン
の混合溶媒により再結晶を行ない、2,2−ビス〔4−
(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−ヘキサフルオロ
プロパンを得た。収量13.6g(収率75%) 無色結晶 mp. 137〜139゜C 純度 99.2%(高速液体クロマトグラフィーによる) 実施例6 300mlのガラス製密容器に、実施例5と同様の方法で製
造した粗2,2−ビス〔4−(3−ニトロフェノキシ)フ
ェニル〕−ヘキサフルオロプロパン20g(0.035モ
ル)を5%Pd/C1g、イソプロピルアルコール100mlと
ともに装入した。60〜65℃で激しく攪拌しながら水
素を導入すると、8時間でそれ以上吸収しなくなり、反
応が完了した。実施例5と同様の方法で後処理および精
製を行ない、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキ
シ)フェニル〕−ヘキサフルオロプロパンを得た。収量
12.7g(収率70%) 無色結晶 mp. 137〜130℃ 純度 99.4%(高速液体クロマトグラフィーによる) 実施例7 500mlガラス製反応容器に、4,4′−ジヒドロキシベンゾ
フェノン20g(0.093モル)、m−ジニトロベンゼン3
7.5g(0.22モル)、炭酸カリウム30gおよびスルホラ
ン350mlを装入し、160〜170℃で10時間反応する。反
応終了後、水2000mlに投入し、30分間攪拌する。次に
結晶ろ別し、水洗、乾燥して4,4′−ビス(3−ニト
ロフェノキシ)ベンゾフェノンの茶褐色結晶を得た。収
量39g(収率92%) ついで、300mlガラス製反応容器に、粗4,4′−ビス(3
−ニトロフェノキシ)ベンゾフェノン25g(0.06モ
ル)、活性炭2.5g、塩化第2鉄・6水和物0.25gおよび
メチルセロソルブ130mlを装入し、70〜80℃で30
分間攪拌する。次に、70〜80℃でヒドラジン水和物
12g(0.24モル)を2時間かけて滴下し、更に70〜
80℃で6時間攪拌した。冷却後、過して触媒を除去
し、溶媒を留去した。次に、35%塩酸13gと水60
mlを加えて加熱溶解し、食塩6gを加えて冷却すると塩
酸塩が析出した。これを過後、再び10%食塩水によ
り再結晶した後、50%IPA/水90gに加熱溶解し、
活性炭1gを加えて過後、アンモニア水で中和すると
結晶が析出した。これを過、水洗、乾燥して4,4′−
ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゾフェノンを得た。
収量19.0g(収率80%) 無色結晶 mp. 142〜144℃ 純度 99.3%(高速液体クロマトグラフィーによる) 実施例8 500mlのガラス製密閉容器に、実施例7と同様の方法で
製造した粗4,4′−ビス(3−ニトロフェノキシ)ベン
ゾフェノン50g(0.12モル)を5%Pd/C1g、メチル
セロソルブ250mlとともに装入した。65〜70℃で激
しく攪拌しながら水素を導入すると9時間でそれ以上吸
収しなくなり、反応が完了した。実施例7と同様の方法
で後処理および精製を行なうと4,4′−ビス(3−アミ
ノフェノキシ)ベンゾフェノンを得た。
収量35.5g(収率75%) 無色結晶 mp.142〜144℃ 純度 99.3%(高速液体クロマトグラフィーによる) 実施例9 4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン20g(0.08
モル)、m−ジニトロベンゼン32.3g(0.19モル)、炭
酸カリウム26.1gおよびN,N′−ジメチルホルムアミド15
0mlを装入し145〜150℃で15時間反応する。反応終了
後、水2000mlに投入し、30分間攪拌する。次に結晶を
別し、水洗、乾燥して4,4′−ビス(3−ニトロフェ
ノキシ)ジフェニルスルホンの茶褐色結晶を得た。
収量35.4g(収率90%) ついで、300mlガラス製反応容器に、粗4,4′−ビス(3
−ニトロフェノキシ)ジフェニルスルホン25g(0.05
5モル)、活性炭2.5g、塩化第2鉄・6水和物0.25gおよ
びメチルセロソルブ130mlを装入し、還流下で30分間
攪拌する。70〜80℃でヒドラジン水和物11g(0.
22モル)を2時間かけて滴下後、更に70〜80℃で6
時間攪拌する。冷却後、過して触媒を除去し、溶媒を
減圧留去した。次に35%塩酸12gと水73mlを加え
て加熱溶解した後、食塩7gを加えて冷却すると塩酸塩
が析出する。これを過後、再び10%食塩水により再
結晶した後、50%IPA/水100mlを加えて加熱溶解
し、活性炭1gを加えて過後、アンモニア水で中和す
ると結晶が析出する。これを過、水洗、乾燥した後、
エタノールより再結晶して、4,4′−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ジフェニルスルホンを得た。
収量18.8g(収率79%) 無色結晶 mp.134〜136℃ 純度 99.2%(高速液体クロマトグラフィーによる) 実施例10 500mlのガラス製密閉容器に、実施例9と同様の方法で
製造した粗4,4′−ビス(3−ニトロフェノキシ)ジフ
ェニルスルホン50g(0.1モル)を5%Pd/C1g、メ
チルセロソルブ250mlとともに装入した。60〜65℃
で激しく攪拌しながら水素を導入すると、8時間でそれ
以上吸収しなくなり、反応が終了した。実施例9と同様
の方法で後処理および精製を行うと4,4′−ビス(3−
アミノフェノキシ)ジフェニルスルホンを得た。
収量32.8g(収率69%) 無色結晶 mp.134〜136℃ 純度 99.2%(高速液体クロマトグラフィーによる) 実施例11 4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィド218g
(1モル)、m−ジニトロベンゼン403g(2.4モ
ル)、炭酸カリウム331g(2.4モル)およびN,N
−ジメチルホルムアミド2.5を装入し、145〜15
0℃で20時間反応させた。反応終了後、冷却、過
し、液の溶媒を減圧蒸留により留去する。65℃に冷
却後、メタノール800mlを装入して1時間攪拌する。
結晶を別、メタノール洗浄後、乾燥して4,4′−ビ
ス(3−ニトロフェノキシ)ジフェニルスルフィドの結
晶を得た。収量429g(収率92.3%)。ついで、この
ようにして得られた粗製品428g(0.93モル)、活性
炭22.6g、塩化第2鉄・6水和物0.9gおよびメチルセロ
ソルブ1.5を装入し、還流下で30分間攪拌する。1
10〜115℃でヒドラジン・1水和物155.2g(3.1モ
ル)を2時間かけて滴下後、更に還流下に3.5時間攪拌
する。冷却後、過して触媒を除去し、溶媒を減圧濃縮
した。
次に35%塩酸205mlと水1120ml、イソプロピル
アルコール480mlを加え、加熱溶解した後、活性炭2
0gを装入し、熱過する。
食塩112gを加え、冷却晶析する。塩酸塩の結晶を
別した後、アンモニア水で中和し、目的とする4,4′
−ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェニスルフィドを
得た。収量265g(収率66%) 無色結晶 mp.112.4〜113.4℃(corr.) 純度 99.9%以上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07B 61/00 300 C07C 201/12 6917−4H 205/38 6917−4H (56)参考文献 特開 昭59−25353(JP,A) Chem.Ber.,100(1),211− 216(1967)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式中、Xは、炭素数1〜10の2価の炭化水素基、あ
    るいは-C(CF3)2-、-CO-、-S-、-SO-、-SO2-または-O-の
    2価の基を示す。またXが単結合で直接結合してもよ
    い。)で表わされる4,4′−ビスフェノール類とm−ジ
    ニトロベンゼンとを塩基の存在下、非プロトン性極性溶
    媒中で縮合させて得られる一般式(II) (式中、Xは一般式(I)の場合と同じ意味である)で表
    わされるビス(3−ニトロフェノキシ)化合物を、つい
    で還元することを特徴とする一般式(III) (式中、Xは一般式(I)の場合と同じ意味である)で表
    わされるビス(3−アミノフェノキシ)化合物の製造方
    法。
JP60032568A 1985-02-22 1985-02-22 ビス(3−アミノフエノキシ)化合物の製造方法 Expired - Fee Related JPH06727B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60032568A JPH06727B2 (ja) 1985-02-22 1985-02-22 ビス(3−アミノフエノキシ)化合物の製造方法
EP86301210A EP0192480B1 (en) 1985-02-22 1986-02-20 Bis(3-aminophenoxy) aromatics and method of preparing the same
DE3650142T DE3650142T2 (de) 1985-02-22 1986-02-20 Bis(3-aminophenoxy)aromaten und Verfahren zu ihrer Herstellung.
AU53785/86A AU566103B2 (en) 1985-02-22 1986-02-20 Bis(3-aminophenoxy) aromatics and method of preparing the same
US06/831,547 US5077436A (en) 1985-02-22 1986-02-21 Bis(3-aminophenoxy) aromatics and method of preparing the same
KR1019860001263A KR870001062B1 (ko) 1985-02-22 1986-02-21 비스(3-아미노펜옥시) 유도체의 제조방법
CA000502460A CA1256451A (en) 1985-02-22 1986-02-21 Bis(3-aminophenoxy) aromatics and method of preparing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60032568A JPH06727B2 (ja) 1985-02-22 1985-02-22 ビス(3−アミノフエノキシ)化合物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61194055A JPS61194055A (ja) 1986-08-28
JPH06727B2 true JPH06727B2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=12362512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60032568A Expired - Fee Related JPH06727B2 (ja) 1985-02-22 1985-02-22 ビス(3−アミノフエノキシ)化合物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06727B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6212748A (ja) * 1985-07-10 1987-01-21 Teijin Ltd ニトロ置換ジフェニルエ−テル類の製造方法
EP0294931B1 (en) * 1987-05-06 1992-09-02 MITSUI TOATSU CHEMICALS, Inc. Self-lubricating thermosetting resin composition
DE3874223T2 (de) * 1987-05-06 1993-04-08 Mitsui Toatsu Chemicals Waermehaertbare harzzubereitung.
EP0361040B1 (en) * 1988-08-15 1994-12-07 MITSUI TOATSU CHEMICALS, Inc. Odorless multi-valent metal modified products of salicylic acid copolymers, production processes thereof, and use thereof as color-developing agents for pressure-sensitive copying paper sheets
JP2624433B2 (ja) * 1992-12-22 1997-06-25 セントラル硝子株式会社 芳香族ジニトロ化合物類の製造方法
JP4942391B2 (ja) * 2006-05-11 2012-05-30 日華化学株式会社 アルキルオキシヒドロキシジフェニルスルホンの製造方法
JP6192172B2 (ja) * 2012-05-31 2017-09-06 山本化成株式会社 エーテル化合物および該化合物の製造方法
CN113024385B (zh) * 2021-03-16 2022-08-16 西安瑞联新材料股份有限公司 一种2,2'-双(三氟甲基)-4,4'-二氨基联苯的制备方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Chem.Ber.,100(1),211−216(1967)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61194055A (ja) 1986-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR870001062B1 (ko) 비스(3-아미노펜옥시) 유도체의 제조방법
JPH06727B2 (ja) ビス(3−アミノフエノキシ)化合物の製造方法
US5077436A (en) Bis(3-aminophenoxy) aromatics and method of preparing the same
JPH0710812B2 (ja) ビス(3−ニトロフエノキシ)化合物の製造方法
CA1331018C (en) Fluoro-containing compounds based on 4,4'-bis [2-(4-hydroxyphenyl)hexafluoroisopropyl]diphenylether, processes for their preparation and their use
JPH0588214B2 (ja)
JP4119204B2 (ja) 新規な芳香族ジアミン及びその製造方法
JP2622136B2 (ja) 新規な芳香族ヒドロキシ化合物およびその製造方法
JPS63303960A (ja) 医・農薬中間原料の製造方法
JPS62108849A (ja) 6,6’−ビス(4−アミノフエノキシ)−3,3,3,’3’−テトラメチル−1,1’−スピロビインダンおよびその製造方法
JPH0710814B2 (ja) ビス(3−ニトロフエノキシ)化合物の製造方法
JPH06728B2 (ja) 1−〔4−(3−アミノフエノキシ)フエニル〕−1,3,3−トリメチル−6−(3−アミノフエノキシ)インダンおよびその製造方法
JPS61221157A (ja) ジアミノジフエニルエ−テル類の製造方法
JPH03127753A (ja) 4―クロロ―4′―ヒドロキシベンゾフェノン類の製造法
JP4618412B2 (ja) 脂環式テトラカルボン酸化合物及びその製造法
JPH0588215B2 (ja)
JP3186433B2 (ja) 芳香族ジアミン化合物
JPH0653710B2 (ja) 1,4−ビス(3−アミノフエノキシ)ベンゼンの製造方法
JP3297093B2 (ja) 新規なジアミン類およびその製造方法
JPH0635426B2 (ja) 2,4−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕−2−メチルペンタンの製造方法
KR950014223B1 (ko) 방향족 디아민화합물 및 그 제조방법
JPS62148455A (ja) 2,2−ビス〔4−(3−アミノフエノキシ)フエニル〕プロパンのメチル置換体およびその製造方法
JPH0417175B2 (ja)
JPH0550511B2 (ja)
JPH06729B2 (ja) 6,6′−ビス(3−アミノフエノキシ)−3,3,3′,3′−テトラメチル−1,1′−スピロビインダンおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees